骨格ウェーブの手|薄さと関節で見分けて、秋冬の手袋・時計・指輪を選ぶ

**骨格ウェーブの手は、大きさではなく「薄さ」で見分けます。**手のひらを横から見て中指より薄い、握って開いた指に節が残らない、手首を真上から見ると平たい。この3か所のうち2か所が当てはまれば、あなたの手はウェーブ寄りです。
そう決まったら、秋冬に手元へ来るものは細く・軽く・手首の骨より少し下で止めるのが基本になります。時計の文字盤は手首の幅の半分から6割、指輪の幅は3mm以内、手袋は手首の骨から3〜5cm上で口が閉じるもの。この記事では、その数字がどこから出てくるかと、3か所のうち1か所しか当てはまらなかったときにどうするかを順に書きます。
体全体の見分け方は骨格ストレートとウェーブの違いに、手首と袖口の関係は骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口に分けてあります。ここでは手そのものと、手に着ける小物の話に絞ります。
結論:骨格ウェーブの手は「薄い・節が出ない・手首が平たい」
先に判定の形をまとめておきます。
- 手のひらの厚み 手のひらの中央を横から見たとき、厚みが自分の中指の太さより薄い
- 指の関節 グーを握って開いた直後、第二関節の節が指の太さより目立たない
- 手首の断面 手首を真上から見た幅と、横から見た厚みが、だいたい2対1
3つとも当てはまればウェーブの手、2つならウェーブ寄り、1つ以下なら手だけを見てウェーブとは言い切れません。
ウェーブの手は、骨の存在より皮膚と肉の薄さが先に目に入る手です。だから重いもの、厚いもの、高さのあるものを乗せると、手のほうが負けて見えます。反対に、細い線を1本だけ添えるくらいの小物が、手の薄さとそろって自然に見えます。秋冬の手元選びは、この「乗せる量を減らす」方向で考えると迷いません。
手のひらの厚みを測る|横から見て、中指と比べる
鏡は要りません。机の上に手のひらを下にして置き、目の高さを机の面まで下げて、手を真横から見てください。
見るのは、親指の付け根のふくらみを除いた、手のひらの中央あたりの厚みです。その厚みと、同じ手の中指を真横から見た太さを比べます。
- 中指より明らかに薄い → ウェーブ寄り
- 中指とほぼ同じ → どちらとも言えない
- 中指より厚い → ストレート寄り
手のひらに厚みがある人は、甲の側にも肉がついていて、手を置いたときに手の甲がなだらかな丘のように盛り上がります。ウェーブ寄りの人は、甲の中央が平たく、指の付け根から手首まで、ほぼ同じ高さで続きます。
**厚みは握力や筋肉の量とは別のものです。**よく手を使う仕事をしていても、手のひらが薄い人はたくさんいます。家事や楽器でできたたこや筋は、判定から外して考えてください。
横から見るのが難しいとき
ひとりで測りにくければ、手のひらで薄い紙を1枚挟んで、親指と人差し指で手のひらの中央をつまんでみてください。つまんだときに、指先同士の距離が中指の太さより短ければ薄い手です。つまむ位置は、手のひらの中央、生命線の内側あたりです。
左右で厚みが違うとき
利き手のほうが、反対の手より少し厚いことはよくあります。毎日ペンや包丁を握る側の手は、親指の付け根や手のひらの外側に肉がつきやすいからです。判定には、利き手ではないほうの手を使ってください。そちらのほうが、生まれ持った手の形に近い状態を残しています。
両手とも測ってみて、片方が中指より薄く、もう片方がほぼ同じだったときは、「中指より薄い」の側に数えて構いません。厚いほうの手も、使っているうちに厚くなった分を除けば、薄い側に入ることが多いからです。
指の関節を見る|握って開いたあとに節が残るか
