ブルベ夏のベージュ服が黄ばんで見える|灰み・桃み・白みで選び直す

ブルベ夏のあなたが、ベージュのニットを着て顔が黄ばんで見えたなら、それはベージュが合わないからではありません。ベージュの中でも、黄みの強い色を顎のすぐ下に置いているからです。
ベージュは一色ではありません。灰色を混ぜたようなベージュ、少しピンクを含んだベージュ、白に近いベージュ、そして黄色やキャメルに寄ったベージュがあります。ブルベ夏の顔の近くで外れやすいのは、最後の黄みのベージュです。残りの3つは、選び方しだいで顔の近くにも置けます。
見分け方は、白い紙、灰色の服、自分の手の甲の3つと並べるだけです。売り場でも家でも、3秒あれば、そのベージュがどこにあるかが分かります。
この記事では、ベージュを灰み・桃み・白み・黄みの4つに分ける方法と、それぞれをどこに置くかを書きます。どちらとも取れるオートミールのような色の扱い、手持ちの黄みのベージュを着続ける置き方、リップとの合わせ方まで、秋冬のベージュを選び直す手順をまとめます。
先に結論|ベージュは白い紙と灰色の間のどこにあるかで選ぶ
ブルベ夏の人がベージュを選ぶときの手順は、次の3つです。
まず、白い紙の横にベージュを置き、紙との差が何色に見えるかを見ます。黄色に見えるか、灰色に見えるか、ピンクに見えるか。これで、そのベージュの「色み」が分かります。
次に、灰色の服の横にベージュを置き、灰色との差がどれくらいあるかを見ます。灰色に近く見えるほど、ブルベ夏の顔の近くになじみやすいベージュです。
最後に、手の甲の横にベージュを置き、肌より明るいか、同じくらいか、暗いかを見ます。肌と同じくらいの明るさのベージュは、顔と服の境目がなくなってぼやけやすく、肌より少し明るいか、はっきり暗いほうが、顔と服の区別がつきます。
この3つで、灰み・桃み・白みのベージュは顔の近くに、黄みのベージュは顔から離れた場所に置く、という振り分けができます。
黄ばんで見えるときに顔で起きていること
ベージュの服で顔が黄ばんで見えるとき、顔の上で起きていることは主に3つです。
1つ目は、肌の黄みが強調されることです。服の黄みが顔に映り込むように見え、ブルベ夏の肌がもともと持っているやわらかい青みが隠れます。とくに、口のまわりや目の下など、もともと色が少し濃い部分が黄色っぽく見えやすくなります。
2つ目は、唇の色が抜けて見えることです。黄みのベージュの横では、青みのピンクの唇が相対的に色を失って見えます。顔全体の血色が下がったように感じるのはこのためです。
3つ目は、顔と服の境目がぼやけることです。ベージュは肌の色に近い明るさを持っていることが多いので、肌と同じ明るさのベージュを首元に置くと、どこまでが顔でどこからが服かが分かりにくくなります。
この3つは、ベージュという色の問題というより、「黄み」と「肌と同じ明るさ」の2つの性質が重なったときに起きます。だから、この2つを外したベージュを選べば、ブルベ夏でも顔の近くにベージュを置けます。
白い紙に置いて3秒|黄みの強さを測る
最初に測るのは、黄みの強さです。白いコピー用紙か、スマホの画面を真っ白にしたものを用意します。
ベージュの服を、白い紙の横、または紙の上に重ねて置きます。そして、紙とベージュの差が何色に見えるかを、3秒で判断します。
紙との差が「黄色」や「オレンジ」に見えるなら、黄みのベージュです。キャメル、ハニーベージュ、サンドベージュなどの名前で売られていることが多い色です。
紙との差が「灰色」に見えるなら、灰みのベージュです。グレージュ、ストーンベージュ、トープに近い色などがここに入ります。
紙との差が「ピンク」や「藤色」に見えるなら、桃みのベージュです。ローズベージュ、ピンクベージュ、モーブベージュなどがここに入ります。
紙との差がほとんど感じられず、ごく薄い色に見えるなら、白みのベージュです。ミルクベージュ、エクリュ、オフホワイトに近いベージュなどがここに入ります。
3秒で決めるのには理由があります。目は、同じ色を長く見ていると慣れてしまい、どのベージュも同じように見えてきます。最初の印象のほうが正確なので、迷ったら最初に感じた色を採用してください。
灰色の服と並べる|灰みの量を測る
