パーソナルカラー自己診断が難しい|肌が濃くて暗い色ばかり残る人

**肌の色が濃い人が布を当てると、暗い色ほど似合って見えます。**肌と布の明るさの差が小さいほど、顔の縁が布に溶けて、なめらかに見えるからです。
だから自己診断をすると、暗い色が残りやすく、結果が秋か冬に寄ります。でもそれは、黄みか青みかという温度を測ったのではなく、明るさの近さを測った結果です。温度と明るさを分けて、2回に分けて測り直してください。
温度は、スマホの白黒撮影で同じ灰色に写る2枚(たとえば焦げ茶と青みの濃い灰色)を顔の下で比べます。明るさは、温度が決まってから、顔の輪郭が背景から切れて見えるかで決めます。この順番にすると、「暗い色ばかり残る」状態から抜けられます。
自分で診断するときの光の条件はパーソナルカラー自己診断が難しい|光・窓・壁で、肌の濃い人に似合う色の選び方そのものは肌の色が濃い人に似合う色で書いています。この記事は、自己診断の手順の側に絞った話です。
結論|暗い色が残るのは、明るさの差が小さいから
パーソナルカラーの診断で見ているのは、主に3つの軸です。黄みか青みかという温度、明るいか暗いかという明るさ、鮮やかか濁っているかという鮮やかさ。
自己診断でよく使われる方法は、2枚の布を顔の下に当てて、顔が明るく見えるほうを選ぶものです。このとき2枚の明るさがそろっていないと、目は温度より先に明るさの差に反応します。
肌の色が濃い人は、明るい布との差が大きく、暗い布との差が小さい。差が大きい布は顔の縁をくっきり切り、差が小さい布は顔に溶けます。溶けるほうが「似合う」と感じやすいので、暗い布がいつも勝ちます。
これは間違いではありません。ただ、温度の判定にはなっていないので、季節の判定に使うと外れます。
先に確かめる|あなたの困り方は3つのどれか
肌の色が濃い人の「難しい」は、3つに分かれます。
| 困り方 | 起きていること | 先にやること |
|---|---|---|
| 何を当てても暗い色が勝つ | 明るさの差で比べている | 2枚の明るさをそろえる |
| 暗い色同士だと差が見えない | 温度の差が小さすぎる布を使っている | 温度の差がはっきりした2枚を選ぶ |
| 明るい色が全部浮く | 明るい布の面積が大きすぎる | 面積を指3本ぶんに減らす |
いちばん多いのは1つ目です。1つ目を解消してから、2つ目と3つ目に進んでください。
手順1|白黒で撮って、同じ灰色の2枚を選ぶ
温度を比べる2枚は、明るさをそろえる必要があります。目で見てそろえるのは難しいので、スマホのカメラを使います。
カメラの設定を白黒(モノクロ)にして、候補の布を並べて撮ってください。服でも、ハンカチでも、紙でも構いません。写真の中で同じ濃さの灰色に写った2枚が、明るさのそろった組です。
組の例を挙げます。
- 焦げ茶 と 青みの濃い灰色(チャコール)
- 深い緑(黄みのあるもの)と 深い青緑
- からし色 と 灰みのある水色
1組で決まらなくても、2組、3組と替えて同じ側が勝てば、その側が温度の答えです。
手順2|頬骨の下の影で温度を見る
明るさをそろえた2枚を、鏡から腕1本ぶん離れて、顎の下に当てます。1枚につき2秒見て、すぐ替えてください。長く見ると目が慣れて、差が消えます。
見る場所は、頬骨のすぐ下にできる影です。肌の色が濃い人は、明るい肌の人より赤みやくすみの変化が見えにくい代わりに、影の濃さの変化がはっきり出ます。
- 布を当てた瞬間に、頬骨の下の影が深くなる → その布は温度が合っていない
- 影が浅くなり、頬に丸みが出る → その布は温度が合っている
もう1か所、唇の輪郭も見てください。温度が合っていない布では、唇の縁が肌に溶けてぼやけます。
黄みの側に出た人|暗い黄みだけでなく、明るい黄みも試す
明るさをそろえて比べても黄みの側が勝ったなら、温度は黄みです。ここで多くの人が、そのまま秋と決めてしまいます。
でも、黄みの側には明るい黄みもあります。肌の色が濃い人でも、明るい黄みの色を顔の下に細く置くと、顔が明るく見える人がいます。この段階では季節を決めず、温度だけを決めて手順3に進んでください。
青みの側に出た人|暗い色が勝っていた理由が分かる
明るさをそろえたら、青みの側が勝った。これは、肌の色が濃い人の自己診断でよく起きる入れ替わりです。
それまで暗い黄みの布が勝っていたのは、黄みの布のほうが暗く、肌に溶けていただけです。温度は青みでも、明るさは暗い側という人は多くいます。冬だと決める前に、明るさを別に測ってください。
肌が濃く青みのある人の色選びはブルベ冬で肌の色が濃い人でも書いています。
