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骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口|骨の出方・断面・細さで袖の終わりを決める

メグラシ編集部//読了 13分
窓際の木の机で、オートミール色のニットの細いリブの袖口が手首のあたりで終わり、反対の手の指先でその位置を確かめている女性の手元

**いま着ている長袖の袖口が、手首のどこで止まっているかを見てください。**手首の骨の上か、骨より上か、骨を越えて手の甲にかかっているか。

骨格診断で手首を見る人は多いのですが、その結果がいちばん素直に使えるのは、秋冬に長袖へ戻ったときの袖口です。**断面が丸いか平たいか、小指側の骨が何mm出ているか、袖口の内周と手首まわりの差が何cmか。**この3つで、袖を終わらせる場所が3つに分かれます。

手首を含めた全身の見分け方は骨格診断3タイプの違いに、鎖骨の見方は骨格診断の鎖骨は3か所で見るにあります。この記事は、判定したあとの袖口だけを扱います。

結論:手首の形で、袖が終わる場所は3つに分かれる

先に答えを置きます。自分の手首がどの行に近いかを見て、袖の終わる位置を決めてください。

手首の形寄っている側袖が終わる位置袖口の形
断面が丸く厚い(厚み÷幅が0.75以上)ストレート寄り手首の骨の上平らに落ちる口、細いリブ
平たく細い(0.65未満)ウェーブ寄り骨より2〜3cmひじ側少し浮く口、薄いフリルや細い絞り
小指側の骨が5mm以上出るナチュラル寄り骨の先、手の甲に1〜2cm開く口、太いリブの折り返し
0.65〜0.74で骨が3mm前後どちらとも取れる骨の上から1cm先3〜6cmのゆとりがある口

**袖の長さは、服の名前ではなく手首の側で決まります。**同じ九分袖のニットでも、平たく細い手首には合い、骨が出ている手首では骨の出っぱりが袖口のすぐ下に出て、線が途中で切れます。

測るのは3つ。所要2分

定規かメジャー、それと鏡があれば足ります。利き手ではないほうで測ってください。利き手は骨の出っぱりが1〜2mm大きく出ることが多いためです。

測るもの道具何が分かるか
① 断面比(厚み÷幅)定規袖を骨の上で止めるか、上で止めるか
② 小指側の骨の出っぱり定規を当てた隙間袖を骨の先まで伸ばすか
③ 手首まわりメジャー袖口のゆとりが何cm要るか
④ 手首の骨からひじまでメジャーたくし上げたときの布のたまり

④は必須ではありません。カーディガンやシャツの袖をたくし上げて着る日が多い人だけ、測っておくと役に立ちます。

測り方①|断面比は、厚み÷幅

手首のいちばん細いところで、厚み(手の甲側から手のひら側まで)と、幅(親指側から小指側まで)をそれぞれmmで測ります。厚みを幅で割った数字が断面比です。

断面が丸いほど1.0に近づき、平たいほど小さくなります。0.75以上なら丸い側、0.65未満なら平たい側、そのあいだは中間です。

この数字が袖に効く理由は、袖口が手首の上に落ちたときの影の出方です。断面が丸い手首は、袖口の内側に手首の厚みが入り、口がどの方向にも同じ幅で開きます。平たい手首は、手の甲と手のひらの側で口が浮き、横からは袖口と手首の間に三角の隙間が見えます。

測り方②|小指側の骨の出っぱり

手の甲を上にして、小指側の手首にある丸い骨を見つけます。定規を手の甲に平らに当て、骨の頂点と、その手前の平らなところの差を見ます。差が5mm以上なら出ている側、2mm以下なら出ていない側です。

**この骨は、袖口がどこで止まるかによって、見えたり消えたりします。**袖が骨の手前で止まると、骨の出っぱりが袖口のすぐ下に顔を出します。袖が骨を越えて止まると、骨は袖の中に入り、外からは袖口の布の丸みとして見えます。

骨が出ている人の袖選びが難しく感じるのは、骨が大きいからではなく、袖が骨のちょうど手前で止まる服が多いからです。九分袖や手首丈と呼ばれる長さの多くが、この位置で終わります。

