イエベ春の16タイプを自分でやり直すとき|一度に変える条件を1つに絞り、同じ比較を3回繰り返す

布をたくさん並べても、精度は上がりません。 イエベ春まで出たあと、16のどこかを自分で確かめようとして10枚並べると、たいてい「どれも似合う気がする」で終わります。
理由は単純で、一度に2つ以上の条件が動いているからです。明るさも鮮やかさも黄みも違う布を並べると、顔の見え方が変わっても、どの条件が効いたのか分かりません。
やり方を逆にします。1回の比較は2枚だけ。変えるのは1つの条件だけ。それを3回繰り返す。 手数は増えますが、1回あたりの判断はずっと軽くなります。
なぜ「たくさん試す」と分からなくなるのか
比較というのは、違っている条件が1つのときだけ意味を持ちます。 2つ違っていれば、結果がどちらのせいなのか決められません。
10枚並べたときに起きているのは、これが同時に何十通りも走っている状態です。だから見るたびに答えが変わります。試した数が多いほど正確になるという感覚は、この場面では逆に働きます。
試す数ではなく、1回あたりの条件の少なさが精度を決めます。 並べる枚数を減らすことは、手を抜くことではありません。読み取れる情報を、読み取れる形に整えることです。
イエベ春の中で分かれる3つの条件
イエベ春の範囲をさらに分けるとき、実際に効くのは次の3つです。
| 条件 | 何が違うか | 顔のどこに出るか |
|---|---|---|
| 明るさ | 白を混ぜた量 | 目の下の影の濃さ |
| 鮮やかさ | 色みの強さ | 頬の色の出方 |
| 黄みの強さ | 黄に寄っているか | 口もとの血色の見え方 |
見る場所を条件ごとに分けているのが肝心です。同じ場所を見ていると、どの条件を見ているのか自分でも分からなくなります。
布の組み方|2枚が「1条件だけ違う」ことを確かめる
必要なのは6枚です。3つの条件それぞれに、2枚ずつ。
2枚が1条件だけ違っているかどうかは、重ねて確かめます。 2枚を重ねて日陰に置き、境目の線を見てください。
- 境目がぼやけて、狙った差だけが残る → 使える2枚
- 境目がくっきり出る → 狙った条件以外も違っている
くっきり出る組み合わせを使うと、比較の意味がなくなります。布を用意する時間の大半を、ここに使ってください。
比較の単位|1回は10秒、2枚だけ
1回の比較は次のようにします。
窓際に立ち、顔の下に1枚目を当てて5秒、2枚目に替えて5秒。行き来はしません。 何度も往復すると、直前に見た色の残像が判断に混ざります。
見るのは、条件ごとに決めた1か所だけです。明るさなら目の下の影、鮮やかさなら頬、黄みなら口もと。他の場所は見ないでください。
10秒で決まらなければ、その回は「差なし」と書きます。長く見るほど正しくなるということはありません。
3回繰り返す前に|条件を紙に書き出す
繰り返しが意味を持つのは、繰り返している間ずっと条件が同じときだけです。動きやすい条件を先に書き出して、固定してください。
書き出すのは4つ。時刻、窓からの歩数、髪をおろしているか上げているか、化粧をしているかどうか。この4つは、どれも顔の影の出方を直接動かします。
なかでも髪の位置は見落とされがちです。おろした髪は顔の横に影を作るので、頬の色の出方が変わります。鮮やかさの比較をしている最中に髪をかき上げると、そこで条件が1つ増えます。
書き出した4つを、3回の繰り返しが終わるまで一度も変えない。 これができていれば、3回のうち2回が同じ側になったとき、その差は布によるものだと言えます。
手順①|明るさだけを変える
鮮やかさと黄みが揃った2枚を使い、明るさだけを変えます。見るのは目の下の影です。
- 明るい側で影が薄くなる → 明るい側に1票
- 暗い側で顔の輪郭が締まって見える → 暗い側に1票
- どちらも変わらない → 差なし
これを3回繰り返します。2回以上同じ側なら、その側で決まりです。1対1対1、あるいは差なしが2回以上出たら、この条件は棄権にします。
