パーソナルカラー12分割の自己診断|16分割との違いは割る向き。1本の軸を3段階で採る手順

パーソナルカラーの診断を調べていると、4シーズン、8分割、12分割、16分割と、数字だけが違うものが並んで出てきます。どれも同じものを細かくしたように見えるので、自然と「数が多いほうが正確なのだろう」と思えてきます。
ところが自己診断をやってみると、12分割だけ手順の感じが違って戸惑う方が多いようです。16分割の説明を読んで身につけた見方が、そのまま使えないからです。
理由ははっきりしています。12分割と16分割は、細かさではなく割る向きが違います。
結論:12は1本の軸を3段階、16は4本の軸から1本を採る
先にこの一行を持って帰ってください。
12分割は、4つのシーズンそれぞれを3つに切ります。切り方は1本の軸で、明るい側・中間・深い側のように、同じ一つの物差しの上を三つに区切ります。だから自己診断でやることは一つだけです。自分がその三区間のどこに立っているかを決める。
16分割は、4つのシーズンそれぞれを4つに切りますが、切り方が違います。明度・彩度・清濁・冷暖という4本の物差しを並べ、自分にいちばん強く出た1本を選んで、その名前を採ります。だから自己診断は4本ぶんの採点になります。
同じ「細分化」という言葉で呼ばれていても、やる作業は別物です。
| 12分割 | 16分割 | |
|---|---|---|
| 割り方 | 1本の軸を3区間に切る | 4本の軸から1本を選ぶ |
| 自己診断でやること | 自分がどの区間かを決める | 4本を採点して最大を採る |
| 結果の形 | 同じ軸の上の位置 | 軸の名前 |
| 向く使い道 | 手持ちが濃すぎるか薄すぎるかの判断 | 買い足す色の系統決め |
| つまずきやすい所 | 真ん中に入ったとき | 2本が同点のとき |
用意するもの|紙一枚と、口紅二本
自己診断に特別な道具はいりません。
コピー用紙を一枚。顔の下に当てて、基準の白として使います。次に口紅を二本。自分のシーズンの中で、明るいほうと深いほうを一本ずつです。持っていなければ、色の濃さがはっきり違う手持ちの布を二枚でも代わりになります。
測る条件は先に固定してください。窓から一メートル以内、日中、照明は消す。化粧は落とすか、していない状態に揃える。上半身は白か薄いグレーのものに着替える。この四つを守らないと、結果は毎回変わります。
手順①|先にシーズンを確定させる
12分割はシーズンを三つに割るものなので、**シーズンが決まっていない段階では始められません。**ここが最初のつまずきどころです。
春夏秋冬のどこに入るかが曖昧なまま12分割の手順に入ると、三区間のどこを見ても「そこそこ合う」ように見えます。これは診断が当たらないのではなく、割る前の段階が済んでいないだけです。
シーズンが決まっていない方は、先にそちらを終えてから戻ってきてください。
手順②|3区間のどこに立つかを決める
シーズンが決まったら、その中で1本の軸を三つに区切ります。
顔の下にコピー用紙を当てた状態から始めます。まず明るいほうの口紅を唇に乗せて、三秒だけ鏡を見ます。見るのは唇ではありません。目の下と、口の横の影がどう動いたかです。
影が薄くなって顔の輪郭が起きてくるなら、明るい側に反応しています。影がそのままで、唇の色だけが先に目に入るなら、反応していません。
いったん落として、深いほうの口紅で同じことをします。同じ三秒、同じ場所を見ます。
- 明るいほうで影が薄くなり、深いほうで顔が沈む → 明るい側
- 深いほうで輪郭が締まり、明るいほうでぼやける → 深い側
- どちらも影が動くが、どちらも決め手に欠ける → 中間
この三択がそのまま、12分割の三区間です。
手順③|二回目で確かめる
一度で決めないでください。同じ条件でもう一度、順番だけを逆にしてやります。深いほうから先に試して、明るいほうを後にします。
順番を変えても同じ結果が出れば、そこで確定です。順番によって結果が動くなら、あなたは区間の境目にいます。これは珍しいことではなく、むしろよくあります。
真ん中に入ったときの進め方
三区間の真ん中に入ると、「はっきりしなかった」と受け取る方が多いのですが、結果としてはむしろ扱いやすい側です。
両端に入った方は、寄せる方向がはっきりする代わりに、反対側の色が使いにくくなります。真ん中に入った方は、明るい側も深い側もある程度こなせます。持っている服のうち使える範囲が広い、ということです。
決め方は一つ。顔から遠い場所で両側を試してください。靴、鞄、ボトムスのように、顔から三十センチ以上離れている場所なら、どちらを置いても顔への影響は小さくなります。そこで一週間ずつ試して、どちらの日が鏡を見る回数が少なかったかを思い出してください。直したくならなかったほうが、あなたの側です。
16分割の結果と食い違ったら
12分割と16分割を両方受けて、名前が合わないという相談は多く届きます。
割る向きが違うので、名前どうしを直接つき合わせても一致しません。比べるのは名前ではなく方向です。12分割で深い側に出て、16分割でも深さを示す軸が採られていれば、向きは一致しています。名前が違っても矛盾ではありません。
向き自体が逆に出たときだけ、話が変わります。その場合に疑うのは12でも16でもなく、その手前のシーズンのほうです。シーズンが一つずれていると、そこから割った結果は両方とも別の場所を指します。
二回やって結果が変わるときの切り分け
順番を変えても同じ、条件も揃えた。それでも一回目と二回目で違う区間に出る。この状態になったとき、どちらを採るかには順番があります。
