芋掘りの服装|親子で行く日は、畑の土と朝の気温で上下を決める

芋掘りの服は、下を膝をつく前提で、足元を前日までの雨で、上を朝の最低気温で決めてください。「汚れてもいい服」と決めるだけでは、畑でいちばん困る場面に届きません。
芋掘りでは、畝の間にしゃがみ、膝をつき、つるを両手で引き、土を掘って、重くなった芋を袋に入れて運びます。遠足や運動会の付き添いよりも、地面との距離が近く、手と膝と足元に土が付く時間が長い行事です。
秋の行事全体の服の段の分け方はお母さんの服装|秋の行事は3段に分けてに、遠足の付き添いは親子遠足の日の服装にまとめてあります。この記事は、畑に入る芋掘りの日だけを扱います。
結論:下は膝、足元は雨、上は朝の気温で決める
芋掘りの服は、体の3か所をそれぞれ別のものさしで決めます。
| 体の場所 | 決めるものさし | 決め方 |
|---|---|---|
| 下(パンツ) | 膝をつくか | 膝をつくなら厚手、股上の深いもの |
| 足元 | 前日と前々日の雨 | 雨があれば長靴、晴れが3日続けば運動靴 |
| 上 | 朝の最低気温 | 15度を下回れば、腰に巻ける羽織りを1枚 |
| 手 | 掘る作業に加わるか | 加わるなら手に合った軍手 |
**3か所のうち、いちばん失敗しやすいのは足元です。**畑の表面は乾いて見えても、雨のあとは畝の間がやわらかく、運動靴が土に沈みます。前日の夜に、天気の記録を2日さかのぼって見てください。
上と下は、当日の朝に家の前で決めても間に合います。足元だけは、長靴を出しておく、替えの靴を袋に入れておく、という準備が前の晩に要ります。
手は、掘る作業に加わるかどうかで決まります。見守るだけのつもりでも、子どもが大きな芋に手こずっていると、手を貸す場面がたいてい来ます。軍手は、使わなくても1組だけ持っていくと、その場面で迷わずに済みます。
芋掘りで、体がする動き
芋掘りの服を選ぶ前に、畑で体がどう動くかを並べておきます。動きごとに、服のどこに負担がかかるかが違います。
| 動き | 服に起きること | 気をつける場所 |
|---|---|---|
| しゃがむ | 背中が伸び、腰が出る | 上の丈、パンツの股上 |
| 膝をつく | 膝に土が付き、湿る | パンツの膝の厚み |
| つるを引く | 腕を後ろに引き、肩が張る | 上の肩まわりのゆとり |
| 土を掘る | 手首まで土に入る | 袖口の長さ、軍手 |
| 芋を運ぶ | 袋が重く、腕と腰に負担 | 両手が空く荷物 |
| 手を洗う | 水が袖口と靴にはねる | 袖を上げられるか |
芋掘りの時間は、園の行事でも家族の収穫体験でも、1時間前後のことが多くあります。この1時間のあいだ、立ったりしゃがんだりを何十回もくり返します。**立ち姿で選んだ服は、しゃがんだ姿で崩れます。**家で一度しゃがんで、腰と膝を確かめてから決めてください。
動きの中で、意外に服に負担がかかるのは「つるを引く」です。さつまいものつるは地面に長く這っていて、両手で持って後ろへ体重をかけて引きます。このとき腕を後ろに引くので、肩まわりにゆとりのない上は背中が突っ張り、脇の縫い目に力がかかります。肩の動きを確かめるには、家で両腕を前に伸ばしてから、ひじを曲げて後ろへ引いてみてください。背中が突っ張るなら、ひと回りゆとりのある上にします。
畑の土は、前日と前々日の雨で変わる
同じ畑でも、雨のあとと晴れが続いたあとでは、土の状態がまるで違います。足元とパンツの裾は、この土の状態で決まります。
| 前日までの天気 | 畑の土 | 足元 | 裾 |
|---|---|---|---|
| 晴れが3日以上 | 乾いて崩れやすい、砂ぼこりが立つ | 運動靴でよい | くるぶしの上で止める |
| 2日前に雨、前日は晴れ | 表面は乾き、下は湿る | 長靴が安心 | 長靴の中に入れる |
| 前日に雨 | 畝の間がやわらかく、靴が沈む | 長靴 | 長靴の中に入れる |
| 当日の朝まで雨 | ぬかるみ、靴に土がまとわりつく | 長靴、替えの靴と靴下 | 長靴の中、または膝下まで折る |