次に、灰色の服と並べます。手持ちの明るいグレーのニットやTシャツでかまいません。
ベージュと灰色を並べて、ベージュが灰色の「隣の色」に見えるか、「別の色」に見えるかを見ます。灰色の隣に見えるベージュは、灰みが多く、ブルベ夏の顔の近くになじみやすい色です。別の色に見える、つまり灰色と並べるとベージュの黄みや赤みがはっきり浮かび上がる場合は、灰みが少ないベージュです。
白い紙での判断と、灰色との比較が食い違うことがあります。たとえば、紙の横では灰色っぽく見えたのに、灰色の服と並べると黄色っぽく見える、という場合です。このときは、灰みはあるが黄みも混ざっている「どちらとも取れるベージュ」です。後の章で扱い方を書きます。
手の甲と比べる|明るさを測る
3つ目は、明るさです。ベージュの服の上に、手の甲を置きます。
ベージュが手の甲よりはっきり明るいなら、顔の近くに置くと、顔が明るく見える方向に働きます。ベージュが手の甲とほぼ同じ明るさなら、顔と服の境目がぼやけやすくなります。ベージュが手の甲よりはっきり暗いなら、顔との区別ははっきりしますが、色によっては顔のまわりが沈んで見えることがあります。
ブルベ夏の人が顔の近くに置くなら、手の甲より半段から1段明るいベージュがいちばん扱いやすい明るさです。手の甲と同じ明るさのベージュを顔の近くに置くときは、首元に白やグレーを1cm以上のぞかせて、顔と服の間に線を1本引いてください。
4つのベージュの比べ方
ここまでの3つの比べ方で分けたベージュを、どこに置くかで並べると、次のようになります。
| ベージュの種類 | 白い紙との差 | 灰色と並べたとき | 置く場所の目安 |
|---|---|---|---|
| 灰みのベージュ | 灰色に見える | 灰色の隣の色に見える | 顔の近くに置ける。いちばん外れにくい |
| 桃みのベージュ | ピンクや藤色に見える | 灰色より温かく、やわらかく見える | 顔の近くに置ける。血色がほしい日に |
| 白みのベージュ | ほとんど差がない | 灰色より明るく見える | 顔の近くに置けるが、黄みが混ざると境目になる |
| 黄みのベージュ | 黄色やオレンジに見える | はっきり別の色に見える | 顔から離して、腰から下に置く |
この表は、どのベージュが正解かを決めるためのものではありません。手に取ったベージュがどの行に入るかを決め、置く場所を決めるための軸です。
灰みのベージュ|いちばん外れにくい
灰みのベージュは、ブルベ夏の人がベージュを着るときに、最初に試してほしい色です。グレーとベージュの間にあるので、ブルベ夏の灰みを含んだ顔色と並べても、黄みが浮き上がりにくいのが特徴です。
灰みのベージュのニットやシャツは、秋冬の手持ちのグレーやネイビーとも、黒やチャコールとも合わせやすく、使い回しがききます。同じ棚の色で全身をまとめても、黄みのベージュでまとめたときほど全体が暖色に偏らず、ブルベ夏らしいやわらかさが残ります。
注意したいのは、灰みが強すぎると、顔の近くで少し冷たく、くすんで見えることです。灰みのベージュを着て顔がくすむと感じたら、明るさを半段上げるか、首元に白を少し足してください。
桃みのベージュ|血色がほしい日に
桃みのベージュは、少しピンクや藤色を含んだベージュです。ブルベ夏の顔の近くに置くと、頬や唇の血色が少し上がって見えます。
疲れて見えやすい日、照明が白っぽい職場で長く過ごす日、写真を撮る予定がある日などに、顔の近くに置くと助けになる色です。
注意したいのは、桃みが強すぎると、ベージュというより淡いピンクの服になり、甘さが出すぎることです。仕事の場面で使うなら、桃みは「言われればピンクを感じる」くらいの控えめなものを選び、ボトムスにグレーやネイビーを合わせて甘さを抑えてください。
白みのベージュ|オートミールは境目の色
白みのベージュは、白に近い明るいベージュです。ミルクベージュ、エクリュ、オートミールなどの名前で売られていることが多い色です。
白みのベージュは、明るさが高いぶん、顔の近くに置くと顔が明るく見えやすい色です。ブルベ夏の人にとっても、扱いやすい色の一つです。
