ブルベ夏のキャメルコート|髪の暗さと頬の赤みで置き方を変える

ブルベ夏でも、キャメルのコートは着られます。決めるのは髪の暗さと頬の赤みの2つです。髪が暗い人は、灰みのあるキャメルを顔の近くまで着てかまいません。髪が明るい人は、首元に灰色や淡い青の布を1枚挟んで、キャメルを顔から離してください。
頬に赤みが出やすい人は、黄みの強いキャメルを避けて、桃みに寄ったキャメルを選びます。赤みが出にくい人は、明るいキャメルでも顔がくすみにくいので、選べる幅が広がります。
どちらとも言い切れない人は、顔から襟までを指3本ぶん空けて着るところから始めてください。襟を開けるだけで、多くの人はキャメルとの境目が整います。以下、自分がどこに入るかを測るところから順に書きます。
先に結論:4通りのどこに入るかで、キャメルの置き方が決まる
ブルベ夏の肌は、青みがあって明るく、やわらかい色に合いやすいとされます。キャメルは黄みのある中くらいの明るさの色なので、肌と重なると黄みが肌に移ったように見えることがあります。ただ、その起き方は髪と頬で変わります。
| 頬の赤みが少ない | 頬の赤みが出やすい | |
|---|---|---|
| 髪が暗い | 灰みキャメルを顔の近くまで | 桃みのキャメルを顔の近くまで |
| 髪が明るい | 明るいキャメルに淡い灰を挟む | キャメルは胸から下、首に青みを置く |
表の4つのどこに入るかを決めるために、次の2つを測ります。
髪の暗さを測る:白い紙と黒い紙を顔の横に
髪の暗さは、自分の感覚より紙と比べたほうが確かです。昼間の窓際で、白いコピー用紙と黒い紙を、片方ずつこめかみの横に当てて鏡で見ます。
- 黒い紙と髪の境目がほとんど見えない → 髪が暗い側
- 黒い紙と並べて、髪が茶色く浮いて見える → 髪が明るい側
地毛のままの人の多くは暗い側に入ります。染めている人でも、暗めの茶なら暗い側に入ることがあります。根元と毛先で色が違う場合は、顔のまわり、こめかみから頬までの髪で見てください。コートの襟と並ぶのはその部分だからです。
頬の赤みを測る:夕方の写真で頬と顎を比べる
頬の赤みは、朝より夕方のほうが出ます。化粧をしたまま、夕方に窓際で正面の写真を1枚撮ってください。
写真を拡大して、頬のいちばん高いところと、顎の先の色を比べます。頬のほうがはっきり赤い、またはまだらに赤い場合は、赤みが出やすい側です。頬と顎の色がほぼ同じなら、赤みが少ない側です。
赤みが出やすい人がキャメルで困るのは、キャメルの黄みと頬の赤みが隣り合って、赤みが一段強く見えるためです。肌そのものがくすむというより、赤が目立つ、という困り方になります。
髪が暗く、頬の赤みが少ない人:灰みキャメルを顔の近くまで
この組み合わせは、ブルベ夏の中ではキャメルを着やすい側です。暗い髪がキャメルと顔の間で区切りになるので、黄みが肌に移って見えにくくなります。
選ぶのは、少し灰が混ざったように見えるキャメルです。売り場の照明の下で黄色っぽく光るものより、日陰で見て落ち着いた茶に見えるものが向きます。スタンドカラーやボタンを上まで留める形でも、顔が沈みにくい人が多いです。
中に着るニットは、灰色、淡い紺、くすんだ水色など、ブルベ夏の得意な色を選ぶと、首元で肌の青みが戻ります。
髪が暗く、頬の赤みが出やすい人:桃みに寄ったキャメル
髪の区切りはあるので、顔の近くまで着てもかまいません。気をつけるのは色味です。黄みの強いキャメルは頬の赤みを押し上げるので、ほんのり桃色が混ざったキャメルを選びます。
見分けるときは、コートの袖を手の甲に重ねてみてください。手の甲の赤みとコートがなじんで見えるなら桃み寄り、手の甲が赤く浮いて見えるなら黄み寄りです。
中に着る色は、白より、灰みのある白や淡い桜色が向きます。真っ白はキャメルとの差が大きく、その間にある頬の赤みが目立ちやすくなります。
髪が明るく、頬の赤みが少ない人:明るいキャメルに淡い灰を挟む
髪が明るいと、顔のまわりに黄みのある色が2つ並びます。髪とキャメルの境目がぼやけ、顔の輪郭が溶けたように見えるのがこの組み合わせの困り方です。
ここでは、キャメルを暗くするより、明るいキャメルを選んで全体を軽くするほうが整います。そのうえで、首元に淡い灰色のマフラーかタートルを1枚挟んで、髪とコートの間に別の色の帯を作ります。帯の幅は、顎の下から鎖骨まで見えるくらいが目安です。
髪が明るく、頬の赤みが出やすい人:キャメルは胸から下へ
この組み合わせは、黄みが髪と襟の2か所から頬に寄ってくるので、キャメルを顔の近くに置くといちばん赤みが目立ちます。
着るなら、襟を立てず、前を開けて、首元に淡い青や灰みのラベンダーを置いてください。キャメルが見えるのは胸から下になり、顔のまわりはブルベ夏の色で囲まれます。マフラーを巻くときも、キャメル系ではなく青みの側を選びます。
襟の大きいコートより、襟の小さいノーカラーや細いテーラード襟のほうが、首元の色を広く見せられます。
どちらとも取れる人の決め方
2つの測り方で、どちらとも言い切れない結果になる人は少なくありません。たとえば、髪は暗めの茶で黒い紙と並べると少し浮く、頬は夕方だけ少し赤くなる、という人です。この場合は、次の順に試してください。
1. 襟を指3本ぶん開ける。 顎の下から襟の端まで、指を3本そろえて入るくらいの隙間を作ります。この隙間に中のニットの色が見えると、キャメルと顔が直接触れなくなります。ここで顔色が落ち着くなら、髪が暗い側として扱ってかまいません。
