パーソナルカラーが秋に変わった気がする|日焼けが戻るまで判定を待つ

夏前に似合っていた色が、この秋は顔の下で沈んで見える。 そう感じたら、パーソナルカラーが変わったと決める前に、手の甲と二の腕の内側を見比べてください。
あなたの答えはこうです。手の甲と二の腕の内側に、白い紙の上で並べて見える差が残っているなら、いま出る判定は日焼けした肌の判定です。肌が戻れば、答えも戻る可能性が高い。だから差が消えるまでは、似合う色の答えを書き換えないでください。
ただし、待つあいだに何も着られないわけではありません。差の大きさで3つの段階に分け、段階ごとに首元に置いてよい色と、顔から離して試してよい色を決めていきます。そして差が消えたら、夏前と同じ条件で布を当て直します。そこで出た答えが、本当に変わったかどうかの答えです。
パーソナルカラーの自己診断の手順そのものはパーソナルカラーを自分で決める方法にまとめています。この記事は、その手順を「いつ使うか」の話です。
結論:手の甲と腕の内側に差があるうちは、判定し直さない
似合う色の判定は、肌の明るさと黄みの強さに大きく左右されます。夏のあいだに外で過ごした時間が長いほど、顔・首・手の甲は明るさが下がり、黄みが少し強く見えるようになります。
この状態で布を当てると、次のようなことが起こります。
- 夏前は顔が明るく見えた淡い色が、肌との明るさの差が開いて浮いて見える
- 夏前はくすんで見えた黄みの強い色が、肌の黄みと近づいてなじんで見える
- 濃い色が、肌の明るさと近づいて重さを感じにくくなる
どれも「似合う色が変わった」ように見えます。けれど原因は肌の表面の一時的な変化です。肌が戻れば、見え方も夏前の側に戻っていきます。
判定を待つ理由は、答えを2回書き換えないためです。秋に一度イエベだと書き換えて、冬にまたブルベに戻すと、そのあいだに買った首元の服が宙に浮きます。待つあいだの数週間、首元の買い物を少し控えるほうが、損はずっと小さく済みます。
待つあいだに、答えを失うわけではありません。夏前に出した答えは、記録の中にそのまま残っています。いま揺れているのは、答えを当てはめる相手の肌のほうです。相手が落ち着くまで、答えを書き換えずにしまっておく。そう考えると、秋口の迷いは少し軽くなるはずです。
もう1つ覚えておきたいのは、待つ期間に感じた「似合う」は、まったくの見まちがいではないということです。日焼けした肌に黄みの色がなじんで見えるのは本当のことで、その時期に限ってはそれが似合う色です。ただ、その答えを1年じゅうの答えにしないことが大切です。
まず測る|手の甲と二の腕の内側を、白い紙の上で並べる
日焼けが残っているかどうかは、鏡で顔を見ても分かりにくいものです。毎日見ている顔は、少しずつ変わると変化に気づけません。そこで、日に当たった場所と当たっていない場所を並べて比べます。
用意するのは、コピー用紙のような白い紙を1枚だけです。
- 晴れた日の昼前後に、北向きか東向きの窓のそばに立つ。直射日光が紙に当たらない場所を選ぶ
- 白い紙を窓の近くの台に置く
- 片方の手の甲と、反対側の二の腕の内側(脇に近い、日に当たりにくい側)を紙の上に並べる
- 紙から30cmほど離れて、最初の3秒で見えた差を書き留める
最初の3秒にこだわるのは、長く見ていると目が慣れて差が縮んで見えるからです。並べた瞬間に「違う」と分かるか、目をこらしてやっと分かるか。その最初の印象を記録します。
手の甲の代わりに、首の付け根の前側と胸元を比べてもかまいません。服の襟の位置で日焼けの境目ができている人は、むしろそのほうが分かりやすいこともあります。大事なのは、毎回同じ場所・同じ窓・同じ時間で比べることです。条件が変わると、差の大小を比べられなくなります。
差の大きさで、いまの段階を3つに分ける
並べて見えた差を、次の3つのどれかに振り分けてください。表は段階の分け方を示すためのもので、どの段階でも「何色が似合うか」の答えはまだ出していません。
| 段階 | 並べたときの見え方 | いまやってよいこと |
|---|---|---|
| 段階1 | 最初の3秒ではっきり違う。境目の線が見える | 判定はしない。顔から離れた場所で秋色を試す |
