水着の上に着るやつ|秋冬の水泳教室は、プールサイドで待つ時間で選ぶ

**次のレッスンで、プールサイドに立って待っている時間を数えてみてください。**合計が10分までなら、水着だけで大丈夫です。10〜20分なら、水に入れる薄手の長袖を1枚着ます。20分を超えるなら、長袖に加えて、上がったときに羽織るタオル地の1枚を用意してください。
**ただし、水に入れる上着の決まりは施設ごとに違います。**長袖を着てよいかは、申し込みの前に必ず確かめてください。認められていない施設では、プールサイドに置いておく羽織で調整します。
秋冬に泳ぎを習い始めると、温水プールなのに寒いと感じることがあります。寒さの元は水の中ではなく、濡れたまま立って待つ時間です。水着の上に何を着るかは、この時間で決めると外れません。水着そのものの選び方はフィットネス水着の選び方、プール以外の場面も含めた考え方は水着の上に着るやつを合わせて見てください。
結論:水の中で着る物と、プールサイドで着る物を分ける
水泳教室で着るものは、2つに分けて考えます。ひとつは水の中でも着たままの物、もうひとつはプールサイドで待つときや上がったあとに羽織る物です。
水の中で着る物は、泳ぎの邪魔にならないことがいちばん大事です。薄く、体に沿って、水を吸っても重くならないもの。プールサイドで羽織る物は、濡れた体の上からさっと掛けられて、体を冷やさないこと。役割が違うので、1枚で両方を済ませようとすると、どちらも中途半端になります。
| 決めるもの | 見る数字 | 境目 |
|---|---|---|
| 水の中で着る長袖 | プールサイドで待つ合計時間 | 10分・20分 |
| プールサイドで羽織る物 | 待つ時間と水温 | 20分・水温30度 |
| 帰りの服 | 外の気温と髪が乾くまでの時間 | 最低気温10度 |
この表は、どこを見れば決まるかを示すためのものです。具体的な決め方は、境目ごとにこのあと書きます。
先に確かめること|その施設で水に入れる上着は何か
水着の上に着るものを考える前に、まず通う施設の決まりを確かめてください。屋内の温水プールでは、水に入るときの服装に決まりがあることが多く、その内容は施設ごとにかなり違います。
よくある決まりは、次のようなものです。水泳帽をかぶる。水に入れる服は水着と、水着として作られた上着だけ。Tシャツや普段着は水に入れない。体を覆う上着は認めるが、色や素材に指定がある。指導のある時間帯は、先生が体の動きを見やすいように、上着を脱いでほしいと言われる。
このほか、アクセサリーや時計を外す、髪をすべて帽子の中に入れる、といった決まりがある施設もあります。上着の決まりを聞くついでに、こうした細かな決まりも合わせて確かめておくと、初回に慌てずに済みます。
大事なのは、同じ施設でも、自由に泳げる時間と、レッスンの時間とで決まりが違う場合があることです。自由に泳ぐときは長袖を着てよくても、レッスンでは先生の指示に従う、という施設もあります。受付で聞くときは、「レッスン中に、水着用の長袖を着てもいいですか」と、時間帯まで添えて聞いてください。
決まりが分からないときは、初回は水着だけで行く
案内の紙にも書いておらず、受付でも分からない場合は、初回は水着だけで行き、プールサイドで羽織るタオル地の1枚を持っていってください。レッスンが終わったら先生に、長袖を着てもよいか聞くと確実です。先に上着を買ってから着られないと分かるより、無駄がありません。
自由に泳ぐ時間に、自分で試してみる
レッスンとは別に、自由に泳げる時間がある施設なら、そこで一度、上着を着て泳いでみるのもよい方法です。自由に泳ぐ時間は、上着の決まりがレッスンよりゆるいことが多く、自分のペースで試せます。長袖を着て25mを泳いでみて、腕の重さや肩の動きにくさを感じないかを確かめてください。気になるなら、レッスンでは長袖をやめて、プールサイドの羽織だけで調整する、と決められます。
試すときは、泳いだあとにプールサイドで5分ほど立ってみるのも大事です。濡れた長袖を着たまま立っていると、生地によっては乾くときに体温を奪われて、かえって寒く感じることがあります。着ていたほうが暖かいのか、脱いだほうが楽なのかを、実際に比べてから決めてください。