次は指です。こぶしをしっかり5秒握ってから、ぱっと開いてください。開いた直後、指を伸ばした状態で、第二関節(指の真ん中の関節)を横から見ます。
- 節が指の太さとほぼ同じで、指がまっすぐな筒に見える → ウェーブ寄り
- 節が少しだけふくらむ → どちらとも言えない
- 節がはっきり外にふくらみ、指が竹のように見える → ナチュラル寄り
ウェーブ寄りの指は、関節の位置が分かりにくく、指先に向かってなだらかに細くなります。爪の付け根あたりで指が一番細くなる人が多いのも特徴です。
ここでよく迷うのが、指が長いか短いかです。指の長さは、この判定には入れません。長い指でもウェーブの人はいますし、短い指でもナチュラルの人はいます。見るのは長さではなく、節がふくらむかどうかです。
爪の形と指先は判定に入れない
指先が細いか丸いか、爪が縦長か横長かも、よく気にされるところです。ただ、爪の形は手入れや伸ばし方で大きく変わりますし、指先の丸みは骨格よりも肉づきの差が出やすい場所です。この記事の判定では、爪と指先は見ません。
見るのは、あくまで第二関節の節が、指の太さに対してふくらむかどうか。節を見るときに爪の色や形が気になって判断がぶれるなら、手を握ったまま、指の背の側だけを横から見ると、関節の形だけが目に入ります。
手首の断面を見る|幅と厚みが2対1に近いか
3つ目は手首です。手首の一番細いところ(手のひらの付け根から指2本分、腕側)を、真上から見た幅と、真横から見た厚みで比べます。
定規があれば測ってください。なければ、親指と人差し指で手首を上下から挟んだ幅と、左右から挟んだ幅を比べるだけでも分かります。
| 見え方 | 幅:厚み | 寄りやすいタイプ |
|---|---|---|
| 平たく、真上から見ると広い | 2:1前後 | ウェーブ |
| 丸く、どこから見ても同じ太さ | 1.5:1より丸い | ストレート |
| 骨の角が外に出て、幅の端がとがる | 比より骨の出方が目立つ | ナチュラル |
ウェーブ寄りの手首は、薄い板のような形をしています。小指側の手首の骨(尺骨の出っ張り)は小さく、目で見ても分かりにくいことが多いです。手首の骨の見え方については骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口で詳しく扱っています。
手首の周囲も一度だけ測っておく
断面の比とは別に、手首の一番細いところの周囲を、紐やメジャーで一度測って書き留めておいてください。この数字は、あとで出てくるブレスレットの長さや時計のベルトの穴の位置を決めるときに、そのまま使えます。
ウェーブ寄りの手首は、幅に比べて厚みが薄いので、周囲の数字が同じでも、丸い手首より細く見えます。周囲が同じ人どうしでも、似合う時計の大きさが違うのはこのためです。周囲の数字だけで時計やブレスレットを選ばず、真上から見た幅もいっしょに控えておくと、売り場で迷いません。
3か所のうち2か所だけ当てはまるとき
ここが一番相談の多いところです。3つの判定が全部そろう人はむしろ少なく、2つが当てはまって1つが外れる人が大半です。外れた1か所によって、小物の選び方を少しだけ変えます。
手のひらは厚いが、関節と手首はウェーブ
手首まわりの小物(時計・ブレスレット・手袋の口)はウェーブの基準で選びます。指輪だけは、手のひらの厚みに合わせて、幅を3mm前後まで広げても大丈夫です。手のひらが厚いと指の付け根も太くなるので、極細の指輪だと付け根で食い込んで見えることがあります。
関節は目立つが、手のひらと手首はウェーブ
こちらも手首まわりはウェーブの基準です。指輪は、節の太さと指輪の幅をそろえる意識で選んでください。目安は、節を越えるときに指輪がつかえない太さで、幅は2.5〜3.5mm。石が付くなら、高さの低いものを選びます。高さのある石は、節の出っ張りと競って、指が骨っぽく見えます。
