パステルカラーが似合わない人の冬|ニット・マフラー・コートで置く高さ

**パステルカラーが似合わないと感じる人は、冬は淡い色を「あごの下から何cm離すか」で着てください。**顔がぼやける人は顔から離し、服だけ浮く人は毛足や編み目で淡さに影をつけます。
冬は、パステルを試すのに向いた季節です。ニットの首の形、マフラーの巻き方、コートの前の開きで、顔と淡い色の間の距離を5cm刻みで変えられます。夏のブラウス1枚では、淡い色があごの下に直接来るので、この調整ができません。
パステルが顔まわりで何をしているかはパステルカラーが似合う人の特徴に、3つの診断ごとの理由はパステルカラーが似合わない|パーソナルカラー・骨格・顔タイプ別に分けてあります。この記事は、冬の服でどこに置くかの話です。
淡い色が気になるのに、似合わないと思って手に取らない。冬の売り場でこの迷い方をしている人は少なくありません。冬のパステルは、春夏のパステルと違って、濃い色の服と一緒に着る前提で作られているものが多くあります。単体で似合うかどうかより、濃い色のどこに、どれだけ入れるかで考えると、選べるものが増えます。
結論:似合わない出方で、置く高さと素材を決める
最初に、自分のパステルの「似合わない」が、顔の側で起きているのか、服の側で起きているのかを分けます。答えによって、冬の服でやることが変わります。
| 似合わない出方 | 起きていること | 冬の服でやること |
|---|---|---|
| 顔がぼやける・輪郭が溶ける | 顔と服の明るさが近すぎる | 淡い色をあごから10cm以上離す |
| 顔色が悪く見える | 淡い色の色みが顔色とずれている | 色みを替える。距離は5cmでよい |
| 服だけ浮く・子どもっぽい | 淡さが顔の印象より軽い | 毛足・編み目・厚みで淡さに影をつける |
| 両方起きる | 明るさも軽さもずれている | 離したうえで、素材も重くする |
**「似合わない」をひとまとめにしないでください。**顔がぼやける人が素材だけ替えても、服が浮く人が距離だけ離しても、答えにはなりません。
この2つの出方は、同じ人の中で両方起きることもあります。顔がぼやける人が、服も浮くように感じるのは珍しくありません。その場合は、先に距離を取り、それでも浮くと感じたら素材を重くする、という順番にしてください。距離を取るだけで浮きが消えることも多いからです。
似合わない出方を、鏡の前で30秒で分ける
手持ちのパステルの服か、淡い色のタオルを1枚用意して、あごの下に当てます。窓の近くの、自然光の入る場所で見てください。
| 当てたときに見えたもの | 出方 |
|---|---|
| 顔の輪郭、特にあごの線がはっきりしなくなる | 顔がぼやける |
| 目や眉の印象が弱く、ぼんやりする | 顔がぼやける |
| 顔が青白く、または黄色っぽく見える | 顔色がずれる |
| 顔ははっきりしているが、服だけが軽く見える | 服だけ浮く |
| 服が甘く、顔の印象と合わない | 服だけ浮く |
| どれとも言えない | 次の「どちらとも取れるとき」へ |
見るのは、当てた瞬間の最初の印象です。3秒以上見ていると目が慣れて、差がわからなくなります。当てる、見る、外す、を3回繰り返し、3回とも同じ印象だったものを答えにしてください。
淡い色のタオルがないときは、白い紙に色鉛筆で淡く塗ったものでは代わりになりません。紙の白さが強く出て、実際の布より明るく見えるからです。手持ちに淡い色の布が1枚もない人は、売り場で、気になる色のニットをハンガーごと顔の下に当てて確かめてください。その場合も、照明の真下より、少し離れた場所のほうが外の光に近くなります。
なぜ冬は、パステルを試しやすいのか
冬の服には、夏の服にない3つのものがあります。厚み、重ね、首まわりの布です。
| 冬の服にあるもの | パステルに対してできること |
|---|---|
| 厚み・毛足 | 淡い色の表面に細かな影をつけ、軽さを抑える |
| 重ね着 | 淡い色と顔の間に、別の色をはさむ |
