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骨格ストレートの秋冬服がいかつい|張りと厚みが重なった日の直し方

メグラシ編集部//読了 12分
秋の並木道の歩道で、前を開けた濃紺のジャケットの中に生成りのVネックニットをグレーのウールのパンツに入れ、首から生成りのストールを結ばずに掛けた女性の胸元から腿まで

秋冬の鏡の前で「なんだかいかつい」「強そうに見える」と感じた日。その日は、張りのある布、厚みのある素材、直線の肩、濃い色の4つのうち、3つ以上を同時に着ていませんでしたか。

骨格ストレートの人に似合うとされる要素は、どれも服を硬く見せる要素です。張りのあるウールは体の厚みを受け止め、直線の肩は上半身の立体をきれいに見せ、濃い締め色は全身をまとめます。1つずつなら、どれも得意な要素です。

ところが秋冬は、この4つが同じ日に集まってきます。いかつく見えるのは、体のせいではなく、似合う要素を全部同じ日に足したせいです。この記事では、今日の一式を4項目で点数にして、どれを1つ抜けば強さが消えるかを決めます。

似合う服の原則は骨格ストレートの服の総まとめに、布の重なりの枚数は骨格ストレートのファッション|重なった布の枚数と横線の本数に分けてあります。この記事は、似合う要素が重なりすぎた日の直し方です。

結論:硬さが3つ以上重なると、いかつく見える

先に、4つの硬さと、それが何点ぶん重なるといかつく見えるかを並べます。

硬さの種類何が硬いか単独なら重なったとき
張り布が体から離れて形を保つ体の厚みを受け止める肩から裾まで箱になる
厚み布そのものの厚さ上半身に重さが出て安定する上半身がひと回り大きく見える
直線肩・襟・裾の角立体が整って見える角が多く、とがって見える
濃さ顔から30cm以内の暗い面全身が締まる輪郭が強く、怖く見える

**4つのうち2つまでなら、骨格ストレートの人にはむしろ似合う状態です。**3つ重なると強く見え始め、4つそろうと「いかつい」「近寄りにくい」という言葉が出てきます。直し方は、1つを抜くこと。それ以上は変えなくて構いません。

まず数える|今日の一式を4項目で点にする

鏡の前で、今日の一式を0〜2点で数えます。服を1枚ずつではなく、着た状態の全身で見てください。

項目0点1点2点
張り布が体に沿って落ちる肩や裾だけ形を保つ全体が体から離れて形を保つ
厚みつまんだ2枚が5mm以下6〜10mm11mm以上
直線角のある場所が2か所以下3〜4か所5か所以上
濃さ顔から30cm以内の暗い面が3割以下3〜6割6割を超える

**合計が4点以下なら直さなくて大丈夫です。**5点で強く見え始め、6点以上でいかつく見えます。

直線の「角のある場所」は、肩の縫い目の角、襟の先、前の打ち合わせの角、裾の角、ベルトの金具、バッグの角を1か所ずつ数えます。濃さの「暗い面」は、黒・濃紺・チャコール・焦げ茶のように、白い紙の横に置いたときに差が大きく出る色です。

骨格ストレートで、秋冬に点が上がりやすい理由

骨格ストレートの人は、上半身に厚みと立体があり、肌に張りがあります。そのため、薄くて柔らかい布より、張りのある布のほうが体の厚みを受け止めて、きれいに見えます。

季節張り厚み直線濃さ合計の目安
夏1010〜12〜3点
秋の始め11114点
晩秋21216点
真冬22228点

夏は布が薄く、色も明るいので、似合う要素を全部入れても3点ほどにしか届きません。秋冬は、コートの張り、ニットの厚み、ジャケットの肩、濃い色が自然に増えるので、何も考えずに選ぶと6点を超えます。夏と同じ選び方をしているのに、秋冬だけいかつく見えるのはこのためです。

