メグラシ
自分を知る

服の捨て方|まだ着られるかと量で、出し先を分ける

メグラシ編集部//読了 9分
木の床に置いた無地の紙袋と布の手提げに、たたんだセーターとシャツが分けて入れられ、横に毛玉の出たニットが一枚広げてある

**手放すと決めた服を、床に全部広げてみてください。**その中に、いまでも人が着られそうな服はどれくらいありますか。

服の捨て方は、その服がまだ人に着てもらえるかどうかで出し先が分かれます。人が着られない服は、自治体の可燃ごみか、資源の古布として出します。人が着られる服だけが、回収・寄付・売るの候補になります。まずこの線を引いてから、出し先を選んでください。

次に見るのは量です。袋1つ分なら、売る・寄付するといった手間のかかる出し先も選べます。冬物の入れ替えで何袋も出る日は、出し先を1つか2つに絞らないと、部屋に袋が残ったまま季節が過ぎてしまいます。どの服を手放すかを決める段階で迷っているなら、先に服の整理の仕方を見てください。この記事は、手放すと決めたあとの話です。

結論:状態で3つに分け、量で出し先を絞る

状態見分け方出し先
人が着られる汚れ・傷み・伸びの3か所に問題がない回収・寄付・売る、または資源の古布
布としてなら使える着るには傷んでいるが、布は汚れていない資源の古布、店頭などの回収
どちらでもない落ちない汚れ、濡れている、においが強い自治体の可燃ごみ

量については、袋1つ分までなら出し先を分けてかまいません。2袋以上になる日は、人が着られる服のうち状態の良い数点だけを別にして、残りはまとめて1か所に出します。

状態の見分け方1|汚れは明るい所で襟と脇と裾を見る

窓の近くの明るい所で、服を広げて3か所を見ます。襟の内側、脇の下、裾の前側です。

この3か所は、皮脂・汗・食べこぼしが残りやすい場所です。洗ったあとも黄ばみや輪じみが残っているなら、人が着る服としては出しにくくなります。ただし、汚れが布の一部だけで、布全体は清潔なら、資源の古布としては出せることが多いです。

汚れを落としてから出したいときは、汗染みの取り方の手順を試してから判断し直してください。

状態の見分け方2|傷みは手のひらでなでて分かるか

ニットやスウェットは、手のひらで脇の下と袖の内側をなでてみます。毛玉が手のひらで分かるほど立っていれば、人に着てもらうには難しい状態です。

シャツやパンツは、ボタンの付け根、ポケットの口、股の縫い目を見ます。ほつれや擦り切れが指先が入るくらいの穴になっていれば、着られる服からは外します。

小さな毛玉やほつれだけなら、取ったり縫ったりすれば着られる側に戻ります。手を入れるかどうかは、その服を出す先と量で決めてください。売る服なら直す価値があり、回収に出す服なら直さずに出してもかまいません。

状態の見分け方3|伸びは平らに置いて形が戻るか

服を平らな所に置いて、手で軽く形を整えます。襟ぐりが波打ったまま戻らない、袖口が広がったままになっている、裾が片側だけ下がっている。こうした服は、伸びて形が崩れています。

伸びた服は人が着る服としては出しにくいのですが、布そのものは傷んでいないことが多いので、資源の古布や回収には出せます。縮んだニットは縮んだニットを元に戻すで戻ることもあるので、先に試してから決めてもかまいません。

出し先1|自治体のごみ:着られない服の基本の出し先

汚れが落ちない服、傷みの大きい服、濡れていたりにおいが強かったりする服は、自治体のごみに出します。多くの自治体では、服は可燃ごみの区分です。

ただ、自治体によっては古布や古着を資源として別に集めていて、その場合は資源の日に出すように決められています。服がどの区分に入るかは、自治体の分別の案内で一度確かめてください。一度分かれば、次の衣替えからは迷いません。

