骨格診断の自己診断がわからない|体重で揺れる項目を外して骨で見る

**手首の外側にある、ぽこっと出た骨を、反対の手の指で触ってみてください。**指の腹にはっきり引っかかりますか。それとも、触れば分かるけれど、平らに近いですか。
骨格診断の自己診断がわからなくなっている人は、たいてい設問が多すぎます。20問、30問と答えるうちに、二の腕の質感、太ももの張り、お尻の位置、体の厚みといった設問で手が止まり、その迷った分だけ結果がぶれていきます。
**その迷う設問の多くは、骨ではなく肉や肌の量を見ています。**体重が2〜3kg動けば答えが変わり、運動を始めれば答えが変わり、寒い季節に体が冷えているだけでも、触った感じが変わります。この記事では、そうした揺れる設問をいったん外して、骨の形だけで答えを出す手順を説明します。
設問そのものの書き直し方は骨格診断のセルフチェックで質問に答えられないときにまとめています。この記事はその手前で、「答えられるけれど、答えるたびに変わる」人のためのものです。
結論:肉で答えが変わる設問は外して、骨の3か所だけで決める
自己診断で残すのは、次の3か所だけです。
- 手首の外側の骨:指の腹に引っかかる高さがあるか
- 膝のお皿:立った状態で、お皿の輪郭を指で一周なぞれるか
- 鎖骨の端:肩先に向かう鎖骨の終わりが、角として触れるか
この3か所は、体重が数kg動いても、運動の習慣が変わっても、触ったときの答えが変わりにくい場所です。骨の上に乗る肉が薄い場所を選んでいるからです。
3か所それぞれで、どのタイプの説明に近いかを1つずつ決めます。2か所以上が同じタイプを指したら、それが答えです。3か所が割れたら、手首の答えを優先します。手首は骨の太さが最もそのまま出る場所で、体重の影響をいちばん受けにくいからです。
なぜこの3か所なのか
骨格診断でタイプを分ける手がかりは、骨の太さ、関節の大きさ、体の立体感の3つに分けて考えると整理しやすくなります。手首は骨の太さ、膝は関節の大きさ、鎖骨の端は上半身の骨組みの立体感を、それぞれ最も素直に映す場所です。
しかも3か所とも、骨のすぐ上に皮膚がある場所です。指で押すと、沈む前に硬いものに当たります。この「沈まない」ことが大切で、沈む場所はその分だけ肉の量に答えが左右されます。
逆に、骨盤や肋骨のように大きな骨は、骨の形がタイプに関わっていても、上に乗る肉が厚く、自分で触って形を追うのが難しい場所です。プロの診断では見てもらえる場所でも、自己診断では外したほうが答えが安定します。
二の腕、太もも、お尻、体の厚み、肌の質感の設問は、答えを決めるときには使いません。使うのは、答えが出たあとに、服の寸法を合わせる段階です。
早見表|揺れる設問と、揺れない設問
自己診断の設問を、体重や筋肉で答えが動くかどうかで分けると、次のようになります。
| 設問がよく見ている場所 | 体重・筋肉で答えが動くか | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 二の腕の質感・張り | 大きく動く | 決めるときは外す |
| 太もも・お尻の位置と形 | 大きく動く | 決めるときは外す |
| 体の厚み・胸板 | 動く | 決めるときは外す |
| 肌の質感(ハリ・柔らかさ) | 季節と体調で動く | 決めるときは外す |
| 首の長さの印象 | 少し動く | 参考にとどめる |
| 手首の外側の骨 | ほとんど動かない | 決める3か所に使う |
| 膝のお皿 | ほとんど動かない | 決める3か所に使う |
| 鎖骨の端と肩先 | 肩の筋肉で隠れることがある | 決める3か所に使う(触り方に注意) |
この表は、どの設問が正しいかを決めるものではありません。答えを出す段階で、どの設問を信用するかを分けるための表です。外した設問は、タイプが決まったあとで「この体のどこに服の余裕を持たせるか」を考えるときに戻ってきます。
