パーソナルカラーのセカンドタイプ自己診断|隣り合う季節で迷ったときの見分け方

パーソナルカラーの1stは分かった。けれど2ndがどのシーズンなのか、自分では決められない。検索しても、体系ごとに違う名前と基準が出てきて、かえって混乱してしまう。この記事は、その状態にある方へ向けた見比べ方の手順です。
先に断っておくと、**セカンドタイプを名乗るための固有の判定基準は、セルフでは再現できません。**体系によって基準が違い、公開されていないものもあるためです。この記事が扱うのは、そこではなく、1stの隣にある候補を、条件をそろえて見比べるという、誰でも同じ手順でできる作業です。
結論:1stの両隣を、条件をそろえて見比べる
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 1stシーズンの両隣にある2つのシーズンを候補にする |
| 2 | 光・距離・姿勢の3条件を固定する |
| 3 | 候補の色を交互に3回以上入れ替えて見比べる |
| 4 | 日を変えて2〜3回、同じ手順で確認する |
なぜ固有の判定基準を再現できないのか
パーソナルカラーの体系は複数あり、同じ「セカンド」という言葉でも、体系ごとに判定の考え方が異なります。ある体系では明度を軸に判定し、別の体系では彩度を軸に判定するというように、基準そのものが統一されていません。さらに、判定基準が公開されていない体系もあります。
複数の体系の情報を混ぜて自己判定しようとすると、基準が食い違い、結果が安定しません。だからこの記事では、体系固有の基準に自分を当てはめる作業はしません。代わりに、候補の色を並べて、どちらがより自然に馴染むかを自分の目で確かめるという、体系に依存しない作業に絞ります。
そもそも「セカンド」という考え方自体が、1つのシーズンだけでは説明しきれない要素を扱うために生まれた区分です。1stシーズンの基準にすべてが当てはまる人ばかりではなく、部分的に別のシーズンの要素を併せ持つ人が一定数います。セカンドという区分は、その併せ持つ要素を「もう1つの参照点」として扱うためのものであって、1stより劣る扱いや、優劣を示すものではありません。
セカンドタイプを確かめる目的を先に整理する
作業に入る前に、何のためにセカンドを確かめるのかを整理しておくと、判定の精度が上がります。目的は大きく2つに分かれます。1つは、1stだけでは選びにくいアイテム(手持ちに1stの色が少ない、季節によって合う色が変わる気がする)を、2ndの色で補うためです。もう1つは、1stと2ndのどちらか一方に決めきれない「境目」の状態を自覚し、無理に決めつけないようにするためです。
どちらの目的であっても、この記事の手順は同じです。目的を意識しておくと、結果が出たあとにどう使うかが具体的にイメージしやすくなります。
ステップ1|候補は1stの両隣に絞る
四季の色相環で考えると、1stシーズンの両隣にあるシーズンは性質が近く、セカンドの候補になりやすい組み合わせです。逆に対角にあるシーズンは、暖かみと冷たさ、あるいは明るさと深みの向きが大きく異なるため、セカンドの候補になることはほとんどありません。
| 1stシーズン | セカンドの候補 | 候補から外れるシーズン |
|---|---|---|
| 春 | 夏・秋 | 冬 |
| 夏 | 春・冬 | 秋 |
| 秋 | 春・冬 | 夏 |
| 冬 | 夏・秋 | 春 |
この絞り込みだけで、見比べる作業の対象が4シーズンから2シーズンに減り、作業がかなり簡単になります。
ステップ2|光・距離・姿勢の3条件を固定する
見比べる作業でいちばん結果を左右するのは、判定基準そのものより撮影・観察の条件です。条件が毎回違うと、同じ色でも見え方が変わり、比較になりません。
| 条件 | 固定する内容 | 避けること |
|---|---|---|
| 光 | 北向きの窓から入る自然光、正午前後 | 直射日光、暖色の室内照明 |
| 距離 | 色布を顔から10cmほど離した位置 | 近すぎる・遠すぎる距離 |
| 姿勢 | 鏡に対してまっすぐ向いた状態 | 首を傾けた状態、斜めからの確認 |
色布や色紙は、手持ちの服の中から候補シーズンに近い色を選んでも代用できます。厳密な色見本でなくても、条件さえそろえれば、比較としては十分に機能します。
