イエベ秋の白|生成り・オフ白・真っ白を、顔からの距離で分ける

**イエベ秋のあなたが顔のすぐ下に置ける白は、コピー用紙と並べたときに黄みが見える白までです。**紙より青白く光る真っ白は、胸から下へ回してください。これだけで、秋に着たい白の大半は着られるようになります。
イエベ秋は、黄みがあって深く、表面がやわらかい色が得意なタイプです。白はその反対側にある色なので、合わないと言われることがよくあります。ただ、白の中にも黄みの段があります。生成り、ミルク、クリーム寄りのオフ白。これらは、むしろ秋の肌の温かさを引き出します。
この記事では、手持ちの白を紙との黄みの差、窓の光での光り方、表面の質感の3つで仕分けて、それぞれを体のどこに置くかを決めます。用意するのはコピー用紙1枚と、窓のある部屋だけです。所要は15分ほどです。
結論:紙と並べて、黄み・同じ・青白いの3段に分ける
先に全体を置きます。判定に使うのは、コピー用紙と昼の窓の光です。
| 紙と比べた見え方 | 呼び方の目安 | 置ける場所 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 紙より黄みが見える | 生成り・クリーム寄り | 顔のすぐ下、襟元、マフラー | そのまま置ける |
| 紙と見分けがつかない | オフ白 | 顔の下。素材を選ぶ | マット・起毛・凹凸があるもの |
| 紙より青白く光る | 真っ白 | 胸から下、靴、鞄、小物 | 上に着るなら黄みの面を挟む |
比べる相手をコピー用紙にするのは、どの家にもあって、しかも白さがほぼそろっているからです。**紙より青白く見える白は、光を跳ね返す力が強く、顔の下に明るすぎる面を作ります。**すると顔の影が相対的に濃く見え、疲れた印象に寄ります。
3段のどこに入るかは、色名の表示では決まりません。同じ「オフホワイト」の表示でも、紙より黄みの強いものと、紙と変わらないものがあります。手元の1枚を、毎回紙と並べて決めてください。
なぜイエベ秋に真っ白が難しいと言われるのか
イエベ秋が得意なのは、黄みがあり、明るさが中くらいから深め、鮮やかさが控えめな色です。真っ白は、明るさがいちばん上で、黄みがなく、光を強く跳ね返します。つまり温度・明るさ・表面の3つが、全部反対側にある色です。
イエベ春は明るく澄んだ色が得意なので、真っ白でも温度が合っていれば顔の近くに置けます。ブルベ冬は真っ白がむしろ本命です。売り場の白いシャツや白いTシャツは、この2タイプに合う真っ白を中心に並びます。イエベ秋の人が白を選ぶと、反対側の白を手に取りやすいのはこのためです。
ただし、3つのうち温度と表面は白の中でも動かせます。黄みを足した白と、光を吸う素材の白を選べば、ずれるのは明るさだけになります。明るさ1つのずれなら、顔の下に置いても重くは見えません。
準備|コピー用紙と、昼の窓の光を用意する
判定の前に、条件を2つだけそろえます。
- **時刻は昼の11時から14時。**朝夕の光は黄色やオレンジに寄るので、白の黄みが実際より強く見えます
- **窓から1mほど離れた場所で、窓を横にして立つ。**直射日光が当たる場所は避けます
コピー用紙は、印刷に使う普通の白い紙で構いません。ノートの紙や便箋は、もともと黄みやクリームを含むものが多いので物差しになりません。手元に紙がないときは、白い封筒の内側でも代わりになります。
部屋の照明は消してください。照明と窓の光が混ざると、白の見え方が場所によって変わり、判定がぶれます。
手持ちの白を3段に分ける手順
手持ちの白い服を全部、床かベッドに出してください。数が多いときは、顔の近くに着るもの(トップス・ニット・シャツ・マフラー)から始めます。
| 手順 | やること | 見るところ | かかる時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 服を窓の横に置き、上にコピー用紙を半分だけ重ねる | 紙と服の境目 | 10秒 |
| 2 | 境目から30cm離れて見る | 服の側に黄みが見えるか | 5秒 |
| 3 | 黄みが見えたら「黄み」の山へ | ― | ― |
