パステルカラーが似合わない|ぼやける・幼い・寒々しいの直し方

パステルカラーを着て似合わないと感じたら、起きているのは4つのうちどれかです。顔がぼやける、幼く見える、寒々しい、顔だけ浮く。
どれが起きているかは、髪の横に服を当てて明るさの段を数え、白い紙の上で縁の色を見れば分かります。明るさの差が小さいとぼやけ、大きすぎると顔だけ浮きます。澄んだ淡い色か、灰みのある淡い色かでも、顔の上での働きが変わります。
秋冬の売り場には、淡いピンクや水色、ラベンダーのニットやコートが増えています。春に着るのと同じつもりで選ぶと、季節の暗さと重なって、寒々しさや幼さが強く出やすくなります。この記事は、秋冬に淡い色を着たときの失敗を4つに分けて、1つずつ直すための手順です。
結論:パステルの失敗は4つ。原因も4つ
| 鏡で感じること | ずれているもの | まず試す直し方 |
|---|---|---|
| 顔も服もぼやける | 髪・肌との明るさの差が小さい | 濃い色を1か所足す |
| 幼く見える | 素材と形が甘い | なめらかな素材と直線的な形へ |
| 寒々しい | 季節と素材の厚みが合っていない | 起毛の素材、暖かい濃い色を隣に |
| 顔だけ浮く | 明るさの差が大きすぎる | 顔から離す、中くらいの色を挟む |
| 顔色がくすむ・黄ばむ | 寄りや澄み方がずれている | 寄りの合う淡い色へ替える |
**淡い色は、ずれが1つだけなら着たまま直せることが多い色です。**2つ以上重なっているときだけ、顔の下から外すことを考えてください。
3秒の見分け|どこを見るか
鏡から1m離れ、淡い色の服を顎の下に当てて、顔のどこに変化が出るかを見ます。
| 見る場所 | 起きていること | ずれ |
|---|---|---|
| 顎の線 | 服との境目が消える | 明るさの差が小さい |
| 全身 | 服と髪と肌がひと続きに見える | 明るさの差が小さい |
| 顔の輪郭 | 顔だけがくっきり浮いて見える | 明るさの差が大きい |
| 頬 | 黄色っぽくなる | 寄り(黄み側) |
| 唇 | 赤みが引いて青白い | 寄り(青み側) |
| 目の下 | 灰色っぽい影が出る | 灰みが多い |
| 全身の雰囲気 | 年齢より若く、甘く見える | 素材と形 |
比べる相手には、ふだん着ている白いTシャツか、似合うとわかっている中くらいの明るさの服を使ってください。淡い色と白を比べると差が小さすぎて、変化が見えにくいことがあります。
パステルが失敗しやすい理由|明るくて、色みが弱い
パステルは、色に白をたくさん混ぜて、明るく、やわらかくした色です。明るさが高いこと、色みが弱いこと。この2つの性質が、似合うときはやさしさに、ずれたときはぼやけや浮きに出ます。
明るさが高い色は、顔や髪との差で見え方が大きく動きます。明るい肌と明るい髪の人が着ると、全身が同じ明るさにそろってぼやけます。深い肌や暗い髪の人が着ると、服だけが白っぽく浮きます。
色みが弱いと、服の色より、素材や形の印象が前に出ます。同じ淡いピンクでも、ふわふわした素材だと甘く、なめらかな素材だと落ち着いて見えます。淡い色の「幼さ」は、実は色より素材から来ていることが多いのです。
秋冬にパステルがずれやすい理由
春に似合っていた淡い色が、秋冬には似合わないと感じる。これは顔が変わったのではなく、まわりの条件が変わったからです。
| 秋冬に変わること | 淡い色に起きること |
|---|---|
| 光が弱く、黄みを帯びる | 青み寄りの淡い色が灰色っぽく沈む |
| まわりの人の服が暗くなる | 淡い色だけが目立ち、浮いて見える |
| 景色が茶色や灰色になる | 淡い色の軽さが季節から外れる |
| 重ねる服が厚くなる | 薄手の淡い色が頼りなく見える |
| 肌の日焼けが抜ける | 肌と淡い色の差が小さくなり、ぼやける |
| 髪を暗く戻す人が増える | 髪と淡い色の差が大きくなり、浮く |
秋冬に淡い色を着るなら、色そのものより、素材の厚みと隣に置く色を先に決めてください。色が同じでも、この2つで季節の中に収まるかどうかが変わります。
