骨スト 冬コーデ|コートを脱ぐ時間の長さで中の1枚を決める

**1日のうちコートを脱いでいる時間が3時間を超えるなら、主役は中の1枚です。**骨格ストレートは上半身に厚みが出やすいので、中を薄く上質にして、コートはシンプルで前を開けて羽織れるものにします。脱いだ瞬間の見え方で一日が決まります。
**脱いでいる時間が3時間未満なら、主役はコートです。**肩線が自分の肩に合い、丈が腰骨より下まであるコートを選び、中は薄く最小限にします。人に見られているのはほとんどコート姿なので、中の服に厚みや飾りを足すほど着ぶくれだけが残ります。
どちらとも言えない、脱いだり着たりを何度も繰り返す日は、前を開けられる中間の1枚を挟みます。カーディガンやシャツジャケットのように、脱ぐ・着るの回数で厚みを調整できるものです。この記事では、その数え方と、側ごとの組み方を順に書いていきます。
先に数える:コートを脱いでいる時間
冬のコーデで迷うときは、服を選ぶ前に、いちばん多い平日の過ごし方でコートを脱いでいる時間を数えます。
| 1日の過ごし方の例 | 脱いでいる時間 | 側 | 主役 |
|---|---|---|---|
| 通勤30分、あとは室内で事務 | 6時間以上 | 室内が長い側 | 中の1枚 |
| 子どもの送迎と買い物、家で過ごす | 4〜5時間 | 室内が長い側 | 中の1枚 |
| 外回りで移動が多く、訪問先は短時間 | 2時間程度 | 外が長い側 | コート |
| 屋外の仕事や、休日の街歩き | 1時間未満 | 外が長い側 | コート |
| 店や施設を何軒も出入りする | 短く何度も | 半々の側 | 中間の1枚 |
境目を3時間にしているのは、半日を超えると、人に見られる姿の多くがコートを脱いだ状態になるからです。
先に測る:コートの前を閉めて拳1つ
脱ぐ時間と合わせて、手持ちのコートのゆとりも見ておきます。
- いちばんよく着るトップスの上からコートを着て、前を全部閉めます
- 胸の前で、コートと体のあいだに拳を差し入れます
- 拳1つがすっと入るか、入らないか、2つ入るかを見ます
拳1つがすっと入るなら、そのコートと中の厚みは釣り合っています。入らないなら中が厚すぎるか、コートが小さすぎます。拳2つ入るなら、コートが大きすぎて肩や胸のまわりに布が余っています。骨格ストレートは、余った布が胸の厚みに沿って前へ張り出し、着ぶくれして見えやすい体型です。
どちらとも取れるときの決め方
平日と休日で過ごし方が違う、週の半分は在宅で半分は外回り、という人も多くいます。そのときは、次の順で決めます。
- 人に会う時間が長い日を基準にする。誰にも会わない日の過ごし方は数えない
- 迷ったら、室内が長い側として組む。中を薄く上質にしておけば、外が長い日はコートを替えるだけで対応できる
- 手持ちのコートが1着しかないなら、そのコートを基準にして、中の1枚で側を切り替える
外が長い側として中を最小限にしてしまうと、室内が長い日に、脱いだとたん物足りなく見えます。反対はコートを替えるだけで済むので、迷ったら室内側に寄せておくほうが手持ちが回ります。
室内が長い人:中は薄く、表面に上質さを
脱いでいる時間が長い人は、コートを脱いだときの1枚が一日の印象を決めます。
素材はハイゲージと張りのある布
骨格ストレートは、体に厚みがあるぶん、薄手でも表面にきちんと感のある素材が映えます。細い糸で目を詰めて編んだハイゲージのニット、張りのあるシャツ地、表面がなめらかなウールジャージーなどです。厚手のざっくりした編み地は、室内で単体で着ると体の厚みにさらに厚みが重なって見えやすくなります。
首元はVかすっきりした詰まり
ネックラインは、鎖骨から胸の上にかけて縦の線が見えるVネックが、上半身の厚みをすっきり見せます。寒さが気になるなら、首にほどよく沿う詰まったタートルネックも合います。ただし、首まわりがだぶついて折り返しが厚くなるものは、顎の下に布がたまって首が短く見えます。首元の布が顔の下で一重にとどまるものを選んでください。
室内が長い人:コートは軽く、前を開けて羽織る
中が主役の日は、コートは移動のための道具と考えます。