| マフラー・襟 | 淡い色を置く高さを、巻き方で変える |
| コートの前の開き | 淡い色が見える面積を、ボタン1つで変える |
夏にパステルが似合わないと感じた人の多くは、薄いブラウスやTシャツで確かめています。この服は、淡い色があごの下に直接来て、面積も大きく、表面に影もありません。パステルにとって最も難しい条件で試していたことになります。
冬に同じ色を、濃い色の上着と一緒に着てみると、夏とは違う答えが出ることがあります。夏の結果だけで淡い色をすべて外してしまうのは、試す場所を1つしか持たずに決めてしまうのと同じです。冬に一度、条件を変えて試し直す価値があります。
あごの下からの距離を、5cm刻みで決める
淡い色をどこに置くかは、あごの先から淡い色の上端までの縦の距離で決めます。距離が長いほど、顔と淡い色が切り離されます。
| あごから淡い色の上端まで | 冬の服でいうと | 向く人 |
|---|---|---|
| 0cm(あごに接する) | パステルのタートル・首に巻いたマフラー | パステルが似合う人 |
| 5cm | クルーネックのニット | 顔色だけずれる人 |
| 10cm | Vネック・内側に濃い色を見せたクルー | 顔がぼやける人の入口 |
| 15〜20cm | カーディガンの内側・前を開けたコートの内側 | 顔がぼやける人 |
| 30cm以上 | 腰から下・スカート・パンツ | 両方起きる人 |
測るときは、鏡の前で首をまっすぐにして、定規をあごの先に当ててください。上を向いたり下を向いたりすると、5cmほど簡単に変わります。
この距離は、立っているときと座っているときでも変わります。座ると上半身が少し丸まり、あごと胸が近づくので、立って測ったときより3〜5cm短くなります。職場で座って過ごす時間が長い人は、座った姿勢で測り直して、その距離で判断してください。
顔と淡い色の間に、濃い色を3cmはさむ
距離を取るもう一つの方法は、顔と淡い色の間に、濃い色の帯を入れることです。あごの下に濃い色が3cm以上あると、淡い色がそのすぐ下にあっても、顔の輪郭が残ります。
| はさむ色 | 向く淡い色 | 見え方 |
|---|---|---|
| チャコールグレー | ピンク・水色・ラベンダー | 最も使いやすい。どの淡い色も落ち着く |
| ネイビー | 水色・ミント・イエロー | 淡い色が明るく見える |
| ブラウン | ピンク・イエロー・ピーチ | 淡い色が温かく見える |
| 黒 | ラベンダー・水色 | 境目が強く、淡い色が際立つ |
| 白 | どれでも | 明るさが近く、帯の役目を果たさない |
| ベージュ | ピーチ・イエロー | 明るさが近く、帯として弱い |
白やベージュは、パステルとの明るさの差が小さいので、帯の役目は果たしません。はさむ色は、パステルより3段以上暗い色にしてください。
帯の幅は、3cmあれば写真でも読めます。5cmあれば、少し離れた場所から見ても、顔と淡い色がはっきり分かれます。帯が1cmを切ると、首の影と区別がつかなくなり、帯として働きません。シャツの襟なら襟の幅、タートルなら首の高さ、カーディガンなら前立ての幅を、帯の幅として数えてください。
ニットの表面で、淡さの重さが変わる
服だけ浮く人は、ニットの表面を選んでください。同じ淡いピンクでも、表面がなめらかなものと、毛足があるものでは、見える重さがまったく違います。
| ニットの表面 | 淡い色の見え方 | 向く出方 |
|---|---|---|
| 細い糸・なめらか | 色がそのまま出る。最も軽い | パステルが似合う人 |
| 普通の太さ・平編み | やや落ち着く | 顔色だけずれる人 |
| 毛足が2mm以上 | 表面に影ができ、淡さが和らぐ | 服だけ浮く人 |
| 太い編み目・縄編み | 凹凸の影で色に重みが出る | 服だけ浮く人 |
| 起毛・ふくらんだ糸 | 色がぼやけ、明るさが上がる | 顔がぼやける人には不向き |
| 混ざり糸(2色以上) | 色が分散し、淡さが目立たない | 両方起きる人 |
