アクセサリーの合わせ方|耳・首・手首、秋冬はどこに足すかを襟で決める

**いま着けているアクセサリーを、耳・首・手首・指の4か所で数えてみてください。**その中に「大ぶりだな」と思うものが2つ以上あるなら、ちぐはぐに見える原因はそこです。
アクセサリーの合わせ方で迷うとき、多くの人は数を減らそうとします。でも、数を減らしても、残った2つがどちらも大きいと、見る人の目は2か所の間を行ったり来たりします。まとまって見えるかどうかは、数ではなく、主役が1か所に決まっているかで決まります。
主役の場所は、秋冬はその日の襟で決めるのがいちばん早い方法です。首が服で埋まる日と、首に肌が見える日では、首の役目がまったく変わるからです。
夏のあいだ同じ組み合わせで過ごしていた人ほど、10月に入ってからちぐはぐに感じることが増えます。アクセサリーは変わっていなくても、上に着る服の襟が変わり、主役だったはずのネックレスが襟に埋もれ、代わりに耳と手首が浮いて見えるようになるからです。**季節が変わったら、アクセサリーより先に、主役の場所を変える。**この記事の手順は、そのためのものです。
ネックレス1本の長さの決め方はネックレスの長さの目安に、ピアスの垂れ方はピアスは耳たぶの下端から何cm垂れるかで3つに分かれるにあります。この記事は、それらを組み合わせる順番の話です。
結論|大は1か所、2か所目は中、3か所目は小
合わせ方の骨組みはこれだけです。
| 順番 | 置く大きさ | 役目 |
|---|---|---|
| 1か所目 | 大 | その日の主役。目がまずここへ行く |
| 2か所目 | 中 | 主役を受ける。主役と同じ色か素材でつなぐ |
| 3か所目 | 小 | 全体をそろえる。なくてもよい |
| 4か所目 | 空ける、またはごく小 | 休ませる場所 |
大きなものを2か所に置かないこと。**これだけ守れば、4か所すべてに着けてもまとまります。**反対に、大が2つあると、2つしか着けていなくても落ち着きません。
1か所目をどこにするかは、その日の襟と髪で決まります。この先で順に説明します。
3か所目と4か所目は、空けても構いません。むしろ、迷った日は空けるほうが早く決まります。**大と中の2つだけでも、主役がはっきりしていれば十分にまとまって見えます。**小を足すのは、主役と同じ色や素材の小さなものが手元にあって、全体をそろえたいときだけで足ります。
この骨組みは、手持ちのアクセサリーが多い人ほど効きます。持っているものが多いと、どれも着けたくなり、中くらいのものを4つ並べる日が増えます。主役を先に1つ決めて、その相手を選ぶ順番にすると、引き出しの前で迷う時間が短くなります。
数える場所は4つ|耳・首・手首・指
まず、何を1つと数えるかをそろえます。
| 場所 | 1つと数えるもの | 見えている条件 |
|---|---|---|
| 耳 | 左右のピアス・イヤリングをひと組で1つ | 髪で耳が隠れていない |
| 首 | ネックレス。重ね着けは全体で1つ | 襟の外か、肌の上に乗っている |
| 手首 | 時計・ブレスレット。同じ手首なら全体で1つ | 袖口が手首の骨より上にある |
| 指 | 指輪。片手の中は全体で1つ | 手袋をしていない |
左右の耳はひと組で1つ、片方の手首に重ねた時計とブレスレットも1つと数えます。**場所ごとに1つと数えるのは、見る人の目が場所単位で動くからです。**耳を見たら次に首、首を見たら次に手、という順に目は移ります。
見えていない場所は数えません。髪で耳が隠れている日、袖で手首が隠れている日は、その場所は空いているのと同じです。
反対に、ふだんは意識していないものが数に入ることもあります。毎日着けている時計、外さない指輪、眼鏡。**着けていることを忘れているものほど、数え忘れて主役が2つになりがちです。**朝に数えるときは、外さないものから先に数えてください。
大きさを3段で数える
次に、それぞれの大きさを大・中・小の3段に分けます。目安は次のとおりです。
| 場所 | 小 | 中 | 大 |
|---|---|---|---|
| 耳 | 耳たぶの中に収まる | 耳たぶの下へ1〜2cm垂れる | 3cm以上垂れる、または直径2cmを超える輪 |