| 段階2 | 並べて目をこらすと、やっと分かる | 首元の色だけ、仮に一段暗くしてよい |
| 段階3 | 並べても分からない。2週続けて分からない | 夏前の答えと同じ条件で、布を当て直す |
段階1から段階3へは、ふつう一方向に進みます。週に一度測っていれば、どこで段階が切り替わったかが分かります。
途中で外に出る日が続いて、段階2から段階1に戻ることもあります。秋の行楽や、晴れた日の屋外の行事が重なった週は、そういう揺り戻しが起こりやすいので、記録に「この週は外が長かった」と一言添えておくと迷いません。
日焼けで動くのは「明るさ」と「黄み」。澄みとにごりは動きにくい
パーソナルカラーの判定は、ふつう3つの軸で考えます。肌に合う色が明るいか暗いか。黄みか青みか。澄んだ色か、灰みを含んだにごった色か。
日焼けで大きく動くのは、このうち前の2つです。肌の明るさが下がり、黄みが強く見えるようになる。一方で、澄んだ色とにごった色のどちらが似合うかは、肌の表面の色よりも、肌の透け感や目と髪の色との対比に左右されるので、日焼けでは動きにくい軸です。
ここから、次のような見分け方ができます。
- 夏前より「暗い色」「黄みの色」が似合って見えるようになった → 日焼けの影響の範囲。段階3まで待つ
- 夏前は灰みのある色が似合ったのに、急に澄んだ色のほうが似合って見える → 日焼けだけでは説明しにくい。髪色や化粧の変化を先に疑う
後者のように「澄み・にごり」の側で答えが変わった気がするなら、肌よりも髪の色を変えていないか、ファンデーションの色や質感を変えていないかを確かめてください。髪と化粧は顔のすぐ隣にあるので、布の見え方を大きく変えます。
段階1のあいだ|判定はせず、顔から離れた場所で秋色を試す
差がはっきり見えるあいだは、布を顔の下に当てて判定する作業そのものを休みます。この時期に出た答えは、肌が戻ると外れる可能性が高いからです。
それでも秋服はほしい。そういうときは、顔から離れた場所で秋の色を試します。
- ボトムス:スカートやパンツは、顔の色と並ばない。色の当たり外れが顔の見え方に響きにくい
- 靴とバッグ:面積が小さく、顔から最も遠い。気になる秋色を最初に試すならここ
- 羽織りの前を開けた状態の身ごろ:顔の下に来るのは襟だけなので、襟の色が手持ちの答えに合っていれば、身ごろの色は自由に試せる
顔から離して着た秋色が、手持ちの服とよく合うかどうかは、日焼けの有無とは関係なく判断できます。この時期は「顔に合うか」ではなく「手持ちと合うか」で選ぶ時期だと割り切ると、迷いが減ります。
濃い秋色をどこに置くかの考え方は秋冬の暗い色の選び方が参考になります。
段階1のあいだにもう一つできることは、夏前の答えの服を、顔から離して着てみることです。夏前に似合った色のスカートやパンツをはいて、上には顔から離れた秋色を合わせる。そうすると、夏前の答えの色が手持ちの秋色とどれだけつながるかを、日焼けに邪魔されずに確かめられます。肌が戻ったあとに首元へ移せる色の候補が、この時期のうちに見えてきます。
段階2のあいだ|首元の色だけ、仮に一段暗くしてよい
並べて目をこらすとやっと差が分かる段階では、肌はかなり戻ってきています。ただ、顔まわりはまだ夏前より少し暗く、黄みも少し残っていることが多いはずです。
この段階では、首元に来る色だけを仮に調整してかまいません。調整の幅は「一段」までです。
- 夏前に似合った色の、明るさだけを一段下げる。たとえば淡いグレーなら、中くらいのグレーへ
- 黄みと青みの向きは変えない。ブルベの答えだった人が、ここで黄みの強い色に乗り換えない
明るさだけを動かすのは、日焼けでいちばん大きく動くのが明るさだからです。黄みと青みの向きまで動かしてしまうと、段階3で肌が戻ったときに、首元の服がまるごと合わなくなります。
この段階の買い物は、返品や交換ができるお店を選ぶか、手持ちの服で済ませるのが安全です。手持ちの中に、夏前の答えより少し暗い色が1枚あれば、それで段階2は乗り切れます。
段階3になったら|夏前の答えと同じ条件で、布を当て直す