毛足の長いニットは、表面の影で淡さを落ち着かせる一方で、色の輪郭もぼかします。顔がぼやける人が首の詰まった毛足の長いニットを着ると、ぼやけが重なります。顔がぼやける人は、毛足より、距離を先に取ってください。
編み目の大きさは、手のひらを当てて確かめられます。手のひらを表面に軽く押しつけ、編み目の凹凸が指の腹にはっきり感じられるものは、見た目にも影が出ます。凹凸を感じないほどなめらかなものは、色がそのまま出る素材です。売り場で迷ったら、同じ色で表面の違う2枚を並べて、1mほど離れて見比べてください。
マフラーは、巻き方で淡い色の高さを変える
パステルのマフラーは、顔に最も近い布です。首にぐるりと巻いてあごの下を埋めると、淡い色があごに接します。巻き方を変えるだけで、同じマフラーの淡い色を10cm以上下げられます。
| 巻き方 | あごから淡い色まで | 向く出方 |
|---|---|---|
| 首にぐるりと巻いて、あごを埋める | 0cm | パステルが似合う人 |
| ひと巻きして、端を前に垂らす | 3〜5cm | 顔色だけずれる人 |
| 二つ折りにして輪に通す | 5〜8cm | 顔色だけずれる人 |
| 首にかけて前に垂らすだけ | 10cm以上(あごの下は内側の服) | 顔がぼやける人 |
| 肩にかける・羽織る | 15cm以上 | 顔がぼやける人 |
首にかけるだけの巻き方にすると、あごの下にはコートの襟か内側のニットが来ます。その色が濃ければ、「濃い色を3cmはさむ」形がそのままできます。
マフラーの長さも関わります。長さが180cmを超えるものは、首にかけて前に垂らしたとき、両端が腰より下まで届き、淡い色の面積が縦に大きくなります。顔がぼやける人でも、この形なら淡い色の上端は胸の位置にあるので、顔からは十分に離れています。短いマフラーで同じことをすると、端が胸の高さで止まり、淡い色が顔に近い位置に固まります。
コートの前を、開けるか閉めるか
コートは面積が最も大きい服です。パステルのコートは、前を閉めると顔の下から膝までが淡い色になり、似合わない人にとって最も難しい置き方になります。
| コート | 内側 | 前を開けたとき | 前を閉めたとき |
|---|---|---|---|
| パステル | 濃い色のニット | あごの下が濃い色になり、成立しやすい | 顔の下が淡い色で埋まる |
| パステル | 淡い色のニット | 全身が淡く、顔がぼやけやすい | 同じ |
| 濃い色 | パステルのニット | 胸に淡い色が縦に見える | 襟元に少しだけ見える |
| 濃い色 | 濃い色のニット+パステルのマフラー | マフラーの垂れ方で高さを調整 | 同じ |
**パステルのコートが欲しいなら、前を開けて着る日が多いかどうかで決めてください。**通勤で前を閉めて歩く時間が長いなら、コートは濃い色にして、淡い色は内側に回すほうが、毎日の手間が少なく済みます。コートの色そのものはコートの色はパーソナルカラーで選ぶで扱っています。
パステルのコートを前を開けて着るときは、内側のニットの色が、コートの左右の間に縦長の帯として見えます。この帯の幅が10cm以上あれば、顔の下は濃い色として読まれます。幅が5cmを切ると、淡い色の面の中に細い線が1本入っているだけに見えて、顔の下は淡い色の側になります。
パーソナルカラーごとの、冬のパステルの入口
パステルが似合わないと感じる人は、パーソナルカラーでいうと、色の強い側(ブルベ冬・イエベ秋)か、黄みと青みが逆のパステルを試していることが多くあります。
| シーズン | 似合わない出方の多いもの | 冬の入口 |
|---|---|---|
| イエベ春 | 青みのパステルで顔色がずれる | ピーチ・クリームイエロー・アクアを5cmから |
| ブルベ夏 | 黄みのパステルで顔色がずれる | ラベンダー・ベビーピンク・水色は0cmでも |
| イエベ秋 | 顔がぼやける・服が浮く | 黄みのパステルを15cm以上離し、毛足で重く |