| 首 | 細い鎖に1cm未満の飾り | 1〜2cmの飾り、または太めの鎖 | 2cmを超える飾り、連なった粒、存在感のある幅の広い鎖 |
| 手首 | 細い鎖1本 | 細いバングル、または時計1つ | 幅1cm以上のバングル、または2本以上の重ね |
| 指 | 細い輪1つ | 石のある輪、または幅のある輪1つ | 大きな石、または同じ手に2つ以上 |
迷ったら、1m離れて鏡を見たときに形が分かるかどうかで判断してください。形まで分かれば大、何かが光っているのが分かれば中、近づかないと分からなければ小です。人と会うときの距離が1m前後なので、その距離で読めるかどうかが、そのまま印象の大きさになります。
顔からの距離で、大きさの効き方が変わる
同じ大きさでも、顔に近い場所ほど強く読まれます。人と話すとき、相手の目はまず顔に行き、そこから近い順に耳、首、手首、指へと移るからです。
| 場所 | 顔からの距離 | 同じ大きさでの効き方 |
|---|---|---|
| 耳 | いちばん近い | 1段強く読まれる |
| 首 | 近い | そのまま読まれる |
| 手首 | 遠い。ただし動く | 動いたときだけ読まれる |
| 指 | 遠い。ただしよく動く | 手を使う場面でだけ読まれる |
耳に中を置くと、首の中より少し強く感じられます。耳と首に同じ大きさのものを置くと、耳のほうが勝つと覚えておくと、組み合わせを決めやすくなります。首を主役にしたい日に耳が強すぎると感じたら、耳を1段小さくしてください。
手首と指は、ふだんは目に入りにくい場所ですが、書く・持つ・指さすといった動きのときだけ一気に目に入ります。会議や会食のように手を使って話す場面が多い日は、手元を1段強く数えてください。
組み合わせの型|大を置いたら、残りは中と小
大・中・小の組み合わせを、よく使う形で並べます。
| 耳 | 首 | 手首 | 指 | まとまり方 |
|---|---|---|---|---|
| 大 | 小 | 中 | なし | 耳が主役。首は添えるだけ |
| 大 | なし | 小 | 小 | 耳が主役。首を休ませる秋冬向き |
| 小 | 大 | 中 | なし | 首が主役。いちばん安定する |
| 中 | 大 | 小 | 小 | 首が主役。4か所すべて使う形 |
| 小 | 中 | 大 | なし | 手首が主役。袖をまくる日向き |
| 小 | なし | 中 | 大 | 指が主役。手元の動きが多い日向き |
| 大 | 大 | なし | なし | 主役が2つ。距離が取れないとぶつかる |
| 中 | 中 | 中 | 中 | 主役がない。どれも見られず散る |
下の2行が、ちぐはぐに見えやすい形です。**大が2つある形と、中が並んで大がない形。**どちらも、目がどこで止まればいいか決まりません。中ばかり4つの日は、どれか1つを大に替えるか、1つを外すだけで落ち着きます。
表の形を全部覚える必要はありません。**大がちょうど1つあるか、大が無いなら中が2つ以内か。**この2つを確かめるだけで、表の上の6行のどれかに入ります。
秋冬は、襟で首の役目が変わる
夏は首に肌が見えている日が多く、ネックレスは肌の上にそのまま乗ります。秋冬は襟が首を覆う日が増え、首の役目が襟の形で入れ替わります。
| その日の襟 | 首の役目 | 主役に回す場所 |
|---|---|---|
| タートルネック | 服で埋まる。休ませるか、ニットの上に長いものを乗せる | 耳 |
| Vネック | 肌の見える面がある | 首 |
| 前を開けたカーディガン | 縦に肌か中の服が見える | 首 |
| シャツ襟 | 襟の形がすでに首を飾っている | 耳か手首 |
| クルーネック | 首の付け根で襟が止まる | 首の上か、耳 |
| ボートネック | 横に広く肌が見える | 耳 |
| 襟付きのコート | 屋外では首が埋まる | 耳 |
朝の手順は、**着る服を決めたら、まず襟を見て、主役の場所を1つ決める。**それから残りを中と小で埋めていきます。ネックレスを服の何枚目の面に乗せるかの決め方は秋冬のネックレスは、何枚目の面に乗せるかで決まるに詳しくあります。
タートルネックの日|首を休ませ、耳を主役にする
