顔タイプ診断を対面で受けるなら|認定制度の見方と当日の7つの質問

「顔タイプ診断 協会」と調べている人が知りたいのは、団体の名前ではないことがほとんどです。どこで受ければよいのか、受ける前に何を確かめればよいのかです。
先に前提を1つ。民間の認定制度が共通化しているのは、判定の手順と用語までです。同じ顔を別の人が測って同じ結果が出ることまでは、保証されていません。境目の近くにいる顔は、測る条件のわずかな違いで隣に移るからです。
だから見るのは、認定の有無よりその場で何を測り、何を渡してくれるか。受ける前に4点、当日に7つの質問。この11個で決まります。
📋 受ける前に確かめる4点
| 確かめる点 | 望ましい状態 | 分からないときの聞き方 |
|---|---|---|
| 測る項目 | 縦横比・目の幅など、項目名が事前に書かれている | 「当日はどこを測りますか」 |
| 結果の形 | タイプ名だけでなく、軸の方向と数字が付く | 「結果に数字は付きますか」 |
| 測り方 | 対面で実測、または条件を指定した写真 | 「写真を使いますか、その場で測りますか」 |
| 残るもの | 測った値の記録が手元に残る | 「終わったあと、何が渡されますか」 |
認定制度が保証していること・していないこと
保証していることは、手順の共通化です。同じ講座を修了した人どうしなら、どこを測り、どの順で絞り込み、結果をどの名前で呼ぶかがそろいます。用語がそろっているのは大きな利点で、別の人に相談したときに話が通じます。
保証していないことは、判定の一致です。同じ顔でも、測る位置が数ミリ違えば比が動きます。前髪の状態や部屋の光でも動きます。手順が同じでも、入力が違えば出力は変わる。これは制度の欠陥ではなく、顔を数値で扱う以上、必ず起きることです。
だから「認定があるから正確」でも「認定がないから不正確」でもありません。測った値を見せてくれるかどうかが、実用上の分かれ目になります。
もう1つ、認定の有無とは別に効いてくるのが判定した人数です。同じ手順でも、多くの顔を見てきた人ほど、境目にいる顔を「境目にいる」と言葉にできます。逆に、経験が浅いほど、迷いを見せずに1つの名前に決めてしまう傾向があります。名前が即座に出てくることは、必ずしも精度の高さを意味しません。「迷いました」と言ってもらえるかどうかは、受け取る側にとってはむしろ価値のある情報です。
確かめ方は、受ける前でも受けたあとでも構いません。「境目に近い人はどのくらいの割合でいますか」と聞いて、具体的な感覚が返ってくるかどうか。この質問への答え方に、その人がどれだけの数を見てきたかが出ます。
確かめる①|測る項目が事前に書かれているか
案内文の中に、具体的な項目名が出ているかを見ます。
- ✅ 「顔の縦横比」「目の横幅と顔幅の比」「輪郭の曲直」など、測る場所が書かれている
- ⚠️ 「経験に基づいて総合的に判断します」だけ、と書かれている
後者が悪いという意味ではありませんが、あとから自分で検算できません。 半年後に髪型を変えて結果が動いたとき、何が動いたのか分からなくなります。
確かめる②|結果に軸の値が付くか
受け取る結果には、3つの段階があります。
- タイプ名だけ:半年後には名前しか残りません
- タイプ名+軸の方向(大人寄り・直線寄りなど):服を選ぶときに使えます
- タイプ名+軸の方向+数字:自分で検算できます
3が理想ですが、2でも十分に実用的です。1だけの場合は、当日その場で軸の方向を聞いて、自分でメモしてください。
確かめる③|対面で測るか、写真で判定するか
どちらにも向き・不向きがあります。
| 方式 | 強い場所 | 弱い場所 |
|---|---|---|
| 対面で実測 | 奥行き、骨の位置、質感 | 予定を合わせる手間がかかる |
| 写真で判定 | 縦横比、パーツの比 | 光と距離で値が動く |
写真方式を選ぶ場合、撮影条件の指定があるかどうかを必ず確かめてください。「正面から」だけの指定では、距離と光で結果が動きます。距離・光・前髪の状態まで指定されているなら、写真方式でも十分に安定します。
確かめる④|終わったあとに何が残るか
紙でもデータでも構いませんが、測った値の記録が残る形を選びます。