| ブルベ冬 | 顔がぼやける | アイシーな淡い色を、黒か濃紺の帯の下に |
ブルベ冬の人が着やすいのは、白に青みを少し足したような、氷のような淡い色です。一般的なパステルより白に近く、色みが澄んでいます。イエベ秋の人は、淡い色の中でも黄みがあって少しくすんだもの、たとえば淡いサーモンやバター色から始めると、顔色のずれが起きにくくなります。
ブルベ夏とイエベ春の人は、パステルの色みが合っていれば、顔の近くでも成立しやすい人です。この2つのシーズンで似合わないと感じているなら、多くは色みのずれです。距離を取る前に、黄みと青みを入れ替えて当て直してください。パーソナルカラーがまだはっきりしない人は、パーソナルカラー診断で黄みと青みの向きだけ先に確かめておくと、試す色を半分に絞れます。
色ごとの、試す順番
パステルとひとくちにいっても、色によって難しさが違います。似合わない出方ごとに、冬に試す順番を並べます。
| 色 | 顔がぼやける人 | 服だけ浮く人 |
|---|---|---|
| ラベンダー | 1番目。濃紺の帯の下に | 3番目 |
| 水色 | 2番目。チャコールの帯の下に | 2番目。太い編み目で |
| ピンク | 3番目。15cm離して | 1番目。毛足の長いニットで |
| ミント | 4番目 | 4番目 |
| ピーチ | 4番目 | 1番目(イエベ) |
| イエロー | 5番目。腰から下 | 5番目 |
淡いイエローは、どちらの出方でも最後にしてください。イエローは淡くすると肌の明るさに最も近づくので、顔の近くでは顔と服の境目がなくなりやすく、離して着ても、胴の面が広いと全体が明るく膨らんで見えます。
ラベンダーが顔がぼやける人の1番目に来るのは、パステルの中で最も暗く、色みがはっきりしているからです。同じ淡い色でも、ラベンダーは白との差が大きく、顔との明るさの差も残ります。ピンクが服だけ浮く人の1番目に来るのは、毛足のある素材との組み合わせで、甘さが最も大きく落ち着く色だからです。
冬の光は、淡い色を灰色に寄せる
冬の昼の光は、夏より低く、曇りの日が増えると白に近い灰色になります。この光の下では、パステルは少し灰色がかって見えます。
| 冬の光 | パステルの見え方 | 似合わない人への影響 |
|---|---|---|
| 晴れた日の昼 | 色がそのまま出る | 夏と同じ |
| 曇りの日 | 灰色がかり、くすんで見える | 服だけ浮く人には追い風 |
| 雪の日・雪の照り返し | 周りが白く、淡い色が目立たない | 顔がぼやける人には向かい風 |
| 夕方4時以降 | 黄みを帯びる | ブルベのパステルが濁って見える |
| 室内の暖色の照明 | 黄みを帯び、やや沈む | 服だけ浮く人には追い風 |
曇りの日や室内の照明の下では、パステルの軽さが抑えられます。服だけ浮く人にとっては、冬の多くの場面が、夏より着やすい条件です。反対に、雪の日は周りが白く明るくなるので、顔がぼやける人は、淡い色の面積を減らしてください。雪の照り返しは下から顔を照らすので、あごの下の淡い色がさらに明るく飛び、輪郭が読みにくくなります。
冬の室内は、窓際と部屋の奥とで光がまったく違います。窓際では外の灰色の光、奥では照明の黄みの光になります。職場で席が窓際か奥かによっても、淡い色の見え方は変わります。鏡で確かめるときは、実際に長く過ごす場所の光の中で見るのが確実です。
冬の予定ごとの置き方
同じ人でも、予定によって、淡い色を置ける高さは変わります。前を閉めて歩くのか、室内で上着を脱ぐのか、写真に写るのかで決めます。
| 予定 | 上着 | 淡い色の置き方 |
|---|---|---|
| 通勤(前を閉めて歩く) | 閉める | コートは濃い色、淡い色はマフラーを前に垂らす |
| 職場の中 | 脱ぐ | カーディガンの内側に淡い色を縦に見せる |
| 休日の買い物・散歩 | 開ける | 淡い色のニットに、濃い色の上着を羽織る |
| 年末の集まり(室内) | 脱ぐ | 淡い色のニット1枚。照明で沈むので0〜5cmでも |
