パーソナルカラーの自己診断が骨格で変わる|布を当てる位置・面積・光をそろえる

同じ布を当てているのに、やるたび違う季節が出る。このとき動いているのは、目ではなく布のほうです。
自己診断は、顔の下に色を置いて、顔の側がどう変わるかを見る作業です。ところが布を持つ手の高さも、垂らす面積も、光の角度も、毎回違っています。測る道具が動いていれば、結果は当然ばらつきます。
そろえるのは三つだけ。布が顔から何センチ下にあるか、鎖骨から下に何センチ分あるか、布の表面が光を返すか吸うか。この三つを決めてから二回やって、同じ結果が出るかどうかで判定します。
📋 布を当てる前にそろえる条件|早見表
| そろえるもの | 決め方 | 通る側 | 通らない側 |
|---|---|---|---|
| 位置 | 布の上端をあご先から下へ | 3〜5cm | 2cm以下・7cm以上 |
| 面積 | 鎖骨の下まで垂らす長さ | 12〜18cm | 8cm以下・25cm以上 |
| 光 | 窓からの光か、照明か | 窓・直射なし | 室内照明・直射日光 |
| 再現 | 同じ条件で二回 | 同じ季節が出る | 違う季節が出る |
三つそろえて二回とも同じなら採用。割れたら、色ではなく条件を探しにいってください。
なぜ同じ人が、日によって違う季節に出るのか
顔の色は、その日の体調でも変わります。けれど自己診断のばらつきは、それより前の段階で起きています。
布を手で持つと、腕は少しずつ下がります。最初の一枚は鎖骨の高さにあった布が、五枚目には胸の高さまで落ちている。同じ人が同じ布で見ても、五枚目だけ結果が変わるのはこのためです。
面積も同じです。広げて持てば胸まで色が広がり、たたんで持てば首元の細い帯になります。帯の幅が変われば、顔に返る光の量も変わります。
光もそうです。朝いちばんの窓と、夕方の同じ窓では、入ってくる光の色が違います。前回は昼にやって、今回は夜に照明の下でやったなら、二回のあいだで変わったのは自分ではなく部屋のほうです。
つまり、ばらつきの原因は三つに分かれます。位置、面積、光。どれも自分で固定できるものばかりで、色を見る力とは関係がありません。
そろえる①|布は、あご先から何センチ下にあるか
あご先を起点にして、布の上端を下へ3〜5cmの位置に置きます。指を横にして二本ぶんが、だいたいこの幅です。
2cm以下まで上げると、あごの影が布に落ちます。影は色を沈ませるので、明るい色ほど本来と違う顔をします。7cm以上下げると、今度は色が顔まで届かず、どの布を当ててもほとんど変化が出ません。「差が分からない」という感覚は、たいていここから来ています。
手で持つのをやめると、この位置は固定できます。肩に掛ける、椅子の背に掛けて体を寄せる、洗濯ばさみで留める。どれでも構いません。手を離せる形にすることが、位置をそろえる近道です。
そろえる②|面積は、鎖骨の下に何センチ分あるか
鎖骨のいちばん低い点から下へ15cmを目安にします。手のひらの縦の長さがおおむねこのくらいなので、当ててみると測れます。
8cm以下だと、布は首元の細い帯になります。帯の幅では顔に返る光が足りず、季節の差が出ません。反対に25cmを超えると、今の服の色と布が重なり、どちらの色を見ているか分からなくなります。
上に着ているものの色が明るい日は、布の面積が少し狭くても影響が出ます。判定の日だけは、白か生成りの無地を着ておくと条件がひとつ減ります。
面積を測るときは、鎖骨の低い点に指を置いて、そこから手のひらを下へ一枚ぶん滑らせてください。手のひらの先が届いたところが下端の目安です。毎回この動作をはさむと、布の垂らし方が揃います。
なお、面積は広ければ広いほど分かりやすい、という関係にはなっていません。胸から下まで色が広がると、顔ではなく全身の印象を見ることになり、判定の対象がすり替わります。
そろえる③|布の表面が、光を返すか吸うか
