猫背でも姿勢よく見える服|秋冬の通勤・式典・帰省で襟と肩線を選ぶ

猫背が気になる人の服は、背中の丸みに服の線が沿うかどうかで見え方が変わります。
見るのは4か所です。襟の後ろが首の付け根から2〜4cm立つか、肩の縫い目が横から見て耳たぶの真下から前後1cm以内か、背中の布が丸みを拾わずに落ちるか、後ろの裾が前より1〜3cm長いか。この4か所で服の線を丸みから離せば、姿勢を変えなくても、横から見たときの背中の線は変わります。
秋冬は、重いコートと荷物で肩が前に引かれやすく、座る・抱く・お辞儀する予定も増えます。この記事は、10月から1月の予定ごとに、4か所のどこを先に見るかの話です。姿勢そのものを変える方法や、体の助言は扱いません。
結論:予定の動きで、先に見る場所が決まる
4か所を全部そろえるのは、手持ちの服では難しいこともあります。予定の動きで、先に見る場所を1つか2つに絞ってください。
| 予定の動き | 先に見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 座る時間が長い(会議・披露宴・会食) | 襟の後ろと背中の布 | 襟が首の付け根から2〜4cm立つ、背中の布が張りで落ちる |
| 歩く時間が長い(通勤・旅行・初詣) | 荷物の持ち方と後ろの裾 | 斜めがけか両肩、後ろの裾が前より1〜3cm長い |
| 写真に残る(式典・集合写真) | 肩線 | 肩の縫い目が耳たぶの真下から前後1cm以内 |
| 抱く・しゃがむ(七五三・子どもの行事) | 後ろの裾 | かがんでも後ろの裾が上がりすぎない |
| お辞儀する(年始の挨拶・法事) | 襟の後ろ | お辞儀しても襟の後ろが浮かない |
**迷ったら、襟の後ろを先に見てください。**襟の後ろは、首の付け根と背中の丸みのあいだにある場所で、ここが首に沿って立っていると、背中の丸みと首のあいだに縦の線が通ります。座っていても歩いていても、横から見られるときにいちばん目に入る場所です。
ここでいう姿勢よく見えるというのは、体の形を変えることではありません。背中の丸みはそのままに、服の線がその丸みをなぞらないようにする、ということです。
先に確かめる|横から写真を1枚撮る
自分の背中の丸みがどこに出ているかは、鏡の正面では見えません。横から写真を1枚撮って、3つの点の並びを見ます。
| 見る点 | 見方 | 服で見る場所 |
|---|---|---|
| 耳たぶ | 肩先より前にあるか、真上にあるか | 襟の後ろ |
| 肩先 | 耳たぶの真下より前にあるか | 肩線 |
| 背中のいちばん丸いところ | 肩甲骨のあたりか、首の付け根に近いか | 背中の布と襟の後ろ |
ふだんの立ち方で、力を抜いて撮ってください。写真を撮るときだけ背すじをのばすと、ふだんの服の見え方と合わなくなります。誰かに撮ってもらえないときは、スマートフォンを棚に置いて、タイマーで撮れば足ります。
背中のいちばん丸いところが首の付け根に近い人は、襟の後ろが効きます。肩甲骨のあたりにある人は、背中の布と後ろの裾が効きます。肩先が耳たぶより前にある人は、肩線を先に見てください。
服で背中の丸みが目立つ4つの場所
背中の丸みが目立って見えるのは、服の線が丸みに沿って、丸みをなぞるときです。
| 場所 | 丸みが目立つ服 | 目立ちにくい服 |
|---|---|---|
| 襟の後ろ | 首の後ろが大きく開く、襟が寝ている | 首の付け根から2〜4cm立つ |
| 肩線 | 縫い目が肩先より前に落ちる | 縫い目が耳たぶの真下から前後1cm以内 |
| 背中の布 | 薄くやわらかく、丸みに沿って貼りつく | 張りがあり、丸みから離れて落ちる |
| 後ろの裾 | 後ろが前より短く上がる | 後ろが前より1〜3cm長い |
4か所はどれも、横から見たときの線に関わる場所です。正面から見たときの印象はほとんど変わらないので、売り場では横を向いて、鏡に背中を映して確かめてください。
襟の後ろ|首の付け根から何cm立つか
襟の後ろは、首の後ろのいちばん出っ張った骨のあたりから、襟の上端までの高さで見ます。
| 襟の後ろの形 | 高さ | 見え方 |
|---|---|---|
