人の診断結果を自分に写すとき|合わせるのは季節名ではなく、髪と肌の明るさの差

好きな雰囲気の人と同じパーソナルカラーだと聞いて、同じ色を選んでみた。着てみたら、思っていたのと違った。
診断が外れたのでも、色の見立てが間違っていたのでもありません。季節名は写せても、その色を置ける強さまでは写せないからです。
強さを決めているのは、髪の明るさと肌の明るさがどれだけ離れているかです。この差は人によって違い、季節名の中には入っていません。
季節名が答えていない質問
パーソナルカラーの季節名は、色の性質を4つに分ける仕組みです。黄みか青みか、明るいか暗いか、澄んでいるか濁っているか。分けているのはここまでです。
同じ季節に入る2人がいたとして、その色をどれくらいの濃さで、どれくらいの面積で置けるかは、季節名では決まっていません。
決めているのは、顔の中にもともとある明暗の差です。差が大きい人は濃い色を小さく置いても成立し、差が小さい人は同じ色を薄く広く置いたほうが成立します。
同じ赤でも、顔の中に強い明暗がある人の隣では、赤は装いの一部として収まります。明暗の差が小さい人の隣では、その赤だけが強く出ます。色は変わっていません。隣に何があるかが変わっただけです。
だから「同じ季節だから同じ色」は、半分だけ正しい言い方になります。色の名前までは同じで構いません。そこから先の濃さと面積が、写せない部分です。
差は3段で数える
髪の明るさと肌の明るさを、それぞれ明るい・中くらい・暗いの3段に置きます。細かく分けるほど当たらなくなるので、3段で止めます。
- 髪が暗い、肌が明るい → 差は2段
- 髪が中くらい、肌が明るい → 差は1段
- 髪も肌も中くらい → 差は0段
差が2段の人を差の大きい側、0段の人を差の小さい側と呼びます。1段はどちらにも寄せられる位置です。
3段しかないのは、数えられるところまでで止めるためです。5段や7段に分けると、その日の光でとなりの段へ動いてしまい、数えた意味がなくなります。動かない粗さで数えるほうが、細かく数えて毎回変わるより役に立ちます。
眉やまつ毛の色は、髪と一緒に見て構いません。顔の中で暗い側をつくっている面としては同じ働きをします。逆に、目の色だけを取り出して数える必要はありません。面積が小さすぎて、遠目では段に効きません。
測るときの条件を先に固定する
段は光でかんたんに動きます。読むときの条件を3つ固定してください。
- 屋内の白い光。窓からの直射と、夕方のオレンジの光は使わない
- 鏡から50センチ。近づくと肌の細かい色が見え、段が読みにくくなる
- 顔の横に白い紙を1枚。これが基準になり、明るさの読み違いが減る
白い紙がグレーに見えるなら、その場所は暗すぎます。髪も肌も1段暗く読んでしまうので、場所を変えてください。
写真から読むときのこつ
参考にしたい装いを写真で見ているなら、写真の条件もそろえます。
正面から光が当たっていて、影が顔の片側に落ちていない1枚を選びます。屋外の直射や逆光の写真では、髪の明るさが1段以上動きます。白い壁か白い服が一緒に写っていると、基準が取れて読みやすくなります。
読み取れないと判断したら、読まないでください。 ずれた段で写すより、段を使わずに次の見方へ進むほうが外しません。
段が違うとき、色を置き換える2つの手
段が2以上違う相手の色を写すときは、色の名前を変えずに、次の2つだけを入れ替えます。
| 自分の側 | 濃さ | 面積 | 置く位置 |
|---|---|---|---|
| 差が大きい | そのまま濃く | 小さく1点 | 顔から30センチ以内 |
| 差が小さい | 1段落とす | 広く面で | 顔から30センチ以内 |
| 差が1段 | どちらでも | 中くらい | 顔まわりか胸元 |
この表は色を選ぶ表ではありません。すでに決まっている色を、自分の側へ翻訳するための表です。
濃さを1段落とすというのは、同じ色の薄いほうを選ぶという意味です。色みは変えません。深い青なら中くらいの青へ、深い赤なら中くらいの赤へ。色の名前が変わると、参考にした雰囲気そのものが消えてしまいます。
面積を広げるというのは、小物からトップスへ移すことです。同じ色を胸元の面まで広げると、濃さを落としたぶんが戻ります。濃さと面積は足し引きの関係にあり、片方を下げたら片方を上げる。 この1本の対応だけ覚えておけば、置き換えは毎回同じ手順で済みます。
どちらとも取れるとき①|髪を染めていて段が動く
染めた直後といちばん色が抜けた時期では、髪の明るさが1段変わることがあります。
このときは、いちばん長く過ごしている状態で読んでください。 染めた翌日の色は数週間で移りますが、その後の状態のほうが日数としては長く、人に見られている時間も長くなります。
段が動くたびに色を変える必要はありません。動いたときに変えるのは、面積のほうだけです。
どちらとも取れるとき②|季節名は同じで、中身が違う
同じ季節名でも、その中で明るい側にいる人と暗い側にいる人がいます。ここが違うと、同じ季節の同じ色でも働き方が変わります。
見分け方は1つです。参考にした装いの中で、いちばん薄い色といちばん濃い色がどれだけ離れているかを見ます。離れている装いを、差の小さい側の人がそのまま写すと、色どうしが競います。