手首が丸く、手のひらと関節はウェーブ
この組み合わせでは、時計とブレスレットだけはストレートの基準に寄せてください。丸い手首は、細すぎるベルトや極細のチェーンを乗せると、手首の太さとの差が目立ちます。ベルト幅は14〜16mmくらいまで広げても浮きません。指輪と手袋はウェーブの基準のままで構いません。
どれも中間で決めきれない
3つとも「どちらとも言えない」に入る場合は、手首の断面を優先してください。秋冬の手元で一番目に入るのは、袖口から出た手首と、そこに着けた時計です。手首が平たければウェーブの基準で、丸ければストレートの基準で始めて、指輪は手持ちの中で一番よく着けているものの幅を基準にします。
手の大きさは判定に使わない
「手が小さいからウェーブだと思う」という声はとても多いのですが、手の大きさは判定に入れないでください。
手の大きさは、身長や腕の長さとほぼ比例します。身長が低めの人は手も小さく、高めの人は手も大きい。これはどの骨格タイプでも同じです。背が低めで手が小さいストレートの人もいれば、背が高く手の大きいウェーブの人もいます。
もうひとつの理由は、大きさは比べる相手によって変わってしまうことです。友人と比べて小さくても、家族と比べると普通だった、ということはよくあります。厚みや関節や手首の形は、自分の手の中だけで比べられるので、相手に左右されません。
どうしても大きさを見たいなら、手首のしわから中指の先までの長さを、自分の顔の長さ(額の生え際からあご先)と比べてください。それでも参考程度にとどめ、厚み・関節・手首の3か所で決めるのが確実です。
秋冬の手袋|甲の薄さと、口が閉じる位置
ここからは秋冬に手元へ来るものを順に見ていきます。最初は手袋です。
ウェーブ寄りの手は甲が薄いので、裏地の厚い手袋をはめると、手全体が一回り大きく膨らんで見えます。手袋を選ぶときに見るのは、次の3つです。
- 甲の厚み はめた状態で、甲の側を指でつまめる余りが5mm以内
- 口の閉じ方 手首のところで布がすぼまり、筒のように立たない
- 丈 手首の骨から3〜5cm上で止まり、袖口と重なる
素材は、薄い革、細い糸で編んだ手袋、短い起毛の布が合います。太い糸のざっくりした編み地は、甲の薄さとの差が出て、手袋だけが重く見えます。ざっくり編みが好きなら、指先の空いたものや、手首の口だけがリブで細く締まっているものを選ぶと、重さが手首まで来ません。
**口が広く開いた手袋は、手首の細さを隠してしまいます。**手首を見せない冬だからこそ、手袋の口の形が手首の代わりになります。口がすっきり閉じているものを選ぶと、袖口から手袋に続く線が細くつながります。
手袋の色
色は、コートの袖口の色と同じか、それより少し明るい色にしてください。手袋がコートより暗いと、手の先が重く沈んで見えます。特に、明るい色のコートに黒い手袋を合わせると、手先だけが目立ちます。
手袋の指の長さを確かめる
手袋は、指の長さが合っていないと、甲の厚みが合っていても大きく見えます。はめた状態で指先をつまみ、布の余りが5mm以上あるなら、指の長さが合っていません。指先に余りがあると、手の先がふくらんで見え、薄い手の良さが消えてしまいます。
ウェーブ寄りの手は指が先に向かって細くなるので、指先が丸くふくらんだ形の手袋より、指先に向かってすぼまる形のほうが沿います。売り場で手袋を選ぶときは、手のひら側だけでなく、指の先端の形も見比べてください。
指先の空いた手袋と、手首だけを覆う小物
細かい作業をする日や、スマートフォンを触る日は、指先の空いた手袋が便利です。このときは、空いた指先の縁が第二関節より手前、指の付け根に近い位置で止まるものを選んでください。関節の上で縁が止まると、そこに線ができて、節が目立たない指の良さが隠れます。