10月はまだ羽織りが薄く、点数は4点前後に収まります。ずれが出始めるのは、コートを着る日が増える11月の半ばからです。同じジャケットでも、上に張りのあるコートを重ねた途端に、張りと直線が1点ずつ増えます。秋のうちに似合っていた一式が、冬の入り口で急に強く見えるようになったら、上に重ねた1枚の点数を先に数えてください。

失敗1|肩パッドの入ったジャケットで、肩が四角くなる

骨格ストレートの人にジャケットはよく似合います。ただし、肩パッドが厚く、肩先が外へ張り出す形は、肩の角を1つ増やします。もともと肩に立体がある人がこれを着ると、肩先が水平に張って、上半身が四角く読まれます。

肩パッドの厚み見え方直し方
なし〜5mm肩の丸みが自然に出る直さなくてよい
6〜10mm肩先が少し張る中を首元の開いた服にする
11mm以上肩が水平の角になる前を開けて、縦の線を足す

**直し方は、前を開けて着ることです。**前が開くと、ジャケットの中に縦の帯ができて、肩の横の角より縦の線が先に目に入ります。中に着るのは、首元がVかUに開いたニットか、襟を開けたシャツ。首元に肌の面ができると、肩の角の硬さが和らぎます。

失敗2|張りの強いロングコートで、肩から裾まで箱になる

張りのあるウールの直線的なロングコートは、骨格ストレートの人の定番です。けれど、指で押してもへこまないほど張りが強く、絞りがなく、色が黒か濃紺だと、張り・直線・濃さの3つを1枚で持つことになります。

コートの条件加わる点着方で下げられるか
指で押してもへこまない張り2点前を開ければ1点
肩・襟・裾の角が5つ以上直線2点襟を寝かせれば1点
黒・濃紺・チャコール濃さ1〜2点マフラーを明るくすれば1点
膝下まで絞りがない直線に1点を足すベルトを結べば0点

**1枚で5点を超えるコートは、中に着るものを全部0点にしないと、全身が6点を超えます。**直すときは、前を開けて中の明るい色を見せる、襟を立てずに寝かせる、明るい色のマフラーを首に掛けて顔の下の暗い面を減らす、の3つが効きます。コートそのものの寸法の選び方は骨格ストレートのコート|肩線と着丈で選ぶ冬のアウターにあります。

失敗3|厚手のニットで、上半身が盛り上がる

太い糸で編んだ厚手のニットは、骨格ストレートの人の上半身にもう1枚の厚みを足します。上半身に立体がある人が着ると、胸から肩の厚みに布の厚みが重なって、上半身が実際より大きく読まれます。

編み地の厚み(つまんだ2枚)骨格ストレートの見え方直し方
5mm以下体の立体がそのまま出る直さなくてよい
6〜10mm胸の前に少し厚みが出る首元を開けた形を選ぶ
11〜15mm上半身がひと回り大きく見える下を落ち感のある布にする
16mm以上布の厚みが体より先に見える羽織りとして前を開けて着る

**骨格ストレートの人が厚手のニットを着る日は、首元をVに開けて、裾を出さずに前だけボトムに入れてください。**Vの開きが縦の線になり、ニットの量が上半身の中ほどで止まります。ニットそのものの選び方は骨格ストレートのニットの選び方|ゲージと身幅で決めるにまとめてあります。

失敗4|黒と濃紺で、全身を固める

黒は骨格ストレートの人の体を締めて見せる色です。ただし、ジャケットもパンツもバッグも黒、という全身の黒は、濃さを2点にして、輪郭を強く切り出します。顔のすぐ下まで黒が来ると、顔立ちまで強く見えることがあります。

黒の面積(正面の全身に対して)見え方直し方
3割以下締め色として効く直さなくてよい
4〜6割落ち着いて見える顔の下に明るい縁を1つ
7〜8割輪郭が強く出る中のトップスだけ明るくする
9割以上影のように重く見える素材を1か所変えて表面を割る