| 4 | 見分けがつかなければ、服を窓に向けて傾ける | 表面が光るか、光を吸うか | 10秒 |
| 5 | 紙より青白く見えたら「青白い」の山へ | 紙の側が黄色っぽく見えるか | 5秒 |
| 6 | 3つの山ができたら、山ごとに枚数を数える | 顔の近くに着る白の枚数 | 1分 |
5の見方が少し分かりにくいかもしれません。真っ白の服とコピー用紙を並べると、**紙のほうが黄色く見えることがあります。**これは紙が黄ばんでいるのではなく、服の白が紙より青く、強く光っているからです。紙が黄色く見えたら、その服は「青白い」の山です。
数え終わったら、「青白い」の山に顔の近くに着る服がどれだけあるかを見てください。3枚以上あるなら、この記事の後半にある挟み方が役に立ちます。
見分け①|紙と並べて、黄みが見えるか
いちばん大事な見分けです。紙と並べて、服の側に黄み、またはクリームのような温かさが見えるかどうか。
黄みは、並べた境目でいちばんよく見えます。服だけを眺めていると、どの白も白に見えます。**比べる相手があって初めて、白の中の段が見えます。**必ず境目で見てください。
黄みが見えた白は、イエベ秋の肌と温度がそろっています。顔のすぐ下に置いても、肌との間に温度の段差ができません。明るさだけはずれていますが、それは白である以上どの白でも同じです。
判定に迷ったら、目を細めて見てください。細部が消えて、色の差だけが残ります。目を細めてもなお服の側が温かく見えるなら、黄みがあります。
見分け②|窓の光で、青白く光るか
2つ目は、窓の光の下で白が青白く光るかどうかです。
白い布の中には、白く見せるための処理がされたものがあります。こうした白は、昼の光に含まれる見えない光を受けて、青白く光ります。コピー用紙と並べると、紙より明るく、紙より青く見えます。
この青白い光は、イエベ秋の肌の黄みと逆の方向を向いています。顔の下に置くと、肌の黄みがかえって目立ち、顔色が沈んで見えやすくなります。
見分け方は簡単です。窓に向けた服と、窓に背を向けた服を比べてください。窓に向けたときだけ急に明るく、青白く見えるなら、光る白です。窓に背を向けても向けても白さがあまり変わらないなら、光らない白です。
洗濯を重ねると、この光り方は少しずつ変わります。新しいうちは青白かった白いTシャツが、1年ほど着るとオフ白の段に下りてくることもあります。手持ちの白は、買ったときの印象ではなく、いまの状態で判定してください。
見分け③|表面が光を跳ね返すか、吸うか
3つ目は表面です。同じ白でも、つるりとした布は光を跳ね返し、凹凸のある布や起毛した布は光を吸います。光を吸う白は、同じ色でも一段暗く、やわらかく見えます。
イエベ秋は、表面がやわらかい色が得意なタイプです。だから紙と見分けがつかないオフ白でも、表面が光を吸う素材なら、顔の下に置けることが多いのです。
素材ごとの見え方を、比べる軸として並べます。
| 素材・表面 | 光の扱い | 同じ白での見え方 | イエベ秋の置きやすさ |
|---|---|---|---|
| ざっくりしたローゲージのニット | 編み目の影で吸う | 一段暗く、やわらかい | オフ白でも顔の下に置きやすい |
| 細い糸で目の詰まったニット | 布に近い | 布とほぼ同じ | 布と同じ基準で分ける |
| 起毛したフランネル・ネル | 毛羽で吸う | 霞がかかったように見える | オフ白なら顔の下に置ける |
| 厚手のスウェット | 表面が平らで少し吸う | ほぼそのまま | 黄みの段なら顔の下 |
| ブロード・ポプリンのシャツ | 跳ね返す | 紙より明るく見えやすい | 真っ白なら胸から下 |
| オックスフォードのシャツ | 織り目で少し吸う | 少しやわらかい | オフ白なら条件つきで顔の下 |
| サテン・艶のある化繊 | 強く跳ね返す | 光る部分が真っ白に飛ぶ | 黄みの段でも顔から離す |
| リネン・麻混 | 節で吸う | 生成りに寄って見える | 顔の下に置きやすい |
| コーデュロイ | 畝で吸う | 縦に影が入る | 下半身に置くと落ち着く |
| レザー・合皮 | 部分的に強く光る | 光る面と影の差が大きい | 靴・鞄なら真っ白でも使える |
