骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口|骨の出方・断面・細さで袖の終わりを決める

**いま着ている長袖の袖口が、手首のどこで止まっているかを見てください。**手首の骨の上か、骨より上か、骨を越えて手の甲にかかっているか。
骨格診断で手首を見る人は多いのですが、その結果がいちばん素直に使えるのは、秋冬に長袖へ戻ったときの袖口です。**断面が丸いか平たいか、小指側の骨が何mm出ているか、袖口の内周と手首まわりの差が何cmか。**この3つで、袖を終わらせる場所が3つに分かれます。
手首を含めた全身の見分け方は骨格診断3タイプの違いに、鎖骨の見方は骨格診断の鎖骨は3か所で見るにあります。この記事は、判定したあとの袖口だけを扱います。
結論:手首の形で、袖が終わる場所は3つに分かれる
先に答えを置きます。自分の手首がどの行に近いかを見て、袖の終わる位置を決めてください。
| 手首の形 | 寄っている側 | 袖が終わる位置 | 袖口の形 |
|---|---|---|---|
| 断面が丸く厚い(厚み÷幅が0.75以上) | ストレート寄り | 手首の骨の上 | 平らに落ちる口、細いリブ |
| 平たく細い(0.65未満) | ウェーブ寄り | 骨より2〜3cmひじ側 | 少し浮く口、薄いフリルや細い絞り |
| 小指側の骨が5mm以上出る | ナチュラル寄り | 骨の先、手の甲に1〜2cm | 開く口、太いリブの折り返し |
| 0.65〜0.74で骨が3mm前後 | どちらとも取れる | 骨の上から1cm先 | 3〜6cmのゆとりがある口 |
**袖の長さは、服の名前ではなく手首の側で決まります。**同じ九分袖のニットでも、平たく細い手首には合い、骨が出ている手首では骨の出っぱりが袖口のすぐ下に出て、線が途中で切れます。
測るのは3つ。所要2分
定規かメジャー、それと鏡があれば足ります。利き手ではないほうで測ってください。利き手は骨の出っぱりが1〜2mm大きく出ることが多いためです。
| 測るもの | 道具 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| ① 断面比(厚み÷幅) | 定規 | 袖を骨の上で止めるか、上で止めるか |
| ② 小指側の骨の出っぱり | 定規を当てた隙間 | 袖を骨の先まで伸ばすか |
| ③ 手首まわり | メジャー | 袖口のゆとりが何cm要るか |
| ④ 手首の骨からひじまで | メジャー | たくし上げたときの布のたまり |
④は必須ではありません。カーディガンやシャツの袖をたくし上げて着る日が多い人だけ、測っておくと役に立ちます。
測り方①|断面比は、厚み÷幅
手首のいちばん細いところで、厚み(手の甲側から手のひら側まで)と、幅(親指側から小指側まで)をそれぞれmmで測ります。厚みを幅で割った数字が断面比です。
断面が丸いほど1.0に近づき、平たいほど小さくなります。0.75以上なら丸い側、0.65未満なら平たい側、そのあいだは中間です。
この数字が袖に効く理由は、袖口が手首の上に落ちたときの影の出方です。断面が丸い手首は、袖口の内側に手首の厚みが入り、口がどの方向にも同じ幅で開きます。平たい手首は、手の甲と手のひらの側で口が浮き、横からは袖口と手首の間に三角の隙間が見えます。
測り方②|小指側の骨の出っぱり
手の甲を上にして、小指側の手首にある丸い骨を見つけます。定規を手の甲に平らに当て、骨の頂点と、その手前の平らなところの差を見ます。差が5mm以上なら出ている側、2mm以下なら出ていない側です。
