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パーソナルカラー自己診断が難しい|眼鏡を外すと見えない人の手順

メグラシ編集部//読了 15分
窓辺の机に、たたんだ眼鏡と色の違う布が数枚重なって置かれ、横から差す光で眼鏡の影が布の上に落ちている

**眼鏡を外すと鏡の自分がぼやけるなら、鏡で判定するのをやめて、撮ってから眼鏡をかけて見てください。**それだけで、パーソナルカラーの自己診断はほとんど普通の人と同じ精度でできます。

パーソナルカラーの自己診断が難しい理由はいくつもありますが、視力が弱い人にはもう1つ固有の理由があります。見るための道具(眼鏡)と、見られる場所(顔)が同じ場所にあることです。外せば見えない。かければフレームの色とレンズの色が、顔と布のあいだに割り込む。この記事は、その板ばさみをほどく手順だけを書いています。

まずは手元の鏡の前で、眼鏡を外して1つだけ測ってください。測った数字で、あなたが使う手順が3つのうちどれかに決まります。

鏡の目が慣れて色が分からなくなる問題はパーソナルカラー自己診断が難しい|鏡の目が慣れたら人と写真で見るに、部位ごとに答えが割れる問題は血管・瞳・唇・肌で答えが割れたときにまとめてあります。この記事は視力と眼鏡の話に絞ります。

結論:裸眼で鏡まで何cmなら見えるかで、手順が3つに分かれる

眼鏡を外し、洗面台の鏡に顔をゆっくり近づけていきます。まつげの1本1本が分かれて見え始めた位置で止めて、鏡から目までの距離を測ってください。定規がなければ、手のひらを広げた親指の先から小指の先までがおよそ18〜20cmなので、それを物差しにして構いません。

裸眼で見える距離使う手順鏡に映る範囲
30cm以上鏡でそのまま見る(布は首元)顔全体と首元まで
15〜30cm半顔ずつ鏡で見る顔の半分と片側の首元
15cm未満撮ってから眼鏡で見る判定に使える範囲が映らない

この境目には理由があります。布を当てて比べるときに必要なのは、布の色と頬・口元の色が同時に視界に入っていることです。鏡から30cm離れると、鏡の中の自分は60cm先に見えるので、顔と首元が一度に視界に収まります。15cmまで近づくと、鏡の中の顔は30cm先、ちょうど顔の幅くらいしか見えません。15cmを切ると、目と眉しか見えなくなり、首元の布が視界の外に出ます。

ここで多くの人がやってしまうのが、見えないから鏡に顔を近づけ、布も顔のすぐ横まで持ち上げることです。布を頬の真横に持ってくると、布の色が頬に反射して、頬の色そのものが変わって見えます。これは比べ方として正しくありません。布は首元、あごの下に置くもので、顔の横に上げるものではありません。

距離を測るときは、左右の目で見え方が違う人もいると思います。その場合は、よく見えるほうの目の距離で決めてください。片目をつぶって鏡を見ると、立体感がなくなって色だけが見えやすくなるので、むしろ判定には向いています。ただし、つぶったまま長く見ていると開いている目が疲れて、色の差が分かりにくくなります。1回の比べは数秒で済ませ、目を休めながら進めてください。

測った距離が境目ちょうど、たとえば28cmや16cmだった人は、手前の手順、つまり厳しいほうの手順を選んでください。鏡で見えている気がしても、布を替えるたびに目を凝らす必要があるなら、その分だけ目が疲れて判定がぶれます。迷ったら撮る、と覚えておけば外しません。

30cm以上見える人は、鏡でいい。眼鏡を外すだけで済む

裸眼で30cm以上離れても顔がはっきり見える人は、視力のことは気にしなくて大丈夫です。眼鏡を外して、普通に鏡の前で布を当ててください。

気をつけるのは、眼鏡を外した直後の顔です。眼鏡を長時間かけていた日は、鼻あての跡が赤く残っていたり、フレームの当たっていたこめかみがうっすら赤くなっていたりします。これを血色と読み違えると、赤みの強い顔として判定がずれます。眼鏡を外してから10分ほど置き、鼻あての跡が消えてから始めるのが安全です。