畑は、住んでいる街より水はけが悪いことがあります。街の道路が乾いていても、畑は1日遅れて乾くと考えてください。
園の行事なら、前日に先生から「長靴で」と連絡が来ることがあります。連絡がないときでも、前日に雨が降っていたら長靴にしておくほうが安心です。家族で農園に行くなら、予約のときに農園に土の様子を聞いておくと確かです。
晴れが続いたあとの畑は、乾いた土が細かい砂のようになり、風が吹くと舞い上がります。この日は靴が沈む心配はありませんが、しゃがんだときに砂ぼこりが服の表面に付きます。毛足のある生地や、表面に起毛のあるニットは、細かい土が絡んで落ちにくいので、表面のつるりとした生地を選んでください。
足元|長靴か運動靴か
足元は、土の状態と、畑までの道のりの両方で決めます。
| 足元 | 向く日 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 長靴(ふくらはぎまで) | 雨のあと、ぬかるみ | 畑までの道を長く歩くと疲れる |
| 短い長靴(足首の上まで) | 表面だけ湿っている | 深く沈むと上から土が入る |
| 汚れてもよい運動靴 | 晴れが続いたあと | 靴の中に土が入る |
| 底の薄い靴、布の靴 | 向かない | 土の湿り気で足が冷える |
長靴は、駐車場や駅から畑まで歩く距離が長いと、足が疲れます。歩く距離が15分を超えるなら、運動靴で行って、畑の手前で長靴に履き替える方法もあります。園の行事でバスで畑まで行くなら、朝から長靴で家を出て構いません。
**底の薄い靴や、布でできた靴は、湿った土の冷たさがそのまま足に伝わります。**秋の朝の畑は、地面が思ったより冷たいので、晴れの日でも底のある靴にしてください。
長靴は、ふだん履いている靴と同じサイズを選ぶと、厚手の靴下を履いたときに窮屈になることがあります。秋の畑で長靴を履く日は、厚手の靴下を履いた状態で、つま先に指1本ぶんの余裕があるかを確かめてください。窮屈な長靴は、しゃがんだときに足の甲が押されて、立ち上がるたびに痛みを感じやすくなります。
靴下と、靴の中に入る土
運動靴で行く日は、靴の中に土が入るのを前提にしておきます。しゃがむと靴の履き口が開き、そこから細かい土が入ります。
| 靴下 | 土の入り方 | 向く日 |
|---|---|---|
| くるぶしまでの短い靴下 | 足首から入り、靴の中にたまる | 向かない |
| ふくらはぎまでの靴下 | パンツの裾を中に入れられる | 運動靴の日 |
| 厚手の靴下 | 長靴の中で足が擦れにくい | 長靴の日 |
パンツの裾を靴下の中に入れてしまうと、見た目は気になりますが、裾から土が入らず、裾も汚れません。畑の中だけと割り切ってください。
替えの靴下は、1足あると帰りの車や電車が楽になります。濡れた土で靴下まで湿ると、帰り道で足が冷えます。
下|膝をつく前提で選ぶ
芋掘りで服がいちばん汚れるのは、膝です。芋を探して土を掘るとき、多くの人が片膝か両膝をつきます。膝をつくかどうかで、パンツの選び方が変わります。
| パンツ | 膝をついたとき | 向くか |
|---|---|---|
| 厚手の綿のパンツ、デニム | 土が付いても透けず、湿りにくい | 向く |
| 化繊のやわらかいパンツ | 湿りやすく、膝の形が出る | 見守る日なら |
| 薄手のレギンス1枚 | 膝が冷え、土の湿り気が伝わる | 向かない |
| 伸びる生地のパンツ | しゃがみやすい | 厚みがあれば向く |
膝をつく時間が長い日は、厚みのあるパンツにしてください。薄い生地だと、湿った土の冷たさが膝に伝わり、立ち上がったときに膝だけ濡れたように見えます。
**しゃがむと、パンツの後ろが下がって腰が出やすくなります。**股上の浅いパンツの日は、上の丈を長めにするか、上の裾をパンツの中にしまってください。家でしゃがんで、腰が出ないかを確かめておくと安心です。
膝あてのように、膝の部分だけ布が二重になったパンツや、作業用のパンツが手元にあれば、それがいちばん楽です。わざわざ用意しなくても、厚手の綿のパンツで十分に足ります。古くなって休日にしか履かなくなったパンツがあれば、芋掘りの日に回すのにちょうどよい1本です。