測り方③|袖口の内周と、手首まわりの差

手首の骨のすぐひじ側で、手首まわりをメジャーで測ります。次に、手持ちの長袖の袖口を平らに置いて幅を測り、2倍します。これが袖口の内周です。内周から手首まわりを引いた差で、袖口がどう落ちるかが決まります。

差袖口の落ち方向く手首
0〜2cm手首に沿う。口の形が手首の形になる断面が丸い手首
3〜6cm少し浮いて、口に丸みが出る平たい手首、中間の手首
7〜10cm開いて、骨の上に口がかぶさる骨が出ている手首
11cm以上大きく開いて、腕を上げると口が下がる袖を折り返す前提の服

リブのニットは、伸ばした状態ではなく、置いたままの幅で測ってください。リブは腕を通すと広がりますが、見た目に出るのは戻ったときの幅です。

定規が無いときは、指で囲んで確かめる

外出先や試着室で定規が無いときは、反対の手の親指と中指で、手首のいちばん細いところを囲んでください。指の重なり方と、囲んだ輪の形で、おおよその側が分かります。

囲んだときの様子近い側袖の終わる位置
輪が丸く、指先がちょうど触れる断面が丸い骨の上
輪が横に長い楕円で、指先が1cm以上重なる平たく細い骨より2〜3cm上
小指側で輪が骨に押し上げられる骨が出る骨の先
どれとも言いにくい中間骨の上から1cm先

指の長さには個人差があるので、重なりの長さは目安です。**見るのは長さより、輪の形です。**丸いか、横に長いか、一か所だけ持ち上がるか。その3つが分かれば、袖の終わる位置は決められます。

断面が丸い手首|袖は骨の上で、口は平らに

断面比が0.75以上の手首は、袖を手首の骨の上で止め、口が平らに落ちる形を選ぶと、腕から手の先まで面が一続きになります。

**避けたいのは、口に量が集まる形です。**袖口に絞りが入ってふくらむ形や、太いリブを外へ折り返した形は、手首の高さに横の厚みが加わります。丸い断面の手首はもともと厚みがあるので、その上にさらに厚みが重なり、手首の位置に横線が1本太く出ます。

袖口の形断面が丸い手首での見え方選び方
細いリブ(高さ3〜5cm)口が手首に沿って平らに終わるそのまま選べる
太いリブ(8cm以上)口の厚みが横線になる内側に1回折って高さを半分に
ボタン1つのカフス平らに終わるカフスの幅は5cm前後
絞ってふくらむ口手首の上に量が乗る袖丈を骨より1cm長くして量を下げる
切りっぱなしの口平らに落ちる厚手の布なら選べる

袖丈は、手首の骨の頂点から0〜1cm先で止まるのが目安です。腕を前に出したときに骨が少し見える、くらいの長さです。

断面が丸い手首は、手首の厚みが袖口の内側を満たすので、細いリブでも口がきれいに張ります。袖口に何かを足すより、口の縁がまっすぐ横に通っているかどうかを見るほうが、仕上がりに効きます。縁が波打っていたり、片側だけ下がっていたりすると、手首の厚みの上でその乱れがそのまま目に入ります。

平たく細い手首|骨より2〜3cm上で止めて、手首を見せる

断面比が0.65未満の手首は、袖を手首の骨より2〜3cmひじ側で止めて、手首を少し見せると、腕の先が軽く見えます。袖が骨を越えて手の甲にかかると、細い手首の上に布の量がかぶさり、袖に手首が埋もれたように見えます。

**口の形は、少し浮くものが合います。**差が3〜6cmで、口に丸みが出るもの。薄いフリルや細い絞りの入った袖口は、平たい手首の横の隙間を布の丸みで埋めるので、手首と袖のあいだに段ができません。

袖口の形平たく細い手首での見え方選び方
九分袖(骨より上で終わる)手首が見えて腕の先が軽いそのまま選べる
薄いフリルの口横の隙間が埋まるフリルの幅は3cmまで
細い絞りの口口に丸みが出る絞りの位置が骨より上か確かめる
太いリブの折り返し手首の先に重さが寄る折り返さずにたくし上げる
大きく開くベル袖手首が袖の中で細く見えすぎる開きの差を7cm以内に