**全身の黒を変えずに直すなら、顔のすぐ下に明るい縁を1〜2cm挟んでください。**白いシャツの襟を出す、生成りのインナーの縁を見せる、パールのような明るい小さな粒を鎖骨の上に置く。顔と黒の面のあいだに明るい線が1本入るだけで、濃さが1点下がります。顔のすぐ下の暗い面の扱いは秋冬に顔がきつく見えるのは黒い面の近さに詳しく書いてあります。

失敗5|大きな金具と太いベルトで、角が増える

秋冬は、大きな金具のついたベルト、角ばった留め具、四角い大きなバッグなど、小物の直線も増えます。骨格ストレートの人には大きめの小物が合いますが、四角いものばかりを集めると、直線の点が小物だけで2点に届きます。

小物角の数え方下げ方
四角い金具のベルト1か所金具を細い楕円のものに
角ばった大きなバッグ1か所底の角が丸いものに
四角いフレームのメガネ1か所下の縁が丸いものに
角のあるピアス1か所丸か涙形のものに

**小物の角は、形を丸くするだけで1か所ずつ減らせます。**大きさは変えなくて構いません。骨格ストレートの人が小物を小さくすると、体の厚みに対して小物が負けて、別の形で寂しく見えます。大きさはそのまま、角だけを丸くしてください。

失敗6|硬い革と硬いデニムが重なる

秋冬に増える革のジャケット、硬い厚手のデニム、底の厚い革のブーツ。どれも表面が硬く、張りと厚みの両方を持っています。2つ重なると、全身の表面が硬い面でつながります。

組み合わせ張り+厚み下げ方
革のジャケット+硬いデニム4点デニムを落ち感のある布のパンツに
革のジャケット+革のブーツ3点ブーツを甲の見えるパンプスに
硬いデニム+革のブーツ3点中のトップスを柔らかい表面に
革のジャケット+硬いデニム+革のブーツ5点どれか1つを外す

**硬い革は1日に1か所まで、と決めておくと迷いません。**革のジャケットを着る日は、中に表面がなめらかな細い糸のニットを着て、ボトムは落ち感のあるウールのパンツにする。革の硬さが、他のやわらかい面に囲まれて、ちょうどいい締め役に戻ります。

失敗7|詰まった首元と、すっきりした髪が重なる

タートルネックや首まで詰まったクルーネックは、首元を横の直線で区切ります。骨格ストレートの人は上半身に厚みがあるので、そこに首元の詰まりが重なると、顔の下から胸までが一つの塊として読まれます。そこに、耳を出したすっきりした髪や、きつめのまとめ髪が加わると、顔のまわりの線がすべて直線になります。

秋の始めは髪を下ろしていても、寒くなると帽子やマフラーに合わせて髪をまとめる日が増えます。首元の服は同じなのに、11月を過ぎてから急に強く見えるようになったなら、髪の形が変わったことが効いています。

首元髪見え方直し方
詰まったタートル耳を出したまとめ髪顔から胸が一つの塊髪の毛先を首に少し残す
詰まったタートル下ろした髪首元が埋まる襟を折ってから下げる
開いたV耳を出したまとめ髪すっきり見える直さなくてよい
開いたV下ろした髪縦の線が出る直さなくてよい

**タートルネックを着る日は、首の前に肌の面を作れないぶん、髪を顔のまわりに少し残してください。**耳の後ろから毛先が2〜3cm首に落ちるだけで、顔のまわりの直線が1つ減ります。

失敗8|ジャケットとセンタープレスで、制服のように見える

ジャケット、センタープレスの入ったパンツ、つま先の四角い革靴。骨格ストレートの人にはどれも似合いますが、3つそろうと直線が5か所を超え、仕事着としても硬すぎる、制服のような印象になります。

