ブルベ夏 赤リップ|唇の地色が濃いか薄いかで透ける赤か覆う赤かを分ける

**ブルベ夏の赤リップは、赤を選ぶ前に、素の唇の色を見てください。**唇の地色が濃い人は「覆う赤を薄く一層」、地色が薄い人は「透ける赤を中心から外へ」。これで外し方の大半は防げます。
赤リップが似合わないと感じるブルベ夏の多くは、赤の種類を外しているのではありません。同じ青みの赤でも、地色が濃い唇に透ける質感をのせると、下の色と混ざって暗い紫に沈みます。逆に地色が薄い唇に覆う質感を一面に塗ると、顔の中で口だけが浮きます。原因は、赤と唇の地色の組み合わせです。
どちらとも取れる唇の人は、内側だけに塗って、外へのぼかし幅を場面で変えてください。この記事では、自分の唇がどちら側かを測る方法から、手持ちの赤の使い道、秋冬の服や仕事の日との合わせ方までを順に書きます。ブルベの口紅全般の濃さと青みの考え方はブルベのリップが浮く|口だけ目立つか顔が沈むか、唇の色からの選び方は唇の色で口紅を選ぶにまとめています。
結論|地色が濃い唇は覆う赤、薄い唇は透ける赤
| 見る場所 | 地色が濃い唇 | 地色が薄い唇 |
|---|---|---|
| 素の唇の見え方 | 赤紫や暗いローズがはっきり見える | 肌との境目がぼんやりしている |
| 赤リップで起きること | 透ける赤が下の色と混ざって暗く沈む | 覆う赤が一面に乗って口だけ浮く |
| 選ぶ質感 | 覆う質感を、薄く一層だけ | 透ける質感を、中心から外へ |
| 輪郭 | 取らない。指でなじませる | 取らない。外側1mmは塗らない |
ブルベ夏に合う赤は、青みがあって、少し明るく、鮮やかすぎない赤です。この範囲の中で、質感と塗る面積を唇の地色に合わせる。順番はこの2段だけです。
先に見分ける|白い紙を顎の下に当てて素の唇を見る
自分の唇がどちら側かは、何も塗っていない状態で測ります。リップクリームも落としてください。
- 白いコピー用紙を顎の下に当て、窓の近くの自然光で鏡を見ます
- 紙の白と並べたとき、唇がはっきりした赤紫や暗いローズに見えるかを確かめます
- 次に、腕を伸ばした距離まで鏡を離し、唇の輪郭が見えるかを見ます
紙の横で色がはっきりしていて、腕を伸ばしても輪郭が見えるなら、地色が濃い側です。紙の横で肌との境目がぼんやりしていて、腕を伸ばすと輪郭が溶けるなら、地色が薄い側です。
夕方や寒い日は唇の色が変わります。朝の明るい時間に一度、夕方に一度見て、2回とも同じ側なら確定してください。結果が割れた人は、後ろの「どちらとも取れる唇」の章を使います。
地色が濃い唇|透ける赤が暗い紫に沈む理由
地色が濃い唇に、透け感のある赤を塗ると、赤と下の赤紫が重なって見えます。青みのある赤ほど、もとの唇の青みと足し算になるので、塗った直後より時間が経ってからのほうが暗くなります。鏡で見ると「赤を塗ったはずなのに、ボルドーのように見える」という状態です。
この沈み方は、目の下の影や口角の影と同じ方向の暗さなので、顔全体が疲れて見えやすくなります。濃い唇の人が「赤は老けて見える」と感じるのは、多くがこの組み合わせです。
地色が濃い唇の塗り方|覆う青み赤を薄く一層
濃い唇の人は、下の色を一度隠してから赤を見せます。
- 質感は覆うものを選びます。マットやセミマットなど、一度で下が透けないもの
- 量は薄く一層だけ。重ねるほど重く見えるので、二度塗りはしません
- 色は青みの赤で、明るさは中くらいから少し明るいもの。深い赤は濃い唇では暗く寄ります
- 輪郭は取らず、塗ったあとに指の腹で外側をなじませます
覆う質感が乾いて見えるときは、塗る前に唇の保湿だけ済ませ、余分を押さえてから塗ってください。上から艶を重ねると下の色が透けやすくなるので、艶を足すなら中心の一点だけにします。
地色が薄い唇|覆う赤で口だけが浮く理由
地色が薄い唇は、肌と唇の明るさの差が小さい状態です。ここに覆う質感の赤を一面に塗ると、顔の中に急に強い面が生まれます。目元や頬の血色がそれに追いつかないので、少し離れると口だけが目に入ります。
浮いて見えるかどうかは、写真を撮ると分かりやすいです。顔の写真を縮めて見たとき、最初に目が行くのが唇なら浮いています。目元に先に目が行くなら合っています。
地色が薄い唇の塗り方|透ける赤を中心から外へ
薄い唇の人は、赤を「面」ではなく「にじみ」として置きます。
