骨格ウェーブ ロングブーツ|ふくらはぎが細いか張るかで筒と丈を分ける

**床に座って、片脚のふくらはぎをつかんでみてください。**指で一周つかめそうなら「細い」側、親指と中指が届かないなら「張る」側として読み進めてください。
ふくらはぎが細い人は、筒の周りがふくらはぎより2cm大きいくらいまでの、柔らかくて寄りの出る筒を選びます。丈は膝の皿の下5cm前後まで上げてください。筒が余ると、骨格ウェーブの細い脚が筒の中で泳いで、靴だけが重く見えます。
ふくらはぎが張る人は、伸びる素材の筒か、後ろに伸びる布が入ったものを選び、口の縁をふくらはぎの一番太い所から5cm以上離します。どちらとも言えない人は、まず丈を合わせ、筒は試着で指が何本入るかで決めます。
結論:細い人は筒を寄せ、張る人は口を逃がす
骨格ウェーブの体は、上半身が薄く、重心が下にあります。膝から下は細く見えやすいのですが、ふくらはぎの一番太い所が低い位置にある人も少なくありません。ロングブーツはこの「細さ」と「低い張り」の両方に触れる靴です。
合わないと感じる理由は、ほぼ次の2つに分かれます。
| 合わない理由 | 起きていること | 選び直す所 |
|---|---|---|
| 筒が余る | 脚と筒の間に指3本以上の隙間 | 筒の周り・素材・丈 |
| 口が食い込む | 口の縁が肉に当たって横の線が出る | 筒の伸び・口の高さ・かかと |
**選び直す所は2つで逆です。**細い側の人が「伸びる筒」を買っても余りは消えず、張る側の人が「寄せた細い筒」を買えば食い込みが強くなります。先にどちら側かを決めるのが、遠回りに見えていちばん早い方法です。
メジャーで2か所|ふくらはぎと足首の差で分ける
つかむだけで迷う人は、メジャーで2か所を測ります。立ったまま、体重を両足に均等にかけて測ってください。
- ふくらはぎの一番太い所の周り
- くるぶしの骨のすぐ上、いちばん細い所の周り
この2つの差で、どちら側かを決めます。
- 差が12cm未満:細い側。筒が余りやすい
- 差が15cm以上:張る側。口が食い込みやすい
- 差が12〜15cm:どちらとも取れる。後の章で扱います
もう1つ見ておきたいのが、ふくらはぎの一番太い所の高さです。床からその位置までを測り、膝の皿の下の端までの高さと比べてください。一番太い所が膝の皿から15cm以上下にある人は、張りの位置が低い人です。張る側でこの位置が低い人は、口を上に逃がす選び方が効きやすくなります。
ふくらはぎが細い人|筒の周りは一番太い所に2cmまで
細い側の人に合うのは、筒の周りがふくらはぎの一番太い所より2cm大きいくらいまでのものです。履いたときに、脚と筒の間に指が1本から2本入る程度です。
売り場の表示に筒の周りが書かれていないことも多いので、試着で確かめます。立ったまま、筒の口から指を入れてみてください。指が3本入るなら余っています。歩くと筒が脚の前後に揺れ、足首の所でしわが溜まらずに筒の形のまま立つので、脚が細い棒のように見えます。
筒の口にベルトや紐が付いていて、周りを絞れるものも細い側の人には向いています。ふくらはぎの細さに合わせて口を寄せられるので、余りを最後に調整できます。
ふくらはぎが細い人|素材は柔らかく、足首に寄りが出るもの
細い側の人は、硬い革でまっすぐ立つ筒よりも、柔らかい革やスエード調のように、足首の所でくしゅっと寄りが出る素材を選んでください。
骨格ウェーブの体は、柔らかいものと相性がよく、硬いものの中では体の細さが目立ちます。硬い筒は脚と関係なく形を保つので、中の脚が細いほど筒だけが太い筒として残ります。寄りが出る素材なら、筒が脚に沿って落ちるので、脚の線と筒の線がそろいます。
ただし、寄りが膝の下まで全部に出るものは、量が多く見えます。寄りは足首から10cmくらいまでに溜まるものを目安にしてください。
ふくらはぎが細い人|丈は膝の皿の下5cm前後まで上げる
細い側の人は、丈を高めにしたほうが脚がまとまります。口の高さは、膝の皿の下の端から5cm前後が目安です。
