垢抜けられない顔と思うとき|髪と服、止まっている年数が長い方から直す

**垢抜けられない顔だと思うとき、直すのは顔ではありません。**顔の周りにあるもので、最後に変えたのがいちばん昔のものです。髪型、眉、メガネ、首元の服、いちばんよく着る上着。この5か所のうち、止まっている年数がいちばん長い1か所から変えてください。
**3年以上変えていないものがあれば、それが1番手です。**髪の分け目を5年同じにしているなら髪から、上着を4年同じにしているなら上着から。年数が並んだら、人と向き合ったときに顔の周りで面積が大きい方を先にします。
「顔が地味だから」「顔立ちが古いから」と感じるのは、顔のすぐ近くにある何年も前のものが、顔ごと古く見せているからです。顔立ちは変えられなくても、その周りの年数は今日から縮められます。この記事では、年数の書き出し方と、5か所それぞれの変え方、年数が並んだときの分け方を順に書きます。
結論:止まっている年数がいちばん長い1か所から変える
垢抜けて見えるかどうかは、顔立ちよりも「顔の周りが、いまの時間に合っているか」で決まります。人は相手の顔を見るとき、髪・眉・メガネ・首元・上着を一緒に見ています。そのどれかが何年も前のままだと、顔立ちまで同じ年の写真のように見えます。
| 顔の周りの5か所 | 数え方 | 変える1手目 |
|---|---|---|
| 髪型 | 分け目と前髪の形を最後に変えた年 | 分け目の向きか位置 |
| 眉 | 眉の形と色を最後に変えた年 | 色を髪に寄せる |
| メガネ | 今のフレームを使い始めた年 | フレームの太さ |
| 首元の服 | いちばん着るトップスの襟ぐりの形を決めた年 | 襟ぐりの深さ |
| 上着 | いちばん着る上着を買った年 | 肩の位置と丈 |
表の「変える1手目」は、いちばん小さく変えられる場所です。大きく変えなくても、ここを1つ動かすだけで、顔の周りの年数が縮まります。
5か所の「最後に変えた年」を書き出す
まず、紙かスマートフォンのメモに、5か所それぞれ「最後に変えたのは何年前か」を書いてください。思い出せないものは、思い出せないと書きます。思い出せないものは、たいてい5年以上止まっています。
髪は、長さを整えた年ではなく、分け目や前髪の形を変えた年で数えます。同じ形を切りそろえ続けている場合は、その形にした年から数えます。
メガネを使わない人は4か所で数えます。眉を描かない人も、毛の流れや色を最後に意識して変えた年で数えてください。
書き出すと、5か所の年数にばらつきがあることに気づくはずです。上着は去年買ったのに、髪は8年同じ。首元は毎年変えているのに、メガネは6年同じ。この差がいちばん大きい場所が、顔を古く見せています。
3年が境目:3年以上止まっているものがあるか
年数を書き出したら、3年以上のものに印をつけます。3年を境目にするのは、髪の形・襟ぐり・上着の肩の位置といった、顔の周りの「いまの形」が、だいたい2〜3年でずれ始めるからです。
印が1つなら、そこから変えます。印が2つ以上なら、年数がいちばん長いものから。印が1つも無いのに垢抜けないと感じる人は、後の章「全部最近変えたのに垢抜けない人」を読んでください。
印をつけた場所は、一度に全部変えないでください。1か所変えると、ほかの場所の古さの見え方も変わります。2か所目に手をつけるのは、1か所目に目が慣れてからです。
髪がいちばん長く止まっている人:長さより先に分け目と前髪
髪が1番手の人は、長さを変える前に、分け目と前髪を変えてください。顔の印象を大きく動かすのは長さより、顔の輪郭にかかる線の位置です。

- 分け目を反対側にする、または真ん中から片側に2〜3センチずらす
- 前髪がある人は、まっすぐ下ろしていたものを片側に流す。流していた人は、流す角度を浅くする
- 耳にかけていた人は、片側だけかけない
この3つは、美容室に行かなくても今日試せます。試して違和感が強いなら、それは見慣れていないだけのことが多いので、1週間は続けてください(後の章で理由を書きます)。長さを変えるのは、そのあとで十分です。
眉がいちばん長いとき:形より先に色を髪に寄せる
眉の形は、毎日描く人ほど何年も同じ線を引き続けがちです。眉が1番手の人は、形を変える前に色を変えてください。
いまの髪の色と、眉の色を、鏡で並べて見ます。髪のほうが明るいのに眉が濃い、あるいは髪を暗くしたのに眉が明るいまま、というずれがあれば、それが古く見える原因です。眉の色を髪の色に1段寄せるだけで、顔の周りの線がそろいます。
形を変えるのは、色を合わせて1週間たってからにします。色と形を同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなります。
メガネがいちばん長いとき:フレームの太さを変える
メガネは顔のまん中にあるので、年数の影響がいちばん出やすい場所です。メガネが1番手の人は、色より先にフレームの太さを変えてください。