春に似合っていた淡い色の服がある人は、それを秋冬にそのまま着て確かめるのがいちばん早い方法です。春と同じ組み合わせで違和感があるなら、季節の条件のほうがずれています。上に起毛のカーディガンを重ねる、下を濃い色に替える、のどちらかで違和感が消えれば、その淡い色は秋冬にも使える1枚です。
まず測る①|髪との明るさの差
ぼやけるか浮くかは、髪との明るさの差でおおよそ決まります。鏡の前で、髪の横に服を持っていき、明るさの段を数えてください。
| 髪と淡い色の明るさの差 | 起きやすいこと | どうするか |
|---|---|---|
| 1段以内 | 顔と服がひと続きにぼやける | 濃い色を1か所足す |
| 2〜3段 | やわらかくまとまる | そのまま顔の下に置ける |
| 4段 | くっきりするが、少し浮く | 首元に中くらいの色を挟む |
| 5段以上 | 服だけが白っぽく浮く | 顔から離して使う |
段の数え方は、白を最も明るく、黒を最も暗くして、その間を7段くらいに分けるつもりで見てください。明るい茶色の髪は明るいほうから3段目あたり、黒に近い髪は6〜7段目あたりです。淡い色は1〜2段目に入ります。
明るい髪の人は差が小さくなってぼやけやすく、暗い髪の人は差が大きくなって浮きやすい。同じ淡い色でも、髪色によって失敗の向きが逆になります。
髪色別|明るい髪と暗い髪で、直す向きが逆になる
髪色で失敗の向きが逆になるので、直し方も逆になります。自分の髪色の行だけを見てください。
| 髪色 | 淡い色で起きやすいこと | 直す向き |
|---|---|---|
| 明るい茶・金に近い色 | 顔と服と髪がひと続きにぼやける | 濃い色を足して差を広げる |
| 中くらいの茶 | いちばん失敗が少ない | 寄りと素材だけを見る |
| 暗い茶 | 淡い色が少し浮く | 首元に中くらいの色を挟む |
| 黒に近い色 | 服だけが白っぽく光る | 淡い色を顔から離す |
| 白髪が多く混ざる | 淡い色と髪がなじみ、ぼやけやすい | 口元と足元をはっきりさせる |
秋になって髪を暗く戻した人は、春に似合っていた淡い色が急に浮くように感じることがあります。服が変わったのではなく、髪との差が広がったためです。その場合は、同じ淡い色でも、首元に中くらいの明るさの色を挟むだけで、差がなだらかにつながります。
白髪が多く混ざる髪の人は、髪自体が明るく淡い色に近づいているので、淡い色の服と重なってぼやけやすくなります。淡い色は、髪と離れた腰から下で使うか、リップや靴にはっきりした色を置いて、全身に焦点をつくってください。
まず測る②|澄んだ淡い色か、灰みのある淡い色か
淡い色には、澄んだものと、灰色を少し含んだものがあります。同じピンクや水色でも、この違いで似合う人が分かれます。
| 見え方 | 種類 | 向きやすい人 |
|---|---|---|
| 光を通したように明るく澄んでいる | 澄んだ淡い色 | 澄んだ色が得意な人(イエベ春・ブルベ冬の一部) |
| 霧がかかったようにやわらかい | 灰みのある淡い色 | やわらかい色が得意な人(ブルベ夏) |
| 少し粉っぽく乾いて見える | 灰みが多い淡い色 | ブルベ夏の中でも穏やかな側 |
| 黄みを含んでクリームがかる | 黄み寄りの淡い色 | イエベ春 |
見分けるには、同じくらいの明るさの白と並べてください。並べたときに、淡い色のほうが「きれいに色がついた白」に見えれば澄んだもの、「くすんだ白」に見えれば灰みのあるものです。
澄んだ淡い色が得意な人が灰みのある淡い色を着ると、顔が灰色に沈みます。灰みのある淡い色が得意な人が澄んだ淡い色を着ると、服だけが明るく光って見えます。
秋冬の売り場に並ぶ淡い色は、灰みを含んだものが多くなります。季節に合わせて、落ち着いた色に寄せて作られているからです。澄んだ淡い色が得意な人が「春に似合った淡い色を秋にも」と思って選ぶと、灰みの分だけ外れることがあります。白と並べて、くすんだ白に見えるものは、顔の近くでは慎重に扱ってください。
