骨格ナチュラルに似合う服|高校生・大学生の、予算と通学の条件で選ぶ

「骨格ナチュラル 似合う服 大学生」「骨格ナチュラル 似合う服 高校生」で探している方が知りたいのは、ナチュラルの説明ではなく、限られた予算と、学校という条件の中で何を選ぶかだと思います。だから先に結論を置きます。
**10代から20代前半のナチュラルは、布の量ではなく布の落ち方で決まります。**サイズを上げるほど似合うわけではありません。上げすぎると、体の輪郭が服の大きさに置き換わって、肩と手首の骨だけが取り残されます。効いているのは大きさではなく、布が体から離れて落ちることのほうです。
そして条件の話です。学生には、社会人にはない制約が3つあります。予算に上限があること。校則や場の決まりがあること。通学という毎日の移動があること。この3つを先に決めてしまうと、選ぶものはかなり絞れます。
ナチュラルの基本そのものは骨格ナチュラルに似合う服の3原則にまとめてあります。この記事は、そこに年代と条件を足したものです。
この記事の要点
- ナチュラルは布の量ではなく布の落ち方。肩のゆとりは2cmまで、丈は長めが基本
- 予算は枚数ではなく素材に寄せる。点数を減らして生地の厚みを取るほうが長く着られる
- 通学の条件(自転車・電車・徒歩)で選べる素材と丈が変わる。条件を先に決める
呼び方のゆれ|ナチュラル・骨格ナチュラル・ナチュラルタイプ
| 見かける言い方 | 指しているもの | 補足 |
|---|---|---|
| 骨格ナチュラル | 骨格診断3タイプのうちの1つ | この記事の主題 |
| ナチュラルタイプ | 同じもの | 診断の場でよく使われる |
| 骨格診断 ナチュラル | 同じもの | 語順が違うだけ |
| ナチュラル系 | 服の系統のほう | 麻や生成りを使う装いの系統。骨格とは別 |
| ソフトナチュラル | 3分類ではなく8分類・12分類の名前 | 細分化した体系で使われる |
**「ナチュラル系」だけは意味が違います。**あれは服の側の系統の名前で、体の話ではありません。骨格ナチュラルの人がナチュラル系の服を着る必要はありませんし、逆に骨格ストレートの人がナチュラル系を着ても構いません。
10代・20代前半で、この記事を分ける理由
大人向けのナチュラルの記事をそのまま使うと、3か所でつまずきます。
| つまずく場所 | 大人の場合 | 10代・20代前半の場合 |
|---|---|---|
| 体つき | ほぼ安定している | まだ動く。特に高校生は骨と肉の比率が変わる |
| 予算 | 1点に金額を寄せられる | 上限がある。点数と質のどちらかを選ぶ必要がある |
| 場の決まり | 職場の基準がある | 校則、部活、バイトの規定が同時にかかる |
| 移動 | 通勤の形が固定される | 自転車・電車・徒歩が日によって変わる |
| 着る回数 | 週に1〜2回で足りる服もある | 同じ服を週に何度も着る。生地の耐久が効く |
**いちばん効いてくるのは、着る回数です。**同じ服を週に3回着るなら、生地が弱い服はひと季節でくたびれます。ナチュラルは生地の質感で成立するタイプなので、へたった生地は判定ごと外れて見えます。
まず確かめる|ナチュラルかどうかの5つの確認
判定に自信がない方は、ここだけ先に。道具は要りません。
| 見る場所 | ナチュラルの特徴 | 違うときに見えるもの |
|---|---|---|
| 肩先 | 骨が外へ張り出している | 丸い厚みならストレート、薄くなだらかならウェーブ |
| 鎖骨 | 太く、はっきり出ている | 触っても出にくいならストレート、細い線ならウェーブ |
| 手首の断面 | 四角く、骨の角が指に当たる | 楕円ならストレート、平たければウェーブ |
| 膝の皿 | 大きく、前に出ている | 小さく目立たなければ他の2タイプ |
| 首 | 筋(すじ)が見える | 短く太ければストレート、細く長ければウェーブ |