名前だけが残ると、次に迷ったときに最初からやり直しになります。値が残っていれば、髪型を変えたあとで自分で測り直して、どこが動いたかを比べられます。
予約が取れたら、当日までに用意しておくもの
準備が3つあると、当日の時間を判定そのものに使えます。
①普段の状態の写真を2枚。 外にいるときの髪と眉で、正面と横から1枚ずつ。診断の場では髪を上げて測ることが多いので、日常の状態が分かる写真があると、そのぶんの読み替えを一緒に考えてもらえます。
②いま迷っている服の写真を2〜3枚。 着た状態で、1.5m離れて撮ったもの。持参できるならそのほうが確実ですが、写真でも6番の質問には十分に答えてもらえます。
③自己診断で出した数字。 縦横比、目の比、すきまのミリ。測ってあれば、当日に測ってもらった値との差がその場で分かります。差が出た場所こそが、自分の測り方の癖が出ている場所です。
当日に確かめる7つの質問
その場で聞いて、答えをメモに書き取ります。
- 何を測りましたか(測った場所の名前)
- その値はいくつでしたか(比・ミリ・角度)
- どの数字が境目に近かったですか
- 隣のどのタイプと迷いましたか
- 髪型を変えたら結果は動きますか。動くならどの数字が動きますか
- いま着ている服は、判定の方向に合っていますか。合っているのはどこですか
- 次に自分で確かめるとしたら、どこを見ればいいですか
3番と4番がいちばん効きます。境目に近い数字が分かれば、今後の揺れの理由が全部説明できます。
6番は、その場で自分の服が見てもらえる唯一の機会です。合っている場所を1つ言葉にしてもらうと、帰ってからクローゼットを見る基準になります。逆に「その服は合っていません」と言われた場合も、どこが合っていないのか(襟の形か、生地の落ち方か、柄の縁か)まで聞いてください。 場所が特定できていれば、手持ち全部を見直す必要はなくなります。
5番も見落とされがちです。髪型は判定を動かす要素のうち、いちばん頻繁に変わるものだからです。**「前髪を作ったら、どの数字がどちらに動きますか」**まで聞いておくと、次に髪型を変えたときに自分で読み替えられます。
メモの取り方にも1つだけ工夫があります。答えを要約せず、言われた言葉のまま書き取ることです。「縦横比1.42倍、境目は1.45なので少し手前」と言われたら、その通りに書く。要約して「ソフトエレガント寄り」とだけ書くと、半年後に数字が消えていて検算できません。録音が許される場であれば、そのほうが確実です。
受け取ってから48時間以内にやること
記憶が新しいうちに、手持ちの服で答え合わせをします。
手順は3つです。
- 手持ちから3枚選ぶ。よく着る1枚、あまり着ない1枚、迷っている1枚
- それぞれを着て、1.5m離れた全身写真を撮る
- 3枚を並べて、いちばん先に顔が目に入るものを探す
診断の方向が合っていれば、「よく着る1枚」が選ばれることが多いはずです。ここでまったく別の1枚が選ばれた場合、軸の値に戻って読み直します。名前ではなく、大人/子供、直線/曲線のどちらだったかです。
「迷っている1枚」の扱いも決めておきます。3枚の中でこれが選ばれたなら、迷いの原因は服ではなく、判定を知らなかったことでした。そのまま残して構いません。選ばれなかった場合は、当日に聞いた6番の答え(どこが合っているか)と照らして、合っていない場所が1か所だけかどうかを見ます。1か所なら、その場所を顔から離した位置で使えば残せます。2か所以上なら、顔まわり以外で使う服として置き直すほうが早く片づきます。
この答え合わせは、48時間以内であることに意味があります。時間が空くと、その場で聞いた言葉のニュアンスが抜け落ち、名前だけが記憶に残ります。名前だけが残った状態で服を見ても、結局はどれも当てはまるように見えてしまいます。
どちらとも取れるとき①|自己診断と結果が違う
並べるのは名前ではなく、数字です。
- 同じ場所を測って値が違う:測り方の違いです。測る位置を教えてもらった通りに測り直します
- 値は同じなのに結果が違う:境目の置き方の違いです。あなたは境目の近くにいます
後者の場合、名前を1つに決めるより、両方の方向が使えると考えるほうが実用的です。境目にいる人は、片側の帯の中央にいる人より、選べる服の幅が広くなります。
どちらとも取れるとき②|2か所で受けて結果が違う