まず測る③|寄りは白い紙の縁で見る
淡い色は色みが弱いぶん、寄りが分かりにくい色です。白いコピー用紙の上に置いて、紙との境目の縁で見てください。
| 淡い色 | 黄み寄りの縁 | 青み寄りの縁 |
|---|---|---|
| ピンク | サーモンやピーチがかる | ラベンダーやローズがかる |
| 水色 | ほんのり緑がかる | 紫がかる |
| ラベンダー | 赤みがかる | 青みがかる |
| ミント | 黄緑がかる | 青緑がかる |
| イエロー | クリームがかる | レモンのように緑がかる |
| ベージュ系の淡い色 | 砂や黄土に近い | 灰やピンクに近い |
黄み寄りはイエベの人の顔に、青み寄りはブルベの人の顔になじみやすい向きです。寄りが逆だと、頬が黄ばんだり、唇の赤みが引いたりします。
1枚だけだと縁が見分けにくいときは、同じ系統の淡い色を2枚並べてください。淡いピンクが2枚あれば、どちらかが黄みに、どちらかが青みに寄って見えるはずです。並べて差が見えたら、それぞれを顎の下に当てて、頬の色の変化を比べます。淡い色は1枚で見ると寄りが分からなくても、2枚並べると急にはっきりすることがよくあります。
失敗①ぼやける|明るさの差を1か所足す
顔色は悪くないのに、全身がぼんやりして、どこを見ればいいか分からない。これは、淡い色と髪・肌の明るさが近く、輪郭が消えているときです。
| 足すもの | 足す場所 | 効き方 |
|---|---|---|
| 濃い色のボトムス | 腰から下 | 全身に上下の区切りができる |
| 濃い色のベルト | 腰 | 上下の境目がはっきりする |
| 小さな金か銀のアクセサリー | 耳か鎖骨の上 | 顔の近くに強い点ができる |
| 濃い色のバッグ | 手元 | 面の中に区切りができる |
| はっきりした色のリップ | 口元 | 顔の中に焦点ができる |
| 濃い色の靴 | 足元 | 全身の端が締まる |
全部を足す必要はありません。1か所で十分です。いちばん手軽なのは、ボトムスを濃い色にすることです。秋冬なら、こげ茶、チャコール、紺のどれかにすると、季節にもなじみます。
明るい髪の人は、淡い色の服を着る日だけでも、リップをはっきりした色にすると、顔の中に焦点が戻ります。
失敗②幼い|素材と形で落ち着きを足す
淡い色を着ると幼く見えるときは、色ではなく、素材と形の甘さが重なっていることが多いです。
| 幼く見える組み合わせ | 落ち着く組み合わせ |
|---|---|
| ふわふわした長い毛足のニット | 目の詰んだなめらかなニット |
| 丸い襟・フリル・リボン | シャツ襟・Vネック・直線的な襟 |
| 丈の短いふくらんだ形 | 腰が隠れる長さのまっすぐな形 |
| 淡い色どうしの上下 | 淡い色と濃い色の上下 |
| 丸いボタン・大きな飾り | 小さなボタン・飾りなし |
| 白いスニーカー | 革の靴やブーツ |
淡い色の甘さは、形がきちんとしているほど落ち着きます。淡いピンクのカーディガンでも、襟のあるシャツを中に着て、濃い色のパンツを合わせれば、仕事の日にも着られます。
甘さを残したい日は、素材か形のどちらか1つだけを甘くしてください。ふわふわしたニットなら形は直線的に、丸い襟なら素材はなめらかに。甘さが1か所なら、幼さではなくやさしさとして見えます。
足元も幼さを左右します。淡い色の服に、白や淡い色の靴を合わせると、全身が軽くなって幼く見えやすくなります。こげ茶や黒の革の靴、ブーツにすると、全身の重心が下がって落ち着きます。秋冬は足元に重さを足しやすい季節なので、淡い色の日ほど靴を濃くしてください。
失敗③寒々しい|厚みと暖かい色を隣に
秋冬に淡い色を着て、寒そう、季節外れに見えると感じるときは、素材の薄さと、まわりの色とのちぐはぐが重なっています。
| 寒々しく見える組み合わせ | 季節に収まる組み合わせ |
|---|---|
| 薄手のとろみ素材 | 起毛したニット・ウール |
| 淡い色に白を合わせる | 淡い色にこげ茶やキャメルを合わせる |
| 淡い色に灰色を合わせる | 淡い色にボルドーや深緑を合わせる |