**5つのうち3つ以上当てはまれば、ナチュラルとして進めて構いません。**割れた場合は、肩先と膝の2か所を優先してください。この2つはナチュラルの決め手で、体重が動いても変わりません。
判定が出ない方は骨格診断がわからないときの決め方を、3タイプの違いを整理したい方は3タイプの比較をどうぞ。
高校生と大学生で、条件がどう違うか
同じナチュラルでも、選ぶものが変わります。違いは体ではなく、条件のほうです。
| 条件 | 高校生 | 大学生 |
|---|---|---|
| 平日の服装 | 制服が中心。私服は週末 | ほぼ毎日私服。週5日分が要る |
| 場の決まり | 校則が明確にある | 明文の決まりは少ないが、場ごとの空気がある |
| 荷物 | 教科書と部活道具で重い | 講義の日によって差が大きい |
| 移動 | 自転車・徒歩・電車が固定 | 通学距離が長くなりやすい |
| 予算 | 小遣いの範囲。回数が限られる | バイト収入が入るが、支出も増える |
| 着回し | 私服の枚数が少なくてよい | 週5日分を回す設計が要る |
| 先を見た買い物 | 体つきが変わるので長期投資は難しい | 就活の入り口が視野に入る |
**高校生は「週末の私服を少ない枚数で強くする」設計、大学生は「週5日を回す設計」です。**同じナチュラルでも、必要な考え方が違います。
高校生|制服の日にできる3つのこと
制服そのものは変えられませんが、変えられる部分が3つあります。
| 変えられる場所 | ナチュラルに向く方向 | ずれたときに起きること |
|---|---|---|
| カーディガン・ベスト | 厚みのある編み地、少しゆとりのあるサイズ | 薄く体に沿う編み地だと、肩の骨だけが浮いて見える |
| バッグ | 大きめで、生地に張りのないもの | 小さく硬いバッグだと、体のフレームと比率が合わず子どもっぽく見える |
| 靴・靴下 | 厚みのある靴、リブのある靴下 | 薄く華奢な靴だと、足首の骨が強調されて頼りなく見える |
もう1つ、**制服のサイズを見直すのも効きます。**成長を見越して大きめに作った制服は、ナチュラルの場合いちばん相性の悪い状態になりやすい。肩線が落ちすぎて、上半身全部が布の面になります。袖丈を詰める、ウエストを合わせるといった調整だけで、印象は変わります。
高校生|私服の日の型
週末の数日なので、枚数は要りません。3パターンあれば足ります。
| 型 | 組み合わせ | 効いているところ |
|---|---|---|
| 楽な日の型 | 厚手のTシャツ+ワイドパンツ+厚みのある靴 | 上下とも布が体から離れて落ちる |
| 少し整える型 | 大きめシャツ+細めのパンツ+前だけウエストに入れる | 上を離し、下を細くして比率を作る |
| 寒い日の型 | 長めの羽織り+中は薄手+足首を出す | 縦の線が通り、丈の長さがフレームに馴染む |
**3つとも、共通しているのは「上下のどちらか一方だけをゆるくする」ことです。**上下ともゆるくすると、体の輪郭が消えて服の大きさだけが残ります。ナチュラルが失敗するのはほぼここです。
高校生|通学の条件で変わるところ
| 通学の形 | 避けたいもの | 代わりに効くもの |
|---|---|---|
| 自転車 | 裾が広くて長いボトムス、風をはらむ薄い羽織り | 足首でしぼれる形、厚手の細めパンツ |
| 電車(混雑あり) | 大きく張り出す肩、引っかかる装飾 | 落ち感のある素材、装飾のない羽織り |
| 徒歩(長距離) | 硬い靴、汗を吸わない生地 | 厚みのあるスニーカー、綿や麻の混じった生地 |
| バス | 座る時間が長い形(しわの残る麻100%) | 綿混、しわの戻る生地 |
**自転車通学の方は、形を細くしても構いません。**ナチュラルは生地の質感で成立するタイプなので、細めのパンツでも素材に厚みと風合いがあれば崩れません。細さそのものが敵なのではなく、体に貼りつくことが敵です。
大学生|講義の日の型
週5日を回す前提で考えます。基本の型を2つ持ち、その中で組み合わせを変える形がいちばん少ない枚数で済みます。
| 型 | 中身 | 何日分回せるか |
|---|---|---|
| 上をゆるくする型 | 大きめシャツかスウェット+細めのボトムス | ボトムスを2本にすれば4日分 |