表は、どの素材を選べばいいかの一覧ではありません。同じ白でも、表面によって段が一段動くことを見るためのものです。手元の白が「紙と見分けがつかない」の段にあったら、この表で表面を確かめてから置き場所を決めてください。
生成り|顔のすぐ下に置ける白
紙と並べて黄みがはっきり見える白は、生成りの段です。イエベ秋にとっては、白の中でいちばん扱いやすい段になります。
生成りは、顔のすぐ下、襟元、マフラーやストールとして顔に沿わせる位置まで、条件なしで置けます。肌と温度がそろっているので、白を着ている感じがやわらかく、明るさだけを顔の下に足せます。
ただし、生成りでも気をつけたいことが1つあります。**黄みが強く、しかも光を吸う素材の生成りを全身に使うと、全体がぼやけることがあります。**上下とも生成りにする日は、どこかに濃い色を1か所入れてください。焦げ茶のベルト、カーキの鞄、深い色の靴。この1か所で輪郭が戻ります。
髪が明るい茶の場合、生成りと髪の明るさが近くなって、境目が溶けて見えることがあります。そのときは、生成りのすぐ上、首元に細いチェーンや濃い色の襟を1本入れると、髪と服が分かれます。
オフ白|素材を選べば顔の下に置ける
紙と並べて見分けがつかない白が、オフ白の段です。黄みがわずかにある場合も、灰みがわずかにある場合もあります。
オフ白は、表面で扱いが分かれます。
- ニット・起毛・リネン・オックスフォードなど、光を吸う表面なら、顔の下に置けます
- ブロード・サテン・つるりとした化繊など、光を跳ね返す表面なら、首元に黄みのある面を挟んで着ます
オフ白の中でも、灰みに寄ったものは注意が必要です。灰みは、イエベ秋の苦手とする青みの方向に近いからです。紙と並べて、わずかに灰色がかって見える白は、光を吸う素材であっても顔から少し離し、Vネックや開いた襟で肌の面を挟んでください。
オフ白は、イエベ秋にとって「着られるけれど、選ぶ白」です。素材と首元のかたちの2つで、置き場所が一段ずつ動きます。
真っ白|胸から下、または小さな面積で使う
紙より明るく、青白く光る白が、真っ白の段です。イエベ秋にとってはいちばん扱いにくい段ですが、使えないわけではありません。
置き場所の目安は、顔から離れるほど自由になるということです。
- 胸から下のトップスの裾、パンツ、スカートなら、そのまま使えます
- 靴、鞄、ベルトなど小さな面積なら、顔から遠いのでむしろ全体を軽く見せます
- 顔の下に着るなら、首元に黄みの面を挟みます(後で詳しく書きます)
真っ白は、秋冬の深い色の中に1か所入ると、全体を明るく切り替える役を持ちます。焦げ茶のニットに真っ白のパンツ、カーキのコートに真っ白のスニーカー。こうした組み方なら、真っ白が顔から遠いところで働くので、イエベ秋でも無理がありません。
秋のアイテム別|どの白をどこに置くか
秋に白を着る場面は、夏よりもアイテムが増えます。アイテムごとに、顔からの距離と、合う段を並べます。
| アイテム | 顔からの距離 | 黄みの白(生成り) | 紙と同じ白(オフ白) | 青白い白(真っ白) |
|---|---|---|---|---|
| タートルネックのニット | ほぼ0cm | そのまま | ローゲージなら可 | 避けるか、上に重ねる |
| クルーネックのニット | 5cm前後 | そのまま | 起毛・凹凸なら可 | 襟元に黄みの面を挟む |
| Vネックのニット | 10cm前後 | そのまま | そのまま | 中に生成りを入れる |
| 白シャツ(襟あり) | 襟が顔に接する | そのまま | オックスフォードなら可 | 上に羽織りを重ねる |
| 白いTシャツ(重ね着の中) | 襟ぐりだけ見える | そのまま | そのまま | 見える幅を指1本以内に |
| 白いブラウス | 5〜10cm | そのまま | 艶が弱ければ可 | 首元を開ける |
| 白いマフラー・ストール | 顔に接する | そのまま | 起毛なら可 | 避けるほうが無難 |
| 白いコート | 襟が顔に接する | そのまま | 起毛・ウールなら可 | 襟元に濃い色を入れる |
| 白いパンツ | 腰から下 | そのまま | そのまま | そのまま |