ただし、白みのベージュの中には、白さの奥に黄みを含んでいるものがあります。とくにオートミールは、穀物の色をそのまま写した名前の通り、白さと一緒にわずかな黄みや茶みを含んでいることが多い、境目の色です。
オートミールを選ぶときは、白い紙との差を必ず確かめてください。紙との差が「薄い灰色」に見えるならブルベ夏の顔の近くに置けます。「薄い黄色」に見えるなら、首元に白やグレーのインナーをのぞかせて着るか、顔から離れた場所に置きます。
素材で同じベージュでも変わる|編み目・起毛・光沢
同じベージュでも、素材によって黄ばんで見えるかどうかが変わります。秋冬は素材の種類が増えるので、ここも見ておきたい点です。
毛足のある素材、たとえば起毛したニットやふんわりした編み地は、表面で光が細かく散るので、色がやわらかく見えます。黄みのベージュでも、毛足のある素材なら黄みが少し和らぎます。
光沢のある素材、たとえばなめらかなシャツ生地やサテンのようなブラウスは、光をまっすぐ返すので、色がはっきり見えます。黄みのベージュは、光沢のある素材だと黄みが強調されやすくなります。
編み目の大きなニットは、編み目の凹凸に影ができるので、実際の色より少し暗く見えます。手の甲と比べて明るさを測るときは、編み目の山の部分と谷の部分の両方を見てください。
ブルベ夏の人が、どちらとも取れるベージュを顔の近くに置くなら、光沢のある素材より、毛足のある素材を選ぶほうが外れにくくなります。
どちらとも取れるベージュをどうするか
白い紙の横では灰色っぽいのに、灰色と並べると黄色っぽい。あるいは、自然光では桃みに見えるのに、蛍光灯の下では黄みに見える。こうした「どちらとも取れるベージュ」は少なくありません。この部分がいちばん迷うところなので、決め方を厚めに書きます。
まず、そのベージュを顎の下の何cmに置くかを決めます。顎の下に手のひらを横にして当てると、その幅はおよそ8cmです。この手のひら1枚の内側にベージュが来る服、たとえばタートルネックや詰まった丸首のニットなら、どちらとも取れるベージュは避けるか、首元に別の色を足します。手のひら1枚より下にしか来ない服、たとえばVネックや深い丸首、羽織るカーディガンなら、どちらとも取れるベージュでも多くの場合問題になりません。
次に、そのベージュをいちばん長く着る場所の光で決めます。蛍光灯の下で長く過ごすなら、蛍光灯の下で黄みが出るかどうかを優先します。屋外で着ることが多いなら、窓際の自然光での見え方を優先します。夕方以降の予定で着るなら、暖かい照明の下でどう見えるかを考えます。暖かい照明の下では、どのベージュも少し黄みに寄るので、もともとどちらとも取れるベージュは、黄みのベージュとして扱うほうが安全です。
それでも決まらないなら、首元に何を足せるかで決めます。手持ちに白いシャツやグレーのタートルがあるなら、どちらとも取れるベージュのニットでも、それを1cm以上のぞかせることで、顔のすぐ下をブルベ夏の色にできます。足せるものがないなら、そのベージュは今回は見送り、灰みか桃みがはっきりしたベージュを探すほうが確実です。
最後に、もう一つの判断として、「迷ったベージュは、顔から遠い服で買う」という決め方もあります。同じ色のニットで迷ったなら、同じ色のパンツやスカートを探す。顔から遠い場所なら、どちらとも取れるベージュでも気にせず着られます。
手持ちの黄みのベージュを着続ける3つの置き方
診断を受ける前に買ったベージュの服が、黄みに寄っていることはよくあります。手放す前に、次の3つの置き方を試してください。
1つ目は、首元に白やグレーを重ねることです。黄みのベージュのニットの下に、白いシャツやグレーのタートルを着て、襟を1cm以上のぞかせます。顔のすぐ下の色が入れ替わるので、ベージュは顔から少し離れた色として見えます。
2つ目は、羽織りとして使うことです。黄みのベージュのカーディガンやシャツを前を開けて羽織り、中にブルベ夏の色のトップスを着ます。ベージュは体の両側に縦の線として残り、顔のすぐ下は中の服の色になります。
3つ目は、腰から下に回すことです。黄みのベージュのパンツやスカートなら、顔から最も遠い位置にあるので、ほとんど影響がありません。トップスをグレーやネイビー、ラベンダーにすると、ベージュの温かさが全体のやわらかさとして働きます。
