パーソナルカラー自己診断が難しい|肌と髪と瞳で季節が割れる人

**自己診断で肌と髪と瞳が別の季節を指したら、黄みか青みかは肌で決め、明るさと強さは髪と瞳で決めてください。**3か所を同じ重さで採点するから割れるのであって、測っているものを分ければ、たいていの人は1つの季節にまとまります。
たとえば、手首の血管が緑っぽく見えてイエベと出たのに、髪は真っ黒で瞳も黒に近く、冷たい印象だと言われる。この場合、黄みはイエベ、強さは深い側なので、イエベの中でも深い色が得意な秋に寄ります。肌がブルベで瞳が明るい茶色なら、ブルベの中の明るい夏に寄ります。
それでも肌そのものの判定がつかない人、2つの季節の境目にいる人もいます。この記事では割れ方を4つに分け、それぞれの決め方と、判定を服に移すときの置き方を順に書きます。
結論|黄みか青みは肌、明るさと強さは髪と瞳
パーソナルカラーの季節は、ざっくり言えば2つの軸の組み合わせです。
- 黄みか青みか(イエベかブルベか)
- 明るく軽いか、深く強いか
肌はこの1つ目を測るのに向いています。髪と瞳は、色そのものより「どれだけ明るいか、どれだけ顔の中で強く見えるか」を測るのに向いています。
**髪と瞳の黄み・青みで季節を決めようとすると、たいてい外れます。**日本人の髪と瞳は黒から茶の幅に収まる人が多く、黄みか青みかを見分けるには差が小さすぎるからです。
なぜ割れるのか|3か所は別のことを測っている
よくある自己診断のチェック表は、「髪は黒か茶か」「瞳は黒か茶か」「肌は黄色か青白いか」を並べて、イエベとブルベの数を数える作りになっています。この作りだと、肌がイエベでも髪と瞳が黒いと、ブルベの数が勝ってしまいます。
ところが、黒い髪と黒い瞳が示しているのは「深く強い」の側であって、「青み」ではありません。黒い髪のイエベは、黄みがあって深い色が得意な秋に多く見られます。数を数える方式では、この組み合わせが「割れた」ように見えるだけです。
割れ方を4つに分ける
| 割れ方 | 肌 | 髪と瞳 | 寄る季節 |
|---|---|---|---|
| A | イエベ | 暗く強い | 秋 |
| B | イエベ | 明るく茶色い | 春 |
| C | ブルベ | 明るく柔らかい | 夏 |
| D | ブルベ | 暗く強い | 冬 |
表を見ると分かるとおり、肌が決まっていれば、髪と瞳はどの組み合わせでも矛盾しません。肌がイエベで髪と瞳が暗いのは「割れている」のではなく、秋という季節の典型の1つです。
困るのは、肌の判定そのものがつかない場合です。これは後半の「肌そのものが決まらない人」で扱います。
肌はイエベ、髪と瞳が暗くて冷たく見える人
割れ方Aの人は、まわりから「冷たい」「きつい」と言われやすく、そのせいでブルベだと思いこんでいることがあります。冷たく見えるのは髪と瞳の暗さと強さのせいで、肌の青みのせいではありません。
確かめ方は、顔の下に2枚の布を当てることです。こげ茶と黒を用意して、鏡から1m離れて比べます。こげ茶で顔がなじみ、黒で顔だけが白く浮くなら、黄みのある深い色が得意な秋寄りです。黒で顔がすっきりし、こげ茶で顔が黄色く沈むなら、肌の判定を見直して冬を疑います。
肌はブルベ、髪と瞳が明るく茶色い人
割れ方Cの人は、瞳が明るい茶色なのでイエベの春だと判定されがちです。けれど瞳の明るさが示しているのは「明るく柔らかい」の側で、黄みではありません。
紺と灰をうすく含んだ水色の2枚を顔の下に当てて比べます。水色で頬がふわっと明るくなり、紺で顔が少し重く見えるなら、明るく柔らかい夏寄りです。紺で顔が締まって見えるなら、肌の判定はそのままで、深さの判定を冬寄りに直します。
割れ方Bと割れ方Dは、肌と髪・瞳の向きがそろっているので、自己診断で迷う人は少なめです。迷うとすれば明るさの判定なので、次の「測り直しの手順」で布を当てて決めます。
肌そのものが決まらない人|手首と首で差が出る
肌がイエベかブルベか決まらない人は、測る場所によって答えが変わっていることがよくあります。手首の内側は血管が透けやすく、首の横は日焼けが残りやすい。同じ人でも、場所によって黄みにも青みにも見えます。
やり方は、同じ白い紙を手首の内側と首の横に当てて、昼の窓辺で見比べることです。紙との色の差が小さい方、つまり日焼けや血管の影響が少ない方の判定を採ります。多くの人は、首の横より手首の内側の方が日焼けの影響を受けていません。
それでも決まらない人は、肌の黄みと青みが中間にいる人です。この場合は、季節を1つに決めるより、「黄みも青みも強すぎない色」を基準にした方が服選びが楽になります。黄みと青みの両方を避けるのではなく、灰を少し含んだ色を中心に置く、と考えてください。
首と顔で色が違う人
顔だけ赤みが強い、顔だけ黄色いなど、首と顔の肌色が違う人もいます。この場合、似合う色を決めるのは顔の方です。服の色が映りこむのは顔なので、首で測った判定より顔で布を当てた判定を優先します。