なぜ「わからない」になるのか|設問の半分は肉を見ている
骨格診断のセルフチェックでよく使われる設問を思い出してください。「二の腕は張りがあるか、柔らかいか」「太ももの外側が張っているか、内側に肉がつきやすいか」「体に厚みがあるか、薄いか」「お尻の位置は高いか、低いか」。
どれも、骨の形がある程度影響しているのは確かです。ただ、答えるときに実際に触っているのは、骨の上に乗った筋肉と脂肪と皮膚です。そこは体重や運動、年齢、季節で変わります。
たとえば、二の腕の質感。運動の習慣がある人は、本来の骨格に関係なく張りがある答えになりやすくなります。反対に、しばらく体を動かしていない時期には、柔らかい答えに寄ります。同じ人が、春に答えたときと冬に答えたときで、二の腕の設問だけ違う答えを出すことは珍しくありません。
体の厚みも同じです。体重が増えると前後の厚みが出て、ストレートの説明に近づきます。減ると薄くなって、ウェーブの説明に近づきます。
肌の質感を聞く設問は、さらに揺れます。「肌にハリがあるか、ふんわり柔らかいか」は、乾燥しやすい秋冬と、汗ばむ季節とで触った感じが違いますし、睡眠や体調でも変わります。秋冬に答えると、肌が乾いて硬く感じられ、ハリがある側の答えに寄りやすくなります。
お尻の位置や腰の高さの設問も、骨盤の形だけでなく、その上に乗る筋肉の量と、立っているときの姿勢で印象が変わります。デスクワークが続いた日の夕方と、休みの日の朝とでは、鏡に映る腰の位置が違って見えることがあります。
こうした設問が全体の半分を占めていると、答えるたびに結果が数問ずつずれます。ずれた数問が、ちょうど境目にいるタイプの判定をひっくり返します。「わからない」の正体は、体の情報が足りないことではなく、揺れる情報が多すぎることです。
揺れる設問の見分け方|半年前の自分でも同じ答えになるか
手元のセルフチェックの設問に、自分で印をつけていく方法です。各設問について、次の質問を1つだけ自分に聞いてください。
「半年前の自分が答えても、同じ答えになるか」
半年の間に、体重が2kg以上動いた人、運動を始めたりやめたりした人、季節が夏から冬に変わった人は多いはずです。その変化を思い浮かべて、それでも答えが同じだと言い切れる設問だけに丸をつけます。
迷った設問には三角、変わると思う設問にはバツをつけます。
丸がつくのは、たいてい次のような設問です。
- 手首の骨の出っ張り方
- 膝のお皿の大きさや形
- 鎖骨の太さ、見え方
- 手の甲の骨の出方、指の関節の大きさ
- 首の付け根から肩先までの骨の線
三角とバツがつくのは、二の腕、太もも、ふくらはぎ、お尻、お腹まわり、体の厚み、肌の質感といった設問です。
実際に20問のセルフチェックで印をつけてみると、丸が残るのは多くて7〜8問、少ないと4問ほどです。残りの12〜16問は、何らかの形で肉や肌の量、姿勢を見ています。20問のうち半分以上が揺れる設問だと分かるだけでも、「自分の体がわかりにくいのではなく、設問が揺れていた」と受け止め直せるはずです。
印をつけるときに迷ったら、その設問が「触って骨に当たる場所か」を考えてください。指で押して、すぐ下に硬いものがある場所の設問は丸、指が沈んでから硬いものに当たる場所の設問は三角かバツです。
丸がついた設問だけで答えを集計してください。丸が5問以上残れば、それだけで結果を出せます。残りが4問以下なら、この記事で説明する3か所を、自分で触って答えてください。
骨の3か所①|手首の外側の骨
手のひらを下に向けて、机の上に置きます。小指側の手首に、丸く出っ張った骨があります。そこを反対の手の人差し指と中指の腹で、上からそっと押さえます。
見るのは、骨の出っ張りの高さと、まわりとの段差です。