平たく細い手首の人が長めの袖を着たい日は、袖を下ろしきらずに、ひじの下に1〜2段たるませて、口を骨より上に置いてください。

この手首は、袖口より先に見える部分、つまり手首そのものが、腕の先の軽さを作っています。**袖口から手首の骨までの2〜3cmが見えていれば、残りは袖の中で構いません。**寒い日にその2〜3cmが冷えるときは、袖を伸ばすのではなく、薄いアームウォーマーを袖の中に入れて、見える部分だけ残すやり方もあります。

骨が出ている手首|袖を骨の先まで伸ばす

小指側の骨が5mm以上出ている手首は、袖を骨の先まで伸ばし、手の甲に1〜2cmかかる長さにすると、骨の出っぱりが袖口の内側に収まります。

**合うのは、開く口です。**差が7〜10cmで、口が骨の上にかぶさるもの。袖口が骨の出っぱりを包むので、外からは骨の角ではなく、布の丸みとして見えます。太いリブの折り返しも、厚みが骨の出っぱりと釣り合うので、この手首ではむしろ合います。

袖口の形骨が出ている手首での見え方選び方
手の甲に1〜2cmかかる長さ骨が袖の中に入るそのまま選べる
太いリブの折り返し厚みが骨と釣り合う折り返しの高さ5〜8cm
開くカフス(ボタンを留めない)口が骨の上にかぶさる開いたときの差が7cm以上
九分袖骨が袖口のすぐ下に出る袖を下ろしきって骨を越える長さか確かめる
細いリブで沿う口骨の角が口の形に出る口の差が2cm以内なら外す

骨が出ている人が九分袖を着る日は、骨の上に細い腕時計かバングルを1本置くと、袖口と骨のあいだに区切りが入ります。

骨が出ている手首は、手首から先の線がはっきりしているぶん、袖口の縁もはっきりしたものと釣り合います。**太いリブや、目の粗い編み地の口は、骨の線の強さと同じくらいの強さを持っているので、並べても片方が負けません。**反対に、薄くて細い口は骨の線の前で弱く見え、袖が手首の途中で終わったように見えます。

袖口の形と、3つの手首の相性

ここまでの内容を、袖口の形ごとに並べ直します。手持ちの服を一枚ずつ当てはめてください。

袖口の形断面が丸い平たく細い骨が出る
細いリブ(沿う口)合う手首が見えれば合う骨の角が出る
太いリブの折り返し厚みが重なる先に重さが寄る合う
ボタンカフス(留める)合うカフスが大きく見える骨の上で止まれば合う
ボタンカフス(開ける)口が広がりすぎる合う合う
絞ってふくらむ口量が乗る合う骨の上なら合う
ベル袖口が横に広がる開きが7cm以内なら合う合う
切りっぱなし厚手なら合う薄手なら合う合う
手の甲にかかる長さ手首が見えずに長く見える手首が埋もれる合う

**「合う」が3つそろう形はありません。**袖口の形は手首ごとに向きが分かれるので、形の名前で決める前に、自分の手首の列だけを見てください。

ニットのリブ袖は、リブの高さで選ぶ

秋に最初に出すのはニットです。ニットの袖口は、ほとんどがリブで終わります。リブの高さ(袖口から編み地が変わるところまで)で、手首に乗る厚みが変わります。

リブの高さ断面が丸い平たく細い骨が出る
3〜5cm合う合う骨の上に口が来ると角が出る
6〜8cm内側に1回折るたくし上げて骨より上に合う
9cm以上内側に折って高さを半分に折らずに下ろすと埋もれる外に1回折って厚みを出す

**リブを外に折るか内に折るかで、同じ袖が別物になります。**外に折ると口の厚みが2倍になり、内に折ると厚みは変わらず長さだけが縮みます。断面が丸い人は内側、骨が出ている人は外側、平たい人は折らずにたくし上げる、と分けてください。

シャツとブラウスのカフスは、幅とボタンの位置

シャツやブラウスのカフスは、幅(袖口の縦の高さ)とボタンの位置で、手首に乗る線の太さが決まります。

カフスの幅断面が丸い平たく細い骨が出る
3〜4cm合う合う骨の手前で止まりやすい
5〜6cm合う手首が埋もれない範囲で合う合う
7cm以上手首の横線が太くなるカフスが主役に見える合う

