たぬき顔(タヌキ顔)ときつね顔(キツネ顔)の違い|特徴の見分け方と顔タイプ診断8タイプとの対応の傾向

「たぬき顔」「きつね顔」は、日常会話でよく使われる顔立ちの呼び方です。「タヌキ顔」「キツネ顔」とカタカナで書かれることも同じくらい多く、どちらの表記も同じものを指しています。なんとなく意味は分かるけれど、自分がどちらなのかは判断しづらい。そして調べると顔タイプ診断という別の分類も出てきて、関係がよく分からない。
この記事は、その2つを整理するための記事です。まず見分け方を部位ごとに示し、そのうえで顔タイプ診断8タイプとの関係を「傾向」として説明します。最後に、似合う服・髪型・メイクの方向を並べます。
先に一つ断っておきます。たぬき顔・きつね顔は俗称であり、診断体系の分類名ではありません。この2語が示しているのは、顔全体が曲線でできているか直線でできているか、という1つの軸だけです。
この記事の要点
- たぬき顔(タヌキ顔)ときつね顔(キツネ顔)の違いは「曲線か直線か」。決め手は輪郭・目の形・目尻の角度・パーツの間隔
- カタカナ表記とひらがな表記に意味の差はない。同じ顔立ちを指している
- 2択で決めきれないのは普通のこと。当てはまる特徴の数で、どちら寄りかを判断する
- 顔タイプ診断8タイプとは1対1で対応しない。8タイプは2軸、たぬき・きつねは1軸のため
タヌキ顔とは・キツネ顔とは|たぬき顔・きつね顔が指しているもの
どちらも動物の顔立ちにたとえた言い方です。たぬきは丸い輪郭と丸い目、きつねは細長い輪郭と切れ長の目を持ちます。人の顔に当てはめたとき、その印象に近いかどうかを言っています。
このため、指しているのは顔立ちの「線の質」です。丸みでできているか、直線でできているか。それだけを見ています。
タヌキ顔とは
タヌキ顔とは、顔全体が曲線でできて見える顔立ちのことです。頬に丸みがあり、あごが短めで先が丸い。目は丸く大きく、目尻は水平か下がり気味。眉にも角がなく、全体に柔らかく親しみやすい印象になります。
キツネ顔とは
キツネ顔とは、顔全体が直線でできて見える顔立ちのことです。頬の丸みが少なく、あごがすっきり細い。目は細く横長で、目尻は上がり気味。眉山がはっきりしていて、全体にシャープで落ち着いた印象になります。
カタカナ表記とひらがな表記の違い
「タヌキ顔」「キツネ顔」と「たぬき顔」「きつね顔」は、同じものを指す表記ゆれです。動物名としてはカタカナが本則なのでカタカナで書かれることが多く、顔立ちの俗称として使うときはひらがなも定着しています。意味に差はないので、どちらの書き方で調べても同じ内容だと考えて構いません。この記事でも両方の表記を併用しています。
一方で、この2語が扱っていない情報もあります。顔が幼く見えるか大人っぽく見えるか、パーツが大きいか小さいか、顔の縦横比がどうか。こうした要素は、たぬき顔・きつね顔という言葉の中には入っていません。この点が、後述する顔タイプ診断との違いにつながります。
たぬき顔の特徴・キツネ顔の特徴|部位別の見分け方
観察する場所は4つです。たぬき顔の特徴とキツネ顔の特徴を、まとめて比較します。
| 見る場所 | たぬき顔に多い特徴 | きつね顔に多い特徴 |
|---|---|---|
| 輪郭 | 丸顔・ベース型寄り。頬に丸みがあり、あごが短めで先が丸い | 面長・逆三角形寄り。頬に丸みが少なく、あごがすっきり細い |
| 目の形 | 丸く大きい。黒目が目立ち、まぶたに厚みがある | 細く横長。切れ長で、まぶたが薄くすっきりしている |
| 目尻の角度 | 水平か下がり気味。たれ目に見えることが多い | 上がり気味。つり目に見えることが多い |
| 眉 | 太めで丸みのあるアーチ。角がはっきりしない | 細めで角度がある。眉山がはっきりしている |
| 鼻 | 鼻先に丸みがある。鼻筋の線が目立ちにくい | 鼻筋が通って見える。鼻先がシャープ |
| 口 | 上唇に厚みがあり、口角に丸みがある | 唇が薄めで、口角の線が直線的 |
| パーツの間隔 | 目と目の間隔にゆとりがある。全体がやや外側に配置 | 目と目の間隔が狭め。全体が中央に寄って見える |
