手が大きい人に似合う秋冬の袖|袖口が手の甲にかかる長さと幅で選ぶ

**手の見え方を決めているのは、手そのものより、すぐ隣にある袖口です。**袖口を平置きした幅が手の甲のいちばん広いところより広ければ、手は目立ちません。そのうえで、控えめに見せたい日は袖口を手の甲に2〜3cmかけ、手の長さを活かしたい日は手首を5cm以上見せてください。
夏のあいだは袖が短く、手の隣に袖口がありませんでした。長袖に戻る秋は、手と袖口が並ぶ季節です。気になり始めたのが秋からなら、変わったのは手ではなく袖です。
結論:手の隣に何を置くかで決まる
| 袖口の状態 | 手の見え方 |
|---|---|
| 平置きの幅が手の甲より狭い/手首の骨で止まる | 手がはみ出すように見え、目立つ |
| 平置きの幅が手の甲以上/手首の骨で止まる | 手と袖口がひと続きに見える |
| 平置きの幅が手の甲以上/手の甲に2〜3cmかかる | 手が控えめに見える |
| 手首の骨より5cm以上上で止まる | 手首から指先まで長い線になり、手の長さが活きる |
いちばん手が目立つのは、細い袖口が手首の骨ちょうどで止まるときです。幅か位置のどちらかを変えれば、印象は動きます。
測る①|手の甲のいちばん広いところ
手を開いて机に置き、人差し指の付け根から小指の付け根までを定規で測ります。親指は含めません。多くの人で7〜9cmほどです。
この幅が、袖口と比べる基準になります。手の長さ(手首から中指の先まで)も測っておくと、あとで袖丈を決めるときに使えます。
左右の手で幅が数mm違う人もいます。その場合は、よく使うほうの手で測ってください。袖口と並ぶ時間が長いのは、よく使う手のほうです。
測る②|袖口を平置きした幅
袖を平らに置き、袖口の端から端までを測ります。平置きの幅は一周の半分なので、手の甲の幅とそのまま比べられます。
- 手の甲より1cm以上狭い……手が袖口からはみ出すように見える
- 手の甲と同じか、±1cm以内……手と袖口がひと続きに見える
- 手の甲より2cm以上広い……袖口のほうが大きく、手が控えめに見える
秋冬の服は、袖口の幅にかなり差があります。同じ長袖のニットでも、リブで締まるものは6〜7cm、折り返しの袖口やベル型の袖は10cmを超えるものがあります。
測る③|袖口が手首の骨からどこで止まるか
腕を下ろして立ち、手首の外側にある骨の出っぱりと、袖口の縁の位置を比べます。
手首の骨ちょうどで止まる袖は、手首に横線を1本引いたように見え、そこから先の手がまるごと目に入ります。骨より上で止まると、手首と前腕の一部が見え、手は腕の続きとして読まれます。骨より下で手の甲にかかると、手の見える面積が減ります。
同じ幅の袖口でも、止まる位置で見え方が変わるので、幅と位置は別々に確かめてください。
控えめに見せたい日|袖口を手の甲に2〜3cmかける
手元を目立たせたくない日は、袖口が手の甲に2〜3cmかかる長さにします。親指の付け根が半分隠れるくらいです。手の見える面積が2割ほど減り、袖口の幅があれば、手は袖の先の一部として読まれます。
4cm以上かけると、指の付け根まで隠れ、今度は袖の余りが目に入ります。手の長さが短めの人ほど、かけすぎに注意してください。手の長さの1割を超えないくらいが目安です。
活かしたい日|手首を5cm以上見せる
手が大きいことは、指が長く、手元の仕草が大きく見えることでもあります。それを活かしたい日は、袖口を手首の骨より5cm以上上で止めてください。
手首から指先までが1本の長い線になり、手は腕の先の自然な終わりとして見えます。袖をたくし上げる、七分袖を選ぶ、どちらでも構いません。5cmに届かず、骨のすぐ上で止まると、横線が手の近くに残るので、たくし上げるならしっかり上げます。