裾|土の上で引きずらない長さ
パンツの裾は、畑の中で引きずると、すぐに土が付いて重くなります。
| 裾の長さ | 畑で起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 床をこする長さ | しゃがむと裾を踏み、土を引きずる | 2回折ってくるぶしの上へ |
| くるぶしの骨の高さ | 歩くぶんには困らない | そのまま |
| くるぶしより上 | 足首が出て、虫や枝が当たる | 長い靴下で覆う |
| 長靴の中に入る長さ | 土が付かない | 長靴の日はこれがいちばん楽 |
幅の広いパンツは、裾を長靴の中に入れようとすると、履き口で布がつかえて入りにくくなります。長靴の日は、幅の細めのパンツか、裾に絞りのあるパンツが扱いやすくなります。
裾を折るときは、外側に2回折って、くるぶしの上で止めます。内側に折り込むと、しゃがんだときにほどけて落ちてきます。折った裾の中に土がたまることがあるので、帰る前に一度ほどいて、土を払ってから戻してください。
スカートで行く日
付き添いで、自分は掘らずに見守るだけの日もあります。その日はスカートでも構いません。ただ、途中で手伝うことになる場面は多いので、手伝えるスカートにしておいてください。
| スカート | 見守るだけ | 手伝う場面 |
|---|---|---|
| くるぶし丈の長いスカート | 歩くぶんには困らない | 裾が土に付き、膝をつくと踏む |
| 膝下丈のスカート | 困らない | しゃがむと膝が出る |
| 下にレギンスを重ねる | 困らない | 膝をつけるようになる |
スカートの日に手伝うときは、膝をつく前に裾を腿の後ろでまとめ、裾が土に付かないようにしてください。下にレギンスを重ねておけば、しゃがんでも膝が土に直接触れません。
上|長袖を基本にする理由
秋の芋掘りは、日なたでは暑く感じる日もあります。それでも、上は長袖を基本にしてください。
| 長袖にする理由 | 起きること |
|---|---|
| つるや葉が腕に当たる | 半袖だと腕に細かい擦り傷ができやすい |
| 土を掘る | 腕まで土が付く |
| 虫 | 畑の土や葉の陰に小さな虫がいる |
| 日差し | 秋でも昼前後は日差しが強い |
長袖の袖口は、手首で止まる長さが扱いやすくなります。袖口が手の甲までかかると、掘るたびに袖に土が入ります。袖口にゴムや絞りのあるものなら、手首で止まって土が入りにくくなります。
暑くなったら袖をまくれるよう、袖口がきつすぎないものを選んでください。まくった袖がずり落ちてくると、土の付いた手で直すことになり、袖の中まで汚れます。
上の生地は、綿か、綿に化繊の混ざったものが扱いやすくなります。汗を吸って、乾いた土を払いやすいからです。表面に凹凸のある編み地や、毛足の長い生地は、細かい土や草の切れ端が絡みます。芋掘りの日は、表面がなめらかで、洗濯機で気兼ねなく洗えるものにしてください。
朝の気温で、羽織りを決める
芋掘りは、朝の集合から昼前まで外にいることが多い行事です。朝の気温と昼の気温の差で、羽織りを足すか決めます。
| 朝の最低気温 | 上の組み方 | 羽織りの扱い |
|---|---|---|
| 18度以上 | 長袖1枚 | なし |
| 15〜18度 | 長袖1枚と薄手の羽織り | 掘り始めたら脱いで腰に巻く |
| 10〜15度 | 長袖と、風を通しにくい羽織り | 朝のうちは着て、昼に脱ぐ |
| 10度未満 | 長袖2枚と、上着 | 掘る間は上着だけ脱ぐ |
掘り始めると、体が温まって汗をかきます。脱いだ羽織りを置く場所が畑にはないので、腰に巻ける薄さのものか、小さくたためるものにしてください。厚手のニットやコートは、脱いだあとの置き場に困ります。
畑は周りに風を遮るものが少なく、同じ気温でも街より風を感じます。朝の最低気温が15度前後の日は、風を通しにくい生地の羽織りが1枚あると、集合を待つ時間が楽になります。
