十六タイプ診断の結果が腑に落ちないとき|4シーズンと食い違ったらどちらを採るか

十六タイプ診断を受けたのに、結果の色を着ても実感がない。以前の4シーズン診断とも違う。この状態のときにやるべきは、受け直しでも、どちらかを信じることでもありません。食い違いが3つの軸のどこで起きているかを特定することです。特定できれば、たいてい1軸だけの話に縮みます。
十六タイプは、4シーズンを3本の軸で割ったもの
前提の確認です。十六タイプ(16分割)は、春夏秋冬の4つを、さらに次の軸で割ったものです。
- 明度:明るいか、暗いか
- 彩度:鮮やかか、穏やかか
- 清濁:澄んでいるか、濁っているか
4つ×4分類で16。分け方の呼び名は診断の流派で変わりますが、使われている軸は基本的にこの3本です。 体系そのものは16タイプパーソナルカラーの考え方に、見分け方はパーソナルカラー16タイプ診断にまとめてあります。
ここで大事なのは、十六タイプは4シーズンの上書きではなく、内訳だということです。だから「4シーズンでは夏、十六タイプでは冬寄りの分類」という結果は、そもそも矛盾していません。
食い違いを3軸に分解する
まず、2つの結果を横に並べて書き出してください。紙でも画面でも構いません。
| 軸 | 前の結果 | 今回の結果 | 一致 |
|---|---|---|---|
| 青み/黄み | |||
| 明度 | |||
| 彩度 | |||
| 清濁 |
書き出すと、ほぼ必ず2〜3行は一致します。 食い違っているのが1行だけなら、隣接タイプの境目に居るというだけの話です。この場合、受け直す必要はありません。
食い違いが2行以上に及ぶ場合は、判定条件のほうを疑ってください。次の項です。
判定条件がずれていないかを確かめる
同じ人でも、条件が変われば結果は変わります。よくある原因は4つです。
1つめ、光。 昼白色の蛍光灯は青みを足し、電球色のLEDは黄みを足します。サロンは色温度を管理した照明を使いますが、自己診断は部屋の照明次第です。自己診断は必ず昼の窓辺で。
2つめ、髪色。 前回の診断から髪を明るくした、暗くしたという場合、顔まわりの明度が変わっています。十六タイプの明度の軸は、髪の影響を受けやすい軸です。
3つめ、布の面積。 サロンのドレープは肩から胸まで覆います。自己診断で小さなハンカチを当てても、同じ結果は出ません。あご下5cmに、鎖骨が隠れる幅で当ててください。
4つめ、時間帯と体調。 顔色は睡眠と時間帯で1段動きます。夕方の判定と朝の判定は別物です。
この4つを揃えてもう一度測ると、食い違いが1軸に縮むことがよくあります。
1軸ずつ検算する──手持ちの服2枚で
食い違っている軸が特定できたら、そこだけを手持ちの服で確かめます。3軸まとめて確かめようとしないでください。 判定が混ざって答えが出ません。
明度が食い違っている場合
同じ色みで、明るいものと暗いものを2枚。たとえばライトグレーとチャコール、ライトネイビーとダークネイビー。
顔の下に3秒ずつ当て、頬の面が均一に見えるほうを選びます。2周して同じ結果が出たら、それが明度の答えです。
彩度が食い違っている場合
同じ色みで、鮮やかなものと穏やかなものを2枚。鮮やかなブルーとくすんだブルー、鮮やかなピンクとダスティピンク。
見る場所は唇の血色です。鮮やかな色に唇が負けて灰色に見えるなら、穏やかな側です。
清濁が食い違っている場合
いちばん見分けにくい軸です。澄んだ色(透明感がある)と濁った色(灰の膜がかかる)を2枚。
見る場所は目の下とあごの下の影です。影が浅くなるほうが、あなたの側です。清濁は差が小さく出るので、写真に残して並べてください。 その場の目より、あとで見比べたほうが確実です。
検算のルール3つ
- 1軸につき2枚だけ。 3枚以上並べると目が迷います
- 2日に分けて2回。 同じ結果が2回出た軸だけを採用します
- 同じ時間帯・同じ場所で。 条件が変わると比較になりません
このルールを守ると、1軸あたり10分ほどで済みます。3軸すべてやっても1時間かかりません。受け直しに使う時間より、ずっと短いはずです。
どちらとも取れるとき──共通範囲だけを採る
検算しても割れる軸が残ることがあります。これは失敗ではありません。境目にいる人は実際にいます。 そのときの運用を、ここで細かく書きます。
方法1:2つの結果の共通範囲を出す。 2つのタイプの色見本を並べ、両方に入っている色だけを抜き出します。共通範囲は必ずあります。隣接タイプであれば、重なりは決して小さくありません。この共通範囲を顔から20cm以内に使う色と決めます。
方法2:片方にしか入らない色は、顔から離す。 40cm以上離れれば色みの影響は急に薄れます。片方の結果にしか入らない色は、ボトムス・靴・バッグへ回してください。捨てる必要はありません。
方法3:軸ごとに採用先を変える。 たとえば明度は前回の結果、清濁は今回の結果、というように軸単位で採る方法です。3軸それぞれで検算して勝ったほうを採れば、結果として16のどこかに落ち着きます。タイプ名にこだわらないでください。 使うのは軸の答えであって、名前ではありません。
方法4:季節で切り替える。 明度の軸が割れているなら、光の強い春夏は明るい側、光の弱い秋冬は暗い側、という運用ができます。実際、同じ人でも季節で最適な明度は動きます。
方法5:それでも決まらないなら、判断を要らなくする。 顔まわりに置く色を、共通範囲のなかから3色だけ決めてしまう方法です。オフホワイト、中間の明るさの1色、深い1色。この3色を軸にすれば、毎朝の判断がなくなります。選択肢を減らすのは、諦めではなく運用です。
受け直したほうがいい場合
