パーソナルカラー自己診断が難しい|部屋の光と時間帯をそろえる

**夕方や夜に、部屋の照明の下で自己診断をしたなら、その答えはまだ使わないでください。**答えが毎回変わる人の多くは、顔ではなく光が毎回変わっています。
やり直すのは、昼の前後の4時間、北か東の窓から1mの位置、部屋の照明を消した状態です。この3つをそろえて同じ布を2回当て、同じ答えが2回続いたときだけ採用します。
日が短い季節は、この条件をそろえられる時間がぐっと減ります。仕事のある日は朝も帰りも暗いので、平日の夜に布を当てて、週末の昼にもう一度当てて、答えが変わる。そこで「自分は判断が難しい顔なのだ」と思ってしまう人が多いのですが、多くの場合は光の違いを顔の違いと読み違えています。
ほかの理由で判定が割れている人は、眼鏡を外すと見えない人の手順、どの色を当てても差が見えない人、血管・瞳・唇・肌で答えが割れたときも見てください。この記事は光の条件だけに絞っています。
結論:答えが割れるのは、顔ではなく光が毎回違うから
パーソナルカラーの自己診断は、布や服の色を顔の下に当てて、肌がどう見えるかを比べる作業です。比べている相手は色そのものではなく、光が布で跳ね返って顔に当たったときの見え方です。
ということは、光が変われば答えも変わります。黄みの強い電球色の下では、黄みのある布が肌になじんで見えやすくなります。青みの強い昼光色の下では、反対に青みのある布がすっきり見えやすくなります。照明の色だけで、温かい側と冷たい側の判定がひっくり返ることがあるのです。
ここで大事なのは、どちらの光が正しいかではありません。2回の比較が同じ光の下で行われたかどうかです。条件がそろっていれば、多少偏った光でも、2枚の布の差は同じ向きに出ます。条件がそろっていないと、差の向きそのものが入れ替わってしまいます。
この記事では、正しい光を探すのではなく、毎回同じ光をつくる手順を書きます。そろえる項目は次の5つです。
| そろえる項目 | 目安 | ずれたときに起きること |
|---|---|---|
| 時間帯 | 昼をはさんだ4時間 | 朝夕は光が黄みと赤みに寄る |
| 窓の向き | 北か東 | 直射が入ると影が濃くなる |
| 座る位置 | 窓から1m、窓に顔を向ける | 近すぎると片側だけ明るくなる |
| 部屋の照明 | 消す | 2種類の光が混ざって色がにごる |
| 撮り方 | 同じ距離・同じ角度・白い紙を入れる | カメラの自動補正で色が動く |
自分の部屋の光を、3つの質問で確かめる
手順に入る前に、いつも自己診断をしている場所を思い出してください。次の3つの質問に答えると、答えが割れた理由の見当がつきます。
1つめは、そのとき窓の外は明るかったかです。外が暗かったなら、顔に当たっていたのは照明の光だけです。照明の色に判定が引っぱられていた可能性があります。
2つめは、照明はついていたかです。外が明るくても照明がついていたなら、窓の光と照明の光が混ざっています。2つの光の色が違うと、顔の片側は青っぽく、もう片側は黄色っぽく見えます。このとき肌の色は、どちらの側を見るかで答えが変わります。
洗面所の鏡の前で診断している人も多いと思いますが、洗面所はとくに条件が悪い場所です。窓が小さいか、窓がないことが多く、照明は顔の真上か鏡の上から当たります。真上からの光は、目の下とあごの下に濃い影をつくるので、肌の色より影の色を見てしまいます。さらに、洗面台や壁の白いタイルが光を強く跳ね返すので、顔が実際より明るく白っぽく見えます。洗面所で出た答えは、いったん横に置いて、窓のある部屋でやり直してください。
3つめは、顔のすぐ近くに色のある大きな面があったかです。壁が淡い色、カーテンが濃い色、着ている服が鮮やかな色だと、その色が顔に跳ね返ります。布を当てる前から、肌に色が足されているのです。
3つとも問題がなかったのに答えが割れているなら、原因は光以外にあります。1つでも当てはまったなら、まずはこの記事の手順で光をそろえてから、もう一度比べてください。
日が短い季節は、使える時間が昼の4時間に縮む
日が長い季節なら、朝の早い時間から夕方まで、診断に使える光はたっぷりあります。日が短い季節はそうはいきません。朝は日が昇ってしばらくのあいだ光が赤みを帯びていて、午後は早い時間から光が斜めになり、黄みが強くなっていきます。