手首だけを覆う短いアームウォーマーや、手の甲までの指なしの編み物も、秋の入り口に使いやすい小物です。編み地は細い糸のもの、長さは手首の骨を挟んで上下に5cmずつくらいが、平たい手首とつり合います。
腕時計|文字盤は手首の幅の半分から6割
腕時計は、文字盤の直径を手首の幅で割って考えます。
手首を真上から見た幅を測ってください。ウェーブ寄りの人の手首は、幅が5cm前後のことが多いです。その半分から6割、つまり25〜30mmの文字盤が、手首にきれいに収まる大きさです。
| 文字盤の直径÷手首の幅 | 見え方 |
|---|---|
| 0.5〜0.6 | 手首の中に収まり、細さが前に出る |
| 0.6〜0.7 | 時計の存在感が出る。袖口から半分のぞかせると落ち着く |
| 0.7を超える | 文字盤が手首の外にはみ出して見える |
ベルトの幅は、10〜14mmが目安です。金属のベルトなら、つなぎ目の細かい、しなやかに曲がるものを選んでください。板のように硬いベルトは、平たい手首の上で浮きます。
着ける位置
ウェーブ寄りの手首は骨が小さいので、時計が手のほうへ滑ってきやすい形です。手首の骨の少し腕側、骨から指1本分上の位置で、ベルトの穴を合わせてください。滑って手の甲に乗ると、文字盤が手首の幅より大きく見えてしまいます。
秋冬は袖口との関係もあります。ニットの袖口が手首の骨まで来る服なら、時計は袖口の中に半分入る位置になります。文字盤の上半分だけがのぞく状態は、大きめの時計でも重く見えにくい着け方です。
文字盤の形|丸・四角・楕円
文字盤の形でも見え方は変わります。ウェーブ寄りの平たい手首には、丸い文字盤か、横より縦が少し長い楕円が沿います。角の立った四角い文字盤は、手首の平たさと角の線がぶつかって、時計だけが硬く見えることがあります。
四角が好きなら、角が丸く削られたものを選ぶか、文字盤の縦の長さを手首の幅の半分以下に抑えてください。縦に細長い長方形は、手首の上で縦の線になり、平たい手首が少し長く見える効果もあります。
手袋と時計を両方着ける日
寒い日は、手袋と腕時計を同時に着けることになります。手袋の口が時計の上に重なると、文字盤が手袋の縁に押されて傾き、手首の上で時計だけが盛り上がって見えます。
手袋と時計を両方着ける日は、時計を手首の骨から指2本分ほど腕側にずらし、手袋の口と重ならない位置にしてください。手袋の口が時計の手前で止まり、その間に袖口が入る形です。手袋、袖口、時計と、細い部品が手首の上で順に並ぶので、平たい手首が段になって見えず、細さが残ります。
指輪|幅は3mm以内、石の高さは5mm以内
指輪は、幅と高さの2つで選びます。
幅 ウェーブ寄りの指は節が目立たず、先に向かって細くなるので、幅1.5〜3mmの細い指輪が指の線とそろいます。3mmを超える幅広の指輪は、指が短く見え始めます。
高さ 石や飾りが付く指輪は、指から飾りの上端までの高さを見てください。5mm以内なら手の薄さとつり合います。それより高い飾りは、手の甲側から見たときに、指輪だけが手から浮き上がって見えます。
重ね着けするとき
細い指輪を2本重ねるのは、ウェーブの手に合う着け方です。ただし2本を合わせた幅が4mmを超えないようにしてください。1本は無地、もう1本に小さな飾り、という組み方にすると、太い1本より軽く見えます。
秋冬に指輪を着けるときの気をつけどころ
手袋をはめる季節は、指輪の飾りが手袋の内側に引っかかりやすくなります。爪のある石や、上に高く立ち上がった飾りは、手袋を脱ぐたびに糸を引くことがあります。外出の多い日は、表面がなめらかな指輪にしておくと安心です。
