16タイプ顔診断の結果を数字に翻訳する|分類名のまま置かず、4つの比で照合してから採用を決める

出た名前を、名前のまま持ち帰らないでください。 16タイプの顔診断は設問が言葉で書かれています。言葉の基準は人によって違うので、同じ顔でも回答が変わります。
やることは翻訳です。名前を4つの比に直し、自分の写真の実測と何個一致するかを数える。3個以上一致で採用、2個で保留、1個以下は測り直し。 これだけで、名前を信じるかどうかが自分で決まります。
翻訳といっても、測るのは1枚の写真と定規だけです。所要は10分ほど。名前を疑う気持ちを、数えられる形に置き換えるための工程だと思ってください。
なぜ言葉の設問だと揺れるのか|解像度が写真より粗い
「顔は丸いほうですか」という問いに、基準はありません。周りと比べてなのか、昔の自分と比べてなのか、写真で見た印象なのか。
言葉は、写真より解像度が粗い。 粗い入力から16に割ろうとするので、境目のあたりに来た人ほど回ごとに違うマスへ落ちます。
だから設問を増やしても解決しません。増やせば粗い入力が増えるだけです。入力の種類を、言葉から長さに変えます。
16に分ける前に|8分類の位置が固定されているか確かめる
16分類は、8分類の上に「パーツの強弱」をもう1本足したものです。土台の8分類が動いている状態で16まで進むと、揺れが2倍になります。
確かめ方は簡単です。8分類の結果を、日を空けて2回出してみてください。 2回とも同じなら土台は固定されています。違うなら、16に進む前にそこを止めます。
土台が動く原因は、たいてい2軸のうち片方だけです。大人寄りか子ども寄りかは安定しているのに、直線寄りか曲線寄りかが毎回変わる。あるいはその逆。どちらが動いているかを先に特定すると、あとで測る4つの比のうち、どれを丁寧に測ればいいかが決まります。
動いている軸に対応する比は2つあります。大人寄りか子ども寄りかなら縦横比と目の横幅比、直線寄りか曲線寄りかなら眉目のすきま比とあご線の直線率。動いている軸の側だけ、写真を2枚ではなく3枚撮って中央値を使ってください。
翻訳先の4つの比
16分類は、おおまかに「大人寄りか子ども寄りか」「直線寄りか曲線寄りか」の2軸を細かくしたものです。この2軸を、次の4つの比で置き換えます。
| 比 | 測る場所 | どちらの軸に効くか |
|---|---|---|
| 縦横比 | 髪の生え際からあご先 ÷ 頬骨の左右幅 | 大人寄りか子ども寄りか |
| 目の横幅比 | 片目の横幅 ÷ 頬骨の左右幅 | 大人寄りか子ども寄りか |
| 眉目のすきま比 | 眉の下から上まぶたまで ÷ 顔の縦の長さ | 直線寄りか曲線寄りか |
| あご線の直線率 | あご先から耳の下までを3点で見たときの反り | 直線寄りか曲線寄りか |
4つとも、定規と1枚の写真で測れます。特別な道具は要りません。
測る前の条件|写真の撮り方3つ
条件がずれると、比の値がそのままずれます。次の3つを守ってください。
- カメラを目の高さに置く。 上から撮るとあごが短く写り、縦横比が小さく出ます
- 顔から60cm以上離す。 近いと中央のパーツが大きく写り、目の横幅比が大きく出ます
- 明かりを正面から当てる。 横からの光はあご線の反りを実際より強く見せます
同じ条件で2枚撮ってください。2枚の比の値が3%以内に収まっていれば、その写真は使えます。収まらなければ条件が守れていません。
比①|縦横比
生え際からあご先までの長さを、頬骨のいちばん広いところの幅で割ります。
- 1.45より大きい → 大人寄りの側に1票
- 1.35より小さい → 子ども寄りの側に1票
- その間 → 保留
生え際が分かりにくい場合は、眉の上3cmの位置を代わりの基準にして、毎回そこを使ってください。位置を変えないことが、値そのものの正確さより効きます。
比②|目の横幅÷頬骨幅
片目の目頭から目尻までを測り、頬骨の左右幅で割ります。
