ブルベ冬で色黒の人|明度差は足りている、決めるのは彩度の置き場所

ブルベ冬の代表色は、強い明度差を前提に組まれています。
漆黒と純白を並べる、深い青に明るい色を差す。どれも差があって初めて成立する配色です。
肌の色みが深い方は、その差をすでに持っています。 だから足すべきものは差ではありません。彩度を、顔からどの距離に置くか。 決めるのはそこだけです。
📋 早見表|ブルベ冬の代表色と、置ける距離
この表は答えではありません。いま着ようとしている色が、どの距離に入るかを置くための物差しです。
| 色 | 明度 | 彩度 | 置ける距離 |
|---|---|---|---|
| 純白 | 10 | なし | 30cm以内、幅3割まで |
| 漆黒 | 2 | なし | 30cm以内、明度7を1点添える |
| ロイヤルブルー | 8 | 高い | 30cm以内、面積自由 |
| エメラルド | 7 | 高い | 30cm以内、面積自由 |
| ショッキングピンク | 6 | 高い | 30cmより外 |
| レモンイエロー | 9 | 高い | 30cmより外 |
30cmという線は、相手の視線が集まる範囲とほぼ一致します。 ここに何を置くかで、全身の読まれ方が決まります。
肌が深いと、明度差は自動的に確保される
まず前提を確認します。
白を10、黒を0とした明るさで、肌の明度が3前後の場合を考えます。
- 明度8のロイヤルブルーとの差 → 5段
- 明度10の純白との差 → 7段
- 明度2の漆黒との差 → 1段
明るい色との差は、放っておいても大きくつきます。 ブルベ冬の色を着るときに、差を作るための工夫はほとんど要りません。
差そのものの数え方や、差を広げる日と狭める日の使い分けは色黒さんに似合う色にまとめてあります。この記事は、差が足りている前提から先を扱います。
彩度を顔から何cmに置くか──30cmの線
差が足りているとき、次に効いてくるのは彩度です。
彩度は色の鮮やかさです。彩度が高い色は、顔に近づくほど強く働きます。近くに置けば顔が立ち、置き方を間違えると色だけが立ちます。
線は1本です。顔から半径30cm。 襟元、耳元、首まわりがここに入ります。
判定は色ごとに違います。次から1色ずつ見ます。
純白|落とさず、幅で決める
純白は、ブルベ冬の顔まわりでもっとも効く色です。差が7段つき、色みが混ざらないので判定がぶれません。
ただし面積が広いと、白だけが前に出ます。
直し方は幅です。生成りへ落とさないでください。 生成りは黄みの側の白で、落とした瞬間にブルベ冬の澄んだ側から外れます。色の質は変えず、量だけ変えます。
- 上半身の3割以内 → そのまま成立します
- 上半身いっぱい → 腰から下を明度4以下に落として釣り合わせます
首から下15cmだけを白にして、その下を深い色に切り替える形がいちばん扱いやすい配分です。
漆黒|差が2段以内になる日の1点
漆黒は、肌の明度が3前後だと差が1段しかつきません。輪郭がやわらぎ、落ち着いてまとまります。これは欠点ではなく、静かな見え方を選べるということです。
ただし顔まわり全部が黒だと、平坦に見えます。
直し方は1つ。顔まわりに明度7以上を、幅2〜3cm入れてください。 襟の内側の折り返しでも、細いネックレスでも、耳元の光る小物でも構いません。1か所でいいです。 差が1つできると輪郭が戻ります。
黒を避ける必要はまったくありません。差を1点だけ作るかどうかの話です。
ロイヤルブルーとエメラルド|顔まわりで一番効く2色
この2色は、深い肌色のブルベ冬でもっとも結果が出やすい色です。
理由は2つ。彩度が高く、明度も高い側にあります。差が5段以上つきながら、色そのものも強い。色と顔が同時に立ちます。
面積の制限も要りません。上半身いっぱいで着られます。
迷ったらこの2色から始めてください。 手持ちにこの帯の色がない場合、最初に足す1枚はここです。
ショッキングピンクとレモンイエロー|外側へ回す2色
同じく彩度は高いのに、この2色は顔まわりでつまずきます。
理由は色みです。 ショッキングピンクは赤みが強く、レモンイエローは黄みが強い。どちらも肌の表面にある色みと混ざる方向にあります。混ざると、色が濁って読まれます。
30cmより外へ回してください。 ボトムス、バッグ、靴。ここなら彩度の高さがそのまま効きます。
顔まわりで使いたい場合は、幅5cm以内のスカーフか、口元へ回してください。幅5cmを超えると、顔の側の判定に入ってきます。
どちらとも取れるとき①|彩度が高いのに顔が沈む
ロイヤルブルーを着たのに顔が沈む、ということが起きます。
疑うのは色ではなく明度です。同じロイヤルブルーでも、明度6の深い側と明度8の明るい側があります。深い側だと肌との差が3段まで縮まり、彩度の高さだけが残ります。
見分け方は白い紙です。生地を白い紙の上に置いて、紙との差が大きいほうが深い側です。深い側だった場合は、顔まわりに明度8以上を1点足すか、明るい側の同色へ持ち替えてください。
どちらとも取れるとき②|ブルベ冬と出たが自信がない
肌の色みが深い方は、イエベと言われることが多い側です。ただし濃さと色みは別の軸です。 濃さは明るさの話、イエベとブルベは色みの話なので、濃くてもブルベになります。
確かめる場所は3つ。まぶた、耳のうしろ、手のひらのふくらみ。 頬は表面の影響が大きすぎて読めません。
- まぶたが青紫〜青灰 → 青み側
