タイツの色とパーソナルカラー|脚が沈むか浮くかで濃さを分ける

**タイツの色は、パーソナルカラーで「黒の寄り」を、靴とスカートで「濃さ」を決めてください。**ブルベの人は黒・チャコール・青みの灰色・濃紺から、イエベの人はこげ茶・モカ・黄みの灰色・黒から選びます。濃さは、靴とスカートのうち濃い方に合わせます。
そのうえで、困り方が2つに分かれます。脚が重く、沈んで見える人は、濃さを1段下げて肌を少し透かしてください。タイツだけが浮いて見える人は、反対に靴の色に寄せて濃さを上げます。同じ「タイツが似合わない」でも、直す向きは逆です。
タイツは顔から遠いので、パーソナルカラーの響きは顔まわりほど大きくありません。それでも脚の肌を透かして見せるぶん、色の寄りが外れると、脚がくすんだり、色だけが目立ったりします。この記事では、見分け方、季節ごとの選び方、どちらとも取れる人の決め方、肌色ストッキングの選び方の順に書いていきます。
結論:色の寄りはパーソナルカラー、濃さは靴で決める
| 季節 | 選ぶ色の寄り | 黒を履くとき | 合わせやすい靴 |
|---|---|---|---|
| ブルベ夏 | チャコール・青みの灰色・濃紺 | 40〜60デニールで少し透ける黒 | 灰色・黒・濃紺 |
| ブルベ冬 | 黒・濃紺・チャコール | 80デニール以上の透けない黒でよい | 黒・白に近い灰色 |
| イエベ春 | モカ・明るめの茶・黄みの灰色 | 40デニール前後の透ける黒 | 明るい茶・キャメル |
| イエベ秋 | こげ茶・カーキ寄りの茶・黒 | 60〜80デニールの黒でよい | こげ茶・赤茶・黒 |
表は、色の寄りと濃さを分けて見るためのものです。表の通りにならない人の決め方は、後ろの章で書いています。
先に測る|2m離れて、最初に目が行く場所
タイツを履いて靴まで合わせたら、鏡から2mほど離れて全身を見てください。最初に目が行くのが顔か上半身なら、そのタイツは合っています。最初に目が行くのが脚なら、困り方がどちらかを見分けます。
脚が太く、重く見える、脚のあたりだけ暗い塊になっている、と感じたら「沈む」側です。脚の太さより、タイツの色そのものが目に入る、スカートと靴の間に別の色の帯が走って見える、と感じたら「浮く」側です。写真に撮って、全身を親指の幅くらいまで小さくして見ると、どちらなのかが分かりやすくなります。
脚が沈む人|濃さを1段下げて、肌を透かす
脚が沈む人は、タイツが濃すぎて、脚の立体感が消えています。とくに明るいスカートや、明るい色の靴と合わせたとき、脚だけが暗い塊になります。
直し方は、デニールを1段下げることです。80デニールを履いていたなら60デニールに、60デニールなら40デニール前後にして、すねの前に肌が少し透けるくらいにしてください。肌が透けると、脚の前と横に明るさの差が生まれ、脚が丸い形として見えるようになります。色はそのままでかまいません。
脚が浮く人|靴とスカートの濃い方に寄せる
タイツだけが浮く人は、タイツの色が、靴ともスカートともつながっていません。灰色のタイツに黒い靴と紺のスカート、明るい茶のタイツに黒いブーツ、という組み合わせが典型です。
直し方は、タイツを靴の色に寄せることです。靴が黒ならタイツも黒か濃紺に、靴がこげ茶ならタイツもこげ茶にしてください。靴とタイツがつながると、脚から足元までが1本の線になり、脚が長く見えます。靴の色を変えられないときは、スカートの色に寄せても浮かなくなります。
ブルベ夏|黒より、青みのある灰色
ブルベ夏の人は、肌が明るくやわらかいので、透けない黒を履くと脚だけが重く見えやすい傾向があります。いちばん使いやすいのは、チャコールか、青みの残る中くらいの灰色です。
黒を履くなら、40〜60デニールで、肌が少し透けるものを選んでください。茶色のタイツは、黄みが強いと脚がくすんで見えるので避けます。どうしても茶系を履きたいときは、灰色を含んだ、ココアに近い茶を選ぶと肌になじみます。
ブルベ冬|黒は濃くてよい、境目ははっきり
ブルベ冬の人は、80デニール以上の透けない黒を履いても重くなりにくい季節です。肌とタイツの差がはっきりしているほうが、全体が引き締まって見えます。
気をつけたいのは、境目をあいまいにしないことです。黒いタイツにこげ茶の靴、のように近いけれど違う暗さを並べると、境目がにごって見えます。靴も黒にするか、白に近い灰色の靴で境目をはっきり分けてください。濃紺のタイツも、ブルベ冬の人によく合います。
イエベ春|黒の代わりに、明るめの茶
イエベ春の人は、肌が明るく黄みを含むので、透けない黒を履くと脚が沈みやすい傾向があります。黒の代わりに、モカや明るめの茶、黄みを含んだ灰色を選ぶと、脚が軽く見えます。
黒を履くなら、40デニール前後の、肌がはっきり透けるものにしてください。明るい茶やキャメルの靴と合わせると、明るめの茶のタイツが靴とつながり、浮きません。黒い靴に明るい茶のタイツは浮きやすいので、黒い靴の日は黒の透けるタイツを選びます。