- 0.22より大きい → 子ども寄りの側に1票
- 0.19より小さい → 大人寄りの側に1票
- その間 → 保留
この比は撮影距離にいちばん敏感です。60cmで撮った写真と30cmで撮った写真では、値が1割近く違うことがあります。
比③|眉と目のすきま
眉の下のラインから上まぶたのふちまでを測り、顔の縦の長さで割ります。パーセントで扱うと読みやすくなります。
- 5%より大きい → 曲線寄りの側に1票
- 3.5%より小さい → 直線寄りの側に1票
- その間 → 保留
眉を整えている場合は、眉毛の下ではなく眉の骨の下を基準にしてください。整え方で毎回動く場所を基準にすると、比も毎回動きます。
比④|あご線の直線率
あご先、耳の下、その中間の3点に印をつけます。3点を結んだとき、中間の点が直線からどれだけ外へ出ているかを見ます。
- 外へのふくらみが、あご先から耳下までの距離の8%より大きい → 曲線寄りに1票
- 5%より小さい → 直線寄りに1票
- その間 → 保留
この比だけは、髪で隠れていると測れません。耳の下を出した状態で撮ってください。
照合|出た名前と何個一致するか
4つの比から、大人寄り/子ども寄りに何票、直線寄り/曲線寄りに何票、が出ます。これを診断で出た名前の位置と照らします。
- 4個中3個以上一致 → 採用してよい水準
- 2個一致 → 保留。写真を撮り直して、もう一度4つを測る
- 1個以下 → 不採用。名前を捨てて、比のほうを使う
一致数で決めるので、判定に自信がなくても結論が出ます。「なんとなく違う気がする」を、数えられる形に置き換えるのがこの工程の目的です。
どちらとも取れるとき①|比が境目から近い
境目から3%以内に入っている比は、一致とも不一致とも数えません。分母を3個に減らします。
3個中2個以上一致なら採用、1個なら不採用。分母が2個まで減ったら、その日は判定しないほうが早いです。
境目のすぐ近くにある値は、撮り直すたびに反対側へ動きます。動く値を一致・不一致に数えると、採否の結論も一緒に動きます。
どちらとも取れるとき②|左右で値が違う
目の横幅も眉と目のすきまも、左右で差が出ます。基本は両側を測って平均を使います。
ただし、左右の差が5%を超えた比は、判定から外してください。 平均を取ると、どちらの側にもない中間の値ができるからです。外した比は分母から引きます。
外した比が2個以上になったら、正面写真ではなく、左右それぞれの斜め写真で測り直すほうが早いことがあります。
どちらとも取れるとき③|保留が3個以上出た
4つのうち3つが「保留」の帯に入った場合、16に分けるだけの根拠が足りていません。
このときは8つに戻します。 縦横比と目の横幅比の2つだけで大人寄り/子ども寄りを決め、あとの2軸は空欄にする。16マスのうち4マスまで絞れた状態で止めます。
止めることと、分からないことは違います。4マスまで絞れていれば、襟と髪型の判断には足ります。
一致数が同じでも、内訳で扱いが変わる
3個一致でも、どの3個かによって次の一手が変わります。
同じ軸に効く比が2つとも一致しているなら、その軸は固い。たとえば縦横比と目の横幅比が両方一致していれば、大人寄りか子ども寄りかの判定はもう動きません。残る不一致が反対の軸に出ているので、そちらだけを測り直せば済みます。
一致した3個が2軸にまたがって散っている場合、どちらの軸も半分ずつ当たっている状態です。名前としては採用できますが、その名前の説明のうち、不一致だった比に関係する部分だけは使わないようにしてください。たとえばあご線の直線率が外れているなら、「あごまわりをこうする」という部分は自分の値のほうを採ります。
名前は全部を引き受ける必要がありません。一致した比に対応する部分だけを使うという切り分けができると、名前が半分しか合っていなくても実用になります。
写真を撮り直すべき合図