目安は、昼をはさんだ前後2時間ずつ、合わせて4時間です。この時間帯の光は、色の偏りがいちばん小さくなります。それより前や後の時間に診断した結果は、候補を絞る下見としては使えても、最終の判定には向きません。
朝と夕方の光が判定に向かない理由を、もう少しくわしく書いておきます。日が低い時間の光は、空気の層を長く通ってくるあいだに青い成分が散らされ、赤や黄の成分が多く残ります。そのため、朝夕の光の下では、肌に赤みと黄みが足されて見えます。黄みのある布を当てると肌になじんで見え、青みのある布を当てると肌との差が強調されて浮いて見えます。朝夕に診断すると、温かい側の判定が出やすいのはこのためです。反対に、日が高い昼の光は、色の成分がまんべんなく届くので、肌に余計な色が足されにくくなります。
平日にこの時間を取れない人は、週末の昼に予定を入れてしまうのがいちばん確実です。1回に必要な時間は30分ほどです。布や服を準備しておけば、昼食の前後で終わります。
もう1つ気をつけたいのが、季節の進み方です。同じ昼の時間でも、秋の入り口と冬のさなかでは光の高さが違います。1回目と2回目の比較を何週間も空けると、そのあいだに光が変わってしまいます。比べる2回は、同じ週のうちに、同じ時間帯で行ってください。
窓は北か東、窓から1mの位置に座る
窓の向きで、光の性質は大きく変わります。南や西の窓は、時間によって直射日光が入ります。直射は顔に濃い影をつくり、光そのものも黄みに寄るので、肌の色を読むには強すぎます。
北向きの窓は、1日を通して直射が入りにくく、空からの反射の光が中心になります。色の偏りが少なく、時間による変化もゆるやかです。北の窓がない家なら、東の窓を昼の時間に使ってください。昼を過ぎれば、東の窓には直射が入らなくなります。
座る位置は、窓から1m、窓に顔を向けてです。窓に近すぎると、顔の窓側だけが明るくなり、反対側が暗く沈みます。遠すぎると、部屋の奥の暗さと壁の色の影響を受けます。1mは、窓の光が顔全体に均一に当たり、なおかつ部屋の色の影響が小さくなる距離です。
窓を背にして座るのはやめてください。顔が逆光になって、肌の色がまるで読めなくなります。横向きに座ると、顔の半分だけに光が当たります。正面から光を受けて、顔全体を同じ明るさにすることが、色を比べるための前提です。
照明は消す。消せないなら白い紙で色を測る
窓の光で診断するときは、部屋の照明を消してください。昼でも照明がついていると、窓の光に照明の色が混ざります。混ざった光は、どちらか一方の光より色が読みにくくなります。
照明を消すと暗く感じるかもしれませんが、窓から1mの位置なら、肌の色を読むのに十分な明るさがあります。暗く感じるのは、照明がついた状態に目が慣れているからです。消してから1分ほど待つと、目が窓の光に慣れてきます。
部屋の中に色のついた大きな面がある場合も、できるだけ顔から遠ざけます。濃い色のカーテンが窓の両脇にあるなら、窓の光を受ける位置を少しずらして、カーテンの色が顔に映らないようにします。淡い色の壁のすぐ横に座っていると、壁の色が顔の片側に映るので、壁から1m以上離れた位置に椅子を置いてください。床に濃い色の敷物があるときも、下から色が跳ね返ります。白いシーツやタオルを膝の上に広げておくと、下からの照り返しを白にそろえられます。
どうしても照明を消せない場所で診断するなら、白いコピー用紙を1枚、顔の横に持ってください。その紙が黄色っぽく見えたら照明は黄み寄り、青っぽく見えたら青み寄りです。紙の色の偏りがわかれば、布の見え方をその分だけ割り引いて読めます。
たとえば紙が黄色っぽく見える光の下で、黄みのある布がなじんで見えたとしても、それは照明の影響が含まれた結果です。この場合は、黄みのある布の勝ちを少し差し引いて考えます。反対に、黄みの光の下でも青みのある布のほうがすっきり見えたなら、その判定はかなり確からしいと言えます。光の偏りに逆らって出た差は、信用してよい差です。
鏡より撮影:同じ距離・同じ角度で2枚を並べる
鏡の前で布を交互に当てる方法は、手軽ですが比較には向きません。布を替えるたびに、目が直前の色に引っぱられるからです。1枚目の色の残像があるうちに2枚目を見ると、2枚目は1枚目の反対の色に寄って見えます。
