骨格ウェーブ 袖が余る|手首が細いか腕が短いかで冬の袖口を分ける

**冬のニットを着て、腕を体の横にまっすぐ下ろしてください。**袖口が手首の骨の上で一度止まり、手を振ると下に落ちてくるなら「手首の側」、下ろしただけで袖口が手の甲にかぶっているなら「長さの側」です。骨格ウェーブの人の袖が余るのは、ほぼこのどちらかです。
手首の側の人は、袖口の形を替えます。手首が細いと、筒のままの袖口は骨に引っかからずに落ちてきます。リブで締まる袖口か、ボタンで詰められる袖口にして、手首の骨の上で止めてください。
長さの側の人は、袖丈と袖の付け根を替えます。肩の縫い目が肩先より外に落ちている服は、その分だけ袖口が下がります。肩の縫い目が肩先か少し内に入る袖付けを選び、袖丈を肩先から手首の骨までの長さに合わせてください。両方に当てはまる人は、長さを先に合わせます。
結論:袖が余る出どころは2つで、替える所が違う
骨格ウェーブの人は、手首が細く平たく、腕全体も華奢に見えやすい体です。冬の服は袖口が広めで、肩が落ちる形が多いので、袖の崩れ方が2つに分かれます。
| 出どころ | 腕を下ろしたときの袖口 | 替える所 |
|---|---|---|
| 手首の側 | 手首の骨の上で一度止まり、動くと落ちる | 袖口の形 |
| 長さの側 | 下ろしただけで手の甲にかぶる | 袖丈・袖の付け根 |
手首の側の人が袖丈の短い服を選んでも、袖口が落ちてくるのは変わりません。長さの側の人が袖口の締まる服を選んでも、袖口が手の甲で締まるだけで、余りは残ります。最初に出どころを決めるのは、そのためです。
腕を下ろして30秒|どちらの側かを見分ける
見分けは、手持ちのいちばんよく着るニット1枚で足ります。
- ニットを着て、腕を体の横にまっすぐ下ろす
- 袖口がどこで止まっているかを見る。手首の骨の上か、骨より下か
- 手を2〜3回軽く振る。袖口が下に落ちてくるかを見る
- 鏡で肩を見て、肩の縫い目が肩先の骨より外にあるか、内にあるかを確かめる
2で骨の上にあって3で落ちてくるなら手首の側、2の時点で骨より下なら長さの側です。4で肩の縫い目が外に落ちていれば、長さの側の原因はそこにあります。
手首の骨の位置がわかりにくい人は、骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口の見方を先に試してください。
手首の側の人|袖口はリブで締まる形にする
手首の細い人の袖口が落ちるのは、袖口の内側が手首より大きく、骨に引っかかる所がないからです。筒のまま広がる袖口は、手首が細いほど落ちやすくなります。
袖口にリブ編みが3cm以上ある形を選んでください。リブは伸び縮みするので、手首の骨の上で締まり、手を振っても落ちてきません。ニットなら、袖口のリブが袖の本体より一段細く編まれているものが合います。
リブが1cmほどしかないものは、締まる力が弱く、何度か着るうちに広がります。袖口を指でつまんで引っぱり、離したときにすぐ元の幅に戻るかを見てください。
手首の側の人|シャツやブラウスはボタンで詰める
ニットではなく、シャツやブラウスの袖口が落ちる場合は、カフスのボタンで詰められるかを見ます。ボタンが2つ並んでいる袖口なら、内側のボタンで留めると手首の骨の上で止まります。
ボタンが1つの場合は、ボタンの位置を1〜1.5cm内側に付け替えるだけで直ることがあります。手持ちのシャツで試せる、いちばん手軽な直し方です。
冬の重ね着では、中に着たシャツの袖口が上のニットの袖口から出ることがあります。手首の側の人は、中の袖口を詰めておくと、上のニットの袖口の中に収まり、手首まわりの重なりが減ります。
手首の側の人|手首に1つ足して止める所を作る
袖口の形を替えられない服には、手首に1つ足して、袖口が止まる所を作ります。細いバングルや、ベルトの細い時計を手首の骨の上に着けると、袖口がそこに引っかかって落ちにくくなります。
着けるものは、細くて薄いものにしてください。骨格ウェーブの人の手首に太いものを着けると、手首の細さとの差で、そこだけ重く見えます。小物の選び方は骨格ウェーブの手|手袋・時計・指輪で扱っています。
長さの側の人|肩の縫い目を肩先より内に入れる
腕を下ろしただけで袖口が手の甲にかぶる人は、袖丈そのものが長いか、肩が落ちて袖が下がっているかのどちらかです。冬のニットやスウェットは肩の縫い目を下げた形が多く、骨格ウェーブの人は肩幅が狭めなので、肩先から何センチも外に縫い目が落ちます。
肩の縫い目が肩先の骨か、そこより少し内にある袖付けを選んでください。縫い目が肩先に乗ると、袖は肩先から始まり、袖口がそのぶん上がります。肘の位置も上がるので、腕を曲げたときのしわが肘に集まり、腕が短く見えません。
肩が落ちる形を着たい日は、袖丈の短めなものを選び、落ちた分を袖丈で取り返します。
長さの側の人|袖丈は肩先から手首の骨まで測る
