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顔タイプ別|ネックレス・ピアス・メガネが似合わないと感じる理由と直し方

メグラシ編集部//読了 16分
顔タイプ8分類の比較図。曲線と直線、子供顔と大人顔の二軸で並べたイメージ

「アクセサリーが似合わない」と感じるとき、原因を首の長さやデコルテの形に求めてしまいがちです。ですが、実際に効いているのはそこではありません。

この記事は、その原因を言葉にするためのものです。先に結論を書きます。**アクセサリーが浮いて見えるかどうかは、顔の輪郭が曲線寄りか直線寄りか、そして顔の中でパーツがどれくらいの間隔で配置されているか——この二つでほぼ決まります。**首の長さは、選ぶ長さに影響するだけで、似合うかどうかを決めていません。

この記事で扱うこと

顔タイプ診断は、本来「服の形」を選ぶための道具として説明されることが多いのですが、アクセサリーはそれ以上に相性がはっきり出ます。理由は単純で、顔からの距離が近いからです。

  • ネックレス……長さ、チェーンの太さ、モチーフの大きさの三つに分けて考えます
  • ピアス・イヤリング……輪郭のすぐ横にあるので、形の対比が最も強く出ます
  • メガネ……顔の中に入る唯一のアクセサリーで、パーツの間隔と直接ぶつかります

8タイプそれぞれの目安を表にまとめ、最後に「似合わないと感じたときの直し方」を三つ置いています。診断名が分からない方でも読めるように、鏡で確認できる二つの軸から始めます。手持ちのアクセサリーを一度机に並べて、読みながら照らし合わせていただくと、判断の感覚がつかみやすくなるはずです。

なぜ首の長さではないのか

「首が短いからネックレスが似合わない」というのは、よく聞く説明です。ですが、これは正確ではありません。

首の長さが影響するのは、ネックレスをどの長さにするかという一点だけです。首元が詰まって見える方は、鎖骨より下に落ちる長さを選べば、縦の線ができて首元が伸びて見えます。それで解決します。

一方、「なんとなく浮いて見える」という感覚は、長さを変えても消えません。こちらの原因は、形の側にあります。顔の輪郭がつくる線と、アクセサリーがつくる線が別々の方向を向いている状態です。

丸い輪郭の下に角ばった四角のモチーフがぶら下がっていると、目は二つを別の情報として読みます。二つが揃っていれば、モチーフは顔の延長として読まれます。この違いが「浮く/なじむ」の正体です。

「顔が大きく見えるから」という説明について

アクセサリー選びの説明で、「大ぶりを着けると顔が大きく見える」という言い方をよく見かけます。これは半分だけ当たっています。

正確に言うと、耳元や首元に大きなものを置くと、目はその大きさを基準にして顔の大きさを測ります。基準が大きくなれば、顔は相対的に小さく見えます。つまり大ぶりのアクセサリーは、むしろ顔を小さく見せる方向に働くというのが、比較の原理としては正しい説明です。

にもかかわらず「大きいと顔が負ける」と感じるのは、大きさではなく情報量の問題です。モチーフが複雑で光が強く動きもある——そういうアクセサリーは、大きさに関係なく顔より先に読まれます。だから大きさそのものを恐れる必要はなく、大きさは保ったまま、光と動きと複雑さを一段落とすという調整のほうが実用的です。

この記事で「大きさの目安」を書いているのは、顔を小さく見せるためではありません。顔の情報量とアクセサリーの情報量が、無理なく並ぶ位置を探すためです。

顔の輪郭の「曲」と「直」を確かめる

鏡の前で確認するのは、次の三か所です。

見るところ曲線寄りのサイン直線寄りのサイン
フェイスライン頬から顎にかけて丸くつながる頬骨と顎に角があり、面で構成される
目の形丸く、縦幅がある横に長く、切れ長
頬の質感ふっくらとして立体が丸い骨の位置がはっきり見える

三つのうち二つ以上が曲線寄りなら曲線、二つ以上が直線寄りなら直線と考えて構いません。両方が混ざる方は「MIX」で、その場合は曲線と直線のどちらの形も使えます。詳しい確認手順は顔の造作の見方にまとめています。

