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水着の上に着るやつ|秋のカヌー体験は、落ちたあとの重さで選ぶ

メグラシ編集部//読了 16分
紅葉の始まった湖の岸に引き上げられたカヌーと、石の上に置かれたパドルと救命胴衣、たたんだ長袖

秋にカヌーやSUPの体験を予約したなら、水着の上に着るものは、濡れたときの重さで選んでください。

答えから書きます。**水温が20度以上で、落ちにくい乗り物なら、速乾の長袖1枚と、上がったあとの風よけで足ります。**水温が16〜20度か、風が強い日は、それに加えて体に沿う下の服と、手足の冷えを抑えるものを足します。水温が16度を下回る日、あるいはウェットスーツが貸し出される体験なら、貸し出しを着るのがいちばん確実です。

この記事では、プールや海水浴ではなく、秋の湖や川、穏やかな海でのカヌー・SUPの体験を扱います。水の中で泳ぐのではなく、水の上で漕ぐ遊びですが、ふとしたはずみで水に落ちることがある、という点がほかの水遊びと違います。

プールで水着の上に着るものの考え方は、水着の上に着るやつ|秋冬の水泳教室は、プールサイドで待つ時間で選ぶや、水着の上から着るやつ|ホテルのプールは、部屋からの道のりで選ぶにまとめています。この記事は、それとは違う、落ちる可能性がある遊びのための選び方です。

結論:水に落ちる前提で、濡れて重くならない物だけを水着の上に着る

カヌーやSUPの体験で水着の上に着るものを選ぶとき、大切なのは次の3つです。

  1. 濡れても重くならないこと
  2. 濡れても乾きやすいこと
  3. 漕ぐ腕の動きと、水から上がる動きを邪魔しないこと

この3つを満たすものだけを、水着の上に重ねます。見た目や体型を隠すことは、そのあとで考えます。

なぜ濡れたときの重さが先なのかというと、カヌーもSUPも、上手な人でも落ちることがあるからです。体験に参加する人の多くは初めてか、それに近い人です。インストラクターが落ちにくい乗り方を教えてくれますが、立ち上がる練習をしたり、風が出てきたりすると、どうしても落ちることがあります。

落ちたあとに困るのは、水を含んで重くなった服です。重い服は、カヌーやボードに戻る動きを邪魔します。体にはりついた服は、風が吹くたびに体温を奪います。乾くまでに時間がかかる服は、体験が終わったあとも冷たいままです。

**救命胴衣は、体験の案内に従って必ず着てください。**ほとんどの体験では貸し出しがあり、着方も教えてもらえます。この記事で扱うのは、救命胴衣の下に何を着るかです。

先に確かめる|体験の案内で見る3つの言葉

服を選ぶ前に、予約した体験の案内を確かめてください。見るのは次の3つです。

**1つ目は「水温」です。**案内に水温が書いてあれば、それをそのまま使います。書いていなければ、受付に問い合わせるか、その地域の水温の目安を調べてください。秋の湖や川は、外の気温よりも水温のほうがゆっくり下がります。昼の気温が20度でも、水温は18度ほどということがあります。

**2つ目は「貸し出し」です。**ウェットスーツ、ラッシュガード、マリンシューズ、救命胴衣などの貸し出しがあるかを見ます。とくにウェットスーツの貸し出しがあれば、水温が低い時期でも体の冷えを大きく抑えられます。

**3つ目は「着替える場所」です。**更衣室があるのか、シャワーがあるのか、車の中で着替えるのか。体験が終わってから着替えるまでに、どれだけ時間がかかるかで、上がったあとに羽織るものが変わります。

この3つが分かれば、服選びのほとんどは決まります。逆に、3つのうちどれかが分からないまま服を決めると、当日に寒い思いをしたり、荷物が多すぎたりします。

案内に「水着の上に着るもの」として決まりが書かれている場合は、それに従ってください。体験によっては、綿の服を禁止していたり、決まった形の服を求めていたりすることがあります。

水温が分からないときの見当のつけ方

案内に水温が書かれておらず、問い合わせる時間もないときは、次の考え方で見当をつけてください。

秋の水は、夏に温まった熱をゆっくり手放していくので、外の気温より下がるのが遅くなります。そのため、秋の始めは水温のほうが気温より高く感じることがあり、秋の終わりに近づくほど、水温も気温もはっきり下がっていきます。