ボタンを1つ外側に付け替える、または留めずに1回折り返す、というやり方でも、袖口の差を2〜4cm増やせます。**骨が出ている人は、留めずに折り返すと、口が骨の上に落ちます。**断面が丸い人は、留めて口を平らに保つほうが合います。

カーディガンは、たくし上げる位置で決める

カーディガンは袖をたくし上げて着る日が多い服です。たくし上げると、袖口の位置が決まるだけでなく、ひじの下に布のたまりができます。このたまりの段数と、袖口の位置の2つを見ます。

断面が丸い手首は、袖口を骨の上に置いて、たまりを1段に収めます。平たく細い手首は、袖口を骨より3cm上に置き、たまりを2段まで許します。骨が出ている手首は、たくし上げずに袖口を骨の先に下ろし、ひじの下にたまりを作らないほうが、腕から手の先まで線がつながります。

④で測った「手首の骨からひじまで」が22cm未満の人は、たくし上げたたまりがひじにかかりやすくなります。その場合は、袖の長い一着より、はじめから九分丈の一着を選ぶほうが、たまりを作らずに済みます。

ジャケットの袖丈|中のシャツを何cm出すか

ジャケットの袖から中のシャツを出す長さは、手首の形で変えられます。

手首の形シャツを出す長さジャケットの袖口の位置
断面が丸い1〜1.5cm手首の骨の2cm手前
平たく細い1.5〜2cm手首の骨の3cm手前
骨が出る0.5〜1cm手首の骨の1cm手前
中間1cm手首の骨の2cm手前
シャツを着ない日―骨の上から1cm先

平たく細い手首は、シャツの白い帯が少し広めに出ると、細い手首の先に区切りが入ります。骨が出ている手首は、シャツを控えめにしてジャケットの袖口を骨に近づけると、骨の出っぱりの上で線が段になりません。

**どれも腕を下ろして立ったときの数字です。**腕を前に出すと袖は2〜3cm上がるので、座って書き物をする日が多い人は、立った姿で0.5cm長めに合わせておきます。

コートの袖丈|手袋との重なりまで

コートの袖は、中に着る服の袖を覆う長さが要ります。目安は、中の袖口より1〜2cm先です。そのうえで、手首の形によって、もう少し調整します。

手首の形コートの袖が終わる位置手袋との重なり
断面が丸い親指の付け根の手前3cm。手袋の口を袖の中へ
平たく細い手首の骨から1cm先3〜4cm。細い手袋の口を袖の中へ
骨が出る親指の付け根にかかる5〜6cm。手袋の口を袖の外に出しても合う
中間親指の付け根の手前4cm

冬の屋外で手袋をする日は、袖口と手袋の口のあいだに隙間ができないことが先です。重ね方の詳しい数字は手袋は袖口と3〜6cm重ねるにあります。

腕時計とブレスレットの置き方

秋冬は、袖口の内側に時計やブレスレットが入ります。手首の形ごとに、どこに置くかを変えると袖口の落ち方が崩れません。

手首の形腕時計の位置文字盤の厚みブレスレット
断面が丸い手首の骨から1〜2cmひじ側薄め。袖口の差を2cm以上残す平たい面のもの1本
平たく細い骨の上から1cmひじ側小さく薄いもの細いチェーンを袖口の下に
骨が出る骨の上か、骨のすぐ手前厚めでも袖に収まる太めのバングル1本

時計を留める位置の考え方は腕時計を留める位置に、袖口に引っかかるときの見方は秋冬に腕時計が袖に引っかかるのはに分けてあります。

どちらとも取れるとき①|断面は丸いのに、骨も出る

断面比が0.75以上で、小指側の骨も5mm以上出ている。ストレートとナチュラルの間にいる手首です。

この場合は、袖の長さを骨の出方で、口の形を断面で決めます。袖は骨の先まで伸ばし、口は平らに落ちるもの。太いリブの折り返しは、断面の丸さに厚みが重なるので避け、手の甲に1cmかかる長さの、細いリブかボタンを留めたカフスを選びます。