手順3|明るさは、輪郭が背景から切れるかで決める
温度が決まったら、次は明るさです。温度の決まった側の色で、明るい1枚と暗い1枚を用意します。
明るさを見るときは、顔の明るさではなく、顔の輪郭を見てください。
- 暗い布を当てて、顎の線が布に溶けて消える → 暗さが行き過ぎ
- 明るい布を当てて、顔の縁が白く切り抜かれたように見える → 明るさが行き過ぎ
- 顎の線が細く残り、顔の内側が明るく見える → ちょうどよい明るさ
肌の色が濃い人のちょうどよい明るさは、肌より1段か2段明るいあたりにあることが多いです。白黒写真で肌と布を並べたとき、布が少しだけ明るく写るのが目安です。
明るい色が浮く人|面積を指3本ぶんに減らす
明るい色を当てると、全部浮く。これは、布の面積が大きすぎるときに起きます。顔より大きな明るい面は、顔を小さく暗く見せます。
明るい色の判定は、布を細く折って、顎の下に指3本ぶんの幅だけのぞかせて行ってください。シャツの襟や、インナーの縁ほどの幅です。この幅で顔が明るく見えるなら、その明るさはあなたに合っています。服にするときも、この幅で使えば浮きません。
どちらとも取れる人|温度でも明るさでも差が出ない
明るさをそろえても、温度の差が見えない。明るさを変えても、輪郭の変化が分からない。この場合は、3つ目の軸である鮮やかさで見てください。
鮮やかさは、同じ温度・同じ明るさで、鮮やかな1枚と濁った1枚を比べます。たとえば、同じ暗さの鮮やかな深い赤と、灰の混ざった深い赤です。
- 鮮やかな布で顔が締まり、目の輪郭がはっきりする → 鮮やかな側
- 濁った布で顔がなめらかになり、鮮やかな布では服だけが目立つ → 濁った側
肌の色が濃い人は、温度より鮮やかさのほうがはっきり出ることがあります。温度と明るさで決まらなかったら、鮮やかさを先に決めて、温度は後回しにして構いません。
この方法で比べても全部の色で差が見えない人は、どの色を当てても差が見えない人の手順も合わせて試してください。
肌と髪で答えが割れる人|肌を優先する
肌の色が濃い人で、髪を明るく染めていると、肌では青み、髪では黄み、というように答えが割れることがあります。
この記事の手順では、肌の判定を優先してください。髪は染め直せますが、肌の明るさと温度は変わりにくいからです。髪の色が判定を邪魔するときは、髪をタオルで覆ってから布を当てます。
肌・髪・瞳で答えが割れたときの決め方は肌と髪と瞳で季節が割れる人で、染めた髪を隠して測る手順は染めた髪を隠すか普段のままかで書いています。
結果を服に移す|秋冬の1枚目は首元の細い明るさ
温度・明るさ・鮮やかさが決まったら、最初の1枚は顔に近いニットにしてください。秋冬は首元が詰まる服が多く、顔の下の色の影響が大きくなります。
肌の色が濃い人のニット選びでは、ニット全体を明るくするより、首元に細い明るさを入れるほうが効きます。暗めのニットの襟から、温度の合った明るい色を指3本ぶんのぞかせる。これだけで、暗い色の馴染みやすさと、顔の明るさを両立できます。
自己診断をやめて人に見てもらう目安
明るさをそろえて、温度・明るさ・鮮やかさを順に測っても、3回やって3回とも結果が違うなら、自己診断はそこで止めてください。
人に見てもらうときは、全部を見てもらう必要はありません。割れた軸だけを伝えて、その軸の2枚を当ててもらいます。「温度が決まらない」「明るさで迷っている」と先に言うだけで、見てもらう側も比べる布を絞れます。
よくある問い
- Q. 肌の色が濃いと、イエベになりやすいのですか
- 肌が濃いことと、黄みが強いことは別の性質です。肌が濃くても青みの人はいます。自己診断で黄みの側に出やすいのは、比べた布の明るさがそろっていなかったり、暗い黄みの布が多かったりするためです。明るさをそろえた2色で比べ直してください。
- Q. 日焼けで濃くなっている時期に診断してもいいですか
- 焼けている間は、肌の表面に黄みが足されるので、黄みの側に寄って出ます。焼けた時期から2〜3か月あけて、腕の内側と顔の色の差が小さくなってから測ってください。急ぐなら、腕の内側の、日に当たっていない部分に布を当てて温度だけ見る方法もあります。
- Q. 明るい色が全部浮いてしまいます。明るい色は着られませんか
- 明るい色そのものではなく、明るい色の面積が大きすぎることが多いです。顔の下に置く面を指3本ぶんの幅に減らすと、浮かずに顔を明るくする色が見つかることがあります。明るい色の判定は、面積を小さくしてからやり直してください。
— メグラシ編集部