袖丈を合わせるときは、自分の腕の長さを一度測っておくと、売り場でも通販でも迷いません。肩先の骨から、腕をまっすぐ下ろした状態で手首の骨までを測ります。
その長さに対して、ニットやブラウスは同じか1cm長いもの、コートは中に着る袖口より1〜2cm長いものが目安です。服の表示にある袖丈が、肩先からではなく首の後ろから測った長さのこともあるので、どこから測った数字かを確かめてください。
腕の長さの目安や、肘の位置との関係は腕の長さと肘の位置で選ぶでも扱っています。
長さの側の人|手持ちの1枚は1回だけ折る
長すぎる袖の手持ちの服は、袖口を1回だけ折り返して着てください。折り返すと手首まわりに厚みが出ますが、1回なら手首の骨の上で止まる程度の厚みで済みます。
2回以上折ると、手首のまわりに輪ができ、腕の細さとの差でそこだけ重く見えます。厚手のニットほどその差が大きくなるので、折るのは薄手から中厚までにしてください。厚手で長い袖は、押し上げて肘の下でたるませるほうが自然に見えます。
どちらとも取れる人|長さを先に、袖口を後に
腕を下ろすと手の甲にかぶり、振るとさらに落ちてくる人は、両方に当てはまります。この場合は、長さの側を先に直してください。袖丈が長いままだと、袖口を締めても手の甲で締まるだけで、余りが手首の下にたまります。
肩の縫い目と袖丈を合わせたうえで、もう一度腕を振ってみます。それでも落ちてくるなら、袖口の形を替えます。
どちらとも取れる人|試着で見る順番
両方に当てはまる人は、試着で次の順番に見ると1回で決まります。
- 肩の縫い目が肩先の骨か、少し内にあるか。外に2cm以上落ちていれば、その1着はそこで外す
- 腕を下ろしたとき、袖口が手首の骨の上にあるか
- 手を振ったとき、袖口が落ちてこないか
1で外れる服は、2と3を見なくて済みます。冬服の選び方の全体は骨格ウェーブの冬服にまとめています。
袖口を見せる日と隠す日
冬は、袖口をどれだけ見せるかで印象が変わります。予定に合わせて分けてください。
| その日の予定 | 手首の側の人 | 長さの側の人 |
|---|---|---|
| 人と向き合って話す時間が長い | 袖口を手首の骨の上で止め、手首を見せる | 袖を1回折り、手首の骨が見える長さにする |
| 外を歩く時間が長い | 手袋の口に袖口を入れて、落ちないようにする | 袖が手の甲にかかってもよいが、半分までで止める |
向き合って話す日は、手首と指が見えると、上半身の華奢さがきれいに出ます。外を歩く日は、手の甲にかかる袖が寒さよけになるので、半分までなら幼く見えません。
売り場で見る3か所
新しく買うときは、次の3か所だけ確かめます。
- 肩の縫い目: 肩先の骨か、少し内にあるか
- 袖口のリブ: 3cm以上あり、引っぱって離すとすぐ戻るか
- 袖丈: 自分の肩先から手首の骨までの長さと同じか、1cm長いまでか
通販で買う場合は、肩幅と袖丈の数字を、手持ちの合っている1枚と比べてください。肩幅が2cm以上広いものは、袖丈が合っていても袖口が下がります。
まとめ|袖口が止まる所を、手首の骨の上に作る
骨格ウェーブの人の袖が余るのは、手首が細くて袖口が落ちる手首の側か、腕の長さに対して袖が長い長さの側のどちらかです。手首の側なら袖口をリブやボタンで締めて手首の骨の上で止め、長さの側なら肩の縫い目を肩先より内に入れて袖丈を手首の骨に合わせます。
両方に当てはまるなら、長さが先、袖口が後です。ニットの編み地の選び方は骨格ウェーブのニットで扱っています。
よくある問い
- Q. 袖を折り返して着るのはだめですか
- 長さの側の人なら、1回だけ折り返すのはよい直し方です。ただ、厚手のニットを2回以上折ると、手首のまわりに輪ができて、腕の細さとの差でそこだけ重く見えます。手首の側の人は、折っても袖口の幅は変わらないので、落ちてくるのは止まりません。
- Q. 萌え袖が子どもっぽく見えるのはなぜですか
- 袖が手の甲まで落ちると、手首と指の細さが袖に隠れ、腕の先が丸く見えるからです。骨格ウェーブの人はもともと上半身が華奢に見えやすいので、袖の量が勝つと幼い印象に寄ります。わざと見せる日でも、手の甲の半分までで止めると、大人の服に見えます。
- Q. コートの袖も同じ考え方でいいですか
- 同じです。ただコートは中にニットを着るので、袖丈は中の袖口より1〜2cm長いくらいにします。手首の側の人は、コートの袖口の内側にあるベルトやボタンで詰められるものを選ぶと、中のニットの袖口が見えすぎません。
- Q. 袖丈を直すなら、どこで直すのがよいですか
- 長さの側の人は、袖口ではなく肩から詰めたほうがよい場合があります。肩の縫い目が肩先より外に落ちている服は、袖口だけ詰めても肘の位置が下がったままで、腕が短く見えます。肩が落ちている服は、直すより選び直すほうが早いことが多いです。
— メグラシ編集部





