パーソナルカラー自己診断が難しい|人に聞くと意見が割れる人

布や服を顔の下に当てて人に見てもらい、意見が割れて決まらなかったら、聞き方を変えてもう一度だけ見てもらってください。「どっちが似合う」と聞くのをやめて、「顔のどこが変わったか」を、口元・目の下・あごの線の3か所のどれかを指で指してもらいます。
意見が割れるのは、たいてい誰かが間違っているからではありません。母親は口元の影を、友人は服の雰囲気を、自分は肌の明るさを見ていた。見ている場所が別々なら、答えが割れるのは当たり前です。指で指してもらうと、全員が同じ場所を見るので、答えがそろいます。
聞き方と光と距離をそろえても割れる人は、割れたこと自体を結果として読みます。明るさで割れたなら、その間の明るさが着られる範囲です。黄みと青みで真っ二つに割れたなら、見る人の目がそろっていないので、布と光を変えて測り直します。
結論:「どっちが似合う」ではなく「顔のどこが変わったか」を聞く
人に見てもらう自己診断で決まらない人は、聞き方を次のように変えます。
| いままでの聞き方 | 変えた聞き方 |
|---|---|
| どっちが似合う? | 口元の影が濃く見えるのはどっち? |
| どっちが好き? | 目の下が暗く見えるのはどっち? |
| 顔色がいいのはどっち? | あごの線がぼやけて見えるのはどっち? |
変えた聞き方は、どれも悪く見える側を聞いています。似合う側を聞くと、見る人の好みや、相手への気づかいが混ざります。悪く見える側を、場所を決めて聞くと、変化だけを答えてもらえます。
3か所すべてで同じ布が悪く見えたら、反対側の布があなたの側です。3か所で割れたら、2か所以上で悪く見えた布を外します。
なぜ人に聞くと意見が割れるのか
人に見てもらうと割れる理由は、大きく3つです。
**1つ目は、見ている場所が違うこと。**布を当てたときに顔に起きる変化は、口元の影、目の下のくすみ、あごの線のぼやけ、肌の明るさなど、いくつもの場所に別々に出ます。ある人は口元の変化を見て答え、別の人は肌の明るさを見て答える。これだけで答えは割れます。
2つ目は、服の好みで答えること。「似合う」と聞かれると、多くの人は顔ではなく、その色の服を着たあなたの雰囲気を思い浮かべて答えます。見る人が好きな色、あなたにいつも着ていてほしい色が、答えに混ざります。
3つ目は、光と距離がずれていることです。窓を背にして見た人と、窓に向かって見た人では、同じ顔でも明るさが違って見えます。近くで見た人は肌の質感を、離れて見た人は全体の印象を見ています。
この3つは、聞き方と立ち位置をそろえるだけで、ほとんどが消えます。
割れ方を3つに分ける
もう一度見てもらう前に、前回どう割れたかを思い出してください。割れ方によって、そろえるものが違います。
| 前回の割れ方 | 原因として多いもの | 次にそろえるもの |
|---|---|---|
| 理由を聞くと、見ていた場所がばらばら | 見ている場所の違い | 聞き方(指で指してもらう) |
| 「この色の服、持ってたよね」など服の話が出た | 好みの混ざり | 聞く言葉(悪く見える側を聞く) |
| 見た時間や部屋が人によって違った | 光と距離 | 立ち位置と時間 |
どれか分からない人は、3つ全部をそろえてください。手間は1回分で済みます。
聞き方を変える:口元・目の下・あごの線を指で指してもらう
見る人には、布を当てたあなたの顔を見て、変化が出た場所を指で指してもらいます。言葉で説明してもらうより、指の方が見ている場所がはっきりします。

見てもらう場所は3つです。
- 口元:口の両端から下に影が落ちて、口角が下がって見えるか
- 目の下:目の下の肌が、まわりより暗く、くすんで見えるか
- あごの線:あごから耳にかけての輪郭が、首とつながってぼやけて見えるか
1つの布ごとに、この3か所を順に聞きます。「口元の影が濃く見えるのはどっち」と聞いて、指してもらう。次に目の下、次にあごの線。3つの答えを書きとめておきます。
見る人には、答えの理由を言わなくていいと伝えてください。理由を話しはじめると、服の好みが混ざってきます。