| 大きく開いた首元 | 首の付け根より下 | 首から背中まで肌が続き、丸みがそのまま見える |
| 寝ている襟(ショールカラーなど) | 0〜1cm | 襟が背中の丸みに沿って落ちる |
| シャツの襟・スタンドカラー | 2〜4cm | 首の後ろに縦の線ができる |
| タートル・ハイネック | 5cm以上 | 首の後ろが布で埋まり、首から背中の角がなだらかになる |
**2〜4cm立つ襟がいちばん合わせやすい高さです。**シャツの襟は、第1ボタンを外しても後ろは立ったままなので、前を開けて着ても後ろの線は残ります。
タートルやハイネックも、首の後ろを布で埋めるので、背中の丸みと首のあいだの角がなだらかになります。ただし、厚手で折り返しの大きいタートルは、首の後ろに布の量がたまり、丸みが大きく見えることがあります。薄手で、首に沿う形を選んでください。
売り場で襟の後ろを確かめるときは、服を着て横を向き、首の後ろに手を当ててみてください。襟の上端が指1〜2本ぶんの高さで首に沿っていれば、2〜4cmの範囲です。襟が首から離れて後ろに倒れている服は、着ているうちに背中の丸みに沿って寝てくるので、首に沿って立つ形のほうが1日もちます。
寝ている襟が好きな人は、襟の下に、首に沿う薄手のハイネックを1枚重ねてください。外側の襟は寝たままでも、内側のハイネックが首の後ろの線を作ります。
肩線|縫い目が横から見て耳たぶの真下にあるか
肩線は、服の肩の縫い目が、横から見てどこを通っているかで見ます。
| 縫い目の位置 | 見え方 |
|---|---|
| 耳たぶの真下から前後1cm以内 | 肩先から背中に縦の線が通る |
| 耳たぶの真下より2cm以上前 | 肩が前に入って見え、背中の丸みが強く見える |
| 耳たぶの真下より2cm以上後ろ | 前の布が引かれ、胸の前にしわが出る |
| 肩先より外に落ちる(ドロップショルダー) | 肩の位置がぼやけ、背中の丸みとつながる |
肩先が前に入りやすい人は、前に落ちる縫い目の服を着ると、さらに前に入って見えます。縫い目が耳たぶの真下に来る服を選ぶと、肩先から背中にかけて縦の線が通ります。
縫い目の位置は、試着室の鏡に横を向いて立ち、ふだんの立ち方で見ます。耳たぶから真下に指をおろしたとき、縫い目が指から1cm以内にあれば合っています。ハンガーにかかった状態では、縫い目は肩の頂点にあるように見えますが、背中に丸みのある人が着ると、後ろの布が丸みに使われるぶん縫い目が前に引かれます。必要なら1サイズ上げるより、背中にゆとりのある形を選ぶほうが、縫い目の位置が保たれます。
ドロップショルダーは、肩の縫い目が腕の途中に落ちるので、肩の位置がぼやけて、背中の丸みと腕がひと続きに見えることがあります。着たい日は、背中の布に張りのあるものを選ぶと、ぼやけた肩でも背中に縦の線が残ります。
背中の布|張りがあるか、縦の縫い目があるか
背中の布は、丸みに沿って貼りつくか、丸みから離れて落ちるかで見ます。
| 背中の布 | 見え方 |
|---|---|
| 薄くやわらかい布(とろみのある布、薄手のニット) | 丸みに沿って貼りつき、丸みがそのまま見える |
| 張りのある布(目の詰んだ布、厚手のシャツ地) | 丸みのいちばん高いところから、まっすぐ下に落ちる |
| 背中の中央に縦の縫い目がある | 縦の線が1本入り、丸みが分かれて見える |
| 背中の上に横の切り替え(ヨーク)がある | 肩甲骨の上で区切られ、丸みの上側が平らに見える |
| 背中にタックやギャザーがある | 丸みの下に布のゆとりができ、背中が平らに見える |
**張りのある布は、背中の丸みのいちばん高いところから、まっすぐ下に落ちます。**丸みをなぞらないので、横から見たときに背中が平らな面に見えます。
薄手のニットを着たい日は、上に張りのある羽織りを重ねるか、背中の中央に縦の縫い目のあるものを選んでください。背中の上にヨークのあるシャツは、肩甲骨の上の丸みを横の切り替えで区切るので、背中のいちばん丸いところが肩甲骨のあたりにある人に合わせやすい形です。
後ろの裾|前より1〜3cm長いか
背中に丸みがあると、服の後ろの布が丸みに使われるぶん、後ろの裾が上がり、前の裾が下がります。