待つ時間の数え方|1回のレッスンで、何分プールサイドにいるか
大人の水泳教室は、ずっと泳ぎ続けるわけではありません。最初に準備体操と説明があり、泳ぐ順番を待ち、1本泳いだら次の説明を聞き、また順番を待つ、という流れが多くなります。この、水から上がっている時間や、水の中でも立ち止まっている時間を合計してください。
数え方の目安は、次のとおりです。レッスン前の準備体操と説明の時間。泳ぐ順番を待っている時間。泳いだあと、壁際で次の説明を聞いている時間。レッスン後、片付けや挨拶をしている時間。
初めてのレッスンでは、どのくらい待つのか分からないので、2回目以降に数えるのが現実的です。1回目は水着とタオル地の羽織で行き、待っている時間をざっくり覚えておいてください。1時間のレッスンで、合計10分なのか、20分を超えるのかが分かれば、次から何を着るかが決まります。
1時間のレッスンの流れの例
数えやすいように、初心者向けの1時間のレッスンの例を書いておきます。最初の10分は準備体操と、その日の練習の説明です。この間はプールサイドか、水の中で立って話を聞きます。次の40分は、1人ずつ泳いでは戻り、先生の説明を聞いてまた泳ぐ、という繰り返しです。1本泳ぐのに1分、順番を待つのに1〜2分、説明に2〜3分かかるとすると、この40分のうち泳いでいるのは15分ほどで、残りは待っている時間になります。最後の10分は、まとめの説明と、ゆっくり泳ぐ時間です。
この流れでは、待っている時間を合計すると20分を超えることがあります。初心者向けのクラスが寒く感じやすいのは、泳ぐ時間より待つ時間のほうが長いからです。中級以上のクラスでは、続けて泳ぐ距離が長くなり、待つ時間は10分前後に収まることが多くなります。
水の中で立ち止まる時間も、待つ時間に入れる
プールの中で壁際に立って先生の説明を聞いている時間は、泳いでいないので体が冷えます。肩から上が水の外に出ている状態は、プールサイドに立っているのと同じくらい冷えることがあります。水の中にいても、動いていない時間は待つ時間として数えてください。
境目①|待つ時間が合計10分まで
1回のレッスンでプールサイドに立っている時間が合計10分までなら、水の中で着る上着は要りません。水着だけで大丈夫です。
泳いでいる時間が長いレッスンは、体が温まっているので、短い待ち時間なら寒さを感じにくくなります。泳ぎの練習を重ねる中級以上のクラスや、自分のペースで泳ぐ時間の多いクラスは、たいていこの範囲に入ります。
ただし、レッスンの前後は別です。準備体操の前に、着替えてからプールサイドで待っている時間や、レッスンが終わって更衣室へ戻るまでの時間は、体がまだ温まっていないか、すでに冷え始めています。この時間のために、プールサイドに置いておけるタオル地の羽織か、大きめのタオルを1枚持っていくと安心です。
待つ時間が短くても、冷えやすい日はある
待つ時間が10分までのクラスでも、外が冷え込んだ日や、自分の体調がすぐれない日は、いつもより寒く感じることがあります。そういう日のために、薄手の長袖を鞄に1枚入れておき、寒いと感じたら着る、という使い方もできます。毎回着るものではなく、寒い日だけの予備として持っておくと、天気や体調で迷うことが減ります。
また、泳ぎが上達してクラスが変わると、待つ時間も変わります。上のクラスに移ったら、最初の数回でまた待つ時間を数え直してください。
境目②|待つ時間が10〜20分
待つ時間が10〜20分になるなら、水の中でも着たままでいられる薄手の長袖を1枚着ることを考えてください。施設で認められていることが前提です。
初心者向けのクラスや、泳ぎ方を1つずつ教わるクラスは、説明の時間が長くなるのでこの範囲に入りやすくなります。体が温まる前に説明が始まり、少し泳いだらまた説明を聞く、という流れでは、肩や腕が冷えてきます。
この範囲で着る長袖は、水着用に作られた薄い生地のものを選んでください。体に沿う形で、首まわりと袖口が締まりすぎないもの。前開きのファスナーがついたものは、着脱が楽ですが、泳ぐときにファスナーが体に当たることがあるので、ファスナーの裏に当て布があるものを選ぶと気になりません。