ボタンや金具の多い服、ダウンのように中身の詰まった服は、別の区分になっていることがあります。とくに厚手の冬物は、案内で個別に書かれていないかを見ておきます。

出し先2|資源の古布:布として使える服の出し先

古布として集められた服は、人がまた着る服になるか、布として別の使い道に回ります。人が着られる服も、布としてなら使える服も出せるので、自治体が集めているなら、まず使いたい出し先です。

出すときの条件として多いのは、洗って乾いていること、透明か半透明の袋に入れること、雨の日には出さないことです。濡れた布は使えなくなるので、雨の予報の日は次の回に回します。

下着や靴下、汚れの強い服は、古布として受け付けていないことが多いので、可燃ごみに分けておきます。

出し先3|回収:着られる服を、近くでまとめて手放す

衣料品の売り場などでは、着なくなった服を店頭で回収していることがあります。受け付ける服の種類や条件は場所によって違いますが、持ち込めばその場で手放せるので、量が多いときに使いやすい出し先です。

持ち込む前に、受け付けている服の種類と、1回に出せる量に決まりがないかを確かめてください。自分の買った服だけを受け付ける所、素材を決めている所もあります。

ポケットの中は必ず空にします。レシートや鍵、メモが入ったままのことは意外に多いものです。

出し先4|寄付:着られる服を、着る人に直接届ける

服を寄付として受け付けている団体もあります。人に直接着てもらう出し先なので、洗ってあって、目立つシミ・穴・ほつれがない服だけが対象です。

受け付ける服の季節や種類を決めていることが多く、冬物だけ、子ども服だけ、といった決まりがあります。送料は出す側が持つことが多いので、量が少ないなら近くの回収に持ち込むほうが費用はかかりません。

寄付に向いているのは、状態がよく、同じ季節に着てもらえる服がまとまってあるときです。冬物を入れ替える時期は、ちょうど冬物を受け付けている所に合いやすい時期でもあります。

出し先5|売る:状態のよい少しの服だけに手間をかける

買ってから日が浅く、目立つ傷みがない服は、売る候補になります。ただ、売るには1点ごとに写真を撮り、寸法と状態を書き、売れたら包んで送る手間がかかります。

1点にかかる時間はおおよそ15〜20分です。10点出せば3時間前後になります。手間に見合うのは、状態がよく、同じ服を探している人がいそうなものだけです。

まとめて買い取ってもらう方法なら手間は減りますが、1点ずつの値は低くなります。急いで片づけたいか、少しでも値をつけたいかで選んでください。

量で絞る|袋1つと、何袋も出る日では、選び方が逆になる

袋1つ分までなら、服ごとに出し先を分けてかまいません。状態のよい服は売るか寄付に、残りは古布か回収に、着られない服はごみに。1回の作業で終わる量です。

**2袋以上出る日は、考え方を逆にします。**先に出し先を1つか2つに決めて、そこに合わない服だけを別にする。たとえば「全部を資源の古布に出す。売るのは状態のよい3点だけ」と決めてから分けます。

量が多い日に服ごとに出し先を考え始めると、分けた袋が部屋に残り、出し先に持っていくのが次の週末、その次の週末と延びていきます。袋が部屋に残っている間は、まだ手放せていません。

どちらとも言えない服|3か所のうち1か所だけ引っかかる

汚れはないけれど、毛玉が少しある。形はきれいだけれど、襟にわずかな黄ばみがある。3か所のうち1か所だけが気になる服は、迷いやすい服です。

この場合は、自分がお店でその服を見たら、手に取るかどうかで決めます。手に取らないなら、人が着る服としては出さず、資源の古布か回収に回します。手に取りそうなら、回収か寄付に出してかまいません。

それでも決めきれない服は、出し先を一段下げてください。寄付か古布かで迷ったら古布に、古布かごみかで迷ったら、自治体の案内で古布の条件に当てはまるかを見て、当てはまらなければごみにします。迷って手元に残すより、一段下げて手放すほうが、次の衣替えが軽くなります。