並べても差が分からない週が2週続いたら、判定し直してよい時期です。ここで大切なのは、夏前に判定したときと同じ条件をそろえることです。
そろえる条件は4つあります。
- 場所:同じ窓辺。窓の向きが違うと、光の色が変わる
- 時間:昼前後。秋は日が低くなるので、夏前より少し早めの時間に寄せる
- 顔:すっぴんか、夏前と同じ化粧。ファンデーションの色を変えていたら、その日は塗らない
- 髪:夏前から髪色を変えていたら、タオルや白い布で髪を覆う
この条件で、夏前に似合った布と、迷っている布を交互に顔の下へ当てます。ここでも最初の3秒の印象を記録します。布の当て方の細かい手順は診断の前に整えることにまとめています。
夏前の答えを記録していなかった人は、手持ちの服の中で「去年の春に顔がいちばん明るく見えた1枚」を基準の布として使ってください。その1枚が、いまも同じように明るく見えるかどうかを確かめるだけで、変化の有無はかなり分かります。
当て直す布は、多くても4枚までにしてください。夏前に似合った基準の1枚、その明るさ違いの1枚、迷っている色の1枚、そしてその反対側の1枚。枚数を増やすと目が慣れて、最初の3秒の印象がぼやけていきます。4枚を2回ずつ当てて、2回とも同じ印象だった布だけを答えとして採用すると、その日の体調や気分に左右されにくくなります。
夏前の答えと同じだったとき/違ったとき
段階3で当て直した結果は、次の2つに分かれます。
同じだったとき。 パーソナルカラーは変わっていませんでした。秋口に感じた違和感は、日焼けによる一時的なずれです。段階2で一段暗くした首元の服は、来年の夏の終わりにまた役に立ちます。手放さずにしまっておいてください。
違ったとき。 ここで初めて、答えを書き換える候補に入ります。ただし、いきなり全部を入れ替えないでください。まず、違いが3つの軸のどこで出たかを確かめます。
- 明るさだけが違う:夏前の答えの「暗い側の隣」に移ったと考える。手持ちの服の半分は、そのまま使える
- 黄みと青みの向きが違う:変わった可能性がある。ただし、2回目の判定を別の日にもう一度行ってから決める
- 澄みとにごりが違う:日焼けでは動きにくい軸なので、髪色・化粧・照明の条件をもう一度見直す
答えが割れたときの考え方は診断結果がしっくりこないときでも詳しく扱っています。
どちらとも取れるとき①|紙の上では差が消えたのに、顔だけ黄色く見える
ここからは、判断が分かれやすい場面を順に見ていきます。最も多いのがこのケースです。手の甲と二の腕の内側は並べても分からないのに、鏡の顔だけが夏前より黄色く見える。
顔は、手や腕より日に当たる時間が長い場所です。帽子や日傘を使っていても、地面や壁からの照り返しは顔に届きます。だから、手と腕の差が消えても、顔だけはまだ戻りきっていないことがあります。
この場合は、測る場所を顔に近づけます。
- 耳の後ろ、髪で隠れている側の首の皮ふと、頬を、手鏡で同じ画面に収めて比べる
- 差が見えるなら、まだ段階2として扱う
それでも差が分からないのに、顔が黄色く見え続けるなら、化粧品の色を確かめてください。夏用に明るめや黄み寄りのファンデーションを使っていた人は、秋になって肌が戻ると、むしろ化粧の色のほうが浮いて見えることがあります。素顔で布を当てて、化粧をしたときだけ答えがずれるなら、変えるのは服の色ではなく化粧の色です。
どちらとも取れるとき②|焼け方が、左右や部位で違う
車の運転で右腕だけ焼けている、自転車で手の甲と首の後ろだけ焼けている、ということはよくあります。焼け方にむらがあると、どこを基準にするかで段階が変わってしまいます。
迷ったら、顔にいちばん近い場所の差を採用してください。服の色を合わせる相手は顔だからです。具体的には、次の順で優先します。
- 首の付け根の前側と、胸元(服で隠れていた場所)
- 耳の後ろと頬
- 手の甲と二の腕の内側
首と胸元で差がはっきり見えるなら、手の甲の差が消えていても段階1か段階2です。反対に、首と胸元の差が消えていれば、手の甲がまだ焼けていても段階3として判定し直してかまいません。
左右で焼け方が違う顔の場合は、布を当てるときに、焼けていない側を窓に向けて座ってください。光の当たる側の肌で印象が決まりやすいので、戻っている側で見るほうが、本来の答えに近づきます。