山あいの湖や、川の上流は、同じ時期でも街に近い水辺より水温が低くなります。朝の早い時間の体験は、昼の体験より水も空気も冷たくなります。標高の高い場所、朝の体験、日陰の多い川筋、この3つのどれかに当てはまるなら、一段階冷たい側の準備をしておくと安心です。

迷ったときに頼りになるのは、前の週に同じ体験に参加した人の様子です。体験の案内に写真が載っていれば、参加者がウェットスーツを着ているか、半袖で漕いでいるかを見てください。服装が写っていれば、それがその時期のいちばん確かな目安になります。

乗り物で分ける|落ちやすさは、カヌー、SUP、川下りで違う

同じ水辺の体験でも、乗り物によって落ちやすさが違います。

**カヌーは、座って漕ぐ乗り物です。**重心が低いので、穏やかな水面なら落ちることはあまりありません。ただし、乗り降りのときや、急に体の向きを変えたときに、バランスを崩すことがあります。

**SUPは、ボードの上に立って漕ぐ乗り物です。**立ち上がる練習をするときに、何度か落ちるのが普通です。体験の内容にもよりますが、落ちることを前提に考えておいたほうがいい乗り物です。

**川を下る体験は、流れのある水の上を進みます。**波をかぶることもあり、落ちなくても全身が濡れることがあります。

ここでは、この3つのうち、落ちる可能性がいちばん高いものに合わせて服を考えます。1日のなかでカヌーとSUPの両方を体験するなら、SUPに合わせて選んでください。

乗り物ごとの落ちやすさを、ざっくり比べると次のようになります。

乗り物落ちる可能性濡れる範囲
カヌー(穏やかな水面)低い手と、パドルのしずくがかかる腕・脚
SUP高い落ちれば全身
川を下る体験中程度落ちなくても上半身が濡れやすい

境目①|水温20度以上、晴れて風が弱い日

水温が20度以上あり、晴れて風が弱い日は、秋の水辺の体験のなかではいちばん過ごしやすい条件です。

この日は、水着の上に速乾の長袖を1枚着れば足ります。長袖にするのは、日差しと、漕ぐときのパドルのしずくから腕を守るためです。速乾の素材なら、落ちても体験の終わりまでにはほとんど乾きます。

下は、水着だけでもかまいませんし、速乾の短いパンツを重ねてもかまいません。座って漕ぐカヌーなら、太ももにパドルのしずくがかかるので、短いパンツを1枚重ねておくと気になりにくくなります。

上がったあとの風よけを1枚、荷物に入れておいてください。体験が終わって岸に上がると、濡れた体に風が当たって、思ったよりも冷えます。薄手の風を通さない上着を1枚羽織るだけで、着替えるまでのあいだが楽になります。

この条件の日でも、綿のTシャツは避けたほうが無難です。綿は濡れると重くなり、体にはりついて、乾くまでに時間がかかります。晴れていても、秋は日が傾くと急に気温が下がるので、乾かないまま夕方を迎えると冷えてしまいます。

境目②|水温16〜20度、または風がある日

水温が16〜20度の日、あるいは水温はそれ以上でも風がある日は、体の冷えを考える必要があります。

この条件では、上は速乾の長袖、下は体に沿う速乾のレギンスか長めのパンツを水着の上に重ねます。水に落ちたときに、肌が直接冷たい水に触れる面積を減らすためです。

体に沿う形を選ぶのは、ゆったりした服だと、落ちたときに水が服の中に入り込み、なかなか出ていかないからです。体に沿っていれば、水が入っても量が少なく、体温で少しずつ温まります。

手と足の冷えにも気を配ります。パドルを握る手は、水に触れることが多く、風にさらされて冷えやすくなります。指先が出る薄手の手袋があれば、握る力を保ちながら手の甲を守れます。足元は、水に入れる靴を選んでください。素足でボードやカヌーに乗るよりも、冷えを抑えられます。

この条件の日は、**上がったあとの1枚を、風よけから保温できるものに変えます。**薄手の風よけの上に、さらに羽織れる温かい上着を用意しておくと、着替えるまでのあいだに体が冷えきるのを防げます。