離れ方を狭めるには、いちばん濃い色を1段明るいものに置き換えます。色の名前は変えません。
どちらとも取れるとき③|同じ色なのに顔だけ浮く
段も面積も合わせたのに、顔のところだけ色が浮く。この場合に残っている違いは、色の置いた高さです。
同じ色でも、顔から30センチ以内にあるときと、腰から下にあるときでは働きが違います。参考にした装いで、その色が上にあったのか下にあったのかを見直してください。
写したのが色だけで、位置は写していない。これがいちばん多い食い違いです。
参考にする相手を選ぶときに見る2か所
段を数える手間を減らしたいなら、参考にする相手を選ぶ時点で2か所だけ見ておきます。
1つ目は髪の明るさです。自分と同じくらいか、1段以内に収まっている相手なら、置き換えがほとんど要りません。2つ目は、その装いの中で色が顔の近くにあるかどうかです。顔の近くに色がある装いは、段の影響をいちばん受けるので、段が離れている相手からは写しにくくなります。
逆に、腰から下だけで色を使っている装いは、段が離れていてもほぼそのまま写せます。顔から遠い色は、顔の明暗の差に影響されないからです。参考にしにくい相手というのは、実は「顔まわりで色を使っている相手」のことを指しています。
3か月に一度だけ見直す
段は骨格ほど固定ではありませんが、毎日動くものでもありません。見直すのは、髪の明るさを変えたときと、日焼けや乾燥で肌の見え方が変わったときの2つです。
見直しても、たいていは1段以内の動きです。1段の動きなら、色を変える必要はありません。面積を1段階だけ動かせば戻ります。濃い小物1点で決めていた人は、その1点を少し大きいものへ。トップス全体で使っていた人は、胸元だけに縮める。
色の名前を変える判断は、めったに要りません。 変えたくなったときは、たいてい段ではなく光の条件が変わっています。
写せるもの、写せないもの
- 写せる … 色の名前、置いた位置、面積の配分、素材の光り方
- 写せない … 濃さの上限、色どうしの離れ方、髪と肌の段
写せる側だけを持ってきて、写せない側は自分の段で決め直す。この分け方をしておけば、参考にする相手が変わっても手順は変わりません。
今日の1回で決める手順
- 白い紙を顔の横に置き、髪と肌を3段で読む
- 差の段を出す。2段なら大きい側、0段なら小さい側
- 写したい装いから、色の名前と置いた位置だけを取る
- 濃さと面積を、自分の側の行に置き換える
所要は10分ほどです。段は当分変わらないので、次からは3と4だけで済みます。
まとめ
季節名が同じでも同じ色がそのまま成立しないのは、髪と肌の明るさの差が人によって違うからです。
差は3段で数え、2段離れているかどうかを見る。写すのは色の名前と置いた位置まで。濃さと面積は自分の段で決め直す。この順番なら、参考にした雰囲気を残したまま自分の側へ持ってこられます。
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よくある問い
- Q. 好きな雰囲気の人と同じ季節だと聞きました。同じ色を着ればいいですか
- 季節名が同じでも、そのまま写せるとは限りません。季節名は色の性質を4つに分けたもので、その色をどれくらいの強さで置けるかまでは決めていません。強さを決めているのは、髪の明るさと肌の明るさがどれだけ離れているかです。ここが2段以上違う相手の色をそのまま持ってくると、同じ色でも顔での働き方が変わります。まず段を数えてから写してください。
- Q. 明るさの段はどう数えますか
- 髪と肌をそれぞれ明るい・中くらい・暗いの3段に置きます。屋内の白い光の下で、鏡から50センチ離れて見るのが条件です。髪が暗い側で肌が明るい側なら差は2段、両方が中くらいなら差は0段です。写真で見るときは、影の入っていない正面の1枚を選びます。段は細かく分けるほど当たらなくなるので、3段までで止めるのがこつです。
- Q. 段が違う相手の色は、どう置き換えればいいですか
- 差が大きい側の人は色の濃さを保ち、差が小さい側の人は濃さを1段落として、そのぶん面積を広げます。たとえば濃い色の小物1点で決まる人と、同じ色をトップス全体に広げたほうが決まる人がいます。色の名前は変えず、濃さと面積の2つだけを入れ替える。この置き換えなら、もとの雰囲気は残ります。
- Q. 写真だと明るさの段が読み取れません
- 光の条件がそろっていないからです。屋外の直射や逆光では、髪の明るさが1段以上動きます。読み取るなら、屋内で正面から光が当たった1枚を選び、白い壁か白い服が一緒に写っているものを使ってください。白がグレーに写っている写真は、全体が暗く写っているので、髪も肌も1段暗く読んでしまいます。判断できないときは、無理に読まないほうが確実です。
- Q. 季節名も段も同じなのに似合いませんでした
- 残る違いは、色をどの高さに置いていたかです。同じ色でも、顔から30センチ以内に置いたときと、腰から下に置いたときでは働きが違います。参考にした装いで、その色が顔まわりにあったのか、下半身にあったのかを見直してください。多くの場合、写したのは色だけで、位置は写していません。位置をそろえると、同じ色のまま印象が近づきます。
— メグラシ編集部