決めるものどちらに合わせるか具体的な数字
袖の長さ骨の出方骨の先から1cm
口の形断面の丸さ差0〜2cmの平らな口
リブの高さ断面の丸さ3〜5cm、折り返さない
時計骨の出方骨の上、薄いもの

どちらとも取れるとき②|平たく細いのに、骨が出る

断面比が0.65未満で、骨も5mm以上出ている。ウェーブとナチュラルの間にいる手首です。いちばん迷う組み合わせで、判定が割れる人の多くがここにいます。

この組み合わせは、見る距離で分けてください。人と向かい合って話す50cmくらいの距離では、骨の出っぱりのほうが先に目に入ります。2m以上離れると骨の細かい形は見えなくなり、手首の細さと平たさが残ります。

その日に多い場面優先するもの袖の終わる位置口の形
人と向かい合って話す骨の出方骨の先3〜6cm浮く口
離れた場所で見られる断面骨より2cm上薄いフリル、細い絞り
写真を撮る断面骨より2cm上口に丸みのある形
決められない両方の間骨の先3〜6cmのゆとり、折り返さない

決められない日は、袖を骨の先まで伸ばし、口に3〜6cmのゆとりがある形を選ぶと、近くで見ても離れて見ても、大きく外れません。

どちらとも取れるとき③|左右で結果が違う

利き手は、骨の出っぱりが1〜2mm大きく、断面も厚く出ることがよくあります。判定は利き手ではないほうで出すのが基本です。

ただし服の袖は左右同じ長さで作られているので、実際にはどちらか一方に合わせることになります。**腕時計をつける側の手首で袖口を確かめてください。**袖口の内側に時計の厚みが入るので、そちらで口が落ちていれば、反対側も同じように落ちます。

左右で骨の出方が3mm以上違う人は、骨が大きいほうの側に時計を置くと、左右の見え方の差が時計の面に吸収されます。

どちらとも取れるとき④|骨格診断の結果と、手首が合わない

全身ではストレートと出たのに、手首は平たく細い。こういう食い違いはよくあります。骨格診断は複数の部位を合わせて出す結果なので、手首だけが別の側を向いていても不思議ではありません。

**袖口に限っては、全身の結果より手首の結果を優先してください。**袖口は手首の上にしか乗らないので、全身の傾きより、その場所の形のほうが見え方を決めます。

全身の結果手首の形袖口で優先するもの
ストレート平たく細い手首。骨より上で止めて見せる
ウェーブ骨が出る手首。骨の先まで伸ばす
ナチュラル断面が丸い手首。骨の上で平らに止める
ストレート骨が出る手首。骨の先、口は平ら
ウェーブ断面が丸い手首。骨の上、口は細いリブ

全身の結果は、肩・胸・腰など面積の大きい部位で決まることが多く、手首のような小さな部位の形は、平均の中に埋もれます。だから手首だけ別の側に出ることは珍しくなく、どちらかが間違っているわけでもありません。

肩まわりや着丈は、全身の結果で選んで構いません。複数の結果が出るときの全体の決め方は骨格診断がわからないにまとめてあります。

どちらとも取れるとき⑤|重ね着で袖口が何枚も重なる

冬の外出では、インナー・ニット・コートと、袖口が3枚重なります。いちばん内側の袖口の位置が、外側すべての袖口の位置を決めます。

内側のインナーの袖が手首の骨を越えていると、ニットの袖口がその上に乗り、コートの袖口がさらに上に乗ります。重なった口の厚みが手首の高さに集まり、どの手首でも横線が太くなります。

内側から順に、袖口の位置を1〜2cmずつ先へずらしてください。インナーは骨より2cm上、ニットは骨の上、コートは骨から1〜2cm先。骨が出ている手首は、この3段をそれぞれ1cmずつ先にずらします。