| 前後の裾の差 | 見え方 |
|---|---|
| 後ろが前より1〜3cm長い(前後差のある服) | 丸みに布が使われても、裾が水平に見える |
| 前と後ろが同じ長さ | 後ろの裾が上がり、裾の線が前に傾く |
| 前が後ろより長くなる | 前に傾いた裾の線が、前かがみの印象を強める |
裾の線は、横から見たときの体の傾きとして読まれます。後ろが上がって前が下がった裾は、体が前に傾いているように見えます。
売り場では、服を着て横を向き、前の裾と後ろの裾が床から同じ高さに見えるかを確かめてください。後ろが上がって見えるなら、後ろ丈が前より長い形を選ぶか、ジャケットやコートなら着丈が腰骨より10cm以上長いものにすると、裾の傾きが目立ちにくくなります。
荷物の重さと持ち方|片側の肩にかけない
秋冬は、コートが重くなり、荷物も増えます。片側の肩に重い荷物をかけると、その肩が前に引かれ、背中の丸みが強く見えます。
| 持ち方 | 起きること | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 片側の肩にショルダーバッグ | かけた側の肩が前に引かれる | 軽い荷物の日だけにする |
| 斜めがけ | 重さが背中の中央に分かれる | ひもを短めにして、バッグを腰骨の高さに |
| リュック | 両肩に重さが分かれる | 背中に密着させ、肩ひもを左右同じ長さに |
| 手に持つ | 腕が下に引かれ、肩が下がる | 左右で持ち替える |
重い荷物の日は、斜めがけかリュックにしてください。リュックは、背負う位置が低いと肩が後ろに引かれ、その反動で首が前に出やすくなります。背中の上のほうに密着させて背負うと、背中に縦の線が残ります。
秋の通勤とデスクワーク
秋の通勤は、駅まで歩き、デスクに座ってパソコンに向かう時間が長い予定です。歩く時間は荷物、座る時間は襟の後ろと背中の布を見ます。
| 場面 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 駅まで歩く | 荷物 | 斜めがけかリュック |
| デスクで座る | 襟の後ろ | シャツの襟かスタンドカラー |
| 席を立って話す | 背中の布 | 張りのあるシャツ地かジャケット |
| 会議 | 肩線 | ジャケットの縫い目が耳たぶの真下 |
デスクで座る時間が長い日は、ジャケットを椅子の背にかけて、シャツの襟で過ごすことが多くなります。シャツの襟の後ろが2〜4cm立っていれば、パソコンに向かう姿勢でも、首の後ろに縦の線が残ります。
秋口は、カーディガンを肩にかけて過ごす人も多い時期です。肩にかけたカーディガンは、袖の重さで肩が前に引かれ、背中の上に布が丸く広がります。カーディガンは袖を通して着るか、肩にかけるなら袖を前で軽く結ばずに垂らすだけにすると、背中の上に布がたまりません。
オンラインの会議|画面に前のめりで映る
オンラインの日は、画面をのぞき込む姿勢になりやすく、首から上が前に出た状態で映ります。
| 見る場所 | 目安 |
|---|---|
| 襟の後ろ | 画面では見えないが、立っていると首の線が整う |
| 肩線 | 画面に映る肩の縫い目が肩先にある |
| 首元の開き | 前のめりになっても首元が浮かない深さ |
| 画面の高さ | カメラが目の高さにあると、のぞき込まずに済む |
前のめりになると、首元の深いVは前に浮いて、胸元が開いて見えます。オンラインの日は、浅いVかシャツの襟にしておくと、前に傾いても首元の形が変わりません。
画面には、肩の縫い目の位置もそのまま映ります。縫い目が肩先より前に落ちる服だと、画面の中で肩が内側に入って見えるので、オンラインの日だけでも、縫い目が肩先にあるシャツやジャケットを選んでください。
秋の結婚式のお呼ばれ|座る時間と写真の時間
秋の結婚式は、披露宴で座る時間と、立って写真を撮る時間があります。座る時間は背中の布、写真の時間は肩線を見ます。
| 場面 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 披露宴で座る | 背中の布 | 張りのある布で、背もたれにつけても浮かない |