迷うのが服そのものなら|保留の箱を1つだけ作る

出し先ではなく、手放すかどうかそのものに迷う服もあります。その服は、今日は決めなくてかまいません。

箱を1つだけ用意して、迷った服を入れ、ふたに今日の日付を書きます。次の衣替えまでに一度も取り出さなかったら、手放してよい服です。途中で取り出して着たなら、クローゼットに戻します。

箱は1つまでにしてください。2つ、3つと増えると、それは保留ではなく収納になります。

名前入りの服・下着・制服は、出す前に手を入れる

名前の刺しゅうやネームが入った服、制服、仕事着は、そのまま回収や寄付に出すと、誰の服か分かってしまいます。ネームの部分を切り取るか、はさみで細かく切ってから可燃ごみに出してください。

下着と靴下は、回収・寄付・古布のどれでも受け付けていないことが多い服です。紙袋などに入れて中が見えないようにして、可燃ごみに出します。

出す日を先に決めておく

服を手放す作業でいちばん止まりやすいのは、分け終わったあとです。袋に入れて玄関に置いたまま、という状態を避けるために、分ける前に出す日を決めておくのがいちばん効きます。

資源の古布なら次の収集日、回収なら次に買い物に行く日。日が決まっていれば、それに間に合う量だけを分ければよくなります。冬物を入れ替える日の流れは衣替えのハンガーの掛け替えにまとめてあります。

よくある質問

Q. 服は燃えるごみに出していいのですか 多くの自治体では可燃ごみで出せますが、古布や古着を資源として別に集めている自治体もあります。服がどの区分に入るかは、自治体の分別の案内で一度確かめてください。

Q. 寄付に出したいのですが、どんな服なら受け付けてもらえますか 洗ってあって、目立つシミ・穴・ほつれがなく、そのまま着られる服が基本です。受け付ける種類や季節、送料の負担は出し先ごとに違うので、出す前に条件を確かめてください。

Q. 売るのと回収に出すのは、どちらがいいですか 状態がよく買ってから日の浅い服は売る候補になりますが、1点ごとに手間がかかります。量が多く時間が取れないなら、売るのは数点に絞り、残りは回収に出すほうが早く片づきます。

Q. 捨てるか迷う服は、どうすればいいですか 箱を1つ用意して迷った服を入れ、日付を書いておきます。次の衣替えまで一度も取り出さなかった服は、手放してよい服です。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
床の上に、たたんだ長袖のカットソーと厚手のニットが小さな山に分けて重ねられ、ふたの開いた収納箱の中にまだ数枚の冬服が残っているPick

自分を知る

服の断捨離|1年着たか・体と暮らしに合うか・また買うかで分ける

服の断捨離は「この1年に着たか」「いまの体と暮らしに合うか」「同じ服をまた買うか」の3つの問いで分けると、迷う時間が短くなります。手を付ける順番、残す・手放すの判断表、コート・ニット・礼服・バッグ・靴の見方、譲る・売る・寄付・資源回収・ごみの選び方、量と時間に合わせた進め方、保留箱の使い方、断捨離のあとに服を増やさない買い方までを1本にまとめ、場面ごとの記事へ案内します。

続きを読む
開いたクローゼットの棚の一段から、たたんだニットを両手で取り出して足元の段ボール箱へ移している手元

自分を知る

クローゼット片付け|途中で止まらない、1段15分の区切り方と戻す基準

クローゼットを片付けようと服を全部出したのに、床が服で埋まったまま夜になってしまう。片付けが途中で止まるのは、根気の問題ではなく、区切り方の問題です。手を広げた幅を1段として、1段を15分で出す・分ける・戻すまで終わらせる。戻すかどうかは、半年で着たか・掛けたときに指2本の間隔があるか・扉を開けて正面から見えるかの3つで決める。高かった服、季節が合わないだけの服、もらった服の扱い、保留の箱の期限、厚手の秋冬服を後回しにする順番まで。