どちらとも取れるとき③|毎年この時期に答えが揺れる
毎年、秋になると同じように迷う人もいます。夏に外に出る機会が多い暮らしをしていれば、毎年同じように肌が動くので、それ自体は自然なことです。
この場合は、「1年に2つの答えを持つ」と割り切るのも一つの方法です。
- 夏の終わりから肌が戻るまでの数週間は、明るさを一段下げた首元の服を着る
- 戻ったあとは、本来の答えの首元に切り替える
一段下げた服は、2〜3枚あれば足ります。首元に来るトップスとマフラーを、本来の答えの「暗い側の隣」で持っておく。秋口はそれを着て、冬の立ち上がりで入れ替える。そうすれば、毎年判定し直して迷う手間がなくなります。
1年に2つの答えを持つのは、答えが変わったからではありません。 肌の状態が季節で動く人の、合理的な持ち方です。本来の答えは1つのまま残しておいてください。
どちらとも取れるとき④|日焼けに気をつけていたのに、変わった気がする
帽子も日傘も使っていた。外に出る時間も短かった。それでも秋になって、似合う色が変わった気がする。こういう相談もよく届きます。
気をつけていても、肌がまったく動かないわけではありません。地面や建物の壁からの照り返しは、帽子のつばの下や日傘の内側にも届きます。窓ぎわの席で過ごす時間が長い人や、車で移動することが多い人も、知らないうちに片側だけ光を受けています。だから「気をつけていたから日焼けではない」とは言い切れません。
まずは同じように、首の付け根と胸元、手の甲と二の腕の内側を並べて測ってください。差が見えれば段階1か段階2です。
差がまったく見えないのに変わった気がするなら、肌以外の原因が濃くなります。夏のあいだにまとめて買った服の色に目が慣れている、ということもあります。夏は明るく軽い色の服を毎日見ていたので、秋になって手持ちの落ち着いた色を見ると、急に重く感じる。これは肌の変化ではなく、目の慣れです。
目の慣れかどうかは、夏前に似合った基準の1枚を、夏のあいだ着ていなかった場所から出してきて当てると分かります。久しぶりに見た服で顔が明るく見えれば、答えは変わっていません。
段階2の「一段暗く」を、夏前の答え別に置き換える
段階2では、首元の色の明るさだけを一段下げてよい、と書きました。ここでは、夏前の答えごとに「一段」がどのくらいかを具体的にしておきます。黄みと青みの向き、澄みとにごりの向きは、どの答えでも変えません。
夏前の答えが春の側だった人
春の側の人は、明るく澄んだ黄みの色が似合いやすいタイプです。一段暗くするときは、澄んだ黄みのまま、明るさだけを落とします。
たとえば明るいアイボリーなら、少し黄みの濃いクリームへ。明るいサーモンなら、少し深いコーラルへ。にごった茶色やくすんだ緑のような秋の深い色に飛ばないことが大事です。春の側の人が段階2で秋の深い色を着ると、肌が戻ったときに一気に重く見えます。
夏前の答えが夏の側だった人
夏の側の人は、明るく灰みを含んだ青みの色が似合いやすいタイプです。一段暗くするときは、灰みと青みを残したまま、明るさを下げます。
淡いラベンダーなら、少し深いラベンダーグレーへ。淡いブルーグレーなら、中くらいのブルーグレーへ。日焼けした肌に黄みの色がなじんで見えても、ここで黄みのベージュやキャメルに乗り換えないでください。
夏前の答えが秋の側だった人
秋の側の人は、もともと深く黄みのある色が似合いやすいタイプです。日焼けで肌の明るさが下がると、秋の側の色とはむしろなじみやすくなります。そのため、段階2で色を変える必要がないことも多いはずです。
もし首元の色が浮いて見えるなら、明るいベージュを中くらいのキャメルに、明るいカーキを少し深いオリーブに、というように一段だけ深くします。
夏前の答えが冬の側だった人
冬の側の人は、はっきりした澄んだ青みの色や、白と黒のような強い対比が似合いやすいタイプです。日焼けで肌が暗くなると、真っ白の首元が浮いて見えることがあります。
この場合は、白を少しだけ灰みのない柔らかい白へ、明るいアイスカラーを中くらいの澄んだ色へ、と一段下げます。黒や濃紺はそのまま使えます。冬の側の人が段階2で困るのは、明るい側の色だけです。