ただし、顔の赤みは日によって動きます。赤みが出ている日に測ると、赤みを打ち消す青みの色が合って見えて、ブルベと出やすくなります。赤みで判定が日ごとに変わる人は、肌の赤みで日ごとに結果が変わる人で、測る日の選び方を詳しく書いています。
染めた髪とカラーコンタクトの扱い
髪を染めている人、カラーコンタクトを入れている人は、そのまま測ると髪と瞳の判定が変わります。
**決め方は、普段その状態で過ごしているかどうかです。**毎日染めた髪で過ごしているなら、服が並ぶのはその髪の横なので、染めた髪で測る方が実際の見え方に合います。地毛に戻す予定があるなら、生え際の地毛か眉の色で測ります。この判断は染めた髪は隠して測るか普段で測るかでも扱っています。
測り直しの手順|布2枚と鏡1枚
自宅で測り直すときは、条件をそろえるのがいちばん大事です。
- 昼の窓辺に立つ。照明はつけない。曇りの日か北向きの窓が向いている
- すっぴんか、肌の色を変えない程度の薄化粧にする
- 白い紙を手首の内側に当て、黄みか青みかを決める(肌の軸)
- 明るい布と暗い布を1枚ずつ顔の下に当て、鏡から1m離れて比べる(明るさの軸)
- 3と4の結果を表の4つの割れ方に当てはめる
手順3で黄み・青みが決まらないときは、手順4だけ先に済ませておきます。明るさの軸だけでも決まっていれば、服の濃さはそれに合わせて選べます。
光の条件をそろえる方法は、窓と壁の位置で光を整える方法に詳しくまとめています。
判定を服に移す|顔の近くは肌、全身の濃さは髪と瞳
2つの軸を分けて測った結果は、服に移すときも分けて使います。
- 顔のそば(ニット、ブラウス、マフラー):肌の判定に従う。イエベなら黄みのある色、ブルベなら青みのある色
- 全身の濃さ(コート、ボトム、靴):髪と瞳の判定に従う。暗く強いなら深い色、明るく柔らかいなら淡い色
この分け方をすると、割れ方Aの人は「顔のそばにキャメルや黄みの茶、全身は深いこげ茶や黒に近い紺」という組み合わせが自然に出てきます。自己診断で「イエベなのに黒が似合う気がする」と感じていた人は、黒をボトムや靴に置き、顔のそばは黄みのある色にすると、両方の感覚が両立します。
どちらとも取れるとき|2つの季節の境目にいる人
布を当てても、春と秋、夏と冬のどちらでも大きく外れない人がいます。境目にいる人です。
境目の人は、無理に1つに決めなくて大丈夫です。代わりに、2つの季節で共通する色を探します。春と秋の境目なら、黄みがあって明るさが中間の色。夏と冬の境目なら、青みがあって明るさが中間の色。ここを服の中心に置き、どちらかの季節にしかない色は小物で試します。
**境目かどうかの見分け方は、布を当てたときの差の大きさです。**差がはっきり出るなら境目ではなく、測る条件がずれているだけのことが多いので、条件をそろえて測り直してください。どちらの布でも差が小さいなら、境目にいると考えます。
どちらとも取れるとき|判定が日によって動く人
同じ手順で測っても、日によって黄みと青みの判定が入れ替わる人もいます。原因の多くは、肌の調子と光です。乾燥していると肌は黄色く、寝不足だと青白く見えます。
この場合は、3日に分けて測り、2回以上同じ答えが出た方を採ります。3回とも違うなら、肌の軸は中間と考えて、前の節の「黄みも青みも強すぎない色」を基準にします。
人に見せるなら、割れた軸だけ
ここまでの手順で、多くの人は季節が1つか2つに絞れます。それでも迷う場合、プロの診断を受けるか、信頼できる人に見てもらうのも1つの手です。
そのとき、全部を最初から見てもらう必要はありません。「肌の黄み・青みが決まらない」「明るさの軸で迷っている」と、割れた軸だけを伝えると、短い時間でも答えが出やすくなります。自己診断で決まった軸は、そのまま自分の判断として持っておいて構いません。
ほかの迷い方、たとえば好きな色に判定が引っ張られる人は、好きな色に引っ張られる人の当て方を先に読むと整理がつきます。
よくある問い
- Q. 肌と髪と瞳、どれを一番信じればいいですか
- 黄みか青みかは肌で決めます。髪と瞳はおもに明るさと強さを測る場所なので、黄みか青みの判定には使いません。肌で黄み・青みを決めたあと、髪と瞳で明るい季節か深い季節かを分けると、割れたように見えた結果がひとつにまとまります。
- Q. 髪を染めているので髪の色が使えません
- 生え際1cmほどの地毛が見える日に測るか、眉の色で代わりに見てください。眉は染めていない人が多く、明るさの判定には十分使えます。染めた髪のまま測るかどうかは、普段その髪で過ごすかどうかで決めます。
- Q. 4つの割れ方のどれにも当てはまりません
- 肌・髪・瞳の3か所すべてで判定がつかないなら、測る条件がそろっていない可能性が高いです。昼の窓辺、すっぴん、白い紙という3つの条件をそろえて、日を変えてもう一度測ってください。2回とも同じ場所で迷うなら、その軸だけを人に見てもらうのが早道です。
— メグラシ編集部