| 受付・挨拶 | 襟の後ろ | ワンピースの首元の後ろが寝ていない |
| 写真(横から) | 肩線 | 羽織りの縫い目が耳たぶの真下 |
| 移動 | 荷物 | 小さなバッグは手に持ち、大きな荷物はクロークへ |
ワンピースの背中が大きく開いている形は、首から背中まで肌が続き、丸みがそのまま見えます。背中の開いた形を着たい日は、羽織りを肩にかけて、背中の上を布で覆ってください。羽織りは、肩の縫い目が耳たぶの真下に来るジャケットか、肩から縦に落ちるストールが合わせやすい形です。
七五三・お宮参りの付き添い|抱く・しゃがむ
七五三やお宮参りの付き添いは、子どもを抱いたり、しゃがんで目線を合わせたりする予定です。かがむたびに、後ろの裾が上がります。
| 動き | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 抱く | 後ろの裾 | ジャケットの後ろ丈が腰骨より10cm以上長い |
| しゃがむ | 後ろの裾 | かがんでも背中の肌が出ない長さ |
| 写真 | 肩線 | 子どもを抱いたまま、肩の縫い目が前に落ちない |
| 歩く | 荷物 | 子どもの荷物はリュックで両肩に |
子どもを抱くと、腕が前に出て、肩が前に引かれます。肩の縫い目が耳たぶの真下にあるジャケットなら、抱いていても肩線が前に落ちにくく、写真で背中の丸みが目立ちません。
神社の境内は玉砂利で歩きにくく、子どもの手を引いて前かがみに歩く時間も長くなります。ジャケットの後ろ丈が短いと、かがむたびに後ろの裾が上がって腰が見えるので、腰骨より10cm以上長い丈か、後ろが前より長いチュニック丈のトップスを合わせておくと安心です。
同窓会・食事会|テーブルで前かがみになる
同窓会や食事会は、テーブルで料理を取ったり、話に身を乗り出したりする予定です。
| 見る場所 | 目安 |
|---|---|
| 襟の後ろ | 2〜4cm立つ襟か、薄手のハイネック |
| 背中の布 | 張りのある布 |
| 首元の開き | 前かがみで浮かない深さ |
| 椅子の背 | 背もたれにつけたとき、背中の布が浮かない |
テーブル席では、向かいの人からは正面しか見えませんが、隣の席や後ろを通る人からは横と背中が見えます。椅子に座ったら、一度背もたれに背中をつけて、背中の布が浮かないかを確かめてください。
忘年会|座敷で正座と横座り
座敷の忘年会は、座卓に向かって長く座る予定です。椅子より座卓のほうが、前に身を乗り出す時間が長くなります。
| 座り方 | 起きること | 見る場所 |
|---|---|---|
| 正座 | 背中が伸びやすいが、長く続くと前に傾く | 後ろの裾 |
| 横座り | 体がひねられ、片側の肩が前に出る | 肩線 |
| あぐら・崩した座り方 | 背中が丸くなりやすい | 背中の布と後ろの裾 |
| 座卓に身を乗り出す | 首元が前に浮く | 首元の開きと襟の後ろ |
座敷では、トップスの後ろの裾が上がり、腰の後ろに隙間ができやすくなります。後ろ丈が前より長いトップスか、ウエストにインしても抜けにくい長さのものを選んでください。
座敷では、隣の人と横並びに座るので、横からの線が見られる時間が長くなります。座布団に座ると目線が低くなり、座卓の料理をのぞき込む姿勢が続きます。張りのある布のシャツやジャケットを着ておくと、のぞき込んでも背中の布が丸みに貼りつかず、横から見た背中が平らな面のまま保たれます。
冬のデート|重いコートとショルダーバッグ
冬のデートは、屋外を歩き、店で座る予定です。歩くあいだはコートの重さと荷物、店では背中の布を見ます。
| 場面 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 屋外を歩く | コートの重さ | 手で持って重すぎないもの |
| バッグ | 持ち方 | 小さめの斜めがけ |
| 店で座る | 背中の布 | コートを脱いだあとのトップスに張りがある |
| 並んで歩く | 肩線 | 横から見て肩の縫い目が前に落ちない |
