イエベ秋の16タイプが日によって違う結果になるとき|光・時刻・背景の3条件を固定してから比べ直す

判定のやり方を変える前に、測る場所を固定してください。 イエベ秋の中を16に分ける作業は、光の条件に直接ぶら下がっています。
朝の窓際と夕方の窓際は、別の測定装置です。同じ手順で測っても、違う答えが出て当然です。
固定するのは3つ。時刻と天気、窓からの距離と向き、顔の後ろにある色。 家の中に基準の場所を1つ作れば、揺れの大半は収まります。
光が結果を動かす3つの経路
光は、次の3つの経路で判定を動かします。経路が分かれていると、どれが効いているか特定できます。
| 経路 | 何が変わるか | いちばん揺れる判断 |
|---|---|---|
| 色み | 光そのものが黄や青に寄る | 黄みの強さ |
| 量 | 明るいか暗いか | 明るさ |
| 向き | 正面か横か上か | 陰の出方、鮮やかさ |
朝と夕方は色みが動きます。晴れと曇りは量が動きます。窓に対して横を向くと向きが動きます。3つとも同時に変わるのが、時間帯を変えたときです。
条件①|時刻と天気
太陽が高い時間帯を選びます。目安は午前10時から午後2時。この幅の中なら、光の色みの変化は小さく収まります。
天気は晴れか薄曇りが望ましく、雨の日は量が足りません。
毎回そろえられないなら、せめて「午前だけ」「午後だけ」と決めて混ぜないでください。混ぜると、条件を固定した意味がなくなります。
条件②|窓からの距離と向き
距離は歩数で数えます。 「窓から2歩」と決めて、毎回そこに立つ。メートルで測る必要はありません。同じ場所に戻れることのほうが大事です。
向きは、窓に対して正面です。横を向くと、顔の片側だけに光が当たって陰が偏ります。この偏りは、鮮やかさの判断に強く効きます。
直射日光が当たる位置は避けてください。量が多すぎると、どの布を当てても差が出なくなります。
条件③|顔の後ろにある色
背景の色は、顔に反射して戻ってきます。ここは見落とされやすい条件です。
- 濃い色の壁の前 → 顔の陰が深くなる
- 明るい色の壁の前 → 陰が浅くなる
- 木の色の家具が近い → 顔に黄みが乗る
理想は白か明るい灰色の壁です。用意できなければ、白い布か大きめの紙を後ろに垂らすだけで足ります。毎回同じものを使ってください。
家に「基準の場所」を1つ作る
3条件を満たす場所を、家の中に1か所だけ決めます。
決めたら、その場所の情報をメモに残してください。どの部屋の、どの窓から何歩、どちらを向いて、後ろに何を置くか。この4行が基準です。
場所を複数持たないこと。 2か所あると、どちらで測ったかで答えが変わり、比べられなくなります。
家の中でどこにするか迷ったら、朝と昼で見え方の差がいちばん小さい窓を選んでください。方角でいえば北向きの窓が安定しますが、方角より「日によって差が小さいこと」のほうが優先です。1週間ほど、同じ時刻に白い紙を持って各部屋を回ってみると、差の小さい場所はすぐ分かります。
条件が同じかどうかを、白い紙1枚で確かめる
基準の場所に立ったとき、その日の光が使えるかどうかを確かめる方法があります。
白い紙を1枚、顔の下に持つだけです。
- 紙が白く見える → その日は判定に使える
- 紙が黄みに寄って見える → 光が黄に寄っている。判定しない
- 紙が灰色に沈んで見える → 量が足りない。判定しない
紙はコピー用紙で足ります。毎回同じ紙を使うことが条件です。紙が変わると、比べる基準が変わります。
紙の見え方に迷うときは、基準の場所で撮った紙の写真を1枚だけ残しておいてください。 次の日に同じ紙を持ったとき、その写真と見比べれば、光が前回と同じかどうかが判断できます。記憶で比べると、たいてい「同じだった気がする」で終わります。
夜しか時間が取れないときの代用