| 素足やうすい靴下 | 厚手のタイツ・ブーツ |
| 青み寄りの淡い色だけでまとめる | 暖かみのある濃い色を1つ入れる |
いちばん効くのは、表面に厚みのある素材に替えることです。同じ淡い水色でも、薄手のブラウスは寒々しく、起毛したニットはやわらかく暖かく見えます。
暖かい濃い色を隣に置くのも効きます。淡いピンクのニットにこげ茶のスカート、淡い水色のニットにキャメルのコート。濃い暖色が隣にあると、淡い色が秋冬の景色の中に収まります。
失敗④顔だけ浮く|中くらいの色を挟む
淡い色を着ると、顔だけが浮いて見える。あるいは、服だけが白っぽく光って見える。これは、髪や肌と淡い色の明るさの差が大きすぎるときです。暗い髪や、深みのある肌の人に起きやすい失敗です。
直し方は、淡い色と顔の間に、中くらいの明るさの色を挟むことです。淡い色のニットの上に、中くらいの明るさのカーディガンを羽織る。首元に、少し深い色のスカーフを巻く。明るさの段が途中でつながると、顔と服の差がなめらかになります。
もう1つは、顔から離して使うことです。淡い色のスカートやパンツなら、顔から遠いので浮きにくくなります。上に淡い色を着たいときは、Vネックや前開きで、顔から15cm以上離してください。
顔だけ浮く失敗は、写真に撮ったときにいっそう強く出ます。写真では、明るい服が光を多く返して白く飛び、顔の色との差が実際より大きく写るからです。人と写真を撮る予定がある日は、淡い色の上に中くらいの明るさの羽織りを1枚重ねておくと、写真の中でも顔と服がつながります。
色別|扱いやすい淡い色、難しい淡い色
同じパステルでも、色によって扱いやすさが違います。
| 色 | 扱いやすさ | 起きやすい失敗 |
|---|---|---|
| 灰みのあるピンク | 扱いやすい | 甘い素材と重なると幼い |
| ピーチ・淡いサーモン | 扱いやすい | 青み寄りの肌では黄ばむ |
| ラベンダー | 扱いやすい | 黄み寄りの肌では青白い |
| 水色 | ふつう | 秋冬は寒々しく見えやすい |
| 淡いベージュピンク | 扱いやすい | 明るい髪ではぼやける |
| ミントグリーン | 難しい | 寄りが少しずれると顔色が悪い |
| レモンイエロー | 難しい | 顔が黄ばむ、または浮く |
| 淡いグレー寄りの水色 | ふつう | 澄んだ色が得意な人は沈む |
扱いやすい色は、顔の赤みと近い色です。ピンクやピーチは、頬や唇の色と同じ仲間なので、寄りが少しずれても顔とつながります。ミントやイエローは、顔の赤みから遠い色なので、わずかなずれが顔色に出ます。初めて淡い色を選ぶなら、灰みのあるピンクかラベンダーから始めてください。
イエベ春|澄んだ黄み寄りの淡い色
イエベ春の人は、淡い色がもともと得意なタイプです。澄んでいて、黄み寄りの淡い色、たとえばピーチやクリームがかったイエロー、淡いサーモンが顔になじみます。
失敗しやすいのは、灰みの多い淡い色です。秋冬の売り場に並ぶ、くすんだ淡いピンクや、灰色がかった水色は、澄んだ顔を灰色に沈ませます。
秋冬に着るなら、キャメルや明るい茶色と組み合わせてください。黄み寄りの淡い色と暖かい茶色は同じ仲間なので、季節の中で自然にまとまります。
ブルベ夏|灰みのある青み寄りの淡い色
ブルベ夏の人にとって、灰みを含んだ淡い色は本命に近い色です。ラベンダー、灰みのあるピンク、淡いグレー寄りの水色が、肌のやわらかさとなじみます。
失敗しやすいのは、黄み寄りの淡い色と、澄みすぎた淡い色です。ピーチやクリームイエローは頬を黄ばませ、澄んだ明るいミントは服だけを光らせます。
秋冬に着るなら、チャコールや紺、ローズブラウンと組み合わせると、寒々しくならずに落ち着きます。明るい髪にしている人は、ぼやけやすくなるので、濃い色を1か所入れてください。
イエベ秋|淡い色は顔から離して、深い色と組む
イエベ秋の人は、淡い色が得意ではないタイプです。明るく軽い色は、深みのある顔立ちに対して軽すぎて、顔だけが浮いたり、ぼやけたりしやすくなります。