服装や肌の状態も条件のうちです。メイクをしている場合は、ファンデーションやチークの色が肌本来の色に上乗せされるため、判定に影響します。すっぴん、あるいはベースメイクだけの状態で確認するほうが、正確な比較ができます。着ている服の色も、首元に色が反射して肌に映り込むことがあるため、白や生成りなど、色の影響が少ない服を着た状態で確認してください。
ステップ3|候補を交互に3回以上入れ替える
2つの候補の色を、顔の下(鎖骨のあたり)に交互に当てて、鏡で顔色の変化を見比べます。1回だけの比較では、どちらが良いか分からないことが多いので、3回以上、順番を入れ替えながら確認してください。
見るポイントは、顔色が明るく見えるか、肌の質感が滑らかに見えるか、目の下のくまや赤みが目立たなくなるかの3つです。どちらかの色を当てたときに、これらが同時に良く見えるなら、その色のほうがセカンドの候補として有力です。
写真に撮って見比べる方法も有効です。スマートフォンのカメラで、同じ設定・同じ位置から2枚を撮影し、あとで並べて見ると、鏡越しでは気づきにくい違いに気づけることがあります。撮影する際は、フラッシュを使わず、加工や自動補正の機能をオフにしてください。加工がかかると、肌の色味そのものが変わってしまい、比較の意味がなくなります。
| 見るポイント | 良い変化 | 悪い変化 |
|---|---|---|
| 顔色 | 明るく見える | くすんで見える |
| 肌の質感 | 滑らかに見える | 粗く見える |
| 目の下 | 目立たなくなる | 濃く見える |
| 唇の血色 | 自然な血色に見える | くすんで見える |
ステップ4|日を変えて2〜3回確認する
1回の確認で結果が出ても、その日だけの体調や肌の状態が影響している可能性があります。**日を変えて2〜3回、同じ手順で確認してください。**毎回同じ側に馴染むと感じたら、その結果は安定していると考えられます。
確認するたびに、日付と結果を簡単にメモしておくと、あとで振り返るときに役立ちます。「9月2日、夏の色のほうが明るく見えた」というように、一言で構いません。3回分のメモがそろえば、傾向がはっきり見えてきます。
体調による揺れも考慮しておいてください。寝不足の日や、生理前後で肌の赤みが変わりやすい時期は、いつもと違う結果が出ることがあります。3回のうち1回だけ違う結果が出た場合は、その日の体調をメモに残しておくと、あとで「体調による例外だった」のか「本当に境目にいる」のかを区別しやすくなります。季節が変わるタイミングで確認し直すのも一つの方法です。同じ手順でも、夏と冬で結果の出方が変わることがあります。
よくある誤解
セカンドタイプの自己診断には、いくつか広まりやすい誤解があります。
| 誤解 | 実際のところ |
|---|---|
| セカンドは1stより弱い、劣ったタイプだ | 優劣ではなく、併せ持つ要素をどう扱うかという区分 |
| セカンドが分かれば、1stの色を使わなくていい | 1stの基準は変わらず土台のまま。セカンドは補う役割 |
| 1回の診断で確実に分かる | 体調や条件で結果が揺れるため、複数回の確認が前提 |
| 全ての体系で同じセカンドタイプ名になる | 体系ごとに基準が違うため、名称は必ずしも一致しない |
これらの誤解は、セカンドタイプを「もう1つの正解」として探そうとするところから生まれます。実際には、1stという土台があったうえで、状況に応じて参照する2つ目の物差しを持つ、という位置づけで捉えると扱いやすくなります。
何度確認しても決まらないとき
3回確認しても毎回違う側に感じる場合は、境目にいる可能性が高い状態です。この場合、無理にどちらか一方に決める必要はありません。
顔にいちばん近い部分(トップスの衿元やスカーフ、アクセサリー)には1stの色を使い、顔から離れた部分(バッグや靴などの小物)には2ndの候補だった色を使うという分け方をすると、どちらの候補も無理なく生活に取り入れられます。境目にいることは珍しくなく、決着をつけることよりも、両方をうまく使う方法を持っておくほうが実用的です。
季節による使い分けという考え方もあります。1stが春で候補が夏・秋の場合、実際の気温や光の質感に近いほうの候補を、その季節だけ優先的に使うという方法です。夏の強い日差しの季節は夏寄りの色を、秋の落ち着いた光の季節は秋寄りの色を試してみると、季節の光そのものが判定の後押しになることがあります。無理に1つに決めず、季節や場面によって使い分けるという発想を持っておくと、パーソナルカラーの活用の幅が広がります。
セルフでできること・できないこと