タートルネックは、首が服で覆われます。ここに細いネックレスを着けても、ニットの襟の上ではほとんど読めません。首は休ませて、耳を主役にするのがいちばん簡単です。
| 組み方 | 耳 | 首 | 手首 |
|---|---|---|---|
| 耳を主役に | 大 | なし | 小 |
| ニットの上に長いものを乗せる | 小 | 大(胸の下まで落ちる長さ) | なし |
| 手首を主役に | 小 | なし | 大 |
タートルネックの上に長いネックレスを乗せるなら、**襟の折り返しの下端から、ネックレスのいちばん上までを指3本ぶん空けてください。**近いと、襟とネックレスが1つの塊になり、首まわりが重く見えます。
耳を主役にする日は、ニットの色と耳の飾りの色を離すと、大ぶりのピアスがはっきり読めます。黒いニットに金、白いニットに濃い色の石、というように、明るさの差をつけます。
Vネック・カーディガンの日|首を主役にする
Vネックや前を開けたカーディガンは、首から胸元にかけて縦長の面ができます。この面がネックレスの居場所です。
| 組み方 | 耳 | 首 | 手首 |
|---|---|---|---|
| 首を主役に | 小 | 大 | 中 |
| 首を中にして耳を添える | 中 | 中(Vの底より上で止まる) | なし |
ネックレスのいちばん下は、Vの底より2〜3cm上で止めると、Vの線とネックレスの線が重ならず、両方が読めます。Vの底と同じ位置まで落とすと、2本の線がぶつかって、どちらの形も分かりにくくなります。ネックレスの長さの目安はネックレスの長さの目安で、鎖骨からの距離に置き換えて決められます。
前を開けたカーディガンは、Vネックより面が縦に長く、中に着た服の襟も見えます。中がクルーネックなら、その襟の下端からネックレスのいちばん上を指3本ぶん空けてください。中の襟、ネックレス、カーディガンの前端の3本の線が、互いに離れて並ぶと、首から胸元がすっきり読めます。
シャツ襟の日|襟がすでに首を飾っている
シャツ襟は、襟の形そのものが首まわりの飾りになっています。ここに大きなネックレスを足すと、襟とネックレスで飾りが2つになります。
| 組み方 | 耳 | 首 | 手首 |
|---|---|---|---|
| 耳を主役に | 大 | なし | 小 |
| 手首を主役に | 小 | なし | 大(袖をまくる) |
| 襟の内側に細い1本 | 小 | 小(第1ボタンの下で見える長さ) | 中 |
シャツ襟の日は、首を空けるか小にとどめるのが基本です。第1ボタンを開けて、その下から細い鎖が少しだけのぞく程度なら、襟の飾りとぶつかりません。
シャツの上にニットを重ねて、襟だけを外に出す日も同じです。襟が首まわりを飾っているので、首は小か空けて、耳か手首に主役を回してください。袖口からシャツのカフスがのぞく着方なら、カフスの上に細いバングルを1本重ねると、手首が自然に主役になります。
クルーネック・ボートネックの日
クルーネックは、首の付け根で襟が止まります。ボートネックは、横に広く肌が見えます。
| 襟 | 首に着けるなら | 主役の候補 |
|---|---|---|
| クルーネック(薄手) | 襟の上に乗る短めの1本 | 首か耳 |
| クルーネック(厚手) | ニットの上に長めの1本 | 首 |
| ボートネック | 着けないか、ごく細い1本 | 耳 |
ボートネックは、横に広い肌の面そのものがきれいに見える襟です。ここに首の飾りを足すより、耳に大きめのものを置くほうが、横の線がそのまま生きます。
厚手のクルーネックは、襟の厚みそのものが首まわりに量を作ります。短いネックレスを襟の上に乗せると、厚みの上でネックレスが浮いて揺れやすくなります。厚手の日は、胸の下まで落ちる長めの1本を選び、ニットの平らな面の上に置いてください。
耳と首の距離|指3本ぶん空ける
耳と首に両方着ける日は、2つの距離を見てください。耳の飾りのいちばん下と、ネックレスのいちばん上の間です。
| 耳の下端と首の上端の距離 | 見え方 |
|---|---|
| 重なる・触れる | 2つが1つの塊に見える |
| 指1〜2本ぶん | 近い。どちらかを小にする |