2. 首に淡い灰色を足す。 1で足りなければ、首元に淡い灰色を足します。ここで落ち着くなら、髪が明るい側の扱いです。
3. 頬の赤みは昼と夕方の両方で見る。 昼は落ち着いていて夕方だけ赤くなる人は、コートを着る時間帯で決めます。通勤で朝と夜に着るなら、夕方の写真を基準にしてください。昼の外出が中心なら、昼の基準でかまいません。
4. 迷ったら、表の右下の扱いに寄せる。 4通りのうち、首に青みを置いてキャメルを胸から下に置く着方は、他のどの組み合わせの人がしても崩れません。決められないときの逃げ場として覚えておくと、売り場で迷う時間が減ります。
もう1つの見方として、手持ちの服で顔色がよく見えた日を思い出してください。そのとき首元にあったのが灰色や紺なら、首に色を挟む着方が合っている可能性が高いです。白や生成りだった日に顔色がよかったなら、桃みのキャメルを顔の近くまで着ても崩れにくい側です。
売り場でキャメルの黄みを見分ける3つの見方
売り場の照明は暖かい色が多く、どのキャメルも黄色っぽく見えます。次の3つで見分けてください。
- 白い紙と並べる。 白い紙の横で、紙が青く見えるほどコートが黄色いなら黄み寄りです
- 窓際か出入り口の近くで見る。 外の光で、落ち着いた茶に見えるものが灰み寄りです
- 手の甲に重ねる。 前に書いたとおり、手の甲の赤みとなじむかで桃みを見ます
同じキャメルと書かれていても、売り場ごとに色味の幅は大きいものです。名前ではなく、この3つで見てください。
襟の形で、顔との距離を変える
色だけでなく、襟の形でもキャメルと顔の距離は変わります。
| 襟の形 | 顔との距離 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スタンドカラー | 近い | 髪が暗い人 |
| テーラード襟 | 中くらい | どちらとも取れる人 |
| ノーカラー | 遠い | 髪が明るく、頬が赤らむ人 |
| フード付き | 背中側に色が寄る | 首元を別の色で埋めたい人 |
ノーカラーは首元が大きく開くので、中に着る色の面積を広く取れます。キャメルを着たいけれど顔の近くには置けない人にとって、いちばん扱いやすい形です。
すでに持っているキャメルコートを活かす
手持ちのコートが黄み寄りでも、すぐに手放す必要はありません。
- 中に着るニットを、灰色か淡い紺に替える
- マフラーを、キャメル系から灰色か淡い青に替える
- 前を開けて、中の色が縦に長く見えるように着る
- バッグや靴を灰みのある色にして、キャメルを全身の中で孤立させない
この4つのうち2つを試して、まだ頬の赤みが目立つ、または顔がくすむと感じるなら、そのコートは顔から離れた場面、たとえば車の移動が中心の日や、屋内に入ってすぐ脱ぐ日に回してください。
それでも合わないと感じたときの代わりの色
キャメルを着たかった理由によって、代わりの色は変わります。
- 温かい印象を出したい → 灰みのベージュ、ローズベージュ
- 黒や紺では重く見える → 明るい灰色、淡いネイビー
- 茶色の落ち着きが欲しい → ココアのような淡い茶
どれもキャメルより黄みが少なく、ブルベ夏の肌と重なっても赤みが目立ちにくい色です。ベージュの選び方はブルベ夏のベージュ服が黄ばんで見えるとき、暗い色の扱いはブルベ夏のチャコールグレーが重いときで、同じように測りながら書いています。
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よくある問い
- Q. ブルベ夏はキャメルのコートを避けたほうがいいですか
- 避けなくて大丈夫です。キャメルが合わないと言われるのは、黄みの強いキャメルを顎のすぐ下まで着たときに、頬の赤みが浮いたり、肌がくすんで見えたりするためです。灰みや桃みの入ったキャメルを選ぶ、首元に青みのある布を挟んで顔から離す、のどちらかで多くの人は着られます。どちらを優先するかは、髪の暗さと頬の赤みで決まります。
- Q. 髪を明るく染めています。キャメルは難しいですか
- 髪が明るいと、顔のまわりに黄みのある色が二重に重なるので、キャメルとの境目がぼやけやすくなります。難しいというより、コートを顔から離す工夫が1つ要る、と考えてください。襟を立てずに開いて着る、首に灰色か淡い青のマフラーを巻く、のどちらかで足ります。髪の色をコートに合わせて変える必要はありません。
- Q. 手持ちのキャメルコートが黄色っぽく見えます。どうすればいいですか
- まず首元に白ではなく、少し灰みのある白か淡い灰色を挟んでみてください。真っ白はキャメルの黄みを強く見せます。それでも顔がくすむなら、コートのボタンを上まで留めずに開け、中のニットの色を顔の近くに出します。中に着る色はブルベ夏の得意な、青みのある淡い色が向きます。コートそのものを買い替える前に、この2つを試す価値があります。
- Q. キャメルの代わりに着られる色はありますか
- 同じ温かい印象を出したいなら、灰みのベージュ、ローズベージュ、ココアに近い淡い茶が近い位置にあります。どれもキャメルより黄みが少ないので、頬の赤みが目立ちにくくなります。ただしキャメルを着たい理由が、黒や紺では重いからという場合は、明るい灰色や淡いネイビーのほうが目的に合うこともあります。
— メグラシ編集部





