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トップスインでお腹まわりが気になる|入れる位置をcmで決める

メグラシ編集部//読了 15分
ボトムスのウエストラインの高さを確かめながら、トップスの裾の収め方を決めているところ

「トップスインすると脚が長く見える」のは知っている。でも実際にやると、お腹まわりに布が集まって、かえって幅が出て見える。だから毎朝、入れるか出すかで迷う——この記事は、その迷いを1回だけ測って終わらせるためのものです。

先に結論を書きます。決まらない原因は、入れる量ではありません。入れる位置です。

入れた布は、ボトムスのウエストラインのすぐ上に集まります。集まる場所そのものは変えられません。変えられるのは、その場所が体のどの高さに来ているかです。ここが体のいちばん細い高さと重なっていれば、集まった布はへこみに収まります。3cm以上ずれていれば、集まった布は張っている高さの上に乗ります。

同じ体で、入れ方を変えると見え方が変わる。 そのしくみだけを、以下で寸法にしていきます。

📋 トップスインの判断 早見表

差(最細の高さ − ウエストラインの高さ)何が起きているか選ぶ入れ方
−2cm以下バンドが最細より上。布が肋骨側へ逃げる浅く入れて1〜2cm引き出す
−1〜+2cmバンドが最細とほぼ同じ高さぜんぶ入れて、全周から1〜2cm引き出す
+3〜+4cmバンドが少し下。素材で結果が変わる帯まずぜんぶ入れて、横から見て判定
+5〜+6cmバンドが明確に下。集まった布が張った高さに乗る前中心10〜15cmだけ入れる
+7cm以上ローライズ。入れた布の行き場がない入れない。ベルトか羽織りで境目

結論:入れる量ではなく、入れる位置で決まる

トップスインがうまくいかないとき、多くの方が「入れすぎたのかもしれない」と考えて、次は浅く入れます。それで解決しないのは、量が原因ではないからです。

布は、ウエストラインの上に集まります。深く入れれば固定はされますが、集まる布の総量は変わりません。減らせるのは布の量ではなく、布が集まる高さのほうです。

バンドの高さ集まった布が乗る場所外形の読まれ方
体のいちばん細い高さくびれのへこみの中布の厚みが外形に出ない
最細より3〜6cm下張りはじめている高さ布の厚みが幅として足される
最細より7cm以上下胴のいちばん出ている高さ厚みがそのまま外形になる
最細より上(肋骨側)肋骨の下胸の下がもたついて短く見える

1行目が目標です。そして1行目に入れるかどうかは、着る人の体ではなく、その日に履いたボトムスの股上で決まります。

入れた布は、どこへ行くのか

もう少しだけ、しくみを分解します。

トップスをボトムスに入れると、肩からウエストラインまでの長さより余った分の布が、バンドの内側に押し込まれます。押し込まれた布は下へは落ちません。バンドが締まっているので、行き場は上しかない。だから、バンドのすぐ上に、ぐるりと一周、布の輪ができます。

この輪の太さを決めるのが、入れた布の長さです。輪の位置を決めるのが、バンドの高さです。

決まるもの決めている数値動かせるか
布の輪の太さ裾がウエストラインより何cm下にあるかトップスを替えれば動く
布の輪の位置ウエストラインが体の何cmの高さにあるかボトムスを替えれば動く
輪が正面だけか一周か入れる範囲の幅その場で動かせる
輪の厚み素材の厚みと張り素材を替えれば動く

このうち、朝その場で動かせるのは3行目だけです。だから「前だけ入れる」という手が効きます。輪を一周ではなく、正面の一部だけに限定できるからです。

測る2つの数値

ここからは実測です。鏡の前で2分あれば終わります。

数値①:ウエストの最も細い高さは、へそから何cm上か

へそに指を当て、そこから上へ動かします。胴がいちばん細くなる高さで止めて、へそからの距離を測ります。

目安
0〜2cm最細の高さがへそに近い
3〜5cmもっとも多い範囲
6〜8cm最細の高さが高め

正確な1cmを出す必要はありません。2cm刻みで分かれば十分です。左右の手を水平に当てて、鏡で高さを見るとずれにくくなります。

数値②:ボトムスのウエストラインは、へそから何cm上か

いつものボトムスを履き、立った状態で、バンドの上端がへそから何cm上にあるかを測ります。へそより下にある場合はマイナスで数えます。

前股上の実寸ウエストラインの位置の目安呼び方
18〜21cmへそより2〜5cm下ロー
22〜24cmへそのあたりローミドル
25〜27cmへそより1〜3cm上ミドル
28〜30cmへそより4〜6cm上ハイ
31cm以上へそより7cm以上上ハイ(肋骨寄り)