もう1つ、眼鏡をかけている人は普段、自分の裸眼の顔を見慣れていません。外した顔を見ると、目が小さく見えたり、眉と目の距離が遠く見えたりして、「何を当てても似合わない」と感じやすくなります。これは色の問題ではなく、見慣れなさの問題です。判定は1枚ずつの印象ではなく、2枚を並べたときの差で行ってください。どちらがより血色よく見えるか、どちらがよりあごの下の影が薄いか。差で見れば、見慣れなさは両方に同じだけ乗るので打ち消されます。

15〜30cmの人は、顔の半分ずつで比べる

裸眼でまつげが見えるのが15〜30cmの人は、顔全体を一度に見ることはできません。そこで顔を左右に分けて比べます。

鏡に対して斜め45度に立ち、片側の頬とあご、首元だけが鏡の中に入るようにします。布はその側の鎖骨の上、首の付け根に当ててください。比べる2枚の布を、同じ側、同じ位置に交互に当てます。見るのは3か所だけです。

  • 頬の高いところの色が、明るく見えるかくすんで見えるか
  • 口角の横の影が、薄くなるか濃くなるか
  • あごの下から首にかけての境目が、ぼやけるかくっきりするか

片側で答えが出たら、反対側でも同じ2枚を当てて確かめます。左右で答えが同じなら、その答えを採ってください。

左右で答えが逆になる人もいます。多くの場合、窓や照明が片側から当たっていて、光の当たる側と影の側で見え方が違うのが原因です。そのときは、光が正面から来る位置に立ち直してもう一度やるか、影の側の結果を採ってください。影の側のほうが、顔の色の差がはっきり出やすいからです。

15cm未満の人は、撮ってから眼鏡をかけて見る

裸眼で15cmより近づかないと見えない人は、鏡で判定するのをやめてください。鏡では、判定に必要な範囲がそもそも視界に入りません。ここからが、この記事でいちばん伝えたい手順です。

考え方は単純で、見る作業と見られる作業を時間でずらすだけです。眼鏡を外した状態で布を当てて撮り、撮り終わってから眼鏡をかけて写真を見ます。見るときには眼鏡がありますから、視力の問題は消えます。

撮るときの決まりは4つです。

  1. スマホは自撮りではなく、背面のカメラで撮る。台に立てかけるか、本を積んで高さを目の位置に合わせる
  2. タイマーを3秒にして、布を当てたらすぐ正面を向く
  3. 1枚撮るごとに布を替え、顔の向き・距離・表情を変えない
  4. 布2枚を比べるなら、A・B・A・Bの順で4枚撮る

背面のカメラを使うのは、自撮り用のカメラより画質が安定していて、画面を見ながら撮らなくて済むからです。裸眼では画面が見えないので、自撮りの画面で位置を合わせようとしても、どうせ見えません。最初に眼鏡をかけた状態で、台の上のスマホに自分の顔が収まる位置を決め、床にテープで足の位置の印を付けておくと、外したあとも同じ位置に立てます。

A・B・A・Bと同じ布を2回ずつ撮るのは、撮っているあいだに窓の光が変わったり、顔の赤みが引いたりしても、1回目と2回目で同じ傾向が出ていれば、それは布の差だと言えるからです。1回目と2回目で逆の結果が出たら、光か顔のどちらかが動いています。その組は捨てて、撮り直してください。

手元が見えにくくなってきた人の場合

遠くは見えるのに、手元の小さな字が見えにくくなってきた人は、少し事情が違います。鏡までの距離が30cm以上あれば顔は見えますが、布の細かな色の違いや、頬の小さな赤みが見分けにくくなります。この場合も、鏡で一応の当たりをつけたあと、撮って手元用の眼鏡で写真を見る、という順番にすると確かです。