指輪は、この日の手元を仕上げる役に向いています。幅が5mm以上ある指輪を1本、人差し指か中指に置くと、指の長さが区切られて、手の大きさより指の形のほうに目が行きます。細い指輪を何本も重ねるより、太いものを1本のほうが、手の大きさと釣り合います。
秋ニットのリブ袖口は、折り返して幅を足す
秋のニットでいちばん多いのが、手首できゅっと締まるリブの袖口です。平置きで6〜7cmほどになり、多くの人の手の甲より狭くなります。
リブを1回折り返すと、折った部分が二重になって、幅が1〜2cm広がり、縁も太くなります。それでも狭いときは、リブを手首より上にたくし上げて、手首を5cm以上見せる着方に切り替えてください。**袖口と手が離れれば、比べる相手がいなくなります。**選ぶ段階なら、袖口が折り返しになっているものや、リブの無いゆるい袖口のニットのほうが、そのまま着られます。
コートの袖と手袋|外側の袖口がいちばん効く
コートを着る日は、いちばん外側の袖口が手の隣に来ます。中のニットの袖口がどうであっても、見えているのはコートの袖口です。
コートの袖は、中のニットより1〜2cm長く、手の甲に少しかかるくらいが収まります。コートの袖口は布が厚く、平置きの幅も広いことが多いので、手と袖口がひと続きに見えやすい場所です。手袋をする日は、手袋の口と袖口の間に手首の肌が見えない長さにしてください。そこに隙間があると、手首に横線が2本入ります。手袋の大きさの決め方は手袋のサイズは、手のひらの一周と中指の長さで決まるにまとめてあります。
手袋をはめると、手の輪郭は手袋の形になります。手の甲に縫い目の線が入った手袋や、手首の口が広がった手袋は、手の面を分けて見せるので、無地で口の細いものより手が大きく見えにくくなります。
袖口の色で、境目の強さが変わる
幅と位置のほかに、袖口の色も効きます。手の肌と袖口の色の明るさが大きく離れていると、手首の境目がくっきり見え、そこから先の手が浮き立ちます。黒や濃紺の袖口から明るい肌の手が出ている状態がいちばん強く、生成りやベージュ、明るい灰色の袖口では境目がやわらぎます。
秋冬は暗い色の服が増えるので、手が目立ち始めるのはこの時期です。暗い色の袖を着る日ほど、幅と位置の調整を丁寧にしてください。袖口だけ明るい色の服や、中に明るい色のカットソーを着て袖口から1cmのぞかせる重ね方も、境目をやわらげます。
どちらとも取れるとき①|手を使う仕事の日
袖が手にかかると、書く、打つ、洗うといった作業の邪魔になります。この日は、控えめに見せる着方をやめて、手首の上5cm以上までたくし上げる側に振ってください。
袖口が手首の骨で止まる中途半端な位置が、いちばん手を目立たせます。作業の途中で袖が下りてきて、ちょうど骨の位置で止まっていないか、ときどき確かめてください。ずり落ちるなら、袖口の内側に細いゴムの輪を通しておくと止まります。
どちらとも取れるとき②|袖口の広い服が苦手
袖口の広い服は、食事のときに袖が皿に触れたり、風が入って寒かったりします。苦手な人は、幅ではなく位置で調整してください。
袖口が狭い服でも、手首を5cm以上見せれば、手と袖口は比べられなくなります。寒い日は、狭い袖口のニットの上に、袖口の広いコートやカーディガンを重ねる。外側の袖口で幅を足し、内側で風を止める分け方です。
食事の場で袖口が気になるなら、広い袖口の羽織りは席に着く前に脱ぐか、肘までたくし上げてください。座っているあいだは手が机の上に出ているので、手首を見せる着方のほうが、袖口を汚す心配もなく、手元もきれいに見えます。
どちらとも取れるとき③|時計やブレスレットをつける日
腕時計やブレスレットは、手首に幅のあるものを1つ置くことになります。袖口の役目を代わりに果たすので、手首に置く小物の幅が、手の甲の半分以上あれば、手と釣り合います。細い鎖のブレスレットは、手首に細い線を足すだけなので、手の大きさがかえって際立つことがあります。