境目③|水温16度未満、またはウェットスーツが貸し出される日

水温が16度を下回る日は、秋でも水はかなり冷たく感じます。この条件で落ちると、短い時間でも体が冷えます。

この日は、体験で貸し出されるウェットスーツを着るのがいちばん確実です。ウェットスーツは、体と生地のあいだに入った水を体温で温め、冷たい水が入れ替わりにくくする作りになっています。手持ちの服を重ねても、これと同じ働きは得られません。

ウェットスーツの下には、水着を着ます。ウェットスーツは体にぴったり沿うので、水着の上に厚い服を重ねると着にくくなります。薄手のラッシュガードを水着の上に1枚着ておくと、ウェットスーツの着脱がしやすくなり、肌のこすれも防げます。

ウェットスーツの貸し出しがない体験で、水温が16度を下回るなら、速乾の長袖と体に沿う下の服に加えて、保温の効く厚手のラッシュガードや、首まで覆う上着を重ねることを考えてください。不安があれば、受付で「この水温で何を着ればいいか」を聞くのがいちばん確実です。

ウェットスーツの日も、上がったあとの温かい上着は欠かせません。ウェットスーツを脱いだ直後は、体が濡れたまま外気に触れるので、すぐに羽織れるものを用意しておきましょう。

素材|濡れたときの重さを、家の洗面器で確かめる

水着の上に着る服の素材は、家で一度濡らしてみるのがいちばん分かりやすい確かめ方です。

洗面器に水を張って、服を沈めます。引き上げて、軽く絞ってから持ち上げてみてください。乾いているときと比べて、どれくらい重くなったかを手で感じます。

速乾の素材は、絞ったあとの重さが乾いているときとあまり変わりません。綿の服は、絞っても水を含んでいて、ずっしりと重く感じます。この差が、水の上でそのまま体に響きます。

次に、絞った服をハンガーにかけて、30分置いてみてください。30分後に触ってみて、表面がほとんど乾いていれば、体験のあいだに落ちても、終わるころには乾きます。30分たってもしっとりしているなら、秋の体験には向きません。

目安は、絞ったあとに乾いたときの重さの2倍を超えないこと、そして30分で表面が乾くことの2つです。手持ちの運動用の服で、この2つを満たすものがあれば、それで十分に間に合います。

素材の表示も参考になります。綿が多く入っているものは濡れると重くなりやすく、化学繊維が中心のものは乾きやすい傾向があります。ただ、同じ化学繊維でも、編み方や厚みで乾き方が変わるので、最後は洗面器で確かめるのが確実です。

色は、濡れたときに透けないかで選ぶ

素材と一緒に確かめておきたいのが、濡れたときの透け方です。乾いているときは透けない服でも、濡れると下の水着の色や形が透けて見えることがあります。

洗面器で濡らしたときに、服の内側に濃い色の布を当てて、透け方を見てください。白や淡い色の薄手の服は、濡れると透けやすくなります。透けるのが気になるなら、濃い色を選ぶか、水着と服の色を近づけておくと、透けても目立ちにくくなります。

水の上では、明るい色の服のほうが、岸やほかの参加者から見つけてもらいやすいという面もあります。透けにくい厚みのある明るい色か、救命胴衣の色が明るいなら濃い色の服、というように、救命胴衣と合わせて考えてもかまいません。

袖と丈|パドルを漕ぐ腕の動きと、座ったときの腰

カヌーやSUPでは、パドルを握って腕を前後に大きく動かします。この動きを邪魔しない袖と丈を選ぶことも大切です。

袖は、手首の骨のあたりで止まる長さが扱いやすくなります。袖が手の甲までかかると、パドルを握るときに袖口が手のひらに挟まります。袖が短すぎると、腕が日差しやしずくにさらされます。

袖の太さは、腕に沿う細めのものを選んでください。太い袖は、パドルを動かすたびに水をすくい、袖の中に水がたまります。

上の丈は、腰骨が隠れるくらいが目安です。カヌーに座ると、上の服の裾がめくれ上がって腰が出やすくなります。腰が冷えると体全体が冷えやすいので、座っても腰が隠れる長さにしておくと安心です。長すぎる丈は、座ったときに裾がもたつき、救命胴衣の下でかさばります。

下の丈は、座ったときに膝が出るかどうかで決めます。カヌーは膝を立てて座ることが多いので、短いパンツだと膝から太ももが日差しやしずくにさらされます。水温が低い日や日差しが強い日は、膝まで覆う丈か、足首までのレギンスにしておくと、冷えと日焼けの両方を防げます。