| 全体の印象 | 柔らかい・親しみやすい・幼く見える | シャープ・落ち着いて見える・大人っぽく見える |
1つの項目だけで決めないでください。目が丸いからたぬき顔、あごが細いからきつね顔、と単独で判断すると結果が安定しません。8項目を上から順に見て、たぬき側ときつね側でそれぞれ何個当てはまったかを数えます。数が多いほうが、あなたの寄っている方向です。
混ざっている場合の考え方
「輪郭は丸いが目は細い」「目は丸いがあごはシャープ」という組み合わせは珍しくありません。むしろ、8項目すべてが片側にそろう方のほうが少数です。
混ざっている場合は、顔まわりで面積が大きい要素を優先してください。輪郭と目の形は、離れて見たときの印象を決める割合が大きい2つです。この2つが同じ側なら、残りが混ざっていてもその方向で扱って構いません。
写真ではなく鏡で見る
正面から撮った写真は、輪郭のシャープさが実際より丸く写りやすく、光の当たり方で目の形の印象も変わります。前髪を上げ、髪を耳にかけた状態で、鏡を正面から見るほうが安定します。
顔タイプ診断8タイプとの関係
ここが混乱しやすいところです。顔タイプ診断は、次の2軸で8タイプに分けます。
- 子供顔↔大人顔:顔の縦横比、輪郭のふっくら感、パーツの配置バランス
- 曲線↔直線:輪郭の丸み、目の形、鼻や口の造形の柔らかさ
たぬき顔・きつね顔が示しているのは、このうち下の軸だけです。上の軸については何も言っていません。
したがって、たぬき顔だからキュート、きつね顔だからクール、という1対1の対応は成り立ちません。同じたぬき顔でも、顔が幼く見えるか大人っぽく見えるかで、行き先が変わります。
| あなたの状態 | 寄りやすい顔タイプ | 印象の方向 |
|---|---|---|
| たぬき顔 × 子供顔(顔が横広め、パーツが下に寄る) | キュート、アクティブキュート | 可愛らしい・親しみやすい |
| たぬき顔 × 大人顔(顔が縦長め、パーツが中央に寄る) | フェミニン、ソフトエレガント | 華やか・上品 |
| きつね顔 × 子供顔 | フレッシュ、クールカジュアル | 爽やか・ボーイッシュ |
| きつね顔 × 大人顔 | エレガント、クール | 気品・凛とした印象 |
この表も傾向として読んでください。実際には中間に位置する方が多く、隣接する2タイプの要素を併せ持つのが普通です。8タイプの体系そのものは顔タイプ診断の全体像|8タイプの分類と親和領域にまとめています。
子供顔と大人顔の見分けが曖昧な方は、顔タイプの子供顔・大人顔の見分け方を先にご覧ください。この軸が決まると、上の表が使えるようになります。
似合う服の方向
顔立ちと服のデザインは、線の質をそろえると釣り合います。顔に近い位置ほど影響が大きいため、襟元とアクセサリーから考えます。
| 項目 | たぬき顔寄りに合う方向 | きつね顔寄りに合う方向 |
|---|---|---|
| 襟元 | 丸襟、ボートネック、浅めのUネック | Vネック、シャツ襟、スクエアネック |
| 袖・肩 | パフスリーブ、丸みのある肩線 | 直線的な肩線、テーラードの構造 |
| 素材 | 柔らかく落ちるもの、起毛感のあるもの | ハリのあるもの、表面がなめらかなもの |
| 装飾 | ギャザー、フリル、リボン、丸いボタン | プリーツ、切り替え線、金具のディテール |
| 柄 | 丸みのあるモチーフ、小花、水玉 | 幾何学、ストライプ、大きめの直線的な柄 |
| アクセサリー | 丸いフォルム、パール、曲線のモチーフ | 直線的なバー、角のあるフォルム、金属感 |
| 全体のまとめ方 | 甘さを顔まわりに置き、下半身で締める | 直線を顔まわりに置き、下半身で抜く |
「合わない」ものがあるわけではありません。顔立ちと違う方向の服を着ると、顔まわりだけが浮いて見えやすくなるだけです。その場合は、顔に近い位置に自分の線を1つ足してください。きつね顔の方が丸襟のブラウスを着るなら、直線的なネックレスを重ねる。たぬき顔の方がテーラードジャケットを着るなら、中に柔らかい素材のトップスを合わせる。この一手で釣り合います。