- 指の腹がはっきり引っかかり、骨の輪郭が角ばって追える:骨が太めで立体的。ナチュラルの説明に近い
- 出っ張りは小さく、指の腹で軽く押さえないと分からない。輪郭は丸い:骨が細めで平ら。ウェーブの説明に近い
- 出っ張りは目立たないが、手首全体に厚みがあり、断面が丸く詰まっている:ストレートの説明に近い
ここで迷う人は、手首を回しながら触ってください。手のひらを上に向けたり下に向けたりすると、骨が皮膚の下で動くのが分かります。動く骨の大きさが、そのまま骨の太さです。
手首は体重の影響をいちばん受けにくい場所です。体重が増えた人も、手首の骨の出っ張りが消えるほど肉がつくことはまずありません。だから、3か所の答えが割れたときには、手首の答えを優先します。
もう一つの目安として、手首の内側から見た幅と、横から見た厚みを比べる方法もあります。親指と人差し指で手首を上下からつまみ、次に左右からつまみます。上下につまんだ厚みと、左右につまんだ幅の差が小さく、断面が丸に近ければストレート寄り、幅のほうがはっきり大きく、平たい楕円に近ければウェーブ寄り、骨の角が指に当たって四角く感じればナチュラル寄りです。
骨の3か所②|膝のお皿
まっすぐ立って、膝の力を抜きます。膝を曲げると周りの筋肉が張ってお皿が埋もれるので、必ず立った状態で触ってください。
膝のお皿の縁を、人差し指の先で一周なぞります。
- お皿の縁が大きく、角ばっていて、上下左右とも指で追える。お皿の周りにも骨の出っ張りがある:ナチュラルの説明に近い
- お皿は小さめで、縁は追えるが丸い。お皿の下側がやや前に出ている:ウェーブの説明に近い
- お皿の縁は小さく、周りの肉に埋もれ気味で、上側の縁が追いにくい:ストレートの説明に近い
膝は、太ももの肉が多いと上側の縁が追いにくくなります。ここで追えない部分があっても、それだけでストレートと決めないでください。下側の縁と左右の縁が追えるかで答えます。上側だけ追えないのは、骨ではなく、太ももの前の筋肉と脂肪の影響であることが多いからです。
鏡に横向きで立ち、膝の横からの形を見るのも助けになります。お皿の部分が前に出っ張って見えるか、太ももからすねまで平らに続いて見えるか。出っ張って見えるならナチュラル寄り、平らならストレート寄り、下側だけがわずかに出るならウェーブ寄りです。
骨の3か所③|鎖骨の端と肩先
鎖骨は、首の付け根から肩先まで続く横向きの骨です。真ん中あたりの見え方は、体重で変わります。そこで、この記事で見るのは鎖骨の終わり、肩先に近い端です。
腕を体の前にだらりと下ろし、肩の力を抜きます。反対の手の指で、鎖骨を首の側から肩の方へなぞっていきます。肩先の手前で、鎖骨が肩の骨にぶつかる場所があります。
- 端が角になってはっきり出っ張り、指が段差に引っかかる:ナチュラルの説明に近い
- 端は細く、なだらかに肩の骨につながる。出っ張りは小さい:ウェーブの説明に近い
- 端は肩の厚みに埋もれていて、強く押さないと段差が分からない:ストレートの説明に近い
鎖骨の端は、肩の筋肉が発達していると隠れやすくなります。荷物を片側の肩で持つ習慣がある人や、筋トレで肩を鍛えている人は、左右で答えが違うことがあります。その場合は、筋肉が少ないほうの肩で答えてください。
左右で答えが違うとき
3か所とも、左右で答えが違うことがあります。利き手側の手首のほうが骨が太く感じる、片方の膝だけお皿の縁が追いにくい、といった具合です。
左右差が出たら、手首は利き手ではないほう、膝と鎖骨の端は、ふだん荷重や荷物が少ないほうで答えてください。よく使う側は、骨のまわりの筋肉や腱が発達していて、骨の輪郭が大きく感じられやすいからです。
どちらが使っていない側か分からない場合は、左右の答えのうち、骨の輪郭が控えめに出たほうを採ります。輪郭が大きく出たほうは、骨そのものより周りの組織を触っている可能性があるからです。