腰に巻く羽織りは、袖を前で結ぶので、しゃがむと結び目がおなかに当たります。結び目を体の横にずらしておくと、しゃがんでも邪魔になりません。羽織りの裾が長いと、腰に巻いたときに土に付くので、腰に巻いて膝より上で止まる丈が扱いやすくなります。
日差しと帽子
秋の芋掘りでも、晴れた日の昼前後は日差しが強くなります。畑には日陰がほとんどありません。
| 帽子 | しゃがんだとき | 向くか |
|---|---|---|
| つばの広い帽子 | 前のつばが子どもや畝に当たる | 見守るだけの日に |
| つばの短い帽子 | 手元が見えやすい | 向く |
| 後ろに布のある帽子 | 首の後ろを日差しから覆える | 向く |
| 帽子なし | 頭と首に日が当たる | 曇りの日なら |
しゃがんで下を向く時間が長いので、首の後ろに日が当たります。後ろに布のある帽子か、首に巻ける薄い布があると、昼前後の日差しをやわらげられます。
帽子は、あごひもがあるか、頭に合ったサイズのものが安心です。下を向く時間が長いので、ゆるい帽子は前に落ちてきます。落ちるたびに土の付いた手で直すと、帽子のつばまで汚れます。
手|軍手と、手袋のサイズ
掘る作業に加わるなら、軍手をはめてください。素手で掘ると、爪の間に土が入り、なかなか落ちません。
| 手袋 | 掘るとき | 気をつけること |
|---|---|---|
| 軍手(手に合うサイズ) | 指先が動き、芋の形がわかる | 大きいと指先が余って掘りにくい |
| 手のひらにゴムの付いた軍手 | 濡れた土でも滑りにくい | 蒸れやすい |
| 薄い作業用の手袋 | 指先が細かく動く | 厚みがないと石で擦れる |
大人用の軍手は、手の小さい人には指先が余ることがあります。指先が1cm以上余ると、土をつかむときに布だけがつぶれて、掘りにくくなります。手に合うサイズを選んでください。替えの軍手が1組あると、湿った軍手を替えられます。
軍手は、掘り終わったら外してから手を洗います。軍手のまま水で洗おうとすると、布に土がしみ込んで、かえって手が汚れます。外した軍手は、土を払ってから袋に入れて持ち帰ってください。爪の間の土は、掘る前に爪を短めに整えておくと入りにくくなります。
首元と髪
しゃがんで下を向くと、髪が前に落ちてきます。土の付いた手で髪を払うと、髪や顔に土が付きます。
| 髪の長さ | 畑でのまとめ方 |
|---|---|
| 肩につかない長さ | そのままでよい。前髪だけ留める |
| 肩から胸の長さ | 後ろで1つにまとめる |
| 胸より長い | 低い位置でまとめ、帽子の中か襟の内側へ |
首元は、汗をかいたときに拭けるタオルを首に掛けておくと、日差しよけにもなります。襟の開いた上は、しゃがむと前が下がって胸元が開くので、首元の詰まった上か、前を閉められる羽織りを合わせてください。
帽子をかぶる日は、髪を後ろの低い位置でまとめると、帽子の後ろに結び目が当たらずにかぶれます。高い位置でまとめると、帽子が浮いて、下を向いたときに前へずれやすくなります。
色|土の汚れが目立つ色、目立たない色
芋掘りでは、白や明るい色の服に土が付くと、洗ってもうっすら残ることがあります。
| 色 | 土の汚れ | 畑での見つけやすさ |
|---|---|---|
| 白、生成り | よく目立ち、残りやすい | 見つけやすい |
| 薄いベージュ、薄い灰 | 目立つ | ふつう |
| 茶、カーキ、オリーブ | 目立ちにくい | 土にまぎれる |
| 紺、黒 | 乾いた土が白っぽく浮く | ふつう |
| 明るい色(赤、黄など) | 目立つが、小物なら気にならない | 見つけやすい |
下は、土の色に近い茶やカーキが汚れを気にせずに済みます。紺や黒は、乾いた土が白っぽく付いて目立つことがあります。
一方で、子どもと一緒の畑では、家族の姿を見つけやすい色も役に立ちます。帽子や羽織りのどれか1つを明るい色にしておくと、広い畑の中で子どもが親を見つけやすくなります。
