ブルベ夏で黒を着るしかない日|沈むか、きつく見えるかで足す物を分ける

**黒を着ると顔がくすんで見えるブルベ夏は、顔と黒の間にやわらかい明るさを1枚はさんでください。**純白ではなく、灰がかった白か、ラベンダー寄りの淡い色です。純白は黒との差をさらに広げるので、沈みが強くなります。
黒を着ると顔がきつく、怖く見えるブルベ夏は、明るさを足しても直りません。**黒の面の硬さを崩してください。**艶のない起毛や編み目の黒にして、首元に丸い線を1本足します。きつさは色の暗さより、黒い面が平らで硬いことから来ています。
足す位置は、黒が顔から何cmに来るかで決めます。首元まで黒が詰まる服は、髪と顔の上で直します。胸元が開いて黒が10cm以上離れる服は、間にはさむ1枚で直します。
結論:ブルベ夏の黒は、顔との差が大きすぎるだけ
ブルベ夏の肌と髪は、明るさの差がやわらかく、色がやさしいのが持ち味です。黒は、その反対の色です。明るさの差がいちばん大きく、色の温度も無い。この差が顔のすぐ横に来ると、2つのうちどちらかが起きます。
1つは、黒が前に出て顔が後ろに下がることです。目の下の影やくすみが濃く見え、顔色が悪いと言われます。これが「沈む」です。
もう1つは、黒の強さが顔の印象まで硬くすることです。顔の輪郭や目元が鋭く見え、怒っているのかと聞かれます。これが「きつい」です。
| 起きること × 黒の位置 | 足す物 | 足す場所 |
|---|---|---|
| 沈む × 顔から5cm以内 | 髪の明るさ・頬と唇のローズ | 顔の上 |
| 沈む × 10cm以上離れる | 灰がかった白・淡いラベンダー | 黒と顔の間 |
| きつい × 顔から5cm以内 | 丸い小物・まとめない髪 | 首元 |
| きつい × 10cm以上離れる | 曲線の襟・起毛の黒 | 襟と黒の素材 |
表は軸を示すためのものです。自分の行は、次の2つを確かめてから決めてください。ブルベ夏に黒以外で起きることはブルベ夏に似合わない色で分けています。
先に確かめる①|黒を当てたとき、何が起きるか
窓から1mの昼の光で、黒い服を首元に当てて鏡を見てください。最初の2秒で目が行った所を覚えておきます。
目の下、口の横、小鼻の横などの影に目が行ったら、沈む人です。顔の色が全体に一段暗く、灰色がかって見えることもあります。
目元の鋭さ、顎や頬の線、眉の角度に目が行ったら、きつい人です。顔の色はそれほど変わらないのに、表情が硬く見えます。
どちらか分からない人は、黒を当てた顔を誰かに見せて、ひと言で言ってもらってください。「疲れてる?」なら沈む、「怒ってる?」ならきついです。
先に確かめる②|黒は顔から何cmに来るか
着なければいけない黒の服を、鏡の前で着てみてください。顎の先から、黒の布がいちばん近づく所までを指で測ります。
指3本ぶん、約5cm以内に黒が来るなら「近い」服です。首元の詰まった制服、黒のタートル、立ち襟のワンピースなどがこちらです。
胸元が開いていて、黒が顎から10cm以上離れるなら「離れる」服です。黒のテーラードジャケット、Vの深いワンピース、前を開けて着るコートがこちらです。
この距離が大事なのは、間に何かをはさめるかどうかが決まるからです。近い服は、黒と顔の間に何も入れられません。離れる服は、間に1枚入れられます。
沈む × 黒が近い|顔の上に明るさを持ってくる
黒と顔の間に何もはさめないので、明るさは顔の上と髪で足します。
髪を顔の横に下ろしてください。まとめ髪にすると、黒い襟の上に顔だけが乗り、黒との差がそのまま出ます。下ろした髪が顔の両横に入ると、黒と顔の間に髪の明るさが1段入ります。