**この骨は、袖口がどこで止まるかによって、見えたり消えたりします。**袖が骨の手前で止まると、骨の出っぱりが袖口のすぐ下に顔を出します。袖が骨を越えて止まると、骨は袖の中に入り、外からは袖口の布の丸みとして見えます。
骨が出ている人の袖選びが難しく感じるのは、骨が大きいからではなく、袖が骨のちょうど手前で止まる服が多いからです。九分袖や手首丈と呼ばれる長さの多くが、この位置で終わります。
測り方③|袖口の内周と、手首まわりの差
手首の骨のすぐひじ側で、手首まわりをメジャーで測ります。次に、手持ちの長袖の袖口を平らに置いて幅を測り、2倍します。これが袖口の内周です。内周から手首まわりを引いた差で、袖口がどう落ちるかが決まります。
| 差 | 袖口の落ち方 | 向く手首 |
|---|---|---|
| 0〜2cm | 手首に沿う。口の形が手首の形になる | 断面が丸い手首 |
| 3〜6cm | 少し浮いて、口に丸みが出る | 平たい手首、中間の手首 |
| 7〜10cm | 開いて、骨の上に口がかぶさる | 骨が出ている手首 |
| 11cm以上 | 大きく開いて、腕を上げると口が下がる | 袖を折り返す前提の服 |
リブのニットは、伸ばした状態ではなく、置いたままの幅で測ってください。リブは腕を通すと広がりますが、見た目に出るのは戻ったときの幅です。
定規が無いときは、指で囲んで確かめる
外出先や試着室で定規が無いときは、反対の手の親指と中指で、手首のいちばん細いところを囲んでください。指の重なり方と、囲んだ輪の形で、おおよその側が分かります。
| 囲んだときの様子 | 近い側 | 袖の終わる位置 |
|---|---|---|
| 輪が丸く、指先がちょうど触れる | 断面が丸い | 骨の上 |
| 輪が横に長い楕円で、指先が1cm以上重なる | 平たく細い | 骨より2〜3cm上 |
| 小指側で輪が骨に押し上げられる | 骨が出る | 骨の先 |
| どれとも言いにくい | 中間 | 骨の上から1cm先 |
指の長さには個人差があるので、重なりの長さは目安です。**見るのは長さより、輪の形です。**丸いか、横に長いか、一か所だけ持ち上がるか。その3つが分かれば、袖の終わる位置は決められます。
断面が丸い手首|袖は骨の上で、口は平らに
断面比が0.75以上の手首は、袖を手首の骨の上で止め、口が平らに落ちる形を選ぶと、腕から手の先まで面が一続きになります。
**避けたいのは、口に量が集まる形です。**袖口に絞りが入ってふくらむ形や、太いリブを外へ折り返した形は、手首の高さに横の厚みが加わります。丸い断面の手首はもともと厚みがあるので、その上にさらに厚みが重なり、手首の位置に横線が1本太く出ます。
| 袖口の形 | 断面が丸い手首での見え方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 細いリブ(高さ3〜5cm) | 口が手首に沿って平らに終わる | そのまま選べる |
| 太いリブ(8cm以上) | 口の厚みが横線になる | 内側に1回折って高さを半分に |
| ボタン1つのカフス | 平らに終わる | カフスの幅は5cm前後 |
| 絞ってふくらむ口 | 手首の上に量が乗る | 袖丈を骨より1cm長くして量を下げる |
| 切りっぱなしの口 | 平らに落ちる | 厚手の布なら選べる |
袖丈は、手首の骨の頂点から0〜1cm先で止まるのが目安です。腕を前に出したときに骨が少し見える、くらいの長さです。
断面が丸い手首は、手首の厚みが袖口の内側を満たすので、細いリブでも口がきれいに張ります。袖口に何かを足すより、口の縁がまっすぐ横に通っているかどうかを見るほうが、仕上がりに効きます。縁が波打っていたり、片側だけ下がっていたりすると、手首の厚みの上でその乱れがそのまま目に入ります。
平たく細い手首|骨より2〜3cm上で止めて、手首を見せる