| 下をゆるくする型 | 体に沿う薄手トップス+ワイドパンツ | トップスを3枚にすれば3日分 |
この2つに、羽織りを1枚足すと季節をまたげます。**羽織りは「肩線が肩先より外に落ちるもの」を1枚。**ナチュラルはここが最も馴染む場所で、しかも全身に占める面積が大きいので、投資の効率がいちばん良くなります。
大学生|通学距離で変わるところ
| 通学時間 | 効いてくるもの | 具体的にやること |
|---|---|---|
| 30分未満 | ほぼ制約なし | 素材と形を自由に選べる。判定の答え合わせに使える |
| 30分〜1時間 | 荷物の重さ | バッグを肩に掛ける形にし、羽織りは軽い生地に |
| 1時間以上 | 温度差と靴 | 脱ぎ着できる羽織り、厚みのあるスニーカー |
| 乗り換えが多い | 動きやすさ | 裾の広がりを抑え、足首を出す |
**通学時間が長いほど、羽織りの重要度が上がります。**朝と昼と夜で気温が変わる時間帯をまたぐためです。ナチュラルは羽織りがいちばん似合うタイプでもあるので、ここは条件と相性が一致しています。
大学生|バイトと、就活の入り口
| 場面 | ナチュラルの手 | 注意 |
|---|---|---|
| 接客のバイト | 制服の上に足せるのは靴と髪型。厚みのある靴で足元を支える | 装飾は職場の規定に従う |
| 事務のバイト | 肩にゆとりのあるシャツと、細めのパンツ | 体に沿いすぎる形は、肩と手首の骨が目立つ |
| インターンの説明会 | ハリのある綿のシャツ、丈は長めのまま | サイズを詰めると借り物のように見える |
| 就活の準備 | 既製のスーツは肩が合わないことが多い。肩幅で選ぶ | 全体を1サイズ上げるのではなく、肩で選んで丈を直す |
**就活の入り口でナチュラルがつまずくのは、ほぼ肩です。**既製のスーツは肩線が肩先の内側に入りやすく、そうなると肩の骨が押し込められて窮屈に見えます。肩幅で選んで、袖丈と着丈を直したほうが結果が良くなります。
予算の配分|どこに寄せるか
金額そのものより、割合の話をします。使える額のうち、何にどれだけ回すか。
| 使うもの | 配分の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 羽織り | 3割 | 面積が最も大きく、季節をまたいで着られる |
| トップス | 3割 | 顔に近く、着る回数が多い。生地の劣化が見えやすい |
| ボトムス | 2割 | 顔から遠く、色を絞れば枚数が要らない |
| 靴 | 1.5割 | 全身の重心を受け止める。厚みのあるものが効く |
| バッグ・小物 | 0.5割 | 体のフレームとの比率だけ合っていればよい |
**逆に、節約しても影響が小さいのは靴下・インナー・ボトムスの色替えです。**ここを削って、羽織りとトップスの生地に回してください。ナチュラルは質感で成立するタイプなので、同じ金額なら点数を減らして生地を上げるほうが失敗が減ります。
| よくある使い方 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 安いトップスを何枚も買う | ひと季節でへたり、質感が消える | 枚数を半分にして、生地の厚いものに |
| 流行の形を毎季買う | 翌年着られず、手元に残らない | 形は定番、色だけ入れ替える |
| 大きいサイズを選んで長く着る | 肩が落ちすぎて輪郭が消える | サイズは合わせ、丈で調整する |
| セールでまとめ買いする | 組み合わせが作れない | 先に手持ちの色を数えてから買う |
少ない枚数で回す|10着の組み方
週5日分を、10着で回す設計です。ナチュラル前提で、形だけ挙げます。
| 枠 | 枚数 | 選ぶ形 | ずれたときに起きること |
|---|---|---|---|
| 羽織り | 1 | 肩線が外に落ちる、丈は長め | 短い丈だと、重心が上がって落ち着かない |
| 大きめトップス | 2 | 厚みのある綿、身幅にゆとり | 薄い生地だと、体の線が透けて狙いが消える |