手元用の眼鏡をかけたまま鏡を見ると、今度は鏡の中の顔がぼやけます。鏡を見るときは外し、写真を見るときはかける。かけ外しが多くなりますが、見る作業を写真にまとめれば、かけるのは最後の1回で済みます。遠くと手元の両方が見えるレンズの眼鏡を使っている人は、写真を見るときにレンズの下側、手元用の部分で画面を見るよう、あごを少し上げてください。

写真を見るときは、眼鏡をかけて30cm・倍率をそろえる

撮り終わったら眼鏡をかけ、写真を見ます。見方にもいくつか決まりがあります。

まず、スマホを目から30cmほどの距離に置きます。近すぎると画面の一部しか見えず、遠すぎると細かい差が見えません。次に、写真の顔の部分を、画面の横幅いっぱいになるまで拡大します。このとき、比べる2枚の拡大の倍率を必ずそろえてください。倍率が違うと、大きく見えるほうの肌が粗く見えたり、明るく見えたりして、色の差ではない差が入り込みます。

並べ方は、左右に2枚並べるより、同じ位置・同じ倍率で交互に切り替えるほうが向いています。並べると、目は左右を行き来するあいだにどちらか一方に慣れてしまいます。切り替えると、変わった瞬間の差がはっきり見えます。

見る場所は鏡のときと同じ3か所、頬の高いところ、口角の横、あごの下です。3か所のうち2か所以上で同じ布が勝てば、その布の側を答えにします。

写真で見るときに1つだけ注意してほしいのは、写真は鏡よりも差が小さく写るということです。カメラは自動で全体の色と明るさを整えるので、布を替えても顔の色の差が縮みます。だから写真で「少し差がある」と感じたら、それは実際にはもう少し大きな差です。逆に、写真でまったく差が見えない2枚は、鏡で見てもほぼ差がない組み合わせです。

画面の設定も1つ確かめてください。夜になると画面の色を暖かくする設定や、周りの明るさで画面の明るさを自動で変える設定が入っていると、同じ写真でも見る時間によって色が変わります。写真を見るあいだだけ、この2つを止めておいてください。止め方が分からなければ、昼間の明るい部屋で見るだけでも、画面の色が暖かく寄るのはかなり防げます。

見比べた結果は、その場でメモに残しておくと後が楽です。「A:頬○、口元○、あご×」のように3か所の勝ち負けを書いておけば、翌日に見直したときに、前の日の自分と同じ判断をしているかが分かります。

色の付いた眼鏡で見てはいけない ── 白い紙で先に確かめる

写真を見るとき、または鏡を見るときにかける眼鏡そのものを確かめてください。確かめ方は簡単で、白いコピー用紙を手に持ち、眼鏡をかけた目と、眼鏡を少しずらした裸眼の目で交互に見ます。

白い紙の見え方その眼鏡で判定してよいか
かけてもずらしても同じ白よい
かけると少し黄色っぽく見える判定には使わない
かけると少し青っぽく見える判定には使わない
かけると全体が暗く見える布の明るさの比べには使わない

パソコン用に画面の光を和らげるレンズや、薄く色の入ったレンズは、白い紙が黄色や茶色に寄って見えます。その眼鏡越しに布を見ると、すべての色が黄み寄りに見えるので、イエベ側に答えが倒れやすくなります。反対に、青っぽく見えるレンズはブルベ側に倒れます。

普段の眼鏡がこれに当たる人は、予備の眼鏡か、度の合う無色のレンズの眼鏡で見てください。手元にない場合は、コンタクトレンズの日にまとめて写真を見る方法もあります。撮るのは眼鏡を外した日、見るのはコンタクトの日、と分けても構いません。写真は残るので、同じ日にやる必要はありません。

フレームの色は、答えを確かめる2つめの材料になる

眼鏡をかけている人だけが持っている、診断の材料があります。手持ちのフレームです。

フレームは目の周りに線を足すもので、顔全体の血色よりも、目元の明るさに効きます。似合う色のフレームをかけると目の下の影が軽く見え、似合わない色のフレームをかけると目の下がくぼんで見えたり、目の周りだけが暗く沈んだりします。