足元|水に入れる靴と、岸の石

カヌーやSUPの乗り降りでは、浅い水の中を歩くことがよくあります。岸が砂浜ならいいのですが、秋の湖や川は、石がごろごろしていることも多くあります。

足元は、水に入れて、脱げにくい靴を選んでください。かかとが固定されるもの、足の甲をしっかり押さえるものが向いています。かかとが固定されないサンダルは、水の中で脱げて流されることがあります。

素足で乗り降りすると、石で足の裏を傷つけることがあります。水温が低い日は、足先から冷えが伝わりやすくなります。体験で水に入れる靴の貸し出しがあれば、それを使うのがいちばん手軽です。

手持ちの靴で済ませるなら、濡れても重くならず、すぐに水が抜けるものにしてください。布の運動靴は、水を含むと重くなり、乾くのに時間がかかります。

体験が終わったら、乾いた靴下と靴に履き替えます。濡れた靴のまま帰り道を歩くと、足から体が冷えます。替えの靴下と靴は、車や更衣室に置いておきましょう。

上がったあと|着替えるまでの時間と、風を止める1枚

秋の水辺の体験で、いちばん寒いのは、水の上ではなく岸に上がってから着替えるまでのあいだです。

濡れた体に風が当たると、体の熱がどんどん奪われます。水の上では体を動かしているので、それほど寒さを感じなくても、岸に上がって動きが止まると、急に冷えを感じることがあります。

ここで役に立つのが、すぐに羽織れる風よけです。前を開けて羽織るだけで済むもの、濡れた体の上から着ても気にならないものを選びます。フードがついていれば、濡れた髪からの冷えも防げます。

着替える場所が遠い場合や、シャワーの順番を待つ時間がある場合は、風よけの上にさらに羽織れる温かいものを用意します。大判のタオルを肩からかけておくのも、手軽で効果のある方法です。

着替える場所が更衣室ではなく、車の中や簡易な囲いの中の場合は、頭からかぶって着替えられる大きめのタオルや、羽織ったまま着替えられる上着があると便利です。

帰り道の服は、水着を脱いだあとに着る順番で詰める

体験のあとの着替えでは、濡れた手で荷物を探すことになります。帰り道の服は、着る順番に上から取り出せるように詰めておくと、着替えにかかる時間が短くなります。

いちばん上に体を拭くタオル、その下に肌着と下着、次に中に着る服、いちばん下に上着と靴下、という順番です。濡れた水着や服を入れる袋は、別にしておきます。口を閉じられる袋なら、帰りの車や電車でほかの荷物を濡らしません。

髪が濡れたままだと、首から背中が冷えていきます。髪を拭くタオルを体を拭くものとは別に1枚用意して、着替えたあとに首にかけておくと、帰り道の冷えが和らぎます。帽子をかぶれば、濡れた髪に風が直接当たるのも防げます。

上がったあとの冷えについては、プールの時に着る上着|秋冬の屋外温水プールは、気温と水温の差で選ぶでも詳しく書いています。屋外の温水プールと、秋の水辺の体験とでは、上がったあとの冷え方がよく似ています。

どちらとも取れるとき①|貸し出しのウェットスーツを着るか迷う

水温が18度前後で、ウェットスーツの貸し出しが任意になっている体験もあります。着るか着ないか迷うときは、次の3つで判断してください。

**1つ目は、落ちる可能性の高さです。**SUPのように落ちることが前提の体験なら、着ておいたほうが安心です。穏やかな水面のカヌーなら、落ちる可能性は低いので、着なくても過ごせることが多くなります。

**2つ目は、体験の時間です。**1時間程度の短い体験なら、落ちてもすぐに岸に戻れます。2時間を超える体験や、岸から離れた場所まで漕いでいく体験なら、着ておいたほうが冷えを抑えられます。

**3つ目は、寒さに対する自分の感じ方です。**普段から冷えやすい人や、寒さが苦手な人は、迷ったら着ておくほうを選んでください。暑くなったら、体験の途中で前を開けるなどして調整できることもあります。

迷ったら受付で「今日の水温で、ウェットスーツを着る人は多いですか」と聞いてみるのも1つの方法です。その日の水の様子を知っているインストラクターの答えは、どんな目安よりも確かです。

