トップスをインすると太って見える|骨格別に秋冬のニットとシャツを直す

**秋冬にニットやシャツをボトムに入れて、鏡の前で「太って見える」と感じた。そのとき、ウエストの上にできた輪の厚みは、どのくらいありましたか。**入れた布は、ボトムのウエストの上で輪のようにふくらみます。その輪が厚いと、ウエストに横の量が足されます。輪が骨格に合わない高さにあると、体のいちばん細い高さが服の中に埋もれます。
原因は体ではありません。インで太って見えるのは、輪の厚みと、輪が骨格のどこに来るかの組み合わせです。骨格ストレートは上半身の厚みと輪がつながりやすく、ウェーブは輪が低い位置に下がりやすく、ナチュラルは硬い布をきっちり入れると上下が箱のように分かれます。この記事では、骨格ごとの失敗の出方を先に分け、秋冬によくある10の失敗を直します。
入れる位置をへそからのcmで決める方法はトップスインでお腹まわりが気になる|入れる位置をcmで決めるに、太って見える服の全体の仕組みは太って見える服の特徴に分けてあります。この記事は、骨格と秋冬の厚みから失敗を直す話です。
結論:骨格ごとに、輪を薄く・高く・ゆるく
先に結論を骨格ごとに置きます。自分の骨格の行だけ見てください。
| 骨格 | インで起きやすいこと | 直す方向 |
|---|---|---|
| ストレート | 胸からウエストの厚みと輪がつながる | 輪を薄くする(薄手を、引き出さずに入れる) |
| ウェーブ | 輪が低い位置に下がり、上半身が長く見える | 輪を高くする(高いウエストに入れる) |
| ナチュラル | 硬い布をきっちり入れて、上下が箱に分かれる | 輪をゆるくする(たっぷり引き出す、前だけ入れる) |
**同じ「インする」でも、直す方向が骨格ごとに逆になることがあります。**ストレートは引き出さないほうがよく、ナチュラルは引き出したほうがよい。自分の骨格の方向を先に決めると、迷わずに済みます。
まず測る|輪の厚みと、2つの高さ
直し方の目安を決めるために、3つを測ります。いつものボトムをはいて、トップスを入れた状態で測ってください。
| 測るもの | 測り方 | 使い方 |
|---|---|---|
| 輪の厚み | ウエストの上にできたふくらみを、横から指でつまんだ厚さ | 1cm以内か、それ以上かを見る |
| ウエストのいちばん細い高さ | 鏡に正面から映して、くびれの高さに指を当てる | ボトムのウエストと比べる |
| ボトムのウエストの高さ | はいた状態で、ボトムの縁の高さに指を当てる | 細い高さとの差を見る |
| ウエストに集まる布の枚数 | 入れた服を下から数える | 2枚以上か、1枚かを見る |
**輪の厚みが1cmを超えると、ウエストに横の量が足されて見え始めます。**細い高さとボトムのウエストの差が3cm以上あると、輪が細い高さからずれます。秋冬は布の枚数が増えるので、枚数も合わせて数えてください。細い高さとボトムの差の測り方はトップスインでお腹まわりが気になるに詳しく書いてあります。
インで太って見える3つの仕組み
インで太って見えるときは、次の3つのどれかが起きています。
| 仕組み | 起きていること | 見分け方 |
|---|---|---|
| 輪が厚い | 入れた布がウエストの全周で厚くふくらむ | 横から見て、ウエストの上に段がある |
| 輪がずれる | 輪がウエストの細い高さより上か下にある | 鏡で、くびれの高さと輪の高さが違う |
| 上下が離れる | 上の量と下の量の差が大きく、ウエストだけが細い | 肩とお尻の間で、ウエストだけが急に締まる |
**骨格によって、出やすい仕組みが違います。**ストレートは輪が厚い、ウェーブは輪がずれる、ナチュラルは上下が離れる、がそれぞれ出やすい仕組みです。
骨格で、失敗の出方が違う
同じ服を同じように入れても、骨格ごとに鏡の中で起きることが違います。