同じ色名でも、つやのある布とつやのない布では、返ってくる光の量が違います。つやのある一枚は角度で色が変わるので、当て方が少しずれただけで別の結果が出ます。
判定に使う布は、表面がつやのないものにそろえてください。柄は入れません。細かい柄があると、目が色ではなく形を追ってしまいます。
布をそろえられない日は、判定そのものを別の日に回すほうが早く済みます。
骨格ストレートの体格で、ずれやすいところ
首が短めに見える体格では、あご先から3cm下に置いた布が、鎖骨まで届かないことがあります。位置は合っているのに面積が足りず、差が出ないまま「どれも似合わない」という結論になります。
直し方は、位置を下げるのではなく、布を横に広げることです。上端は3cmのまま、幅を肩幅くらいまで広げると、面積は確保できます。
胸に厚みがある体格では、布が前へせり出して光の角度が変わります。布の下端を体に軽く沿わせて、面が斜めにならないようにしてください。
骨格ウェーブの体格で、ずれやすいところ
首が長めに見える体格では、同じ3cmでも布が胸の側へ落ちます。顔から布までの実際の距離が広がるので、色が届きません。
この場合は、上端をあご先から2〜3cmまで上げても構いません。基準はセンチではなく、布が鎖骨の面に乗っているかどうかです。 鎖骨に乗っていれば、数字は多少前後して構いません。
鎖骨が細く出ている体格では、布が骨の上で山になり、影が一本できます。影が出たら、布を少しだけたるませて面をつくり直してください。
骨格ナチュラルの体格で、ずれやすいところ
肩に厚みや張りがある体格では、布の両端が肩の丸みに乗って前へ倒れます。倒れた面には光が当たらないので、中央だけ明るく、両端が沈んだ状態で見ることになります。
倒れているかどうかは、正面から見て布の両端が同じ明るさかどうかで分かります。片側だけ暗ければ倒れています。
直すには、布を掛ける位置を肩ではなく首の後ろに寄せます。首の後ろから前へ垂らすと、面は体の正面と平行になります。
二回やって、同じ結果が出るかを確かめる
条件をそろえたら、同じ布の並びで二回やります。二回目は、順番を逆にしてください。同じ順で二回やると、二回目は一回目の記憶をなぞってしまいます。
- 一回目:明るい側から暗い側へ
- 二回目:暗い側から明るい側へ
- 二回のあいだに、窓の外を10秒見て目を戻す
- 判定は毎回、顔の側だけを見る
二回とも同じ季節が出れば、その結果は使えます。割れたら、色ではなく条件のどれかが動いています。
どちらとも取れる場合①|二回で違う季節が出た
まず位置を疑ってください。手で持っていたなら、掛ける形に変えるだけで結果が安定することがよくあります。
位置を固定しても割れる場合は、二つの季節の境目にいるということです。境目は珍しいことではありません。このときは片方を選ぶのではなく、二回とも通った色から先に使ってください。通った色は、条件が動いても結果が変わらなかった色なので、いちばん確かです。
どちらとも取れる場合②|骨格の判定が決まっていない
骨格のタイプが決まっていなくても、この記事の条件そろえはできます。見るのは自分の首の長さと鎖骨の位置であって、タイプ名ではないからです。
鎖骨に布が乗っているか、肩で布が倒れていないか。この二つだけ確かめれば、タイプ名を経由せずに条件はそろいます。タイプ名は、あとから確かめれば足ります。
どちらとも取れる場合③|家に判定用の布がない
無地のTシャツ、ハンカチ、枕カバーで代わりになります。条件は、無地・つやなし・広げて鎖骨の下15cmまで届くこと。この三つを満たしていれば、判定用として売られているものと同じ働きをします。
色数は多くなくて構いません。明るい側と暗い側、黄みのある側と青みのある側で、四枚あれば方向は出ます。枚数を増やすより、同じ四枚で二回やるほうが結果は安定します。
よくある誤解
