パーソナルカラー自己診断が難しい|全部似合う人と全部合わない人

**パーソナルカラーの自己診断で、全部似合う気がする人は「差が見えていない」だけ、全部合わない気がする人は「物差しがずれている」ことがほとんどです。**全部似合うなら、布を大きくし、鏡から1.5m離れ、比べる2色を遠くして差を広げてください。全部合わないなら、布の鮮やかさ、素顔の状態、比べている軸の3つを疑ってください。
どちらの人も、自分には似合う色が無い、あるいは何でも着られる、と結論を急ぎがちです。でも、物差しを整えると、たいていどちらかの側に寄ります。寄らない人は、温度の中間にいる人で、その場合の決め方も別にあります。
この記事では、白い紙と鏡と3枚の布で、自分が全部似合う側で迷っているのか、全部合わない側で迷っているのかを分けるところから始めます。好きな色に引っ張られる人や、光で結果が変わる人の当て方は、それぞれ別の記事に書いているので、ここでは「どれも同じに見える」悩みに絞ります。
結論|全部似合うなら差を広げ、全部合わないなら物差しを替える
| 困り方 | 起きていること | 最初に替えること |
|---|---|---|
| 全部似合う | 布が小さい、距離が近い、比べる色が近い | 布の大きさと距離 |
| 全部合わない | 布が鮮やかすぎる、素顔のくすみ、軸のずれ | 白と灰で基準を取る |
| 日によって変わる | 肌の状態か光が動いている | 同じ時刻と場所で撮る |
**全部似合う人と全部合わない人では、最初にやることが逆です。**全部似合う人は差を大きくする方向に、全部合わない人は刺激を小さくする方向に動きます。
先に確かめる|どちらの困り方か、3枚で分ける
用意するのは、白い布、灰色の布、それに手持ちの中でいちばん鮮やかな色の服の3枚です。布はA4より大きいもの、タオルやシャツで構いません。
昼の窓辺で鏡に向かい、3枚を順に胸元まで当てます。
- 白でも灰でも鮮やかな色でも、顔の印象がほとんど変わらない → 全部似合う側
- 白と灰では問題ないのに、色物を当てると何でも顔色が悪くなる → 全部合わない側
- 白や灰でも顔色が悪い → 服ではなく、光か顔の状態の問題
3つ目の人は、まず光を直してください。窓の向きや天井の照明で結果が変わる場合の直し方は、光で変わる人の当て方に書いています。
全部似合う人|布が小さいか、距離が近い
全部似合う気がする人で最も多いのは、布が小さすぎる場合です。ハンカチや小さな布を首元に当てても、顔に映り込む色の量が少なく、どの色でも変化が見えません。
布は胸元から肩まで覆える大きさにしてください。目安はA4を2枚並べたくらい、バスタオルを縦に半分に折ったくらいです。顔の下から肩先まで色が広がると、頬やあごの下に色が映り込み、差が見えるようになります。
距離も大事です。鏡に顔を近づけると、肌の細かい所ばかりを見てしまい、全体の印象が分かりません。鏡から1.5mほど離れ、顔全体と胸元が一度に見える位置に立ってください。離れると細部は見えなくなりますが、顔が明るくなったか沈んだかは、かえってよく分かります。
全部似合う人|比べる2色が近すぎる
布の大きさと距離を直しても差が見えない人は、比べている色同士が近すぎることがあります。くすんだピンクと、くすんだ赤のように、温度も明るさも近い2色では、誰が見ても差は小さくなります。
比べる2色は、遠いものから始めてください。
- 温度を見るなら → 黄みの強いからし色と、青みの強いピンクのように、反対側の2色
- 明るさを見るなら → 白に近い淡色と、黒に近い濃色
- 鮮やかさを見るなら → 原色に近い色と、灰を混ぜたような色
遠い2色で差が見えたら、そこから少しずつ近い2色に詰めていきます。最初から近い色で比べると、どこまで行っても差が見えません。
全部似合う人|本当に中間の人の決め方
遠い2色で比べても差が見えない人は、温度の中間にいる人です。黄みでも青みでも、顔色が大きく崩れません。これは迷う理由ではなく、選べる幅が広いということです。
ただし、何でも着られると考えると、服がばらばらになります。中間の人は、温度ではなく明るさと鮮やかさで決めてください。
- 白に近い淡色と黒に近い濃色で、顔が締まって見えた方を明るさの基準にする
- 原色に近い色と灰を混ぜた色で、顔が自然に見えた方を鮮やかさの基準にする
明るさと鮮やかさの2つが決まれば、温度はどちらでも構いません。服を買うときは、明るさと鮮やかさが合っていれば、黄み寄りでも青み寄りでも選んでよい、と考えてください。
全部合わない人|布の色が強すぎる
全部合わない気がする人で多いのは、比べている布がどれも鮮やかすぎる場合です。原色に近い色ばかりを当てると、顔より色が先に目に入り、どれも合わないように見えます。
まず白と灰で基準を取ってください。白か灰で顔が落ち着いて見えたら、次は灰を少し混ぜたような、中くらいの鮮やかさの色を当てます。鮮やかな色で全部合わなかった人が、中くらいの色にしたとたんに差が見え始めることはよくあります。
それでも全部合わないなら、布の大きさを少し小さくして、首元だけに当ててみてください。大きな面積の色が苦手な人もいます。面積を減らして差が見えた色は、顔の近くに小さく使う色として残せます。
全部合わない人|素顔のくすみを服のせいにしている
