キツネ顔とタヌキ顔の違い|境目は目の横縦比2.6倍と3.2倍、大半は混合型

キツネ顔とタヌキ顔を分けているのは、顔立ちが直線でできて見えるか、曲線でできて見えるかの1点です。どちらも動物にたとえた俗称で、優劣のある分類ではありません。漢字で狐顔・狸顔と書かれることもありますが、カタカナ表記・ひらがな表記と同じものを指し、意味の差はありません。
いちばん差が出るところから測ります。鏡を正面から見て、片方の目だけを見てください。見開かず、自然に開いた状態で。その目の横幅は、縦幅の何倍ありますか。
2.6倍以下ならタヌキ顔側、3.2倍以上ならキツネ顔側です。倍率が分からなければ、目頭から目尻までを3等分してください。その1つぶんが目の縦幅より小さければタヌキ側、大きければキツネ側になります。
そして、これで決まった気がしない方のほうが多数派です。6項目まで測っても、どちらかに振り切る(合計±4以上)方は限られていて、大半は「どちらとも取れる混合型」のどこかに入ります。2択で答えが出ないのが普通、という前提で読んでください。混合型のまま服も髪型も決められる手順を、後半に3パターン分用意しています。
6項目を測る|タヌキ側は+1点、キツネ側は−1点
印象は日によって変わりますが、比率は変わりません。以下の6つを見て、タヌキ側なら+1点、キツネ側なら−1点、どちらでもなければ0点をつけます。
1. 目の横縦比(いちばん差が出る)
目の横幅 ÷ 目の縦幅。2.6倍以下でタヌキ側、3.2倍以上でキツネ側、2.7〜3.1倍は0点。二重幅の広さは無関係なので含めません。
2. 目尻の角度
目尻が目頭と同じか低ければタヌキ側、目の横幅の1割以上高ければキツネ側。目の横幅が30mmなら、3mm以上の高低差でキツネ側という計算です。まぶたの厚みで見え方が変わるため、縁ではなく粘膜の位置で測ります。
3. 目と眉の距離
眉の下のふちから上まぶたのふちまで ÷ 目の縦幅。1.3倍以上でタヌキ側、1.0倍未満でキツネ側。眉を描く位置で動くので、眉を落とした状態で測ります。
4. 顔の縦横比(離れて見た印象を決める)
生え際の中心からあご先まで ÷ 頬骨のいちばん張った位置の横幅。1.30未満でタヌキ側、1.40以上でキツネ側。前髪は上げて生え際を出します。人から言われる呼び名と自己認識がずれている方は、ここが原因のことが多いところです。
5. あご先の幅
あごの骨がいちばん前に出ている面の左右の幅を、下唇の横幅と比べます。下唇より広ければタヌキ側、下唇の3分の2以下ならキツネ側。
6. 小鼻の幅
小鼻の外側から外側までの幅が、左右の目頭の間隔以上ならタヌキ側、はっきり狭ければキツネ側。影響がいちばん小さい項目なので、迷ったら0点で構いません。
合計点の読み方
+4以上ならタヌキ顔、−4以下ならキツネ顔で確定してよい範囲。+2〜+3、−2〜−3は「寄りの混合型」、−1〜+1は「どちらとも取れる混合型」です。
±4以上ではっきり出る方は多くありません。大半は混合型のどこかに入ります。ここから先が、この記事でいちばん厚い部分です。
どちらとも取れるとき、何を優先するか
何項目かが片側、何項目かが逆側に出るのは普通のことです。問題は、混合型のまま止まると服も髪型も選べないことのほうにあります。
原則は1つ。離れて見たときの面積が大きい順に優先します。順番は、顔の縦横比、あご先の幅、目の横縦比、目尻の角度、目と眉の距離、小鼻の幅。上位2つが同じ側を向いていれば、迷わずその側を服の土台にしてください。目まわりが逆を向いていても、土台は変えません。上位2つも割れる場合は本当の中間で、扱いはパターンCに書きます。
混合型A|輪郭はキツネ側、目はタヌキ側
顔の縦横比が1.40以上であご先も細い。けれど目は丸く、目尻も下がっている。混合型でいちばん多い組み合わせです。
土台は直線にします。テーラードの肩線、センタープレスのパンツ、ハリのある素材。ここまでは輪郭に合わせます。そのうえで、目の丸みが浮かないように、襟元だけ丸みを持たせるか、イヤリングを丸いフォルムにします。
全身を甘くまとめると、輪郭の縦の線と服の丸みが噛み合いません。逆に全身を直線でまとめると、目のまわりだけが柔らかく残ります。土台は直線、顔まわりに曲線を1点という配分がいちばん安定します。
混合型B|輪郭はタヌキ側、目はキツネ側
顔の縦横比が1.30未満で頬に丸みがあり、あご先も広い。けれど目は細く、目尻が上がっている。Aの裏返しです。
土台は曲線にします。柔らかく落ちる素材、丸みのある肩線、幅のある襟。そのうえで、目の直線が孤立しないように、Vネックか細長いネックレスで縦の線を1本だけ足します。
この組み合わせは着回しの幅が広い側です。輪郭が受け止めるので甘い服が着られ、目が締めるのできれいめも成立します。困るのは丸みも直線も中途半端に入れたときだけ。どちらかを主役に決めて、もう片方は1点に留めてください。髪型は、顔まわりに長めのレイヤーで縦の線を作り、毛先は丸みを残す形が合います。
混合型C|どの項目も中間に入る