口が低いと、筒の口と膝の間に細い脚がそのまま出て、ブーツの重さだけが下に残ります。口を膝に近づけると、膝から下の細さが筒の中に収まり、縦の線が1本で通ります。
膝の上まで来るものも、細い側の人は試してかまいません。筒が脚に沿うものなら、膝の上まで縦の線が続いて、骨格ウェーブの重心の低さがやわらぎます。合わせるのは、膝の上10cm前後で止まるスカートか、細身のパンツです。
ふくらはぎが張る人|口をふくらはぎの一番太い所から5cm以上離す
張る側の人にとっていちばん大事なのは、口の縁が止まる高さです。口の縁がふくらはぎの一番太い所にかかると、そこに横の線が入り、張りが強調されます。
口は、ふくらはぎの一番太い所から上に5cm以上離してください。多くの人は、膝の皿の下の端から3〜6cmの所に口が来ると、この条件を満たします。
反対に、口がふくらはぎの一番太い所より下で止まるミドル丈は、張る側の人には難しい靴です。筒の口のすぐ上でふくらはぎが膨らむので、脚の形がそのまま段になります。ミドル丈を履くなら、スカートやパンツの裾で口を隠せる日に限ってください。
ふくらはぎが張る人|筒は伸びる素材か、後ろに伸びる布
張る側の人には、筒全体が伸びる素材のものか、筒の後ろに伸びる布が縦に入ったものを選んでください。
伸びる筒は、ふくらはぎの膨らみに沿って広がり、膨らみの上と下でまた細くなります。脚の形を隠すのではなく、脚の形のまま縦に続くので、口に横の線が出ません。後ろに伸びる布が入ったものは、前から見ると革の筒に見えるので、きれいめの装いにも合わせやすくなります。
試着では、ファスナーを上げたあとに膝を曲げてしゃがんでみてください。口の縁がふくらはぎの裏に食い込むなら、伸びが足りていません。立ったときに口の縁と脚の間に指が1本入り、しゃがんでも食い込まないものが合っています。
ふくらはぎが張る人|かかとは3〜5cmの太めにする
張る側の人は、かかとの形も見てください。細く高いかかとは、脚の下の細い点で全体を支えるように見えるので、ふくらはぎの張りとの差が大きくなります。
かかとは3〜5cmくらいで、地面に当たる面が親指の幅くらいあるものが合わせやすい高さです。かかとが太いと、足首から下に少し量が出て、ふくらはぎの張りとつり合います。
骨格ウェーブの人は、ぺたんこのかかとで重心がさらに下がる感じを嫌う人も多いので、3cmくらいの高さを1つの基準にしてください。
どちらとも取れる人|丈を先に合わせ、筒は指の本数で決める
差が12〜15cmの人や、片脚ずつで結果が違う人は、次の順で決めます。
- 丈を先に決める。口の縁が、ふくらはぎの一番太い所から5cm以上上で、膝の皿の下の端から3〜6cmの所に来るもの
- 筒は、立って指が1〜2本入るものにする
- しゃがんで食い込むなら、伸びる筒に替える
丈を先に決めるのは、口の高さが合っていれば、筒が少し余っても少しきつくても目立ちにくいからです。逆に口の高さが合っていないと、筒の周りがどれだけ合っていても横の線が出ます。
左右で太さが違う人は、太いほうの脚に合わせてください。細いほうの脚の余りは、厚手のタイツで埋められます。
スカートと合わせる|裾と口の間を何cm空けるか
ロングブーツをスカートと合わせるときは、スカートの裾とブーツの口の間を何cm空けるかで印象が変わります。
細い側の人は、裾と口の間を5〜10cm空けて、タイツの色を見せると軽く見えます。骨格ウェーブの人の膝まわりの細さが、ちょうどいい区切りになります。膝の上で止まるスカートなら、ブーツの口を膝の下に置くと、膝が1か所だけ出て脚がまとまります。
張る側の人は、裾が口を隠すか、口から3cm以内まで下りてくる丈のスカートが扱いやすくなります。口と裾の間が大きく空くと、そこでふくらはぎの張りが見えます。膝下丈のフレアスカートや、ふくらはぎの真ん中まで来る長めのスカートが向いています。
骨格ウェーブの人に合うスカートの形そのものは、骨格ウェーブのタイトスカートと、膝の皿から裾を離す考え方は骨格の膝で選ぶ秋冬のスカート丈とブーツにまとめています。
パンツと合わせる日|中に入れるか外に出すか