パーツの間隔を確かめる

もうひとつの軸が、顔の中でのパーツの間隔です。これはアクセサリーの「大きさ」を決める手がかりになります。

見るところ間隔が狭い(中心寄り)間隔が広い(外側寄り)
目と目のあいだ目の横幅より狭い目の横幅より広い
目と眉のあいだ近い離れている
顔の余白少なく、情報が中心に集まる多く、面としての印象が強い

間隔が狭い方は、顔そのものの情報量が多いので、大ぶりのアクセサリーを足すと情報がぶつかります。逆に間隔が広い方は、顔に余白があるので、小さすぎるアクセサリーだと存在が消えてしまいます。

この二軸は、顔タイプ診断でいう「曲直」と「子供顔・大人顔」に、それぞれおおむね対応しています。診断名が分からない方も、この二つの確認だけで以下の表は使えます。

8タイプ別|ネックレスの目安

顔タイプ8分類ごとに、ネックレスの三要素(長さ・チェーンの太さ・モチーフ)をまとめます。

顔タイプ何が起きやすいか長さの目安チェーンとモチーフ
キュート大ぶりのモチーフが顔より前に出る40〜45センチ(鎖骨の上)細めチェーン、小さめの丸モチーフ
アクティブキュート華奢すぎると存在が消える40〜50センチ中細チェーン、動きのある小ぶりモチーフ
フレッシュ曲線の装飾が顔と噛み合わない40〜45センチ細めチェーン、シンプルな一粒か直線モチーフ
フェミニン直線的で硬いものが浮く45〜50センチ中細チェーン、しずく型・花モチーフ
ソフトエレガント主張の強すぎるものが顔を追い越す45〜50センチ細〜中チェーン、上品な小〜中モチーフ
エレガント小さすぎると顔に負ける45〜55センチ中〜太チェーン、存在感のあるモチーフ
クールカジュアル甘い装飾が浮く45〜60センチ中〜太チェーン、幾何学・直線モチーフ
クール華奢で小さいものが埋もれる50〜60センチ太めチェーン、大ぶりの直線モチーフ

読み方のコツは、この表を「決まり」ではなく「なぜそうなるか」で読むことです。キュートに小さめが向くのは可愛らしいからではなく、パーツの間隔が狭く顔の情報量が多いため、足す情報を減らすほうが顔が主役になるからです。

ネックレスは「長さ」だけで印象が変わる

三要素のうち、いちばん効くのが長さです。同じネックレスでも、鎖骨の上に乗るか下に落ちるかで、まったく別のものに見えます。

長さ落ちる位置できる線向きやすいタイプ
35〜38センチ(チョーカー)首の付け根横の線首元をすっきり見せたい直線寄りの方
40〜42センチ(プリンセス)鎖骨の上顔に近い小さな円キュート、フレッシュ、アクティブキュート
45センチ(マチネ短め)鎖骨のすぐ下顔と胸をつなぐほぼ全タイプで扱いやすい万能の長さ
50センチ胸の上部縦の線が出はじめるフェミニン、ソフトエレガント、エレガント
55〜60センチ(オペラ)胸の中央はっきりした縦の線クール、クールカジュアル、エレガント
80センチ以上(ロープ)胴の中央長い縦の線、二重にもできる大人顔タイプ。子供顔は二重にして短く使う

「ロングネックレスが似合わない」と感じる方の多くは、子供顔に分類されるタイプです。縦に長い線が上半身の縦幅を強調し、間延びして見えるためです。ただし、二重にして短くする、Y字型にして鎖骨下でたわませるという二つの方法で、この問題は解消できます。