いまのフレームが細い金属なら、少し太さのあるものを。太いものを使っているなら、細いものか、縁の下半分が無いものを。太さを変えると、目元にかかる線の重さが変わり、顔全体の見え方が動きます。
すぐに買い替えられない人は、レンズの汚れと、鼻あての位置を見直すだけでも違います。鼻あてが下がってフレームが目の上にかかっていると、何年も同じメガネをかけている印象が強く出ます。
首元の服がいちばん長いとき:襟ぐりの深さを指1本ぶん変える
毎日着るトップスの襟ぐりは、気づかないうちに同じ形ばかりになります。首元が1番手の人は、襟ぐりの深さを変えてください。

鎖骨のくぼみに指を当てて、いちばんよく着るトップスの襟ぐりが、そこから指何本ぶん下にあるかを測ります。
- 指0〜1本(首に沿っている)の人は、指2本ぶん開いたものを
- 指2〜3本の人は、首に沿うものか、もっと深いものを
- いつも同じ深さの人は、反対側に1段動かす
襟ぐりの深さを変えると、顔と服の間の肌の面積が変わります。面積が変わると、同じ顔でも明るさや輪郭の見え方が変わります。形は丸でもVでもかまいません。深さを先に動かしてください。
上着がいちばん長いとき:秋冬はいちばん長く見られる1枚
いまの季節は、人と会うとき、上着を着たまま話す時間が長くなります。上着が1番手の人は、上着から変えてください。秋冬の外では、顔のすぐ下にある面積でいちばん大きいのが上着です。