| 体に沿うトップス | 2 | リブや薄手。下をゆるくする日に使う | 肩に装飾があると、肩の骨とぶつかる |
| ワイドパンツ | 1 | 足首が見える丈、生地に厚み | 床まで届くと、脚の長さが読めなくなる |
| 細めパンツ | 1 | 体に貼りつかない生地 | ストレッチが強いと、膝の皿が目立つ |
| スカートかワンピース | 1 | 足首が見える長さ、たてに落ちる形 | 膝丈だと、膝の皿がちょうど出て気になる |
| 靴 | 1 | 厚みのあるスニーカーかブーツ | 華奢な靴だと、足首の骨だけ残る |
| バッグ | 1 | 大きめ、生地に張りのないもの | 小さく硬いと、体との比率が合わない |
**この10着で、上をゆるくする日と下をゆるくする日が交互に作れます。**同じ服の連続を避けたいなら、増やすのはトップスの色だけで足ります。
素材別|向く方向と、ずれたときに起きること
| 素材 | ナチュラルへの向き | ずれたときに起きること |
|---|---|---|
| 厚手の綿 | よく合う | ほぼ外れない。迷ったらここ |
| 麻・リネン | よく合う | しわが深く残る生地だと、座る時間の長い日に疲れて見える |
| デニム | よく合う | 硬すぎると膝で折れ、皿の位置が目立つ |
| コーデュロイ | よく合う | 畝が細すぎると、質感の効きが弱まる |
| ウール(粗い編み) | よく合う | 目が細かいと、肩の骨が浮く |
| スウェット | 合う | 薄手だと肩の骨の形がそのまま出る |
| サテン・光沢素材 | 合いにくい | 光が骨の輪郭を拾い、硬く見える |
| 薄いシフォン | 合いにくい | 体から離れず張りつき、鎖骨だけが残る |
| 強いストレッチ | 合いにくい | 膝と肘の関節の形が出る |
| 化繊のつるつるした生地 | 合いにくい | 布が体に沿って落ちず、輪郭が読めなくなる |
**「合いにくい」は「着てはいけない」ではありません。**面積を小さくすれば成立します。サテンのリボンを1つ、光沢のあるバッグを1つ。顔から遠い場所に、小さく置く。この使い方なら問題は起きません。
アイテム別の選び方
| アイテム | 向く方向 | ずれたときに起きること |
|---|---|---|
| Tシャツ | 厚手、身幅にゆとり、首まわりは広め | 薄手でぴったりだと、肩の骨と鎖骨だけが目立つ |
| シャツ | 大きめ、生地に厚み、丈は長め | 体に沿う細身だと、肩線が内側に入って窮屈に見える |
| ニット | 粗い編み、ざっくりした質感 | 目が細かくて薄いと、体の凹凸が出る |
| ワイドパンツ | 足首が見える丈、生地に厚み | 床に届く丈だと、脚の始まりも終わりも読めない |
| 細めパンツ | 貼りつかない生地、股上は深め | ストレッチが強いと、膝の皿が浮く |
| スカート | 足首が見える丈、たてに落ちる形 | 膝丈で切ると、皿の位置に線が来る |
| ワンピース | 肩から落ちる形、ウエストを絞らない | ウエストを強く絞ると、腰の位置が服に決められる |
| 羽織り | 肩線が外、丈は長め | 短いと重心が上がり、全身の比率が縮まる |
| 靴 | 厚みのあるソール、ボリュームのある形 | 薄く華奢だと、足首の骨だけが残る |
| バッグ | 大きめ、やわらかい素材 | 小さく硬いと、体のフレームと比率が合わない |
| 帽子 | つばが広め、かたちが崩れるもの | 小さく硬い帽子は、頭と肩の比率が合わない |
| アクセサリー | 大きめ、素材感のあるもの | 細く繊細だと、鎖骨と競合して消える |
靴の選び方は骨格タイプ別の靴に、バッグは骨格タイプ別のバッグにまとめています。
数字の目安
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 肩線のゆとり | 肩先から外へ1〜2cm | 3cm以上落ちると輪郭が服に置き換わる |
| 袖丈 | 手首の骨が見える位置 | 骨を隠すと重く、出すと軽く見える |