この3つを試しても顔がくすんで見える場合は、黄みが強すぎて近い帯には置けない色だと考え、腰から下の役に固定してください。
ベージュの上下・ベージュのワントーン
秋冬は、ベージュの上下でまとめるワントーンの装いも増えます。ブルベ夏の人がベージュのワントーンを作るときは、次の2つに気をつけます。
1つ目は、顔に近いトップスに灰みか桃みのベージュを置き、黄みのベージュは下に置くことです。上から下へ、灰みから黄みへと色が移っていくようにすると、顔の近くはブルベ夏の色になり、全体としてはベージュのまとまりが出ます。
2つ目は、明るさの差を作ることです。上下とも同じ明るさのベージュにすると、全体がぼやけやすくなります。トップスを明るく、ボトムスを半段から1段暗くすると、顔が明るく見え、全体に奥行きが出ます。
ワントーンがぼやけると感じたら、靴やバッグにグレーやネイビーを1か所だけ入れると、全体が締まります。
リップとベージュ服の関係
ベージュの服を着る日は、リップの色も顔の印象に大きく関わります。
黄みのベージュの服の日に、ベージュに近いリップを合わせると、顔の中心まで黄みに寄り、全体がさらにぼやけます。黄みのベージュの服を着る日は、リップは青みのピンクやローズにして、顔の中心にブルベ夏の色を残してください。
灰みや桃みのベージュの服の日なら、ベージュ寄りのリップでもなじみやすくなります。ただし、服もリップもベージュだと、顔の中にはっきりした色がなくなるので、リップは少し透けるタイプや、ピンクみを含んだタイプを選ぶとよいでしょう。ブルベ夏のベージュリップの選び方は、ブルベ夏のベージュリップの記事にまとめています。
ベージュに合わせる色|ブルベ夏の手持ちとつなぐ
ベージュの服を1枚選んだら、手持ちのどの色と合わせるかで、ブルベ夏らしく見えるかどうかがさらに変わります。
灰みのベージュは、グレー、ネイビー、白、ラベンダーと合わせやすい色です。とくにグレーとは隣り合う色なので、上下で合わせると、色の境目がやわらかくつながります。ネイビーと合わせると、ベージュのやわらかさにネイビーの落ち着きが加わり、仕事の場面でも使いやすくなります。
桃みのベージュは、グレー、白、くすんだ青、ワインに近い深い赤紫と合わせやすい色です。桃みのベージュのトップスに、グレーのパンツやスカートを合わせると、顔の近くに血色を残しつつ、全体は落ち着いて見えます。
白みのベージュは、ほぼどの色とも合わせやすい色ですが、ブルベ夏の人が合わせるなら、ネイビーやチャコールのように少し深い色と組むと、白みのベージュの明るさが引き立ちます。白みのベージュと白を合わせると、全体がぼやけやすいので、どこかに深い色を1か所入れてください。
黄みのベージュを下に置く場合は、上に合わせる色がとても大切です。黄みのベージュのパンツに、グレーやネイビー、ラベンダーのトップスを合わせると、顔の近くはブルベ夏の色になり、ベージュの温かさは足元の安心感として働きます。
反対に、ブルベ夏の人が避けたいのは、黄みのベージュに、からし色やオレンジ寄りの茶のように、さらに黄みの強い色を重ねることです。全体が黄みに寄りすぎて、顔の近くに置いた色まで黄ばんで見えやすくなります。
秋の場面ごとのベージュ|通勤・休日・集まり
秋は、ベージュの服をいちばん着る季節です。場面ごとに、どのベージュをどこに置くかを決めておくと、朝に迷いません。
通勤の日は、灰みのベージュのニットやシャツを顔の近くに置き、ボトムスにグレーやネイビーを合わせるのが基本です。職場の蛍光灯の下では、黄みのベージュは黄ばみが目立ちやすく、灰みのベージュはやわらかく見えます。通勤の日に黄みのベージュを着たいなら、パンツやスカートに回してください。
休日の日は、桃みのベージュや白みのベージュを試しやすい場面です。自然光の下で過ごす時間が長いので、桃みのベージュの血色感がきれいに出ます。休日にベージュのワントーンを試すなら、トップスを白みか桃み、ボトムスを灰みか黄みにして、上から下へ明るさを少しずつ落としていくと、まとまりが出ます。