チェーンの太さは、顔のパーツの太さに合わせる

見落とされやすいのがチェーンの太さです。目安は、顔の中でいちばん細い線(眉やまつげの流れ)と、チェーンの太さの印象を近づけること。

チェーンの太さ印象合いやすい顔の条件合わないときの直し方
極細(0.8ミリ以下)存在が消えるほど繊細パーツが繊細で間隔が狭い二本重ねて存在感を足す
細め(1〜1.5ミリ)上品で控えめ多くの方に扱いやすい標準ペンダントトップで調整
中太(2〜3ミリ)チェーン自体が主役になるパーツがはっきりして間隔が広い短めにして顔に近づける
太め(4ミリ以上)装いの主役になる直線寄りで大人顔服の襟あきを深くして面積を確保
二連・三連情報量が増える曲線寄りで華やかさが合う方長さを揃えず段差をつける

華奢なチェーンが「似合わない」と感じるとき、たいていは細すぎて存在が消えているだけです。二本重ねるか、少し太いものに替えると解決します。

モチーフの大きさと形を決める

モチーフは、輪郭の曲直と直接ぶつかる部分です。ここが噛み合うと、ネックレス全体がなじみます。

モチーフの形印象相性のよい輪郭噛み合わないときの調整
丸・ドロップ・しずくやわらかく流れる曲線寄り直線寄りの方は小さくして主張を弱める
四角・三角・バー硬く整う直線寄り曲線寄りの方は角に丸みのあるものへ
一粒石中立で使いやすい全タイプサイズで調整する
花・リボン曲線が強く出る曲線寄り、子供顔大人顔はモチーフを小さく、金属を細く
幾何学・チェーンのみ直線が強く出る直線寄り、大人顔子供顔は短めにして顔の近くに置く
パール表面の柔らかさで曲線寄り曲線寄り、大人顔直線寄りの方はバロックや不揃いのものへ

大きさの目安は、目の縦幅と同じくらいのモチーフが標準、それより大きいと主張が強く、小さいと控えめになる、と考えると迷いません。

8タイプ別|ピアス・イヤリングの目安

ピアスは輪郭のすぐ横にあるため、形の対比がそのまま出ます。ネックレスより影響が強い、と考えておいて構いません。

顔タイプ起きやすいこと向きやすい形大きさの目安
キュート大きいと耳元が顔より前に出る小さな丸、小粒パール1センチ以下
アクティブキュート静かすぎると存在が消える小ぶりのフープ、揺れるもの1〜2センチ
フレッシュ装飾が多いと顔と離れる一粒、細いスティック1センチ前後
フェミニン硬い直線が浮くしずく、パールの揺れるタイプ2〜3センチ
ソフトエレガント強すぎると上品さと噛み合わない小ぶりのしずく、控えめなフープ1.5〜2.5センチ
エレガント小さいと耳元が寂しくなる大ぶりのドロップ、存在感のある石3センチ以上
クールカジュアル甘い装飾が浮く大きめフープ、幾何学2〜4センチ
クール華奢だと埋もれる直線的な大ぶり、シャープなドロップ3センチ以上

耳元が浮いて見えるとき、いちばん簡単な直し方は大きさを一段変えることです。形を変えるより、大きさのほうが調整しやすく、効果もはっきり出ます。

8タイプ別|メガネの目安

メガネは顔の中に入る唯一のアクセサリーなので、パーツの間隔と直接ぶつかります。ここでは形・太さ・縦幅の三つで整理します。

顔タイプ起きやすいことフレームの形フレームの太さと縦幅
キュート大きいレンズで顔が埋まる小さめのオーバル、ラウンド細め、縦幅は控えめ
アクティブキュート硬い形だと顔と噛み合わないボストン、小さめウェリントン中細、縦幅は中くらい
フレッシュ曲線が強いと甘くなりすぎるスクエア、小さめウェリントン細め、縦幅は控えめ
フェミニン直線が硬く出るオーバル、フォックス細め〜中、縦幅は中
ソフトエレガント太フレームが顔を追い越すオーバル、細身のウェリントン細め、縦幅は中
エレガント小さいと顔に負ける大きめオーバル、フォックス中〜太、縦幅は大きめ
クールカジュアル甘い形が浮くウェリントン、スクエア中〜太、縦幅は中〜大
クール小さく丸いと顔と離れるスクエア、大きめウェリントン太め、縦幅は大きめ