重ねる順断面が丸い平たく細い骨が出る
インナー骨より2cm上骨より3cm上骨より1cm上
ニット・シャツ骨の上骨より2cm上骨の先
コート骨から1〜2cm先骨から1cm先親指の付け根

インナーの袖が長すぎるときは、インナーだけひじまでたくし上げてから上を着ると、外側の袖口の位置が崩れません。

手持ちの服を、今日から直す

新しく買わなくても、手持ちの袖で位置を動かせます。動かせるのは、折る・たくし上げる・留め方を変えるの3つです。

やり方動く長さ向く手首
リブを内側に1回折る3〜5cm短く断面が丸い
リブを外側に1回折る3〜5cm短く、厚みが2倍骨が出る
ひじ側へたくし上げる2〜4cm短く、たまりができる平たく細い
カフスのボタンを外す口の差が2〜4cm増える骨が出る、平たく細い
カフスを1回折り返す3〜5cm短く、口が開く骨が出る
袖の中に輪ゴムを入れてたくし上げる位置が1日動かない平たく細い

輪ゴムを使う方法は、袖の内側、ひじの少し下に細い輪ゴムを通しておくやり方です。たくし上げた袖が落ちてこないので、平たく細い手首の人が骨より上に袖口を保ちたい日に使えます。

腕を動かす日の袖口|家事・パソコン・つり革

袖口の位置は、腕を下ろして立っているときだけの話ではありません。秋冬は長袖のまま手を動かす時間が長いので、動いたときに袖口がどこまで上がるかを、手首の形ごとに見ておきます。

動き袖が上がる長さ断面が丸い平たく細い骨が出る
パソコンを打つ2〜3cm骨の上から1cm先に合わせる上がっても手首が見えるだけ甲に2cmかかる長さに
つり革をつかむ5〜8cmリブで止まる袖を選ぶたくし上げて固定口が開く袖で骨まで戻す
食器を洗う袖をまくる1回折りで骨より上に輪ゴムでひじ下に固定2回折って厚みを揃える
車を運転する3〜4cm骨が見える程度は気にしないそのまま口のゆとり7cm以上で戻る
子どもを抱く腕の外側が引かれる伸びるリブ薄手の袖開く口

動いたあとに袖が元の位置へ戻るかどうかも、袖口の形で変わります。細いリブは自分で戻り、開く口は重さで戻り、ボタンを留めたカフスは戻りにくい。骨が出ている人が留めたカフスのシャツを着る日は、1つ外側のボタンに付け替えておくと、動いたあとも骨の上に口が落ちてきます。

試着室で1分でやること

店で長袖を試すときは、鏡の前で次の順に確かめてください。

順番確かめること合格の目安
1腕を下ろして、袖口がどこで止まるか自分の手首の行の位置
2腕を前に伸ばして、袖が何cm上がるか3cm以内
3袖口を横から見て、手首との隙間自分の手首に合う差の範囲
4小指側の骨が袖口のすぐ下に出ていないか骨が出る人は袖の中に入っている
5腕時計をつけて袖を下ろせるか引っかからずに下りる
61m離れて鏡を見る手首の高さに太い横線がない

**2の「前に伸ばす」を飛ばさないでください。**立って見たときにちょうどよい袖丈は、つり革をつかんだりパソコンを打ったりすると、骨の手前まで上がります。

10月から1月の袖の予定

季節が進むにつれて、袖口に重なる枚数が増えます。月ごとに、どこで袖口を見るかを変えてください。

時期よく着る袖袖口で見るところ
10月前半シャツ、薄手のカットソー1枚の袖口の位置
10月後半薄手のニット、カーディガンリブの高さと折り方
11月ニットとジャケットシャツを出す長さ
12月ニットとコート内側から外側へのずらし方
1月厚手のコート、手袋手袋との重なり