股上が3cm変われば、ウエストラインの高さも約3cm変わります。 手持ちのボトムスを平置きにして、前の股ぐりの縫い目からバンドの上端までをまっすぐ測れば、前股上が出ます。履かなくても分かる数値なので、クローゼットの中で先に3本ぶん出しておくと早く済みます。

差を出す

数値① − 数値② が、その組み合わせの差です。

たとえば最細の高さがへそから5cm上、ミドルの股上でウエストラインがへそから2cm上なら、差は3cm。バンドは最細より3cm低い位置にある、ということになります。

この差は、ボトムスごとに違う値になります。 よく履く3本で測っておくと、朝の判断がそのまま決まります。

もう1つの数値|入る布の長さ

差だけでは足りない場面があります。輪の太さを決めているほうの数値です。

トップスを着てボトムスを履き、裾がウエストラインより何cm下にあるかを見ます。これが、入れたときに輪になる布の長さです。

裾がバンドより下にある長さ入れたときに起きること向く入れ方
0〜5cmほとんど溜まらないぜんぶ入れてよい
6〜12cm輪ができる。引き出しで散らせるぜんぶ入れて1〜2cm引き出す
13〜20cm一周だと厚みが出る前だけ入れる
21cm以上入れた布が下がって二重になる入れない、または羽織りに回す

差が小さくても、この長さが20cmを超えるとフルインは収まりません。逆に、差が大きくても長さが5cm以下なら、そもそも輪ができないので入れて問題ありません。2つの数値は、どちらか片方では答えが出ません。

入れ方4種|どういう条件で成立するか

入れ方布の長さ素材の条件
ぜんぶ入れて引き出す−1〜+2cm6〜12cm落ち感があるもの
前だけ入れる+3〜+6cm6〜20cm問わない
片側だけ入れる+3〜+6cm6〜15cm前立てのないもの
入れない+7cm以上21cm以上裾に飾りがあるもの
浅く入れて引き出す−2cm以下6〜12cm薄手

以下、それぞれの手順を分けます。

ぜんぶ入れて、上に少し引き出す

差が−1〜+2cmの帯、つまりウエストラインが体のいちばん細い高さとほぼ重なっているときの形です。

一つ目に、裾を一周ぜんぶバンドの中に入れます。

二つ目に、両手を腰に当て、全周から均等に1〜2cmだけ布を引き出します。 前中心だけを引き出すと、そこにだけ厚みが寄って正面から見えてしまいます。脇、後ろ、前をそれぞれ同じだけ引き出してください。

三つ目に、引き出した布が下向きに落ちているかを見ます。ぴんと張っていると作業の途中に見え、垂れすぎるとバンドが隠れて境目が消えます。落ちる長さは1〜2cmです。

この形が成立する条件はもう一つあります。バンドが日中に下がらないこと。 股上25cm以上、または前が硬い素材のバンドであれば保てます。ゴムだけで支えている型では、昼過ぎには差が広がって別の帯に移ります。

前だけ入れる

差が+3〜+6cmの帯で、いちばん出番の多い形です。バンドが最細の高さより下にあるので、一周ぶんの輪をつくらないことが目的になります。

一つ目に、入れる幅を決めます。ここが差の大きさで変わります。

入れる幅(前中心から左右へ)深さ
+3〜+4cm15cm指2本分
+5cm12cm指2本分
+6cm10cm指1本分

差が大きいほど、幅を狭め、深さを浅くします。 差が大きいということは、布が乗る場所が張っている高さに近いということなので、そこへ足す布を減らす方向に動かします。

二つ目に、入れた部分を1〜2cmだけ引き出します。ここは全周ではなく、入れた範囲だけです。

三つ目に、脇から後ろは触りません。自然に落ちたままにします。前に境目があり、後ろは面が続いている、という状態が目的です。

四つ目に、横から見ます。ウエストラインの上に1cm以上の段差が出ていなければ完成です。

片側だけ入れる

前中心に布を足したくないときの形です。差の条件は前だけ入れるときと同じですが、輪ができる場所を正面から外せるのが違いです。

入れるのは、体の側面寄り、前中心から左右どちらかへ5〜15cmの範囲だけです。反対側は触りません。結果として、裾の線が斜めに走ります。

向く場面向かない場面
休日、動きのある装いかしこまった席
前立てやボタン列のないトップスシャツのように前中心に縦線がある型
布の長さが15cm以下裾が長く、斜めの落差が大きくなる型
バンドが硬く、位置が動かない型ゴムウエストで日中に片側だけ下がる型