イエベ秋|こげ茶と黒は、靴の革の色で選ぶ
イエベ秋の人は、肌に深さがあるので、こげ茶も黒も濃いまま履けます。迷うのは、どちらを選ぶかです。
決め手は靴の革の色です。こげ茶や赤茶の靴ならこげ茶のタイツを、黒い靴なら黒いタイツを選んでください。カーキを含んだ茶色のタイツもよく合いますが、靴かスカートにカーキか茶が入っている日だけにすると、浮きません。灰色のタイツは青みが強いと脚がくすむので、黄みを含んだ灰色を選びます。
どちらとも取れる人|スカートの色で決める
自分の季節がはっきりしない人や、ブルベとイエベの両方の色が着られる人は、タイツの色をスカートで決めてください。
スカートが黒・紺・灰色なら、ブルベ側の黒・チャコール・濃紺を選びます。スカートが茶・ベージュ・カーキなら、イエベ側のこげ茶・モカを選びます。スカートが白や明るい色なら、靴の色に合わせて、デニールを下げて透かします。迷ったときは、濃紺のタイツが両方の側をまたいで使える色です。
季節の見分けに迷っている人は、イエベかブルベか分からないも参考にしてください。
肌色のストッキング|赤み寄りか黄み寄りか
仕事やあらたまった場で肌色のストッキングを履くときは、赤み寄りか黄み寄りかを選びます。すねに当てて比べると、脚の肌は顔より色が落ち着いているので、差が分かりません。手の甲の内側に当てて比べてください。
当てたときに、手の甲の色と自然につながって見えるのが合っている側です。ブルベの人は、ピンクを少し含んだ色を、イエベの人は、オークル寄りの黄みのある色を選ぶと、脚だけが白く浮いたり、黄ばんだりしません。肌より半段だけ暗いものにすると、脚が締まって見えます。
色タイツを入れるとき|同じ色を上か足元にも置く
ボルドー、深い緑、からし色などの色タイツは、脚だけに色があると浮きます。入れるときは、同じ系統の色を、上半身か靴のどちらかにもう1か所置いてください。
ブルベの人は、ボルドーや深い紫、濃紺に近い青が合わせやすい色です。イエベの人は、深い緑、からし色、赤茶が合わせやすい色です。色タイツの日は、デニールを高くして肌を透かさないほうが、色がにごりません。
靴とタイツとスカートの順番
組むときは、靴から決めてください。タイツは靴の色に寄せ、スカートは最後に、タイツとの差がどのくらいあるかで決めます。
スカートとタイツの差が大きい組み合わせは、脚の線がはっきりして、脚が目立ちます。差が小さい組み合わせは、下半身が1つにまとまって、上半身に目が行きます。脚を目立たせたくない日は、スカートとタイツの濃さを近づけてください。
仕事の日と休みの日で分ける
来客や外回りがある日は、黒・濃紺・チャコール・こげ茶の4色から選ぶと、どの季節の人でも外しません。デニールの目安は、80デニールのタイツは仕事で浮くかで詳しく書いています。
休みの日は、色タイツや明るめの茶、灰色を試しやすい日です。季節の色に合うかどうかは、上半身の色と並べて、つながって見えるかで判断してください。
答え合わせ|昼の光で、全身を1枚撮る
タイツを選んだら、昼の窓際か屋外で、全身の写真を1枚撮ってください。室内の暖色の照明の下では、黒も茶もこげ茶も同じように見えてしまいます。
写真を小さくして見たときに、最初に目が行くのが顔なら合っています。脚に目が行くなら、沈んでいるか浮いているかを見分けて、デニールか色を1段だけ動かします。一度に両方を動かすと、どちらが効いたのか分からなくなるので、1つずつ試してください。
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よくある問い
- Q. タイツは顔から遠いのに、パーソナルカラーは関係ありますか
- 顔ほど大きくは響きませんが、関係はあります。タイツは脚の肌を透かして見せるので、肌の青みや黄みと色の寄りが合わないと、脚がくすんだり、タイツだけが浮いたりします。ただし決め手の半分は靴とスカートです。色の寄りはパーソナルカラーで、濃さは靴で決めると覚えてください。
- Q. 黒いタイツしか持っていません。イエベでも履いていいですか
- 履いてかまいません。イエベの人が黒で重く見えるのは、デニールが高く肌がまったく透けないときと、明るいスカートの下に履いたときです。60デニール前後で少し透けるものにするか、靴を黒にして脚から足元までを1本につなげると、重さは目立たなくなります。
- Q. 茶色のタイツが老けて見える気がします
- 茶色が黄みに寄りすぎていると、脚の肌と溶けて、脚全体がぼやけて見えます。ブルベの人なら、茶色をやめてチャコールか青みのある灰色に替えてください。イエベの人は、明るい茶よりも、こげ茶に近い深い茶を選ぶと、脚の線が締まります。
- Q. 仕事でも色のタイツを履いて大丈夫ですか
- 来客や外回りがある日は、黒・濃紺・チャコール・こげ茶の4色の中から選ぶと無難です。ボルドーや深い緑は、スカートか靴に同じ系統の色があるときだけにすると、浮かずに済みます。
— メグラシ編集部