髪型の方向
顔まわりの毛束は、服よりも強く印象を動かします。
たぬき顔寄りの方は、毛先に丸みを残すカットが馴染みます。ゆるいウェーブ、内巻きのボブ、ふんわりした前髪。顔の丸みと髪の丸みがそろうため、まとまりが出ます。縦の線を足したいときは、顔まわりに長めのレイヤーを入れると輪郭が引き締まって見えます。
きつね顔寄りの方は、直線を活かすカットが馴染みます。ストレートのロング、シャープなレイヤー、センターパートで前髪なし。顔の縦の線と髪の縦の線が続くため、すっきりまとまります。柔らかさを足したいときは、毛先だけ軽く外にはねさせると硬さがほどけます。
顔タイプ別の髪型は顔タイプ別の髪型ガイドで詳しく扱っています。
メイクの方向
メイクは、たぬき顔・きつね顔の印象をある程度動かせる領域です。輪郭そのものは変わりませんが、目の形と眉の角度は見え方を大きく変えます。
| パーツ | たぬき顔らしさを活かす | きつね顔らしさを活かす |
|---|---|---|
| 眉 | 平行に近い角度、太めで丸みのあるアーチ | 角度をつけ、眉山をはっきりさせる |
| アイライン | 目尻は水平か気持ち下げ、目の中央を太めに | 目尻を長く延ばし、跳ね上げる |
| まつげ | 目の中央を強くカールさせる | 目尻側を長く、流すように上げる |
| アイシャドウ | 下まぶた中央にハイライト、丸みを出す | 目尻側に濃色を置き、横に広げる |
| チーク | 頬の高い位置に丸く入れる | 頬骨に沿って斜めに入れる |
| リップ | 口角に丸みを持たせ、ふっくら見せる | 輪郭をはっきり取り、直線的に整える |
印象を逆方向に寄せることもできます。たぬき顔の方が仕事の場で落ち着いて見せたいなら、右の列を部分的に取り入れる。きつね顔の方が親しみやすく見せたいなら、左の列を取り入れる。全部を入れ替える必要はなく、眉とチークの2つを変えるだけで印象は動きます。
ねこ顔・いぬ顔・うさぎ顔との関係
動物にたとえた顔の呼び方は、たぬきときつね以外にもあります。ねこ顔、いぬ顔、うさぎ顔、りす顔などが日常的に使われています。
これらもすべて俗称で、統一された定義はありません。どこまでを含むかは使う人によって違いますし、同じ顔立ちが人によって別の動物にたとえられることもあります。
ただし、大まかな位置づけはできます。丸みが強く目が大きい方向(うさぎ顔、たぬき顔、いぬ顔)と、シャープで切れ長の方向(きつね顔、ねこ顔)に分かれ、その中で目尻の角度や輪郭の細さで呼び分けられている、という構造です。結局のところ見ているのは曲線か直線かの1軸であり、たぬき顔・きつね顔の2択で扱っても情報量はほとんど変わりません。
呼び方の数が増えても判断が細かくなるわけではないため、装いに使う目的であれば、曲線寄りか直線寄りかだけ押さえれば十分です。
年代による見え方の変化
顔立ちの印象は、年齢とともにゆるやかに動きます。骨のかたちが変わるわけではありませんが、皮膚と脂肪の位置が変わることで、見える線の質が変わります。
多いのは、丸みが減って縦の線が出てくる方向です。20代でたぬき顔と言われていた方が、40代で「顔がすっきりした」「大人っぽくなった」と言われるようになる。これは輪郭の丸みが落ち着き、あごから頬にかけての線が見えるようになったためです。
このとき、若い頃に似合っていた甘めの服や髪型が急に浮いて見えることがあります。顔立ちが変わったのではなく、顔まわりに置く線の量を調整する時期が来た、と捉えてください。丸みを全部やめる必要はなく、面積を減らして小物に移すだけで釣り合いが戻ります。
逆の変化もあります。頬に丸みが出て、きつね顔寄りだった方が柔らかい印象に近づく場合です。この場合は、直線的な服だけでまとめると硬く見えやすくなるため、素材の柔らかさで調整します。
数年ごとに鏡の前で見直す前提で扱うと、装いの更新のタイミングを逃しにくくなります。
この2語を使うときの注意点
診断結果ではありません