メガネの選び方は顔タイプ別のメガネ選びでさらに細かく扱っています。フレームの色と素材の選び方も含めて整理していますので、あわせてご覧ください。

「顔を追い越す」とはどういう状態か

アクセサリーの相談でよく使われる「顔負けする」「アクセサリーだけ目立つ」という感覚を、もう少し分解しておきます。

人が誰かを見るとき、視線はまず情報量の多いところに止まります。顔には目・眉・鼻・口という濃い情報が集まっているので、通常は顔が最初に読まれます。ところが、アクセサリーの情報量が顔を上回ると、順番が入れ替わります。先にアクセサリーが読まれ、そのあとで顔が読まれる。この状態が「顔を追い越す」です。

情報量を決めているのは、大きさだけではありません。

情報量を上げる要素具体例抑えたいときの手
大きさ直径3センチ以上のモチーフ一段小さくする
光の強さ鏡面仕上げ、カットの多い石、ラメマット仕上げ、つや消しへ
動き揺れるドロップ、フリンジ固定式のスタッドへ
色数複数の石を組み合わせたもの単色でまとめる
形の複雑さ透かし彫り、幾何学の重なりシンプルな一粒へ
片耳に複数、多連ネックレス一点に絞る

逆に「存在が消える」ときは、この表を反対から使います。大きさを上げるより、光を足す・動きを足すほうが、上品さを保ったまま存在感を出せます。華奢なネックレスが物足りないときは、太くするのではなく、小さな石のついたものに替えてみてください。

同じネックレスでも、タイプによって出方が変わる

具体例で見てみます。「50センチのチェーンに、直径2センチの丸いパールがひとつ下がったネックレス」を、8タイプが着けた場合の出方です。

顔タイプ出方手直しするなら
キュートパールが大きく、顔より前に出るチェーンを42センチに詰める、または小粒へ
アクティブキュート長さが余り、動きが足りない二重にして短くする
フレッシュ丸みが顔の直線とややずれるバロックパールや一粒石へ
フェミニンほぼそのまま収まる手直し不要
ソフトエレガント落ち着いて収まる手直し不要
エレガントやや控えめに見えるパールを一段大きく、または重ねる
クールカジュアル甘さが装いと合いにくい幾何学モチーフに替えるか、太いチェーンへ
クール埋もれて存在が薄い大ぶりの直線モチーフ、太めチェーンへ

同じ一本でも、手直しの方向が八通りに分かれます。**「似合わない」ではなく「あと何を変えれば収まるか」**という読み方をしていただきたいのは、こういう理由です。

素材の光り方でも印象は変わる

形と大きさが決まったあと、最後に効くのが素材の光り方です。ここは顔タイプというより、顔まわりの陰影との関係になります。

素材光り方顔まわりへの影響向く場面
鏡面の金属強く反射する顔まわりが明るくなるが、情報量も増える夜、華やかな場面
マット・つや消しの金属弱く拡散する落ち着いて、顔が主役のまま日中、仕事の場面
パールやわらかく拡散する顔まわりの陰影をやわらげるほぼ全場面
透明な石(クリスタル等)点で強く光る視線が耳元や胸元に集まる夜、写真のある日
半貴石・天然石光を含んで返す情報量は中くらい日中のカジュアルな場面
木・革・樹脂光を吸う顔まわりが静かになる素材感のある装いの日

顔まわりの陰影が気になる日は、マットの金属よりパールを選ぶと、光がやわらかく回って印象が整います。これは年代を問わず使える手です。

「似合わない」と感じたときの直し方①|重ねる

ここからが、この記事のもうひとつの中身です。買い直す前に試せる三つの手を紹介します。

ひとつめは重ねることです。一本では強すぎる、あるいは弱すぎるアクセサリーは、二本にすると印象が変わります。

  • 細すぎて存在が消えるチェーン……同じ長さで二本重ねると、一本の太いチェーンより柔らかい存在感になります
  • 大ぶりで主張が強いモチーフ……短い華奢なチェーンを一本足すと、視線が二か所に分かれて主張が和らぎます
  • 長さが中途半端なネックレス……40センチと50センチを重ねると、縦の線と顔まわりの円が両立します