手持ちの眼鏡が2本以上あるなら、それぞれをかけて同じ位置・同じ光で撮ってください。眼鏡なしの写真も1枚撮ります。見るのは目の下の影の濃さだけです。

フレームの色目の下が軽く見えたら
黄みの金、茶、べっこう柄黄み寄りの手がかり
銀、黒、青みのグレー青み寄りの手がかり
透明、薄いピンク明るさが合う手がかり(黄みか青みかは決めない)

この表で出た手がかりは、あくまで2つめの材料です。布で出した答えと一致したら、その答えをかなり信用してよいと考えてください。一致しなかったら、どちらかが間違っているのではなく、フレームの太さや形が影響している可能性があります。太いフレームは色よりも線の強さが効くので、色の手がかりとしては細いフレームの結果を優先してください。

眼鏡の形と顔の相性は眼鏡の似合う髪型はフレームの太さで選ぶにあるので、フレームの線の強さが気になる人はあわせて見てください。

眼鏡をかけたまま布を当てるなら、判定は口元とあごだけで

忙しい日に、眼鏡をかけたまま鏡の前で布を当てたい日もあると思います。条件を守れば、かけたままでも大きくは外れません。条件は2つです。

1つは、さきほどの白い紙の確かめで「かけてもずらしても同じ白」だった眼鏡であること。もう1つは、判定に使う場所を顔の下半分、口元とあごの下に絞ることです。

目の周りにはフレームの色があり、布の色とけんかします。たとえば金のフレームをかけて青みのピンクを当てると、目の周りだけ黄色い線が入るので、顔の上半分の見え方はどちらとも言えない状態になります。口元とあごの下はフレームの影響をほとんど受けないので、ここだけを見ることでフレームの色を判定から外せます。

レンズの反射にも気をつけてください。窓を背にして鏡を見ると、レンズに窓の明るさが映り込み、目の周りが白く飛びます。窓は自分の正面か横に置き、レンズに光が映らない角度を探してから始めてください。

コンタクトの日と眼鏡の日で答えが違って見えるとき

コンタクトの日には似合っていた色が、眼鏡の日には少しぼやけて見える。あるいはその逆。これはよくあることで、どちらかが間違っているわけではありません。

眼鏡の日は、フレームが目の周りに線を足します。線があると顔の印象が締まるので、濃い色や鮮やかな色に顔が負けにくくなります。コンタクトの日は目の周りに線がないぶん、色の強さがそのまま顔に来ます。つまり、眼鏡の日は少し強い色まで受け止められ、コンタクトの日は少し弱い色のほうが合いやすい、という差です。

この差は、パーソナルカラーの答えそのものではなく、その日の顔の条件の差です。答えとして採るのは、コンタクトか裸眼で撮った写真の結果にしてください。眼鏡の日の結果は、服を選ぶときの調整に使います。

場面採る結果使い方
診断の答えを決めるコンタクトか裸眼で撮った写真黄みか青みか、明るさを決める
眼鏡をかける日の服眼鏡をかけて撮った写真色の強さを半段上げてよいか決める
眼鏡をかけない日の服診断の答えそのまま調整しない

眼鏡の日に色の強さを半段上げるとは、たとえば答えが落ち着いた色の側でも、眼鏡の日なら首元に少し鮮やかな色を持ってきても負けない、ということです。眼鏡の日の写真でそれが確かめられたら、その日だけの選択肢として持っておいてください。

色の付いたコンタクトの日は判定しない

瞳の色を変えるコンタクトレンズを使っている人は、その日は判定に使わないでください。瞳の色は、黄みか青みかを判断するときの材料の1つで、瞳の縁が黒く締まって見えるか、茶色く柔らかく見えるかで印象が変わります。瞳の色を変えるレンズは、この材料を上書きしてしまいます。

さらに、瞳の縁を大きく見せるレンズは、目元の明るさも変えます。目元が明るく見えると、どの布を当ててもそれなりに似合って見えるので、差が出にくくなります。判定は無色のコンタクトか、裸眼の日に撮った写真で行ってください。

