骨格ウェーブ 種類|ストレート寄りかナチュラル寄りかで上着を分ける

**骨格ウェーブと言われたのに、ウェーブ向けの短いコートを着ると上半身が詰まって見える。**そう感じているなら、あなたはウェーブの中でもストレート寄りかナチュラル寄りの可能性が高いです。
骨格ウェーブの「種類」は、服の選び方が変わる境目で分けると3つです。ウェーブの特徴がそろった典型、上半身に厚みが出るストレート寄り、骨や関節がはっきり出るナチュラル寄り。冬の上着は、この3つで丈・生地・肩線の答えが逆になります。
先に答えを言うと、典型は短く軽い上着で腰の位置を上げる。ストレート寄りは生地を一段重くして胸の厚みを受け止める。ナチュラル寄りは肩線を少し落として肩の骨を布で覆う。どれに当たるかは、鎖骨・手首・膝の3か所を鏡で見れば5分で決まります。
結論:ウェーブの「種類」は3つ、上着は寄り先で選び直す
骨格ウェーブの基本は、上半身が薄く、重心が下にあり、筋肉より柔らかさが表に出る体です。ここまでは3つとも同じです。違うのは、ウェーブの特徴に加えて、ほかの骨格の特徴がどこに混ざっているかです。
| 寄り先 | 混ざっている特徴 | 上着でまず変えるところ |
|---|---|---|
| 典型 | ほぼ無い | 丈を短くし、腰の位置を上げる |
| ストレート寄り | 胸や二の腕の厚み | 生地を一段重く、前を開けて着る |
| ナチュラル寄り | 肩・手首・膝の骨の出方 | 肩線を落とし、丈を長めにとる |
ウェーブ向けとして売り場に並ぶ上着は、ほとんどが典型向けに作られています。短い丈、薄手の柔らかい生地、肩にぴったり沿う肩線。ストレート寄りやナチュラル寄りの人がこれを着ると、どこか一か所だけ服と体がぶつかります。そのぶつかる場所が、寄り先の手がかりです。
3つのどれかは、鎖骨・手首・膝の3か所で測る
寄り先を決めるのに、全身を細かく見る必要はありません。服と体がぶつかりやすい3か所を見れば足ります。素肌に近い薄着で、横からの光が入る鏡の前に立ってください。
鎖骨:横から見て、鎖骨の下の厚みを見る
正面から鎖骨を見たあと、体を90度回して横から見ます。鎖骨の下から胸のいちばん高いところまで、前にどれだけ出ているかを見てください。ほぼ平らで、横から見ると上半身が薄い板のように見えるなら典型。鎖骨の下からすぐ前に張り出していて、胸板に厚みがあるならストレート寄り。鎖骨そのものが太く、肩の端まではっきり線が続いているならナチュラル寄りです。
手首:親指と人差し指で輪を作ってつかむ
反対の手の親指と人差し指で、手首のくるぶしのすぐ下をつかみます。断面が横に平たく、指がすんなり回るなら典型。断面が丸く、指の輪にむっちり当たるならストレート寄り。くるぶしの骨が指に当たって、骨の角が感じられるならナチュラル寄りです。
膝:膝のお皿の輪郭がどれだけ見えるか
椅子に座らず立ったまま、膝を正面から見ます。お皿の周りが柔らかく、輪郭が丸くぼやけているなら典型。膝全体が引き締まって小さく見え、お皿がほとんど目立たないならストレート寄り。お皿の輪郭がはっきり出て、膝の骨が大きく見えるならナチュラル寄りです。
3か所のうち、2か所がそろった側があなたの寄り先です。3か所とも典型を指すなら典型。2か所がストレート寄りなら、ストレート寄りのウェーブとして上着を選びます。
典型ウェーブ:丈は腰骨より上、生地は手でつまんで薄いもの
典型のウェーブは、ウェーブ向けとして売られている上着がそのまま合う人です。迷うのは、どこまで短くしてよいかと、どこまで薄くしてよいかの2点だけです。
丈は、腰骨のいちばん出ている点より上で止まるもの。ここで切ると腰の位置が上に見え、下半身の重心がちょうど打ち消されます。腰骨より下まであるコートを着るなら、ベルトで腰骨の上を絞るか、前を閉じて中の服を見せないようにします。
生地は、手でつまんだときに指の間で薄く折れるもの。厚手のウールでも、毛足が短く柔らかければ問題ありません。逆に、つまんだときに角が立つほど硬い生地は、典型のウェーブには重く出ます。
肩線は、肩の骨のいちばん外側にぴったり乗るもの。肩が落ちるデザインは、典型のウェーブだと上着に着られて見えやすい形です。