断面比が0.65未満の手首は、袖を手首の骨より2〜3cmひじ側で止めて、手首を少し見せると、腕の先が軽く見えます。袖が骨を越えて手の甲にかかると、細い手首の上に布の量がかぶさり、袖に手首が埋もれたように見えます。
**口の形は、少し浮くものが合います。**差が3〜6cmで、口に丸みが出るもの。薄いフリルや細い絞りの入った袖口は、平たい手首の横の隙間を布の丸みで埋めるので、手首と袖のあいだに段ができません。
| 袖口の形 | 平たく細い手首での見え方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 九分袖(骨より上で終わる) | 手首が見えて腕の先が軽い | そのまま選べる |
| 薄いフリルの口 | 横の隙間が埋まる | フリルの幅は3cmまで |
| 細い絞りの口 | 口に丸みが出る | 絞りの位置が骨より上か確かめる |
| 太いリブの折り返し | 手首の先に重さが寄る | 折り返さずにたくし上げる |
| 大きく開くベル袖 | 手首が袖の中で細く見えすぎる | 開きの差を7cm以内に |
平たく細い手首の人が長めの袖を着たい日は、袖を下ろしきらずに、ひじの下に1〜2段たるませて、口を骨より上に置いてください。
この手首は、袖口より先に見える部分、つまり手首そのものが、腕の先の軽さを作っています。**袖口から手首の骨までの2〜3cmが見えていれば、残りは袖の中で構いません。**寒い日にその2〜3cmが冷えるときは、袖を伸ばすのではなく、薄いアームウォーマーを袖の中に入れて、見える部分だけ残すやり方もあります。
骨が出ている手首|袖を骨の先まで伸ばす
小指側の骨が5mm以上出ている手首は、袖を骨の先まで伸ばし、手の甲に1〜2cmかかる長さにすると、骨の出っぱりが袖口の内側に収まります。
**合うのは、開く口です。**差が7〜10cmで、口が骨の上にかぶさるもの。袖口が骨の出っぱりを包むので、外からは骨の角ではなく、布の丸みとして見えます。太いリブの折り返しも、厚みが骨の出っぱりと釣り合うので、この手首ではむしろ合います。
| 袖口の形 | 骨が出ている手首での見え方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 手の甲に1〜2cmかかる長さ | 骨が袖の中に入る | そのまま選べる |
| 太いリブの折り返し | 厚みが骨と釣り合う | 折り返しの高さ5〜8cm |
| 開くカフス(ボタンを留めない) | 口が骨の上にかぶさる | 開いたときの差が7cm以上 |
| 九分袖 | 骨が袖口のすぐ下に出る | 袖を下ろしきって骨を越える長さか確かめる |
| 細いリブで沿う口 | 骨の角が口の形に出る | 口の差が2cm以内なら外す |
骨が出ている人が九分袖を着る日は、骨の上に細い腕時計かバングルを1本置くと、袖口と骨のあいだに区切りが入ります。
骨が出ている手首は、手首から先の線がはっきりしているぶん、袖口の縁もはっきりしたものと釣り合います。**太いリブや、目の粗い編み地の口は、骨の線の強さと同じくらいの強さを持っているので、並べても片方が負けません。**反対に、薄くて細い口は骨の線の前で弱く見え、袖が手首の途中で終わったように見えます。
袖口の形と、3つの手首の相性
ここまでの内容を、袖口の形ごとに並べ直します。手持ちの服を一枚ずつ当てはめてください。
| 袖口の形 | 断面が丸い | 平たく細い | 骨が出る |
|---|---|---|---|
| 細いリブ(沿う口) | 合う | 手首が見えれば合う | 骨の角が出る |
| 太いリブの折り返し | 厚みが重なる | 先に重さが寄る | 合う |
| ボタンカフス(留める) | 合う | カフスが大きく見える | 骨の上で止まれば合う |
| ボタンカフス(開ける) | 口が広がりすぎる | 合う | 合う |