| 白いスカート | 腰から下 | そのまま | そのまま | そのまま |
| 白いスニーカー | 足元 | そのまま | そのまま | そのまま |
| 白い鞄 | 手元・肩 | そのまま | そのまま | 肩掛けは顔から30cm離す |
表で見てほしいのは、右の列が下に行くほど「そのまま」に変わっていくところです。**真っ白が扱いにくいのは、顔の近くにあるときだけです。**腰から下なら、どの段の白も同じように使えます。
合わせる色|秋の手持ちと組むときの見え方
白は単独で着るより、秋の色と組む日のほうが多いはずです。同じ手持ちの色でも、どの段の白と組むかで見え方が変わります。
| 合わせる色 | 生成りと組む | オフ白と組む | 真っ白と組む |
|---|---|---|---|
| キャメル | 差が小さく、やわらかくつながる | 明るさの差が程よく出る | 差が大きく、白が浮きやすい |
| 焦げ茶 | 温かく、落ち着く | くっきり分かれる | 白が強く光って見える |
| カーキ | なじむが、ぼやけることも | 輪郭が出てちょうどいい | 切り替えがはっきりする |
| テラコッタ | 温度がそろう | 赤みが引き立つ | 赤みが強調されすぎる |
| マスタード | 近すぎて境目が消える | 黄みの差でまとまる | 黄と白の差が大きい |
| オリーブ | 落ち着いてなじむ | 程よい差 | 白が前に出る |
| ボルドー | 温かく深く見える | 華やかになる | 対比が強い |
| ネイビー | やわらかい紺白になる | すっきりした紺白 | 夏寄りの紺白になる |
| 黒 | 差がやわらぐ | 差がはっきり出る | 対比が最大になる |
| チャコールグレー | なじむ | 落ち着いた対比 | 冷たく見えやすい |
| デニムの濃い青 | 温かいデニムになる | 定番の見え方 | 青みがそろって冷たく寄る |
| 深緑 | 森のような落ち着き | 程よい差 | 白が強く出る |
表の読み方は、真っ白の列が「差が大きい」「対比が強い」に寄っているところです。これは悪いことではありません。顔から離れた位置で強い対比を作りたい日には、真っ白が役に立ちます。顔の近くで組むときだけ、生成りかオフ白の列を選んでください。
マスタードと生成りのように、近すぎて境目が消える組み合わせもあります。その日は、間に細いベルトか、濃い色の小物を1か所挟むと、2つの色が分かれて見えます。
どちらとも取れるとき①|紙と並べても黄みが見えるか微妙
紙と並べて、黄みがあるような、ないような白。いちばん多い迷いです。
この場合は、**比べる相手を2つに増やしてください。**コピー用紙と、手持ちの真っ白い服(あれば白いTシャツ)の2つです。迷っている服を、紙と真っ白の服の間に置きます。
- 迷っている服が、真っ白の服より紙に近く見える → オフ白の段
- 迷っている服が、紙より黄色く見える → 生成りの段
- 迷っている服が、真っ白の服と区別がつかない → 真っ白の段
3つを並べると、2つだけのときに見えなかった段差が見えます。それでも決まらないときは、オフ白の段に入れておいてください。オフ白の段は素材で置き場所が決まるので、素材を確かめれば着方は決まります。
どちらとも取れるとき②|仕事で真っ白のシャツを着る日
職場によっては、白いシャツが決まっている、あるいは白以外を選びにくい日があります。そのとき手元にあるのが真っ白のシャツなら、白を変えずに、顔と白の間に別の面を作ることを考えます。
いちばん手軽なのは、シャツの上に生成りかキャメル、ベージュのカーディガンやベストを重ねることです。前を開けて、重ねた色が胸の上まで縦に続くようにすると、真っ白は襟の小さな面積だけになります。
ジャケットを着る職場なら、ジャケットの色をキャメル、焦げ茶、オリーブ、深い紺などイエベ秋の得意な色にしてください。シャツの白は、ジャケットの襟の内側に細く見えるだけになり、顔の下の主役はジャケットの色に移ります。
襟を開けられるなら、第一ボタンを外すだけでも変わります。**白と顔の間に肌の面が入るので、白の強さが一段やわらぎます。**首元を詰める必要がある日は、上に重ねる色のほうを顔の近くに寄せます。