比べるなら、写真に残して並べてください。撮り方は次の通りです。スマホを窓と自分のあいだ、顔から50cmほどの位置に固定します。手で持つと毎回距離が変わるので、棚や本の上に立てかけるか、台を使います。タイマーで撮れば、布を当てる手も安定します。
画面の端に白いコピー用紙を必ず入れてください。スマホのカメラは、明るさや色をその場で自動的に直します。白い紙が入っていれば、2枚の写真の紙の色を比べて、カメラがどれだけ色を動かしたかがわかります。紙の色が2枚でそろっている組だけを比べてください。紙の色がずれている組は、比べる前に捨てます。
撮った写真には、加工もフィルターもかけないでください。明るさを上げただけでも、肌の色の見え方は変わります。比べるのは、撮ったままの2枚です。
並べて見るときは、2枚を画面の上で左右に並べられるようにしてください。1枚ずつ切り替えて見ると、鏡の前で布を替えるのと同じで、直前の色に目が引っぱられます。並べて見られる表示がなければ、2枚をつなげた1枚の画像をつくってから見ると比べやすくなります。
撮る枚数は、1つの布につき3枚ほどにしておきます。まばたきや表情の違いで、たまたま顔色が悪く写る1枚があるからです。3枚のうち、表情がいちばんそろっている1枚どうしを比べてください。比べる写真の表情がそろっていないと、笑顔の1枚のほうが血色よく見えて、布の違いより表情の違いを比べてしまいます。
布は顔の下20cm、同じ面積で当てる
布の当て方も、毎回そろえます。布はあごのすぐ下から胸の上まで、縦20cmほどの範囲に広げて持ちます。布が小さいと顔に跳ね返る色の量が足りず、差が出にくくなります。大きすぎると肩や腕まで覆って、全体の印象のほうに目が行きます。
比べる2枚の布は、同じ大きさ、同じ素材にそろえてください。片方が光沢のある素材で、もう片方がマットな素材だと、色の違いより素材の違いのほうが顔に出ます。手持ちの服で試すなら、同じ種類の服、たとえば同じような編み地のニット同士で比べるのが確実です。
秋冬は、手元にあるのがニットやスウェットのような厚手の服になりがちです。厚手の服は表面に凹凸があり、光を細かく散らすので、薄手の布より色が柔らかく見えます。厚手同士で比べるなら問題ありませんが、薄手のブラウスと厚手のニットを比べるのは避けてください。
着ている服の色にも気をつけます。布の下から着ている服がのぞいていると、その色も顔に跳ね返ります。白か薄いグレーの服に着替えるか、白いタオルを首に巻いてから布を当ててください。
比べる布がそろわないときは、紙と手持ちの服で代わりをつくる
診断用の色布を持っていない人のほうが多いと思います。わざわざそろえなくても、家にあるもので代わりはつくれます。
いちばん手軽なのは、色のついた紙です。折り紙や、色のついた画用紙を顔の下に当てます。紙は布より光をはね返す量が多いので、差がはっきり出やすいという利点もあります。ただし、表面につやのある紙は光を照り返して、色ではなく光沢が顔に映り込みます。つやのない紙を選んでください。
紙が小さいときは、2枚か3枚を貼り合わせて、縦20cmほどの大きさにします。比べる2色は、同じ種類の紙で、同じ大きさにそろえます。片方だけ大きいと、大きいほうの色が勝って見えます。
手持ちの服で比べるなら、クローゼットの中から、色だけが違って形と素材が近い2枚を探してください。たとえば、同じような薄手のカットソーで色違いのもの、同じような編み地のニットで色違いのもの、という組み合わせです。形や素材が違う2枚しかないなら、服を裏返して首に巻き、襟の形が写らないようにして比べます。
タオルやハンカチ、スカーフも使えます。家の中を探すと、思ったより多くの色が見つかるはずです。大事なのは、色以外の条件をできるだけそろえることです。色の違いだけが顔に出る組み合わせを2つか3つつくれれば、それで十分に比べられます。
見る場所は3か所だけ:あご下の影、目の下、唇の端
写真を並べたら、顔全体の印象を見るのではなく、見る場所を3か所に絞ります。
1か所めは、あご下の影です。似合わない色を当てると、あごの下の影が濃く、くすんだ色になって、顔と首の境目がはっきり出ます。似合う色を当てると、影がやわらいで、顔と首がなめらかにつながります。