長袖を着ると、泳ぎにくくならないか
薄手の水着用の長袖なら、泳ぎへの影響はほとんどありません。気になるのは、生地が水を吸って重くなるものや、体より大きくてだぶつくものです。水の中で生地がふくらむと、水の抵抗が増えて腕が重く感じます。試着のときは、腕を頭の上に伸ばして、脇の下と背中の生地が余らないかを見てください。
長袖の生地と厚さ
水着用の長袖には、薄手で水着と同じような伸びる生地のものと、少し厚みがあって保温を意識したものがあります。10〜20分の待ち時間なら、薄手のもので十分です。厚みのあるものは暖かい反面、水の中で重くなりやすく、乾くのにも時間がかかります。
色は、明るい色より濃い色のほうが、濡れたときに透けにくくなります。白や淡い色の長袖は、濡れると下の水着が透けて見えることがあるので、気になる人は濃い色を選んでください。
境目③|待つ時間が20分を超える、または水温が30度を下回る
待つ時間が合計20分を超えるなら、水の中で着る長袖に加えて、プールサイドで羽織る1枚も用意してください。説明が長い初心者クラスや、水中ウォーキングと泳ぎを組み合わせたクラス、人数が多くて順番待ちが長いクラスなどが、この範囲に入ります。
もうひとつの目安が水温です。多くの屋内温水プールは、水温を30度前後に保っていますが、施設によっては28〜29度のところもあります。水温が30度を下回ると、水の中にいても冷えを感じやすくなり、上がったときの寒さも強くなります。プールの入り口や掲示板に水温が書いてあることが多いので、一度見ておいてください。
プールサイドで羽織る物は、濡れた体の上から掛けられるタオル地のものが向いています。袖のあるタオル地のガウンや、頭からかぶれる大きなタオルポンチョなら、上がってすぐに羽織れます。施設によってはプールサイドに上着を置いてよい場所が決まっているので、ベンチやフックの位置を確かめておいてください。
羽織の素材は、濡れても冷たくならないもの
プールサイドで羽織る物は、濡れた体の上から掛けるので、水を吸っても冷たく感じにくいものを選びます。タオル地は水をよく吸い、濡れても肌に張りつきにくいので向いています。薄い化学繊維の上着は、濡れた肌に張りついて冷たく感じることがあるので、プールサイドの羽織には向きません。
大きさは、肩から太ももまでを覆える丈が目安です。丈が短いと、腰から下が冷えます。袖があるものなら、腕まで覆えるので、待つ間に腕が冷えるのも防げます。
水中ウォーキングを中心にしたクラスの場合は、泳ぐより水の中を歩く時間が長く、体が温まりにくくなります。その場合の着るものは水中ウォーキングで水着の上から着るワンピースでも詳しく書いています。
待つ時間と施設の決まりを組み合わせる
待つ時間と、水に入れる上着の決まりを組み合わせると、用意するものがほぼ決まります。
| 待つ時間 | 長袖を水に入れてよい施設 | 長袖を水に入れられない施設 |
|---|---|---|
| 10分まで | 水着だけ+前後にタオル | 水着だけ+前後にタオル |
| 10〜20分 | 薄手の長袖を着たまま泳ぐ | プールサイドにタオル地の羽織 |
| 20分超 | 長袖+プールサイドの羽織 | 羽織を待つたびに掛ける |
長袖を水に入れられない施設で、待つ時間が長い場合は、待つたびに羽織を掛けて、泳ぐ前に外す、という手間が増えます。先生に、待つ間だけ羽織を掛けてよいかを聞いておくと、気兼ねなく使えます。
表のどのマスに入るかは、クラスが変わったり、季節が進んだりすると動きます。秋の始めは10〜20分のマスでも、冬になって施設全体が冷えると、同じ待ち時間でも寒さが増すことがあります。季節の変わり目には、一度表を見直してください。
更衣室からプールまで|歩く距離と、床の冷たさ
秋冬の温水プールで見落としやすいのが、更衣室からプールまでの道のりです。施設によっては、更衣室を出てからシャワーを通り、廊下を歩いて、ようやくプールに着く、という造りになっています。この間は水着だけで歩くことになり、廊下の空気が冷えていると、プールに入る前に体が冷えてしまいます。
更衣室からプールまで1分以上歩く施設なら、タオル地の羽織を着たまま移動して、プールサイドで脱ぐようにしてください。羽織を置く場所がプールサイドにあるかどうかも、最初に確かめておきます。