どちらとも取れるとき① 写真で見ても差が小さい

ここからは、手順どおりにやっても答えが決まらないときの考え方です。いちばん多いのは、撮った写真を眼鏡で見比べても、2枚の差がほとんど分からないときです。

まず確かめるのは、布の差が大きすぎず小さすぎないかです。比べる2枚の布の色が近すぎると、写真では差が縮むので、ほぼ同じに見えます。最初の比べは、はっきり黄みの布とはっきり青みの布、たとえば黄みの強いオレンジと青みの強いピンクのように、離れた2枚で行ってください。差が出たら、そのあとで近い色同士の比べに進みます。

離れた2枚でも差が小さい場合は、あなたが黄みと青みの中間にいる可能性があります。そのときは黄みか青みかを決めるのをいったん止めて、明るさを先に決めてください。明るい色の布と暗い色の布で撮り比べ、どちらが顔の影を軽く見せるかを見ます。黄みか青みかで差が出ない人でも、明るさでは差が出ることが多くあります。

明るさの比べでも差が出ないときは、色の濃さ、つまり鮮やかさで比べてみてください。同じくらいの明るさで、鮮やかな色と、灰色を混ぜたような落ち着いた色の2枚を撮り比べます。眼鏡の人は、普段フレームの線が目元を締めているぶん、裸眼で撮ると鮮やかな色に負けて見えやすい傾向があります。その傾向が出ていないかも、あわせて見ておくと答えの手がかりになります。

明るさの答えが出たら、それだけで服の色はかなり絞れます。黄みか青みかは、そのあと時間をかけて、季節を変えて撮り直しながら決めても遅くありません。どちらでもない答えが続くときの考え方はパーソナルカラー自己診断で「どちらでもない」が続くときの5問表にまとめています。

どちらとも取れるとき② 鏡と写真で答えが逆になる

15〜30cmで半顔ずつ鏡で見た人が、念のため写真でも撮ってみたら、逆の答えが出た。このときはどちらを採るか迷うと思います。

基本は写真の結果を採ってください。理由は2つあります。1つは、半顔の鏡は光の当たる向きに左右されやすいこと。もう1つは、鏡は見ている間に目が慣れてしまうことです。写真は撮った瞬間の色で固定されていて、あとから何度でも同じ条件で見直せます。

ただし、写真の撮り方に問題がなかったかは確かめてください。A・B・A・Bで撮って、1回目と2回目の傾向がそろっていれば、写真の結果は信用できます。そろっていなければ、写真の側が光の変化を拾っている可能性があるので、撮り直してから決めてください。

撮り直しても鏡と写真が逆のままなら、その2枚の布は、あなたにとってどちらも大きく外れていない色の組み合わせだと考えてください。どちらを着ても破綻しない色同士なので、その場合は判定を急ぐより、着ていて気分のよいほうを選ぶ、で十分です。

もう1つ確かめたいのは、鏡で見たときに眼鏡を外してからどれくらい時間がたっていたかです。外した直後は鼻あての跡やこめかみの赤みが残っていて、顔全体が赤み寄りに見えます。写真を撮ったのが外してしばらくたってからだったなら、鏡と写真の差は、赤みが引いたかどうかの差かもしれません。鏡の結果を採りたい場合でも、外してから10分置いてもう一度見直し、それでも写真と逆なら、そこで初めて迷ってください。

撮り直しても決まらない2枚は、一度に全部決めようとせず、宿題として残しておくのも1つのやり方です。季節が変わって肌の色が少し動いた時期に、同じ2枚で同じ手順をもう一度やると、今度ははっきり差が出ることがあります。

どちらとも取れるとき③ 眼鏡ありと眼鏡なしで答えが割れる

眼鏡をかけて撮った写真と、外して撮った写真で、似合う側の布が逆になることもあります。たとえば眼鏡なしでは青みのピンクが勝ち、眼鏡ありでは黄みのオレンジが勝つ。

この場合は、フレームの色を確かめてください。黄みの金や茶のフレームをかけていると、目の周りに黄みの線があるので、黄みの布と並んだときにまとまって見えます。つまり、フレームの色に布が引っ張られて、黄みの布が勝って見えている可能性があります。