| Tシャツの着丈 | 股のつけ根より2〜5cm下 | 短いと重心が上がり、比率が縮む |
| 羽織りの丈 | 指先より下 | ナチュラルは長いほうがフレームに馴染む |
| ワイドパンツの丈 | くるぶしが見える位置 | 床に届くと脚の長さが読めない |
| スカート丈 | 足首が見える長さ | 膝丈は皿の位置に線が来る |
| 上下の比率 | 1対2か2対1 | 半分で切ると比率が止まって見える |
| 全身の色数 | 3色まで | 靴とバッグも数に入れる |
| 柄の大きさ | 500円玉より大きい | 小さい柄はナチュラルの質感に負ける |
手のひらの幅がおよそ8cm、指1本がおよそ1.5cmです。メジャーがなくても測れます。
上下の比率についてはトップスとボトムスのバランスにも整理しています。
身長別の調整
| 身長 | 起きやすいこと | 調整 |
|---|---|---|
| 150cm台 | 既製の丈がそのままだと重心が下がる | トップスは前だけウエストに入れる。パンツは足首が見える長さに詰める |
| 155〜160cm | 羽織りの丈が中途半端になる | 指先より下か、腰骨の上か、どちらかに寄せる |
| 160cm台 | ほぼそのまま着られる | 肩のゆとりだけ確認する |
| 165cm以上 | 大きめを選ぶと過剰になりやすい | サイズは1つ落とし、丈だけ長めに取る |
**低身長のナチュラルが直すのは丈だけです。**素材と肩のゆとりは変えなくて構いません。丈を直すだけで比率が戻るので、「ナチュラルは背が高くないと似合わない」という思い込みは外して大丈夫です。
季節別のチェックポイント
| 季節 | 効いてくるところ | やること |
|---|---|---|
| 春 | 羽織りの厚み | 薄手すぎると風をはらむ。中厚の綿に |
| 梅雨 | 生地の乾き | 麻100%は乾きが速い。座る時間が長い日は綿混に |
| 夏 | 面積の取り方 | 半袖でも身幅は残す。腕を出して、胴は離す |
| 秋 | 重ねる順番 | 薄手の上に厚手を重ねると、肩が落ちる位置が下がる |
| 冬 | 上着の肩 | 中に着ることを見越して、肩は最初から広めを選ぶ |
**冬の上着だけは、買うときに中に着るものを持っていってください。**ナチュラルは肩のゆとりが命なので、中を着た状態で肩線がどこに来るかを確認しないと、実際に着る季節に窮屈になります。
よくある失敗と、その直し方
| 起きていること | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 太って見える | サイズを上げすぎ。上下ともゆるい | 上下のどちらか一方だけをゆるくする |
| 骨っぽく見える | サイズを詰めすぎ。素材が薄い | 肩に1〜2cmのゆとりを戻し、生地に厚みを |
| 部屋着に見える | 素材の張りがない。丈が短い | 生地の厚いものにして、丈を長く |
| 子どもっぽく見える | 柄が小さい、バッグが小さい | 柄とバッグを大きくする。体との比率を合わせる |
| 脚が短く見える | ボトムスの丈が床まで届いている | 足首が見える長さに詰める |
| 制服姿がしっくりこない | 制服のサイズが大きすぎる | 袖丈とウエストを詰める |
| 買ったのに着ていない | 生地が薄いか、光沢がある | 面積を小さくして小物に回す |
| 友達と同じ服なのに違って見える | 骨格が違うだけ | 同じ服でも肩の落ち方が違う。丈で調整する |
| ひと季節でくたびれる | 着る回数に対して生地が弱い | 枚数を減らし、生地の厚いものに寄せる |
**直すのは一度に1つだけにしてください。**2か所同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。
着痩せの考え方そのものは着痩せとはに整理しています。
買うとき・試着で見る場所
| 見る場所 | 何を確かめるか | 判断のしかた |
|---|---|---|
| 肩の縫い目 | 肩先から何cm外か | 指で肩先を押さえ、縫い目までの距離を測る |
| 生地を握る | 厚みと戻り | 握って離し、張りが戻るか |