使うなら、黄み寄りで、少しだけ深さのある淡い色を選んでください。淡いベージュピンク、淡いピーチ、生成りに近いクリーム。純粋なパステルより、少し土の色が混ざったものが顔になじみます。
顔の下に置くときは、こげ茶やキャメル、深緑で挟んでください。淡い色のニットの上に、こげ茶のジャケットを羽織ると、淡い色が小さな面になって、顔とのつながりが保てます。
イエベ秋の人が淡い色を楽しむなら、服より小物から入るのも1つの方法です。淡いピーチのハンカチを手元に、淡いクリームのバッグを腰の横に。顔から離れた小さな面なら、淡い色の軽さだけを足せます。
ブルベ冬|ごく淡い氷のような色なら使える
ブルベ冬の人は、中くらいの淡さの色が苦手なタイプです。ただし、白に近いほど淡い、氷のような色なら使えることがあります。ほんのり青みがかった白、ほんのりピンクがかった白といった色です。
失敗しやすいのは、灰みのある中くらいの淡い色です。灰みのあるピンクや、くすんだ水色は、はっきりした顔立ちと張り合えず、顔を沈ませます。
使うときは、黒や濃い紺で挟んで、明暗の差を大きくしてください。白に近い淡い色のニットに黒のパンツを合わせると、ブルベ冬らしいはっきりした印象の中に、淡い色が入ります。
氷のような淡い色かどうかは、真っ白と並べて見分けます。並べたときに、ほとんど白と区別がつかず、角度を変えるとかすかに色が見える程度なら、ブルベ冬が顔の下に置ける淡さです。白と並べてはっきり色が分かるものは、ブルベ冬にとっては中くらいの淡さなので、顔から離して使ってください。
素材で変わる淡い色
淡い色は色みが弱いので、素材の影響をとても強く受けます。
| 素材 | 淡い色の見え方 | 向く失敗の直し |
|---|---|---|
| 起毛したニット・モヘア | やわらかく暖かい | 寒々しい |
| 目の詰んだなめらかなニット | 落ち着いて大人っぽい | 幼い |
| つやのあるサテン | 明るく光る | ぼやける(ただし浮きやすい) |
| 乾いた織りの綿・麻 | 粉っぽく軽い | 秋冬は避ける |
| ウールのコート地 | 重さが出て季節に合う | 寒々しい |
| ざっくりした編み地 | 陰影が出て面がぼやけない | ぼやける |
| ふわふわの長い毛足 | 甘く幼い | 甘さを出したい日だけ |
秋冬の淡い色は、目の詰んだなめらかなニットか、起毛したニットから選ぶと失敗が少なくなります。乾いた薄手の生地は、春夏には軽やかでも、秋冬には寒々しさの原因になります。
合わせる色で直す
淡い色は、隣に置く色で見え方が大きく変わります。
| 淡い色 | 合わせて落ち着く色 | 合わせてずれる色 |
|---|---|---|
| ピンク | こげ茶・チャコール・紺 | 同じ明るさのベージュ |
| 水色 | キャメル・こげ茶・紺 | 白・薄い灰色 |
| ラベンダー | チャコール・灰みのある茶 | 黄み寄りのベージュ |
| ミント | こげ茶・生成り | 淡いピンク |
| イエロー | 紺・キャメル | 白 |
| ピーチ | 茶・深緑 | 灰色 |
ずれる色の多くは、淡い色と同じくらいの明るさの色です。淡い色どうし、あるいは淡い色と白を合わせると、全身がひと続きになってぼやけます。合わせる色は、2段以上暗い色にしてください。
秋冬に合わせやすいのは、こげ茶と紺とチャコールの3色です。どれも淡い色より十分に暗く、季節の景色にもなじみます。黒も暗さは十分ですが、淡い色との差が大きすぎて、淡い色だけが白く浮いて見えることがあります。黒を合わせるなら、淡い色の面積を小さくするか、黒の素材を起毛にしてやわらげてください。
面積と距離|どこまで顔の下に置けるか
| 淡い色を置く場所 | 失敗の出方 | 目安 |
|---|---|---|
| 顎のすぐ下(タートルネック・マフラー) | 4つの失敗がいちばん強く出る | 明るさ・寄り・澄み方が全部合うものだけ |
| 首元から胸(クルーネック) | 顔の下の面として働く | 明るさの差が2〜3段なら置ける |
| 顔から15cm以上(Vネック・前開き) | 失敗がやわらぐ | 多少ずれても置ける |