| 服と入れ方 | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| 厚手ニットを全部入れる | 上半身が一続きに厚くなる | 輪が重く、腰へ下がる | 肩の大きさと細いウエストが離れる |
| 薄手ニットを全部入れる | すっきり見える | すっきり見える | 上下が離れて見えることがある |
| 硬いシャツをきっちり入れる | 上半身が四角く見える | 布が浮いて余る | 上下が箱に分かれる |
| とろみブラウスを引き出して入れる | 輪が厚く見える | 上半身がやわらかく見える | 輪がやわらかく見える |
| 前だけ入れる | 斜めの線で厚みがやわらぐ | 上半身が短く見える | ゆるさが残って自然に見える |
**同じ行でも、骨格で結果が逆になる組み合わせがあります。**とろみのあるブラウスを引き出して入れるのは、ウェーブとナチュラルには向きますが、ストレートには輪が厚く見えます。
失敗1|厚手のローゲージニットを全部入れて、ウエストに厚い輪ができる
秋冬に多い失敗です。太い糸で編んだ厚手のニットを、裾まで全部ボトムに入れると、ウエストの全周に1cm以上の厚い輪ができます。
| ニットの厚み(つまんだ2枚) | 全部入れたときの輪 | 直し方 |
|---|---|---|
| 5mm以下 | 薄い輪で、ウエストが出る | 直さなくてよい |
| 6〜10mm | 輪が少し厚い | 前だけ入れる |
| 11mm以上 | 輪が厚く、横の量が足される | 入れずに外に出す |
**直し方は、厚手のニットは前だけ入れるか、入れずに外に出すことです。**前の中心から左右10cmずつだけ入れれば、輪は前の一部だけになり、横と後ろの厚みが外に逃げます。ストレートの人は、11mmを超える厚手なら入れずに外に出し、着丈が腰骨にかかる長さのものを選ぶと、厚みが縦に落ちます。
厚手のニットの前だけを入れるときは、入れる前に裾を内側に1回折り返してから入れてください。入れる布の長さが短くなるぶん、ボトムの中で布がたまらず、前の輪も薄くなります。ウェーブの人は、前だけ入れたあとに横の裾を少し後ろへ流すと、ウエストの細い高さが横からも見えて、上半身がさらに短く読まれます。
失敗2|タートルを入れてハイウエストに合わせて、上半身が筒になる
首に沿うタートルネックを、ハイウエストのボトムに入れると、首からウエストまでが同じ布の一続きの筒になります。ストレートの人は、上半身の厚みがそのまま筒の太さとして見えます。
直し方は、筒の途中に区切りを1つ作ることです。**タートルを首から少し離れてゆるく折り返る形にする、胸の中ほどまで届く細いネックレスを垂らす、上に前を開けたカーディガンを重ねる。**どれか1つで、首からウエストまでの筒が縦に分かれます。ウェーブの人は、同じ組み合わせでも上半身が短く見えて得をすることが多いので、そのままで構いません。
| タートルの形とボトム | ストレートの見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 厚手で首に沿う+ハイウエスト | 首からウエストまで太い筒 | 前を開けた羽織りで縦に分ける |
| 薄手で首に沿う+ハイウエスト | 筒が細く、すっきり見える | 直さなくてよい |
| ゆるく折り返る+ハイウエスト | 首元で筒が切れる | 直さなくてよい |
| 厚手で首に沿う+ジャストウエスト | 筒が少し短くなる | ネックレスで縦の線を足す |
タートルの日に羽織りを重ねるなら、前を閉めずに開けて着てください。前が開いていると、羽織りの左右の縁が2本の縦の線になって、首からウエストまでの筒を細く区切ります。羽織りの色をタートルと違う色にすると、区切りがさらにはっきりします。
失敗3|硬いシャツをきっちり入れて、上下が箱に分かれる
張りのある綿のシャツを、ボトムに全部きっちり入れると、肩から腰までのシャツの直線と、ボトムの直線が、ウエストで真横に切られます。ナチュラルの人が着ると、肩の大きさとウエストの細さが離れて、上下が2つの箱に分かれて見えます。