答えとして採るのは眼鏡なしの結果です。ただし、眼鏡をかける日が多い人にとっては、眼鏡ありの結果も実際の生活の答えです。手持ちのフレームと、診断の答えが逆の色の系統になっている人は、次にフレームを選ぶときに、診断の答えの側の色を選んでみてください。フレームを答えの側に寄せると、眼鏡の日と眼鏡なしの日で、似合う服の色がそろってきます。

秋冬の室内で撮るときの光の決め方

日が短くなる季節は、撮る時間の光を先に決めておくと失敗が減ります。眼鏡の人の手順は撮るのが前提なので、光の影響を他の人より強く受けます。

おすすめは、晴れた日か薄曇りの日の、昼前後の窓際です。窓に対して斜めに立ち、顔の正面か斜め前から光が来るようにします。直射日光が顔に当たる位置は避けてください。光が強すぎると、写真の顔の色が白く飛んで、布の差が消えます。

夕方以降や雨の日に撮るなら、天井の照明だけにして、卓上のライトや間接照明は消してください。色の違う光が混ざると、顔の片側だけ黄色く、もう片側だけ白く写ります。この状態では、布を替えても差が読めません。照明による見え方の違いは試着室の照明で色が変わるにもまとめています。

そして、撮るのは1日にまとめてやりきってください。写真の長所は、あとから何度でも見直せることですが、日をまたいで撮った写真同士は、光が違うので比べられません。比べたい布は、同じ日の同じ時間帯に全部撮る。見るのは翌日でも、その次の日でも構いません。

布がない日は、手持ちの服で代わりに撮る

診断用の布を持っていない人も多いと思います。手持ちの服で代わりができます。選び方の決まりは、首元の色が無地で、手のひら2枚ぶん以上の面があることです。柄物や、首元に違う色の縁取りがある服は避けてください。

服を布の代わりに使うときは、着るのではなく、首元に当てるだけにします。着ると服の形や襟の形が写真に入り、色以外の差が混ざります。たたんだ服を、あごの下から鎖骨の上まで覆うように当て、両手で押さえて撮ってください。

眼鏡の人にとってこのやり方がよいのは、撮る前に眼鏡をかけて、服の色を落ち着いて選べることです。選ぶのは眼鏡ありで、当てて撮るのは眼鏡なし、見るのは眼鏡あり。この順番を守れば、視力の弱さはどの工程にも入り込みません。

手持ちの服から選ぶときは、まず白・黒・紺・茶・ベージュ・グレーのような基本の色を外して、色みのある服を探してください。基本の色は、黄みか青みかの差が小さいものが多く、最初の比べには向きません。くすんだピンク、からし色、深い緑、青みの赤のように、どちらかに寄った色を2〜3枚見つければ十分です。

見つからなければ、タオルや手ぬぐい、クッションカバーでも代わりになります。首元に当てて、あごの下から鎖骨まで覆える大きさがあれば、服でなくても構いません。

衣替えの時期に、出し入れする服を順番に当てていくやり方は衣替えの服を布代わりに当てるに詳しく書いています。

決まったあとは、診断ツールで答え合わせをする

写真で答えが出たら、パーソナルカラー診断の質問に答えて、出た結果と見比べてください。質問形式の診断は、色を見て比べる作業がないので、視力の影響を受けません。写真で出た答えと質問で出た答えが一致すれば、かなり確かな答えだと考えてよいでしょう。

一致しなかったときは、質問の答え方に迷いがあった項目をもう一度見直してください。「日焼けすると赤くなるか黒くなるか」のような質問は、子どものころと今で答えが変わる人もいます。迷った項目は、今の自分の状態で答えてください。