どの指に着けるか
ウェーブ寄りの手は、指輪を着ける指でも印象が変わります。人差し指や中指に着けると、手の中心に視線が集まり、手の薄さがよく見えます。薬指や小指は、手の外側の線を細く見せる位置です。
秋冬は手袋を着けたり外したりが増えるので、小指の指輪は手袋の内側でずれやすくなります。外出の多い季節は、薬指か中指に1本、と決めておくと扱いやすいです。2本重ねるなら同じ指に。違う指に分けて着けると、手全体に飾りが散って、薄い手の上では落ち着きにくくなります。
ブレスレットとバングル|落ちる位置を決めてから選ぶ
ブレスレットは、どこで止まるかを先に決めます。
平たい手首は、ブレスレットが手の方へ落ちてきやすい形です。手の甲まで落ちたブレスレットは、手首の細さを見せる役目を果たしません。チェーンのブレスレットなら、手首の骨の上でちょうど止まる長さに調整してください。目安は、手首の一番細いところの周囲に1.5〜2cmを足した長さです。
バングルは、内側の形が楕円のものを選んでください。丸いバングルは、平たい手首との間にすき間ができて、くるくる回り、手の甲まで落ちます。楕円の内側なら、手首の平たさに沿って止まります。
太さは、チェーンなら1〜2mm、バングルなら幅3〜6mmくらいまでが、手首の薄さと合います。秋冬はニットの袖口に重なるので、引っかかりのない、表面の平らなものが使いやすいです。
金属の色と、光り方
時計やブレスレットの金属は、色よりも光り方で選ぶと失敗が減ります。ウェーブ寄りの手は皮膚が薄く見えやすいので、鏡のように強く光る金属は、手より金属のほうが目に入ります。表面が少しつや消しになったものや、細かい槌目(つちめ)が入ったものは、光が散って手の上で柔らかく見えます。
金色か銀色かは、肌の色との相性の問題なので、ここでは決めません。どちらの色でも、光の強さを一段抑えると、手の細さが前に出ます。
ニットの袖口と手の見え方|指の付け根を隠しすぎない
秋冬の手元は、小物より先に袖口が決めています。
ウェーブ寄りの手は薄くて細いので、ニットの袖口が手の甲の中ほどまで来ると、手がほとんど隠れて、子どもっぽく見えることがあります。いわゆる「萌え袖」がかわいいと言われる一方で、仕事の日に手が見えないと頼りなく見えるのはそのためです。
袖口の止まる位置は、手首の骨から指1本分、手の側まで。これが、手の薄さと袖の柔らかさがちょうどつり合う位置です。手の甲の中ほどまで隠れる袖は、休日の一枚にとどめると使い分けしやすくなります。
袖口そのものは、リブで細く締まっているものが合います。ゆるく開いた袖口は、平たい手首とのすき間から腕が見えて、手首が実際より細く頼りなく見えます。袖口の形についてもっと詳しく知りたいときは骨格ウェーブのニットの選び方を見てください。
バッグの持ち手|手で持つか、腕に掛けるか
秋冬は荷物が増えて、手元のバッグも重くなりがちです。ウェーブ寄りの手でバッグを持つときは、持ち手の太さと、手で持つか腕に掛けるかで見え方が変わります。
手で持つ 持ち手の太さ(断面の直径)は1〜1.5cmが、薄い手でしっかり握れて、手からはみ出さない太さです。2cmを超える太い持ち手は、手のほうが小さく見えます。
腕に掛ける ひじの内側に掛ける持ち方は、ウェーブ寄りの体に合いやすい持ち方です。バッグが体の高い位置に来るので、重心が上がって見えます。このときも持ち手は細めのほうが、ひじの内側で食い込まずに収まります。
バッグそのものの大きさや形は骨格診断別のバッグの選び方にまとめてあります。
体の判定と、手の判定が食い違うとき
体全体ではストレートと言われたのに、手だけはウェーブの特徴がそろう。こういうことは珍しくありません。骨格診断は体全体の傾向をまとめたもので、手や手首は一部分にすぎないからです。