上下靴直線の点下げ方
ジャケットセンタープレスのパンツ角のある革靴2点靴を丸いつま先に
ジャケットセンタープレスのパンツ甲の見えるパンプス1点直さなくてよい
ジャケット落ち感のあるパンツ角のある革靴1点直さなくてよい
ニットのジャケットセンタープレスのパンツ角のある革靴1点直さなくてよい

3つのうち1つを、丸い・落ちる・やわらかい側に替えるだけで、直線は1点下がります。いちばん手軽なのは靴です。つま先が丸いか、甲が見える形にすると、足元の直線が消えて、全身の最後で硬さが抜けます。

直せる日と、着替えたほうが早い日

鏡の前で点数を出したら、その場で直せるかどうかを決めます。

合計点状態すること
4点以下似合っている何もしない
5点強く見え始め首元か色で1点下げる
6点いかつく見える2か所で1点ずつ下げる
7点近寄りにくく見える1枚着替える
8点全身が硬い箱上か下を丸ごと替える

**6点までなら、着替えずに着方で直せます。**7点を超えたら、羽織りかトップスを1枚替えるほうが早く終わります。朝に時間がないときほど、点数を出してから決めると迷いが減ります。

直し方①|どれから抜くかの順番

1点下げるとき、4つのどれから抜くかで、似合い方が変わります。抜く順番は、濃さ、直線、厚み、張りです。

順番抜くもの理由
1濃さ顔の近くで効くので、1か所で大きく変わる
2直線小物や靴で替えられ、服を替えずに済む
3厚み中のトップスを替えれば済む
4張り骨格ストレートの似合いの土台なので最後まで残す

**張りは最後まで残してください。**張りを抜いて、とろみのある薄い布に替えると、今度は布が体の厚みに負けて、胸の前に布がたまります。骨格ストレートの人のいかつさを消すのは、張りをやめることではなく、張り以外の硬さを減らすことです。

直し方②|首元に肌かやわらかい面を足す

いちばん早く効くのは、首元です。顔から胸までのあいだに、肌か、やわらかい表面の面が1つあると、ほかの硬さが3点ぶんあっても、強そうには見えにくくなります。

足すもの効く日下がる点
Vに開いた首元ジャケット・コートの日直線1点
シャツの襟を開ける制服のように見える日直線1点
明るい色のインナーの縁全身が黒の日濃さ1点
なめらかなストールを首に掛ける張りのあるコートの日張り1点

骨格ストレートの人はVネックが似合うとよく言われますが、秋冬に効くのは、似合うからだけではありません。首元に縦の肌の面があると、上半身の角と厚みのあいだに、やわらかい場所が1つできるからです。寒くて首を開けられない日は、なめらかなストールを結ばずに首から掛けるだけで、同じ働きをします。

直し方③|表面をなめらかにする

同じ厚み、同じ張りでも、表面がなめらかで光をやわらかく返す布は、硬さが1段弱く見えます。秋冬の素材を、表面の硬さで分けると次のようになります。

表面例見え方
なめらかで光をやわらかく返す細い糸のウール、カシミヤ混硬さが1段弱く見える
細かい凹凸で光を散らす細い畝のコーデュロイ、ツイードそのままの硬さ
硬く光を強く返す表革、硬いナイロン硬さが1段強く見える
毛足が長く光を吸うモヘア、起毛の厚い布厚みが1段強く見える

**張りのある形はそのままにして、表面だけをなめらかなものに替える。**骨格ストレートの人がいかつさを消すときに、いちばん似合いを崩さない方法です。売り場では、布を指の腹でなでて、引っかかりがないかを確かめてください。

もう一つの確かめ方は、窓の近くで布を傾けることです。光の当たる面と影の面のあいだが、なだらかに移っていく布は、表面がなめらかな側です。光の面がはっきり白く切れて、影との境目が線になる布は、表面が硬い側です。骨格ストレートの人の上半身は立体があるぶん、布の光と影の差がそのまま体の厚みとして読まれます。境目がなだらかな布を選ぶと、同じ張りでも上半身がやわらかく見えます。