鎖骨全体の見え方については骨格診断の鎖骨は3か所で見るで、見える長さと骨の太さ、下のくぼみに分けて詳しく扱っています。この記事では、体重の影響を避けるために、端の1か所に絞っています。
3か所の答えの合わせ方
3か所の答えを、紙に1行ずつ書き出します。
- 手首:〇〇寄り
- 膝:〇〇寄り
- 鎖骨の端:〇〇寄り
合わせ方の決まりは、次の3つだけです。
- 3か所が同じタイプなら、そのタイプで決まり
- 2か所が同じなら、その2か所のタイプで決める。残りの1か所は「混ざっている要素」として控えておく
- 3か所が全部違ったら、手首の答えを仮の答えにして、次の章の手順に進む
2の「混ざっている要素」を寄りとして残したいときは、骨格診断 9タイプの集計がそのまま使えます。
ここで、外した設問を見返したくなるかもしれません。二の腕は柔らかいからウェーブでは、太ももが張っているからナチュラルでは、と。**その気持ちは、いったん脇に置いてください。**外した設問は、答えを決めるためではなく、決まったタイプの中で服の余裕をどこに取るかを考えるときに使います。
答えを決める段階で揺れる設問を戻すと、また最初の「わからない」に戻ってしまいます。
外した設問は、タイプが決まったあとで寸法に使う
外した設問は、捨てるわけではありません。タイプが決まったあと、そのタイプ向けとされる服を自分の今の体に合わせるときの手がかりになります。
- 二の腕の質感・張り:袖の太さを決めるときに使う。張りがある答えなら、そのタイプ向けの袖でも、腕を曲げたときに袖口から肘まで指2本分の余裕があるものを選ぶ
- 太もも・お尻の形:パンツの太もも周りと、スカートの広がり始める位置を決めるときに使う。太ももの外側が張る答えなら、広がり始めを腰骨より下にずらす
- 体の厚み:トップスの身幅と、首まわりの開きの深さを決めるときに使う。厚みがある答えなら、開きを2〜3cm深くする
- 肌の質感:素材の表面の光り方を決めるときに使う。乾きやすい季節は、表面が少しだけ光る素材を足すと、顔まわりが疲れて見えにくい
こうして分けておくと、体重が動いても、運動を始めても、変えるのは寸法と素材の選び方だけで済みます。タイプの名前を毎回疑い直す必要がなくなります。
どちらとも取れるとき①|3か所が3つとも違うタイプを指す
手首はナチュラル寄り、膝はウェーブ寄り、鎖骨の端はストレート寄り。こうなる人は、骨の特徴が混ざっているか、どこか1か所の触り方がずれています。
まず、触り方のずれを潰します。次の3点を確かめてください。
- 手首は、手のひらを下に向けて、力を抜いて触ったか
- 膝は、立った状態で、膝を伸ばし切らずに力を抜いて触ったか
- 鎖骨の端は、腕を前に垂らして、筋肉が少ないほうの肩で触ったか
この3点をそろえて、もう一度触ります。それでも3つとも違うなら、混ざっていると考えて構いません。
その場合は、手首の答えを仮の答えにします。そのうえで、クローゼットからよく着る1枚と、買ったのにほとんど着ていない1枚を出します。並べて見るのは、首まわりの開き方と、袖の付け根の位置です。
よく着る1枚の首まわりと袖の付け根が、手首の答えのタイプの説明に近いなら、仮の答えをそのまま採用します。遠いなら、よく着る1枚の首まわりに近いタイプを採用します。服を選ぶときに実際に役に立つのは、言葉のタイプ名よりも、自分の体で答え合わせができた側だからです。
骨格の判定で複数のタイプに当てはまる理由そのものは、骨格診断がわからない|複数タイプに当てはまる理由と決め方で扱っています。
どちらとも取れるとき②|骨は細いのに、体には厚みがある
手首も膝も鎖骨の端も、細くて丸い。骨だけ見るとウェーブの説明に近いのに、上半身には前後の厚みがあり、ウェーブ向けとされる服を着ると窮屈に見える。この組み合わせで迷う人はとても多いです。