| 腰から下(スカート・パンツ) | 顔の判定の外 | どの淡い色でも使える |
冬のニット・マフラー・コートで、淡い色を顎から何cmに置くかはパステルカラーが似合わない人の冬|ニット・マフラー・コートで置く高さで細かく分けています。
淡い色が苦手だと感じる人も、腰から下なら使えます。淡い色のスカートやパンツに、濃い色のトップスを合わせれば、顔の近くは得意な色のままで、全身に淡い色の軽さを足せます。
秋冬のアイテム別|失敗しやすい場所
| アイテム | 失敗しやすいこと | 失敗しない着方 |
|---|---|---|
| 淡い色のタートルネック | 顔のすぐ下でずれが強く出る | 寄りと明るさを確かめてから |
| 淡い色のカーディガン | 前を閉めると幼く見える | 前を開けて、中を濃い色に |
| 淡い色のコート | 全身が軽く、寒々しい | 下を濃い色に、ブーツを合わせる |
| 淡い色のマフラー | 顔の真下に大きな面ができる | いちばん厳しく選ぶ |
| 淡い色のスカート | ほとんど失敗しない | 上を得意な色に |
| 淡い色のニット帽 | 顔の上で浮く | 髪との差が2〜3段のものを |
淡い色のコートは、面積が大きいぶん、寒々しさが出やすいアイテムです。下を濃い色のスカートやパンツ、足元をブーツにすると、全身に重さが加わって季節に合います。淡い色の服の着方は水色ニットコーデ|淡い色は、2メートル離れて境目が読めるかで決まるにも例があります。
メイクで直す
服を替えられない日は、顔の側で直せます。
| 失敗 | リップ | チーク |
|---|---|---|
| ぼやける | はっきりした色を1本 | 控えめにして口元を主役に |
| 幼い | 深みのある色 | 頬の高い位置に細く |
| 寒々しい | 暖かみのある色 | コーラルやピーチを頬の中央に |
| 顔だけ浮く | 服と同じくらい淡い色 | ごく薄く |
淡い色を着た日にリップまで淡くすると、顔の中の色がすべてやわらかくなり、ぼやける失敗が強まります。服が淡い日は、口元か目元のどちらか1か所をはっきりさせてください。
どちらとも取れるとき①|淡い色は好きなのに、似合わないと言われる
淡い色が好きで着たいのに、人から「似合わない」と言われる。あるいは、自分でも鏡で違和感がある。
淡い色をあきらめる前に、顔からの距離を変えてみてください。好きな淡い色をスカートやパンツ、バッグに回し、顔の近くは得意な色にする。これで、淡い色を身につける日を減らさずに、顔の違和感だけを消せます。
それでも上に着たいなら、4つの失敗のどれが起きているかを先に見てください。ぼやけるなら濃い色を1か所、幼いなら素材を替える、寒々しいなら暖かい色を隣に。どれか1つを直せば着られる淡い色は、意外と多いものです。
どちらとも取れるとき②|ピンクは平気で、水色はだめ
同じパステルなのに、ピンクは似合って水色は似合わない。これは寄りの違いで起きやすい食い違いです。
ピンクは、黄み寄りのものでも青み寄りのものでも、顔の赤みと仲間なので、ずれが顔に出にくい色です。水色は顔の赤みから離れているので、寄りや澄み方が少しずれるだけで、顔色が悪く見えます。
水色を着たいなら、白い紙の縁で寄りを見て、自分の寄りに合うものを選んでください。イエベの人は、ほんのり緑がかった水色、ブルベの人は、ほんのり紫がかった水色が顔になじみやすくなります。
どちらとも取れるとき③|室内では似合い、外では寒々しい
家の鏡ではよかったのに、外に出ると寒々しい。これは、光と景色の違いから起きます。
室内の暖かい照明の下では、淡い色が少し黄みを帯びて、やわらかく見えます。外の秋冬の光は弱く、景色も茶色や灰色になるので、淡い色だけが冷たく浮きます。
外で着る日は、室内の鏡ではなく、玄関先や窓際の外の光で最後に確かめてください。寒々しく見えたら、濃い暖色のストールか、ブーツを足すだけで、外の景色の中に収まりやすくなります。
売り場で外さないための確かめ方
| 確かめること | 売り場ですること | 見送る目安 |
|---|---|---|