細身のパンツを筒の中に入れる履き方は、細い側の人に向いています。パンツの布が筒の余りを埋めるので、筒が脚に沿って見えます。ただし、パンツの裾が筒の中で溜まると足首が太く見えるので、くるぶしの骨のあたりで終わる丈のパンツを選んでください。
張る側の人は、パンツを筒の中に入れると、ふくらはぎにパンツの布が重なって筒がきつくなります。パンツを外に出して、ブーツの口を隠す履き方のほうが楽です。このときのブーツは、筒が細すぎると裾の下で段が出るので、ふくらはぎに沿う伸びる筒を選んでください。
手持ちのブーツが合わないとき
いまあるブーツが合わない場合も、すぐに買い替えなくて済むことがあります。
- 筒が余る:厚手のタイツか、ふくらはぎまでのレッグウォーマーで埋める。口にベルトがあれば一段絞る
- 口が食い込む:膝下丈より長いスカートで口を隠す日に回す
- 筒が硬くて形が浮く:柔らかいニットのスカートや、落ち感のある布を合わせて、全体の硬さをやわらげる
それでも1日履いて気になるなら、そのブーツは別の脚の形の人に向いた1足です。次に選ぶときの基準として、どこが合わなかったか(余ったか、食い込んだか)を覚えておいてください。
売り場で試す順番
試着では、次の順に見ると迷いが減ります。
- 立ったまま、口の縁がどこで止まっているか鏡で見る。ふくらはぎの一番太い所にかかっていないか
- 口から指を入れて、何本入るか数える。細い側は1〜2本、張る側は1本が目安
- しゃがんで、口の縁が食い込まないか確かめる
- 10歩ほど歩いて、筒が前後に揺れないか、足首にしわが溜まりすぎないか見る
試すときは、ふだん合わせるタイツの厚さで履いてください。薄いストッキングで合わせたブーツは、冬の厚手のタイツでは窮屈になります。
ほかの骨格タイプとの比べ方は骨格タイプ別ブーツの選び方にあります。冬の厚手で着られている感じが出る悩みは骨格ウェーブ 着られてる感で扱っています。
まとめ|先に2か所測ってから、筒と丈を選ぶ
骨格ウェーブの人のロングブーツは、ふくらはぎが細いか張るかで、選び直す所が逆になります。
- 細い側:筒の周りは一番太い所に2cmまで。柔らかく寄りの出る素材にして、口は膝の皿の下5cm前後まで上げる
- 張る側:筒は伸びる素材か後ろに伸びる布。口はふくらはぎの一番太い所から5cm以上離し、かかとは3〜5cmの太めに
- どちらとも取れる人:丈を先に合わせ、筒は指の本数としゃがんだときの食い込みで決める
骨格の名前より、メジャーで測った2つの数字のほうが、合う1足に早くたどり着けます。
よくある問い
- Q. 骨格ウェーブはロングブーツが似合わないと聞きました
- 似合わないのではなく、筒の太さが脚に合っていないことがほとんどです。骨格ウェーブの人は膝から下が細く見えやすい一方で、ふくらはぎの一番太い所が低い位置にある人も多く、そのどちらかで筒と脚がずれます。ふくらはぎと足首の周りを測って、細い側か張る側かを決めてから選ぶと、合う1足が見つかりやすくなります。
- Q. 筒がぶかぶかなのですが、厚手の靴下で埋めてもいいですか
- 埋めるなら、靴下よりも厚手のタイツか、ふくらはぎまでのレッグウォーマーのほうが形が崩れません。厚手の靴下は足首の所だけが太くなり、筒の中で脚が傾いて見えます。それでも隙間が指3本以上あるなら、埋めるより筒の口を絞れるベルト付きのものに替えたほうが早く片付きます。
- Q. ふくらはぎが張っていて、ファスナーが上まで上がりません
- 無理に上げると、口の縁が肉に食い込んで横の線が出ます。後ろに伸びる布が入ったものか、筒全体が伸びる素材のものに替えてください。上がりきらない靴を使う日は、膝丈より長いスカートで口を隠すと、食い込みが見えずに済みます。
- Q. ニーハイブーツとロングブーツ、骨格ウェーブはどちらがいいですか
- 細い側の人は、膝の上まで来るものも試す価値があります。脚の細さがそのまま縦の線になるからです。張る側の人は、膝の下で止まるロングのほうが扱いやすく、口がふくらはぎから離れているかだけを見れば済みます。
— メグラシ編集部