厚手のウールのコートは重く、肩が前に引かれやすくなります。同じ暖かさなら、中わたの入った軽いコートや、薄手のウールに中に1枚重ねる組み合わせのほうが、肩の位置が保たれます。
年末の帰省|長い移動と大きな荷物
年末の帰省は、長い移動と大きな荷物が重なる予定です。
| 場面 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 大きな荷物を持つ | 持ち方 | キャリーケースを引き、肩にかけない |
| 長時間座る | 背中の布 | 座席にもたれても背中がしわにならない布 |
| 到着して挨拶 | 襟の後ろ | シャツの襟かハイネック |
| 実家で過ごす | 後ろの裾 | 座卓で座っても裾が上がらない長さ |
長い移動のあとは、座席にもたれていた背中の布にしわが寄り、丸みに沿った線が残ることがあります。張りのある布はしわが戻りやすく、到着してすぐ挨拶する日でも背中の線が整って見えます。
おみやげや着替えで荷物が増える日は、大きなショルダーバッグ1つにまとめるより、キャリーケースに入れて引くか、リュックと小さな斜めがけに分けてください。重さを1か所の肩に集めないことが、移動のあいだ肩の位置を保ついちばんの近道です。実家に着いたら、コートを脱いだあとの首元がシャツの襟かハイネックになっているように、移動の服の内側を先に決めておくと、玄関で挨拶するときの首の後ろの線が整います。
初詣|寒さで肩が上がる日
初詣は、寒い屋外で長く並ぶ予定です。寒いと肩が上がって首がすくみ、背中の丸みが強く見えます。
| 見る場所 | 目安 |
|---|---|
| 首元の暖かさ | 襟の立つコートかハイネックで、首をすくめずに済む |
| マフラー | 前に垂らし、後ろに量を置かない |
| コートの重さ | 軽いもの |
| 手 | 手袋で手を温め、ポケットに手を入れて肩をすくめない |
寒さで首をすくめると、肩が上がって首が短く見え、背中の上が丸く見えます。首元を襟やハイネックでしっかり温めておくと、首をすくめずに並んでいられます。
並んでいるあいだは、お賽銭や財布を出し入れするために、バッグを体の前に回すことも多くなります。斜めがけのバッグを前に回すと、ひもが背中から肩の前に引かれ、肩が内側に入ります。お参りの前に小銭をコートのポケットに移しておくと、バッグを前に回す回数が減ります。
年始の挨拶|お辞儀のあとに襟の後ろが浮かない
年始の挨拶や法事は、お辞儀をする予定です。お辞儀のたびに、襟の後ろが首から離れて浮くことがあります。
| 見る場所 | 目安 |
|---|---|
| 襟の後ろ | 首に沿って立ち、お辞儀しても浮かない |
| 背中の布 | お辞儀のあと、布がまっすぐ戻る |
| 後ろの裾 | お辞儀で上がっても背中の肌が出ない |
| 首元の開き | お辞儀で前に浮かない深さ |
お辞儀をすると、背中が前に倒れて、後ろの布が引っぱられます。張りのある布はお辞儀のあとにまっすぐ戻り、やわらかい布は背中の丸みに沿ったしわが残ります。
集合写真・家族写真|横から写る日
集合写真や家族写真では、列の端に立つと体の横から写ります。正面だけで選んだ服でも、横から写ると背中の線が見えます。
| 写り方 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 正面から | 首元 | 首元の開きと肩の縫い目の位置 |
| 斜めから | 肩線 | 縫い目が耳たぶの真下から前後1cm以内 |
| 横から | 襟の後ろと背中の布 | 襟が立ち、背中が平らな面に見える |
| 座って写る | 後ろの裾 | 裾が上がって腰が見えない |
写真の列で端に立つことが多い人は、写真の日だけでも、肩の縫い目と襟の後ろを先に見て服を選んでください。
マフラーとストール|後ろに量を置かない
マフラーやストールは、巻き方で背中の上の量が変わります。
| 巻き方 | 起きること | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 首にぐるぐる巻く | 首の後ろに布の量がたまる | 屋外の短い時間だけに |
| 1回かけて前に垂らす | 首の後ろは薄く、前に縦の線ができる | いちばん合わせやすい |