| 袖口 | 手首の骨が見えるか | 骨が出る位置なら軽く見える |
| 裾の止まる位置 | 太い場所で切れていないか | ふくらはぎのいちばん太い所を避ける |
| 横向きの鏡 | 布が体から離れて落ちているか | 胸から腰にかけて隙間があるか |
| 座ったときの状態 | しわの残り方 | 講義や電車で座る時間が長いなら必ず確認 |
| 洗濯表示 | 家で洗えるか | 着る回数が多いので、洗える生地を優先 |
**学生の場合、洗濯表示はかなり重要です。**同じ服を週に3回着る前提だと、家で洗えない服は現実的に回りません。生地の質を上げるときも、洗える範囲の中で上げてください。
「大きくない?」と言われたときの考え方
ナチュラルに合う服は、他のタイプの人から見ると大きく見えます。肩が少し外に落ちていて、丈が長いためです。だから家族や友達から「サイズ間違えてない?」と言われることは、わりとよく起きます。
そのときに確かめるのは、感想ではなく寸法のほうです。
| 確かめること | 適正の範囲 | 外れているときにやること |
|---|---|---|
| 肩線が肩先から外へ何cmか | 1〜2cm | 3cm以上ならサイズを1つ落とす |
| 上下のどちらかが体に沿っているか | 一方は沿っている | 両方ゆるいなら、下を細くする |
| 丈が半分で切れていないか | 1対2か2対1 | 半分なら、丈を長くするか短くする |
| 生地が体に貼りついていないか | 隙間がある | 貼りつくなら、生地を厚いものに |
**この4つが範囲内なら、その指摘は気にしなくて大丈夫です。**逆に1つでも外れているなら、指摘のほうが当たっています。感想で判断せず、寸法で確かめてください。数字にしておくと、次に買うときにも使えます。
同じことは、友達と同じ服を着たときにも起こります。骨格が違えば肩の落ち方が違うので、同じサイズでも見え方は変わります。似合わなかったのではなく、調整の量が違うだけです。丈と肩の2か所を自分に合わせれば、同じ服でも成立します。
よくある誤解
| 誤解 | 実際のところ |
|---|---|
| ナチュラルは大きい服を着ればいい | 大きさではなく、布が体から離れて落ちることが効いている |
| ナチュラルは背が高くないと似合わない | 丈を直せば身長は関係ない。素材と肩は変えなくてよい |
| 高校生には骨格診断は早い | 早くない。ただし判定を固定しすぎず、特徴だけ覚えておく |
| 予算が少ないと似合う服は買えない | 点数を減らして生地を上げれば成立する。枚数の問題ではない |
| ナチュラルは細身の服を着られない | 着られる。体に貼りつかなければ、細くても崩れない |
| 骨格タイプは痩せると変わる | 変わらない。骨と関節の形で決まるため |
| 友達と同じ服を買えば同じに見える | 骨格が違えば肩の落ち方が違う。丈で調整する |
| 制服の日は診断が使えない | 使える。カーディガン・バッグ・靴の3つは変えられる |
まとめ
10代から20代前半のナチュラルで、いちばん効くのは大きさではなく布の落ち方です。肩のゆとりは肩先から1〜2cmまで。それ以上落とすと、体の輪郭が服の大きさに置き換わります。代わりに、丈を長く取ってください。ナチュラルは丈が長いほうがフレームに馴染みます。
予算は枚数ではなく素材に寄せます。羽織りに3割、トップスに3割。この2つは面積が大きく、着る回数も多い場所です。逆に靴下やインナーは節約して構いません。同じ金額なら、点数を減らして生地の厚みを取るほうが、ひと季節を超えて着られます。
通学の条件は、先に決めてしまってください。自転車なら足首でしぼれる形、電車なら装飾のない羽織り、徒歩が長いなら厚みのある靴。条件が決まると、選ぶものはかなり絞れます。細い形を選んでも、素材に厚みと風合いがあればナチュラルは崩れません。
そして高校生の方へ。体つきはこれから変わります。だからいまは、タイプ名を覚えるより「肩と手首の骨が出やすい」という自分の特徴だけ覚えておけば十分です。それだけで、店頭での判断はできるようになります。