前を開けて羽織ったときに、中の1枚の縦の線がそのまま見えるものが向いています。ノーカラーやすっきりしたステンカラーのコート、薄手のウールのチェスターコートなどです。前を開けて着ると、コートの前端が2本の縦線になり、中の服とあわせて上半身に縦の流れができます。
厚手で前を閉めないと形にならないコートは、中が主役の日には持て余しやすいので、外が長い日に回します。
外が長い人:コートの肩と丈に投資する
脱いでいる時間が短い人は、人に見られているのはほとんどコート姿です。
肩線が自分の肩の端に合うもの
骨格ストレートは肩に厚みがあり、肩線がずれると上半身が四角く大きく見えます。肩の縫い目が、自分の肩の骨の端にちょうど乗るものを選んでください。肩を落としたデザインは、落ちた分だけ布が肩から腕に余り、胸まわりが広く見えやすくなります。
丈は腰骨より下
丈が腰骨より上で終わる短いコートは、上半身の厚みの下で区切れて、重さが上に集まります。腰骨より下、できれば膝のあたりまである丈にすると、厚みが縦に流れて体の重心が下がります。
外が長い人:中は最小限、首元はマフラーで
コートが主役の日は、中の服に厚みも飾りも要りません。
薄手のハイゲージニットや、体に沿うカットソーを1枚。それで寒い分は、首元のマフラーと、コートの下のインナーで足します。首元の暖かさをマフラーに任せると、中の服は首の詰まったものにしなくて済み、コートの前を閉めたときに胸のまわりに布が重なりません。
マフラーの巻き方で胸の厚みを強調しないコツは、骨格ストレートのマフラーで、胸の厚みとの関係から詳しく書いています。
半々の人:前を開けられる中間の1枚
店や施設を出入りして、脱ぐ・着るを何度も繰り返す人は、コートと中のあいだに「中間の1枚」を挟みます。
中間の1枚の選び方
前を開けて着られる、薄手で張りのあるものです。ハイゲージのカーディガン、薄手のシャツジャケット、ノーカラーのニットジャケットなど。室内に入ったらコートだけ脱ぎ、中間の1枚の前を開けて着ます。少し長くいるならそれも脱いで、中の薄い1枚だけになります。
厚みの数え方
コート、中間の1枚、中の1枚で、合わせて3枚になります。このとき、3枚のうち厚手のものは1枚までにしてください。コートが厚手なら残り2枚は薄く、中間の1枚を厚めにするならコートは軽くします。2枚以上が厚手になると、前を閉めたときに拳が入らなくなります。
下半身と靴で重さを釣り合わせる
冬は上半身に布が増えるので、下半身が細く軽いと、上だけに重さが集まって見えます。
| 上半身の厚み | 合わせる下半身 | 靴 |
|---|---|---|
| 薄い(室内の側の中の1枚) | センタープレスのパンツ、タイトスカート | 甲の浅いパンプス、細めのショートブーツ |
| 中くらい(中間の1枚まで) | ストレートのパンツ、Iラインのスカート | 筒が脚に沿うショートブーツ |
| 厚い(厚手のコート) | 膝が隠れる丈のスカート、太すぎないワイドパンツ | 筒が脚に沿うロングブーツ |
スカートでもパンツでも、タイツや靴下と靴を濃い色でつなぐと、下半身に縦の線が通って上の重さと釣り合います。ブーツの選び方は骨格診断別のブーツで、筒の太さと丈から書いています。
冬の色で重さを調整する
冬の服は色が暗くなりがちで、暗い色を上半身に重ねると、厚みがひとかたまりに見えます。
室内が長い人は、中の1枚を明るめの色にすると、コートを脱いだときに顔まわりが軽く見えます。外が長い人は、コートを濃い色にするなら、マフラーか中の1枚の首元に明るい色を置きます。半々の人は、中間の1枚をコートより一段明るくしておくと、脱いだ段階ごとに印象が軽くなっていきます。
寒さが強い日は、厚みではなく枚数で足す
冬の中でも冷え込みが強い日は、どの側の人も暖かさを足したくなります。骨格ストレートがそのとき気をつけたいのは、1枚を厚くするのではなく、薄い1枚を内側に足すことです。
体に沿う薄手の保温インナーを、いちばん内側に1枚足します。首元が見えるのが気になるなら、中の1枚と同じネックラインのものを選ぶと、外から見える線は変わりません。それでも寒い日は、タイツを厚手に替える、靴下を重ねるなど、下半身で暖かさを足します。上半身に布を足すのは、最後の手段にしてください。