「プロに見てもらえば一発で決まる」と考えて自己診断をやめてしまう人がいますが、条件がそろっていれば自己診断の再現性はかなり高くなります。逆に条件がそろっていなければ、何度やっても割れます。
「たくさんの色を当てるほど精度が上がる」も、条件が動いたままでは当てはまりません。二十枚を一回ずつより、四枚を二回のほうが、判断の材料としては確かです。
「肌が明るいか暗いかで先に決まる」という言い方も見かけますが、自己診断で見ているのは肌そのものではなく、顔の側に返ってくる光です。返る光は布の位置と面積で変わるので、条件が動いていれば同じ肌でも別の結論になります。
もうひとつ、化粧をした顔で判定してはいけない、というほど厳しく考える必要もありません。二回とも同じ状態であれば、条件としてはそろっています。大事なのは素の状態かどうかではなく、二回のあいだで変えないことです。
まとめ
- 位置:布の上端はあご先から下へ3〜5cm。鎖骨の面に乗っているかで確かめる
- 面積:鎖骨の下15cm分。狭いと差が出ず、広いと服の色と混ざる
- 光:窓からの光、直射なし、時間帯を固定する
- 体格:首が短めなら横へ広げる、長めなら上端を上げる、肩に厚みがあれば首の後ろから垂らす
- 再現:同じ条件で二回、順番を逆にして。同じ季節が出たら採用
- 割れたとき:色を疑う前に条件を疑う。二回とも通った色から先に使う
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 自己診断のたびに違う季節が出ます。目が慣れていないからですか
- 多くの場合、目ではなく布の当て方が動いています。手で持って当てると、腕の疲れ具合や鏡までの距離で布の位置が毎回数センチ変わります。あご先から下に3〜5cmの位置に上端を置き、鎖骨の下15cm分まで垂らす。この二つを決めてから二回やってみてください。二回とも同じ季節が出たなら、条件はそろっています。まだ割れるなら、光の条件が残っています。窓から入る光で、正午前後の時間に固定してください。
- Q. 骨格タイプによって、どこがずれやすいですか
- 首の長さと鎖骨の出方で変わります。首が短めに見える体格では、あご先から3cm下に置いた布が鎖骨に届かず、面積が足りないまま判定してしまいます。反対に首が長めに見える体格では、同じ3cmでも布が胸の側に落ちて、顔まで色が届きません。肩に厚みがある体格では、布の両端が肩の丸みに乗って前へ倒れ、光の当たる角度が変わります。ずれる方向がタイプごとに決まっているので、先に自分の方向を知っておくと直せます。
- Q. 布は何を使えばいいですか
- 無地で、表面がつやのないものを選んでください。判定用の布が手元になければ、無地のTシャツやハンカチで代わりになります。避けたいのは、織りに光沢があるものと、細かい柄が入っているものです。光沢は角度で色が変わり、柄は目が形のほうへ行きます。大きさは、広げて鎖骨の下15cmまで届く程度あれば足ります。同じ一枚を毎回使うと、条件がひとつ減ります。
- Q. 照明の下でやってはいけませんか
- 室内の照明は色の出方を一方向へ寄せます。窓から入る光で、直射の当たらない場所に立ってください。時間帯も固定します。朝いちばんと夕方では、同じ窓でも光の色が違います。正午の前後2時間のあいだで、二回とも同じ時間帯にそろえるのが扱いやすい形です。曇りの日でも構いません。むしろ影が出にくいので、条件としては安定します。
- Q. 二回で違う結果が出たら、どちらを採りますか
- どちらも採りません。条件がまだそろっていない合図なので、三回目を足すのではなく、位置・面積・光のどれが動いたかを探してください。いちばん多いのは位置です。手で持つのをやめて、肩に掛けるか、椅子の背に掛けて体を寄せる形にすると、位置は固定できます。それでも割れる場合は、二つの季節の境目にいるということなので、共通して通った色から先に使ってください。
— メグラシ編集部