| 絞ってふくらむ口 | 量が乗る | 合う | 骨の上なら合う |
| ベル袖 | 口が横に広がる | 開きが7cm以内なら合う | 合う |
| 切りっぱなし | 厚手なら合う | 薄手なら合う | 合う |
| 手の甲にかかる長さ | 手首が見えずに長く見える | 手首が埋もれる | 合う |
**「合う」が3つそろう形はありません。**袖口の形は手首ごとに向きが分かれるので、形の名前で決める前に、自分の手首の列だけを見てください。
ニットのリブ袖は、リブの高さで選ぶ
秋に最初に出すのはニットです。ニットの袖口は、ほとんどがリブで終わります。リブの高さ(袖口から編み地が変わるところまで)で、手首に乗る厚みが変わります。
| リブの高さ | 断面が丸い | 平たく細い | 骨が出る |
|---|---|---|---|
| 3〜5cm | 合う | 合う | 骨の上に口が来ると角が出る |
| 6〜8cm | 内側に1回折る | たくし上げて骨より上に | 合う |
| 9cm以上 | 内側に折って高さを半分に | 折らずに下ろすと埋もれる | 外に1回折って厚みを出す |
**リブを外に折るか内に折るかで、同じ袖が別物になります。**外に折ると口の厚みが2倍になり、内に折ると厚みは変わらず長さだけが縮みます。断面が丸い人は内側、骨が出ている人は外側、平たい人は折らずにたくし上げる、と分けてください。
シャツとブラウスのカフスは、幅とボタンの位置
シャツやブラウスのカフスは、幅(袖口の縦の高さ)とボタンの位置で、手首に乗る線の太さが決まります。
| カフスの幅 | 断面が丸い | 平たく細い | 骨が出る |
|---|---|---|---|
| 3〜4cm | 合う | 合う | 骨の手前で止まりやすい |
| 5〜6cm | 合う | 手首が埋もれない範囲で合う | 合う |
| 7cm以上 | 手首の横線が太くなる | カフスが主役に見える | 合う |
ボタンを1つ外側に付け替える、または留めずに1回折り返す、というやり方でも、袖口の差を2〜4cm増やせます。**骨が出ている人は、留めずに折り返すと、口が骨の上に落ちます。**断面が丸い人は、留めて口を平らに保つほうが合います。
カーディガンは、たくし上げる位置で決める
カーディガンは袖をたくし上げて着る日が多い服です。たくし上げると、袖口の位置が決まるだけでなく、ひじの下に布のたまりができます。このたまりの段数と、袖口の位置の2つを見ます。
断面が丸い手首は、袖口を骨の上に置いて、たまりを1段に収めます。平たく細い手首は、袖口を骨より3cm上に置き、たまりを2段まで許します。骨が出ている手首は、たくし上げずに袖口を骨の先に下ろし、ひじの下にたまりを作らないほうが、腕から手の先まで線がつながります。
④で測った「手首の骨からひじまで」が22cm未満の人は、たくし上げたたまりがひじにかかりやすくなります。その場合は、袖の長い一着より、はじめから九分丈の一着を選ぶほうが、たまりを作らずに済みます。
ジャケットの袖丈|中のシャツを何cm出すか
ジャケットの袖から中のシャツを出す長さは、手首の形で変えられます。
| 手首の形 | シャツを出す長さ | ジャケットの袖口の位置 |
|---|---|---|
| 断面が丸い | 1〜1.5cm | 手首の骨の2cm手前 |
| 平たく細い | 1.5〜2cm | 手首の骨の3cm手前 |
| 骨が出る | 0.5〜1cm | 手首の骨の1cm手前 |
| 中間 | 1cm | 手首の骨の2cm手前 |
| シャツを着ない日 | ― | 骨の上から1cm先 |
平たく細い手首は、シャツの白い帯が少し広めに出ると、細い手首の先に区切りが入ります。骨が出ている手首は、シャツを控えめにしてジャケットの袖口を骨に近づけると、骨の出っぱりの上で線が段になりません。