| シャツの入れ方 | ナチュラルの人の見え方 | 直せるか |
|---|---|---|
| 全部きっちり入れる | 上下が箱に分かれる | 引き出せば直せる |
| 全部入れて3〜4cm引き出す | 輪がゆるく、自然につながる | 直さなくてよい |
| 前だけ入れる | ゆるさが残って自然に見える | 直さなくてよい |
| 入れずに外に出す | 縦に長く落ちる | 直さなくてよい |
**ナチュラルの人は、入れたあとに上へ3〜4cm引き出してください。**ウエストの上にゆるい輪ができて、肩とウエストの間がなだらかにつながります。ストレートの人が同じシャツを入れる日は、反対に引き出さずにまっすぐ入れ、ボタンを2つ開けて首元に縦の線を作るほうが向いています。
失敗4|引き出しすぎて、輪が腰までかぶる
入れたあとに布を引き出すのは、輪をゆるくする手です。ただ、引き出しすぎると、輪がボトムのウエストを越えて腰までかぶり、ウエストの位置がどこにも見えなくなります。
| 引き出した量 | 見え方 |
|---|---|
| 0〜1cm | ウエストの位置がはっきり出る |
| 2〜4cm | 輪がゆるく、ウエストの位置も見える |
| 5〜7cm | 輪がボトムのウエストにかぶり始める |
| 8cm以上 | 輪が腰までかぶり、ウエストの位置が消える |
**引き出す量は、骨格で変えてください。**ストレートは0〜1cm、ウェーブは1〜2cm、ナチュラルは2〜4cmが目安です。引き出しすぎた日は、一度全部入れ直してから、目安の量だけ引き出すと、輪が整います。
引き出す量は、輪の上端からボトムのウエストの縁までの縦の長さで測ります。鏡に横向きで立ち、指を2本そろえて輪に当ててみてください。指2本の幅がおよそ3cmなので、ナチュラルの人はちょうど指2本、ウェーブの人は指1本の半分ほど、ストレートの人は指が入らないくらいが目安になります。
失敗5|腰ではくボトムに入れて、輪が下がる
股上の浅い、腰骨ではくボトムに入れると、輪がウエストの細い高さより下に来ます。ウェーブの人は、ウエストの細い高さが高めにあることが多いので、輪が下がると上半身が腰まで続いて見えます。
直し方は、ボトムのウエストを高くすることです。**へその高さか、それより上ではくボトムに入れると、輪がウエストの細い高さに近づきます。**腰ではくボトムしかない日は、入れずに外に出して、トップスの裾をウエストの細い高さで止まる短い丈にしてください。輪がなくても、裾の線がウエストの位置として読まれます。
| ボトムのウエストの高さ | ウェーブの人の輪の位置 | 見え方 |
|---|---|---|
| へその3cm上 | くびれの高さ | 上半身が短く見える |
| へその高さ | くびれの少し下 | ほぼ整う |
| へその3〜5cm下 | くびれより下 | 上半身がやや長く見える |
| 腰骨の高さ | 腰の上 | 上半身が腰まで続く |
秋冬は、ボトムの下にタイツや保温のインナーを着るぶん、同じボトムでも夏より1〜2cm下がってはくことが多くなります。夏は問題なく入れられたボトムで、秋に輪が下がって見えるときは、ボトムを一度引き上げてから入れ直してください。
失敗6|ウエストがゴムのスカートに厚手を入れて、しわが輪になる
秋冬のスカートには、ウエストがゴムのものが多くあります。ゴムのスカートに厚手のニットを入れると、ゴムに締められた布が細かいしわになって、ウエストの全周に波打つ輪ができます。
直し方は、入れる布を薄くすることです。**ゴムのスカートには、薄手のハイゲージニットか、とろみのあるブラウスを入れてください。**厚手のニットを合わせたい日は、入れずに外に出して、着丈をスカートのウエストから10cm下までに収めると、しわの輪ができません。ゴムの上にベルトを締めると、しわの輪がベルトの中に収まって、ウエストの線が1本に整います。
| ゴムのスカートに入れる服 | 輪の見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 薄手のハイゲージニット | しわが細かく、目立たない | 直さなくてよい |