どちらとも取れるとき③|2ndがブルベ夏・ブルベ冬と言われている
パーソナルカラーを2つの季節で言われている人は、白の扱いが少し変わります。
- 2ndがブルベ夏:紙と見分けがつかないオフ白まで、顔の下に置きやすくなります。黄みの強い生成りは、かえって重く見えることがあります。生成りの中でも薄い黄みのものから試してください
- 2ndがブルベ冬:真っ白が、顔の下でも思ったより浮かないことがあります。ただし1stはイエベ秋なので、顔のすぐ下は生成りかオフ白にしておき、真っ白は首元から10cm以上離した位置から試します
- 2ndがイエベ春:黄みの白の中でも、明るく軽い生成りが得意になります。深いクリーム色より、紙に近い明るさの黄みの白を選んでください
どの場合も、判定の手順は同じです。紙と並べて3段に分けてから、2ndの方向に一段だけ広げて試します。2ndに合わせて段をいきなり2つ動かすと、1stの得意な範囲から外れます。
どちらとも取れるとき④|手持ちの白の半分以上が真っ白だった
手順どおりに分けたら、真っ白の山がいちばん大きかった。これも珍しくありません。売り場の白の多くが、真っ白の段にあるからです。
この場合は、手放すことを先に考えないでください。真っ白の服を、顔から遠い位置で使う組み方に回します。
- 真っ白のトップスは、上に重ねるものと組む前提にする
- 真っ白のTシャツは、重ね着の中に入れて襟ぐりだけ見せる
- 真っ白のシャツは、ニットの下に着て襟と裾だけ出す
この3つで、真っ白の面積が顔の近くで小さくなります。白を足したいのに真っ白しかない日は、白を顔から遠い場所に出す日と決めてしまうと、着る服が減りません。そのうえで、次に白いトップスを買うときに、紙と並べて黄みの見えるものを選んでください。
真っ白を顔の下に着たい日の挟み方
真っ白をどうしても顔の下に着たい日は、首元に黄みのある面を挟みます。挟む幅の目安は、指2本ぶん以上です。首元のかたちによって、挟み方が変わります。
| 首元のかたち | 挟むもの | 挟む位置 | 見える幅の目安 |
|---|---|---|---|
| 丸首(クルーネック) | 生成りのストール・スカーフ | 首に一巻きして前に垂らす | 指2本以上 |
| 深めの丸首 | キャメルのネックレス型の小物 | 鎖骨の上 | 鎖骨の幅いっぱい |
| Vネック | 生成りかベージュのインナー | V字の底 | 指2本以上 |
| シャツの襟 | キャメル・焦げ茶のカーディガン | 襟の外側から胸まで | 前を開けて縦に |
| タートルネック | 上に重ねるカーディガン・ジャケット | 首の横 | 襟が見えるのは指1本以内 |
| ボートネック | 生成りのストールを片側に | 片方の肩 | 肩先まで |
| スタンドカラー | ゴールドの細いチェーン | 襟の少し下 | 鎖1本 |
| フード付き | フードの内側が違う色なら表に出す | 首の後ろ | フードの厚みぶん |
挟むものの色は、生成り、キャメル、ベージュ、焦げ茶、金の小物など、イエベ秋が顔の下に置ける色なら何でも構いません。見える幅が指1本より細いと、挟んだものが線に見えて、真っ白の面の強さがそのまま残ります。面として見える幅にすることがいちばん大事です。
白の面積で見え方が変わる|全身の何割を白にするか
同じ白でも、全身に占める割合で見え方が変わります。とくに真っ白は、面積が大きいほど顔から離れていても目に入ります。
| 全身に占める白の割合 | 例 | 生成り | 真っ白 |
|---|---|---|---|
| 1割以下 | 靴・鞄・インナーの襟だけ | 目立たない | 全体を軽くする差し色になる |
| 2〜3割 | 白いパンツだけ、白いニットだけ | 顔の下なら明るさを足す | 腰から下なら問題ない |
| 4〜5割 | 上下どちらかと靴 | やわらかくまとまる | 顔の下に来るなら挟む前提 |
| 6〜7割 | 上下とも白、羽織りだけ色 | 濃い色を1か所入れる | 顔の下に黄みの面を必ず作る |
| 8割以上 | 全身白 | 輪郭がぼやけやすい | 顔から離れていても強く見える |