**どれも腕を下ろして立ったときの数字です。**腕を前に出すと袖は2〜3cm上がるので、座って書き物をする日が多い人は、立った姿で0.5cm長めに合わせておきます。
コートの袖丈|手袋との重なりまで
コートの袖は、中に着る服の袖を覆う長さが要ります。目安は、中の袖口より1〜2cm先です。そのうえで、手首の形によって、もう少し調整します。
| 手首の形 | コートの袖が終わる位置 | 手袋との重なり |
|---|---|---|
| 断面が丸い | 親指の付け根の手前 | 3cm。手袋の口を袖の中へ |
| 平たく細い | 手首の骨から1cm先 | 3〜4cm。細い手袋の口を袖の中へ |
| 骨が出る | 親指の付け根にかかる | 5〜6cm。手袋の口を袖の外に出しても合う |
| 中間 | 親指の付け根の手前 | 4cm |
冬の屋外で手袋をする日は、袖口と手袋の口のあいだに隙間ができないことが先です。重ね方の詳しい数字は手袋は袖口と3〜6cm重ねるにあります。
腕時計とブレスレットの置き方
秋冬は、袖口の内側に時計やブレスレットが入ります。手首の形ごとに、どこに置くかを変えると袖口の落ち方が崩れません。
| 手首の形 | 腕時計の位置 | 文字盤の厚み | ブレスレット |
|---|---|---|---|
| 断面が丸い | 手首の骨から1〜2cmひじ側 | 薄め。袖口の差を2cm以上残す | 平たい面のもの1本 |
| 平たく細い | 骨の上から1cmひじ側 | 小さく薄いもの | 細いチェーンを袖口の下に |
| 骨が出る | 骨の上か、骨のすぐ手前 | 厚めでも袖に収まる | 太めのバングル1本 |
時計を留める位置の考え方は腕時計を留める位置に、袖口に引っかかるときの見方は秋冬に腕時計が袖に引っかかるのはに分けてあります。
どちらとも取れるとき①|断面は丸いのに、骨も出る
断面比が0.75以上で、小指側の骨も5mm以上出ている。ストレートとナチュラルの間にいる手首です。
この場合は、袖の長さを骨の出方で、口の形を断面で決めます。袖は骨の先まで伸ばし、口は平らに落ちるもの。太いリブの折り返しは、断面の丸さに厚みが重なるので避け、手の甲に1cmかかる長さの、細いリブかボタンを留めたカフスを選びます。
| 決めるもの | どちらに合わせるか | 具体的な数字 |
|---|---|---|
| 袖の長さ | 骨の出方 | 骨の先から1cm |
| 口の形 | 断面の丸さ | 差0〜2cmの平らな口 |
| リブの高さ | 断面の丸さ | 3〜5cm、折り返さない |
| 時計 | 骨の出方 | 骨の上、薄いもの |
どちらとも取れるとき②|平たく細いのに、骨が出る
断面比が0.65未満で、骨も5mm以上出ている。ウェーブとナチュラルの間にいる手首です。いちばん迷う組み合わせで、判定が割れる人の多くがここにいます。
この組み合わせは、見る距離で分けてください。人と向かい合って話す50cmくらいの距離では、骨の出っぱりのほうが先に目に入ります。2m以上離れると骨の細かい形は見えなくなり、手首の細さと平たさが残ります。
| その日に多い場面 | 優先するもの | 袖の終わる位置 | 口の形 |
|---|---|---|---|
| 人と向かい合って話す | 骨の出方 | 骨の先 | 3〜6cm浮く口 |
| 離れた場所で見られる | 断面 | 骨より2cm上 | 薄いフリル、細い絞り |
| 写真を撮る | 断面 | 骨より2cm上 | 口に丸みのある形 |
| 決められない | 両方の間 | 骨の先 | 3〜6cmのゆとり、折り返さない |
決められない日は、袖を骨の先まで伸ばし、口に3〜6cmのゆとりがある形を選ぶと、近くで見ても離れて見ても、大きく外れません。