| とろみのあるブラウス | しわがやわらかく落ちる | 直さなくてよい |
| ミドルゲージのニット | しわが少し波打つ | 細いベルトを上から締める |
| 厚手のローゲージニット | しわが太い輪になる | 入れずに外に出す |
失敗7|インナーとニットを両方入れて、2枚ぶんの段ができる
寒い日は、保温のインナーの上にニットを着ます。インナーとニットの両方をボトムに入れると、ウエストに2枚ぶんの布が集まり、さらにボトムの布が重なって3枚の段ができます。
| ウエストに集まる枚数 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| ボトム+1枚 | 輪が薄い | 直さなくてよい |
| ボトム+2枚 | 段が1つできる | インナーだけを入れて、ニットは外に出す |
| ボトム+3枚 | 段が2つでき、輪が厚い | 入れる枚数を1枚にする |
**入れるのはいちばん下の1枚だけ、と決めてください。**インナーだけをボトムに入れて、ニットは外に出すと、ウエストに集まる布が1枚で済みます。ニットの裾が長くて外に出すと重い日は、ニットの前だけを入れて、インナーは全部入れます。
インナーの素材も段の厚みを変えます。表面がなめらかで薄い保温のインナーなら、ボトムの中で滑って平らになります。起毛した厚手のインナーは、それだけで輪を1枚ぶん厚くするので、インしたい日は薄いほうを選んでください。
失敗8|太いベルトで、上下を真横に切る
インした上から幅の太いベルトを締めると、ウエストに太い横の帯ができます。ナチュラルの人は、上下が離れて見える仕組みがさらに強まり、ストレートの人は、上半身の厚みと帯の太さが重なって見えます。
直し方は、ベルトを細くするか、色をボトムに合わせることです。**ベルトの幅を2cm以下にする、またはベルトの色をボトムと同じにする。**どちらでも、ウエストの横の帯が弱まります。太いベルトを使いたい日は、上にジャケットやカーディガンを重ねて前を開け、ベルトの見える幅を体の中央だけにすると、真横の帯が左右で切れます。
| ベルトの幅と色 | ストレート | ナチュラル |
|---|---|---|
| 幅2cm以下・ボトムと同じ色 | ウエストがすっきり出る | 自然につながる |
| 幅2cm以下・ボトムと違う色 | 細い線が1本入る | 細い線が1本入る |
| 幅4cm以上・ボトムと同じ色 | 帯が厚みと重なる | 上下が少し離れる |
| 幅4cm以上・ボトムと違う色 | 上半身の厚みが強く出る | 上下が大きく離れる |
失敗9|前だけインの量が多すぎて、前に輪がたまる
前だけインは、どの骨格にも使いやすい入れ方です。ただ、前に入れる幅が広すぎると、前だけに厚い輪がたまり、横から見るとお腹の前に布のふくらみができます。
| 前に入れる幅 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 前の中心から左右5cmずつ | 輪が小さく、斜めの線ができる | 直さなくてよい |
| 左右10cmずつ | ウエストの位置がはっきり出る | 直さなくてよい |
| 左右15cmずつ以上 | 前に厚い輪がたまる | 入れる幅を10cmまでに減らす |
| 脇まで入れて後ろだけ出す | 後ろだけが長く垂れる | 全部入れるか、前だけに戻す |
**前に入れる幅は、左右10cmずつまでが目安です。**厚手のニットほど、入れる幅を狭くしてください。5cmずつでも、ウエストの位置を示すには足ります。入れた後は、横から鏡で見て、前の輪がお腹より前に出ていないかを確かめてください。出ていれば、入れた布を少し脇のほうへ送ります。
失敗10|タイトスカートに入れて、布が腰にはりつく
体に沿うタイトスカートにトップスを入れると、入れた布がスカートの中で腰に沿って広がり、腰まわりにトップスの布の線が浮きます。厚手の布ほど、スカートの上から段が見えます。