写真に残したい日は、上だけ明るい色にして、下を土に近い色にする組み方が扱いやすくなります。写真では胸から上がいちばん多く写るので、上が明るいと顔まわりが明るく写り、下の汚れは写真の中で目立ちません。
持ち物|着替え・袋・タオル
服と合わせて、持ち物も決めておきます。芋掘りの持ち物は、汚れたものを持ち帰るための準備が中心です。
| 持ち物 | 使う場面 |
|---|---|
| 替えの靴と靴下 | 帰りの車や電車の前 |
| 大きめの袋2〜3枚 | 土の付いた靴、軍手、芋を分ける |
| タオル2枚 | 1枚は首に、1枚は手を拭く |
| 濡れた布巾や手拭き | 手洗い場が混むとき |
| 両手の空くかばん | 芋の袋を持ったとき |
芋の袋は、思ったより重くなります。片手に芋の袋、片手に子どもの手、となると、肩に掛けるかばんでは滑り落ちます。背負うかばんにしておくと、両手が空きます。
袋は、靴用・軍手やタオル用・芋用に分けておくと、帰ってから仕分けが楽になります。芋はそのまま袋に入れると土が袋の底にたまるので、新聞紙を1枚敷いておくと持ち帰りが楽になります。園の行事では芋を入れる袋が配られることもあるので、案内を一度確かめてください。
帰りの車と電車で
芋掘りのあと、土の付いた服のまま車や電車に乗ることになります。帰りの座席を汚さないことも、服を決める理由の1つです。
| 帰り方 | 準備すること |
|---|---|
| 自分の車 | 座席に敷く大きめの布か袋、足元の袋 |
| 園のバス | 膝やお尻の土を手で払える厚みの生地 |
| 電車 | 靴を履き替え、土の付いた靴は袋へ |
厚手の綿のパンツは、乾いた土なら手で払うとかなり落ちます。化繊のやわらかいパンツは、湿った土が生地に入り込んで払いにくくなります。電車で帰る日は、払いやすい生地を選んでおくと、座るときに気を使わずに済みます。
車で帰る日は、座席に座る前に、膝とお尻の土を払ってください。払いきれない湿った土は、座席に敷いた布で受けます。足元には袋を広げておき、靴を脱いでそこに置けば、車の床に土が落ちません。
園の芋掘り遠足に付き添う日
園の行事では、先生やほかの保護者と一緒に過ごします。家族だけで行く日より、少しだけ見られる場面が増えます。
| 場面 | 見られる場所 | 服で気をつけること |
|---|---|---|
| 集合と出発 | 全身 | 汚れる前の姿。極端に古い服は避ける |
| 子どもの手伝い | 背中と腰 | しゃがんでも腰が出ない丈 |
| 集合写真 | 胸から上 | 首元の詰まった上 |
| 先生との立ち話 | 胸から上 | 帽子は話すときに外せるもの |
付き添いの保護者は、子どもに手を貸す役が多く、しゃがむ回数が子どもより多くなることもあります。しゃがんで背中が伸びたときに腰が出ないか、出かける前に家で確かめてください。
園によっては、保護者の服装に「動きやすい服で」「長靴で」といった案内があります。案内があれば、そちらを先にしてください。
付き添いの日は、自分の芋を掘るより、子どもが掘るのを手伝う時間のほうが長くなります。子どもの横にしゃがみ、子どもと同じ高さで声をかける時間が続くので、しゃがむ姿勢で楽な服がいちばん大切です。上の丈は、しゃがんだときに腰をしっかり覆う長さにしておくと、周りの保護者の目を気にせずに手伝えます。
家族で収穫体験の農園に行く日
家族で行く収穫体験は、園の行事より自由ですが、移動の距離が長いことがあります。
| 予定 | 組み方 |
|---|---|
| 車で1時間以上 | 車の中は楽な服、畑の手前で長靴と羽織り |
| 収穫のあとに農園の売店 | 上の羽織りを脱げば、そのまま入れる |
| 午後からの収穫 | 夕方に冷える。脱いだ羽織りをもう一度着る |
| 2か所以上を回る | 足元は運動靴、長靴は車に積んでおく |
午後からの収穫は、掘り終えるころに日が傾き、畑は急に冷えてきます。昼に脱いだ羽織りを、帰る前にもう一度着られるようにしておいてください。
収穫体験の農園では、畑に入る前に手洗い場や受付で道具を受け取ることがあります。受付では長靴の貸し出しがある農園もあるので、予約のときに確かめておくと、長靴を持っていない家族でも安心です。