| 屋外のイベント・初詣 | 閉める | 手袋・帽子など顔から離れた小物に淡い色 |
| 写真に写る予定 | 脱ぐ/閉める | あごの下に濃い色を3cm入れておく |
年末の集まりのように、暖色の照明の室内で過ごす日は、淡い色を顔の近くに置いても沈んで見えにくい日です。普段は離している人が、あごの下まで上げて試すのに向いています。反対に、通勤の日は、前を閉めたコートの上に出る淡い色がマフラーだけになるので、マフラーの垂らし方がその日の答えのすべてです。朝、玄関の鏡で、あごの下にコートの襟かニットの濃い色が見えているかだけ確かめてから出てください。
写真に写る予定がある日は、写真の撮られ方で考えます。集合写真のように少し離れて撮るなら、淡い色は全身の中の一部として写るので、面積が胸より下にあれば浮きません。顔の近くで撮る写真なら、あごの下の色が写真の半分を占めるので、濃い色を3cm入れておく形が効きます。
淡い色を、小物から始める
いきなり服で試すのが不安なら、顔から離れた小物から始めてください。冬は小物の数が増える季節なので、淡い色を入れる場所が多くあります。
| 小物 | 顔からの距離 | 向く出方 |
|---|---|---|
| 手袋 | 手の位置(50cm以上) | 両方起きる人 |
| バッグ | 腰の位置 | 両方起きる人 |
| 靴下・タイツの見える部分 | 足元 | 服だけ浮く人 |
| ニット帽 | 顔の上 | パステルが似合う人(顔の上の輪郭に接する) |
| イヤーマフ | 顔の横 | 顔色だけずれる人 |
ニット帽は、顔の上に接する布です。顔がぼやける人は、ニット帽の淡い色で額の輪郭が溶けることがあるので、帽子は濃い色にして、淡い色は手元に置くほうが安全です。
小物から始めると、淡い色が自分の服の中で浮くか、なじむかを、毎日少しずつ確かめられます。1週間ほど手袋やバッグで淡い色を持ち歩き、気にならなくなったら、次はマフラーを前に垂らす形、その次はカーディガンの内側、と少しずつ顔に近づけてください。どこで気になり始めるかが、その人にとっての淡い色の上限の高さです。
どちらとも取れるとき①|顔はぼやけないが、顔色が悪く見える
鏡の前で当てたとき、輪郭ははっきりしているのに、顔が青白く、または黄色っぽく見えることがあります。これは淡さの問題ではなく、色みの問題です。
| 顔がこう見えた | 淡い色の色み | 替える先 |
|---|---|---|
| 青白い・寒そう | 青み | 同じ明るさの黄みの淡い色(ピーチ・クリーム) |
| 黄色っぽい・くすむ | 黄み | 同じ明るさの青みの淡い色(ラベンダー・水色) |
| 赤みが強く出る | ピンクが強い | ピンクを避け、水色かミントへ |
**このときは、距離を離す必要はありません。**色みを替えるだけで、あごの下5cmまで上げても成立することがあります。距離を離すのは、色みを替えてもぼやけるときだけです。
色みのずれと明るさのずれは、鏡の前では区別しにくいことがあります。見分けるには、淡い色の代わりに、同じ色みで少し濃い色を当ててください。濃くしても顔色が悪く見えるなら、原因は色みです。濃くすると顔がはっきりするなら、原因は明るさで、距離を取る側の答えになります。
どちらとも取れるとき②|ぼやけるし、浮きもする
両方の出方が同時に起きる人は、淡い色を顔から最も遠い場所に置き、素材も重くします。冬の服でいうと、淡い色のスカートやパンツを、毛足のある素材で選ぶ形です。
| 置く場所 | 素材 | 合わせる上半身 |
|---|---|---|
| スカート | 起毛・厚手のウール | 濃い色のニット |
| パンツ | 厚手のコーデュロイ・ウール | 濃い色のニットかシャツ |
| 手袋・バッグ | 毛足のある素材 | どれでも |
この置き方でも、淡い色が「自分の色」として見えることに変わりはありません。顔の下に置けなくても、全身の中に淡い色が1か所あるだけで、冬の濃い色の服に軽さが入ります。
