ベースカラー診断が店とアプリで割れる|昼の窓から1mで出た方を採る

店ではイエベ、アプリではブルベ、友人からは「どっちでもない」。 そう言われて困っている人は、どれが正しいかを決める前に、採る結果を1つ選んでください。採るのは、晴れた日の昼に、窓から1mの距離で、素肌の首に布を当てて出た結果です。店の白い照明で出た結果はイエベ側に、スマホの画面で出た結果はブルベ側に寄る癖があるので、割れたときの第三の判定役にはなりません。
日焼けが残っていた時期に受けた人は、いまやり直す価値があります。肌の表面に乗った黄みと茶みが抜けるのがちょうどこの季節で、夏の終わりにイエベと出た人の一部が、ここでブルベに戻ります。髪を明るく染めた直後に受けた人も同じで、顔の横の大きな色の面が肌の見え方を引っ張っています。
それでも3回やって半々なら、あなたは黄みにも青みにも大きく寄っていない人です。その場合はイエベかブルベかで悩むのをやめて、明るさと鮮やかさの側で服を決めます。黄みと青みのどちらでも着られる人が、黄みか青みかで買う色を縛るのがいちばんもったいないからです。
結論:割れたら「どの光で見たか」で採る方を決める
診断の結果が人によって、場所によって違うのは、見る人の腕の差ではなく、見た条件の差です。同じ人の同じ肌でも、光の色と肌の時期が変われば、黄みに見えたり青みに見えたりします。だから結果を並べて多数決を取るより、どの条件で出た結果かを思い出して、条件が整っていた方を採る方が確実です。
| 診断した場所 | 光の性質 | 寄りやすい方向 |
|---|---|---|
| 店の中(天井の白い照明) | 上から当たる白色。赤みが飛ぶ | イエベ側 |
| スマホのアプリ | カメラの自動補正と画面の青み | ブルベ側 |
| 窓から1m・昼の自然光 | 横から当たる白に近い光 | どちらにも寄らない |
| 夜の部屋の電球色 | 黄みが全体に乗る | イエベ側 |
表の下2つを見てください。自分の過去の結果がどの行で出たものかを思い出せば、割れた理由の半分は説明がつきます。残りの半分は、次の節の「肌の時期」です。
原因1|光の色:店の照明とスマホの画面は、逆の方向に寄る
店の天井からの白い照明は、顔の上から当たるので、頬の赤みが飛んで黄みが前に出ます。その下で金色の布と銀色の布を当てると、銀色が暗く沈んで見えやすく、結果がイエベに寄ります。店で出た結果が全部イエベだった人は、まずこれを疑ってください。
スマホのアプリは逆です。カメラは肌を自動で明るく整えるので、黄みが削られます。さらに画面そのものがわずかに青いので、肌が実物より青白く映ります。アプリで出た結果が全部ブルベだった人は、画面越しの顔を見ている時点で、青みが足されています。
自分で確かめるなら、窓から1mの位置に横向きに立って、鏡を窓と反対側に置きます。 光は顔の片側から入るので、頬の赤みも黄みも消されません。時間は晴れた日の午前10時から午後2時まで。それより早いと光が赤く、遅いと黄みが乗ります。
原因2|肌の時期:日焼けが残っていると、ブルベがイエベに出る
夏の間に日に当たった肌には、表面に黄みと茶みが乗っています。その状態で診断を受けると、本来ブルベの人の肌が、金色の布に馴染んで見えます。夏の終わりから秋の初めに受けた診断でイエベと出た人は、この影響を受けている可能性があります。
抜ける時期の目安は、肌が明るく戻ったと自分で感じてから、さらに1〜2か月。いまの季節はその時期にあたります。腕の内側と首の横の色を見比べて、差がほとんどなくなっていれば、日焼けは抜けています。 腕の内側の方がはっきり白いなら、まだ首に日焼けが残っているので、もう少し待つか、腕の内側で見てください。
年中日焼けをしない人、屋内で過ごす時間が長い人は、この原因はほぼ関係ありません。その人の結果が割れているなら、光か髪のどちらかです。
原因3|髪とメイクの色:顔の横の大きな面が、肌の見え方を引っ張る
髪は顔のすぐ横にある、いちばん大きな色の面です。明るい茶やオレンジ寄りに染めた髪は顔に黄みを足し、アッシュや暗い髪は青みを足します。染めた直後の1〜2週間は色がいちばん強く出るので、その時期に受けた診断は、髪の色の診断になっています。
メイクも同じで、オレンジ系のチークとリップは肌を黄みに、青みピンクのチークとリップは青みに寄せます。店で診断を受けるときにメイクを落とす理由はここにあります。
自分で見るときは、髪を全部後ろでまとめて、顔の横に1本もかからない状態にして、メイクは落とすか、少なくとも頬と唇の色を落とします。 これだけで、染めている人でも結果はかなり揺れにくくなります。