これも珍しくありません。確かめるのは3つです。
- 測った項目が同じだったか(項目が違えば結果が違って当然です)
- 前髪と髪の状態が同じだったか
- どちらでも境目に近いと言われた数字はどれか
3番目が両方で同じなら、そこがあなたの揺れる場所です。その1か所を自分で測って、日を変えて3回。3回の平均を自分の値として持っておくと、以後は迷いません。
どちらとも取れるとき③|結果が「中間」だった
中間は失敗ではなく、境目にいるという結果です。中間と言われた場合、当日その場で**「どちらの側に半歩寄っていますか」**と聞いてください。
半歩の方向が分かれば、服の決め方は決まります。面積の大きいものを半歩寄った側に、顔から30cm以内の小さいものを反対側に置く。両方の引き出しを使える組み方になります。
受けなくてもよい場合
急いで受ける理由がない場合もあります。
- 自己診断で3つの数字が帯の中央にはっきり入っている
- 手持ちの服で答え合わせをして、結果と一致している
- 迷いが残っている場所が1か所以下
この3つが当てはまるなら、迷っている1か所だけを手で測り直すほうが早く済みます。対面が効くのは、自分では測りにくい場所(奥行き、骨の位置)と、迷った理由を言葉にしてもらえることの2点です。この2点が必要なければ、順番はあとで構いません。
まとめ
見るのは団体の名前ではなく、その場で何が起きるかです。
- 受ける前に4点:測る項目・結果の形・測り方・残るもの
- 当日に7つの質問。特に「境目に近かった数字」と「迷った隣のタイプ」
- 48時間以内に、手持ち3枚で答え合わせ
- 結果が食い違ったら、名前ではなく数字を並べる
名前だけを持ち帰ると半年後に何も残りません。値を持ち帰れば、自分で検算し続けられます。
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よくある問い
- Q. 顔タイプ診断の協会や認定には、どんな意味がありますか
- 判定の手順と用語を共通化する役割です。同じ講座を修了した人どうしなら、どこを測り、どの順で絞り込み、結果をどう呼ぶかがそろいます。ただし、同じ顔を別の人が測って同じ結果になることまでは保証されません。境目の近くにいる顔は、測る条件のわずかな違いで隣に移るからです。だから認定の有無より、その人が何を測り、結果に数字を付けてくれるかを先に確かめるほうが実用的です。
- Q. 受ける前に、何を確かめておけばいいですか
- 4つです。1つ目は、測る項目が事前に書かれているか。縦横比や目の幅など、具体的な項目名が出ているものを選びます。2つ目は、結果に軸の値が付くか。タイプ名だけでなく、大人寄り・直線寄りといった方向と、できれば数字が付くもの。3つ目は、対面で測るか写真で判定するか。4つ目は、終わったあとに何が残るか。この4つが分かれば、当日に迷う場面はほとんどなくなります。
- Q. 当日、何を聞けばいいか分かりません
- 7つ聞けば足ります。何を測ったか、その値はいくつだったか、どの数字が境目に近かったか、隣のどのタイプと迷ったか、髪型を変えたら結果は動くか、手持ちの服のどれが合っているか、次に自分で確かめるならどこを見るか。この7つの答えをメモに残しておくと、あとから自分で検算できます。名前だけを持ち帰ると、半年後に何も残りません。
- Q. 自己診断の結果と、対面の結果が違いました
- どちらが正しいかではなく、どこで分かれたかを見てください。自己診断で使った数字と、対面で測ってもらった数字を並べます。同じ場所を測って値が違うなら、測り方の違いです。値は同じなのに結果が違うなら、境目の置き方の違いです。後者の場合、あなたは境目の近くにいるということなので、名前を1つに決めるより、両方の方向が使えると考えるほうが実用的です。
- Q. 対面で受けなくても、服は選べますか
- 選べます。対面が効くのは、自分では測りにくい場所を測ってもらえることと、隣のタイプと迷ったときの理由を言葉にしてもらえることの2点です。逆にいうと、自己診断で3つの数字が帯の中央にはっきり入っていて、手持ちの服でも結果が確かめられているなら、急いで受ける理由はありません。迷いが残っている場所が1か所以下なら、そこだけ手で測り直すほうが早く済みます。
— メグラシ編集部