直し方④|色を1段明るく、または色みを入れる

濃さを下げるときは、黒をやめなくても構いません。顔に近い1枚だけを、1段明るい色に替えるか、色みのある濃い色に替えます。

今の色替える色下がる点
黒チャコールグレー濃さ0.5点
黒濃い緑や深い赤茶濃さ1点
濃紺灰みの青濃さ1点
焦げ茶明るい茶やキャメル濃さ1点
黒の上下上だけ生成り濃さ1点

濃い色でも、色みがある色は黒より輪郭を切り出す力が弱く、顔のまわりがやわらかく見えます。黒を1点替えるなら、顔にいちばん近い1枚からにしてください。足元の黒は、そのまま残して大丈夫です。

直し方⑤|小物の角を丸くする

服を替えたくない日は、小物で直線を減らします。

替える小物替える前替えたあと
ピアス・イヤリング四角や棒の形丸い粒や涙形
バッグ角の立った箱形底の角が丸い形
ベルト四角い大きな金具楕円か細い金具
靴角のあるつま先丸いつま先、甲の見える形
メガネ四角いフレーム下の縁が丸いフレーム

顔にいちばん近い小物から丸くすると効きが大きくなります。ピアスを丸い粒に替えるだけで、顔のまわりの直線が1つ消えます。

秋冬の素材を、硬さで並べる

売り場で迷ったときのために、秋冬によく見る素材を、骨格ストレートの人から見た4項目の点数で並べます。

素材張り厚み合計扱い
細い糸のウールニット000そのまま着てよい
ハイゲージのカシミヤ混000そのまま着てよい
張りのある綿のシャツ101そのまま着てよい
落ち感のあるウールのパンツ011そのまま着てよい
細い畝のコーデュロイ112他を軽くする
張りのあるウールのジャケット213中を柔らかく
厚手のローゲージニット022首元を開ける
表革のジャケット2131日1か所まで
硬い厚手のデニム224上を柔らかく
中綿の多いダウン123前を開けて縦を作る

合計3点以上の素材は、1日に1つまでと決めておくと、全身が6点を超えません。

一式で見る|仕事・休日・会食

ここまでの直し方を、秋冬によくある3つの日に当てはめます。

仕事の日は、張りのある濃紺のジャケットを着たい日です。中は首元がVに開いた生成りの細い糸のニット、ボトムは落ち感のあるグレーのウールのパンツ、靴はつま先の丸い革のパンプスにします。張り2・厚み0・直線1・濃さ1で、合計4点です。

休日は、厚手のローゲージニットと硬いデニムを着たい日です。ニットはVネックを選んで前だけデニムに入れ、靴は甲の見えるローファー、バッグは底の丸い布のトートにします。張り1・厚み2・直線0・濃さ0で、合計3点です。

会食の日は、黒のワンピースを着たい日です。素材を表面のなめらかなウールにして、顔のすぐ下に明るい粒のネックレスを1本、靴は細いヒールのパンプスにします。硬さを4点以下に収めるという決め方を、3つの日すべてで同じように使っています。

いかつさを残したい日

仕事で頼られたい日、大勢の前で話す日、交渉の日。強く見えたほうが助かる日もあります。そういう日は、全部を下げるのではなく、硬さを顔のまわりに集めます。

残す場所残すもの下げる場所
首元立った襟、詰まった首元ボトムを落ち感のある布に
肩張りのあるジャケット靴を甲の見える形に
顔の近くの色濃紺や黒バッグを明るい色に

強そうに見えて困るのは、顔のまわりから足元まで全部が硬いときです。顔のまわりに硬さが3点あっても、顔から遠い場所が1点以下なら、きちんとして見えても、近寄りにくくはなりません。

オンラインの会議のように、画面に映るのが胸から上だけの日は、考え方がもっと簡単になります。画面の中の硬さだけを数えて4点以下にすれば、画面の外のボトムや靴は何点でも構いません。反対に、対面で立って話す日は、全身が相手の目に入ります。顔のまわりの硬さを残すなら、足元の靴を丸いつま先にして、最後の1点を下げておくと、話しかけにくさが残りません。