白の扱い方はイエベ秋の白の選び方でも、秋の側の目線で扱っています。
記録のつけ方|週に一度、1行だけ書く
段階の切り替わりを見逃さないために、週に一度の記録をつけておくと楽になります。書くのは1行で足ります。
- 日付と天気
- 比べた場所(首と胸元、手の甲と腕の内側など)
- 最初の3秒の印象(はっきり違う/やっと分かる/分からない)
- その週に外で長く過ごした日があったか
天気を書くのは、晴れの日と曇りの日で、同じ窓辺でも見え方が少し変わるからです。曇りの日のほうが差は小さく見えやすいので、「曇りの日に分からない」だけで段階3とは判断せず、晴れた週にも分からないことを確かめてください。
携帯電話で写真も撮っておくと、さらに確かになります。同じ窓辺・同じ時間で、手の甲と腕の内側を並べた写真を毎週1枚。数週間分を並べると、差が縮んでいく様子が目で分かります。写真は色の判定には使わず、差の大小を比べるためだけに使ってください。画面の明るさや色の設定によって、肌の色そのものはずれて写るからです。
肌の状態を写真で見るときの注意は肌を写真で見るときの手順にまとめています。
秋の光が、判定そのものを狂わせることもある
秋は、肌だけでなく光も変わる季節です。日が低くなり、昼前後でも光に夕方のような黄みが混ざりやすくなります。室内でも、日が短くなって電球色の照明をつける時間が長くなります。
黄みの強い光の下では、どの肌も黄みが強く見え、黄みの色がなじんで見えます。日焼けが戻っていても、光のせいでイエベ寄りの答えが出ることがあるわけです。
光の影響を減らすために、次の3つを守ってください。
- 判定は昼前後に行い、夕方の斜めの日差しの時間を避ける
- 窓から入る直射日光が顔や布に当たらない位置に立つ
- 室内の照明は消す。電球色と昼白色が混ざると、どちらの答えにも寄ってしまう
曇りの日は光が均一になるので、むしろ判定に向いています。晴れた日しか時間が取れない場合は、窓にレースのカーテンを引いて、光をやわらげてから布を当ててください。写真で判定する場合の注意は写真で診断するときの手順にあります。
日焼け以外で「変わった」と感じる原因
段階3まで待って、条件をそろえて当て直しても、夏前と違う答えが出ることはあります。そのときは日焼け以外の原因も確かめてください。よくあるのは次の3つです。
髪色を変えた。 夏に明るくした髪を、秋に暗く戻す人は多いはずです。髪は顔の外側を囲む大きな面なので、髪色が変わると顔の明るさの見え方も変わります。判定のときは髪を白い布で覆い、髪の影響を外してください。
化粧の色や質感を変えた。 夏はさらっとした質感、秋はしっとりした質感に変える人も多い季節です。つやが増えると肌が明るく見え、明るい色が似合いやすくなります。素顔で判定してから、化粧をした状態でもう一度見ると、どちらが原因か分かります。
似合うと感じる基準が変わった。 同じ色でも、夏は軽く見えることを、秋は落ち着いて見えることを「似合う」と感じやすくなります。これは肌ではなく、見る側の気持ちの変化です。悪いことではありません。ただ、パーソナルカラーの答えとは分けて考えてください。
答えを1つに戻す日を、先に決めておく
待つ期間は、終わりが見えないと長く感じます。そこで、判定し直す日の目安を、暮らしの中の出来事で先に決めておくと楽になります。
おすすめは「冬のコートを初めて出す日」です。その頃には、夏の外出から十分に時間がたち、多くの人で肌の差は小さくなっています。コートを出したら、同じ窓辺で手の甲と二の腕の内側を並べ、差が分からなければその週に布を当て直す。差がまだ残っていれば、次の週にもう一度測る。
日付で決めず、出来事で決めておくのは、年によって暑さの残り方が違うからです。暑さが長引いた年は、コートを出す日も自然と遅くなり、肌が戻る時期とおおむね歩調がそろいます。
2つ目の候補の診断との付き合い方はセカンドタイプの見つけ方が参考になります。
待つあいだの買い物|返せない買い物は、段階3まで延ばす
最後に、待つあいだの買い物の線引きをまとめておきます。
| 買うもの | 段階1 | 段階2 | 段階3 |