斜めの線は視線を動かすので、正面に厚みを置かずに境目だけをつくれます。ただし左右が非対称になるぶん、写真では傾いて見えることがあります。 記念写真のある日は前だけに寄せるほうが無難です。

入れない、という選択肢

差が+7cm以上、または布の長さが21cm以上のときは、入れないほうが早く決まります。無理に入れると、輪ができる高さと、入れた布が下がって二重になる高さの両方に厚みが出ます。

入れない場合でも、境目そのものは必要です。境目がないと、上から下までが一本の面として読まれます。

境目のつくり方体に触れるか向く場面
細いベルトをトップスの上から締める触れる位置をはっきり示したいとき
羽織りの前を1点だけ留める触れないお腹まわりを締めたくないとき
羽織りの前を開けて縦線を2本つくる触れない判断を保留したいとき
短丈のベストを重ねる触れない秋冬
裾に前後差のあるトップスを選ぶ触れない型で解決したいとき

ベルト以外で境目をつくる手はワンピースのウエストマークをベルト以外でに、位置と絞り量の数値でまとめています。

どちらとも取れるとき|差が+2〜+4cmの帯

ここが本題です。上の表で答えが1つに決まらないのは、この帯にいるときです。そして実際にはこの帯にいる方がいちばん多い——ミドルライズのボトムスと、へそから3〜5cm上に最細の高さがある組み合わせが、ちょうどここに入るからです。

この帯では、素材と姿勢で結果が変わります。だから表では決まりません。手順で決めます。

一つ目に、まずぜんぶ入れて、全周から1〜2cm引き出します。

二つ目に、正面ではなく横から見ます。 ここが分岐点です。正面からは布の厚みが見えないので、正面で判断するとほぼ必ず「大丈夫そう」になります。横から見て、ウエストラインの上に段差が出ているかを確かめてください。

横から見た状態判定次の手
段差が0〜1cmフルインで成立そのまま
段差が1〜2cm素材を替えれば成立する落ち感のあるものに替えるか、前だけへ
段差が2cm以上フルインは成立しない前だけ入れる
段差はないが裾が下から出ている布が長すぎる前だけ入れる

三つ目に、座って同じ場所を見ます。立って段差1cm以内でも、座ると布が前に押し出されて2cm以上になる型があります。一日座って過ごす日は、座った状態で判定してください。

この帯にいるときの、もう2つの逃げ道

判定を毎朝くり返すのが面倒であれば、帯そのものを移動させる手があります。

一つは、股上を3cm深いものに替えることです。差が3cm縮んで、−1〜+2cmの帯に入ります。同じトップスのまま、フルインが成立するようになります。手持ちのボトムスを3本測ってみると、たいてい2〜4cmの幅があります。

もう一つは、ベルトでバンドの高さを固定することです。この帯にいる方の「朝は決まっていたのに」という崩れ方は、ほとんどがバンドの下がりで起きています。高さが動かなければ、判定は一日もちます。

日によって答えが変わる、と感じるとき

同じ服の組み合わせなのに、日によって決まったり決まらなかったりする。これは入れ方の腕の問題ではなく、バンドの高さが日によって違うためです。

起きていること差への影響直し方
バンドが日中に2cm下がる差が2cm広がるベルト、または股上を深く
座っている時間が長いバンドが1〜2cm下がる朝から前だけ入れておく
ボトムスの素材が伸びるバンドが下がる伸びの少ない織り地に
ゴムだけで支えている位置が固定されない前がゴムでない型に
前日と違うトップスを着た布の長さが変わっている裾の位置を測り直す

対処の共通点は、差を小さくするのではなく、差を動かさないことです。朝の時点で+3cmだったものが夕方+5cmになると、朝の入れ方は成立しなくなります。逆に、朝から前だけ入れておけば、多少下がっても崩れ方は小さく収まります。