ウェットスーツを着る日に、下に何を着るか

ウェットスーツを着ると決めたら、その下に着るものも考えておきます。基本は水着1枚ですが、次のような場合は、もう1枚足すと過ごしやすくなります。

ウェットスーツの肌ざわりが気になる人は、水着の上に薄手のラッシュガードを1枚着ておくと、肌がこすれにくくなります。首や脇、膝の裏は、漕ぐ動きでこすれやすい場所です。ラッシュガードの袖は、ウェットスーツの袖より短いものにしておくと、手首でもたつきません。

ウェットスーツは、貸し出しのものだと体に合うサイズが見つからないこともあります。少し大きいものを着ると、すき間から水が入りやすくなり、保温の働きが弱くなります。大きく感じたら、受付で別のサイズを試させてもらってください。きつすぎるものは、肩が上がりにくくなり、漕ぐ動きが窮屈になります。腕を前に伸ばして、パドルを握る形を作ってみて、肩や脇が引っ張られないかを確かめると、合うかどうかが分かります。

脱ぐときのことも考えておきましょう。濡れたウェットスーツは体にはりついて、脱ぐのに時間がかかります。その間、上半身が外気にさらされるので、腰まで下ろしたら、すぐに上着を羽織ってから脚を抜く順番にすると、冷えを抑えられます。

どちらとも取れるとき②|体型を隠したい気持ちと、落ちたときの動きやすさ

水着の上に何かを着たい理由として、体型を隠したいという気持ちはとても自然なものです。ただ、カヌーやSUPの体験では、隠したい気持ちと、落ちたときの動きやすさがぶつかることがあります。

ゆったりした服は体のラインを隠してくれますが、水に落ちると水を含んで広がり、体にまとわりつきます。カヌーやボードに戻ろうとするときに、服が引っかかったり、重くなったりして、動きにくくなります。

この2つを両立させるには、体に沿う服で、色と切り替えで見え方を整える方法がおすすめです。

たとえば、上は体に沿う長袖でも、濃い色を選ぶと体のラインが目立ちにくくなります。前の中心に切り替えや縦の線が入ったものは、体の幅を細く見せる効果があります。下は、体に沿うレギンスの上に、腰まわりを覆う短めのパンツやスカート状のものを重ねると、腰から太ももにかけての線がやわらぎます。

救命胴衣を着ると、上半身の多くはそれで覆われます。体型が気になる人にとっては、救命胴衣がちょうどいい目隠しになることもあります。

腰まわりを覆う1枚は、水を含まない短さにする

腰まわりを隠したいときに、長めのスカート状のものや、ゆったりした長いパンツを重ねたくなるかもしれません。ただ、水に落ちたとき、丈の長い布ほど水を多く含み、脚にまとわりつきます。カヌーやボードに戻るときは脚を大きく動かすので、脚にまとわりつく布は動きを妨げます。

腰まわりを覆うなら、太ももの半分くらいまでの短い丈で、体に沿う形のものにしておくと、隠したい部分は覆いながら、脚の動きを邪魔しません。腰の後ろが少し長めになっている形なら、カヌーに座ったときも腰が隠れます。

家で洗面器に濡らして確かめるときは、上の服だけでなく、この腰まわりの1枚も一緒に濡らしてみてください。絞ったあとに脚に当ててみて、肌にはりついて離れないようなら、水の上でも同じように重く感じます。

どちらとも取れるとき③|子どもと一緒に乗る

親子でカヌーに乗る体験も、秋には人気があります。子どもと一緒に乗るときは、自分の服選びに加えて、子どもの冷えにも気を配る必要があります。

子どもは大人よりも体が小さいので、同じ水温でも冷えやすくなります。子どもの服は、大人よりも一段階暖かい準備をしておくと安心です。大人が境目①の準備で過ごせる日なら、子どもには境目②の準備をしておく、という考え方です。

大人の側は、子どもを抱えたり、支えたりする動きが増えます。腕を大きく動かすことになるので、袖や肩まわりに余裕がありつつ、水を含んで重くならない服を選びます。

上がったあとは、子どもの着替えを先に済ませることが多くなります。そのあいだ、自分は濡れたまま待つことになるので、風よけと温かい上着をすぐに羽織れるようにしておいてください。