| 白なし | 全身深い色 | ― | ― |
全身白は、秋冬にはきれいな組み方の1つです。イエベ秋がこれをやる日は、顔の近くを生成り、下を真っ白のように、上から下へ白の段を下げていくと、顔の下が落ち着きます。逆に、上を真っ白、下を生成りにすると、真っ白が顔のすぐ下で最も強く光ります。
髪の色と白の関係
白は顔の下に大きな明るい面を作るので、髪の色との差が見え方を左右します。
| 髪の色 | 生成りと並ぶと | 真っ白と並ぶと | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 黒髪 | 差が大きく、くっきり | 差が最大で、強く見える | 真っ白は首元を開ける |
| 暗い茶 | 程よい差 | くっきり分かれる | どの白も使いやすい |
| 明るい茶 | 差が小さく、溶けやすい | 白が浮いて見えやすい | 生成りとの間に濃い線を入れる |
| 赤みの茶 | 温かくつながる | 赤みと白の差が大きい | 生成りが扱いやすい |
| 灰みのある髪色 | 温度がずれやすい | 冷たくそろう | オフ白で調整する |
| 白髪が混ざる髪 | 髪の白と服の白が並ぶ | 服の白が強く出る | 服は生成りの段にする |
白髪が混ざってきた髪の場合、髪の白と服の白が並びます。髪の白は黄みを少し含んでいることが多いので、服も生成りの段にすると、髪と服の白が同じ方向を向き、全体がまとまります。
売り場で白を選ぶ順番
売り場の照明は、白を実際より青白く、明るく見せることがあります。店の中で決めず、次の順で確かめてください。
| 順番 | やること | 分かること |
|---|---|---|
| 1 | 白い名刺やレシートの裏を持っていく | 紙の物差しを持ち歩ける |
| 2 | 服を手に取り、紙を重ねて境目を見る | 黄み・同じ・青白いのどれか |
| 3 | 窓の近く、または店の入口で同じことをする | 照明による見え方の違い |
| 4 | 布を窓に向けて傾ける | 青白く光るかどうか |
| 5 | 表面を指でなでる | 光を吸うか跳ね返すか |
| 6 | 顔の下に持ち上げて、手鏡で見る | 顔からの距離で段が合うか |
レシートの裏は、コピー用紙と同じくらいの白さのものが多く、財布に入っているので物差しとして使いやすいです。紙の物差しを1枚持っていくだけで、売り場の照明に左右されにくくなります。
通販で白を選ぶときは、商品写真だけでは段が分かりません。説明文に「生成り」「エクリュ」「ミルク」「クリーム」などの語があれば黄みの段である可能性が高く、「ピュアホワイト」「スノーホワイト」などなら真っ白の段である可能性が高いと考えて、届いたらすぐ紙と並べてください。
よくある行き違い
白の選び方でよく起きる行き違いを、比べる軸として並べます。
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| イエベ秋は白を着てはいけない | 紙より黄みの見える白なら、顔の下に置ける |
| アイボリーならイエベ秋向き | 表示名と実物の黄みはそろっていない。紙と並べて決める |
| 高価な白ほど顔映りがいい | 値段ではなく、黄み・光り方・表面で決まる |
| 真っ白は全部やめたほうがいい | 胸から下や小物なら、むしろ全体を軽くする |
| 白いニットは真っ白でも大丈夫 | 目の詰まったニットは布と同じ扱い。凹凸で判断する |
| 生成りなら何を組んでもいい | 近い色と組むと境目が消える。濃い色を1か所入れる |
| 白は夏の色 | 秋冬の深い色の中でこそ、明るさの切り替えとして働く |
| 顔映りは店の鏡で確かめればいい | 店の照明は白を青白く見せる。窓の光で確かめる |
手持ちで確かめる10分の順番
最後に、この記事の手順を10分で回す順番にまとめます。
| 時間 | やること | 終わったときに手元にあるもの |
|---|---|---|
| 0〜1分 | 窓の横に立ち、照明を消す | 判定の条件 |
| 1〜3分 | 顔の近くに着る白を全部出す | 判定する服の山 |