短く確かめたい人はパーソナルカラーのクイズからでも構いません。どちらの診断でも、写真の結果と並べて持っておくと、服を選ぶときに迷う回数が減ります。

眼鏡の人のための、1回分の段取り

最後に、この記事の手順を1回分の段取りにまとめておきます。全体で30分ほどです。

  1. 眼鏡をかけたまま、比べる布か服を4〜6枚選ぶ。最初は黄みと青みがはっきり離れた2枚から
  2. 白い紙で、普段の眼鏡に色が乗らないかを確かめる
  3. 裸眼で鏡まで何cmで見えるかを測り、手順を決める
  4. 15cm未満なら、台にスマホを立て、眼鏡ありで立ち位置を決めて床に印を付ける
  5. 眼鏡を外し、10分置いて鼻あての跡を消す
  6. A・B・A・Bの順で、3秒タイマーで撮る
  7. 眼鏡をかけ、30cmの距離・同じ倍率で交互に切り替えて見る
  8. 頬・口元・あごの下の3か所で、2か所以上勝った側を答えにする
  9. 手持ちのフレームをかけた写真で、答えを確かめる
  10. 質問形式の診断で答え合わせをする

撮った写真は、1つのアルバムにまとめて残しておいてください。半年後、日焼けが引いた時期や髪色を変えたあとにもう一度同じ手順で撮れば、前の写真と並べて、答えが変わっていないかを確かめられます。眼鏡を新しくしたときにも、新しいフレームで1枚撮っておくと、フレームの色が顔に合っているかを前の写真と比べられます。

段取りの中で時間がかかるのは、最初の立ち位置を決めるところです。1回目に床に付けた印と、スマホを立てる台の位置をそのまま残しておけば、2回目からは10分ほどで撮り終わります。

視力が弱いことは、パーソナルカラーの自己診断ができない理由にはなりません。見る作業を後ろにずらすだけで、ほかの人と同じ材料で判定できます。むしろ、眼鏡を持っている人はフレームという2つめの材料を持っているぶん、答えを確かめる手段が1つ多いとも言えます。

よくある問い

Q. 眼鏡をかけたまま布を当てて診断してもいいですか
レンズが無色で、フレームが黒・茶・金・銀のどれかなら、かけたまま見ても大きくは外れません。ただしフレームの色が布の色とけんかするので、判定の材料は顔の下半分、口元とあご下に絞ってください。レンズを通すと白い紙が黄色や青に寄って見える眼鏡は、布の色そのものがずれて見えるので、その眼鏡では判定しないでください。
Q. コンタクトの日と眼鏡の日で、似合う色が違って見えます
違って見えるのは自然です。眼鏡の日はフレームが目の周りに線を足すので、強い色や濃い色に顔が負けにくくなります。コンタクトの日は目の周りに線が無いぶん、色の強さがそのまま顔に来ます。診断の答えとして採るのはコンタクトか裸眼の日の結果、服を選ぶときの調整として使うのが眼鏡の日の結果、と分けて持っておくと迷いません。
Q. スマホのインカメラで拡大して見るのはだめですか
拡大して見ること自体はかまいません。気をつけるのは、画面に映っている色はカメラが自動で色を整えたあとの色だということです。布を替えるたびにカメラが色を整え直すので、比べたい2枚の差が縮みます。インカメラは顔がどう写っているかの確認に使い、色の判定は同じ設定で撮った写真を並べて行ってください。
Q. フレームの色だけで、イエベかブルベか分かりますか
フレームだけで決めるのは早すぎます。フレームは目の周りの細い線なので、顔全体の血色より目元の印象に効きます。手持ちのフレームの中で、かけたときに目の下の影が軽く見える1本がどちらの色の系統かは、布で出した答えを確かめる2つめの材料として使ってください。布の答えと一致すれば、その答えはかなり信用できます。
Q. 近視が強くて、撮った写真も眼鏡越しに見ると小さくて分かりません
写真を見るときは、スマホを持つ腕を伸ばさず、眼鏡をかけたまま画面を目から30cmほどに置き、顔の部分だけを画面いっぱいに拡大してください。2枚を比べるときは、拡大の倍率をそろえることが大事です。左右に並べて1枚ずつ見るより、同じ倍率で交互に切り替えて見るほうが、頬と口元の差が分かりやすくなります。

— メグラシ編集部

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