| 大判を肩から羽織る | 背中の上に布が広がり、丸みが大きく見える | 前で留めて、後ろは薄く |
| 後ろで結ぶ | 首の後ろに結び目ができる | 結び目は前か横に |
首の後ろに布の量がたまると、背中の上の丸みに布の厚みが足されて、丸みが大きく見えます。マフラーは前に垂らして、首の後ろは薄くしておいてください。
1日に予定が2つ続く日
通勤のあとに忘年会、初詣のあとに年始の挨拶のように、動きの違う予定が続く日もあります。
| 組み合わせ | 先に見る場所 | 着方 |
|---|---|---|
| 通勤 → 忘年会(座敷) | 襟の後ろと後ろの裾 | シャツの襟に、後ろ丈の長いトップス |
| 七五三 → 食事会 | 肩線と背中の布 | 縫い目が耳たぶの真下のジャケット |
| 帰省の移動 → 親戚の集まり | 荷物と襟の後ろ | キャリーケースを引き、到着後はシャツの襟 |
| 初詣 → 年始の挨拶 | 襟の後ろ | 襟の立つコートの下にハイネック |
2つの予定のどちらにも効くのは、襟の後ろです。首の付け根から2〜4cm立つ襟は、座っていても歩いていても、お辞儀をしても、首の後ろの線を保ちます。
どちらとも取れるとき①|背中が丸いのか、肩が前に入るのか
横からの写真で、背中が丸く見えているのか、肩が前に入っているのか、迷うことがあります。
| 写真で見えること | 先に見る場所 |
|---|---|
| 肩甲骨のあたりが後ろに丸く出ている | 背中の布と後ろの裾 |
| 肩先が耳たぶより前にある | 肩線 |
| 首の付け根から前に傾いている | 襟の後ろ |
| どれも少しずつ当てはまる | 襟の後ろから順に |
どれとも決めにくいときは、襟の後ろ、肩線、背中の布、後ろの裾の順に見てください。襟の後ろはいちばん効きが広く、どの見え方の人にも合います。
どちらとも取れるとき②|胸が大きい・肩幅が広いと重なるとき
胸が大きい人や肩幅が広い人は、背中の丸みと別の理由で、服の線が前に引かれることがあります。
| 重なり | 起きること | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 胸が大きい | 前の布が胸に使われ、後ろの裾が上がる | 後ろ丈の長いものを選ぶ |
| 肩幅が広い | 肩の縫い目が合わず、前に落ちる | 肩の縫い目を肩先に合わせるサイズ |
| 首が短く見える | 襟が立つと首が詰まって見える | 襟の高さは2cm前後に抑える |
| 背が高い | かがむ時間が長くなる | 後ろの裾と荷物を先に見る |
胸が大きい人の服の選び方は胸が大きい人の服、肩幅が広い人は肩幅が広い人の服、首が短く見える人は首が短い人の秋冬の首元にあります。
どちらとも取れるとき③|暖かさと軽さがぶつかる
真冬の予定では、暖かくしたいと重いコートを選び、重いコートで肩が前に引かれる、という場面が出ます。
| 寒さの場面 | 選び方 |
|---|---|
| 屋外に長くいる | 中わたの軽いコート+中に薄手を重ねる |
| 屋外と屋内を行き来する | 軽い羽織り+首元のハイネック |
| 重いコートしか持っていない | 荷物を軽くし、斜めがけかリュックに |
| 写真を撮る瞬間 | コートの前を開け、肩の位置を整える |
暖かさを重さで取らずに、枚数と首元で取ると、肩が前に引かれにくくなります。首元を温めると、寒さで肩をすくめずに済むので、背中の上の丸みも目立ちにくくなります。
一式で見る|通勤の日と、披露宴の日
2つの予定を、一式で組んでみます。
| 秋の通勤(歩く+座る) | 秋の披露宴(座る+写真) | |
|---|---|---|
| 襟の後ろ | シャツの襟、後ろが3cm立つ | ワンピースの首元の後ろが寝ていない |
| 肩線 | ジャケットの縫い目が耳たぶの真下 | 羽織りの縫い目が耳たぶの真下 |
| 背中の布 | ヨークのあるシャツ | 張りのある布のワンピース |
| 後ろの裾 | 後ろ丈の長いシャツをジャケットの下に | 膝下のワンピース |
| 荷物 | リュックを背中の上に密着させる | 小さなバッグを手に、大きな荷物はクローク |