上着で年数が出やすいのは、肩の位置と丈です。
- 肩の縫い目が、自分の肩の骨の上にあるか、少し外に落ちているか
- 丈が、腰骨にかかるか、お尻を隠すか、膝まであるか
いまの上着と違う側に、どちらか1つを動かしてください。肩の位置と丈を両方変えると、自分でも見慣れるまで時間がかかります。上着を1枚替える考え方は垢抜けたいときに最初に変える1着にも書いています。
年数が並んだとき:人と向き合ったときの面積で決める
いちばん迷うのが、2か所以上が同じくらいの年数で止まっている場合です。たとえば髪も上着も5年同じ、首元もメガネも4年同じ。どちらとも取れるときは、次の順で決めてください。
**1つ目は、人と向き合ったときに見える面積です。**会話の距離(1メートルほど)で、相手の目に入る範囲を考えます。その範囲で、より大きな面積を占めるほうを先に変えます。髪が肩より長い人は髪、上着を着たまま会う時間が長い人は上着が、たいてい大きくなります。
**2つ目は、戻しやすさです。**面積が同じくらいなら、変えてみて合わなかったときに戻しやすいほうを先にします。分け目や襟ぐりは翌日に戻せます。髪を切る、上着を買う、は戻せません。戻せるほうで先に試すと、変えることへの怖さが減ります。
3つ目は、会う人です。仕事で毎日同じ人に会う人は、変化が気づかれやすい髪より、首元や上着から始めると周りの反応を気にせずに済みます。週末に久しぶりの人に会う予定がある人は、その日に向けて髪から変えても違和感を持たれにくい時期です。
この3つで決まらないときは、いちばん長く止まっている年数のほうを選んでください。1年でも長いほうが、変えたときの差がはっきり出ます。
全部最近変えたのに垢抜けない人:変えた方向が毎回同じ
5か所とも3年以内に変えているのに垢抜けない、という人は、変えた方向を見てください。同じ売り場に行って、前とほとんど同じ形を選び直していることがよくあります。髪も、同じ美容室で「いつもの感じで」と頼んでいれば、変えたつもりでも形は止まったままです。
次に変えるときは、前と違う点を1つ、測れる言葉にしてから選びます。
- 分け目の位置を、前より何センチ動かすか
- 襟ぐりの深さを、鎖骨から指何本ぶんにするか
- 上着の丈を、腰骨か、お尻の下か、どちらにするか
言葉にしてから選ぶと、売り場で前と同じものに手が伸びにくくなります。原因が5か所のどこにあるのかを写真で絞る方法は垢抜けない原因を1つに絞るにあります。
年齢のせいだと思う人へ:止まった年と、いまの年の差
年齢を重ねて垢抜けなくなった、と感じる人は多いです。ただ、見え方を古くしているのは年齢そのものより、ある年に決めた髪や服を、そのまま続けていることのほうが大きいことがよくあります。
たとえば、仕事を始めた頃に決めた髪の形を10年続けていると、顔は10年分の時間を重ねているのに、髪だけがその年に残ります。その差が「垢抜けない」と感じさせます。年齢に合わせて何かを抑える必要はありません。止まっている年数を縮めれば、いまの顔に合う見え方に近づきます。
年齢と服の合わせ方を広く考えたい人は自分の服装に自信がないも読んでみてください。平気だった日の1着から、ほかの服に写す方法を書いています。
変えたあと1週間は戻さない:見慣れるまでの時間
分け目を変えた日、襟ぐりを変えた日、鏡を見て「なんだか変」と感じることがあります。それは似合っていないのではなく、自分の目がまだ慣れていないことが多いのです。何年も同じ顔の周りを見てきた目には、少しの変化でも違和感として映ります。
変えたら、1週間は戻さないでください。1週間たって、それでも鏡の前で顔より先に変えた場所に目が行くなら、それは合っていない可能性があります。そのときは、反対側に半分だけ戻します。分け目なら1センチ戻す、襟ぐりなら指半分浅くする、という具合です。
1週間たったときに、鏡の前で顔のほうに目が行くようになっていれば、その変化は合っています。そこで2か所目に進みます。鏡で見る順番を変える方法は垢抜けない顔だと思うときに書いています。
人の目が気になって変えられない人
変えたいのに、職場や家族に何か言われるのが怖くて踏み出せない、という人もいます。言われるのが怖いのは、たいてい一度にたくさん変えたときです。
1か所だけ、しかも小さな差から始めてください。分け目を2センチずらす、首元の開きを指1本ぶん深くする。この程度の変化は、周りには「なんとなく雰囲気が変わった」としか伝わりません。指摘されるとしても「何か変えた?」くらいで、そのときは「分け目を変えてみた」と答えれば会話はそこで終わります。
自分だけが気づく小さな変化を1週間ずつ重ねていくと、1か月後には5か所のうち2〜3か所の年数が縮まっています。周りから見ると、急に変わったのではなく、いつの間にか垢抜けた人に見えます。
まとめ
- 垢抜けられない顔だと思うとき、直すのは顔ではなく、顔の周りで最後に変えたのがいちばん昔のもの
- 髪・眉・メガネ・首元の服・上着の5か所の年数を書き出し、3年以上のものから1つだけ変える
- 髪は長さより分け目と前髪、眉は形より色、メガネは太さ、首元は深さ、上着は肩の位置か丈から
- 年数が並んだら、人と向き合ったときの面積が大きい方、次に戻しやすい方から
- 変えたら1週間は戻さない。鏡の前で顔に目が行くようになったら、次の1か所へ
よくある問い
- Q. 顔立ちのせいで垢抜けないのではありませんか
- 顔立ちそのものは、垢抜けて見えるかどうかをほとんど決めていません。見る人が受け取るのは、顔の周りの髪・眉・メガネ・首元・上着が「いまの時間に合っているか」です。何年も変えていないものが顔の近くにあると、顔立ちまで古く見えます。先に年数のいちばん長いものを1つ変えてください。
- Q. 5か所とも最近変えたのに、まだ垢抜けません
- 変えた方向が毎回同じになっていないかを見てください。同じ売り場で、前と似た形を選び直していると、変えたのに見え方が変わりません。次に変えるときは、前と違う点を1つ言葉にしてから選びます。分け目の向き、襟ぐりの深さ、フレームの太さのように、測れる違いにするのがこつです。
- Q. 変えたら周りに何か言われそうで、踏み出せません
- 1か所だけ、しかも小さな差から始めてください。分け目を反対にする、首元の開きを指1本ぶん深くする、といった変化は、周りには「なんとなく雰囲気が変わった」としか伝わりません。言われるのが怖いのは、一度に全部を変えたときです。
- Q. 年齢のせいで垢抜けなくなった気がします
- 年齢そのものより、ある年齢のときに決めた髪や服をそのまま続けていることが原因になっている場合が多くあります。その年数が長いほど、いまの自分との差が出ます。年齢を戻す必要はなく、止まっている年数を縮めれば見え方は変わります。
— メグラシ編集部