ボトムス別①|ハイウエスト・ミドル・ロー

同じ手順でも、ボトムスの種類で答えの出方が変わります。

種類差の出方基本の答え注意する点
ハイ(前股上28cm以上)−2〜+1cmぜんぶ入れるバンドが肋骨に当たると別の問題になる
ミドル(25〜27cm)+2〜+5cm横から見て判定もっとも判断が割れる
ローミドル(22〜24cm)+5〜+7cm前だけ入れる幅を10cmに狭める
ロー(21cm以下)+7cm以上入れないベルトか羽織りで境目

ハイウエストで別の困り方が出る場合——バンドが肋骨に当たる、座ると食い込む——は、高さそのものが合っていない可能性があります。ハイウエストが似合わないと感じるときに、肋骨からくびれまでの距離で測る方法をまとめています。

ボトムス別②|スカート

スカートは、バンドの構造で答えが変わります。差の値は同じでも、バンドの上にすでに布があるかどうかが効きます。

バンドの上の状態答え
タイト(硬い細バンド)何もない測った差がそのまま効く
フレア(ギャザー入り)すでに布が寄っている前だけを指1本分。または出す
プリーツ(細バンド)畳んだ布の端が並ぶ浅く入れる。段差が出たら出す
ロング(面積が大きい)型による差が+6cmまでなら前だけでも入れる
ゴムウエストギャザーが一周ある出したまま。前だけなら指1本分

ロングスカートだけは、少し違う判断が入ります。下の面積が大きいぶん、境目を高く保つ価値が大きい。 差が+5〜+6cmでも、前だけ入れて境目をつくるほうが、縦の線が続いて見えます。

ボトムス別③|ワイドパンツとタック

ワイドパンツは、タックの有無で分かれます。

タックは、余った布を畳んでバンドに納めた部分です。つまりバンドの上にはすでに布の厚みがあるということになります。そこへトップスの裾を足すと、同じ高さに二重に集まります。

バンド上の厚み答え
タックなし・ハイなしぜんぶ入れてよい
タック1本・ミドル前だけ、幅12cm
タック2本以上前だけ、幅10cm・指1本分
ギャザー入り出したまま
硬い織り地でタックが立つ出して羽織りで縦線

ワイドパンツ全般の見え方はワイドパンツが似合わないと感じるときにまとめています。

素材と厚み|同じ位置でも輪の太さが違う

差が同じでも、素材が違えば輪の体積が変わります。

素材輪の太さ向く入れ方
とろみのある薄手ぜんぶ入れて引き出す
天竺の薄手カットソーぜんぶ/前だけ どちらも
ブロードのシャツぜんぶ入れて引き出す/前だけ
オックスフォード・厚手シャツ前だけ
ミドルゲージのニット前だけ・浅く
ローゲージのニット特大入れない
起毛・スウェット地出したまま

差が+3〜+4cmの帯で判断が割れたときは、まずここを1段下げてみてください。 素材を薄いほうへ1段動かすだけで、同じ差のままフルインが成立することがあります。

骨格タイプ別|同じ差でも変えるところ

タイプ起きやすいこと変えるところ
ストレート差が出やすく、輪が正面に出やすい素材を落ち感のあるものへ。前だけの幅は狭め
ウェーブ最細の高さが高く、差が縮みやすい股上の深いものでフルインが成立しやすい
ナチュラルバンドが腰骨に乗って前が浮き、差が動くベルトで高さを固定してから判定

同じ差の値でも、輪の出方が変わるのはここです。詳しい違いは太って見える服の特徴と対策の骨格別の項に整理しています。

鏡で見る3か所

入れ終わったあと、この3か所だけ見てください。正面だけでは判定できません。

一つ目、横から。 ウエストラインの上に1cm以上の段差が出ていないか。ここが本番です。

二つ目、座って。 バンドが何cm下がるか。入れた布が下から出てきていないか。

三つ目、正面。 前中心の縦線(前立て、ボタン列、センタープレス)がバンドで途切れずに続いているか。途切れていると、そこで縦が切れて見えます。

よくある誤解

よく言われること実際に起きていること
入れれば必ずすっきりするバンドの高さ次第。最細より下だと逆に幅が出る
深く入れるほど収まる固定はされるが、集まる布の量は変わらない
出しておくほうが安全境目が消えて、上下の分割が読めなくなる
前だけ入れるのは中途半端差が+3〜+6cmの帯では、これが正解の形
丈が長いから入れられない裾の位置を測れば、羽織りに回す判断ができる
ベルトは細く見せる道具ここではバンドの高さを固定する道具
毎朝やり方を変えるのは面倒3本のボトムスの差を1回測れば、以後は固定