通勤の日は、歩く時間の荷物と、座る時間のシャツの襟を先に決めています。披露宴の日は、座る時間の背中の布と、写真の肩線を先に決めています。
10月から1月の予定表
予定ごとに、先に見る場所を1枚にまとめます。
| 時期 | 予定 | 先に見る場所 | 当日に確かめること |
|---|---|---|---|
| 10月 | 秋の通勤 | 荷物と襟の後ろ | 斜めがけかリュックか |
| 10月 | オンラインの会議 | 首元の開き | 前のめりで首元が浮かないか |
| 10〜11月 | 秋の結婚式 | 背中の布と肩線 | 背もたれで背中の布が浮かないか |
| 11月 | 七五三 | 後ろの裾 | 抱いたときに裾が上がりすぎないか |
| 11月 | 同窓会 | 襟の後ろ | 前かがみで首元が浮かないか |
| 12月 | 忘年会(座敷) | 後ろの裾 | 座ったときに腰の後ろが見えないか |
| 12月 | 冬のデート | コートの重さと荷物 | 肩が前に引かれていないか |
| 12月末 | 帰省 | 荷物 | 重い荷物を肩にかけていないか |
| 1月初め | 初詣 | 首元の暖かさ | 首をすくめずに並べるか |
| 1月 | 年始の挨拶 | 襟の後ろ | お辞儀のあとに襟が浮かないか |
よくある行き違い
**「猫背の人は、ゆったりした服で背中を覆えばいい」。**ゆったりした服でも、薄くやわらかい布だと背中の丸みに沿って落ち、丸みがそのまま見えます。ゆとりの量より、布の張りと襟の後ろの高さのほうが効きます。
**「猫背の人は、首元の詰まった服を避ける」。**首元の詰まった服は、首の後ろを布で埋めるので、背中と首のあいだの角がなだらかになります。薄手で首に沿う形なら、合わせやすい服です。
**「肩パッドを入れれば姿勢よく見える」。**肩パッドは肩の高さを足しますが、肩の縫い目が前に落ちていれば、肩が前に入って見えるのは変わりません。先に縫い目の位置を見てください。
**「姿勢を直さないと、服を変えても意味がない」。**同じ姿勢でも、襟の後ろ、肩線、背中の布、後ろの裾で、横から見たときの線は変わります。服のほうを先に選び直すだけでも、見え方は変えられます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 猫背が気になります。秋冬の服で、どこを見て選べばいいですか
- 4か所です。襟の後ろが首の付け根から2〜4cm立つか、肩の縫い目が横から見て耳たぶの真下から前後1cm以内にあるか、背中の布が丸みを拾わずにまっすぐ落ちるか、後ろの裾が前より1〜3cm長いか。この4つは、背中の丸みに服の線が沿うのを止める場所です。予定によって目に入る場所が変わるので、座る日は襟と背中の布、歩く日は裾と荷物、写真の日は肩線を先に見てください。
- Q. 冬のコートを着ると、背中が丸く見えます
- コートの重さで肩が前に引かれ、さらに背中の布が丸みに沿って落ちているからです。コートは、背中の布に張りがあって丸みを拾わずにまっすぐ落ちるもの、襟の後ろが首に沿って2〜4cm立つものを選んでください。ショルダーバッグを片側の肩にかけると肩がさらに前に引かれるので、重い荷物の日は斜めがけか、両肩に分けて持てるものにします。
- Q. 結婚式の写真で、横から撮られると背中が丸く写ります
- 写真の日は、肩線と背中の布を先に見てください。肩の縫い目が肩先より前に落ちる服は、横から見ると肩が前に入って写ります。縫い目が耳たぶの真下から前後1cm以内にある羽織りを選び、背中は張りのある布か、背中の中央に縦の縫い目があるものにすると、横からの写真でも背中に縦の線が残ります。座っている時間が長い披露宴では、背もたれに背中をつけたときに背中の布が浮かないかも見ておきます。
- Q. 姿勢をよくしないと、服で変えても意味がないのでは
- 姿勢そのものの話は、この記事では扱いません。服でできるのは、背中の丸みに服の線が沿わないようにすることです。同じ姿勢でも、襟の後ろが立っているか、肩の縫い目がどこにあるかで、背中の丸みの見え方は変わります。体を変えようとする前に、服のほうを4か所で選び直すだけでも、横から見たときの線は変わります。
— メグラシ編集部