この場合、服は体の判定、手元の小物は手の判定で選んでください。
- 服(コート・ニット・パンツ)は、体全体の判定に合わせる
- 手首から先に着けるもの(時計・指輪・ブレスレット・手袋)は、手の判定に合わせる
- 袖口だけは両方の間をとる。袖そのものは体の判定、袖口の締まり方は手の判定
体がストレートで手がウェーブの人なら、コートは直線のものを着て、時計と指輪は細いものにする。これで手元だけがちぐはぐになることはありません。手元の小物は体から離れた場所にあるので、体の判定と別に選んでも全身の印象は崩れにくいのです。
反対に、体はウェーブなのに手が厚くて関節も目立つ人は、指輪を少し幅広にし、時計のベルトを14mm前後まで広げてください。体の柔らかさと手の骨っぽさの間を、手元の小物でつなぐ形になります。
体がナチュラルで、手がウェーブのとき
体はナチュラルと言われ、手だけが薄くて平たい人もいます。この場合、服はゆったりした直線や厚手の素材が似合うのに、手元に大ぶりの時計や太いバングルを着けると、手だけが負けて見えます。
ゆったりした袖の服を着る日は、袖口から手首が見える量が多くなるので、手首まわりは細い1本だけにしてください。服の量感は体に任せて、手元は手の形に任せる。体と手で役割を分けると、全身のどこにも無理が出ません。
季節で手元の見え方は変わる
夏は袖がなく、手首から先が腕と一続きに見えます。秋冬は袖口と手袋で手首が区切られ、手首から先だけが小さな面として見えます。同じ時計でも、夏より冬のほうが大きく見えるのはこのためです。
夏に気に入って着けていた時計やブレスレットが、冬になって急に重く感じたら、文字盤やバングルの幅を手首の幅で割り直してみてください。0.6を超えているなら、冬の間だけ一回り細いものに替えるか、袖口の中に半分入れて着けると、手首の細さとつり合います。
ストレート・ナチュラル寄りの手との境目
比べる軸を3つだけ並べておきます。答えを決めるための表ではなく、自分の手がどちらにずれているかを確かめるための表です。
| 見る場所 | ウェーブ寄り | ストレート寄り | ナチュラル寄り |
|---|---|---|---|
| 手のひらの厚み | 中指より薄い | 中指より厚い | 厚みより骨の広さが目立つ |
| 指の関節 | 節が目立たない | 節は目立たず、指全体に肉感 | 節がふくらむ |
| 手首の断面 | 平たい(2:1前後) | 丸い | 骨の角が出る |
ストレート寄りの手は、関節が目立たない点ではウェーブと似ていますが、手のひらと甲に厚みがあります。ナチュラル寄りの手は、厚みより骨の幅と関節が先に目に入ります。どちらとも迷うときは、上で書いたとおり手首の断面を優先してください。
売り場で手元の小物を選ぶときの30秒の確認
最後に、時計や手袋を手に取ったときの確認を、短くまとめます。
- 手首に乗せて、真上から見る 時計なら文字盤が手首の幅からはみ出していないか。ブレスレットなら手首の骨の上で止まるか
- 横から見る 指輪や時計の高さが、手の甲より上に飛び出していないか
- 手を下ろして、鏡で全身を見る 腕を自然に下ろしたとき、手元の小物だけが目に飛び込んでこないか
3つ目が一番大事です。手を目の前に持ち上げて見ると、どの小物もきれいに見えます。でも実際に人から見られるのは、腕を下ろして歩いているときの手元です。腕を下ろした状態で、小物より手の細さのほうが先に目に入るなら、その小物はあなたの手に合っています。
手袋を試すときだけは、もうひとつ