この場合、答えはウェーブのままにしてください。厚みは、骨の形ではなく、骨の上に乗っている量の話です。量は体重と筋肉で変わりますが、骨の形は変わりません。
そのうえで、服の寸法をこう調整します。
- 首まわり:ウェーブ向けの浅い開きより、少しだけ深くする。鎖骨の上で2〜3cm開きを深くすると、厚みが詰まって見えにくくなる
- 胸まわり:体に沿う形は残しつつ、ゆとりは胸まわりで手のひら1枚分を目安にとる
- 素材:ウェーブ向けとされる薄手のなかでも、体に貼りつかない厚さを選ぶ。指でつまんで、布が自分の重さで垂れずに少し立つくらい
反対の組み合わせもあります。手首の骨が角ばって太く、膝のお皿も大きくて、骨はナチュラルの説明に近い。けれど体は細く、ナチュラル向けとされるゆったりした服を着ると、服の中で体が泳いで見える。この場合も、答えはナチュラルのままにしてください。
調整するのは量です。ゆったりした形を選ぶときも、身幅の余りは脇の下で手のひら1枚から1枚半までにとどめ、それ以上余る形は避けます。素材は、ざっくりした厚みのあるものより、表面に凹凸がありつつ重さで落ちるものを選ぶと、骨の立体感と服の量がつり合います。
タイプを変えるのではなく、タイプの中で寸法を変える。この順番にしておくと、体重が戻ったときにも服の選び方を一から組み直さずに済みます。
どちらとも取れるとき③|体重がこの1年で5kg以上動いた
体重が大きく動いた直後の自己診断は、揺れる設問の答えが大きくずれます。増えた人はストレート寄りに、減った人はウェーブかナチュラル寄りに結果が流れやすくなります。
このときは、3か所の答えだけで決めるのが基本です。ただ、体重が増えた人は膝の上側と鎖骨の端が肉に隠れて、3か所のうち2か所がストレート寄りに出やすくなります。
**体重が5kg以上増えた人は、膝と鎖骨の端で「埋もれていて分からない」側の答えが出たら、その答えを数えずに保留にしてください。**保留にした場所は、手首の答えに合わせます。
反対に、体重が5kg以上減った人は、鎖骨の端と膝の縁が以前よりはっきり触れるようになり、ナチュラル寄りに出やすくなります。この場合は、骨の太さを答えた手首で判定し直します。手首の出っ張りが「平ら、丸い」ならウェーブ、「断面が丸く詰まっている」ならストレートです。骨が見えやすくなっただけで、骨そのものが太くなったわけではありません。
体重が落ち着いてから、もう一度3か所で答え直す日を決めておくと安心です。目安は、体重の変化が月に1kg以内に収まった状態が2か月続いたころです。
年齢を重ねて、答えが変わったと感じるとき
20代のころはウェーブだと思っていたのに、40代になってストレートの説明に当てはまる設問が増えた。こう感じる人もいます。この場合も、変わったのは多くが骨の上の量と、肌の質感の答えです。
年齢とともに、上半身の厚みや、お腹まわり、腰まわりの印象は変わっていきます。それに合わせて、揺れる設問の答えが少しずつ動きます。一方で、手首の外側の骨の出っ張り方や、膝のお皿の形の答えは、大きくは動きにくい場所です。
まず3か所で答え直してください。3か所が以前と同じなら、タイプは以前のままと考え、首まわりの開きや身幅、素材の厚さを今の体に合わせて調整します。3か所のうち2か所以上が以前と違う答えになったなら、以前の自己診断のときに揺れる設問に引っ張られていた可能性があります。今回の答えを採用して構いません。
どちらとも取れるとき④|運動や筋トレの習慣がある
運動の習慣がある人は、二の腕、肩、太もも、ふくらはぎの設問で、ストレートかナチュラルの答えに寄りやすくなります。筋肉の張りを、骨の立体感と取り違えるからです。