夕方以降の集まりや外食の日は、暖かい色の照明の下で過ごすことが多くなります。暖かい照明の下では、どのベージュも少し黄みに寄って見えるので、顔の近くには灰みか桃みのはっきりしたベージュを置き、白みのベージュや、どちらとも取れるベージュは避けておくと安全です。首元にパールのような白い光を返すアクセサリーを1つ足すと、照明の黄みが顔に映り込むのを和らげてくれます。
写真に撮ると黄ばんで見えるとき
鏡で見たときは大丈夫だったのに、写真に撮ると顔が黄ばんで見える。ベージュの服でよく起きることです。
写真で黄ばんで見えるのは、カメラが画面全体の色を自動で調整するからです。画面の中にベージュの面積が大きいと、カメラはそれを基準に色を整えようとして、顔の色まで黄みに引っ張られることがあります。
これを防ぐには、写真に写る範囲で、ベージュの面積を減らすことです。上半身だけを撮る写真なら、ベージュのニットの首元に白やグレーをのぞかせる、ベージュのカーディガンを羽織って中にグレーを着る、といった工夫で、画面の中のベージュの割合を下げられます。
また、写真を撮る予定がある日は、灰みのベージュより、少し桃みのあるベージュを顔の近くに置くと、写真でも血色が残りやすくなります。白い壁や窓の近くで撮ると、カメラの色の基準が白に寄るので、ベージュの黄みに引っ張られにくくなります。
髪の色とベージュ
ベージュの服が顔の近くでどう見えるかには、髪の色も関わります。顔のまわりには、服の色と髪の色の両方があるからです。
髪が暗い色、たとえば黒に近い色の人は、ベージュの服を着ると、髪と服の明るさの差が大きくなり、顔のまわりにはっきりしたコントラストができます。この場合、白みのベージュより、灰みや桃みで少し深さのあるベージュのほうが、髪との差が和らいで、顔のまわりがまとまります。
髪が明るい色の人は、ベージュの服と髪の明るさが近づくので、顔のまわりがやわらかくつながります。ただし、髪も服も明るいと、全体がぼやけやすくなるので、首元やボトムスに深い色を1か所入れてください。
髪に黄みやオレンジみのある色を入れている人は、黄みのベージュを顔の近くに置くと、髪・服・顔の3つが同じ方向の黄みに寄り、全体が黄ばんで見えやすくなります。この場合は、灰みのベージュを選ぶか、首元にグレーを挟んで、髪と服の間に黄みの切れ目を作ってください。
小物のベージュ|バッグ・靴・手袋
服のベージュで迷う人も、小物のベージュはもっと気楽に選んでかまいません。小物は顔から離れた場所にあり、面積も小さいので、黄みのベージュでも顔色への影響はほとんどないからです。
バッグや靴のベージュは、全身の色をつなぐ役として使えます。たとえば、グレーのトップスとネイビーのパンツのように、ブルベ夏の色だけでまとめた装いに、黄みのベージュのバッグを1つ足すと、全体に秋らしい温かさが加わります。顔の近くにはブルベ夏の色を置き、温かさは小物で足す。この分け方なら、黄みのベージュが好きな人も、秋の装いに取り入れやすくなります。
例外は、顔の近くに来る小物です。帽子、イヤーマフ、首元のストールのように、顎の下や顔の横に来る小物は、服と同じように近い帯の色として選んでください。ベージュの帽子をかぶるなら、灰みか桃みのベージュのほうが、顔の上半分がくすみにくくなります。
手袋は、顔からは遠いのですが、写真を撮るときや、顔の近くで手を動かす場面では目に入ります。黄みのベージュの手袋でも問題はありませんが、手の甲の色と並べて、肌より明るいか暗いかがはっきりしているものを選ぶと、手元がすっきり見えます。
手放すか残すかの線引き
手持ちのベージュが多い人は、どれを残し、どれを手放すかで迷うことがあります。手放す前に、次の順番で線を引いてください。
まず、白い紙の横に置いて、黄・灰・桃・白のどれに見えるかで分けます。灰・桃・白に見えたものは、顔の近くにも置けるので残します。
次に、黄に見えたものを、トップスとボトムスに分けます。ボトムスは顔から遠いので、そのまま残します。トップスは、首元に白やグレーを重ねて着られる形か、羽織りとして使える形かを見ます。重ねられる形なら残し、詰まった首元で重ねにくい形なら、手放す候補にします。