下半身に淡い色を置くときは、靴の色で全体の重心が決まります。淡い色のスカートに濃い色の靴を合わせると、足元に重みが出て、淡い色が浮きにくくなります。淡い色のスカートに淡い色の靴を合わせると、下半身がひとつながりの明るい面になり、上半身の濃い色との差が大きくなりすぎることがあります。
どちらとも取れるとき③|鏡では平気なのに、写真だと浮く
鏡の前では気にならないのに、写真に写ると淡い色だけが浮いて見える、という人がいます。写真は、鏡より明るさの差を強く写すので、淡い色が実際より白く飛びやすいからです。
| 写真で起きること | 直し方 |
|---|---|
| 淡い色が白く飛ぶ | 淡い色の面積を半分にする。上に濃い色を重ねる |
| 顔と淡い色の境目が消える | あごの下に濃い色を3cm入れる |
| 淡い色が実物より鮮やかに写る | 毛足のある素材に替える |
写真に写る予定がある日だけ、上に濃い色のカーディガンを1枚重ねてください。写らない時間は脱いでおけば、淡い色を楽しみながら、写真では輪郭が残ります。
どちらとも取れるとき④|人によって「似合う」「似合わない」が割れる
家族には似合わないと言われ、友人には似合うと言われる、という食い違いもよく起きます。見ている距離と場面が違うことがほとんどです。
| 言った人 | 見ている距離と場面 | その人の意見が当てはまる予定 |
|---|---|---|
| 家族 | 室内・近い距離・毎日 | 家で過ごす日、年末の集まり |
| 友人 | 外・中くらいの距離 | 休日の外出 |
| 職場の人 | 蛍光灯の下・机越し | 職場の中 |
どちらかが正しいのではなく、予定によって答えが違います。その意見が当てはまる予定で、その置き方を使ってください。
自分で決めきれないときは、意見をくれた人に「どの場面で見たときにそう思ったか」を聞いてみてください。答えが場面と結びついていれば、その場面の置き方だけを変えれば済みます。どの場面でも似合わないという答えが複数の人から返ってくるなら、その色は顔から最も遠い場所か、小物に回すのが落ち着きどころです。
手持ちの冬の濃い色と、淡い色の組み合わせ
冬の手持ちは、チャコール・ネイビー・ブラウン・黒・キャメルのような濃い色や中間の色が中心になりがちです。淡い色を1枚足すなら、手持ちの濃い色の中でいちばん枚数の多い色に合わせて選ぶと、組み合わせの数が増えます。
| 手持ちに多い色 | 合わせやすい淡い色 | 合わせにくい淡い色 |
|---|---|---|
| チャコール・グレー | ピンク・水色・ラベンダー | ピーチ |
| ネイビー | 水色・ミント・クリームイエロー | サーモン |
| ブラウン | ピーチ・クリームイエロー・ピンク | ミント |
| 黒 | ラベンダー・アイシーな淡い色 | クリームイエロー |
| キャメル | ピーチ・クリーム | ラベンダー |
合わせにくい組み合わせは、似合わない組み合わせではありません。濃い色と淡い色の色みが逆を向いていて、間に何かを1枚はさまないと、2色が別々に見えるという意味です。手持ちの濃い色と同じ色みの淡い色を選んでおけば、はさむものがなくても、2色がひと続きに見えます。
髪の色と、淡い色の段差
顔がぼやける人は、髪の色でも淡い色との段差が変わります。髪が暗い人は、顔の周りに濃い色の縁がすでにあるので、淡い色を顔の近くに置いても輪郭が保たれやすくなります。髪が明るい人は、髪と肌と淡い色の3つの明るさが近づき、顔の周り全体が明るい面になりやすくなります。
| 髪の明るさ | 淡い色を置ける高さの目安 |
|---|---|
| 暗い(黒に近い) | 表の距離から5cm近づけてよい |
| 中くらい | 表の距離のまま |
| 明るい | 表の距離から5cm離す |
髪をまとめる日と下ろす日でも変わります。下ろした髪が肩にかかっていれば、顔の両脇に髪の色の縁ができ、淡い色との間の帯として働きます。まとめ髪の日は、この縁がなくなるので、淡い色は下ろしている日より少し下げてください。