どちらとも取れるとき①|ストレートとナチュラルの間

骨格ストレートと診断されたけれど、ナチュラルとも言われたことがある人は、直線より張りのほうが強く効きます。ナチュラル寄りの人は肩や手首の骨がはっきりしているので、張りの強い布が骨の角と重なって、点数以上に硬く見えることがあります。

どちら寄りか効きやすい硬さ先に下げるもの
ストレートらしさが強い厚みと濃さ濃さ→厚み
ナチュラル寄り張りと直線直線→張り

この場合は、順番を変えて、張りを少し早めに下げてください。ナチュラル寄りの人は、ざっくりした表面の布が似合う側なので、張りの強いウールを、表面に凹凸のある落ち感のあるウールに替えても体の厚みに負けません。見分けに迷うときは骨格ストレートと骨格ナチュラルの違いで、鎖骨・手首・膝の3か所を確かめられます。

どちらとも取れるとき②|背が高い、肩先がはっきりしている

背が高い人や、肩先の骨がはっきりしている人は、同じ点数でも少し強く見えます。全身の面積が大きいぶん、硬い面も大きくなるからです。

このときは、**いかつく見える境目を5点ではなく4点に置いてください。**合計4点から首元か色で1点下げておくと、背の高さがそのまま、すらりとした印象として読まれます。反対に、背が低めの人は、6点まで強く見えにくいことがあります。全身の面積が小さく、硬い面も小さく収まるからです。

肩先の骨がはっきりしている人は、肩パッドの点数を1つ多めに数えてください。骨の角とパッドの角が同じ場所に重なると、肩先の直線が2本ぶんに見えます。肩パッドのないジャケットか、肩の縫い目が肩先より1cmほど内側にある形を選ぶと、肩の角は骨の1本だけになり、ジャケットの張りはそのまま残せます。

どちらとも取れるとき③|顔立ちが直線寄り

顔立ちに直線が多い人、たとえば顔タイプがクールやクールカジュアルの人は、顔そのものが直線の点を1つ持っています。服の直線が同じ点数でも、顔と合わせて1点多く数えてください。

顔立ち服の直線の数え方気をつけること
曲線が多いそのまま数える直線を下げすぎると服が浮く
曲線と直線がまざるそのまま数える首元で1点下げる
直線が多い1点足して数える小物の角から丸くする

顔立ちが曲線寄りの人は、反対に、直線を下げすぎないでください。顔がやわらかいぶん、服の直線が少しあるほうが、全身がぼやけずにまとまります。

試着室で見る順番

秋冬の服を試着するときは、次の順に確かめてください。1着あたり1分で終わります。

順番見ること合格の目安
1首元に肌かやわらかい面があるかどちらか1つある
2肩先の角が水平に張っていないか肩の丸みが少し残る
3布をつまんだ厚み2枚で10mm以下
4顔から30cm以内の暗い面6割以下
5手持ちの服と合わせた合計点4点以下に収まる
6一歩下がって見た全身服より先に顔に目が行く

**5番目の「手持ちと合わせた合計点」がいちばん大事です。**試着室では、その1着が似合っていても、家にある濃いパンツやコートと合わせると6点を超えることがあります。1着で3点以上の服は、手持ちのどれと合わせるかを先に決めてから買ってください。

手持ちの服を直す順番

クローゼットに「強そうに見えるから着ていない服」があるなら、次の順に試してください。上から順に、手間が少なく効き方の大きい手です。

順番試すこと効く服
1中のトップスを明るい色にする黒や濃紺のジャケット・コート
2首元を開けるか、明るい縁を出すタートル、詰まったニット
3靴を丸いつま先に替えるセンタープレスのパンツ
4小物の角を丸くする大きな金具のベルト、箱形のバッグ
5前を開けて縦の帯を作る張りの強いロングコート
6ボトムを落ち感のある布に替える革のジャケット、厚手ニット