小さな子を抱っこしながらの日
下の子を抱っこひもで抱えながら、上の子の芋掘りに付き添う日もあります。この日は、自分がしゃがむ動きが制限されます。
| 気をつけること | 服で決めること |
|---|---|
| 前かがみになりにくい | 膝をつく前提で、膝の厚いパンツ |
| 抱っこひもと上が重なる | 上は薄手、羽織りは前を開けられるもの |
| 両手がふさがる | 背負うかばん、腰に巻ける羽織り |
| 汗をかきやすい | 長袖は薄手1枚にして、羽織りで調整 |
抱っこしたまましゃがむのは難しいので、膝をついて目線を下げる場面が増えます。膝の厚いパンツを選んでおくと、迷わず膝をつけます。
雨上がり・雨の予報の日
雨上がりの芋掘りは、土が重く、靴も服も汚れ方が変わります。
| 天気 | 足元 | 上 | 持ち物に足すもの |
|---|---|---|---|
| 前日まで雨、当日は晴れ | 長靴 | 長袖と羽織り | 替えの靴下、袋を多めに |
| 小雨の予報 | 長靴 | 撥水の羽織り、帽子 | タオルを多めに |
| 雨で延期の連絡待ち | 長靴を出しておく | 前の晩に2通り用意 | なし |
小雨の中の芋掘りでは、傘をさしながら掘ることはできません。帽子と撥水の羽織りで、頭と肩を守ってください。濡れた土は手にまとわりつくので、軍手は替えを2組持っておくと安心です。
雨の日の芋掘りが延期になるかどうかは、当日の朝に決まることが多くあります。前の晩に、晴れの日の組み方と雨の日の組み方を2通り並べておくと、朝の連絡を見てから選ぶだけで済みます。
どちらとも取れるとき①|朝と昼の気温差が大きい
秋は朝が冷えて、昼前には日なたで汗ばむ日があります。最低気温と最高気温の差が10度を超える日は、羽織りだけで調整しきれないことがあります。
| 気温の差 | 組み方 |
|---|---|
| 10度未満 | 長袖1枚と羽織り1枚 |
| 10〜13度 | 薄手の長袖2枚と羽織り。昼は1枚脱ぐ |
| 13度以上 | 半袖の上に長袖、さらに羽織り。昼は羽織りと長袖を脱げる形 |
差が大きい日は、半袖の上に長袖を重ねる形にしておくと、昼に長袖を脱いでも腕は日差しから外れます。ただ、つるや葉が腕に当たるので、掘る間は長袖を着たままのほうが無理がありません。脱ぐのは、掘り終えて休む時間にしてください。
どちらとも取れるとき②|長靴を持っていない
雨のあとの畑なのに、家に長靴がない。その場合は、運動靴で土の入り口を減らす工夫をします。
| 手元にあるもの | 使い方 |
|---|---|
| 古い運動靴 | 畑専用にして、帰りは別の靴に履き替える |
| 長い靴下 | パンツの裾を靴下の中に入れる |
| 大きめの袋 | 帰りに靴を入れる |
| 替えの靴下 | 濡れたら履き替える |
運動靴は、湿った土に沈むと、靴の側面から中に水がしみてきます。畑の中では、畝の上ではなく、畝と畝の間の踏み固められた道を選んで歩くと、沈みにくくなります。
運動靴の上から、つま先から足首までを覆う大きめの袋をかぶせて、足首で軽く結ぶ方法もあります。見た目は気になりますが、畑の中だけと割り切れば、靴の中に土が入るのをかなり減らせます。滑りやすくなるので、急な斜面のある畑では使わないでください。
どちらとも取れるとき③|帰りに寄り道や食事の予定がある
芋掘りのあとに、買い物や食事に寄りたい日もあります。下まで着替えるのは大がかりなので、上と靴だけで切り替えられる形にしておきます。
| 寄り道の先 | 替えるもの | そのままでよいもの |
|---|---|---|
| 農園の売店、道の駅 | 靴の土を払う | 全部 |
| 家族での食事 | 靴、羽織りを脱ぐ | 濃い色のパンツ |
| 人と会う食事 | 靴、上を替える | 濃い色のパンツ |
下を濃い茶やカーキにしておけば、乾いた土を払うだけで、汚れがほとんど目立たなくなります。上は、掘る間だけ羽織りを着ておき、寄り道の前に脱げば、中の長袖はきれいなまま残ります。