| 確認したいこと | セルフで可能か |
|---|---|
| 1stの両隣のどちらに近いか | 可能。この記事の手順で確認できる |
| 体系固有のセカンドタイプ名 | 不可能。体系ごとに基準が異なるため |
| 境目にいるかどうか | 可能。3回確認して結果が割れるかで分かる |
| 明度・彩度など軸ごとの厳密な数値 | 難しい。専用の測定機器が必要になる |
**「セルフで不可能」の行に注目してください。**体系固有のタイプ名に自分を当てはめることは、セルフではできません。この記事で確認できるのは、あくまで「1stの両隣のどちらに、より自然に馴染むか」という相対的な比較だけです。
この線引きを最初に持っておくと、情報収集の仕方も変わります。体系固有のタイプ名を検索して回るより、自分の目で確かめた「どちらに馴染むか」という結果のほうが、日々の買い物には直接役立ちます。タイプ名は、あとから知識として補強すればよいものです。
記録の残し方も工夫の余地があります。スマートフォンのメモアプリに、確認した日付・光の条件・どちらが馴染んで見えたかを1行ずつ残しておくと、3ヶ月後や半年後に見返したときに、季節による揺れなのか、それとも一貫した傾向なのかを自分で判断しやすくなります。写真を撮った場合は、同じフォルダにまとめておくと、あとから並べて見比べる際に役立ちます。
まとめ
セカンドタイプは、固有の判定基準を再現するのではなく、候補を絞って、条件をそろえて見比べる手順で確かめます。
- 1stの両隣にある2つのシーズンを候補にする
- 光・距離・姿勢の3条件を固定する
- 候補を交互に3回以上入れ替えて見比べる
- 日を変えて2〜3回確認し、結果が安定するか記録する
- 決まらない場合は、顔から近い部分と遠い部分で使い分ける
- 迷ったときは季節によって候補を使い分ける方法も検討する
固有のタイプ名を追いかけるより、この手順で得られた「どちらに馴染むか」という実感のほうが、日々の色選びには役立ちます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. セカンドタイプはどうやって確かめればいいですか
- 1stシーズンの両隣にある2つのシーズンを候補にして、その色を顔の下に交互に当てて見比べます。どちらの色のときに顔色が明るく、肌の質感が滑らかに見えるかを鏡で確認してください。1回だけでは判断が揺れやすいので、同じ条件で3回以上入れ替えて、毎回同じ側に馴染むかを確認すると精度が上がります。固有の判定基準に自分を当てはめるのではなく、条件をそろえて見比べる作業として進めてください。
- Q. 候補はどうやって絞ればいいですか
- 1stシーズンの両隣にある2つのシーズンに絞ってください。四季の色相環で考えると、対角にあるシーズンは性質が大きく異なるため、セカンドの候補になることはほとんどありません。たとえば1stが春であれば、候補は夏と秋の2つです。冬は対角にあたるため、候補から外してよいシーズンです。この絞り込みだけで、見比べる作業がかなり簡単になります。
- Q. 見比べるときの条件はどう揃えればいいですか
- 光・距離・姿勢の3つを固定してください。光は北向きの窓から入る自然光が安定します。直射日光や暖色の室内照明は、色そのものが違って見えるため避けてください。距離は色布を顔から10cmほど離した位置で固定し、姿勢は鏡に対してまっすぐ向いた状態にします。この3つが毎回違うと、同じ色でも見え方が変わり、比較にならなくなります。
- Q. 1回で決められないのですが、どうすればいいですか
- 1回で決めようとしなくて大丈夫です。日を変えて2〜3回、同じ手順で確認してください。肌の状態は日によって多少変わるため、1回だけの結果を絶対視すると誤った方向に進むことがあります。3回とも同じ側に馴染むと感じたら、その結果は安定していると考えられます。毎回違う側に感じる場合は、次の質問で扱う『境目にいる』状態として扱ってください。
- Q. 何度確認しても2つの候補のどちらとも言えません。どうすればいいですか
- 境目にいる可能性が高い状態です。この場合、無理にどちらか一方に決める必要はありません。顔にいちばん近い部分(トップスの衿元やスカーフ)には1stの色を使い、顔から離れた部分(バッグや靴などの小物)には2ndの候補だった色を使うという分け方をすると、どちらの候補も無理なく生活に取り入れられます。
— メグラシ編集部