まず、二回のあいだで変わったものを書き出してください。よくあるのは次の六つです。
- 時間帯(午前と午後では窓から入る光の色が違う)
- 窓からの距離(一メートル離れるごとに影の濃さが変わる)
- 照明(消したつもりで別の部屋の光が回っていることがある)
- 化粧の有無(下地だけでも唇と頬の基準が動く)
- 上半身の服の色(白と薄いグレーでも反射量が違う)
- 前日の睡眠と体調(目の下の影の濃さがそのまま出る)
六つとも同じだったなら、あなたは区間の境目にいます。その場合、**片方に決めないほうが使える色が増えます。**境目にいる方が一つに固定すると、実際には着られる色を自分で外すことになるためです。
どうしても一つ選ぶ必要があるときは、顔から近い場所で試した結果を採ってください。襟元やスカーフのように顔に接する場所での反応のほうが、鞄や靴での反応より強く出ます。近い場所で決め、遠い場所は両方使う。これがいちばん損の少ない分け方です。
12分割の呼び名は、資料によって揺れる
もう一つ、自己診断でつまずきやすいのが名前です。12分割の三区間の呼び方は、資料によって違います。明るい側・中間・深い側という言い方もあれば、別の言葉を当てているものもあります。
名前を探すと混乱するので、自己診断の段階では**三区間を番号で持っておくのがいちばん安全です。**自分は真ん中、あるいは深い側の端、というように位置で覚えておけば、どの資料を読んでも読み替えられます。
名前が必要になるのは、人に伝えるときだけです。そのときも「深い側」と言えば通じます。
よくある行き違い
「分割数が多いほど精度が高い」は、構造を見ると成り立ちません。 16は4本の軸を採点する代わりに、そのうち3本の情報を捨てて1本の名前にします。12は1本の軸しか見ない代わりに、その1本を三段階で細かく読みます。どちらも情報を落としている場所が違うだけです。
「自己診断では12分割は決められない」という説明も見かけますが、三区間のどれかを決めるところまでは紙と口紅で届きます。届かないのは、区間の中をさらに細かく言い当てる部分です。そこまでは自己診断の役割ではありません。
「結果が毎回変わるから信用できない」という声もよく聞きます。変わっているのは結果ではなく条件のほうです。時間帯、窓からの距離、照明、化粧の有無、服の色、前日の睡眠。この六つを書き出してから二回目をやると、ほとんどの場合そろいます。
受けたあとに、必ずやること
結果の名前を覚えるより先に、持っている服を三枚だけ選び分けてください。よく着る一枚、あまり着ない一枚、買ったけれど一度も外に着ていかなかった一枚です。
その三枚を、自分の出た区間の側から見ます。着ていない一枚が反対側の区間にあるなら、理由はそこにあった可能性があります。逆に、よく着ている一枚が反対側にあるなら、その一枚は顔から遠い場所で使っているか、面積が小さいはずです。
こうして手持ちに当ててみるところまでやって、初めて診断が道具になります。名前だけ持ち帰っても、翌朝の服選びは変わりません。
装いに活かすなら
12分割の結果がいちばん効くのは、買うときよりも「これは濃すぎるか、薄すぎるか」を判断する瞬間です。同じ色名でも、濃度の段が一つ違うだけで顔の影の出方は変わります。
顧客プロフィールと在庫情報を踏まえて選定する形のサービスでも、伝えるべきは名前ではなく「明るい側と深い側のどちらに寄せてほしいか」です。そのほうが、届いた一枚と手持ちの相性が近くなります。
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よくある問い
- Q. パーソナルカラー12分割と16分割は、どちらを受ければいいですか
- 細かいほうが正確、という関係ではないので、使い道で選んでください。12分割は各シーズンを明るい側・中間・深い側のように1本の軸で3段階に切ります。手持ちの服が濃すぎるか薄すぎるかを判断したいときに、そのまま使えます。16分割は4本の軸のうち自分に強く出た1本から名前が付くので、買い足す色の系統を決めたいときに向きます。先に12で幅を掴み、必要になってから16へ進む順番でも困りません。
- Q. 12分割の自己診断で、3段階の真ん中に入りました。やり直したほうがいいですか
- やり直す必要はありません。真ん中は判定の失敗ではなく、そのシーズンの中で扱える幅が広いという結果です。両端に入った方は寄せる方向がはっきりする代わりに、反対側の色が使いにくくなります。真ん中に入った方は、明るい側も深い側もある程度こなせます。決め方は、顔から遠い場所で両側を試して、どちらの日が疲れにくいかを一週間見てください。
- Q. 自己診断を2回やったら、結果が変わりました。どちらを採ればいいですか
- 先に条件のほうを見てください。時間帯、窓からの距離、照明の種類、化粧の有無、服の色、前日の睡眠。この6つのうち1つでも違えば、結果は動きます。条件を揃えた上でもう一度やって、それでも割れるなら、あなたは境目にいます。その場合は片方に決めず、両方を幅として持ってください。境目にいる方が1つに固定すると、使える色をわざわざ減らすことになります。
- Q. 12分割の結果と、以前受けた16分割の結果が合いません
- 割っている向きが違うので、名前どうしを直接つき合わせても一致しません。比べるなら、どちらの結果でも共通して出ている方向を探してください。たとえば12分割で深い側、16分割でも深さを示す軸が採られていれば、その方向は一致しています。名前が違っても向きが同じなら矛盾ではありません。向き自体が逆に出たときだけ、シーズンそのものを見直す合図になります。
— メグラシ編集部