寄り道の先で手を洗えるとは限りません。濡れた手拭きを多めに持っておくと、爪の間や手首に残った土を、店に入る前に拭き取れます。
汚れた服を持ち帰って、洗うまで
芋掘りの服は、帰ってからの扱いで、汚れの残り方が変わります。
| 汚れ | 帰ってすぐ | 洗うとき |
|---|---|---|
| 乾いた土 | 外で払って落とす | ふつうに洗う |
| 湿った土 | 乾かしてから払う | 払ってから洗う |
| 膝に付いた土 | 乾かして、ブラシで払う | 膝だけ先に手洗い |
| 靴の中の土 | 袋の上で逆さにして出す | 中敷きを外して洗う |
湿った土は、濡れたまま洗うと生地の目に入り込んで残りやすくなります。一度乾かしてから払い落とし、それから洗うと、土が残りにくくなります。
白や生成りの服に付いた土は、乾かして払ったあとも薄く残ることがあります。その場合は、土の付いた部分だけ先にぬるま湯で手洗いしてから、ほかの洗濯物と一緒に洗ってください。
前の晩に確かめること
芋掘りの前の晩に、次の5つを確かめておくと、朝の準備が短くなります。
| 確かめること | 決まること |
|---|---|
| 前日と前々日の天気 | 長靴か運動靴か |
| 当日の最低気温 | 羽織りの有無と厚み |
| 当日の最高気温 | 半袖を中に重ねるか |
| 畑までの距離 | 長靴で出るか、手前で履き替えるか |
| 帰りの予定 | 替えの靴と上を持つか |
服は前の晩に、上・下・羽織り・靴下・帽子・軍手の順に並べておいてください。並べたら一度しゃがんでみて、腰と膝と足首がどうなるかを確かめます。朝はそこに、天気を見て羽織りを足すか引くかを決めるだけで済みます。
子どもの分も同じ順に並べておくと、朝に親子で着替える時間が重なっても慌てません。子どもの服は、親の服よりも膝とお尻の土が多く付くので、替えのパンツを1枚、袋に入れておいてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 芋掘りに長靴は必要ですか
- 前日か前々日に雨が降ったなら、長靴をおすすめします。雨のあとの畑は、表面が乾いて見えても、畝の間を歩くと靴が土に沈み、運動靴では甲や靴の中まで土が入ります。晴れが3日以上続いたあとなら、運動靴でも困りません。その場合も、靴の中に土が入るのを減らすために、足首まで覆う靴下を合わせてください。長靴がないときは、汚れてもよい運動靴と、履き替え用の靴を車や袋に入れておくと帰りが楽です。
- Q. 芋掘りにスカートで行ってもいいですか
- 長いスカートは、しゃがむと裾が土に付き、膝をついたときに裾を踏んで立ち上がりにくくなります。付き添いで掘る作業に加わるなら、パンツのほうが動きやすく、汚れも気にせずに済みます。どうしてもスカートにしたい日は、くるぶしより上の丈で、下にレギンスやスパッツを重ね、膝をつく前に裾を腿の後ろでまとめてください。見守るだけで掘らない日なら、スカートでも大きく困ることはありません。
- Q. 芋掘りの日、子どもと親の服はそろえたほうがいいですか
- そろえる必要はありません。大事なのは、親子どちらも膝をつける下と、長袖の上にすることです。子どもは大人より地面に近い位置で作業するので、膝やお尻にしっかり土が付きます。親が同じように汚れる前提の服にしておくと、子どもを手伝うときに迷わず膝をつけます。写真に残したいなら、色だけ合わせる方法もあります。土の色に沈まない明るい色を、親子のどちらか1か所に入れると、畑の中で姿が見つけやすくなります。
- Q. 芋掘りのあとに、そのまま食事に行く予定があります
- 上と靴だけ替えられるように準備してください。畑の土がいちばん付くのは、膝から下と手と靴です。下まで替えるのは大がかりなので、膝に土が付きにくい濃い色のパンツにしておき、上は脱げる羽織りを掘る作業の間だけ着るようにすると、羽織りを脱いで靴を替えるだけで食事に行けます。靴は袋に入れた別の1足を車か大きめの手提げに入れておき、店に入る前に履き替えます。
— メグラシ編集部