足元も冷えます。プールサイドの床はぬれていて、場所によっては冷たいタイルです。施設が認めていれば、プール用のサンダルを履いてプールサイドまで行くと、足裏の冷えが少なくなります。サンダルは脱いだまま置いておく場所が決まっていることが多いので、そこも先に見ておいてください。
シャワーの温度も確かめておく
プールに入る前に浴びるシャワーが、温水ではなく水に近い温度の施設もあります。シャワーで体が冷えると、そのあとの準備体操の間に寒さを感じます。温水のシャワーがあれば、入る前に少し長めに浴びて体を温めておくと、最初の待ち時間が楽になります。
上がったあと|髪と首を乾かしきれない帰り道
秋冬の水泳教室で、意外と寒いのが帰り道です。更衣室でシャワーを浴びて着替えても、髪が完全に乾くまでには時間がかかります。ドライヤーの数が限られている施設では、順番待ちで乾かしきれないまま外に出ることもあります。
外の最低気温が10度を下回る季節は、濡れた髪のまま外に出ると首まわりから冷えます。帰りの服には、首を覆える物を必ず1つ入れてください。タートルネックのニットか、ストール、ネックウォーマーなどです。髪の根元を先に乾かすと、首まわりの冷えはかなり防げます。ドライヤーの時間が限られているときは、毛先より根元を優先してください。髪が首にかかる長さなら、髪をまとめてから首を覆うと、首と髪の間に冷たい空気が入りにくくなります。
帰りの上着は、フードのついたものがあると、乾ききっていない頭を覆えます。夜のレッスンのあとなら、フードをかぶって帰ってもあまり目立ちません。帽子でもかまいません。
自転車で通う場合は、風を受けながら走るので、歩いて帰るより首や耳が冷えます。耳まで覆える帽子か、首から耳の下まで届くネックウォーマーがあると、走っている間の冷えが和らぎます。手袋も忘れないでください。泳いだあとの手は、外の冷たい空気に触れるとすぐに冷えます。
帰りの服は、着替えやすさで選ぶ
濡れた体を拭いてすぐに着る帰りの服は、着替えやすいものを選んでください。体がまだ少し湿っているうちは、細身のパンツや、ボタンの多い服は着にくく、更衣室で時間がかかります。ゆとりのあるパンツか、ゴムのウエストのスカート、頭からかぶれるニットなら、短い時間で着替えられます。
秋冬は、着替えたあとの体が温まっているうちに家に着けるよう、帰りの服は保温性の高いものを選ぶと安心です。泳いだあとの体はほてっているように感じても、外に出ると急に冷えます。中に薄手の長袖の肌着を1枚入れておくと、外の寒さが直接体に伝わりにくくなります。
下着も同様です。水着を脱いだあとに着る下着は、肌が湿っていても着やすい形のものにしておくと、着替えの手間が減ります。
どちらとも取れるとき①|水温表示が29〜30度
水温が29〜30度くらいで、境目③に入るかどうか迷う場合は、自分の体の感じ方で決めてください。
最初のレッスンで、水に入った瞬間に冷たいと感じ、5分ほど泳いでもその感じが残るなら、境目③として扱い、プールサイドの羽織も用意します。入った瞬間は冷たくても、少し泳げば気にならなくなるなら、待つ時間だけで決めてかまいません。
季節によって水温が変わる施設もあります。夏は温度を下げ、冬は上げる施設もあれば、一年中同じ温度の施設もあります。秋から冬に変わる時期は、同じ施設でも寒さの感じ方が変わることがあるので、寒いと感じたら、受付で水温を聞いてみてください。
もうひとつの決め方として、プールサイドの空気の温度も見てください。水温と室温の差が大きい施設では、水から上がった瞬間に寒く感じます。室温が水温より低い施設は、水温が30度あっても、プールサイドで待つ時間が寒くなります。室温が掲示されていない場合は、レッスンの前にプールサイドで少し立ってみて、水着だけで肌寒いと感じるかどうかで判断してください。
外の気温が低い日は、水温が同じでも寒く感じる
同じ水温のプールでも、外が寒い日は、更衣室や廊下の空気が冷えていて、体が温まりにくくなります。冬の寒い日のレッスンでは、いつもより早めに着替えて、羽織を着たまま準備体操を始めると、体が冷えた状態で水に入らずに済みます。