手順②|鮮やかさだけを変える
明るさと黄みが揃った2枚で、鮮やかさだけを変えます。見るのは頬です。
- 鮮やかな側で頬の色が浮いて見える → くすみ側に1票
- くすんだ側で顔全体が沈んで見える → 鮮やか側に1票
- どちらも変わらない → 差なし
同じく3回。繰り返しの途中で顔を洗ったり髪型を変えたりしないでください。 条件が変わると、繰り返した意味がなくなります。
手順③|黄みの強さだけを変える
明るさと鮮やかさが揃った2枚で、黄みだけを変えます。見るのは口もとです。
- 黄みが強い側で口もとの血色が自然に見える → 黄み強め側に1票
- 黄みが弱い側で口もとがはっきりする → 黄み控えめ側に1票
- どちらも変わらない → 差なし
3つの条件で、それぞれ「どちら側」か「棄権」かが出ます。ここまでで作業は終わりです。
票の書き方|条件ごとに紙を分ける
3条件ぶんの票を1枚の紙にまとめると、あとから読み返したときに混ざります。紙は3枚に分けてください。
1枚につき書くのは、条件の名前、使った2枚の見分け方、3回の結果、そして最後の1行に「採用した側」または「棄権」。それだけです。
見分け方を書いておくのが効きます。「明るいほう」ではなく「白っぽくて、重ねると上に見えるほう」のように、次に手に取ったとき同じ布を選べる書き方にしてください。半年後に測り直すとき、同じ布で比べられるかどうかで結論の意味が変わります。
3枚の紙がそろったら、採用した側だけを1行にまとめます。棄権は棄権のまま残す。埋めないことが記録になります。
どちらとも取れるとき①|差が出ない条件があった
差が出ない条件が1つなら、そこを空欄にして残り2条件で位置を書きます。 16マスのうち、2マスまで絞れた状態です。
このとき、空欄の条件については店頭で決めます。残り2条件を満たす布を、空欄の条件の両側から1枚ずつ手に取り、顔に当てる。店頭の光は自宅の窓際より強いことが多く、自宅で出なかった差が出ることがあります。
どちらとも取れるとき②|3条件とも差が出た
全部に差が出たなら16は決まりますが、その前に1つ確かめてください。 3つの比較で使った布の組み合わせが、本当に1条件だけ違っていたかどうかです。
3つとも気持ちよく差が出るときは、たいてい布の差が大きすぎます。明るさを見たつもりの2枚が、鮮やかさも一緒に違っていた、という形です。
確かめ方は、布を入れ替えて同じ比較をもう一度やることです。別の2枚でも同じ側に票が入れば本物、入らなければ布のせいです。
どちらとも取れるとき③|途中で答えが逆転した
1回目と2回目で逆の側に入り、3回目でどちらかに決まった、という形はよく起きます。
このとき、3回目を信じてはいけません。2対1は「決まった」ではなく「かろうじて決まった」です。 日を変えてもう3回やってください。合計6回で4回以上同じ側なら採用、それ未満なら棄権です。
面倒に見えますが、逆転が起きた条件は境目にある可能性が高く、そこを無理に決めると16の位置そのものが動きます。
3条件のうち2つが棄権になったら
16をやめます。 決まった1条件だけをメモして、イエベ春の範囲で運用してください。
これは負けではありません。分ける根拠が2本足りない状態で名前を決めても、その名前は使えないからです。1条件だけでも、候補は半分に減ります。
たとえば「明るさは明るい側」だけ決まっているなら、顔に近い布は明るい側から選ぶという条件が1本立ちます。それで十分に迷いは減ります。
手持ちの布で組めないとき
条件を1つに絞った2枚が手持ちにない場合、無地のハンカチを2枚だけ買い足すのが早い解決です。3条件ぶん揃えなくてかまいません。
いちばん迷っている条件から1組だけ用意して、そこだけ丁寧に見る。他の2条件は棄権のままでも、判断の材料は増えます。
紙でも代用できます。同じ紙質で色の違うものを2枚。紙は布より光を返すので、顔の下15cmほど離して使ってください。