この場合は、3か所のうち鎖骨の端の触り方に気をつけます。肩を鍛えている人は、鎖骨の端が肩の筋肉の下に隠れて、ストレートの答えに寄ります。腕を前にだらりと垂らし、可能なら反対の手で肩を少し前に引き寄せるようにして、筋肉をゆるめた状態で触ってください。
膝も同じで、太ももの前の筋肉が発達している人は、お皿の上側が隠れます。下側と左右の縁で答えます。
**手首だけは、運動の習慣があっても答えがほぼ変わりません。**手首の外側の骨の上には、筋肉がほとんど乗っていないからです。運動をしている人が3か所で迷ったら、手首の答えを決め手にしてください。
秋冬の服で答え合わせをする|厚手を着た日の見え方
3か所で答えを出したら、手持ちの秋冬の服で答え合わせをします。厚手のニットとコートは、骨格の差が出やすい服です。
答え合わせに使うのは、次の2着です。
- 厚手のニット1枚(ざっくり編みか、ハイゲージでもしっかりした厚みのもの)
- ひざ下丈のコート1枚
ニットを着て、鏡から2歩離れて立ちます。見るのは肩の線と、裾の止まり方です。
- 肩の線がまっすぐ落ち、裾が腰骨の少し下で止まって見えると落ち着く:ストレートの答えと合う
- 肩の線が少し内側に流れ、裾が腰骨より上で止まると軽く見える:ウェーブの答えと合う
- 肩が落ちたゆったりした形でも、着られている感じがしない:ナチュラルの答えと合う
コートは、前を閉めて、横から見ます。体の厚みに対してコートの身幅が余るか、足りないか。余って見えるのが気にならず、むしろ様になるならナチュラル寄り、余るとだらしなく見えるならストレートかウェーブ寄りです。
下半身も見ておくと、答え合わせの精度が上がります。秋冬に増えるのは、ウールの厚手のパンツと、膝が隠れる丈のスカートです。
厚手のパンツは、センタープレスのある真っ直ぐな形と、裾に向かって細くなる形の2本があれば比べやすくなります。真っ直ぐな形のほうが脚がすっきり見えるならストレート、細くなる形のほうが軽く見えるならウェーブ、どちらも気にならずむしろ太めの形のほうが落ち着くならナチュラルの答えと合います。
スカートは、膝のお皿がちょうど隠れる丈と、お皿の下側が少しのぞく丈を比べます。お皿が隠れたほうがまとまるならストレート、少しのぞいたほうが軽やかならウェーブ、どちらでも違和感がなく、さらに長いほうが様になるならナチュラルです。膝のお皿の答えと照らし合わせると、触って出した答えの確かさが分かります。
**ここで3か所の答えと服の見え方が合わなかったら、服の見え方のほうを疑ってください。**サイズや丈が合っていないだけ、ということがよくあります。厚着で答える設問の外れ方は骨格診断の自己診断が秋冬に当たらないで扱っています。
やってはいけない測り方
揺れる情報を混ぜないために、次の触り方と見方は避けてください。
**入浴直後や運動直後に触る。**体が温まっていると、むくみや筋肉の張りで、骨の輪郭が追いにくくなります。触るのは、朝起きて少し体を動かしてから、または夕方の落ち着いた時間がおすすめです。
**寒い屋外から戻ってすぐに触る。**冷えた指先は、骨の段差を感じにくくなります。手を温めてから触ってください。秋冬は特に、触る指の温度で答えが変わることがあります。
**鏡の正面だけで判断する。**正面からは骨の立体感が見えにくく、肉の量の印象が強く出ます。手首と膝は、指で触る答えを優先し、鏡は横からの確認だけに使います。
**スマホの自撮りで判断する。**手を伸ばして撮る写真は、レンズに近い場所ほど大きく写ります。肩や胸が大きく写り、体の厚みの印象が実際より強く出ます。写真で確かめたいときは、誰かに2m以上離れて撮ってもらうか、タイマーで離れた場所から撮ってください。
**家族や友人の体と比べる。**比べる相手の体重や筋肉量が違えば、骨の比較になりません。比べるなら、自分の左右で比べてください。
**一度で決めようとする。**3か所の答えは、日を空けて2回出すと安定します。2回とも同じなら決定、違ったら3回目を出して、2回一致した側を採ります。この進め方は骨格診断の自己診断チェックリストは2回やると同じ考え方です。
記録の残し方|3か所×日付だけを書く