2か所めは、目の下です。目の下のくまや色むらが、どちらの布で目立つかを見ます。似合わない色を当てると、くまが青っぽく、または茶色っぽく沈んで見えます。
3か所めは、唇の端です。唇の輪郭がはっきり見えるか、ぼやけて見えるかを比べます。似合う色を当てると、唇の色が自然に浮き出て、口元に血色が戻ったように見えます。
3か所のうち2か所以上が同じ布の側で良く見えたら、その布の勝ちです。1か所ずつ分かれてしまうなら、その組み合わせでは差が小さいということです。もっと離れた色の組み合わせで比べ直してください。
晴れの日と曇りの日で答えが変わったとき
天気によって、光の色はかなり変わります。晴れの日の光は、窓から直射が入っていなくても、空の青みと太陽の黄みが混ざった明るい光です。薄曇りの日は、雲が光を散らして、色の偏りがいちばん小さくなります。厚い雨雲の日は、光が弱くなるうえに全体が青みに寄ります。
晴れの日と曇りの日で答えが変わったなら、薄曇りの日の結果を優先してください。薄曇りがいちばん偏りが小さく、肌の色そのものを読みやすい光だからです。
厚い雨雲の日にしか時間が取れなかったなら、その結果は青みに寄っている前提で読みます。雨雲の下で黄みのある布が勝ったなら、その判定は信用できます。青みのある布が勝った場合は、光の影響を差し引いて、もう一度薄曇りの日に確かめてください。
晴れの日にしかできないなら、白いレースのカーテンを1枚引いてください。カーテンが光を散らして、薄曇りに近い状態をつくってくれます。
午前と午後で答えが変わったとき
同じ日でも、午前と午後で答えが変わることがあります。これは光のせいだけでなく、顔の状態が変わっていることもあります。
午前中は、起きてからの時間が短く、顔がむくんでいたり、血色がまだ戻っていなかったりします。午後になると血色が戻り、むくみも引いてきます。一方で、午後は肌の皮脂が増えて、光の反射が強くなります。
午前と午後で答えが変わったなら、次は昼食の前後、同じ時刻に2日に分けてやり直してください。1日目に布を2枚当てて撮り、2日目に同じ時刻、同じ場所、同じ布で撮ります。2日とも同じ答えなら、その答えを採用します。
化粧の有無もそろえます。1回目を素顔で撮ったなら、2回目も素顔で撮ります。下地や日焼け止めだけでも、肌の色はわずかに動きます。比べるときは素顔のほうが確実ですが、素顔で撮るのに抵抗があるなら、毎回同じ下地を同じ量だけ塗った状態でそろえてください。
どちらとも取れるときの決め方
光をそろえて2回比べても、どちらの布が勝ったかはっきりしないことがあります。ここがいちばん迷うところなので、順番に分けて考えます。
はじめに確かめたいのは、比べた2枚の布の色が、そもそも十分に離れていたかどうかです。温かい色と冷たい色の比較なのに、両方ともベージュに近い色だったり、両方ともくすんだ色だったりすると、どんな肌でも差は出にくくなります。比べる2枚は、片方が黄みのはっきりした色、もう片方が青みのはっきりした色になるように選び直してください。たとえば、黄みの強い黄緑と青みの強い水色、オレンジに寄った赤と紫に寄った赤のような組み合わせです。差がはっきりした組み合わせで差が出ないなら、その結果は信用してよい「差がない」です。
**まず、温かい色か冷たい色かの判定から離れてください。**光をそろえても温かさの差が出ないなら、あなたの肌は温かさの違いより、別の軸の違いで見え方が変わるのかもしれません。別の軸とは、明るさと、鮮やかさです。
明るさで比べるには、同じ色みで明るさの違う布を2枚用意します。たとえば明るいグレーと濃いグレー、明るい紺と濃い紺です。温かさの比較では差が出なかった人が、明るさの比較でははっきり差が出ることがよくあります。明るい色で顔がぼやけて見えるなら深い色の側、深い色で顔が沈んで見えるなら明るい色の側です。
鮮やかさで比べるには、澄んだ色とくすんだ色を用意します。同じ緑でも、澄んだ緑と、灰色を混ぜたような落ち着いた緑です。澄んだ色で顔が負けて見えるならくすんだ色の側、くすんだ色で顔がぼんやりするなら澄んだ色の側です。