重ね方のコツは、長さを揃えないことです。同じ長さで重ねると絡まって一本に見えるので、5センチ以上差をつけると段差がきれいに出ます。

「似合わない」と感じたときの直し方②|長さを変える

ふたつめは長さです。多くのネックレスにはアジャスター(調整用のチェーン)がついていますし、なくてもエクステンダーという延長パーツが市販されています。数百円のパーツで、印象は大きく変わります。

感じていること変える方向具体的な調整
首元が詰まって見える長くする5センチのエクステンダーで45センチ以上に
顔が下に引っぱられる短くするアジャスターを詰めて鎖骨の上へ
上半身が間延びして見える短くする、または二重にロングを二重にして40センチ相当に
ネックレスだけが目立つ長くして顔から離す50センチ以上にして胸元に移す
存在感が足りない短くして顔に近づける42センチ前後、顔の情報圏内へ
服の襟と喧嘩する襟あきに合わせる襟あきの一番下より2〜3センチ上に落ちる長さ

最後の行が実は最も効きます。ネックレスは顔ではなく、襟あきとの関係で決まる部分が大きいのです。あきの下に隠れるとちぐはぐに見えるので、あきの中に収まるか、あきよりはっきり下に落ちるか、どちらかにします。

「似合わない」と感じたときの直し方③|顔から離す

みっつめは、そもそも顔から離すという考え方です。アクセサリーはネックレスとピアスだけではありません。

顔からの距離アクセサリー顔タイプの影響
至近(0〜10センチ)ピアス、メガネ最も強く出る
近い(10〜25センチ)ネックレス、スカーフはっきり出る
中間(25〜50センチ)ブローチ、コサージュややあり
遠い(50センチ以上)ブレスレット、バングル、リングほとんどなし
最も遠いアンクレット、バッグチャームなし

気に入っているけれど顔まわりで浮くもの——たとえば大ぶりの直線的なモチーフ——は、ブレスレットやバッグチャームとして使えば、形の制約を受けません。手放すのではなく、置く場所を変えるという選択肢を持っておくと、持っているものが生きます。

服の襟あきとの関係

顔タイプ以前に、襟あきとネックレスの相性で決まってしまう部分があります。ここは全タイプ共通です。

襟あきできる形合うネックレス避けたい組み合わせ
クルーネック横の円40〜45センチ、あきの中に収まるもの襟に隠れる中途半端な長さ
Vネック縦の三角Y字型、V字に沿うペンダント横に広がるチョーカー
ボートネック横に広い線短めで顔に近いもの長い縦のライン
タートルネック首が布で覆われる長め(50センチ以上)、太めチェーン首元に埋もれる短いもの
シャツの開襟縦の切れ目一粒ペンダント、短めチェーン大ぶりで襟に当たるもの
オフショルダー鎖骨と肩が出るチョーカー、短めで肌に乗るもの長すぎて胸元で泳ぐもの

首元が布で覆われるタートルネックのときは、顔タイプの制約が一段ゆるみます。布の上に乗るので、輪郭との直接の対比が弱まるためです。普段は着けにくい大ぶりを試すなら、タートルネックの日からというのは覚えておくと便利です。

髪型で結果が変わる

同じアクセサリーでも、髪を下ろしているか上げているかで見え方が変わります。髪は顔まわりの面積を占めるので、アクセサリーの相対的な大きさが変わるからです。

  • 下ろしている日……ピアスは髪に半分隠れるので、一段大きめでも収まります
  • まとめている日……耳元と首元が全部見えるので、普段より小さめのほうが整います
  • 前髪がある日……顔の縦の余白が減るので、縦に長いピアスは短めに
  • ショートヘア……耳元が常に見えるため、ピアスの存在感が一段強く出ます

髪型そのものの選び方は顔タイプ別の髪型、長さの判断は顔タイプ別のロングヘアにまとめています。「ロングが似合わない」と感じている方は、髪の長さそのものより、顔まわりのレイヤーの入り方で解決することが多いところです。