|---|---|---|---|
| 首元に来る服・マフラー | 待つ | 一段暗い色を、返せるお店で | 判定し直した答えで買う |
| 顔から離れる服・小物 | 試してよい | 試してよい | 試してよい |
首元の買い物を延ばすのは、ほんの数週間です。その間に秋は深まり、首元の服が本当に必要になる寒さが来ます。判定し直してから買っても、着る時期には十分間に合います。
逆に、秋のはじめに勢いで首元の服をまとめて買うと、肌が戻った冬に「なぜこれを選んだのか分からない」服が残ります。迷ったら、その服を首元に当てた写真を1枚撮っておき、段階3になったときにもう一度同じ服を首元に当てて見比べてください。2回とも顔が明るく見えたら、それはあなたに合っている色です。
首元に1枚、どの段階でも使える中間の色を持つ
待つあいだの首元で、いちばん役に立つのは「夏前の答えでも、いまの見え方でも、どちらでも大きく外れない色」を1枚持っておくことです。
探し方は、夏前に似合った基準の1枚と、いま似合って見える1枚を並べて、その間にある色を選ぶことです。たとえば夏前は淡いブルーグレーが似合い、いまは中くらいのベージュがなじんで見えるなら、その間にある、黄みも青みも強くない中くらいのグレージュのような色が候補になります。
中間の色は、どちらの答えでも主役にはなりません。けれど、首元で顔を沈ませることも、浮かせることも少ない色です。段階1と段階2のあいだは、この1枚と、顔から離した秋色の組み合わせで過ごすと、判定を急ぐ必要がなくなります。
化粧と髪で、待つあいだの顔まわりを整える
服の色を待つあいだ、顔まわりは化粧と髪で整えることもできます。どちらも服より手軽に戻せるので、待つ期間の調整に向いています。
化粧では、ファンデーションの色を首の色に合わせてください。日焼けが残っているあいだは、夏前のファンデーションが首より明るく浮くことがあります。顔と首の境目が目立たない色を、その期間だけ使います。肌が戻ったら、夏前の色に戻します。
髪では、顔のすぐ横に来る毛先の色と明るさに注意します。夏に明るくした毛先が残っていると、日焼けした肌との明るさの差が開いて、顔がいっそう暗く見えることがあります。毛先だけを整えるか、まとめ髪にして顔の横から離すと、服の色の見え方も落ち着きます。
化粧と髪で整えておけば、服の判定を段階3まで待つあいだも、鏡の前で焦らずに済みます。
秋のパーソナルカラー全体の考え方は秋のパーソナルカラー早わかり、どちらとも決められないときの自己診断はどちらでもないと感じたときの見方にまとめています。
よくある問い
- Q. 夏のあと、ブルベなのに黄みの色のほうが似合って見えます。イエベに変わったのでしょうか
- まだ決めないでください。日焼けした肌は明るさが下がり、黄みが少し強く見えます。その状態で布を当てると、黄みの色がなじんで見えやすくなります。手の甲と二の腕の内側を白い紙の上で並べ、差が並べてもほとんど分からなくなってから、夏前と同じ条件で布を当て直してください。そこで同じ答えが出たら、それが変わった答えです。
- Q. 差が消えるまで、どのくらい待てばいいですか
- 人によって大きく違うので、日数で決めないほうが確かです。週に一度、同じ窓辺の同じ時間に手の甲と二の腕の内側を並べて、差が「はっきり見える」「並べてやっと分かる」「分からない」のどれかを書き留めてください。「分からない」が2週続いたら判定し直してよい時期です。
- Q. 待っているあいだ、秋服は何色を買えばいいですか
- 顔から離れる場所なら、いま気になる秋色を試してかまいません。ボトムス・靴・バッグは顔の色と並ばないので、判定が揺れていても失敗しにくいからです。首元に来るトップスやマフラーは、返品できるものだけにするか、夏前の答えと今の見え方の両方で合う中間の色を選んでください。
- Q. 毎年、秋になると同じように迷います。何か残しておけることはありますか
- 夏前、肌の差がない時期に、似合った布とそうでない布を当てた写真を同じ窓辺で撮っておいてください。秋に迷ったら、同じ窓辺・同じ時間で撮った写真と並べるだけで、日焼けの影響かどうかが分かります。
— メグラシ編集部