明るさか鮮やかさのどちらかで差が出たら、その軸を先に決めて、温かさの判定は後回しにしてかまいません。服を選ぶときも、まずその軸で選べば、外れはかなり減ります。温かさがどちらとも取れる人は、温かさに迷う色、たとえばベージュやグレーの中でも、明るさと鮮やかさが合うものを選べば大きく外しません。
それでも3つの軸のどれでも差が出ないなら、あなたは似合う色の幅が広い人です。その場合は、顔まわりに置く色だけ、当てたときに唇の端がはっきり見える色を選ぶ、という1つの決まりで十分です。判定を出すことにこだわるより、その決まりで服を選んだほうが、日々の迷いは早く減ります。
もう1つの迷い方として、2回とも同じ答えが出たのに、その答えに納得できないという場合があります。たとえば、ずっと好きで着てきた色が、判定では反対の側に出たという場合です。このときは、判定を疑う前に、その好きな色をもう一度同じ条件で撮ってみてください。好きな色が判定の反対側に出ていても、明るさや鮮やかさが自分に合っていれば、顔まわりで着ても大きく外れないことがあります。判定は「着てはいけない色」を決めるものではなく、「迷ったときにどちらを選ぶか」を決めるための手がかりです。好きな色は、明るさと鮮やかさを合わせたうえで、顔から少し離して使うという選び方もあります。
迷いが長引いて、決めないまま服を買うのも止まってしまうなら、対面の診断で第三者の目を借りる段階です。診断の結果が自分の判定と違ったときの考え方は、自己診断とプロの結果が違ったときの記事にまとめています。
家族や友人に見てもらうときは、答えではなく比較を頼む
自分の写真を自分で見ていると、どうしても好きな色のほうを良く見てしまいます。そこで家族や友人に見てもらうのは、よい方法です。ただし、頼み方を間違えると、かえって迷いが増えます。
**「私は何タイプに見える?」とは聞かないでください。**この聞き方をすると、相手は顔立ちや雰囲気、いつも着ている服の印象から答えます。肌の色の見え方ではなく、あなたのイメージを答えてしまうのです。
頼むのは、2枚の写真の比較だけです。同じ条件で撮った2枚を並べて見せ、「どちらのほうが、あごの下の影が薄く見える?」「どちらのほうが、唇の輪郭がはっきり見える?」と、見る場所を1つずつ指定して聞きます。見る場所を指定されると、相手は印象ではなく、写真の中の違いを探してくれます。
もう1つ大事なのは、どちらの写真がどちらの色かを先に言わないことです。「こっちは青みの布」と言ってから見せると、相手の頭に、青みが似合いそうかどうかの思い込みが入ります。写真に番号だけ振って、どちらがどちらかは自分だけが知っている状態で見せてください。
できれば2人以上に見てもらいます。2人の答えがそろえば、その差はかなり確かです。2人の答えが分かれたら、その組み合わせでは差が小さいということなので、もっと離れた色で比べ直します。
見てもらうときも、画面の明るさをそろえます。スマホの画面の明るさが自動で変わる設定になっていると、見るたびに写真の色が違って見えます。比べるあいだだけ、明るさを固定しておいてください。
夏の日焼けが残っているあいだは、首の付け根で比べる
秋の入り口は、夏のあいだの日焼けがまだ肌に残っている時期です。日焼けした肌は、本来の色より黄みと茶色みが強く出ます。この時期に顔で比べると、黄みのある布が肌になじんで見えやすくなります。
日焼けが残っているあいだは、顔の下だけでなく、首の付け根や二の腕の内側のような、日に当たりにくかった場所でも比べてください。布を首の付け根に当てて、首の肌がどう見えるかを撮ります。顔での判定と、首の付け根での判定が同じなら、その答えは日焼けの影響を受けていません。違うなら、首の付け根の答えのほうが本来の肌に近いと考えます。
日焼けが落ち着くまで待てるなら、待つのも1つの方法です。日焼けがどれくらいで落ち着くかは人によって違いますが、顔と首の付け根の色の差が目立たなくなった頃に、もう一度比べてください。
判定を秋冬の服に落とす:顔まわりの1枚から
判定が出たら、いきなり服をまとめて買い替えるのではなく、顔まわりに置く1枚から取り入れてください。秋冬は、首まわりに来る服が多い季節です。タートルネック、マフラー、ストール、襟の大きなコートなど、顔のすぐ下に来るものがいちばん顔の見え方に効きます。