次のどれかに当てはまるなら、受け直す価値があります。
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 前回から3年以上経った | 髪と肌の明度が動いている |
| 髪色を2段以上変えた | 顔まわりの明度条件が変わった |
| 前回が4シーズンのみだった | 3軸に分解されていない |
| 判定の場が明るい店内だった | 光の条件が管理されていない |
逆に、前回から1年以内で条件も変わっていないなら、受け直しより検算のほうが早く答えが出ます。 同じ条件で測れば、同じ結果が出るだけです。
4シーズンだけで足りる人もいます
十六タイプまで割る必要があるかどうかは、人によります。
- 4シーズンで足りる:似合う/似合わないの差がはっきり出るタイプ。着ると顔が変わるのが自分でも分かる
- 割ったほうがいい:どの色でもそこそこ着られてしまい、決め手がないタイプ
後者の方は、4シーズンの粒度では答えが出ないので、割る意味があります。前者の方が割ると、細かすぎて運用できません。粒度は、細かいほうが偉いわけではありません。 どちらを受けるかの判断は16タイプ診断と4シーズン診断の比較にまとめています。
自己診断で16に割る場合の注意
サロンではなく自分で割る場合、3軸を同時に決めようとしないでください。 1本ずつ、日を分けて決めます。順番は次の通りです。
- 青み/黄み(4シーズンの側を確定)
- 明度(明るい/暗い)
- 清濁(澄み/濁り)
- 彩度(鮮やか/穏やか)
上から順に決め、決まった軸は後から動かしません。下の軸で迷ったからといって上に戻ると、永久に終わりません。 割る軸を1本だけ決める方法はパーソナルカラー16分割の自己診断にあります。
診断名を覚える必要はありません
十六タイプの分類名は、流派によって呼び方が違います。同じ位置を指していても、名前が別ということが普通に起きます。そのため、名前を覚えても他の記事や店頭で使えないことがあります。
覚えるべきなのは、名前ではなく3つの軸の答えです。
- 自分は明るい側か、暗い側か
- 鮮やかな側か、穏やかな側か
- 澄んだ側か、濁った側か
この3つを答えられれば、どの流派の分類にも自分で変換できます。逆に、名前だけ覚えて軸の答えを言えない状態では、店頭で1枚を選べません。 診断を受けたあとに「結局どう使えばいいのか分からない」となるのは、名前だけが手元に残っているときです。
結果を渡されたその日にやる2つのこと
診断を受けた当日、記憶が新しいうちにやっておくと定着します。
1つめ、色見本を写真に撮って、明るさ順に並べ替える。 渡された色見本は、たいてい色みの順に並んでいます。これを明るさ順に並べ替えると、自分の使える明度の幅が一目で分かります。幅が狭ければ、その軸が効いているということです。
2つめ、手持ちで一番よく着るトップスを3枚、顔の下に当てて記録する。 診断直後は判定の目が慣れています。この日に測っておけば、あとで迷ったときの基準になります。写真に残しておいてください。
その場で全部を理解しようとしなくて構いません。 記録さえ残しておけば、あとから何度でも読み直せます。
結果を手持ちの服に落とす
最後に、結果が確定したあとの作業です。タイプ名を知っただけでは、朝は変わりません。
- 手持ちのトップスを全部出す
- 顔から20cm以内に置く前提で、1枚ずつ3秒判定
- 「顔まわり可」「腰から下」の2つに分ける
- 顔まわり可の枚数を数える
ここで顔まわり可が5枚以上あれば、十分に運用できます。3枚以下なら、次に足す1枚の方向が決まったということです。タイプ名は、この仕分けをするための道具にすぎません。 結果が腑に落ちないまま止まっているより、仕分けまで進めたほうが早く楽になります。
診断そのものが当たっていない感覚が続く場合は、パーソナルカラー診断が当たらないときの読み方もあわせてご覧ください。
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 十六タイプ診断と4シーズン診断で結果が違ったら、どちらが正しいのですか
- どちらかが誤りとは限りません。十六タイプは4シーズンをさらに明度・彩度・清濁で割ったものなので、割った先の隣どうしに入っているだけのことが多いです。まず食い違いが3軸のどれで起きているかを特定してください。
- Q. サロンの結果と自己診断の結果が違います
- 判定した光と、顔に当てた布の面積が違うためです。サロンは一定の照明とドレープで測り、自己診断は日によって条件が変わります。自己診断側を2日に分けてやり直し、2回とも同じ結果が出た軸だけを比較材料にしてください。
- Q. 十六タイプの結果が腑に落ちない場合、無視してもいいですか
- 全部を捨てる必要はありません。結果のうち納得できる軸と、できない軸を分けてください。多くの場合、明度は合っていて清濁が納得できない、というように1軸だけがずれています。合っている軸は使えます。
- Q. 十六タイプは受け直したほうがいいですか
- 前回から髪色を大きく変えた、体調や生活の時間帯が変わった、前回から3年以上経った、のいずれかが当てはまるなら受け直す価値があります。当てはまらないなら、受け直すより手持ちの服で1軸ずつ検算するほうが早く答えが出ます。
- Q. 2つの結果が最後まで割れたときはどうしますか
- 2つの結果に共通する色の範囲だけを顔まわりに使い、片方にしか入らない色は顔から40cm以上離してください。共通範囲は必ず存在します。決めきれないまま全部を使うより、範囲を狭めて確実に運用するほうが結果は良くなります。
— メグラシ編集部