自己診断の記録は、長く書くほど見返さなくなります。残すのは、日付と3か所の答えだけで十分です。
- 日付
- 手首の答え
- 膝の答え
- 鎖骨の端の答え
- その日の体の状態(運動直後だった、入浴後だった、指が冷えていた、など気づいたことがあれば)
体重を書く必要はありません。書くと、体重の数字に引っ張られて、骨の答えを読み替えたくなるからです。
半年後に見返して、3か所の答えが同じなら、そのタイプはもう迷わなくて構いません。違っていたら、その日の体の状態の欄を見てください。触った条件がずれていたなら、条件をそろえて答え直します。
答えが出たら、最初に見直すのはトップス1枚
タイプが決まったら、まずトップスを1枚だけ見直してください。全部を一度に入れ替えようとすると、また迷いが戻ってきます。
選ぶのは、いちばん着る回数が多いトップスです。そのトップスの首まわりの開き、肩の縫い目の位置、裾の止まる高さの3つを、決まったタイプの説明と見比べます。3つのうち2つが合っていれば、その1枚はそのまま着続けて構いません。1つしか合っていなければ、次に買い替えるときに、合っていない場所だけを変えた1枚を探します。
1枚目で手応えがあれば、2枚目はボトムス、3枚目はアウターと、1枚ずつ進めます。秋冬はアウターの出番が長いので、3か所の答えとコートの肩の線が合っているかは、早めに見ておくと買い物の失敗が減ります。
迷う時間を短くすることが、自己診断のいちばんの目的です。答えが出たら、あとは服の寸法を体に合わせる作業に時間を使ってください。他の人の体験談と自分の寸法がぶつかるときの整理は骨格診断ブログを読むほど迷うときにまとめています。
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よくある問い
- Q. 骨格診断の自己診断を何度やっても、毎回違うタイプになります
- 設問の中に、体重や筋肉の量で答えが変わる項目が混ざっていると、その日の体の状態で結果が揺れます。二の腕や太ももの質感、体の厚み、お尻の位置などがそれにあたります。こうした項目をいったん外し、手首の外側の骨、膝のお皿、鎖骨の端の3か所だけで答え直してください。骨の形は体重が動いても変わりにくいので、日を変えても同じ答えが出やすくなります。
- Q. 太ってから骨格ストレートっぽくなった気がします。タイプは変わるのですか
- 骨の形そのものは、体重の増減でタイプが入れ替わるほどには変わらないと考えられています。変わって見えるのは、上半身に厚みが出て、ストレートの説明にある体の厚みや張りの項目に当てはまりやすくなるからです。手首と膝と鎖骨の3か所で答え直して、そちらが以前と同じなら、タイプはそのままで、服の寸法だけを今の体に合わせて見直してください。
- Q. 筋トレをしていて肩や脚に筋肉があります。どう答えればいいですか
- 筋肉の張りを見る設問は外して答えてください。肩の厚みや太ももの張り、ふくらはぎの形は、運動の習慣でいくらでも変わります。骨を見る3か所のうち、鎖骨の端は肩の筋肉で隠れやすいので、腕を前に伸ばして肩の力を抜いた状態で触れてください。それでも追えない場合は、手首と膝の2か所で決めて構いません。
- Q. 3か所の答えが全部違うタイプを指しました
- まず骨の太さを答えた手首の結果を優先してください。そのうえで、手持ちの服のうち、よく着る1枚とまったく着ない1枚を並べ、首まわりと袖まわりの開き方を見比べます。よく着る1枚の首と袖が、手首の結果のタイプの説明に近ければ、そのタイプで服を選び始めて構いません。
— メグラシ編集部