最後に、手放す候補にしたものを、この半年で何回着たかで見ます。黄ばんで見えると分かっていても、着心地がよくてよく着ているなら、部屋着や近所への外出用として残してもかまいません。ほとんど着ていないなら、そのベージュは顔の近くにも、ほかの役にも回せていないということなので、手放しても困ることは少ないはずです。
ベージュのコート・羽織りは別に考える
ここまでは、ニットやシャツのように顔のすぐ下に来る服を中心に書いてきました。コートやジャケットのような羽織りのベージュは、少し考え方が変わります。
羽織りのベージュは、襟の形によって顔との距離が変わります。首元が大きく開くテーラードやノーカラーの形なら、ベージュは顔から少し離れた位置に来るので、どちらとも取れるベージュでも、中に着る服で首元を整えれば着られます。襟を立てて着る形や、フードのある形なら、ベージュが顔のすぐ近くまで来るので、灰みか桃みのはっきりしたベージュを選んでください。
羽織りのベージュは面積が大きいので、全身の印象を左右します。黄みのベージュのロングコートを着ると、全身が暖かい色に寄ります。ブルベ夏の人が黄みのベージュのコートを着るなら、中の服と小物をグレー、ネイビー、白でまとめて、全身の中の黄みの割合を下げてください。
売り場で選び直す手順
最後に、売り場でベージュを選び直すときの手順を、順番にまとめます。
- 白い紙かスマホの白い画面を持っていく。売り場の照明に左右されずに色みを確かめるためです。
- 手に取ったベージュを白の横に置き、3秒で「黄・灰・桃・白」のどれに見えるかを決める。
- 黄に見えたら、トップスなら候補から外し、ボトムスなら候補に残す。
- 灰・桃・白に見えたら、手の甲と比べて、肌より半段から1段明るいかを確かめる。
- 首元の形を見て、手のひら1枚の内側にベージュが来るかを確かめる。来るなら、どちらとも取れる色は避ける。
- 窓際か入口付近の自然光で、もう一度だけ見る。
この6つを、1着あたり30秒ほどで済ませると、売り場で迷い続けることがなくなります。迷ったまま買うより、一度売り場を離れて、手持ちの服と並べてから決めるほうが、結果として長く着られるベージュに出会えます。
秋冬のコートの色で迷っている場合は、同じ考え方でブルベ夏のコートの色の記事も参考にしてください。
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よくある問い
- Q. ブルベ夏はベージュを着ないほうがいいですか
- 着ないほうがいいわけではありません。ベージュの中には、灰色を混ぜたようなグレージュ、少しピンクを含んだローズベージュ、白に近いミルクのようなベージュがあり、これらはブルベ夏の顔の近くにも置けます。避けたいのは、キャメルに近い黄みの強いベージュを顎のすぐ下に置くことだけです。黄みのベージュも、パンツやスカートのように顔から離れた場所なら着られます。
- Q. ベージュの黄みは、どうやって見分ければいいですか
- 白い紙かスマホの白い画面の横にベージュを置いて、3秒見てください。紙との差が黄色っぽく見えるなら黄みのベージュ、灰色っぽく見えるなら灰みのベージュ、ピンクっぽく見えるなら桃みのベージュです。最初の3秒で感じた印象を採用し、長く見つめて考え直さないのがこつです。目が慣れると、どのベージュも同じように見えてきます。
- Q. オートミール色のニットは、ブルベ夏に合いますか
- オートミールは、白みが強いぶんブルベ夏にも寄せやすい一方で、黄みも含んでいる境目の色です。白い紙と並べて、紙との差が黄色より『薄い灰色』に見えるならブルベ夏の近い帯に置けます。黄色に見えるなら、首元にグレーや白のインナーを1cm以上のぞかせて、顔のすぐ下の色を入れ替えてください。表面に毛足がある編み地なら、光がやわらかく散って黄みが目立ちにくくなります。
- Q. 手持ちのベージュのニットが黄ばんで見えます。手放すべきですか
- 手放す前に、置く場所を変えてみてください。首元に白やグレーのシャツ襟やタートルを重ねる、カーディガンとして羽織って中の服を顔の近くに出す、ボトムスやコートの中の遠い位置に回す、の3つがあります。それでも顔がくすむなら、黄みが強すぎて近い帯には置けない色ということなので、腰から下の役に回すと長く使えます。
— メグラシ編集部