どちらとも取れるとき②|上着を着ると、先生から体の動きが見えにくい
長袖を着たいけれど、先生に泳ぎ方を見てもらうためには、体の線が見えるほうがよいのでは、と迷うことがあります。
この場合は、体に沿う薄手の長袖を選べば、ほとんど問題はありません。腕の動きや肩の回し方は、体に沿った長袖なら十分に見えます。見えにくくなるのは、だぶついた上着や、丈が長くて腰まで覆うものです。
先生によっては、フォームを細かく見るときだけ上着を脱いでほしいと言われることもあります。その場合は、言われたときだけ脱げるよう、前開きのファスナーがついた長袖にしておくと、プールの中でも着脱が楽です。脱いだ長袖は、プールサイドの決められた場所に置くか、羽織と一緒にまとめておくと、次に着るときに探さずに済みます。最初のレッスンで、長袖を着ていても大丈夫かを先生に聞いておくと、気を使わずに済みます。
どちらとも取れるとき③|体型を隠したい気持ちと、泳ぎやすさ
水着の上に何かを着たいと思う理由が、寒さではなく、体型が気になるから、という場合もあります。これも大事な理由です。人の目が気になって水泳教室に通うのがつらくなるなら、覆う物を着て気持ちよく通えるほうがずっとよいからです。
ただし、覆う範囲を広げるほど、水の中では重くなります。腰まで届く長袖、ひざ上までのハーフパンツ付きの水着、スカートのついた水着など、覆う物が増えるほど、水を含んだ生地が泳ぎの邪魔になります。
両立させる方法は、泳いでいる間の覆い方と、プールサイドでの覆い方を分けることです。泳いでいる間は、腰までの長袖と、太もものつけ根が隠れる程度の水着にとどめます。プールサイドで待つときは、タオル地の羽織で肩から太ももまでを覆います。人の目が気になるのは、泳いでいるときより、プールサイドで立っているときのほうだからです。
泳ぐ距離が短いクラスや、水中ウォーキングのクラスなら、覆う範囲を広げても泳ぎへの影響は少なくなります。クラスの内容に合わせて、覆う範囲を決めてください。
もうひとつ覚えておきたいのは、水泳教室に通っている人の多くは、自分の泳ぎに集中していて、他の人の体型をほとんど見ていないということです。それでも気になる気持ちは自然なものなので、無理に我慢する必要はありません。最初は覆う範囲を広めにして通い始め、慣れてきたら少しずつ減らしていく、という進め方もあります。泳ぎに慣れるほど、覆う物が少ないほうが楽だと感じるようになることも多いものです。
通い始めの3回で揃えるもの・後回しにするもの
水泳教室を始めるときに、全部を一度にそろえる必要はありません。最初の3回は、次のものがあれば足ります。
水着、水泳帽、ゴーグル、体を拭くタオル、プールサイドで羽織るタオル地の1枚か大きめのタオル、帰りに首を覆う物、濡れた水着を入れる袋。
水の中で着る長袖は、待つ時間を数えてから決めてください。3回通えば、自分のクラスが10分までなのか、20分を超えるのかが分かります。そのうえで、施設の決まりを確かめて、必要なら買い足します。
濡れた物の持ち帰り方
秋冬は、濡れた水着やタオルが乾きにくくなります。レッスンが終わってから家に持ち帰るまでの間に、鞄の中の他の物が濡れないよう、口の閉まる防水の袋を用意してください。帰ったらすぐに袋から出して、水着は水で洗って陰干しします。次のレッスンまでに乾かないことがあるので、週に2回以上通うなら、水着を2枚にして交互に使うと乾く時間に余裕ができます。
鞄の中の分け方
水泳教室の鞄は、乾いた物と濡れた物を分けて入れられる形にしておくと、帰りが楽です。行きは、着替えの服とタオルを乾いた側に、水着とゴーグルと帽子をすぐ取り出せる側に入れます。帰りは、濡れた水着・タオル・羽織を防水の袋にまとめて、乾いた側には何も入れないようにします。
秋冬は荷物が増えがちなので、帰りに着る首を覆う物や帽子は、鞄の外側のポケットに入れておくと、更衣室を出る前にすぐ身につけられます。
年代で変わるところ
年代によって変わるのは、選ぶ物そのものより、境目の取り方と帰りの準備です。同じクラスに通っていても、寒さの感じ方や着替えにかかる時間は人それぞれなので、自分に合わせて数字を少し動かしてください。