直し方は、入れる布を薄くして、短く切りそろえることです。**タイトスカートには、裾がスカートの中で腰骨より下まで届かない、短めの薄手を入れてください。**入れた布が腰骨より上で終わると、腰まわりに段ができません。長い裾のトップスしかない日は、入れずに外に出して、裾をスカートのウエストから10cm下までに収めます。
| 入れる服の裾の長さ | タイトスカートの上からの見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 腰骨より上で終わる | 段が見えない | 直さなくてよい |
| 腰骨の高さで終わる | 腰骨のあたりに細い段が出る | 裾を内側に折り上げる |
| 腰骨より下まで届く | 腰まわりに布の線が浮く | 入れずに外に出す |
タイトスカートに入れる日は、トップスの素材の滑りも見てください。表面がなめらかな素材なら、スカートの中で布が引っかからずに平らに広がります。表面に凹凸のある編み地は、スカートの裏地に引っかかって布が寄り、腰まわりに段を作りやすくなります。
骨格ストレートの直し方|輪を薄く、まっすぐ入れる
ストレートの人は、上半身に厚みがあるので、輪の厚みが上半身の厚みとつながりやすい骨格です。
| 直す場所 | 直し方 |
|---|---|
| 布の厚み | 薄手のハイゲージ、とろみのある素材を入れる |
| 引き出す量 | 0〜1cm。引き出さずにまっすぐ入れる |
| 首元 | Vネックか、ボタンを2つ開けて縦の線を作る |
| ボトムのウエスト | ウエストの細い高さに合わせたジャストの位置 |
| 厚手のニット | 入れずに外に出し、着丈を腰骨にかける |
**ストレートの人は、輪をなくすつもりで入れてください。**輪が薄いほど、ウエストの位置がはっきり出て、上半身の厚みと分かれます。ニットの選び方は骨格ストレートのニットの選び方に詳しく書いてあります。
骨格ウェーブの直し方|輪を高く、軽く入れる
ウェーブの人は、ウエストの細い高さが高めにあることが多く、輪が低い位置に下がると上半身が長く見えます。インそのものは得意な骨格です。
| 直す場所 | 直し方 |
|---|---|
| ボトムのウエスト | へその高さか、それより上 |
| 引き出す量 | 1〜2cm。軽くふんわりさせる |
| 布の厚み | 薄手からミドルゲージまで |
| 入れ方 | 全部入れるか、前だけ入れる |
| 厚手のニット | 前だけ入れて、上半身を短くする |
**ウェーブの人は、輪の高さを先に決めてください。**輪がウエストの細い高さにあれば、輪が少し厚くても上半身は短く見えます。トップスの前身頃の余りは骨格ウェーブのトップスは前身頃の余りで決まるで確かめられます。
骨格ナチュラルの直し方|輪をゆるく、たっぷり引き出す
ナチュラルの人は、骨格がしっかりしていて、肩の大きさに対してウエストだけを細く締めると、上下が離れて見えやすい骨格です。
| 直す場所 | 直し方 |
|---|---|
| 引き出す量 | 2〜4cm。ゆるい輪を作る |
| 入れ方 | 前だけ入れるか、全部入れて引き出す |
| 布の素材 | 粗めの織りや、ざっくりした編み地でもよい |
| ボトムのウエスト | ウエストの細い高さより少し下でもよい |
| 硬いシャツ | 引き出してゆるい輪にする |
**ナチュラルの人は、輪をなくすのではなく、ゆるく残してください。**ゆるい輪が、肩とウエストの間をなだらかにつなぎます。トップスの縦じわの見方は骨格ナチュラルのトップスは肩から裾へ通る縦じわで決まるにまとめてあります。
直せる失敗と、直しにくい失敗の見分け方
インした服が、入れ方で直せるかどうかを見分ける手順です。
| 確かめること | 直せる | 直しにくい |
|---|---|---|
| 布の厚み | つまんだ2枚で10mmまで | 11mm以上で、全部入れたい |