| 指3本ぶん(約5cm)以上 | 2つが別々に読める |
| 手のひら1枚ぶん以上 | 離れている。大と大でもぶつかりにくい |
**大ぶりのピアスと短いネックレスを一緒に着けると、ほぼ必ず距離が足りなくなります。**どちらかを替えるなら、ネックレスを長めのものにして胸元へ落とすほうが、耳の主役を残せます。ピアスの揺れ幅で選ぶ方法は揺れるピアスは、首を振って何mm動くかで選ぶを見てください。
揺れるピアスは、止まっているときより下まで動くことがあります。距離を測るときは、首を軽く横に振って、いちばん下まで揺れたときの位置で見てください。止まった状態で指3本空いていても、揺れると近づくことがあります。
手首は、袖口の位置で決まる
秋冬は、袖口が手首を覆う日が増えます。手首に何を着けるかは、袖口がどこで止まるかで決めてください。
| 袖口の位置 | 手首に着けるもの |
|---|---|
| 手首の骨より5cm以上上(七分袖・まくった袖) | 細い鎖でも、幅のあるバングルでも読める |
| 手首の骨のすぐ上 | 細いバングルか時計。袖口に触れない幅 |
| 手首の骨を覆う | 袖の上から太めのバングル、または手首は空ける |
| 手の甲まで覆う | 手首は空けて、指を使う |
手首の骨を覆う袖の日にブレスレットを着けると、腕を動かすたびに袖口に引っかかります。見えない場所に着けるより、その日は指に1つ足すほうが、手元が読めます。
厚手のニットの袖は、手首の骨を覆う長さのものが多くあります。袖口を折り返して手首を出す着方にするなら、折り返した袖口の厚みのすぐ下に、細いバングルが1本見える状態が収まりのよい位置です。袖口の厚みとバングルの幅が近いと、2つが1つの段に見えるので、幅は袖口の折り返しの半分くらいにとどめてください。
時計とブレスレットを同じ手首にするとき
時計を毎日着ける人は、手首がすでに中で埋まっています。そこにブレスレットを重ねると、手首が大に上がります。
| 同じ手首の組み方 | 手首の大きさ | ほかの場所 |
|---|---|---|
| 時計だけ | 中 | 耳か首のどちらかを大にできる |
| 時計と細い鎖1本 | 中 | 同上 |
| 時計とバングル | 大 | 耳と首は小にする |
| 時計を片手、ブレスレットを反対の手 | 両方とも中 | 耳と首は小か、どちらかを空ける |
時計とブレスレットの重ね方は時計とブレスレットは、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかで決まるにあります。**時計を毎日着ける人は、手首を「いつも中が置かれている場所」として数えてください。**残りの3か所のどこを大にするかを、その日の襟で決めれば足ります。
指輪は、手首と一緒に数える
指と手首は近く、見る人の目もひと続きで動きます。2つは別の場所ですが、大きさは合わせて数えると、手元がまとまります。
| 手首 | 指 | 手元の印象 |
|---|---|---|
| 大 | なし | 手首が主役 |
| 中 | 小 | 落ち着いた手元 |
| 小 | 大 | 指が主役 |
| 大 | 大 | 手元が重い。どちらかを外す |
| なし | 小 | 控えめな手元 |
指輪が大きい日は、手首は空けるか、細い鎖1本にとどめます。手元は、書く・持つ・指さすなど、人と話すときにいちばん動く場所なので、大きなものが2つあると、それだけで手元に目が集まり続けます。
重ね着けは、1か所の中で完結させる
ネックレスを2本、ブレスレットを2本と、同じ場所に重ねて着ける日もあります。重ね着けは、その場所全体で1つと数えるので、重ねるほど、その場所の大きさは上がります。
| 重ね方 | その場所の大きさ | 1か所の中で守ること |
|---|---|---|
| 細い鎖を2本 | 中 | 長さの差を3cm以上つける |
| 細い鎖と飾りのある1本 | 中から大 | 飾りのある1本を下に置く |
| 太さの違う2本 | 大 | 色をそろえる |
| 3本以上 | 大 | ほかの場所は小か空ける |
重ねるときは、1か所の中で長さか太さに差をつけると、2本が1本の太い線に見えずに済みます。長さが同じ2本は絡みやすく、首を動かすたびに1つの塊になります。