買う前に、手持ちで3つ確かめる
冬のパステルを1枚買う前に、手持ちの服で次の3つを確かめると、失敗が減ります。
- 淡い色のタオルをあごの下に当て、似合わない出方を分ける
- 手持ちの濃い色のニットかシャツを着て、その上から淡い色を当て、あごの下に濃い色が3cm残る形を試す
- その形で、窓際と部屋の照明の下の両方で見る
**2番目の形で気にならなければ、冬のパステルは着られます。**買うのは、首の形と素材を、自分の出方に合わせたものにしてください。
売り場では、同じ色でも首の形の違うものが並んでいることがあります。顔がぼやける人はVネックかカーディガン、顔色だけずれる人はクルーネック、服だけ浮く人は毛足のあるタートルかクルー、というように、首の形から先に絞ると、試着の回数が減ります。試着室では、手持ちの濃い色の上着を着たまま、その上から当ててください。上着を脱いだ状態で当てると、冬の実際の着方とは違う答えが出ます。
よくある行き違い
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| パステルが似合わない人は、淡い色を着られない | 置く高さと、間にはさむ色で着られる |
| くすんだパステルなら誰でも似合う | 顔がぼやける人は、くすみでもぼやける |
| 冬にパステルは季節外れ | 毛足のある素材で、冬らしい重さが出る |
| マフラーは顔に近いから似合う色だけ | 巻き方で淡い色の高さを10cm下げられる |
| 白をはさめば淡い色も落ち着く | 白は明るさが近く、帯の役目を果たさない |
| 似合わないと言われたら、その色は終わり | 見ている距離と場面が違えば、答えも違う |
淡い色の中でも、くすみのある色についてはくすみカラーが似合わないとくすみピンクが似合う人で扱っています。淡い水色のニットの合わせ方は水色ニットコーデにあります。
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よくある問い
- Q. パステルカラーが似合わないのに、冬のパステルニットが気になります
- 冬のニットは、パステルを試すのに向いている服です。毛足のあるニットは表面に細かな影ができるので、同じ淡い色でも、夏の薄いブラウスより色が落ち着いて見えます。まずは顔がぼやけるのか、服だけ浮くのかを確かめてください。顔がぼやけるなら、首の詰まったニットではなく、Vネックかカーディガンにして、内側に濃い色を見せます。服だけ浮くなら、毛足の長い素材か、太い編み目のものを選ぶと、淡さに重さが加わります。
- Q. パステルのマフラーは、顔に近すぎて似合わない気がします
- マフラーは顔に最も近い布ですが、巻き方で距離を変えられます。首にぐるりと巻いてあごの下を埋めると、淡い色があごに接します。これが最も難しい置き方です。二つ折りにして輪に通す巻き方や、首にかけて前に垂らすだけの巻き方にすると、淡い色は鎖骨より下に下がります。あごの下にはコートの襟か、内側のニットの濃い色が来るので、顔の輪郭が残ります。
- Q. パステルのコートは、似合わない人には無理ですか
- コートは面積が大きく、顔の下から膝までを1色で覆うので、パステルの中では最も難しい服です。ただ、前を開けて着る日なら、内側に濃い色のニットを着て、あごの下から胸までを濃い色にできます。こうすると、淡い色は顔の両脇と胸より下に回り、顔のすぐ下には来ません。前を閉めて着る日が多い人は、コートを濃い色にして、パステルは内側かマフラーに回すほうが扱いやすくなります。
- Q. 年末の集まりで、パステルを着ても浮きませんか
- 室内の暖かい色の照明の下では、パステルは黄みを帯びて、やや沈んで見えます。昼の光の下で浮いて見えていた人にとっては、むしろ落ち着いて見える場面です。反対に、昼の光でぼやけて見えていた人は、照明の下でさらにぼやけます。その場合は、淡い色の上に濃い色のカーディガンを1枚重ねて、淡い色を胸の中央に細く見せる形にしてください。
— メグラシ編集部