- 耳のうしろが青白い → 青み側
- 手のひらが赤紫〜ピンク → 青み側
2票あれば十分です。 3票そろわないと決められないと考えると、いつまでも決まりません。
判定の順番からやり直したい場合はイエベ・ブルベがわからないを見てください。
金と銀|細い銀が効かないことがある
深い肌色では、細い銀の小物が見えにくくなることがあります。差はついているのに、面が小さすぎて視線に入りません。
幅を上げてください。 細いチェーンより、面のある銀。細い輪より、板状の耳飾り。面積が2倍になると、同じ銀が2段ぶん明るく効きます。
金については、ブルベ冬なら顔まわりでは銀を優先します。ただし金を持っている場合、腰から下と手元に回せばそのまま使えます。捨てる必要はありません。
髪の明るさが、彩度の効きを変える
髪も顔まわりの色の1つです。30cmの内側にあります。
- 明度2〜3の暗い髪 → 顔まわりの彩度がそのまま効きます。ロイヤルブルーが最大限に働く条件です
- 明度5以上の明るい髪 → 彩度の高い色が髪と競合します。顔まわりの色を1段落とすと収まります
髪を明るくしている方が「前より色が決まらない」と感じるのは、この競合が起きているからです。服の側を1段落とすだけで戻ります。
場面別|彩度をどこまで上げるか
先に決めておくと、朝が速くなります。
- 通勤:顔まわりは彩度中くらいまで。深い青か、白の面を3割
- 人と会う日:ロイヤルブルーかエメラルドを顔まわりへ。面積は自由
- 式典:漆黒に明度7を1点。彩度は上げません
- 休みの日:制限なし。鮮やかな色を顔まわりに置ける、いちばん強い側です
式典だけが例外です。 ここは彩度ではなく明度差だけで組みます。
素材で、同じ色の彩度は動きます
色を買い替えなくても、素材を選び直すだけで彩度は動きます。
光を返す面は、彩度が上がって見えます。つやのある織り、なめらかな面、細かく詰まった編み地。同じロイヤルブルーでも、こうした面なら鮮やかさが一段増して、顔まわりでの働きが強くなります。
光を吸う面は、彩度が下がって見えます。起毛した面、粗い織り、厚みのある編み地。同じ色でも落ち着き、顔まわりに置いたときに色より顔が前に出ます。
使い分けは決まっています。
- 顔まわりで彩度をしっかり効かせたい → 光を返す面
- 鮮やかすぎると感じる色を顔まわりで使いたい → 光を吸う面
- 30cmより外で強く見せたい → 光を返す面
ショッキングピンクを顔まわりで使いたい場合も、起毛した面なら幅10cmまで上げられます。 素材は、置き場所の制限をひとつだけゆるめる道具として使えます。
逆に、漆黒をつやのある面で顔まわりに置くと、光の当たったところだけが明るく見えて、差が1か所自動的にできます。黒が平坦に見えるときは、素材を変えるのがいちばん手数の少ない直し方です。
手持ちを仕分ける20分
- ブルベ冬の色に当たる服と小物をすべて出す
- 白い紙の上に置いて、彩度が高いか低いかで2つに分ける
- 彩度が高い山を、青緑系と赤黄系に分ける
- 青緑系を「顔まわり可」の箱へ、赤黄系を「30cmより外」の箱へ
- 漆黒の服に「明度7を1点」と書いた付箋を貼る
捨てる箱は作りません。 赤黄系の鮮やかな色も、外側に回せば毎週使えます。深い肌色は彩度の高い色がきれいに出る側なので、置き場所さえ決まれば持ち駒はむしろ多くなります。
色の全体像はブルベ冬に似合う色に、外れる方向の扱いはブルベ冬に似合う色・似合わない色にまとめてあります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 肌が深い色みだと、ブルベ冬の強い色は重くなりませんか
- 重くなりません。強い色が重く見えるのは、肌と服の明るさの差が足りていない場合です。肌の明度が3前後なら、明度2の漆黒とは差が1段しかないので確かに平坦に見えますが、明度8のロイヤルブルーとは差が5段あります。差はすでにあるので、決めるのは彩度をどこに置くかだけになります。
- Q. 純白は生成りに落としたほうがいいですか
- ブルベ冬なら落とさないでください。生成りは黄みの側の白なので、落とした瞬間にブルベ冬の澄んだ側から外れます。白が強すぎると感じるなら、色の質ではなく幅を変えてください。上半身の3割以内に収めれば、純白のまま顔まわりで成立します。
- Q. 顔まわりに置ける鮮やかな色はどれですか
- ロイヤルブルーとエメラルドグリーンです。この2色は彩度が高く明度も高い側にあるので、深い肌色との差が5段以上つき、色と顔が同時に立ちます。逆にショッキングピンクとレモンイエローは、赤みや黄みが肌の表面と混ざるので、顔から30cmより外側へ回すほうが収まります。
- Q. 黒い服が平坦に見えます
- 肌の明度と黒の明度が2段以内に近づいているためです。黒を避ける必要はありません。顔まわりに明度7以上の色を幅2〜3cm入れてください。襟の内側でも、細いネックレスでも構いません。差が1か所できると、輪郭が戻ります。
- Q. 色黒だとイエベと言われることが多いのですが
- 肌の濃さと色みは別の軸です。濃さは明るさの話、イエベとブルベは色みの話なので、濃くてもブルベになります。頬は表面の影響が大きくて色みが読みにくいので、まぶた・耳のうしろ・手のひらの3か所で下地を確かめてください。ここで青み側が2票以上あれば、ブルベで問題ありません。
— メグラシ編集部