素顔で自己診断をすると、クマや頬の赤み、くすみが目立ち、どの色を当てても顔色が悪く見えることがあります。この場合、悪く見えているのは服ではなく顔の状態です。
日焼け止めを塗り、眉だけを整えた顔で、もう一度白と灰を当ててみてください。色付きの下地やファンデーションは使いません。眉が入るだけで顔の輪郭がはっきりし、服との比較がしやすくなります。
肌の赤みが日によって大きく変わる人は、赤みが落ち着いている日に行ってください。赤みで結果が動く人の当て方は、肌の赤みで日ごとに結果が変わる人で詳しく書いています。
全部合わない人|温度ではなく明るさで外れている
自己診断の多くは、黄みか青みかの温度で比べます。でも、温度は合っているのに、明るさが外れているせいで全部合わない、という人がいます。
たとえば、明るく淡い色が似合う人が、黄みの濃い色と青みの濃い色を比べると、どちらも重く感じます。温度の比較ではどちらも外れに見えるので、全部合わないという結論になります。
この場合は、同じ温度の色で明るさだけを変えて比べてください。黄みの濃い茶と黄みの淡いベージュ、青みの濃い紺と青みの淡い水色、というように。明るさを変えたとたんに片方が自然に見えたら、外れていたのは温度ではなく明るさです。
どちらとも取れるとき|日によって全部似合ったり合わなかったりする
ある日は全部似合う気がして、別の日は全部合わない気がする、という人がいます。これは、肌の状態か光のどちらかが日ごとに動いていることがほとんどです。
決め方は、同じ時刻、同じ場所、同じ顔の状態で、3日に分けて写真を撮ることです。昼の12時前後、同じ窓辺、日焼け止めと眉だけ、と条件をそろえます。3日分の写真を並べ、2日以上で同じ側が自然に見えた方を採ってください。
1日だけの結果で決めると、たまたまの肌の状態に引っ張られます。3日で2回、を基準にしておくと、日ごとの揺れに振り回されなくなります。
どちらとも取れるとき|人に聞くと答えが割れる
家族や友人に聞くと、ある人は黄みが似合うと言い、別の人は青みが似合うと言う。こうして答えが割れるのは、見ている場所が人によって違うからです。
人に聞くときは、何色が似合うかではなく、見る場所を指定してください。
- どちらの布で頬の赤みが消えるか
- どちらの布で目の下のクマが濃く見えるか
- どちらの布で口元の色が自然に見えるか
場所を決めて聞くと、答えがそろいやすくなります。3人に聞いて、2人以上が同じ側を選んだ場所の結果を採ってください。
結果を服に移す|秋冬の1枚目は顔に近いニット
自己診断で側が決まったら、最初に買うのは顔に近いニットを1枚です。コートやボトムより顔への影響が大きく、結果が合っているかをすぐ確かめられます。
全部似合う側だった中間の人は、明るさと鮮やかさが合ったニットを、温度にこだわらずに選んでください。全部合わない側だった人は、外れていた軸を直した色、たとえば明るさで外れていたなら一段明るい、または一段暗いニットを選びます。
ニットを1週間着てみて、朝の鏡で顔色が落ち着いて見える日が多ければ、結果は合っています。落ち着かない日が多ければ、比べた軸をもう一度疑ってください。好きな色に引っ張られて結果がぶれる人は、好きな色に引っ張られる人の当て方も合わせて見てください。
自己診断をやめて人に見てもらう目安
ここまでの手順を試しても、全部似合う、または全部合わないから動かない人もいます。その場合は、自己診断をやめて、プロの診断を受ける目安にしてください。
目安は2つです。3日に分けて同じ条件で撮っても、毎回違う側が出る。見る場所を指定して3人に聞いても、答えが3つに割れる。この2つが重なったら、自分の目と身近な人の目では差が見えない顔です。
プロの診断では、多くの色の布を素早く入れ替えて比べるので、自分では見えなかった小さな差が見えることがあります。診断の前に、この記事で決めた「全部似合う側」か「全部合わない側」かを伝えておくと、見てもらう所がはっきりします。骨格の自己診断で迷っている人は、骨格診断の自己診断のやり方も同じ考え方で進められます。
よくある問い
- Q. どの色を当てても全部似合う気がします。何がいけないのでしょうか
- 差が見えていないことが多いです。布がハンカチくらいの大きさだと顔に映る色が少なく、差が出ません。A4より大きな布を胸元まで当て、鏡から1.5m離れて、比べる2色は黄みの強い色と青みの強い色のように遠いものから始めてください。それでも差が小さければ、温度の中間にいる人として明るさで決めます。
- Q. 何を当てても顔色が悪く見えます
- 布の色が鮮やかすぎるか、素顔のくすみやクマを服のせいにしていることがあります。日焼け止めと眉だけ整えた顔で、白と灰色の布を先に当ててみてください。白や灰でも顔色が悪いなら、服ではなく照明か顔の状態の問題です。
- Q. 人に聞くと答えが割れます
- 見ている所が人によって違うからです。何色が似合うかではなく、どちらの布で頬の赤みが消えるか、どちらでクマが濃く見えるか、と見る場所を指定して聞いてください。場所を決めて聞くと、答えがそろいやすくなります。
- Q. 結果が出たら最初に何を買えばいいですか
- 顔に近いニットを1枚です。コートやボトムより顔への影響が大きく、結果が合っているかをすぐ確かめられます。秋冬なら、診断で残った側の色のニットを1枚選んで、1週間着てみてください。
— メグラシ編集部