続きを読む

Try the Diagnosis

文章で読んだら、次は 自分で試してみる。

骨格・パーソナルカラー・セルフイメージを組み合わせた、装い直結の無料診断へ。

無料で診断してみる

無料 / 10分程度 / airClosetサイト

あわせて読みたい

服の断捨離|1年着たか・体と暮らしに合うか・また買うかで分ける

自分を知る

服の断捨離|1年着たか・体と暮らしに合うか・また買うかで分ける

服の断捨離は「この1年に着たか」「いまの体と暮らしに合うか」「同じ服をまた買うか」の3つの問いで分けると、迷う時間が短くなります。手を付ける順番、残す・手放すの判断表、コート・ニット・礼服・バッグ・靴の見方、譲る・売る・寄付・資源回収・ごみの選び方、量と時間に合わせた進め方、保留箱の使い方、断捨離のあとに服を増やさない買い方までを1本にまとめ、場面ごとの記事へ案内します。

メグラシ編集部/読了 28分
クローゼット片付け|途中で止まらない、1段15分の区切り方と戻す基準

自分を知る

クローゼット片付け|途中で止まらない、1段15分の区切り方と戻す基準

クローゼットを片付けようと服を全部出したのに、床が服で埋まったまま夜になってしまう。片付けが途中で止まるのは、根気の問題ではなく、区切り方の問題です。手を広げた幅を1段として、1段を15分で出す・分ける・戻すまで終わらせる。戻すかどうかは、半年で着たか・掛けたときに指2本の間隔があるか・扉を開けて正面から見えるかの3つで決める。高かった服、季節が合わないだけの服、もらった服の扱い、保留の箱の期限、厚手の秋冬服を後回しにする順番まで。

メグラシ編集部/読了 20分
洋服の断捨離|衣替えの日、箱に戻す前に手放す服を決める

自分を知る

洋服の断捨離|衣替えの日、箱に戻す前に手放す服を決める

洋服の断捨離は、衣替えで夏物を箱にしまう日がいちばん進みます。この季節に着た回数、箱をくぐった回数、明るい窓辺で見る傷み、袖を通して10秒の気持ち。4つの境目で、箱に戻す服と外に出す服を分けます。迷う服の決め方まで書きました。

メグラシ編集部/読了 14分
4畳ウォークインクローゼット|形と人数で掛ける壁を決める

自分を知る

4畳ウォークインクローゼット|形と人数で掛ける壁を決める

4畳のウォークインクローゼットは、同じ広さでも細長いか四角いか、入口がどの辺にあるか、一人で使うか二人で使うかで、服を掛ける壁がまるで変わります。短い辺の長さを1回測るだけで両側に掛けられるかが決まり、入口の位置で使えない壁が決まる。そこに人数を重ねて、どの壁に何を掛けるか、どちらとも取れる間取りでどう決めるか、冬のコートが入る余白の取り方まで、形ごとに分けました。

メグラシ編集部/読了 10分
垢抜けする方法|冬の野暮ったさは厚みか色数か、鏡の前で分ける

自分を知る

垢抜けする方法|冬の野暮ったさは厚みか色数か、鏡の前で分ける

寒くなって重ね着が増えると、急に垢抜けなく見えることがあります。原因は、重ねた服の厚みか、増えた色の数のどちらかです。鏡の前で横向きと正面を1回ずつ見れば、どちらを直せばいいかが分かります。

メグラシ編集部/読了 9分
韓国ファッション|3つの軸と基本の5点、系統・年代・体型別の組み方

自分を知る

韓国ファッション|3つの軸と基本の5点、系統・年代・体型別の組み方

韓国ファッションは「ゆとりのあるシルエット」「くすみと淡い色」「丈のメリハリ」の3つでできています。まず揃える基本の5点と、系統・年代・身長と体型・季節・場面ごとの組み方、日本の手持ちの服で寄せる手順をまとめました。

メグラシ編集部/読了 25分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込