- 質感は透けるものを選びます。ティントや、艶のある薄づきのもの
- 唇の中央、上下が合わさる部分にだけ置き、指で外へ広げます
- 外側1mmは塗りません。輪郭の外へ向かって色が自然に薄くなるようにします
- 色は青みの赤で、明るめのもの。深い赤を使うときは量をさらに減らします
これで、近くで見ると赤、離れると血色のよい唇という見え方になります。透ける赤は時間とともに中心だけが残りやすいので、昼に一度、中心にだけ足せば形が崩れません。
どちらとも取れる唇|内側だけに塗り、ぼかし幅を場面で変える
紙の横で見たときは濃く見えるのに、腕を伸ばすと輪郭が溶ける。朝と夕方で結果が割れる。こういう唇の人は少なくありません。どちらの塗り方を選んでも半分ずつ外れるので、塗る場所で調整します。
塗り方の基本は、唇の内側3分の2だけに赤を置くことです。そこから外へどれだけぼかすかを、その日の場面で決めます。
- 近くで人と話す日(打ち合わせ、食事)は、ぼかし幅を狭くします。内側に赤が残っているので、近くで見たときに色がきちんと見えます
- 離れて見られる日(人前で話す、写真が多い)は、ぼかし幅を広くします。輪郭の手前まで薄く広げると、離れても唇の形が分かります
質感は、覆うものと透けるものの中間、セミマットや薄い艶を選ぶと調整しやすくなります。手持ちが覆う質感しかない場合は、指に取ってから唇に叩くと透け感に近づきます。透ける質感しかない場合は、一度塗って軽く押さえ、もう一度中心に重ねると覆う側に寄せられます。
もうひとつの手がかりは、季節の変わり目です。空気が乾く時期は唇の地色が濃く出やすく、暖かい時期は薄く出やすい人がいます。秋冬は濃い側の塗り方を基本にして、唇がほてって赤く見える日だけ薄い側に寄せる、と決めておくと迷いが減ります。
それでも決められないときは、輪郭の取り方だけ固定してください。どちら側の唇でも、ブルベ夏の赤は輪郭をきっちり取ると強く見えます。輪郭を取らない、ここだけ守れば、残りの外し方は小さく済みます。
ブルベ夏に合う赤の幅|青み・明るさ・鮮やかさの3つで見る
地色に合わせた質感が決まったら、赤の色そのものを見ます。ブルベ夏に合いやすい赤は、3つの条件で絞れます。
| 軸 | 合いやすい側 | 外しやすい側 |
|---|---|---|
| 青みと黄み | 青みのある赤、ローズ寄りの赤 | 朱やトマトのような黄みの赤 |
| 明るさ | 中くらいから少し明るい赤 | 黒に近いほど深い赤 |
| 鮮やかさ | 少しやわらいだ赤 | 原色に近い強い赤 |
店頭で比べるときは、手の甲に2〜3本並べて塗り、白い紙の上に手を置いて見ます。紙の白と並べて、赤がオレンジ寄りに見えるものを外し、残ったものの中から明るさと鮮やかさが中くらいのものを選びます。
手持ちの赤が黄みだったとき
すでに持っている赤リップが黄み寄りだった場合も、すぐに手放す必要はありません。
- 青みのあるピンクやローズを先に薄く塗り、その上から中心にだけ黄みの赤を少量重ねます。下の青みで色の向きが中和されます
- 指にごく少量取り、唇の中心を叩いて血色を足す程度に留めます
この2つを試しても、口元だけ黄色っぽく見えるなら、その赤は唇向きではありません。無理に使い続けるより、似合う1本に替えたほうが、塗るたびに迷わずに済みます。
16タイプで見る|ライト・ブライト・ソフトでずれる場所
16タイプでブルベ夏をさらに細かく診断されている人は、赤の明るさと鮮やかさの合う範囲が少し動きます。
- 明るい側の夏(ライトサマーなど)は、赤をそのまま使うと強く出やすいタイプです。透ける質感を基本にして、地色が濃い人でも量を控えめにします
- 鮮やかな側の夏(ブライトサマーなど)は、赤の鮮やかさを比較的受け止められます。地色が薄い人でも、内側に覆う赤を少量置けます
- やわらかい側の夏(ソフトサマーなど)は、灰みを含んだ赤が合いやすいタイプです。地色が濃い人は、灰みのある赤を覆う質感で薄く塗ると沈みにくくなります
16タイプの結果の読み方は16タイプの診断結果の読み方にまとめています。
秋冬の服と合わせる|黒や濃紺の日は赤を一段明るく
秋冬は、黒や濃紺、チャコールなど、顔まわりに暗い色が来る日が増えます。服が暗いと顔の明るさとの差が大きくなるので、唇の赤まで深いと、顔全体が沈みます。