パーソナルカラーとの分担

アクセサリーには、顔タイプとパーソナルカラーの両方が関わります。混乱しないよう、分担を決めておきます。

決めることどちらで判断するか理由
ゴールドかシルバーかパーソナルカラー金属の色が顔に返す光の問題
大ぶりか華奢か顔タイプ顔の情報量とのつり合いの問題
丸いか角ばっているか顔タイプ輪郭の曲直との対比の問題
石の色パーソナルカラー顔映りの問題
パールの大きさ顔タイプ大きさは形の問題
パールの色(白・グレー・クリーム)パーソナルカラー色の問題
チェーンの長さ顔タイプと襟あき形と線の問題

金属色の選び方はパーソナルカラー別のアクセサリーにまとめています。二つの診断がぶつかったときの優先順位は顔タイプと骨格診断のどちらを優先するかも参考になります。

骨格タイプも少しだけ関わる

厳密には、アクセサリーには骨格タイプも関わります。ただし関わり方が違い、骨格は素材と重さ、顔タイプは形と大きさという分担です。

骨格タイプ相性のよい素材理由
ストレート上質で厚みのある金属、大粒のパール体に厚みがあり、質感のある素材が釣り合う
ウェーブ繊細で華奢、光る石、小粒のパール骨が細く、軽やかな素材がなじむ
ナチュラル天然石、木、革、粗い質感の金属骨のフレーム感に、素材感のあるものが揃う

顔タイプで形を決め、骨格で素材を決める。この順番で選ぶと、迷いが少なくなります。

年代で変わること

同じ顔タイプでも、年代によってアクセサリーの見え方は変わります。理由は、顔まわりの陰影と髪の明度が変わるためです。

年代変わること調整の方向
20代顔の陰影が浅く、情報量が多い小さめ・華奢でも十分成立する
30代輪郭の情報が少しずつはっきりする一段大きくしても顔に負けない
40代顔まわりの陰影が深くなる光る素材で顔まわりの明るさを補う
50代以降髪の明度が上がり、顔まわりが明るくなる金属の面が大きいものが映えるようになる

「昔は着けていたピアスが、最近しっくりこない」というのは、顔タイプが変わったのではなく、この陰影の変化によることがほとんどです。同じ形のまま、一段大きくするか、光を返す素材に替えると収まります。

迷ったときの3ステップ

店頭やクローゼットの前で使える判断手順です。

手順見るところ判断
1|輪郭の曲直を見る頬から顎の線が丸いか、角があるか曲線寄りは丸いモチーフ、直線寄りは角のあるモチーフ
2|パーツの間隔を見る顔の中心に情報が集まっているか、余白があるか狭いなら小さめ、広いなら大きめ
3|襟あきを見るあきの一番下がどこにあるかその2〜3センチ上に落ちる長さを選ぶ

この三つを通せば、顔タイプ診断を受けていなくても、かなりの精度で選べます。診断名は、あとから答え合わせに使うくらいでちょうどよいと考えています。

よくある誤解を三つ

誤解1|タイプが違うアクセサリーは着けてはいけない

そうではありません。顔タイプは、何が起きるかを予測する道具です。予測できれば、大きさや長さで調整できます。

誤解2|首の長さやデコルテの形で決まる

長さの選択には影響しますが、似合うかどうかは輪郭の曲直とパーツの間隔で決まります。首の長さを理由にあきらめる必要はありません。

誤解3|似合うアクセサリーは一つに決まる

顔タイプの目安は範囲であって、点ではありません。同じタイプの中にも幅があり、髪型・服の襟あき・その日の予定によって、選ぶものは変わります。

まとめ

  • アクセサリーが浮くのは、首の長さではなく、輪郭の曲直とパーツの間隔が形と噛み合っていないため
  • ネックレスは長さ・チェーンの太さ・モチーフの大きさの三つに分けて考える
  • ピアスは輪郭のすぐ横にあるので、形の対比が最も強く出る
  • 似合わないと感じたら、重ねる・長さを変える・顔から離すの三手を先に試す
  • 顔から遠い小物(ブレスレット、バングル)には、形の制約がほとんどない
  • 形と大きさは顔タイプ、金属色と石の色はパーソナルカラー、素材は骨格タイプ