昼間に立てないなら、条件をそろえる方向を変えます。目指すのは、色みの偏りが少なく、量が足りている光です。
天井の明かりひとつでは、たいてい量が足りません。しかも上から当たるので、顔の下側に陰が濃く出ます。顔の正面から当たる明かりを1つ足してください。 机の上の明かりを顔の高さに置くだけでも変わります。
そのうえで、白い紙を1枚持って確かめます。紙が黄みに寄って見えるなら、その明かりでは黄みの判断ができません。黄みの軸だけを外して、明るさと鮮やかさの2軸で進めてください。
夜の判定は「軸を1つだけ見る」と割り切るほうが結果が安定します。3軸を一度に見ようとすると、いちばん条件に弱い軸が他の軸まで引きずります。
布の置き方|顔からの距離と角度
条件をそろえても、布の当て方が毎回違えば結果は動きます。ここも固定してください。
距離は顔の下から15cmほど。近すぎると布の色が顔に映り込みすぎ、遠すぎると差が読み取れません。
角度は、布の面を顔と同じ向きに立てるのが基本です。水平に持つと、天井からの光を受けて布そのものが明るく見えます。
そして、布を当てる前に3秒だけ何も当てない顔を見ること。基準がないまま布を当てると、直前に見た色の残像で判断してしまいます。1枚目と2枚目の間にも、この3秒を挟んでください。
条件をそろえたうえで、イエベ秋の中を分ける
ここまで準備できたら、判定そのものは短く済みます。イエベ秋の中を分けるのに使うのは3軸です。
明るさは目の下の影の濃さ、鮮やかさは頬の色の出方、黄みの強さは口もとの血色の見え方で見ます。それぞれ2枚の布を当てて、差が出た側に1票。
差が出なければ空欄です。空欄を埋めるために光の条件を変えないでください。 条件を変えて出た差は、布の差ではなく光の差です。
どちらとも取れるとき①|晴れと曇りで答えが割れた
両方の日に測って、同じ側に入った軸だけを採用します。 割れた軸は空欄です。
晴れと曇りでは光の量が大きく違うので、明るさに関わる判断がいちばん割れます。 逆に、量が変わっても同じ側に入った軸は、光に左右されていないということなので信頼できます。
割れた軸を無理に決めたいなら、晴れの日だけで3回測って、2回以上同じ側かを見ます。曇りの日の結果は混ぜません。
どちらとも取れるとき②|店頭で違う答えが出た
店頭の明かりは、家の窓際より量が多く、色みも違います。違う答えが出るのは自然です。
扱い方は決めておきます。家の基準の場所で出た答えを本番、店頭の答えを参考とする。逆にはしません。店頭の条件は店ごとに違うので、比べる足場になりません。
ただし、店頭で家と同じ答えが出たなら、その軸は条件に左右されにくいということです。一致した軸だけ、確度が上がったと考えてかまいません。
どちらとも取れるとき③|人に見てもらうと違う
家族や友人に見てもらうと違う答えが返ってくることがあります。これは条件ではなく、見ている場所が違うことが原因のことが多いです。
先に見る場所をそろえてください。「目の下の影が薄くなるのはどっち」のように、1か所を指定して聞きます。 「どっちが似合う」と聞くと、顔の見え方ではなく布の好みが返ってきます。
場所をそろえても違うなら、その軸は境目にあります。空欄にしてください。
条件を1つも固定できないとき
昼間に時間が取れず、白い壁もない。そういう場合の進め方です。
軸を1つに絞ります。 3軸を一度に見ようとせず、いちばん迷っている軸だけを見る。条件が不安定なぶん、判断の数を減らして精度を保ちます。
そして、判定の回数を増やします。同じ軸を5回測り、4回以上同じ側なら採用。条件が揺れている前提なので、通常より厳しめの基準にします。
それでも決まらなければ、16に分けずにイエベ秋の範囲で運用します。 範囲があれば買い物はできます。
季節で、基準の場所はどれくらい動くか
同じ窓の同じ位置でも、季節によって光の入り方は変わります。太陽の高さが変わるからです。