**1から3までで直る服が、いちばん多いはずです。**6まで試してもいかつく見える服は、1枚で5点を超える服なので、強さを残したい日の1着として取っておいてください。

よくある行き違い

**「骨格ストレートには、張りのある服しか似合わない」。**張りは似合いの土台ですが、張りだけでいいわけではありません。張りを残して、厚み・直線・濃さを減らすと、同じ張りの服がやわらかく見えます。

**「いかつく見えるのは、体ががっしりしているから」。**体の厚みは変わりません。変わるのは、その上に重ねる服の硬さの数です。夏に同じ体でいかつく見えなかったなら、原因は服の側にあります。

**「柔らかい服に変えれば解決する」。**とろみのある薄い布やフリルの多い服に変えると、布が体の厚みに負けて、胸の前に布がたまります。変えるのは1か所だけで足ります。

**「黒は締まって見えるから、多いほどいい」。**黒は全身の3割までなら締め色として効きますが、7割を超えると輪郭が強く出すぎます。黒を減らす代わりに、顔の下に明るい縁を1本入れるだけでも変わります。

**「小物を小さくすれば、強さが消える」。**骨格ストレートの人が小物を小さくすると、体の厚みに対して小物が負けて、寂しさのほうが目立ちます。強さを作っているのは小物の大きさではなく角の数です。大きさを保ったまま、形を丸くしてください。

**「いかつく見える服は、もう着られない」。**1枚で5点を超える服でも、ほかの場所を0点にそろえれば合計は5点前後に収まります。強さを残したい日の1着として、手放さずに取っておく価値があります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 骨格ストレートなのに、秋冬の服を着るといかつく見えるのはなぜですか
骨格ストレートの人に似合うとされる要素、つまり張りのある布、厚みのある素材、直線の肩や襟、濃い締め色は、どれも服を硬く見せる要素です。夏は布が薄く、色も明るいので、1つか2つしか重なりません。秋冬になると、張りのあるウールのコートに厚手のニット、肩の角が立ったジャケット、黒のパンツと、同じ日に3つも4つも重なります。1つずつは似合っていても、全部を同じ日に足すと全身が硬い箱に見えて、それが『いかつい』『強そう』という印象になります。
Q. 似合う服を着ているのに、何を変えればいいかわかりません
今日の一式を、張り・厚み・直線・濃さの4項目で0〜2点ずつ数えてください。合計が5点以上なら、1項目を1点下げます。下げる順番は、濃さ、直線、厚み、張りの順です。たとえば黒のジャケットに黒のパンツなら、中のトップスを生成りや淡いグレーに替えるだけで濃さが1点下がります。張りは骨格ストレートの人の体の厚みを受け止める土台なので、最後まで残してかまいません。
Q. 仕事では、少し強く見えたほうがいい日もあります
強さを残したい日は、首元だけを硬くして、顔から遠い場所を1点下げてください。襟の立ったジャケットや詰まったタートルで首元の直線を残し、ボトムは落ち感のある布、靴は甲の見える形にする。顔のまわりに硬さがあれば、話す相手には十分にきちんと伝わります。強そうに見えて困るのは、顔のまわりから足元まで全部が硬いときです。
Q. いかつく見えないように、柔らかい服に変えるべきですか
全部を柔らかくする必要はありません。骨格ストレートの人がとろみのある薄い布やフリルの多い服に変えると、今度は布が体の厚みに負けて、別の形で着られて見えます。変えるのは1か所だけで足ります。張りのあるジャケットはそのままにして、中を薄いニットに替える、色を1段明るくする、首元を開ける。土台の張りを残して、重なりの数だけを減らすのが近道です。

— メグラシ編集部

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骨格ストレートの秋冬の予定|お呼ばれ・忘年会・帰省で首元と丈を選ぶ