手袋や帽子のように、脱いでもかさばらない小物で足すのも有効です。室内に入ったら外してバッグにしまえるので、室内が長い側の人でも、中の1枚の見え方を崩さずに済みます。
厚みを足した日は、出かける前にもう一度、コートの前を閉めて拳1つが入るかを確かめます。入らなくなったら、足しすぎの合図です。
やってはいけない組み方
脱ぐ時間に関係なく、骨格ストレートの冬コーデで逆効果になりやすい組み方があります。
- 厚手のニットの上に、厚手で前を閉めるコートを重ねる:胸の前に布が二重に張り出し、拳が入らない
- 肩の落ちたコートの下に、肩の落ちたニットを着る:肩から腕にかけて布が余り、上半身が四角く広がる
- 短い丈のコートに、細く軽いボトムを合わせる:重さが腰より上に集まり、上半身だけが大きく見える
厚みと張りが重なってごつく見えるときの直し方は骨格ストレートの秋冬服がいかついときで、無地を重ねて地味に見えるときは骨格ストレートのシンプルな冬コーデで、それぞれ詳しく書いています。
厚みが胸かおなかかで迷う人
骨格ストレートでも、体のどこに厚みが出やすいかは人によって違います。胸のまわりに厚みが出る人と、おなかのまわりに出る人では、中の1枚の丈や、インするかどうかの判断が変わります。体型の変化で冬服の着方に迷っている人は、骨スト 冬服 ぽっちゃりで、厚みの場所ごとのニットの着方を書いています。
まとめ:脱ぐ時間から主役を決める
骨格ストレートの冬コーデは、服を選ぶ前に、1日の過ごし方から主役を決めます。
- 脱いでいる時間が3時間を超える → 中の1枚が主役。薄く上質に、コートは前を開けて羽織る
- 3時間未満 → コートが主役。肩線と丈を合わせ、中は最小限、首元はマフラーで
- 何度も脱いだり着たりする → 前を開けられる中間の1枚を挟み、厚手は3枚のうち1枚まで
どの側でも、コートの前を閉めて拳1つがすっと入るかを確かめてください。入るなら、そのコーデは冬の一日をすっきり過ごせる組み方になっています。
よくある問い
- Q. 骨格ストレートは冬に厚手のニットを着てはいけないのですか
- 着てはいけないわけではありません。骨格ストレートは上半身に厚みが出やすいので、厚手のニットの上にコートを重ねると、肩から胸にかけて布が重なって着ぶくれしやすくなります。厚手のニットを着たいなら、外を歩く時間が短く、コートを脱いでいる時間が長い日に回してください。その日はニットが主役で、コートは前を開けて羽織るだけの薄めのものにすると、上半身に布が重なりません。
- Q. 通勤は短いのですが、オフィスが寒いです
- 室内で過ごす時間が長いけれど、室内が寒い人は、中の1枚を厚くするより、薄い1枚を重ねる方向で考えます。ハイゲージのニットの下に、首元の詰まった薄手のインナーを入れると、厚みを足さずに暖かさを足せます。それでも寒いときは、前開きのカーディガンを席に置いておき、座っているあいだだけ羽織ります。立ち上がるときに脱げるので、上半身の厚みが一日中続くことはありません。
- Q. ダウンコートしか持っていません。骨ストには向かないですか
- ダウンは厚みが出るので、外を歩く時間が長い人には頼れる一方、室内にいる時間が長い人にはやや持て余しやすいコートです。骨格ストレートがダウンを着るなら、縫い目の間隔が広すぎないもの、丈が腰骨より下まであるもの、首元がすっきりした立ち衿のものを選ぶと、上半身に丸い厚みが出にくくなります。中は薄くして、ダウンを脱いだときに薄い1枚がきれいに見えるようにしておくと、どちらの日にも対応できます。
- Q. 冬にスカートを履くと、上が重く見えます
- 上半身に厚みのあるコートやニットを着たとき、下が細く軽いと、上だけに重さが集まって見えます。骨格ストレートなら、膝が隠れる丈で張りのある素材のタイトスカートか、落ち感のあるIラインのスカートにして、タイツと靴を濃い色でつなぐと、上下の重さが釣り合います。ブーツを合わせるなら、筒が脚に沿う細めのものを選ぶと、下半身にも縦の線が通ります。
— メグラシ編集部