ストレート寄りウェーブ:生地を一段重く、前を開けて縦の線を作る
ストレート寄りのウェーブがいちばんぶつかるのは、薄手で短い上着です。胸に厚みがあるので、薄い生地が胸の上で張って横じわが入り、短い丈だと上半身が四角く詰まって見えます。
生地は、典型向けより一段重いものを選んでください。手でつまんだときに、指の間で薄く折れず、ふっくらと厚みを保つくらいの重さです。重い生地は胸の上でも張らずに下へ落ちるので、横じわが出ません。
丈は、腰骨より手のひら1枚ぶん下まで伸ばして構いません。そのかわり、前は開けて着ます。開いた前身頃の間に中の服が縦に見えて、胸から下に1本の線が通ります。これで丈を伸ばしても重心が下がりません。
襟は、首の付け根から胸元へ向かって開くものが合います。首元が詰まる丸い襟は、胸の厚みと重なって上半身を大きく見せます。
ナチュラル寄りウェーブ:肩線を落とし、骨を布で覆う
ナチュラル寄りのウェーブは、肩の骨や鎖骨がはっきりしているので、肩にぴったり沿う上着だと肩先だけが尖って見えます。ウェーブ向けの小さめの肩線は、骨の角を拾ってしまうのです。
肩線は、肩の骨の外側から指2本ぶん下に落ちるものを選んでください。布が骨の上を覆って、角が隠れます。ただし典型のウェーブほど上半身は薄くないので、落としすぎると今度は上着が大きく見えます。指2本までが目安です。
丈は、ももの付け根より下まで伸ばして構いません。ナチュラル寄りの人は膝の骨も大きく出るので、膝の少し上で止まる丈は、ちょうど膝の骨を見せる位置になります。膝が隠れる丈か、腰骨の下で止まる丈か、どちらかに振ってください。
生地は、表面に少し凹凸があるものが合います。目の詰まった滑らかな生地は、骨の線をそのまま拾います。
3つで答えが逆になる場所
同じ「ウェーブの上着の悩み」でも、寄り先で直し方が逆向きになる場所があります。売り場で手に取ったとき、ここだけは自分の寄り先で読み替えてください。
| 場所 | 典型 | ストレート寄り | ナチュラル寄り |
|---|---|---|---|
| 丈 | 腰骨より上 | 腰骨の下まで、前を開ける | 膝が隠れるか、腰骨の下で止める |
| 生地の重さ | 薄く柔らかい | 一段重く、ふっくら | 中くらい、表面に凹凸 |
| 肩線 | 肩の骨にぴったり | 肩の骨にぴったり | 指2本ぶん落とす |
| 前の留め方 | 閉じる、ベルトで絞る | 開ける | どちらでもよい |
ストレート寄りとナチュラル寄りは、どちらも典型より丈を伸ばしたほうが落ち着く点が共通しています。違うのは、ストレート寄りは肩線をぴったりのまま生地を重くし、ナチュラル寄りは生地を中くらいにして肩線を落とすことです。
どちらとも取れるとき①:上と下で寄り先が違う人
3か所を測って、鎖骨はストレート寄り、膝はナチュラル寄り、手首は典型、のようにばらけることがあります。この場合は、上半身と下半身で寄り先が違う人です。
上着は肩と胸に乗る服なので、上半身の判定を優先します。鎖骨と手首の2か所で判断し、膝は上着の丈を決めるときだけ参考にしてください。
たとえば鎖骨がストレート寄りで膝がナチュラル寄りなら、生地は一段重く、肩線はぴったり、丈は膝が隠れる長さにします。前は開けて、中の服で縦の線を作ります。上半身のストレート寄りの答えに、下半身のナチュラル寄りの丈を足す形です。
下に合わせるスカートやパンツは、膝の判定で選びます。ウェーブの特徴が一部だけ合う人の上下の分け方も、同じ考え方で整理しています。
どちらとも取れるとき②:測るたびに結果が揺れる人
同じ場所を測っても、日によって典型に見えたりストレート寄りに見えたりする人がいます。揺れやすいのは鎖骨です。体重がわずかに増えたり、むくんだりすると、鎖骨の下の厚みの見え方が変わるからです。
揺れる人は、鎖骨の判定をいったん外して、手首と膝の2か所で決めてください。手首と膝は体重の影響を受けにくく、日による揺れがほとんど出ません。手首と膝がそろったら、その寄り先を採ります。