どちらとも取れるとき③|左右で結果が違う
利き手は、骨の出っぱりが1〜2mm大きく、断面も厚く出ることがよくあります。判定は利き手ではないほうで出すのが基本です。
ただし服の袖は左右同じ長さで作られているので、実際にはどちらか一方に合わせることになります。**腕時計をつける側の手首で袖口を確かめてください。**袖口の内側に時計の厚みが入るので、そちらで口が落ちていれば、反対側も同じように落ちます。
左右で骨の出方が3mm以上違う人は、骨が大きいほうの側に時計を置くと、左右の見え方の差が時計の面に吸収されます。
どちらとも取れるとき④|骨格診断の結果と、手首が合わない
全身ではストレートと出たのに、手首は平たく細い。こういう食い違いはよくあります。骨格診断は複数の部位を合わせて出す結果なので、手首だけが別の側を向いていても不思議ではありません。
**袖口に限っては、全身の結果より手首の結果を優先してください。**袖口は手首の上にしか乗らないので、全身の傾きより、その場所の形のほうが見え方を決めます。
| 全身の結果 | 手首の形 | 袖口で優先するもの |
|---|---|---|
| ストレート | 平たく細い | 手首。骨より上で止めて見せる |
| ウェーブ | 骨が出る | 手首。骨の先まで伸ばす |
| ナチュラル | 断面が丸い | 手首。骨の上で平らに止める |
| ストレート | 骨が出る | 手首。骨の先、口は平ら |
| ウェーブ | 断面が丸い | 手首。骨の上、口は細いリブ |
全身の結果は、肩・胸・腰など面積の大きい部位で決まることが多く、手首のような小さな部位の形は、平均の中に埋もれます。だから手首だけ別の側に出ることは珍しくなく、どちらかが間違っているわけでもありません。
肩まわりや着丈は、全身の結果で選んで構いません。複数の結果が出るときの全体の決め方は骨格診断がわからないにまとめてあります。
どちらとも取れるとき⑤|重ね着で袖口が何枚も重なる
冬の外出では、インナー・ニット・コートと、袖口が3枚重なります。いちばん内側の袖口の位置が、外側すべての袖口の位置を決めます。
内側のインナーの袖が手首の骨を越えていると、ニットの袖口がその上に乗り、コートの袖口がさらに上に乗ります。重なった口の厚みが手首の高さに集まり、どの手首でも横線が太くなります。
内側から順に、袖口の位置を1〜2cmずつ先へずらしてください。インナーは骨より2cm上、ニットは骨の上、コートは骨から1〜2cm先。骨が出ている手首は、この3段をそれぞれ1cmずつ先にずらします。
| 重ねる順 | 断面が丸い | 平たく細い | 骨が出る |
|---|---|---|---|
| インナー | 骨より2cm上 | 骨より3cm上 | 骨より1cm上 |
| ニット・シャツ | 骨の上 | 骨より2cm上 | 骨の先 |
| コート | 骨から1〜2cm先 | 骨から1cm先 | 親指の付け根 |
インナーの袖が長すぎるときは、インナーだけひじまでたくし上げてから上を着ると、外側の袖口の位置が崩れません。
手持ちの服を、今日から直す
新しく買わなくても、手持ちの袖で位置を動かせます。動かせるのは、折る・たくし上げる・留め方を変えるの3つです。
| やり方 | 動く長さ | 向く手首 |
|---|---|---|
| リブを内側に1回折る | 3〜5cm短く | 断面が丸い |
| リブを外側に1回折る | 3〜5cm短く、厚みが2倍 | 骨が出る |
| ひじ側へたくし上げる | 2〜4cm短く、たまりができる | 平たく細い |
| カフスのボタンを外す | 口の差が2〜4cm増える | 骨が出る、平たく細い |
| カフスを1回折り返す | 3〜5cm短く、口が開く | 骨が出る |