**長袖を最初に出す10月前半に、手首の測り方だけ済ませておくと、**あとの月はどの服でも同じ見方で選べます。

よくある行き違い

**「手首が細いなら、長い袖で覆ったほうがいい」。**平たく細い手首は、袖を骨より上で止めて手首を少し見せるほうが、腕の先が軽く見えます。袖を骨の先まで伸ばすと、細い手首の上に布の量がかぶさり、袖に手首が埋もれたように見えます。

**「骨が出ているなら、骨を見せないように袖は短く」。**袖を骨の手前で止めると、骨の出っぱりは袖口のすぐ下に顔を出します。骨を袖の中に入れたいなら、短くするのではなく、骨の先まで伸ばすほうが近道です。

**「ストレートと出たから、袖はジャストの長さ」。**全身の結果と手首の形は、食い違うことがあります。袖口は手首の上にしか乗らないので、袖口に限っては手首の結果で選んでください。

**「九分袖は誰にでも合う」。**九分袖の多くは手首の骨の手前で終わります。平たく細い手首には合いますが、骨が出ている手首では、骨がちょうど袖口の下に出る長さです。

**「袖口の形は、流行で選ぶもの」。**袖口の形は年ごとに売り場の平均が動きますが、手首の上でどう落ちるかは、手首の形が変わらない限り同じです。流行の形を試すときも、袖が終わる位置だけは自分の手首の行に合わせてください。形が流行側でも、位置が合っていれば手首の上で線は途切れません。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 骨格診断で手首を見たら、服のどこに使えばいいですか
いちばん直接に効くのは袖口です。手首は、長袖を着たときに袖が終わる場所なので、手首の形がそのまま袖の終わり方の見え方になります。断面が丸く厚い手首は、袖を手首の骨の上で止めて、口を平らに落とすと面がすっきり続きます。平たく細い手首は、骨より2〜3cmひじ側で止めて手首を少し見せると、腕の先が軽く見えます。小指側の骨が5mm以上出ている手首は、袖を骨の先まで伸ばし、骨の出っぱりを袖口の内側に収めると、線がつながります。
Q. 手首が細いのに、骨が出ています。どちらの結果を使えばいいですか
見る距離で分けてください。人と向かい合って話す距離、50cmくらいでは、骨の出っぱりのほうが先に目に入ります。2m以上離れると、骨の細かい形は見えなくなり、手首の太さと断面の平たさが残ります。仕事で人と向き合う日が多い人は骨の出方を優先して袖を骨の先まで伸ばし、写真や離れた場所で見られる日が多い人は、断面を優先して骨より上で止めます。迷う日は、袖を骨の先まで伸ばして、口に3〜6cmのゆとりがある形を選ぶと、両方の見え方の間に収まります。
Q. ジャケットの袖丈は、中のシャツを何cm出せばいいですか
一般に言われる1〜1.5cmは、断面が丸い手首にいちばん合う数字です。平たく細い手首は、シャツを1.5〜2cm出すと手首の上に白い帯が一本入り、細い手首の先に区切りができます。骨が出ている手首は、シャツを0.5〜1cmに控えて、ジャケットの袖口を骨の先に近づけるほうが、骨の出っぱりの上で線が段になりません。どれも腕を下ろして立ったときの数字です。腕を前に出すと袖は2〜3cm上がるので、座って書き物をする日が多い人は、立ったときに0.5cm長めに合わせておきます。
Q. ニットの袖が長くて、手の甲にかかります。折ったほうがいいですか
手首の骨が5mm以上出ている人は、甲に1〜2cmかかる長さのまま着るほうが、骨の出っぱりが袖の中に入って線がつながります。断面が丸い人は、リブの折り返しを1回だけ内側に入れて、口を手首の骨の上に合わせてください。外に折ると口の厚みが2倍になり、手首の高さに太い横線が出ます。平たく細い人は、袖を少したくし上げて、リブを骨より2〜3cm上に置きます。たくし上げた布がひじの下にたまるので、たまりが2段以内に収まる袖の長さが目安です。
Q. 左右で手首の形が違う気がします
利き手のほうが、骨の出っぱりが1〜2mm大きく、断面も厚いことがよくあります。判定は、利き手ではないほうで出してください。服は左右同じ袖丈で作られているので、どちらか一方に合わせることになります。腕時計をつける側は、袖口の内側に時計の厚みが加わるので、そちらの手首で袖口のゆとりを確かめると、両方の袖が同じように落ちます。