それでも手首と膝が別々を指すなら、上着は典型向けの形に、生地だけ一段重いものを選ぶのが安全です。肩線と丈は典型のまま、生地の重さだけでストレート寄りの要素を受け止めます。重い生地は、典型の人が着ても軽く見えすぎることはあっても、着られて見えることは少ないからです。
中に着る1枚も、寄り先で変わる
上着を寄り先で選び直しても、中の1枚が典型向けのままだと、前を開けたときにずれが出ます。
典型のウェーブは、首元に少し飾りのある柔らかいニットが合います。上半身の薄さを、首まわりの小さな量で補えるからです。
ストレート寄りは、首元が開いた薄手のニットに変えてください。前を開けた上着の間に、首から胸へ向かって縦長の肌が見えると、胸の厚みが縦に流れます。
ナチュラル寄りは、首元がゆるく折り返るニットか、少し厚みのあるタートルが合います。鎖骨の骨が出ているので、首まわりを布で包むと上着の肩線とつながります。
冬の小物で寄り先を補う
上着をすぐに買い替えられないときは、小物で寄り先を補えます。
典型の人は、手持ちの典型向けの上着をそのまま使って構いません。ストレート寄りの人が典型向けの短い上着を着るときは、マフラーを首に巻かずに縦に垂らしてください。胸の前に縦の線が入って、詰まりが和らぎます。
ナチュラル寄りの人が典型向けの肩の小さい上着を着るときは、厚手のストールを肩にかけて、肩先の角を布で覆います。マフラーより面が大きいストールのほうが、肩の骨まで届きます。
買う前に、売り場でする3つの試し
試着室で上着を羽織ったら、次の3つを順に試してください。
1つ目は、横を向いて胸の上に横じわが出ていないか。出ていたら、生地が軽すぎます。ストレート寄りの人に多いずれです。
2つ目は、両腕を前に伸ばして、肩先の布が骨の角で持ち上がらないか。持ち上がったら、肩線が小さすぎます。ナチュラル寄りの人に多いずれです。
3つ目は、全身が映る位置まで下がって、上着の裾がどこで止まっているか。典型なら腰骨の上、ストレート寄りなら腰骨の下で前が開いているか、ナチュラル寄りなら膝が隠れているか。
3つとも通れば、その上着は寄り先に合っています。
診断を受け直したほうがよい人
3か所を測って、3つともストレート寄りを指す人は、ウェーブではなくストレートの可能性があります。同じように、3つともナチュラル寄りを指すなら、ナチュラルの可能性があります。
骨格診断は、似た特徴の境目で判定が揺れることがあります。骨格診断で2つのタイプに割れる人の主軸の決め方で、主軸をどちらに置くかを確かめてから、上着を選び直してください。
ウェーブと判定されたこと自体を疑う必要はありません。寄り先があるのは、ウェーブの中でも普通のことです。冬の上着の厚みで詰まりやすい人は、骨格ウェーブで冬の厚手に着られて見えるときの直し方もあわせて見てください。
よくある問い
- Q. 骨格ウェーブの種類はいくつありますか
- 診断の流派によって呼び方は違いますが、服の選び方が変わる境目で分けると3つです。ウェーブの特徴がそろっている典型、上半身に厚みが出るストレート寄り、骨や関節がはっきり出るナチュラル寄り。上着の丈・生地・肩線は、この3つで答えが変わります。
- Q. ウェーブ向けのショート丈コートが似合いません
- ストレート寄りかナチュラル寄りの可能性があります。胸に厚みがあって短い丈だと上半身が四角く詰まって見えるならストレート寄り、肩の骨が布を押し上げて肩先だけ尖るならナチュラル寄りです。どちらも丈を腰骨より下まで伸ばすと落ち着くことが多いので、まず鎖骨と手首を測ってください。
- Q. 測ってもストレート寄りかナチュラル寄りか決まりません
- 3か所のうち2か所が同じ側を指さないなら、上半身と下半身で寄り先が違う人です。その場合、上着は上半身の寄り先で選び、下に合わせるスカートやパンツは下半身の寄り先で選んでください。上着は肩と胸に乗る服なので、上半身の判定を優先します。
- Q. 寄り先は年齢や体重で変わりますか
- 骨の太さや関節の出方は大きくは変わりません。ただ体重が変わると胸や腰の厚みが変わるので、鎖骨の見え方の判定がずれることがあります。手首と膝は体重の影響を受けにくいので、迷ったらこの2か所を優先してください。
— メグラシ編集部