親子でプールに行くときの水着の上の服については、水着の上に着るやつ|秋冬の親子プールは浸かる深さと抱っこ回数で選ぶも参考になります。

年代で変わるところ

水着の上に着るものの考え方は、年代を問わず同じです。ただ、気にするところが少しずつ変わります。

20代から30代前半は、写真に写る見た目を重視する人が多い年代です。体に沿う速乾の服でも、色や形を選べば、写真で映える組み方ができます。濡れても色が変わりにくいものを選ぶと、落ちたあとの写真でも見た目が保たれます。

30代後半から40代は、日焼けを気にする人が増える年代です。秋でも水の上は日差しが強く、水面の照り返しもあります。長袖と、膝まで覆う下の服、つばのある帽子で、肌が出る面積を減らすと安心です。帽子は、あごひもで留められるものにしておくと、風や落ちたときに流されません。

40代からは、体験の前後の移動で疲れが出やすくなる人もいます。水辺までの道のりが長い体験なら、行きは楽な服で向かい、現地で水着と上の服に着替える段取りにしておくと、体験そのものに体力を残せます。行きの服をそのまま帰りにも着られるように、汗をかきにくく、しわになりにくいものを選んでおくと、荷物も1組減らせます。

50代以降は、体の冷えを気にする人が多くなります。境目の判断を一段階暖かい側に寄せて、迷ったらウェットスーツを着る、上がったあとの上着を2枚用意する、といった準備をしておくと、体験を最後まで楽しめます。

よくある行き違い

最後に、秋の水辺の体験でよくある行き違いをまとめておきます。

**「落ちなければ濡れないから大丈夫」**と考えて綿の服を着ていくと、パドルのしずくや波で少しずつ濡れて、気づいたときには重く冷たくなっていることがあります。落ちなくても濡れることを前提にしてください。

**「秋は日差しが弱いから日焼けしない」**と考えて肌を出しておくと、水面の照り返しで思った以上に日焼けすることがあります。長袖と帽子は、日焼けを防ぐためにも役に立ちます。

**「体験の時間は短いから、上がったあとの上着はいらない」**と考えて荷物を減らすと、岸に上がってから着替えるまでのあいだに体が冷えます。体験の時間が短くても、上がったあとの1枚は必ず用意してください。

**「水着の上には何を着てもいい」**と考えて、ゆったりした服を重ねると、落ちたときに動きにくくなります。体に沿う速乾の服を選び、体型が気になる部分は色と切り替えで整えるほうが、安全と見た目を両立できます。

秋の海辺で水着の上に何を着るかは、水着の上に着るやつ|秋の海で遊ぶなら、水温と上がった後の風で選ぶにもまとめています。湖や川ではなく海での体験なら、あわせて確かめておいてください。

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よくある問い

Q. カヌー体験で、水着の上にTシャツを着てもいいですか
綿のTシャツは、濡れると重くなり、乾くまでに時間がかかるので、秋の体験には向きません。水に落ちたあと体にはりついて冷えやすく、漕ぐ腕の動きも重くなります。手持ちで済ませるなら、運動用の速乾素材のTシャツか長袖を選んでください。家で一度濡らして絞り、重さと乾き方を確かめておくと安心です。
Q. 秋のSUPやカヌーで、ウェットスーツは必要ですか
水温と体験の内容で変わります。水温が20度を下回る時期や、落ちることを前提にした内容のときは、多くの体験で貸し出しが用意されています。案内に貸し出しがあると書かれていれば、それを着るのがいちばん確実です。貸し出しがない場合は、速乾の長袖と、上がったあとに羽織る風よけを持っていくと、体の冷えを抑えられます。
Q. 体型が気になるので、水着の上にゆったりした服を着たいのですが
ゆったりした服は、水に落ちたときに水を含んで広がり、体にまとわりつきます。泳ぐ動きや、カヌーに戻る動きを邪魔することがあります。体型を隠したい場合は、体に沿う長袖の上に、腰まわりを覆う速乾の短いパンツを重ねる方法がおすすめです。体に沿っていても、色を濃くしたり、切り替えのある形にしたりすることで、気になる部分を目立ちにくくできます。
Q. メガネをかけたままカヌーに乗れますか
乗ることはできますが、落ちたときに外れて流されることがあります。メガネに付けるひもで頭の後ろに留めておくと、落ちても見失いにくくなります。気になる場合は、体験の受付で相談してください。

— メグラシ編集部

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