手袋は、はめたあとに一度こぶしを握ってください。甲の側に布が余ってしわが寄るなら、甲の厚みが手と合っていません。握っても甲の布が平らなままなら、その手袋は薄い手に沿っています。冬の間ずっと使うものなので、ここだけは時間をかけて確かめる価値があります。
手元に着ける数は、2つまで
ウェーブ寄りの手は、小物を1つずつ細く選んでも、数が増えると手首から先がにぎやかになります。秋冬は手袋を外したあとに、時計、ブレスレット、指輪が一度に目に入る季節です。手首に1つ、指に1つ、合わせて2つまでにしてください。
時計とブレスレットを同じ手首に重ねたいなら、指輪は外すか、反対の手に移します。手首の2つを足し算すると、手首の幅に対して金属の面が広くなるので、文字盤は手首の幅の半分に近い小さめのものにすると、手首の細さが残ります。数を絞る日ほど、残した1つの細さがよく見えます。
まとめ:手を一度測っておけば、秋冬の手元は同じ基準で選べる
骨格ウェーブの手は、手のひらの薄さ、関節の目立たなさ、手首の平たさで見分けます。大きさは判定に使いません。3か所のうち2か所当てはまればウェーブ寄りで、1か所しか当てはまらないときは手首の断面を優先します。
秋冬に手元へ来る小物は、その手の薄さに合わせて、細く・軽く・低く選びます。時計の文字盤は手首の幅の半分から6割、指輪の幅は3mm以内で高さは5mm以内、手袋は甲の余りが5mm以内で、口が手首の骨から3〜5cm上で閉じるもの。
一度測った数字は、季節が変わっても使えます。冬の重いコートの季節も、春の薄着の季節も、手首から先に着けるものは同じ基準で選んでください。体全体の着こなしは骨格ウェーブの冬服や骨格ウェーブの総合ガイドと合わせて読むと、手元と全身の基準がひとつにつながります。
よくある問い
- Q. 手が小さいので、骨格ウェーブだと思っていいですか
- 大きさだけでは決められません。手の大きさは身長や指の長さに引っぱられるので、小さい手のストレートの人も、小さい手のナチュラルの人もいます。見るのは厚みと関節と手首の形です。手のひらの中央を横から見て、厚みが中指の太さより薄い。握って開いたあと、第二関節の節が指の太さより目立たない。手首の幅と厚みが、だいたい2対1の平たい形。この3つのうち2つが当てはまれば、ウェーブ寄りの手と考えて構いません。
- Q. 手首は細いのに、指の関節が目立ちます。どちらで考えればいいですか
- 小物を選ぶときは、手首の形を優先してください。手首の断面が平たく細いなら、時計やブレスレットは細く軽いものが合います。関節が目立つ指には、指輪の幅を少しだけ広くして、節と指輪の線をそろえます。幅2mmの細い指輪が節の手前で浮いて見えるなら、3mm前後にすると落ち着きます。手全体をひとつのタイプに決め切る必要はなく、手首まわりと指まわりで選び方を分けるほうが失敗が少ないです。
- Q. 秋冬の手袋は、どんな形を選べばいいですか
- 甲が薄く、手首の口がすっきり閉じるものを選んでください。ウェーブ寄りの手は甲が薄いので、厚い裏地の手袋は手が一回り大きく見えます。裏地は薄手の起毛か、編み地の手袋なら細い糸のものが合います。丈は、手首の骨から3〜5cm上で止まるもの。袖口のニットと手袋の口が重なって、手首が隠れる長さです。口が広く開いて筒のように立つ形は、手首の細さと離れて見えます。
- Q. 大きな文字盤の腕時計が好きです。合わせ方はありますか
- 文字盤の直径が手首の幅の7割を超えると、時計が手首からはみ出して見え始めます。それでも大きな時計を着けたいときは、ベルトを細くするか、文字盤の縁を薄い色にして、手首に乗る重さを減らしてください。もうひとつは、袖口の中に半分入れてしまう着け方です。秋冬のニットの袖口から文字盤が半分だけのぞく位置にすると、大きさが目立たず、手首の細さのほうが前に出ます。
— メグラシ編集部