重ね着けをした場所は、それだけで主役になります。重ねた日は、ほかの場所に大を置かないでください。
金と銀を混ぜるとき
金と銀を混ぜてはいけないということはありません。まとまって見せるには、混ぜ方の順番があります。
| 混ぜ方 | まとまり方 |
|---|---|
| 1か所の中では1色、場所ごとに分ける | まとまる |
| 時計だけ別の色、ほかは1色 | まとまる |
| 両方の色が入った1点を、2色の間の場所に置く | つなぎになり、まとまる |
| 1か所の中で2色を重ねる | 意図が読めず、散って見える |
| 4か所すべてで色が違う | 散って見える |
**1か所の中では色をそろえる。**これだけ守れば、場所ごとに色が違っても意図して見えます。耳と首は金、手首の時計だけが銀、という組み方はよく使えます。パーソナルカラーで金と銀のどちらを顔の近くに置くかはパーソナルカラー別のアクセサリーで扱っています。顔に近い耳と首にはその色を、顔から遠い手首には時計の色を、と分けると迷いません。
服の金具も、色の数に入ります。コートのボタン、バッグの留め具、ベルトのバックル。秋冬は金具のある服や小物が増えるので、アクセサリーを金にそろえても、コートの金具が銀なら2色になります。そろえたいときは、顔に近いほうから色をそろえ、遠い金具は数えなくても構いません。
眼鏡をかける日は、顔まわりの数え方が変わる
眼鏡は、顔のいちばん中心にある大きな形です。アクセサリーとしては数えない人も多いのですが、合わせ方の上では、顔まわりに中が1つ置かれている状態として数えてください。
| 眼鏡の形 | 数え方 | 耳と首の置き方 |
|---|---|---|
| 細い金属の縁 | 小 | ふだんどおり決めてよい |
| 太めの縁・色のある縁 | 中 | 耳は小にして、首か手首を主役に |
| 存在感の強い縁 | 大 | 耳と首は小か空ける |
眼鏡のつるは耳の上を通るので、大きなピアスと一緒にすると、耳のまわりに線が集まります。太い縁の眼鏡の日は、耳を小さくして、主役を首か手首に移すと、顔まわりが重くなりません。眼鏡そのものの選び方は眼鏡の似合う形を、いまの1本と比べて選ぶにあります。
髪の長さで、耳が使えるかが変わる
耳を主役にできるかどうかは、その日の髪で決まります。
| 髪 | 耳の見え方 | 耳に置けるもの |
|---|---|---|
| まとめ髪・短い髪 | よく見える | 大でも読める |
| 耳にかけた髪 | 片方か両方が見える | 中か大 |
| 肩までの下ろした髪 | 動くと見え隠れする | 中。垂れる形なら髪の外へ出る |
| 胸までの下ろした髪 | ほとんど隠れる | 耳は空けて、首か手首を主役に |
**髪を下ろす日に大きなピアスを着けても、隠れて見えない時間が長くなります。**その日は耳を空けて、首を主役にしてください。
肩までの髪で、動くと耳が見え隠れする日は、垂れる形のピアスが向きます。耳たぶの下へ1〜2cm垂れる形なら、髪の外へ飾りが出て、動くたびに見える瞬間ができます。耳たぶに収まる小さな形は、髪の内側に入ったままになりやすいので、その日は数に入れないでください。反対に、まとめ髪の日は耳が一番よく見える場所になるので、タートルネックとまとめ髪が重なる日は、耳を主役にするのがいちばん素直です。
マフラーとストールを巻く日
秋の終わりから冬は、屋外ではマフラーやストールで首が埋まり、屋内では外します。同じ日でも、首の役目が屋外と屋内で入れ替わります。
| 場所 | 首 | 耳 | 主役 |
|---|---|---|---|
| 屋外(巻いている) | 埋まる | 巻き方で見え隠れ | 耳か、なし |
| 屋内(外した) | 中の服の襟しだい | 見える | 襟で決める |
**巻く日は、屋内で外したときの襟で主役を決めてください。**屋外は短い時間で、マフラーそのものが首まわりの主役になっています。屋内に入ってマフラーを外したとき、どこに主役があるかを先に決めておくと、外した瞬間に首まわりが寂しく見えることがありません。
マフラーの中にネックレスを着けたままにすると、巻いたり外したりするたびに鎖が引っかかります。細い鎖は絡みやすいので、巻く日は短めで飾りの小さい1本にするか、首は空けて耳に主役を回してください。