| 明るさ | 髪の横に持っていく | 差が1段以内か5段以上 |
| 澄み方 | 近くの白い服と並べる | 得意な澄み方と逆 |
| 寄り | タグの白い台紙の横で縁を見る | 自分と逆の寄り |
| 素材 | 表面をなでる | 秋冬に乾いた薄手 |
| 形 | 襟と飾りを見る | 甘い素材と甘い形が重なる |
| 光 | 窓際か外の光で見直す | 外の光で急に冷たく見える |
売り場の照明は明るく黄みを帯びていることが多く、淡い色は実際よりも暖かく、やわらかく見えます。家に帰って外の光で見ると、思ったより冷たい、寒々しいと感じるのはそのためです。窓際が近くにない売り場なら、手持ちの濃い色の服やバッグの横に淡い色を置いて、明るさの差だけでも確かめてください。
通販で買うときは、商品写真の背景を見てください。明るい室内で撮られた写真は、淡い色がやわらかく暖かく写ります。届いたら、タグを切る前に外の光で髪の横に当てて、明るさの差を数えてから決めると、手元に来てからの失敗が減ります。
買い足す前に|手持ちの淡い色を分ける
淡い色の服がすでに何枚かあるなら、買い足す前に手持ちを分けておくと、次に選ぶ1枚がはっきりします。
| 入れる場所 | 入れる服 | 使い方 |
|---|---|---|
| そのまま顔の下へ | 4つの失敗がどれも起きない | トップスとして主役に |
| 濃い色を足して着る | ぼやける失敗だけ | ボトムスか小物を濃い色に |
| 素材を重ねて着る | 寒々しい失敗だけ | 起毛のカーディガンやウールのコートと |
| 形で落ち着かせる | 幼い失敗だけ | 襟のあるシャツや直線的な上着と |
| 顔から離す | 失敗が2つ以上 | スカート・パンツ・バッグへ |
| 春まで休ませる | 薄手で秋冬に合わない | 季節が戻るまでしまっておく |
分けてみると、足りないのが淡い色そのものではなく、隣に置く濃い色や、上に重ねる起毛の1枚だったと分かることがよくあります。その場合は、淡い色を買い足すより、組み合わせる側を1枚足すほうが、手持ちの淡い色がまとめて使えるようになります。
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よくある問い
- Q. パステルカラーが似合わないのはなぜですか
- パステルは明るさが高く、色みの弱い色です。顔や髪との明るさの差が小さいと顔と服がひと続きになってぼやけ、差が大きすぎると顔だけが浮きます。さらに、澄んだパステルか灰みのあるパステルか、黄み寄りか青み寄りかで、顔の上での働きが変わります。似合わないと感じたら、どれか1つがずれていることが多いので、髪の横に当てて明るさの差を見ることから始めてください。
- Q. パステルカラーを着ると子供っぽく見えます
- 幼さは色より素材と形から出ることが多いです。ふわふわした甘い素材、丸い襟、フリルなどと淡い色が重なると、幼さが強まります。同じ淡い色でも、目の詰んだなめらかなニット、きちんとした襟、直線的な形にすると、落ち着いた印象になります。合わせる色を濃い茶や紺、チャコールにすると、淡い色の甘さが引き締まります。
- Q. 秋冬にパステルカラーを着ると寒そうに見えます
- 秋冬は、まわりの景色や人の服が暗く、光も弱くなります。その中で薄手の淡い色を着ると、色の軽さと素材の薄さが重なって寒々しく見えやすくなります。起毛したニットやウールのような、表面に厚みのある素材を選んでください。隣に濃い茶やキャメル、ボルドーのような暖かみのある濃い色を置くと、淡い色が季節の中に収まります。
- Q. パステルカラーの中で、比較的扱いやすい色はどれですか
- 多くの人にとって扱いやすいのは、灰みを少し含んだピンクとラベンダー、そしてベージュに近いピーチです。明るさはあっても色みが強すぎず、顔の赤みと近いので、ぼやけにくく浮きにくい色です。扱いが難しいのは、澄んだレモンイエローと、ミントグリーンです。黄みや緑みが顔の赤みと離れているので、寄りが少しずれただけで顔色に出ます。
— メグラシ編集部