大きく効くのは冬です。太陽が低いので、同じ時刻でも光が斜めから入り、窓から2歩の位置に届く量が減ります。冬に判定するなら、歩数を1つ減らして窓に近づくほうが、量としては近くなります。
夏は逆に、量が多すぎることがあります。直射に近い光が入る位置なら、1歩下がる。白い紙が白く見えるかどうかで、その日の位置を決めてください。
つまり、固定するのは歩数そのものではなく、白い紙が白く見える状態です。歩数は、その状態に戻るための目印にすぎません。この順番を取り違えると、歩数を守っているのに条件が違う、という状態が起きます。
記録には、答えより先に条件を書く
メモの1行目は、答えではなく条件です。時刻、天気、窓からの歩数、後ろに置いたもの、白い紙がどう見えたか。
2行目に3軸の答え、3行目に空欄にした軸を書きます。
条件が書かれていないメモは、答えだけが残った紙です。次に測ったとき、答えが動いたのか条件が違ったのかを切り分けられません。 切り分けられないと、やり直すたびに最初からになります。
条件が変われば結果も変わる、という前提
最後に、持ち方の話です。条件が変われば結果が変わるのは、判定が不確かだからではありません。 見え方そのものが条件に依存しているからです。
だから、答えを1つに固定することが目的ではありません。目的は、同じ条件なら同じ答えに戻ってくる状態を作ることです。
その状態ができていれば、条件を変えたときに答えが変わっても慌てずに済みます。変わった条件の側を見ればいいと分かるからです。判定の精度は、たいていここで決まります。
よくある問い
- Q. 同じ手順なのに、日によって16タイプの答えが変わります
- 手順ではなく、測っている場所の条件が変わっている可能性が高いです。光は結果を3つの経路で動かします。色みそのもの、明るさの量、当たる向きです。朝の窓際と夕方の窓際では、この3つが全部違います。判定のやり方を変える前に、時刻・窓からの距離・顔の後ろの色を固定してください。3つを固定すると、同じ答えに戻ってくる率が目に見えて上がります。
- Q. 何時ごろに見るのがよいですか
- 太陽が高い時間帯、目安として午前10時から午後2時の間です。この時間帯は光の色みの変化が小さく、日によるずれも出にくくなります。朝や夕方は光が黄や赤に寄るので、黄みの判断が実際より甘くなります。晴れか薄曇りが望ましく、雨の日は明るさが足りません。時刻を毎回そろえられないなら、せめて「午前だけ」「午後だけ」と決めて、混ぜないでください。
- Q. 顔の後ろの色まで気にする必要がありますか
- あります。背景の色は顔に反射して戻ってきます。濃い色の壁の前に立つと顔の陰が深くなり、明るい色の壁の前では陰が浅くなります。木の色の家具が近くにあると、顔に黄みが乗ります。理想は白か、明るい灰色の壁の前です。用意できなければ、白い布や大きめの紙を後ろに垂らすだけで足ります。毎回同じものを使うことが条件です。
- Q. 晴れの日と曇りの日で違う答えが出ました
- 両方で同じ側に入った軸だけを採用してください。割れた軸は空欄にします。晴れと曇りでは明るさの量が大きく違うので、明るさに関わる判断はいちばん割れやすい場所です。逆に、両方の条件で同じ側に入った軸は、光の量に左右されていないということなので、信頼できます。空欄にした軸は店頭で決めるか、決めないまま運用してかまいません。
- Q. 昼間に時間が取れません
- 夜しか時間がないなら、条件をそろえる方向を変えます。判定に使えるのは、色みの偏りが少なく、十分に明るい光です。天井の明かりひとつでは足りないことが多いので、顔の正面から当たる明かりを足してください。そのうえで、夜の判定は「軸を1つだけ見る」ものと割り切ります。3軸を一度に見ようとしないほうが、結果は安定します。
— メグラシ編集部