| 集まる枚数 | ボトム+1〜2枚 | ボトム+3枚以上 |
| ボトムのウエスト | 細い高さとの差が3cm以内 | 細い高さより5cm以上低い |
| ウエストの仕様 | ボタンやホックで留める | ゴムで、厚手を入れたい |
| トップスの裾の長さ | 入れた布が腰骨より上で終わる | 腰骨より下まで入る |
**2つ以上が「直しにくい」側なら、その日は入れずに外に出す組み合わせに切り替えてください。**入れない日の裾の長さは、ウエストの細い高さから10cm下までが目安です。
手持ちの服で直す順番
鏡の前で「インすると太って見える」と感じたら、次の順に試してください。上から順に、手間が少なく効き方の大きい手です。
| 順番 | 試すこと | 効く失敗 |
|---|---|---|
| 1 | 入れる枚数を1枚にする | インナーとニットの2枚入れ |
| 2 | 前だけ入れる(左右10cmずつ) | 厚手ニットの全部イン |
| 3 | 引き出す量を骨格の目安に合わせる | 引き出しすぎ、きっちり入れすぎ |
| 4 | ボトムを高いウエストのものに替える | 腰ではくボトム |
| 5 | ベルトを細くするか、ボトムと同じ色にする | 太いベルト |
| 6 | 入れずに外に出す | ゴムのスカート、タイトスカート |
**1から3までで直る日が、いちばん多いはずです。**秋冬のインの失敗は、厚みと枚数から来ることが多いからです。6まで試しても気になる組み合わせは、その服を入れない日の服として扱ってください。
一式で見る|秋冬の3つの日
ここまでの直し方を、骨格ごとに秋冬の1日に当てはめます。
骨格ストレートの仕事の日は、薄手のハイゲージのVネックニットを、センタープレスのパンツに引き出さずにまっすぐ入れます。ベルトは幅2cmでパンツと同じ色。中の保温インナーだけをパンツに入れて、ニットは上からまっすぐ入れるので、ウエストに集まる布は2枚で、輪は1cm以内に収まります。
骨格ウェーブの休日は、ミドルゲージのニットの前だけを、へその上ではくデニムに入れます。引き出す量は1〜2cmで、輪がウエストの細い高さに来るので、上半身が短く見えます。
骨格ナチュラルの食事の日は、張りのある綿のシャツを全部入れたあと、上へ3〜4cm引き出してゆるい輪を作ります。ボトムはウエストの細い高さより少し下ではくワイドパンツです。ストレートは薄く、ウェーブは高く、ナチュラルはゆるくという方向を、3つの日でそれぞれ使っています。
どちらとも取れるとき①|自分の骨格がわからない
骨格診断を受けていない、または結果に迷いがある人も多くいます。その場合は、インしたときにどこが気になるかで、直し方を選んでください。
| 気になる場所 | 出方 | 試す直し方 |
|---|---|---|
| 胸の下からウエストまでが一続きに厚い | ストレートの出方 | 薄手を、引き出さずに入れる |
| 輪が腰へ下がり、上半身が長い | ウェーブの出方 | 高いウエストのボトムに入れる |
| ウエストだけが締まり、上下が離れる | ナチュラルの出方 | 引き出してゆるい輪を作る |
**気になる場所から選べば、骨格がはっきりしなくても使えます。**骨格そのものの見分け方は骨格診断がわからない|複数タイプに当てはまる理由と決め方に分けてあります。
どちらとも取れるとき②|お腹まわりがいちばん気になる
骨格よりも、お腹まわりにできる輪のふくらみがいちばん気になる人もいます。この場合は、骨格の方向より先に、入れる位置を決めてください。
ウエストの細い高さと、ボトムのウエストの高さの差が3cm以上あると、入れた布は体の張っている高さに集まります。**差を3cm以内にするボトムを選ぶか、入れる位置を細い高さに合わせて、前だけ入れる。**位置の決め方はトップスインでお腹まわりが気になる|入れる位置をcmで決めるに詳しく書いてあります。位置が決まったあとで、骨格の方向で引き出す量を加減すると、2つの記事の手順がつながります。
どちらとも取れるとき③|入れないほうが楽な日もある