| 3〜5分 | 1枚ずつ紙と並べて3段に分ける | 黄み・同じ・青白いの3つの山 |
| 5〜6分 | 同じの山を、表面で2つに分ける | 顔の下に置けるオフ白と、挟むオフ白 |
| 6〜7分 | 青白いの山の枚数を数える | 挟み方が必要な枚数 |
| 7〜8分 | 青白いの山から1枚選び、首元に挟んで鏡で見る | 挟む幅の目安 |
| 8〜9分 | 黄みの山から1枚選び、秋の色と組んでみる | 明日着られる組み合わせ |
| 9〜10分 | 足りない段をメモする | 次に買う白の条件 |
最後のメモは、「生成りのタートルがない」「オフ白の起毛シャツがない」のように、段と素材の組み合わせで書いてください。次に売り場で白を選ぶとき、そのメモと紙の物差しがあれば迷いません。
イエベ秋の白を、秋の色全体の中で見る
白の置き場所が決まったら、秋の色全体の中で白がどの役を持つかも見ておくと、組み方の幅が広がります。
イエベ秋の得意な色は、キャメル、焦げ茶、カーキ、テラコッタ、マスタード、深い緑など、深く温かい色が中心です。こうした色だけで全身を組むと、落ち着いたまとまりが出る一方で、重く見える日もあります。白は、その重さを1か所で切り替える色として持っておくと便利です。
切り替えに使うなら、置く場所は顔の下か、足元のどちらかです。顔の下に置くなら生成り、足元に置くなら真っ白でも構いません。この使い分けだけ覚えておけば、白が秋の服を明るくする役に回ります。
秋の色全体の考え方や、苦手な色の置き場所は、下の関連記事にまとめてあります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. イエベ秋は白が似合わないと聞きました。白い服は避けたほうがいいですか
- 避ける必要はありません。イエベ秋に合いにくいと言われるのは、青みを含んで光を強く跳ね返す真っ白です。黄みを含んだ生成りや、表面が光をやわらかく吸うオフ白は、顔のすぐ下に置いても肌となじみます。まず手持ちの白をコピー用紙と並べて、黄みが見える・見分けがつかない・紙より青白いの3段に分けてください。黄みが見える段は顔の下に、見分けがつかない段は素材を見てから、紙より青白い段は胸から下に回します。
- Q. アイボリーとオフホワイト、イエベ秋にはどちらが向いていますか
- 名前では決まりません。同じアイボリーという表示でも、黄みがはっきりしたものと、ほとんど白に近いものがあります。売り場では、布を手持ちのコピー用紙か、白い名刺やレシートの裏と並べて見てください。紙より黄みが見えれば顔の下に置けるほうです。紙と見分けがつかないなら、表面がマットか起毛かを確かめます。つるりと光る素材なら、首元に別の色を挟む前提で選びます。
- Q. 仕事で真っ白のシャツを着る必要があります。どうすればいいですか
- 襟の内側か、シャツの上に重ねるもので、顔と白の間に黄みのある面を作ってください。シャツの上に生成りやキャメルのカーディガンを羽織り、前を開けて胸の上まで縦に色が続くようにすると、白が顔のすぐ下で止まりません。襟を開けられる職場なら、第一ボタンを外して肌の面を増やすだけでも白との距離ができます。首元を詰める必要がある日は、上に重ねる色のほうを顔の近くに寄せます。
- Q. 白いニットを買うなら、どの白を選べばいいですか
- イエベ秋が顔の下に着る白いニットは、生成りか、黄みの見えるオフ白を選んでください。ニットは編み目の凹凸で影ができるので、同じ色の布より一段暗く、やわらかく見えます。そのぶん、紙と見分けがつかないオフ白でも顔の下に置けることが多い素材です。反対に、つるりとした細い糸で目の詰まったニットは布に近い見え方になるので、布と同じ基準で分けてください。
- Q. 2ndがブルベ夏と言われています。白の選び方は変わりますか
- 少し変わります。2ndにブルベ夏がある人は、紙と見分けがつかないオフ白までは顔の下に置けることが多く、黄みの強い生成りはかえって重く見えることがあります。紙と並べて、黄みが見える段の中でも薄い黄みのものから試してください。真っ白は1stのイエベ秋に合わせて、胸から下に回す扱いのままで構いません。
— メグラシ編集部