頬と唇には、ローズ系の色を足します。ブルベ夏の沈みは、顔に赤みが足りなく見えることでも起きます。黒の日だけ、いつもより頬の色を一段はっきりさせると、顔が前に出てきます。ローズ系の選び方はブルベ夏のチークが参考になります。
耳元に、小さなシルバーか白いパールを置くのも効きます。顔の横で光が返るので、目の下の影が薄く見えます。
沈む × 黒が離れる|灰がかった白を1枚はさむ
黒のジャケットやVの開いた服なら、黒と顔の間に1枚入れられます。ここに入れるのは、灰がかった白か、淡いラベンダー、淡いローズです。
純白は避けてください。ブルベ夏の肌に純白を当てると、白と黒の差がさらに大きくなり、間にある顔が一段沈みます。灰がかった白は、黒との差を少し詰め、顔とも溶け合います。
はさむ1枚は、襟が顔の方に立ち上がる形にします。平らに寝る襟だと、明るさが胸の上に落ちるだけで、顔の下まで届きません。ブラウスの小さな立ち襟や、首に沿う丸首のニットが向いています。
きつい × 黒が近い|首元に丸い線を1本置く
首元まで黒が詰まる服で顔がきつく見える人は、黒の上にまっすぐな線が重なっていることが原因です。黒い襟の直線、まとめ髪の直線、顎の線が平行に並ぶと、顔の印象まで硬くなります。
髪はまとめず、耳の後ろへ流してください。下ろした髪の曲線が、襟の直線を切ります。
首元には、小さな丸いパールを1粒か、細い鎖のネックレスを置きます。黒の上に丸い光の点が1つ入るだけで、黒い面が分割されて、強さが和らぎます。大きな物は黒と同じくらい目立つので、1粒か細い鎖までにしてください。
きつい × 黒が離れる|襟の形と黒の素材を変える
きつく見える人が黒のジャケットの下に明るい色を足しても、硬さは残ります。きつさは明るさの問題ではなく、形と表面の問題だからです。
ジャケットの下は、首元に曲線が入る形を選んでください。ボウタイ、丸い襟、ドレープの寄ったネックラインなどです。色は黒に近い紺かチャコールでも構いません。
黒そのものを選べるなら、艶のない起毛か、編み目の見えるニットの黒にします。平らで硬い黒は光を一方向に返して輪郭を強調しますが、起毛や編み目の黒は光を散らすので、黒の面がやわらかく見えます。
黒のコートは、首元だけ直せば足りる
黒のコートは顔から離して着られるので、直す所は首元だけです。
マフラーかストールを首に巻いて、黒い襟と顔の間をふさいでください。沈む人は灰がかった明るい色、きつい人は起毛か編み目の見える物を選びます。両方の言葉が当てはまる人は、灰がかった明るい色の起毛のマフラーで、両方を一度に直せます。マフラーの明るさの選び方はブルベ夏のマフラーの色で分けています。
コートの前を閉めて着る日は、黒が顔に近い服と同じ扱いになります。前を閉める日と開ける日で、足す物を変えてください。
全身黒の指定は、黒の種類を混ぜる
上から下まで黒を指定される場では、黒を1種類にそろえないでください。全身が同じ平らな黒だと、ブルベ夏の顔はどちらの困りごとでも強く出ます。
上半身の黒は、顔に近いので、艶のない起毛かやわらかい落ち感の黒にします。下半身の黒は、張りのある黒でも構いません。同じ黒でも表面が違うと、全身が1枚の黒い板に見えなくなり、顔だけが浮くことも、顔まで硬くなることも抑えられます。
黒の指定の中で許される範囲で、小物の金属はシルバーにそろえます。ゴールドは黒の上で温かい光を返し、ブルベ夏の肌との間に温度の差を作ります。
どちらとも取れる人|困った言葉の順で直す