— メグラシ編集部

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骨格ナチュラルと言われてショック|誤解をほどいて秋冬の1着目を選ぶ

骨格診断でナチュラルと言われて、がっしりしている、女性らしくないと受け取ってしまった人へ。ナチュラルは体の大きさや体重の話ではなく、骨の出方と、布がどう落ちると体とつり合うかの話です。診断が実際に見ていた3つの場所、ショックにつながりやすい言葉の受け取り方の読み替え、結果を測り直すときの手順、秋冬に出番の多いざっくりニット・長めのコート・落ち感のあるボトムから最初の1着を選ぶ寸法、やわらかく見せたい日の足し方まで。

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骨格診断で鎖骨を見るときに確かめるのは、骨が出ているかどうかの1点ではありません。鎖骨の線がどこまで見えるか、指で挟んだ骨の太さ、鎖骨の下に指先がどれだけ沈むか。この3か所の組み合わせで、上半身がストレート寄りか、ウェーブ寄りか、ナチュラル寄りかが分かれます。力を抜いた姿勢での測り方、3か所がそろわないときと左右で違うときの決め方、鎖骨の結果だけで判定しない理由、分かった結果を秋冬のニットの襟ぐりに移す手順まで。鏡と指だけで2分で終わる形にしました。

メグラシ編集部/読了 10分
骨格診断ナチュラルなのに華奢|秋冬の大きい服に着られる直し方

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細いのに骨格診断でナチュラルと出て、勧められた大きめのコートやざっくりニットを着ると服だけが歩いているように見える。判定は肉づきではなく骨の枠を見ているので、細くてもナチュラルと出ることはあります。着られる原因は服の量ではなく、布が引っかかる場所の数と布の重さです。肩幅と胸囲の比、手首と腰骨の出方の3つを測って、コート・ニット・パンツ・スカートの量をどこに置くかを決めます。ウェーブとの間と言われたとき、腰まわりだけ張るとき、背が低いときの分け方まで。

メグラシ編集部/読了 11分
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七五三のママ服を骨格タイプで選ぶ|しゃがむ・座る・抱く場面で見る

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七五三の日のママ服は、鏡の前で立っている姿では決まりません。崩れるのは、子どもの目線までしゃがむとき、写真館や会食で座るとき、3歳の子を抱き上げるときの3つの動きです。骨格ストレートは胸から腰の前、ウェーブは腰から下、ナチュラルは肩と背中と、崩れる場所がタイプごとに違います。タイプ別に一着を決める寸法、試着室でやる5つの動き、お参りの時期で変わる上着、手持ちのワンピースで行けるかの見分け方、タイプが2つにまたがるときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 12分
骨格ストレートの夏服コーデを10月まで|残す服と重ねる1枚の厚み

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骨格ストレートの夏服は、9月末から10月にかけて「まだ着られる服」と「もう浮く服」に分かれます。分かれ目は流行でも色でもなく、生地が光を通すか、襟ぐりが鎖骨のくぼみより何cm深いか、袖が肘から何cmで終わるかの3つです。手持ちの夏服を3つの寸法で測って残す・条件つき・仕舞うに分ける手順、上に重ねる1枚は夏服の生地の2倍以上の厚みにする理由、最高気温ごとの重ね方、色と足元で秋に寄せる順番、ウェーブとの中間の人や暑がりの人、夏服がリネンばかりの人の決め方まで。

メグラシ編集部/読了 12分
膝が大きい骨格はナチュラル?|皿の角の数で見分けて秋冬の丈を決める

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膝がしっかりして見えるのは、骨格診断でナチュラルの要素がひとつ当たっているサインです。ただし膝だけでは決まりません。立ったまま膝の皿の上下左右を指で押さえ、角として分かる場所が何か所あるかで3タイプの傾向を見分ける方法、手首と鎖骨で確かめ直す順番、膝はナチュラルでも上半身が違うときの考え方、そして秋冬のスカート丈・ブーツの筒の高さ・タイツの濃さを、皿の上端と下端からの距離で決める手順までまとめました。

メグラシ編集部/読了 10分

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