手持ちのアクセサリーを手放す前に、この記事の三つの直し方を試していただければと思います。多くの場合、買い替えではなく使い方で解決します。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. ネックレスが似合わないのはなぜですか?
多くの場合、首の長さやデコルテの形ではなく、顔の輪郭の曲直とアクセサリーの形が食い違っていることが原因です。丸みのある輪郭に角ばったモチーフを合わせると、二つの形が別々のものとして読まれます。またパーツの間隔が狭い方が大ぶりのモチーフを着けると、顔の情報とモチーフの情報がぶつかって見えます。長さ、チェーンの太さ、モチーフの大きさを別々に見直すと、たいていは解決します。
Q. 首が短いとネックレスは似合いませんか?
首の長さは、選ぶ長さに影響しますが、似合うかどうかを決める要素ではありません。首元が詰まって見えるときは、鎖骨より下に落ちる45センチ以上の長さにすると、縦の線ができて首元が伸びて見えます。短めのチョーカーが決まらないのは首のせいではなく、長さの選択が輪郭と噛み合っていないだけです。
Q. ロングネックレスが似合わないのはどのタイプですか?
子供顔に分類されるタイプ(キュート、アクティブキュート、フレッシュ)は、縦に長い線が体の縦幅を強調しやすく、上半身が間延びして見えることがあります。着けたい場合は、鎖骨下で一度たわむY字型にするか、短めのネックレスと重ねて上のほうに情報の中心をつくると収まります。着けてはいけないということではありません。
Q. ピアスが顔から浮いて見えるのはなぜですか?
ピアスは顔の輪郭のすぐ横にあるため、輪郭の曲直との対比がそのまま出ます。丸い輪郭に直線的なスティックピアスを着けると、耳元だけが硬く見えます。逆に直線的な輪郭に大きな丸モチーフを着けると、耳元だけが柔らかく浮きます。形を輪郭に寄せるか、小さくして主張を弱めるかのどちらかで整います。
Q. メガネが似合わないと感じるときはどこを見ればいいですか?
フレームの形、フレームの太さ、レンズの縦幅の三つです。丸みのある輪郭にはオーバル、直線的な輪郭にはスクエアやウェリントンが噛み合いやすくなります。フレームが太いほど顔のパーツより強い情報になるので、パーツの間隔が狭い方は細フレームかメタルの縁なしが扱いやすいところです。詳しくはメガネの記事で顔タイプ別に整理しています。
Q. 顔タイプが分からなくても、この記事は使えますか?
使えます。診断名が分からなくても、鏡で二つだけ確認すれば十分です。ひとつは輪郭が丸いか角ばっているか、もうひとつは顔の中でパーツが中心に寄っているか離れているか。この二つが分かれば、この記事の表はそのまま使えます。診断名は、あとから確認しても構いません。
Q. パーソナルカラーと顔タイプ、アクセサリー選びではどちらを優先しますか?
素材と金属の色はパーソナルカラー、形と大きさは顔タイプ、という分担で考えると混乱しません。ゴールドかシルバーかで迷ったらパーソナルカラー、大ぶりか華奢かで迷ったら顔タイプです。両方を同時に満たす必要はなく、顔から近いものほど優先度を上げる、という順番で決めていくと現実的です。
Q. 手持ちのアクセサリーが合わない気がします。買い直すべきですか?
買い直す前に三つ試してみてください。ひとつは重ねること(長さの違うものを二本にすると、一本では強すぎたものが中和されます)。ひとつは長さを変えること(アジャスターやエクステンダーで数センチ変えるだけで印象が変わります)。もうひとつは顔から離すこと(ネックレスをやめてブレスレットにする、ピアスをやめてバングルにする)。多くの場合、この三つで解決します。

— メグラシ編集部

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