| 袖の中に輪ゴムを入れてたくし上げる | 位置が1日動かない | 平たく細い |
輪ゴムを使う方法は、袖の内側、ひじの少し下に細い輪ゴムを通しておくやり方です。たくし上げた袖が落ちてこないので、平たく細い手首の人が骨より上に袖口を保ちたい日に使えます。
腕を動かす日の袖口|家事・パソコン・つり革
袖口の位置は、腕を下ろして立っているときだけの話ではありません。秋冬は長袖のまま手を動かす時間が長いので、動いたときに袖口がどこまで上がるかを、手首の形ごとに見ておきます。
| 動き | 袖が上がる長さ | 断面が丸い | 平たく細い | 骨が出る |
|---|---|---|---|---|
| パソコンを打つ | 2〜3cm | 骨の上から1cm先に合わせる | 上がっても手首が見えるだけ | 甲に2cmかかる長さに |
| つり革をつかむ | 5〜8cm | リブで止まる袖を選ぶ | たくし上げて固定 | 口が開く袖で骨まで戻す |
| 食器を洗う | 袖をまくる | 1回折りで骨より上に | 輪ゴムでひじ下に固定 | 2回折って厚みを揃える |
| 車を運転する | 3〜4cm | 骨が見える程度は気にしない | そのまま | 口のゆとり7cm以上で戻る |
| 子どもを抱く | 腕の外側が引かれる | 伸びるリブ | 薄手の袖 | 開く口 |
動いたあとに袖が元の位置へ戻るかどうかも、袖口の形で変わります。細いリブは自分で戻り、開く口は重さで戻り、ボタンを留めたカフスは戻りにくい。骨が出ている人が留めたカフスのシャツを着る日は、1つ外側のボタンに付け替えておくと、動いたあとも骨の上に口が落ちてきます。
試着室で1分でやること
店で長袖を試すときは、鏡の前で次の順に確かめてください。
| 順番 | 確かめること | 合格の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 腕を下ろして、袖口がどこで止まるか | 自分の手首の行の位置 |
| 2 | 腕を前に伸ばして、袖が何cm上がるか | 3cm以内 |
| 3 | 袖口を横から見て、手首との隙間 | 自分の手首に合う差の範囲 |
| 4 | 小指側の骨が袖口のすぐ下に出ていないか | 骨が出る人は袖の中に入っている |
| 5 | 腕時計をつけて袖を下ろせるか | 引っかからずに下りる |
| 6 | 1m離れて鏡を見る | 手首の高さに太い横線がない |
**2の「前に伸ばす」を飛ばさないでください。**立って見たときにちょうどよい袖丈は、つり革をつかんだりパソコンを打ったりすると、骨の手前まで上がります。
10月から1月の袖の予定
季節が進むにつれて、袖口に重なる枚数が増えます。月ごとに、どこで袖口を見るかを変えてください。
| 時期 | よく着る袖 | 袖口で見るところ |
|---|---|---|
| 10月前半 | シャツ、薄手のカットソー | 1枚の袖口の位置 |
| 10月後半 | 薄手のニット、カーディガン | リブの高さと折り方 |
| 11月 | ニットとジャケット | シャツを出す長さ |
| 12月 | ニットとコート | 内側から外側へのずらし方 |
| 1月 | 厚手のコート、手袋 | 手袋との重なり |
**長袖を最初に出す10月前半に、手首の測り方だけ済ませておくと、**あとの月はどの服でも同じ見方で選べます。
よくある行き違い