どちらとも取れるとき①|主役にしたいものが2つある
大ぶりのピアスも、存在感のあるネックレスも、両方着けたい。その日は、次の順で決めてください。
| 判断の順番 | 見るもの | 決め方 |
|---|---|---|
| 1 | 耳の下端と首の上端の距離 | 手のひら1枚ぶん空けられるなら両方着ける |
| 2 | 襟 | 空けられないなら、襟で首の役目を決める |
| 3 | 髪 | 襟で決まらないなら、耳が見えるかで決める |
| 4 | 手首と指 | 両方着けるなら、手首と指は空ける |
大が2つある日は、ほかの場所を休ませるのが条件です。耳と首に大を置いて、手首と指を空ければ、主役が2つでも全体の量は増えません。
それでも落ち着かないときは、2つの色か素材をそろえてください。**大が2つあっても、同じ色・同じ素材なら、1組のものとして読まれます。**金のピアスと金のネックレス、真珠のピアスと真珠のネックレスというように、2つを1組にすると、主役が2つではなく、大きな1組の主役になります。
どちらとも取れるとき②|中と大の境目にある1点
1m離れて見ると、形が分かるような、分からないような。中と大の境目にある1点は、その日の服の色との差で決めます。
| 服とアクセサリーの明るさの差 | 扱い |
|---|---|
| 差が大きい(黒いニットに金など) | 大として数える |
| 差が小さい(白いシャツに銀など) | 中として数える |
同じピアスでも、黒いタートルネックの横では大きく読め、白いシャツの横では控えめに読めます。大きさは、もの自体ではなく、背景との差で決まると考えてください。
肌の上に直接着けるときも同じです。肌の明るさと金属の色の差が大きいと強く読まれ、近いと控えめに読まれます。境目の1点は、その日の服と肌の両方を背景にして、1m離れた鏡で見てから数えてください。数え方を決めてしまえば、組み合わせの表に当てはめるだけです。
どちらとも取れるとき③|光るものと光らないもの
金属や石は光り、木や布、陶器のような素材は光りません。光るものは、同じ大きさでも1段大きく読まれます。
| 素材 | 数え方 |
|---|---|
| よく磨いた金属・透明な石 | 実際の大きさより1段大きく数える |
| つや消しの金属・真珠 | 実際の大きさのまま |
| 木・布・陶器・樹脂 | 実際の大きさより1段小さく数える |
秋冬の服は表面に光沢が少ないので、光る素材がとくに目を引きます。光らない素材の大ぶりなピアスは、見た目ほど主張しないので、首に光るネックレスを中で置いても、ぶつかりにくくなります。
秋冬は、布や毛糸、樹脂の大ぶりなアクセサリーが服の質感となじみやすい季節です。光らない素材を主役にする日は、ほかの場所に光るものを小で1つ置くと、全体に締まりが出ます。
場面で、使う場所の数を変える
場面によって、何か所に着けるかを変えると、迷いが減ります。
| 場面 | 使う場所の数 | 主役 |
|---|---|---|
| 通勤・仕事 | 2か所まで | 襟で決める。大は避けて中を主役に |
| 休日 | 3か所まで | 襟と髪で決める |
| 会食 | 3〜4か所 | 首か耳。手元は小 |
| 式・改まった場 | 2か所 | 首か耳。場に合わせた控えめな大 |
| 旅行・長く歩く日 | 1〜2か所 | 耳か手首。外す手間の少ないもの |
仕事の日は、大を置かず、中を主役にすると、会議でも人と向き合う場でも落ち着いて見えます。会食の日は、テーブルを挟んで向き合うので、手元より顔まわりがよく見えます。首か耳を主役にして、手元は小にとどめてください。
旅行や長く歩く日は、着け外しの回数がいちばん多い日でもあります。上着を脱ぐ、マフラーを外す、荷物を持ち替える。そのたびに首まわりと手首は引っかかりやすくなります。歩く日は、引っかからない耳か、袖口に触れない位置の手首に主役を寄せると、1日の終わりまで同じ組み合わせのまま過ごせます。
手持ちを、大・中・小に仕分けておく
朝に迷わないために、引き出しの中を大・中・小で分けておくと、選ぶ手が速くなります。仕分けるときは、1m離れて鏡で見る確かめを、1つずつしてください。