まず手持ちのマフラーやストールを全部出して、診断と同じ条件、つまり昼の窓から1mの位置で、1枚ずつ首に巻いて撮ってみてください。判定の側に合う色のものは、そのまま使い続けます。合わない側の色のものは、顔から離して使う方法を考えます。たとえば、バッグに結ぶ、コートの上ではなく肩に掛ける、などです。
コートは、秋冬でいちばん大きな面積で顔の近くに来る服です。手持ちのコートがあるなら、前を閉じた状態と、開けて中の服が見える状態の両方で撮ってみてください。前を閉じると、コートの色が顔の下に広く来ます。開けると、中の服の色が顔の下に来ます。コートの色が判定に合わない側だったとしても、中に合う色のタートルネックやマフラーを入れて前を開けて着れば、顔の下の色は合う側にできます。コートをすぐに買い替えなくても、組み方で調整できるということです。
ボトムスや靴、バッグは、顔から離れているので、判定の影響が小さくなります。ここまで判定に合わせて選び直す必要はありません。顔まわりの色が合っていれば、離れた場所の色は好みで選んでかまいません。
迷ったときは、白いコピー用紙を顔の横に持ったまま、新しく買おうとしている服を当てて撮ってみてください。売り場の照明は、家の照明よりさらに強く偏っていることが多いので、売り場の鏡で決めるより、手持ちの服と同じ条件で比べられる方法のほうが確実です。
診断に行く前に、自分で残しておくもの
自己診断で答えが出なかったとしても、そのとき撮った写真は無駄になりません。対面の診断に行くなら、その前に、自分で残しておくと役に立つものがあります。
1つめは、同じ条件で撮った、布2枚ずつの写真の組です。どの組で差が出て、どの組で差が出なかったかを書き添えておけば、診断の担当者に、あなたがどこで迷っているかを短い言葉で伝えられます。
2つめは、手持ちの服で、褒められたことのある色と、なんとなく着なくなった色のメモです。自己診断で出た答えと、実際に着てきた服の記憶が食い違っているなら、その食い違いこそが相談したいことです。
3つめは、診断を受ける時間帯です。対面の診断も、照明の条件で答えが動くことがあります。予約するときは、自分が自己診断をしたのと近い光の条件で見てもらえるかを聞いておくと、結果を自分の写真と比べやすくなります。
自己診断が難しいと感じたときに、まず疑うのは自分の顔ではなく、そのときの光です。光をそろえるだけで答えが出る人は少なくありません。どちらとも取れる答えが出た場合も、明るさと鮮やかさの軸に切り替えれば、服を選ぶ手がかりは残ります。迷いの理由を1つずつ外していけば、判定はちゃんと前に進みます。
自己診断の全体の流れから見直したい人は、どちらでもない気がするときのセルフチェックから始めてください。
よくある問い
- Q. 夜しか時間がありません。照明の下で自己診断してもいいですか
- 判定には使わず、候補を絞る下見にとどめてください。照明の色は部屋ごとに違い、夜の部屋は黄みか青みのどちらかに偏っています。夜に布を当てて残した写真は、休日の昼に同じ布で撮り直した1枚と並べて、差が同じ向きに出たときだけ採用してください。
- Q. 晴れの日と曇りの日、どちらで診断すればいいですか
- 薄曇りの日がいちばん安定します。直射日光は黄みと強い影を足し、厚い雨雲は全体を青く暗くします。晴れの日にしかできないなら、直接日が差し込まない窓を選び、白いレースのカーテンを1枚引いて光をやわらげてください。
- Q. スマホのカメラが勝手に色を直してしまいます
- 比べる2枚が同じように直されていれば、差は残ります。白い紙を必ず画面の端に入れて撮り、2枚の紙の色がそろっているかを先に見てください。紙の色がずれている組は、比べる前に捨てます。加工やフィルターは使わず、標準のカメラのままにします。
- Q. 何回やっても決まりません。自己診断はあきらめるべきですか
- 光をそろえても決まらないなら、あなたは色の温かさより明るさや鮮やかさで差が出る人かもしれません。その場合は、温かい色か冷たい色かの二択をやめて、明るい色と深い色、澄んだ色とくすんだ色の比べ方に切り替えてください。それでも割れるなら、対面の診断で第三者の目を借りる段階です。
— メグラシ編集部