次のどれかが起きたら、判定ではなく写真を疑ってください。
- 2枚撮った写真で、同じ比の値が3%以上ずれている
- 縦横比が1.6を超えた、または1.25を下回った
- あご線の3点のうち、中間の点が内側に入った
いずれも、角度か距離か明かりのどれかが条件から外れているときに出ます。値の異常は、顔ではなく撮り方の異常であることのほうが多いです。
名前が決まらなくても、この4つで選べるもの
最後に、翻訳した数字がそのまま何に使えるかを書いておきます。
襟の開きは縦横比から決まります。1.45より大きければ横に開く形が合いやすく、1.35より小さければ縦に開く形が合いやすい。
髪の分け目は眉と目のすきまから決まります。すきまが広いほど、分け目を寄せて縦の線を作ったほうがまとまります。
あごまわりの髪の量は、あご線の直線率から決まります。ふくらみが8%を超えるなら、あご先の高さで毛先を止めない。
名前は、この4つを呼びやすくまとめた略号です。略号がなくても、中身があれば選べます。
測った4つを、どう残しておくか
数字は、そのまま置いておくと次に使えません。残すときは3行にします。
1行目に撮影条件。カメラの高さ、顔からの距離、明かりの向き。2行目に4つの比の値と、それぞれが境目からどれだけ離れているか。3行目に一致数と採否。
境目からの距離を書いておくのが肝心です。次に測ったとき、値が動いたのか、もともと境目にあったから動いて見えるだけなのかを切り分けられます。
半年から1年で測り直す価値があるのは、あご線の直線率と眉目のすきま比の2つです。この2つは髪型や眉の整え方で見え方が変わるので、変えたときだけ測り直せば足ります。縦横比と目の横幅比は、条件を守って測っているかぎりほとんど動きません。
よくある問い
- Q. 16タイプの顔診断の結果を、そのまま信じてよいですか
- そのまま信じるかどうかを、数字で決めてください。無料の自己診断は「丸顔ですか」「目は大きいですか」のように言葉で聞きます。言葉は人によって基準が違うので、同じ顔でも回答が変わります。出た名前を4つの比に翻訳して、写真の実測と何個一致するかを数えてください。3個以上一致すれば採用、2個なら保留、1個以下なら測り直しの合図です。
- Q. 写真はどう撮ればいいですか
- 条件は3つです。カメラを目の高さに置くこと、顔から60cm以上離すこと、明かりを正面から当てること。近くから撮ると中央のパーツが大きく写り、目の横幅の比が実際より大きく出ます。上から撮るとあごが短く写り、縦横比が実際より小さく出ます。この2つのずれだけで、16マスのうち隣のマスへ移動してしまいます。同じ条件で2枚撮って、比の値が3%以内に収まることも確かめてください。
- Q. 比が境目のすぐ近くにあります
- 境目から3%以内に入っている比は、一致とも不一致とも数えません。その1個を除いて、分母を3個に減らして判断します。3個中2個以上一致なら採用の水準です。境目のすぐ近くにある値は、写真を撮り直すたびに反対側へ動きます。動く値を一致・不一致のどちらかに数えると、採否の結論も一緒に動いてしまいます。
- Q. 顔の左右で数字が違います
- 左右で違うのは珍しいことではありません。目の横幅も眉と目のすきまも、左右で差が出ます。扱い方は、両側を測って平均を使うことです。ただし左右の差が5%を超えた比については、その1個を判定から外してください。平均を取ると、どちらの側にもない中間の値ができてしまうためです。外した比は分母から引いて数えます。
- Q. 名前が最後まで決まりませんでした
- 4つの数字だけで進められます。襟の開きは顔の縦横比、髪の分け目の位置は眉と目のすきま、あごまわりの髪の量はあご線の直線率から決まります。名前はこの4つを呼びやすくまとめた略号なので、略号がなくても中身があれば選べます。名前を決めることと、似合うものを選べるようになることは別の作業です。
— メグラシ編集部