- 黒や濃紺を着た日は、赤の明るさを一段上げるか、塗る範囲を内側だけに絞ります
- グレーや明るいネイビーの日は、普段どおりで構いません
- 赤やボルドーの服を着た日は、唇の赤を控えめにし、服と同じ方向の青みに揃えます
服の色ごとの口元の替え方はブルベのリップは秋冬の服の色で替えるでも触れています。
仕事の日と夜の日|塗る範囲だけを変える
同じ1本で、場面ごとに見え方を変えられます。
- 仕事の日は、内側3分の2までに置いて、外へは指でぼかします。近くで見ると赤、少し離れると血色という見え方です
- 夜の食事や集まりの日は、照明が暗く、黄みのある光が多くなります。昼より赤が沈みやすいので、内側の色をもう一段はっきりさせ、ぼかし幅を少し広げます
夜の照明の下での色の見え方は夜の予定と照明で見え方が変わる色に詳しく書いています。
頬と目元をどこまで引くか
赤リップの日は、顔のどこか1か所を引くと、口元が自然に見えます。
- 地色が濃い唇の人は、唇が強く見えやすいので、頬の色を薄くします。目元は影色を控えめにし、まつ毛だけ整えます
- 地色が薄い唇の人は、唇をにじませるぶん、頬に青みのピンクをごく薄く足すと、顔全体の血色が揃います
頬の色の選び方はブルベ夏のチークにまとめています。
試し塗りで外さない手順
店頭やテスターで確かめるときは、次の順番で見ると判断がぶれません。
- 手の甲に塗り、白い紙の上で青みか黄みかを確かめます
- 素の唇の地色が濃い人は覆う質感、薄い人は透ける質感だけを残します
- 唇の内側にだけ置き、指でぼかしてから、腕を伸ばした距離で鏡を見ます
- 店の照明が明るすぎるときは、窓のそばか外に出て、もう一度見ます
腕を伸ばした距離で、目元より先に唇へ目が行かなければ、その1本は使えます。
迷ったときの順番
最後に、判断の順番だけ置いておきます。
- 素の唇を白い紙の横で見て、地色が濃いか薄いかを決める
- 濃い唇は覆う質感、薄い唇は透ける質感を選ぶ
- 赤は青みがあり、少し明るく、鮮やかすぎないものに絞る
- 輪郭は取らず、内側から外へぼかす
- その日の服と場面で、ぼかし幅と明るさを調整する
赤リップは、ブルベ夏にとって避ける色ではありません。唇の側から順番に決めれば、手元の1本で場面ごとに見え方を変えられます。
よくある問い
- Q. ブルベ夏に赤リップは似合わないと言われました。本当ですか
- 赤そのものが合わないのではなく、強い赤を唇いっぱいに塗ると口だけが先に目に入りやすい、という意味であることが多いです。ブルベ夏に合いやすいのは、青みがあり、少し明るく、鮮やかすぎない赤です。そのうえで、素の唇の色が濃いか薄いかで、透ける質感か覆う質感かを選ぶと、外しにくくなります。いきなり一面に塗らず、唇の内側だけに置いてから外へぼかすと、似合う赤の幅はかなり広がります。
- Q. 自分の唇の地色が濃いのか薄いのか、分かりません
- 何も塗っていない唇を、白いコピー用紙を顎の下に当てて鏡で見てください。唇が紙の白に対して、くっきりした赤紫や暗いローズに見えるなら濃い側です。肌の色との境目がぼんやりして、唇の輪郭が少し離れると分からなくなるなら薄い側です。どちらとも言えないときは、腕を伸ばした距離から唇の輪郭が見えるかどうかで判断してください。見えるなら濃い側に寄せて考えて構いません。
- Q. 持っている赤リップがオレンジっぽい赤でした。使えませんか
- 唇いっぱいに塗るとブルベ夏の肌では黄みが目立ちやすいので、単体で使うのは避けたほうが無難です。ただ、青みのあるピンクやローズを先に薄く塗り、その上から中心にだけ少量重ねると、色の向きが中和されて使える場合があります。もうひとつは、指でごく薄く叩いて血色を足す程度に留める方法です。それでも口元だけ黄色っぽく見えるなら、その赤は唇ではなく、冬の小物の色見本として残しておくほうがよいでしょう。
- Q. 仕事の日にも赤リップを使いたいです
- 仕事の日は、唇の内側3分の2までに置いて、輪郭は取らずに指でぼかしてください。これだけで、近くで見ると赤、少し離れると血色のよい唇という見え方になります。地色が濃い人は覆う質感をごく薄く、薄い人は透ける質感を中心にだけ置くと、会議中に口だけが目立つことを防げます。服が黒や濃紺の日は、赤の明るさを一段上げると顔全体が沈みにくくなります。
— メグラシ編集部