見る人をそろえる:距離1m・窓を背にしない・3秒
聞き方をそろえたら、見る条件もそろえます。
- 時間は昼。窓のある部屋で、天井の照明は消す
- あなたは窓に向かって座る。見る人は窓を背にしない位置、あなたの斜め前に立つ
- 距離は1m。手を伸ばして届かないくらい
- 布を当てたら、見る人は3秒だけ見て答える。長く見ると、目が布の色に慣れて違いが分からなくなる
- 布を替えるたびに、白い紙を1回あいだに挟んで、目を戻す
見る人が3人いるなら、1人ずつ順番に見てもらい、他の人の答えは聞こえないようにします。前の人の答えを聞くと、つられるからです。
見ている場所が違って割れた人
前回の答えの理由を聞いて、ある人は口元を、別の人は肌の明るさを見ていたと分かった人は、3か所を指で指してもらうやり方だけで、たいてい答えがそろいます。
そろわなかった場合は、3か所それぞれで答えを並べてみてください。
| 口元 | 目の下 | あごの線 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| A | A | A | Aが悪く見える側。Bがあなたの側 |
| A | A | B | 2か所で悪く見えるA側を外す |
| A | B | 割れた | 決めずに、次の章の「それでも割れる人」へ |
口元と目の下は、色の黄みと青みの影響を受けやすい場所です。あごの線は、色の明るさと鮮やかさの影響を受けやすい場所です。口元と目の下で答えがそろい、あごの線だけ割れたなら、黄みと青みは決まっていて、明るさだけが決まっていない、と読めます。
好みで割れた人:服の印象を答えから外す
前回の答えに、「その色の服は前にも着てたよね」「その色の方があなたらしい」という言葉が混ざっていた人は、見る人が服の印象で答えています。
外し方は2つあります。
1つは、布を顔の下だけに当てて、服は白か灰色の無地にすることです。服が色を持っていると、見る人は全身の印象で答えます。首から下を無地にしておけば、見るのは顔だけになります。
もう1つは、見る人に布の色を見せないことです。あなたが後ろを向いて布を当て、見る人には顔だけが見える位置に立ってもらう。布の端は見えますが、何色の服かという印象はかなり薄れます。
家族に見てもらう人は、とくに好みが混ざりやすいです。毎日見ている顔は、いつもの服の色と一緒に覚えられているので、見慣れた色を似合うと感じます。ふだん着ない色を先に見せ、いつもの色は最後に見せてください。
光と距離で割れた人
見てもらった時間や部屋が人によって違った人は、条件をそろえて見直すだけで答えが変わります。夜の照明の下で見た人の答えは、昼の窓際で見た人の答えより、黄みの布を似合うと言いやすくなります。照明の色が黄色寄りだからです。
距離も同じです。近くで見た人は肌の質感やくすみを見ています。離れて見た人は顔全体の印象を見ています。1mにそろえると、両方の間で見ることになります。
一人ずつ別の日に見てもらうしかない人は、同じ時間帯、同じ窓、同じ椅子で見てもらってください。天気が違うと光の色も変わるので、曇りの日と晴れの日の答えは分けて書きとめておきます。
それでも割れる人:割れ方そのものを結果として読む
聞き方と見る条件をそろえても割れたら、そこで決めようとしなくて構いません。割れたこと自体が、あなたの顔の結果です。どの方向に割れたかで、着られる色の範囲が分かります。

| 割れた2枚の違い | 読み方 | 着る色の決め方 |
|---|---|---|
| 同じ色みで、明るさだけが違う | 明るさの境目が、2枚の間にある | 2枚の中間の明るさを選ぶ。どちらに寄せても大きく外れない |
| 同じ明るさで、鮮やかさだけが違う | 鮮やかさの境目が、2枚の間にある | 鮮やかな方は小さい面積で、くすんだ方は広い面積で着る |
| 黄みと青みで、真っ二つに割れた | 見る人の目がそろっていないか、黄みと青みの差が小さい顔 | 布を替えて測り直す。それでも割れたら、黄みも青みも強くない色を軸にする |