秋冬は、厚い服を何枚も重ねる日があります。そういう日に、無理にトップスを入れる必要はありません。
入れない日は、トップスの裾をウエストの細い高さから10cm下までで止めると、輪がなくても上下の比率が整います。裾が長いニットは、裾を内側に折り込んで短くしてもかまいません。入れる日と入れない日を、その日の枚数で決めておくと、朝に鏡の前で迷う時間が短くなります。
鏡の前で1分
出かける前に、鏡の前で次の順に確かめてください。1分で終わります。
| 順番 | 見ること | 合格の目安 |
|---|---|---|
| 1 | ウエストに集まる布の枚数 | ボトム+1〜2枚 |
| 2 | 横から見た輪の厚み | 1cm以内 |
| 3 | 輪の高さとくびれの高さ | 3cm以内の差 |
| 4 | 引き出した量 | 骨格の目安どおり |
| 5 | 一歩下がった全身 | ウエストより先に顔に目が行く |
**2番目の「横から見た輪の厚み」がいちばん早い判定です。**鏡に横向きで立って、ウエストの上に段が見えるかどうかを確かめてください。段が見えたら、1番目の枚数から順に戻します。
よくある行き違い
**「トップスをインすると、必ず太って見える」。**太って見えるのは、輪が厚いときと、輪がずれているときです。薄い輪が細い高さにあれば、インしたほうがウエストの位置がはっきりします。
**「たっぷり引き出せば、ふんわりして細く見える」。**引き出す量は骨格で逆になります。ナチュラルには向きますが、ストレートは引き出すほど輪が厚く見えます。
**「厚手のニットはインしてはいけない」。**前だけ入れれば、厚手でも輪は前の一部だけになります。全部入れるかどうかを、厚みで決めてください。
**「インしないとだらしなく見える」。**入れなくても、裾をウエストの細い高さから10cm下までで止めれば、上下の比率は整います。入れるかどうかより、裾の位置を先に見てください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. トップスをインすると太って見えるのはなぜですか
- 入れた布が、ボトムのウエストの上に輪のようなふくらみを作るからです。その輪が厚いと、ウエストに横の量が足されます。輪がウエストのいちばん細い高さからずれていると、細い高さが服の中に埋もれます。骨格によって、上半身の厚みや、ウエストの高さ、骨の出方が違うので、同じ入れ方でも輪の見え方が変わります。体が悪いのではなく、輪の厚みと位置の問題です。
- Q. 骨格ストレートはトップスをインしないほうがいいですか
- インしてよいですが、輪を薄くしてください。骨格ストレートは上半身に厚みがあるので、厚手のニットを全部入れると、胸からウエストまでの厚みと輪の厚みがつながって見えます。薄手のハイゲージのニットや、とろみのあるブラウスを、引き出さずにまっすぐ入れると、ウエストの位置がすっきり出ます。厚手のニットは入れずに、着丈が腰骨にかかる長さで外に出すほうが向いています。
- Q. 秋冬に厚手のニットをインしたいときはどうすればいいですか
- 前だけ入れて、横と後ろは外に出してください。厚手のニットを全部入れると、ウエストの全周に厚い輪ができます。前の中心から左右10cmずつだけ入れれば、輪は前の一部だけになり、ウエストの位置を示しながら厚みを抑えられます。中に保温のインナーを着ている日は、インナーだけをボトムに入れて、ニットは外に出すと、ウエストに集まる布が1枚で済みます。
- Q. 自分の骨格がわからない場合はどうすればいいですか
- インしたときに、どこが気になるかで見分けられます。胸の下からウエストまでが一続きに厚く見えるならストレートの出方、ウエストの輪が腰のほうへ下がって上半身が長く見えるならウェーブの出方、肩の大きさに対してウエストだけが細く締まって上下が離れて見えるならナチュラルの出方です。気になる場所から直し方を選べば、骨格がはっきりしなくても使えます。
— メグラシ編集部