水泳教室で着るものの決め方は年代を問いませんが、冷えの感じ方は人によって違います。冷えやすいと感じている人は、待つ時間の境目を短めに取ってください。10分を5分、20分を15分と読み替えると、寒さを感じる前に対応できます。
体を動かし始めたばかりの時期は、レッスンのあとに疲れが出やすくなります。帰りの服は、着替えに体力を使わない、ゆとりのある形にしておくと楽です。夜のレッスンのあとは、そのまま家でくつろげる服で帰る、と考えてもよいでしょう。
肩や腕が上がりにくいと感じている人は、長袖を選ぶときに、袖を通すときの動きにも気を配ってください。水着用の長袖は体に沿う形のものが多く、濡れたあとは脱ぎにくくなります。前開きのファスナーがついた形なら、腕を高く上げずに脱ぎ着できます。
よくある行き違い
「温水プールだから寒くない」と考える
温水プールでも、濡れたまま立って待つ時間が長いと寒くなります。寒いのは水ではなく、待つ時間です。初めてのレッスンでも、羽織るタオル地の1枚は持っていってください。
普段着のTシャツを水着の上に着る
綿のTシャツは水を吸って重くなり、泳ぎにくくなるうえ、多くの施設では水に入れることが認められていません。水の中で着る物は、水着用に作られたものを選んでください。
長袖を買ってから、施設の決まりを確かめる
長袖を買ったのに、レッスンでは着られない、ということがあります。上着を用意する前に、施設の決まりと、レッスン中の先生の方針を確かめてください。
帰りの服を考えていない
泳ぐときのことだけを考えて、帰りの服が薄着になっていることがあります。秋冬は、濡れた髪のまま外に出る前提で、首を覆う物と、フードか帽子を用意してください。
屋外の温水プールや、旅先のプールに行くとき
ここまでは、屋内の水泳教室を前提に書いてきました。秋冬に屋外の温水プールへ行く場合や、旅先のホテルのプールで泳ぐ場合は、外の空気に体が触れる時間がずっと長くなります。屋外の温水プールで上がったあとに着る物は屋外の温水プールで水着の上に着る物を見てください。
水泳教室で覚えた「待つ時間で決める」考え方は、どのプールでも使えます。泳いでいない時間がどのくらいあるかを数えて、それに合わせて上に着る物を決めると、寒さで泳ぐのが嫌になることが少なくなります。
秋冬に泳ぎを始めると、最初の数週間は寒さとの付き合い方に慣れるまで時間がかかります。けれど、待つ時間を数えて、それに合った1枚を用意するだけで、プールサイドで震える時間はずっと短くなります。寒さが気にならなくなれば、泳ぐことそのものに集中できます。続けるためにいちばん大事なのは、通うのが億劫にならないことです。水着の上に着る1枚は、そのための道具だと考えて、自分のクラスと施設に合ったものを選んでください。
よくある問い
- Q. 水泳教室でラッシュガードを着てもいいですか
- 施設やレッスンによって決まりが違います。水に入れる上着を認めている施設もあれば、指導のために体の線が見える水着だけにしてほしいという施設もあります。申し込みの前に、受付か案内の紙で確かめてください。迷ったら、初回は水着だけで行き、先生に聞いてから用意すると無駄がありません。
- Q. 温水プールでも寒いと感じるのはなぜですか
- 水の中にいるより、プールサイドで濡れたまま立っている時間のほうが体は冷えます。体についた水が乾くときに熱を奪うからです。レッスンでは説明を聞いたり順番を待ったりする時間があるので、その時間が長いほど寒く感じます。待つ時間を数えて、上着を決めてください。
- Q. 体型が気になるので、上着で隠したいのですが
- 水に入れる上着が認められている施設なら、腰まで届く丈の長袖や、ハーフパンツ付きの水着を選ぶ方法があります。ただし、丈が長く生地が厚いほど、水の中で重くなり泳ぎにくくなります。泳ぐ距離が長いレッスンなら、腰までの丈にとどめて、プールサイドではタオル地の羽織で覆うと両立できます。
- Q. 通い始めに全部そろえる必要はありますか
- 最初の3回は、水着・帽子・ゴーグル・タオルと、帰りに首を覆う物があれば足ります。上着は、実際にプールサイドで待つ時間を体験してから決めたほうが、自分に合うものを選べます。
— メグラシ編集部