いちばん多いのは、明るさで割れるパターンです。明るい布でも暗い布でも、ある人には良く、別の人には悪く見える。これは、あなたの顔が明るい色と暗い色の両方の端に向いていない、ということです。真ん中あたりの明るさを選べば、誰が見ても外れません。
黄みと青みで真っ二つに割れた人は、まず布を疑ってください。家にある布は、黄みと青みの差が大きいものと小さいものが混ざっています。差がはっきりした2枚、たとえば黄みの強いコーラルと、青みの強いローズピンクに替えて、もう一度見てもらいます。それでも割れたら、黄みと青みの差がもともと顔に出にくい人です。白、灰色、ベージュ寄りのグレーなど、黄みも青みも強くない色を軸にすると、選ぶ手間がいちばん少なくなります。
3人中1人だけが逆の答えを出す、という割れ方もあります。その1人だけ見た場所か距離がずれていなかったかを聞いてください。ずれていたなら、その答えは外して構いません。ずれていなかったなら、3人目の答えも残して、2つの候補を服で着比べます。
一人で確かめ直す:写真を並べて自分も指で答える
見てもらった後、自分でも同じ問いに答えておくと、決めるときの迷いが減ります。
- 見てもらったときと同じ条件で、布を当てた顔を1枚ずつ写真に撮る
- 2枚を並べて、自分で口元・目の下・あごの線の3か所を順に見る
- 悪く見える側を、自分でも画面を指で指して答える
自分の答えが、見てもらった人の多数と同じなら、それで決めます。違ったら、自分の答えは1票として数え、見てもらった人の答えと合わせて、2票以上入った側を採ります。
写真は撮影のたびに色が補正されることがあるので、2枚は続けて撮り、明るさや色の加工はしないでください。
結果を服で確かめる:割れた2色を1週間ずつ着る
最後に決めきれなかった人は、割れた2つの色を、服で1週間ずつ着比べます。布を当てるのは数秒ですが、服は1日中着るので、顔の変化がはっきりします。

- 首元に来る服で着る。ボトムスや靴では顔への影響が分からない
- 1週間のうち、仕事や外出の日を3日以上含める
- 毎日、夕方に鏡から1m離れて、口元・目の下・あごの線を見る
- 誰かに「疲れてる?」と聞かれた日を書きとめる
1週間で「疲れてる?」と言われた日が少なかった方が、あなたの側です。同じくらいなら、どちらの色も着てよい、ということです。その場合は、手持ちの服の多い方を軸にして、もう一方は小物や柄の中の1色として足してください。
まとめ
- 人に見てもらって意見が割れるのは、見る場所・服の好み・光と距離のどれかがずれているから
- 「どっちが似合う」ではなく、口元・目の下・あごの線のどこが悪く見えるかを、指で指してもらう
- 昼の窓際、距離1m、3秒、布を替えるたびに白い紙を挟む。見る人どうしの答えは聞こえないようにする
- それでも割れたら、割れ方を読む。明るさで割れたら中間を、黄みと青みで割れたら布を替えて測り直す
- 最後は割れた2色を首元の服で1週間ずつ着て、夕方の顔で比べる
よくある質問
Q. 何人に見てもらえばいいですか A. 3人で足ります。同じ聞き方で見てもらい、2人以上が同じ場所を指したら、その答えを採ります。3人そろわなければ、2人に見てもらい、3人目は自分で写真を見て答えます。
Q. 家族はいつも同じ色ばかり似合うと言います A. 見慣れた色を似合うと感じていることが多いです。ふだん着ない色を先に見せ、いつもの色は最後に見せてください。それでも同じ答えなら、その色は本当になじんでいます。
Q. 友人に見てもらうと、気をつかって両方似合うと言われます A. 似合うかどうかではなく、「口元の影が濃く見えるのはどっち」と悪く見える側を聞いてください。変化を聞かれると、相手は答えやすくなります。
Q. 意見が割れたまま、プロの診断を受けるべきでしょうか A. 明るさで割れたなら、手持ちの服で着比べれば決められます。黄みと青みで真っ二つに割れたときは、光と布をそろえて測ってもらえる場で一度見てもらうと早く決まります。
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— メグラシ編集部