袖口と小物が重なる日は、どちらか一方だけを手の隣に置いてください。袖口で幅を足した日は小物を細く、手首を見せた日は小物を太く、という組み合わせです。
売り場で1分でやること
- 袖口に手の甲を並べて置き、袖口のほうが広いかを見る
- 袖を通して腕を下ろし、袖口が手首の骨からどこで止まるかを見る
- 骨ちょうどで止まるなら、たくし上げるか、1〜2cm長いサイズを試す
平置きの幅は、定規がなくても手の甲を当てれば比べられます。売り場では、袖口の形の名前より、手の甲と並べた幅を先に見てください。
通信販売で選ぶときは、寸法表に袖口の幅が載っていないことがよくあります。その場合は、商品写真で袖口が手首より広く開いているか、リブで締まっているかを見てください。リブで締まっているなら、平置きの幅は6〜7cm前後と考えて、折り返すか、たくし上げる前提で選びます。袖丈は、手持ちでちょうどいい1枚の袖丈と比べ、2〜3cm長いものを選ぶと、手の甲にかかる長さになります。
よくある行き違い
**「手が大きいから、袖は長いほうがいい」。**長さだけ足しても、袖口が細いままだと、手の甲の上に細い輪が乗っているように見えます。先に幅、それから長さです。
**「手を隠せば目立たない」。**指の付け根まで袖で覆うと、今度は袖の余りが目に入ります。かけるのは手の甲に2〜3cmまでにしてください。
**「手が大きいのは直せない」。**直す必要はありません。変えるのは隣に置く袖口で、手はそのままです。
装いに活かすなら
長袖に戻る秋は、手と袖口が毎日並ぶ季節です。袖口を平置きした幅を、手の甲のいちばん広いところと比べる。手首の骨ちょうどで止まる細い袖口は避ける。控えめに見せたい日は手の甲に2〜3cmかけ、手の長さを活かしたい日は手首を5cm以上見せる。
リブの袖口は折り返して幅を足し、コートの袖は中より1〜2cm長く。手の大きさはそのままに、隣に置くものだけを選び直してください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 手が大きいと、どんな袖が似合いますか
- 袖口を平置きした幅が、手の甲のいちばん広いところと同じか、それより広い袖です。手の見え方は、すぐ隣に並ぶ袖口との比べっこで決まります。袖口が手より狭いと、手が袖口からはみ出すように見えて、実際より大きく感じます。袖口が手と同じくらいの幅なら、手と袖口がひと続きに見えて、手だけが目立つことはなくなります。
- Q. 手の甲の幅はどこを測ればいいですか
- 手を開いて机に置き、人差し指の付け根から小指の付け根までの幅を、定規で測ってください。親指は含めません。多くの人で7〜9cmほどです。袖口は平置きして、端から端までを測ります。平置きの幅は一周の半分なので、手の甲の幅とそのまま比べられます。
- Q. 秋ニットの袖口がきゅっと細くて、手が目立ちます
- リブ編みの袖口は、手首で細く締まるように作られています。袖口が手の甲より狭くなりやすいのはそのためです。リブを1回折り返すと、折った部分が二重になって幅が1〜2cm広がり、袖口の縁も太くなります。それでも狭いときは、リブを手首より上までたくし上げて、手首を5cm以上見せる着方に切り替えてください。袖口と手が離れると、比べる相手がいなくなります。
- Q. 袖が手にかかると、仕事がしにくいです
- 手を使う日は、袖口を手にかけるのをやめて、手首の上5cm以上までたくし上げてください。袖口が手首の骨で止まる中途半端な位置がいちばん手を目立たせるので、かけるか、しっかり上げるか、どちらかに振ります。たくし上げた袖がずり落ちてくるなら、袖口の内側に細いゴムの輪を通しておくと止まります。
— メグラシ編集部