よくある質問
Q. 骨格ナチュラルの高校生が、最初に買うなら何ですか?
A. 厚手の綿の大きめシャツ1枚です。羽織りとしても、1枚で着る日のトップスとしても使えて、週末の私服が少ない枚数で回ります。選ぶときは、肩線が肩先より1〜2cm外に落ちていて、丈が股のつけ根より下まであるものを。この2つが満たされていれば、色は好きなもので構いません。
Q. 大学生で、週5日分の服が足りません。
A. 枚数を増やす前に、組み方を2つに分けてください。「上をゆるくする日」と「下をゆるくする日」です。この2つを交互にすると、同じ服でも見え方が変わります。増やすならトップスの色だけで足ります。ボトムスとアウターを増やすのは、いちばん効率が悪い増やし方です。
Q. ナチュラルなのに、オーバーサイズが似合いません。
A. 落ち方を確かめてください。ナチュラルに効いているのは「布が体から離れて落ちること」で、大きさではありません。生地が薄いと、大きくても体に貼りついて落ちません。同じサイズのまま、生地の厚いものに替えてみてください。それでも合わない場合は、肩が3cm以上落ちている可能性があります。
Q. 校則が厳しくて、私服を着る機会がほとんどありません。
A. その場合は、色から入るのがおすすめです。カーディガン、靴下、バッグ、髪ゴム。制服でも変えられる場所はいくつかあり、そこを自分に効く色でそろえるだけで印象は動きます。骨格のほうは、体つきが落ち着いてから本格的に使えばよく、いま急ぐ必要はありません。
Q. バイト代を服に使いすぎてしまいます。
A. 買う前に、手持ちの色を数えてみてください。ナチュラルは全身の色数を3色までに絞ると成立しやすくなります。数えると、たいてい同じ色が何枚も出てきます。次に買うものを「持っていない枠」に限定すると、支出は自然に減ります。枠の一覧は、この記事の10着の表を使ってください。
Q. 就活のスーツはどう選べばいいですか?
A. 肩幅で選んで、丈は直す前提で考えてください。既製のスーツは肩線が肩先の内側に入りやすく、ナチュラルの場合そこが窮屈に見える原因になります。全体を1サイズ上げると今度は身幅が余るので、肩で合わせて袖丈と着丈を直すほうが結果が良くなります。直す費用は、最初から予算に入れておいてください。
Q. 身長が150cm台です。ナチュラルの服は諦めたほうがいいですか?
A. 諦める必要はありません。直すのは丈だけです。トップスは前だけウエストに入れて重心を上げ、パンツは足首が見える長さに詰める。この2つで比率は戻ります。素材の厚みと肩のゆとりは、身長に関係なく効きます。むしろ低身長のほうが、丈を直すという一手で全身が整いやすい面もあります。
Q. 家族に「大きくない?」と言われます。
A. 見ている場所が違う可能性があります。ナチュラルに合う服は、肩が少し外に落ちて丈が長いので、他のタイプの人から見ると大きく見えます。確かめるなら、肩線が肩先から何cm外にあるかを測ってください。1〜2cmなら適正です。3cm以上落ちているなら、その指摘は当たっているので、サイズを1つ落として丈で調整してください。
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— メグラシ編集部
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