自分で切り分ける手順|同じ2枚の布を、3つの条件で見る
割れた原因を当てるには、条件を1つずつ変えて同じものを見ます。用意するのは、金色寄りの布と銀色寄りの布、または、生成りの白と真っ白の2枚。手持ちの服でかまいません。
- 窓から1m・昼・髪をまとめて・素肌の首。2枚を順に首の下に当てて、顔の輪郭がはっきり見える方を控える。これが基準の結果
- 同じ布を夜の部屋の照明の下で見る。基準と結果が変わったら、過去に割れた原因は光
- 同じ布を髪を下ろした状態で見る。基準と結果が変わったら、原因は髪の色
当てる時間は1枚につき5秒ほど。長く見ると目が慣れて差が消えます。見る場所は布ではなく、あご先から頬にかけての輪郭と、目の下の影の濃さです。輪郭がくっきりして影が薄く見える方が、肌に合っている側です。
布を当てても差が出ない人の見方
2枚を当てても顔の見え方が変わらない、という人は少なくありません。それは目が悪いのでも、やり方が間違っているのでもなく、黄みと青みのどちらにも大きく寄っていない肌です。
この人が無理にイエベかブルベかを決めようとすると、見るたびに結果が変わります。店で3回受けて3回違った、という人の多くがここに入ります。差が出ない人は、次の節に進んでください。黄みと青みではなく、別の2つの軸で決めた方が、服の失敗が減ります。
3回やっても決まらない人は、明るさと鮮やかさで決める
黄みにも青みにも寄っていない人は、黄みか青みかで服を選んでも、顔の見え方がほとんど変わりません。差が出るのは、明るさと鮮やかさの方です。
明るさは、白い紙を顔の横に当てて見ます。紙より顔の方が明るく見える人は、明るい色、淡い色が顔を引き立てます。紙より顔が暗く見える人は、深い色、濃い色の方が顔がはっきりします。
鮮やかさは、鮮やかな赤と、くすんだ赤茶の2枚で見ます。鮮やかな赤を当てて顔の輪郭がはっきりするなら鮮やかな側、赤茶を当てた方がはっきりするならくすんだ側です。
| 軸 | 見るもの | 得意な側の見え方 |
|---|---|---|
| 明るさ | 白い紙と顔の明るさの差 | 紙より明るい→淡い色/紙より暗い→深い色 |
| 鮮やかさ | 鮮やかな赤と、くすんだ赤茶 | 輪郭がはっきり見える方の色 |
この2つが決まれば、黄みと青みの差は後回しにしてよい人です。黄みのベージュも青みのベージュも、明るさと鮮やかさが合っていれば、どちらも着られます。
「どっちでもない」と言われた人が得をする買い方
黄みと青みのどちらでも着られるのは、服を選ぶ上では有利です。ただし、どちらにも寄っていない人が、黄みか青みかどちらかに決めて全部そろえてしまうと、せっかく着られる半分を自分で捨てることになります。
買うときは、黄みと青みの差がいちばん大きい色だけ避けて、残りは明るさと鮮やかさで選びます。差が大きい色は、黄緑と青緑、オレンジと青みピンク、山吹色とレモン色のような組です。この帯だけは、どちらかに決めてから買います。
秋冬の定番色でいえば、赤茶、灰色がかった紺、白に近いベージュ、生成りと真っ白の間の白は、どちらの肌でも大きく外れません。割れている間に買うなら、この帯からにしてください。
秋冬の手持ち3色で結果を確かめる
診断で出た結果を、机の上ではなく実際の服で確かめます。手持ちの服から、顔の近くに来る3枚を選んでください。ニット、マフラー、コートの襟の色が候補です。条件は、同じ系統の色で黄み寄りと青み寄りが混ざっていること。たとえば、生成りのニットと真っ白のニット、キャメルのマフラーとグレーのマフラー。
着て、窓から1mの位置で鏡を見ます。見るのは服ではなく顔。輪郭がはっきり見えて、目の下の影が薄く見える方が、肌に合う側です。3枚のうち2枚が同じ側を指せば、診断の結果と照らします。
一致していれば、その結果を採って終わりです。一致しなければ、服の方を信じてください。服は実際に着る条件で見た結果なので、店の照明より自分の生活に近い光で判定されています。
判定が分かれやすい色の境目|ベージュ・白・グレー
ベースカラーの結果が割れる人がいちばん迷うのは、鮮やかな色ではなくベージュ、白、グレーです。この3色は黄み寄りと青み寄りの両方が売り場に並んでいて、違いが小さいからです。
白は、生成りを当てて顔が黄ばんで見えるなら真っ白側、真っ白を当てて顔が青白く見えるなら生成り側。どちらを当てても変わらない人は、どちらでも構いません。
ベージュは、ピンクが混ざったベージュと、黄みが強いベージュを比べます。黄みの強いベージュを当てて顔がくすむなら、ピンク寄りのベージュに。
グレーは、青みの強いグレーと、茶色が混ざったグレー。青みの強いグレーを当てて顔が沈むなら、茶色寄りのグレーに。