**「手首が細いなら、長い袖で覆ったほうがいい」。**平たく細い手首は、袖を骨より上で止めて手首を少し見せるほうが、腕の先が軽く見えます。袖を骨の先まで伸ばすと、細い手首の上に布の量がかぶさり、袖に手首が埋もれたように見えます。
**「骨が出ているなら、骨を見せないように袖は短く」。**袖を骨の手前で止めると、骨の出っぱりは袖口のすぐ下に顔を出します。骨を袖の中に入れたいなら、短くするのではなく、骨の先まで伸ばすほうが近道です。
**「ストレートと出たから、袖はジャストの長さ」。**全身の結果と手首の形は、食い違うことがあります。袖口は手首の上にしか乗らないので、袖口に限っては手首の結果で選んでください。
**「九分袖は誰にでも合う」。**九分袖の多くは手首の骨の手前で終わります。平たく細い手首には合いますが、骨が出ている手首では、骨がちょうど袖口の下に出る長さです。
**「袖口の形は、流行で選ぶもの」。**袖口の形は年ごとに売り場の平均が動きますが、手首の上でどう落ちるかは、手首の形が変わらない限り同じです。流行の形を試すときも、袖が終わる位置だけは自分の手首の行に合わせてください。形が流行側でも、位置が合っていれば手首の上で線は途切れません。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格診断で手首を見たら、服のどこに使えばいいですか
- いちばん直接に効くのは袖口です。手首は、長袖を着たときに袖が終わる場所なので、手首の形がそのまま袖の終わり方の見え方になります。断面が丸く厚い手首は、袖を手首の骨の上で止めて、口を平らに落とすと面がすっきり続きます。平たく細い手首は、骨より2〜3cmひじ側で止めて手首を少し見せると、腕の先が軽く見えます。小指側の骨が5mm以上出ている手首は、袖を骨の先まで伸ばし、骨の出っぱりを袖口の内側に収めると、線がつながります。
- Q. 手首が細いのに、骨が出ています。どちらの結果を使えばいいですか
- 見る距離で分けてください。人と向かい合って話す距離、50cmくらいでは、骨の出っぱりのほうが先に目に入ります。2m以上離れると、骨の細かい形は見えなくなり、手首の太さと断面の平たさが残ります。仕事で人と向き合う日が多い人は骨の出方を優先して袖を骨の先まで伸ばし、写真や離れた場所で見られる日が多い人は、断面を優先して骨より上で止めます。迷う日は、袖を骨の先まで伸ばして、口に3〜6cmのゆとりがある形を選ぶと、両方の見え方の間に収まります。
- Q. ジャケットの袖丈は、中のシャツを何cm出せばいいですか
- 一般に言われる1〜1.5cmは、断面が丸い手首にいちばん合う数字です。平たく細い手首は、シャツを1.5〜2cm出すと手首の上に白い帯が一本入り、細い手首の先に区切りができます。骨が出ている手首は、シャツを0.5〜1cmに控えて、ジャケットの袖口を骨の先に近づけるほうが、骨の出っぱりの上で線が段になりません。どれも腕を下ろして立ったときの数字です。腕を前に出すと袖は2〜3cm上がるので、座って書き物をする日が多い人は、立ったときに0.5cm長めに合わせておきます。
- Q. ニットの袖が長くて、手の甲にかかります。折ったほうがいいですか
- 手首の骨が5mm以上出ている人は、甲に1〜2cmかかる長さのまま着るほうが、骨の出っぱりが袖の中に入って線がつながります。断面が丸い人は、リブの折り返しを1回だけ内側に入れて、口を手首の骨の上に合わせてください。外に折ると口の厚みが2倍になり、手首の高さに太い横線が出ます。平たく細い人は、袖を少したくし上げて、リブを骨より2〜3cm上に置きます。たくし上げた布がひじの下にたまるので、たまりが2段以内に収まる袖の長さが目安です。
- Q. 左右で手首の形が違う気がします
- 利き手のほうが、骨の出っぱりが1〜2mm大きく、断面も厚いことがよくあります。判定は、利き手ではないほうで出してください。服は左右同じ袖丈で作られているので、どちらか一方に合わせることになります。腕時計をつける側は、袖口の内側に時計の厚みが加わるので、そちらの手首で袖口のゆとりを確かめると、両方の袖が同じように落ちます。
— メグラシ編集部