顔の縦横比が1.30〜1.39、あご先は下唇と同じくらい、目の横縦比も3倍前後。合計が−1〜+1に収まるタイプです。
どちらかに決めるより、日によって寄せ先を変えるほうが現実的です。休日はタヌキ側に寄せて、丸襟・丸いイヤリング・柔らかい素材。仕事や初対面の場ではキツネ側に寄せて、Vネック・細いバー型のピアス・ハリのある素材。顔立ちが両方を受け止められるので、寄せた側の印象がそのまま出ます。他のパターンにはない利点です。
ただし1日の中で混ぜないでください。丸襟に角のあるピアス、直線的なジャケットに大きなフリル。同時に入れると、どちらの寄せも効きません。朝に片側を決めて、その日はそちらで通す運用がいちばん失敗しません。考え方は顔タイプ診断の中間タイプにもまとめています。
測るたびに結果が変わるとき
条件がそろっていない可能性があります。前髪を上げて耳にかける。正面からの自然光で測る。口を閉じて力を抜き、目は見開かない。あごを引かず水平に構える。
とくに影響が大きいのは距離です。スマートフォンを顔に近づけて撮ると、中心にある鼻が大きく、外側の輪郭が小さく写ります。この写り方だと、キツネ側の方でもタヌキ側の数値が出ます。顔から40cm以上離し、カメラを目の高さに置いてください。判定は別の日で2回、同じ側なら確定でよいでしょう。
この2語が扱っていないこと
タヌキ顔とは顔全体が曲線でできて見える顔立ち、キツネ顔とは直線でできて見える顔立ちです。どちらも動物にたとえた俗称で、診断体系の分類名ではありません。カタカナ表記とひらがな表記に意味の違いもありません。
見ているのは、線が曲線か直線かの1軸だけです。子供顔か大人顔か、パーツの大きさ、肌の質感、体の骨格タイプは扱っていません。同じタヌキ顔でも、もう1軸の位置が違えば似合う服は別の方向に分かれます。
顔タイプ診断8分類との関係
顔タイプ診断は「子供顔と大人顔」「曲線と直線」の2軸で8タイプに分けます。この2語が示すのは後者の軸だけなので、タヌキ顔だからキュート、という1対1の対応は成り立ちません。
タヌキ顔なら子供顔寄りでキュートかアクティブキュート、大人顔寄りでフェミニンかソフトエレガント。キツネ顔なら子供顔寄りでフレッシュかクールカジュアル、大人顔寄りでエレガントかクール。もう1軸が決まって初めて行き先が定まります。見分けは顔タイプの子供顔・大人顔の見分け方、体系は顔タイプ診断の全体像にまとめています。
服・髪型・メイクは、線の向きをそろえるだけ
顔まわりに置く線を、顔立ちと同じ方向にそろえるだけです。
タヌキ顔側は、丸襟・ボートネック・柔らかく落ちる素材・丸いフォルムのアクセサリー。毛先に丸みを残し、眉は平行に近づけ、チークは黒目の下に丸く。キツネ顔側は、Vネック・シャツ襟・ハリのある素材・バー型のアクセサリー。毛先は直線に落とし、眉山に角度をつけ、チークは頬骨に沿って斜めに入れます。
逆の線を使ってはいけない、という話ではありません。タヌキ顔の方がジャケットを着るなら、中に柔らかい素材を1枚合わせるか丸いイヤリングを足す。キツネ顔の方が柔らかい装飾を使うなら、面積を3割程度に抑えて顔まわりに直線を1つ残す。これで釣り合いが戻ります。
部位別は前髪の選び方、髪型ガイド、アクセサリーが似合わない理由、キュートのメイクとクールのメイクにあります。
よくある質問
Q. 6項目のうち、どれか1つしか測れないときは?
A. 顔の縦横比です。生え際からあご先までを頬骨の幅で割り、1.30未満ならタヌキ側、1.40以上ならキツネ側。離れて見た印象をいちばん強く決めるので、単独でも軸になります。
Q. ねこ顔・うさぎ顔・いぬ顔はどこに入りますか?
A. 同じ1軸の上に並びます。うさぎ顔は目の横縦比2.5倍前後、いぬ顔は2.8倍前後、ねこ顔は3.0倍前後で目尻が上がり気味。呼び名が増えても判断は細かくなりません。
Q. 人から言われる呼び名と、測った結果が違います。
A. 数値のほうを採用してください。人から見える印象は髪型やメイク、そのときの表情に強く影響されます。
Q. 年齢で変わりますか?
A. 骨のかたちは変わりませんが、頬の位置が下がると顔の縦横比とあご先の見え方が動き、キツネ側へ1〜2点ずれることがあります。丸みをやめる必要はなく、面積を減らして小物に移すだけで釣り合いが戻ります。3〜5年ごとに測り直してください。
まとめ
違いは、顔立ちが曲線でできているか直線でできているかです。6項目を測り、タヌキ側を+1点、キツネ側を−1点として合計する。±4以上ではっきり分かれる方は限られ、大半は混合型です。
混合型は顔の縦横比とあご先の幅を優先し、その側を服の土台にして、顔まわりに逆の線を1点だけ置く。これだけで前に進めます。2択で説明しきれないと感じたら1軸では足りていないので、2軸で整理する顔タイプ診断に切り替えてください。
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— メグラシ編集部
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