この3色だけ決まっていれば、秋冬のコートとニットの大半は選べます。
友人や家族の見立てが割れたときの読み方
店でもアプリでもなく、身近な人の見立てが割れることもあります。「あなたはイエベっぽい」「どう見てもブルベ」。この場合は、その人があなたをいつ、どこで見ているかを思い出してください。
職場の人は天井の白い照明の下で、家族は夜の電球色の下で、休日の友人は外の自然光の下で見ています。見立てが割れるのは当然で、むしろ自然光で会う人の見立てが、店より当たっていることもあります。採るのは、昼の外で会う人の意見です。
よくある行き違い
「診断は1回受ければ一生変わらない」。肌そのものの黄みと青みは大きくは変わりませんが、日焼けと髪色で見え方は動きます。割れたら条件をそろえてやり直す、という扱いで構いません。
「割れたら中間を取る」。イエベとブルベの中間、という取り方は服選びでは使えません。割れたら第三の条件で見るか、明るさと鮮やかさに軸を移します。
「イエベかブルベか決まらないと服が買えない」。黄みと青みの差が大きい色だけ避ければ、残りは決まらなくても買えます。決まらないまま止まっている人が、いちばん損をします。
装いに活かすなら
割れた結果をどう採るかが決まったら、次は色の方向です。イエベ・ブルベのどちらかに決まった人は、そこから先の肌の見え方の順番をイエベ・ブルベがわからない|肌の色より先に見る5つの順番で確かめてください。この記事が「結果が割れた人」向けなのに対して、そちらは「結果がまだ出ていない人」向けです。
決まらないまま秋冬の服を選ぶ人は、明るさと鮮やかさの2軸に、顔の近くの3色(白・ベージュ・グレー)の判定を足してください。この2つだけで、コートとニットの選択はほとんど止まりません。
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よくある問い
- Q. 店の診断とアプリの診断、どちらを信じればいいですか
- どちらも「その場の光で見た結果」としては正しいので、どちらが正しいかではなく、どの光で見たかで採り方を決めます。店の多くは天井から白い照明が当たるので、肌の赤みが消えて黄みが前に出やすく、イエベ寄りの結果が増えます。アプリはカメラが肌の色を自動で補正し、画面の青みも乗るので、ブルベ寄りの結果が増えます。両方の間を取るのではなく、晴れた日の昼に窓から1mの位置で、素肌の首に2枚の布を当てて見た結果を、第三の結果として置いてください。それと一致した側を採ります。
- Q. 秋冬に診断をやり直す意味はありますか
- あります。日焼けが残っている時期は、肌の表面に黄みと茶みが乗るので、本来ブルベの人がイエベに寄って出ることが多いです。日焼けが抜けるのは、人によりますが肌が明るく戻ったと感じてから1〜2か月あとで、いまの季節はちょうどその時期です。日焼けしやすい人、屋外で過ごす時間が長かった人ほど、秋冬にやり直す価値があります。逆に、年中日焼けをしない人は、季節で結果が揺れることはほとんどありません。
- Q. 何回やってもイエベとブルベが半々です。どう決めればいいですか
- 黄みと青みのどちらにも大きく寄っていない人です。この場合、黄みか青みかで服を選んでも差が出にくいので、決める軸を明るさと鮮やかさに移してください。白い紙を顔の横に当てて、紙より顔が明るく見えるか暗く見えるかで、明るい色が得意か深い色が得意かが分かれます。鮮やかな赤と、くすんだ赤茶を当てて、顔の輪郭がはっきり見える方が、鮮やかさの得意な側です。この2つが決まれば、黄みと青みはどちらでも着られます。
- Q. 髪を染めていると診断は当たらないのですか
- 髪の色そのものが結果を変えるというより、顔の横に大きな色の面があるので、肌の見え方が引っ張られます。明るい茶やオレンジ寄りの髪は顔に黄みを足し、アッシュや暗い髪は青みを足します。見るときは、髪を全部後ろでまとめて、顔の横に髪がかからない状態にしてください。それだけで、染めている人でも結果は揺れにくくなります。染めた直後の1〜2週間は色が強く出ているので、その時期の結果は避けた方が安全です。
- Q. 結果が割れたまま服を買うとどうなりますか
- どちらかに寄せて全部買うと、半分外れる確率が残ります。割れている間は、黄みと青みの差が大きい色(黄緑と青緑、オレンジと青みピンクなど)を避けて、どちらの肌でも浮きにくい中間の色を買っておくと、あとで結果が決まっても無駄になりません。具体的には、ややくすんだ赤、灰色がかった紺、白に近いベージュ、生成りと真っ白の間の白。この帯の色は、イエベでもブルベでも顔から大きく外れません。
— メグラシ編集部