どの条件から手をつけるか迷ったら、過去にいちばん失敗した買い物を思い出してください。明るすぎて浮いたのなら明るさ、鮮やかすぎて落ち着かなかったのなら鮮やかさ。失敗の記憶は、どの条件が自分に効いているかを教えてくれます。効いている条件から確かめるほうが、差も読み取りやすくなります。
いつやり直すか|条件が変わったときだけ
一度出した答えを、定期的にやり直す必要はありません。やり直す合図は、条件が変わったときです。
効くのは2つ。髪の色を大きく変えたときと、顔まわりに常時入る色を変えたときです。どちらも、顔の下に置く布の見え方の土台を動かします。眼鏡のふちの色を変えた場合も同じ扱いにしてください。
逆に、季節が変わっただけ、日焼けの度合いが少し動いただけなら、やり直す必要はありません。3条件のうち黄みの強さだけは動くことがありますが、明るさと鮮やかさはほとんど動きません。やり直すなら黄みの1条件だけにしてください。3条件を全部やり直すと、前回と比べるための足場までなくなります。
前の紙が残っていれば、比べるのは1行だけで済みます。これが記録を3枚に分けておく理由です。
決まった条件を、買い物の順番に変える
最後に、出た答えの使い方です。条件は、選ぶ順番として使います。
顔に近いトップスや上着では、決まった条件を全部かけます。3つとも決まっていれば候補はかなり絞られますが、これは顔まわりの数点だけの話です。
ボトムスと靴では、決まった条件のうち1つだけを使います。3つ全部かけると、選べるものがほとんど残りません。
小物は条件なしでかまいません。面積が狭いので、顔の見え方はほとんど動きません。条件を全部の買い物に持ち込まないことが、この手順をやり切るための最後の条件です。
よくある問い
- Q. 布は何枚あればいいですか
- 1回の比較に使うのは2枚だけです。全体では6枚あれば3つの条件を独立に見られます。枚数を増やすと精度が上がるように感じますが、逆です。3枚以上並べると、顔の見え方ではなく布同士の関係を見てしまいます。しかも並べた枚数が増えるほど、明るさと鮮やかさが同時に違う組み合わせが混ざります。2枚に絞ることが、条件を1つに絞ることとほぼ同じ意味になります。
- Q. 1回の比較で条件を1つに絞るとは、具体的にどういうことですか
- 明るさを見るなら、鮮やかさと黄みの強さがだいたい同じで、明るさだけが違う2枚を使うということです。確かめ方は、2枚を重ねて日陰に置き、境目の線を見ることです。境目がぼやけて明暗の差だけが残るなら、条件は1つに絞れています。境目がくっきり出るなら、明るさ以外の条件も違っています。その組み合わせで比べても、どの条件が効いたのか分かりません。
- Q. 3回繰り返すのはなぜですか
- 1回の比較では、そのときの光や体調で答えが動くからです。3回繰り返して2回以上同じ側なら、その差は条件によるものだと考えてよい水準です。1回ずつ答えが違って1対1対1になったら、その条件は棄権にします。繰り返す間隔は、続けて3回で構いません。ただし途中で顔を洗ったり髪型を変えたりしないでください。条件が変わると繰り返しの意味がなくなります。
- Q. 3つの条件のうち、どれも差が出ませんでした
- 布の差が小さすぎる可能性があります。2枚の差が見た目で分かる程度にないと、顔の見え方の差はもっと小さくなります。まず布を、はっきり違うと分かる2枚に替えてください。替えても差が出ないなら、16に分ける根拠がないということです。イエベ春の範囲全体を使える、と読み替えてかまいません。狭めないほうが選べる色は増えます。
- Q. 16まで分かれなくても困りませんか
- 困る場面は限られます。顔に近いトップスや上着を選ぶときだけです。それ以外、たとえばボトムスや靴や小物では、イエベ春の範囲で選べば足ります。16まで分けるのは、迷ったときに候補を半分に減らすための道具です。道具がなくても、範囲があれば買い物はできます。3条件のうち1つでも決まっていれば、その1つを条件に加えるだけで候補は十分に減ります。
— メグラシ編集部