たぬき顔・きつね顔(タヌキ顔・キツネ顔)は、人から言われることの多い呼び方です。自己認識と、人から見える印象がずれていることもあります。診断のように確定した結果ではないため、自分の観察と噛み合わない場合は観察のほうを優先してください。
良し悪しではありません
どちらかが優れているという話ではありません。柔らかく見えることと、シャープに見えること。それぞれ得意な場面が違うだけです。装いで調整できる範囲も広いため、生まれ持った印象に縛られる必要はありません。
2択で足りないときは診断体系を使う
たぬき顔・きつね顔で説明しきれないと感じたら、それは1軸では足りていないということです。その場合は、2軸で整理する顔タイプ診断に切り替えてください。子供顔と大人顔の軸が加わることで、説明できる範囲が広がります。
まとめ
たぬき顔(タヌキ顔)ときつね顔(キツネ顔)の違いは、顔立ちが曲線でできているか直線でできているかです。見る場所は輪郭、目の形、目尻の角度、パーツの間隔。1項目で決めず、当てはまる特徴の数で寄っている方向を判断します。
顔タイプ診断8タイプとは1対1で対応しません。たぬき顔は曲線側の4タイプ、きつね顔は直線側の4タイプに寄りやすい、という傾向にとどまります。どのタイプになるかは、子供顔か大人顔かというもう1つの軸で分かれます。
服と髪型は、顔立ちと同じ線の質を顔まわりに置くと釣り合います。違う方向のものを着たいときは、顔に近い位置に自分の線を1つ足す。これで大半の場面は調整できます。
よくある質問
Q. たぬき顔ときつね顔、どちらか分かりません。
A. 混ざっているのが普通です。判断の手順は次の通りです。 ・輪郭・目の形・目尻の角度・パーツの間隔の4つを先に見る ・輪郭と目の形が同じ側なら、その方向で扱う ・それでも割れる場合は、どちらの要素も持つものとして両方の方向を試す
Q. たぬき顔=キュート、きつね顔=クールと考えていいですか?
A. 傾向としてはその方向ですが、断定はできません。理由は次の3点です。 ・顔タイプ診断は2軸、たぬき顔・きつね顔は1軸しか見ていない ・同じたぬき顔でも、大人顔ならフェミニン寄りになる ・同じきつね顔でも、子供顔ならフレッシュやクールカジュアル寄りになる
Q. 顔まわりで最初に変えるならどこですか?
A. 効果が出やすい順に3つあります。 ・襟元の形(丸襟かVネックか) ・前髪と顔まわりの毛束 ・眉の角度
Q. たぬき顔ですが、きれいめの服を着たいです。
A. 着られます。調整のしかたは次の通りです。 ・襟元だけ丸みのあるものを選び、他は直線的にまとめる ・素材はハリのあるものを選び、装飾で丸みを足す ・アクセサリーはパールなど丸いフォルムで顔まわりを整える
Q. きつね顔ですが、柔らかい印象にしたいです。
A. 顔に近い位置から柔らかさを足します。手順は次の通りです。 ・毛先を軽く外にはねさせ、直線を崩す ・眉の角度を弱め、平行に近づける ・トップスの素材を柔らかいものにし、下半身は直線的に締める
Q. 顔タイプ診断はどこで受けられますか?
A. 対面の診断サロンで受けられます。セルフでの判定も可能ですが、顔の縦横比やパーツの配置は自己観察が難しい部分です。まず自分で方向を出し、確定させたい場合に対面を検討する順序が現実的です。
Q. 骨格診断とはどう違いますか?
A. 扱う対象が違います。骨格診断は体のラインから似合う素材とシルエットを導き、顔タイプ診断は顔立ちの印象から似合うテイストを導きます。服の形は骨格、顔まわりのデザインは顔タイプ、と役割を分けると整理しやすくなります。
Q. 年齢とともに印象が変わってきました。
A. 見え方は変わります。頬の位置が下がると縦の線が強く出るため、たぬき顔寄りだった方がきつね顔寄りの印象に近づくことがあります。骨格が変わったわけではないため、髪型と襟元の調整で対応できる場合がほとんどです。
関連記事
- 顔タイプ診断の記事一覧
- 顔タイプ診断の全体像|8タイプの分類と親和領域
- 顔タイプの子供顔・大人顔の見分け方
- 顔タイプ キュートとクールの違い
- 顔タイプ別の髪型ガイド
- 骨格診断とは|3タイプの違いを部位別の早見表で見分ける
— メグラシ編集部
— メグラシ編集部