骨格ストレートの秋冬は、予定ごとに首元の開き・布の厚み・上着の丈の3つのうち、どれを先に守るかを決めると服が選べます。座っている時間が長い日は首元、長く歩く日や立つ日は丈、屋内と屋外を行き来する日は布の厚み。通勤、オンラインの会議、秋の結婚式、七五三の付き添い、秋の旅行、同窓会、忘年会、冬のデート、帰省、初詣、新年会まで、予定ごとの優先と目安の数字を並べました。タートルを着たい日、ナチュラルやウェーブとの間で迷う人の決め方まで。

メグラシ編集部/読了 13分
骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口|骨の出方・断面・細さで袖の終わりを決める

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骨格の手首で選ぶ秋冬の袖口|骨の出方・断面・細さで袖の終わりを決める

骨格診断で手首を見たあと、その結果がいちばん素直に使えるのは秋冬の袖口です。手首の断面が丸いか平たいか、小指側の骨が何mm出ているか、袖口の内周と手首まわりの差が何cmか。この3つで、袖を手首の骨の上で止めるか、骨より上で止めて手首を見せるか、骨の先まで伸ばすかが分かれます。ニットのリブ、シャツのカフス、カーディガン、ジャケット、コートの袖丈、手袋と腕時計の置き方、断面と骨の出方が食い違うときの決め方まで。袖の長さを服の名前ではなく、自分の手首の側から選ぶ記事です。

メグラシ編集部/読了 13分
トレンチコートを骨格診断で選ぶ|肩・ベルトの高さ・丈で決める

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トレンチコートを骨格診断で選ぶ|肩・ベルトの高さ・丈で決める

トレンチコートが骨格に合うかどうかは、色や流行の形より先に、試着で測れる3か所で決まります。肩の縫い目が肩先の骨から何cm外にあるか、ベルトをウエストのいちばん細い位置から何cmの高さで結ぶか、裾が膝の皿から何cm離れて止まるか。骨格ストレート・ウェーブ・ナチュラルそれぞれの数字と、生地の張り、胸の前の飾り、下襟の幅の見方、中に着るものと下に合わせるもの、身長で丈の見え方が変わるとき、上半身と下半身で結果が割れているときの決め方、手持ちのトレンチを着方で寄せる手順までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
骨格ナチュラルと言われてショック|誤解をほどいて秋冬の1着目を選ぶ

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骨格ナチュラルと言われてショック|誤解をほどいて秋冬の1着目を選ぶ

骨格診断でナチュラルと言われて、がっしりしている、女性らしくないと受け取ってしまった人へ。ナチュラルは体の大きさや体重の話ではなく、骨の出方と、布がどう落ちると体とつり合うかの話です。診断が実際に見ていた3つの場所、ショックにつながりやすい言葉の受け取り方の読み替え、結果を測り直すときの手順、秋冬に出番の多いざっくりニット・長めのコート・落ち感のあるボトムから最初の1着を選ぶ寸法、やわらかく見せたい日の足し方まで。

メグラシ編集部/読了 12分
骨格ストレートの夏服コーデを10月まで|残す服と重ねる1枚の厚み

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骨格ストレートの夏服コーデを10月まで|残す服と重ねる1枚の厚み

骨格ストレートの夏服は、9月末から10月にかけて「まだ着られる服」と「もう浮く服」に分かれます。分かれ目は流行でも色でもなく、生地が光を通すか、襟ぐりが鎖骨のくぼみより何cm深いか、袖が肘から何cmで終わるかの3つです。手持ちの夏服を3つの寸法で測って残す・条件つき・仕舞うに分ける手順、上に重ねる1枚は夏服の生地の2倍以上の厚みにする理由、最高気温ごとの重ね方、色と足元で秋に寄せる順番、ウェーブとの中間の人や暑がりの人、夏服がリネンばかりの人の決め方まで。

メグラシ編集部/読了 12分

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