沈むときもあれば、きつく見えるときもある、という人は珍しくありません。黒の素材や、その日の光によって入れ替わります。
この人は、その日の鏡で先に目が行った方を直してください。影に目が行ったら沈む側、線に目が行ったらきつい側です。
両方に目が行った日は、先にきつい側を直します。起毛の黒や丸い線を足すと、光が散るので、影も少し薄く見えます。それでも沈みが残ったら、次に灰がかった白を1枚はさみます。逆の順番で直すと、白を足したことで黒との差が広がり、きつさの方が強まることがあります。
足す物を持っていない日の、その場の直し方
足す1枚もアクセサリーも無い日でも、その場でできることがあります。
沈む人は、頬と唇の色を一段はっきりさせ、髪を顔の横に下ろします。それだけで、黒との差の中に顔の赤みが入ります。
きつい人は、髪をほどいて耳の後ろへ流し、黒の襟を指で少し外へ開きます。襟の直線が崩れ、首元に肌の面が少し増えます。
仕事で似合わない色を着る日の考え方は似合わない色を仕事で着るでも、外れる軸ごとに分けています。黒以外の指定色でも、困った言葉で足す物を決める考え方は同じです。
弔事の黒は、足せる物が限られる
弔事の黒は、明るい色を間にはさむことも、首元に飾りを足すことも難しい場です。ここでは、黒の内側だけで直します。
沈む人は、黒の中でも深い黒を選んでください。浅い黒は灰色がかって見え、ブルベ夏の顔のくすみと重なります。深い黒の方が、顔との境目がはっきりして、かえって顔が前に出ます。頬と唇は、普段より控えめにしながらも、ローズ系の色を薄く残します。血色を全部消すと、黒との差で顔色の悪さが強く出ます。
きつい人は、襟の形で直します。首元が丸く開いた形か、やわらかく寝る襟の物を選び、首に沿う直線の襟は避けてください。髪はまとめる場が多いので、低い位置で丸くまとめ、耳の後ろに少しだけ髪を残すと、横顔の線がやわらぎます。真珠の一連を着けられる場なら、それだけで黒の面が首元で切れます。
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よくある問い
- Q. ブルベ夏はどうして黒が似合わないと言われるのですか
- ブルベ夏の肌と髪は、明るさの差がやわらかく、色もやさしいのが特徴です。黒はその反対で、明るさの差が最も大きい色です。顔のすぐ横に黒が来ると、黒だけが前に出て顔が後ろに下がるか、黒の強さが顔の印象まで硬くするかのどちらかが起きます。似合わないというより、差が大きすぎるのが原因です。
- Q. 黒の制服で首元まで詰まっています。何を足せばいいですか
- 首元まで黒が来る服は、黒と顔の間に何もはさめません。沈む人は、髪を顔の横に下ろして黒と顔の間に髪の明るさを入れ、唇と頬にローズ系の色を足してください。きつく見える人は、髪をまとめず耳の後ろに流し、首元に小さな丸いパールを1粒置くと、黒の直線が切れます。
- Q. 黒のスーツの下に何を着ればいいですか
- 沈む人は、灰がかった白か淡いラベンダーのブラウスを、襟が顔の方に立つ形で着てください。純白は黒との差をさらに広げるので避けます。きつく見える人は、明るさよりも襟の形を変えます。ボウタイや丸い襟など、首元に曲線が1本入る形を選ぶと、黒のジャケットの直線がやわらぎます。
- Q. 黒のコートしか持っていません
- コートは顔から離れた位置で着られるので、首元だけ直せば十分です。マフラーかストールを、灰がかった明るい色で首に巻き、黒い襟と顔の間をふさいでください。きつく見える人は、マフラーを起毛か編み目の見える物にすると、黒の面の硬さもいっしょに崩れます。
— メグラシ編集部