まとめ

トップスインが決まらないのは、入れる量の問題ではありません。

  • 測るのは2つ。 ウエストの最も細い高さがへそから何cm上か。ボトムスのウエストラインがへそから何cm上か
  • 差が3cm以上なら、入れた布は張っている高さに乗ります。 ここが「入れると幅が出る」の正体です

差ごとの答えはこうなります。

  • −2cm以下:浅く入れて1〜2cm引き出す
  • −1〜+2cm:ぜんぶ入れて、全周から1〜2cm引き出す
  • +3〜+4cm:まずぜんぶ入れて、横から見て段差で判定する
  • +5〜+6cm:前中心10〜15cmだけ入れる。差が大きいほど幅を狭める
  • +7cm以上:入れない。ベルトか羽織りで境目をつくる

そして、判定は正面ではなく横で行います。正面からは布の厚みが見えません。

差はボトムスごとに違います。よく履く3本を1回測っておけば、朝に迷う場面はほとんどなくなります。変えるのは体ではなく、バンドの高さと、入れる範囲の幅です。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. トップスインすると、お腹まわりに布が集まります。どうすればよいですか
入れる量を減らす前に、ボトムスのウエストラインの高さを確かめてください。入れた布は、バンドのすぐ上に集まります。そのバンドが体のいちばん細い高さにあれば、集まった布はへこみに収まります。バンドがそれより3cm以上低いと、集まった布は張っている高さの上に乗ります。同じ服、同じ入れ方でも、股上の深いボトムスに替えるだけで結果が変わるのはこのためです。まず測るのは、へそから最も細い高さまでの距離と、へそからウエストラインまでの距離の2つです。
Q. 全部入れるのと前だけ入れるのは、どちらが正解ですか
2つの高さの差で決まります。差が1cm前後までなら、ぜんぶ入れて全周から1〜2cm引き出す形が成立します。差が3〜6cmなら、前中心だけを入れる形が収まります。差が7cm以上なら、入れずにベルトか羽織りで境目をつくるほうが早く決まります。好みで選ぶものではなく、バンドの高さで決まる、と考えると毎朝の迷いが減ります。
Q. 自分がどの帯にいるか、どうやって測ればよいですか
鏡の前で2つ測ります。1つ目は、へそに指を当てて、そこから上へ動かしながら胴がいちばん細くなる高さを探し、へそから何cm上かを見ます。多くの場合2〜7cmの範囲に入ります。2つ目は、いつものボトムスを履いた状態で、ウエストラインの上端がへそから何cm上(または下)にあるかを見ます。1つ目から2つ目を引いた値が、その組み合わせの差です。ボトムスごとに違う値になるので、よく履く3本で測っておくと使えます。
Q. 朝は決まっていたのに、夕方くずれるのはなぜですか
入れ方がほどけたのではなく、ボトムスのバンドが下がって差が広がったためであることがほとんどです。バンドが2cm下がると、差はそのまま2cm大きくなり、朝に成立していた入れ方が成立しない帯に移ります。ウエストにゴムだけで支えている型、股上の浅い型は日中に下がりやすくなります。ベルトでバンドの高さを固定するか、股上が3cm深いものに替えると、夕方まで同じ帯に留まります。
Q. スカートとパンツで、入れ方は変えたほうがよいですか
変わります。同じ差の値でも、バンドの構造が違うためです。タイトスカートのように硬く細いバンドは高さが動かないので、測った差がそのまま効きます。ギャザーやプリーツのスカートは、バンドのすぐ上にすでに布が寄っているので、そこへ入れると二重になります。前だけを指1本分の浅さで入れるか、出したままにするほうが収まります。ワイドパンツでタックが入っている型も同じ考え方です。
Q. ワイドパンツにトップスインすると、上だけ膨らんで見えます
タックの畳み分が、すでにバンドの上に厚みをつくっているためです。そこへトップスの裾を足すと、同じ高さに二重に布が集まります。入れる幅を前中心10cmまで狭め、深さは指1本分に留めてください。それでも膨らむ場合は、タックのない型を選ぶか、裾を出したまま羽織りで縦の線を1本足すほうが早く決まります。ワイドパンツは下の面積が大きいので、境目を高く保つ価値は大きく、前だけでも入れる意味があります。

— メグラシ編集部

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