| 仕分け | 入れるもの | 朝の使い方 |
|---|---|---|
| 大 | 1m離れて形まで分かるもの | 主役の場所に1つだけ |
| 中 | 光っていることは分かるもの | 2か所目に |
| 小 | 近づかないと分からないもの | 3か所目、またはそろえ役 |
| 光らない素材の大 | 木・布・樹脂の大ぶりなもの | 中として扱い、ほかに光る大を足さない |
仕分けてみると、**中の箱がいちばん多くなる人がほとんどです。**中は使いやすい大きさなので、自然と増えます。そのぶん、中ばかり並べた日が多くなり、主役のない組み合わせになりがちです。大の箱に何も入っていないなら、まず大を1つ足すと、合わせ方の幅が広がります。
朝の3分で決める手順
- 着る服を決めたら、襟を見る
- 髪を整えたあとで、耳が見えるかを見る
- 襟と髪から、主役の場所を1つ決める
- 主役に大を置く
- 2か所目に中、3か所目に小を置く
- 1m離れて鏡を見て、形まで分かるものが1つだけかを確かめる
**最後の確かめで、形まで分かるものが2つあったら、どちらか1つを中か小に替えます。**この6つで、ほとんどの朝は3分以内に決まります。慣れてくると、服を選んだ時点で主役の場所が先に浮かぶようになります。
まとめ
- 耳・首・手首・指を、大・中・小の3段で数える
- 大は1か所、2か所目は中、3か所目は小
- 秋冬は襟で首の役目が変わる。タートルは耳、Vネックは首
- 耳の下端と首の上端は、指3本ぶん空ける
- 手首は袖口の位置で決め、見えない日は指へ回す
- 金と銀は、1か所の中で色をそろえれば混ぜてよい
明日の服が決まっていたら、その襟を見て、主役の場所を1つだけ決めておいてください。朝は、そこに大を置いて、残りを中と小で埋めるだけです。
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よくある問い
- Q. アクセサリーはいくつまで着けていいですか
- 数よりも、大きいものがいくつあるかで見てください。耳・首・手首・指の4か所のうち、大ぶりなものを置くのは1か所だけにします。2か所目には中くらいのもの、3か所目には小さなものを置き、4か所目は空けるか、ごく小さなものにします。この並びなら、4か所すべてに着けてもまとまって見えます。反対に、大ぶりなものが2か所にあると、2つしか着けていなくても、どちらを見ればいいか分からない印象になります。
- Q. ピアスとネックレスは、どちらを主役にすればいいですか
- その日の襟で決めてください。首まで覆うタートルネックや、ストールを巻く日は、首が服で埋まるのでピアスを主役にします。Vネックや、前を開けたカーディガンの日は、首に肌の見える面があるのでネックレスを主役にします。シャツ襟やクルーネックの日は、どちらにも決め手がないので、髪の長さで決めます。耳が出ているならピアス、髪で耳が隠れるならネックレスです。
- Q. 金と銀のアクセサリーを混ぜてもいいですか
- 混ぜて構いません。まとまって見せるには、1か所の中では色をそろえ、場所ごとに分けて使ってください。たとえば耳と首は金、手首の時計だけが銀、という分け方です。腕時計のように色を選べないものがあるときは、そのもの以外を1色にそろえると、混ざっていても意図して見えます。両方の色が入った1点を持っているなら、それを2色の間に置くと、つなぎの役をします。
- Q. 秋冬にブレスレットを着けても、袖で隠れてしまいます
- 袖口の位置で決めてください。手首の骨より上で袖が止まる七分袖や、袖をたくし上げて着るニットの日は、手首が見えるのでブレスレットが働きます。手首の骨を覆う長さの袖の日は、袖口の上から着ける太めのバングルにするか、手首は空けて指輪を1つにします。手首まで隠れる日にブレスレットを着けても、動くたびに袖に引っかかり、本人も周りも見えないままになります。
- Q. 大ぶりのピアスもネックレスも気に入っていて、両方着けたい日はどうすればいいですか
- 2つの間の距離を広げてください。耳の飾りのいちばん下と、ネックレスのいちばん上の間を、指3本ぶん以上空けると、2つが別々のものとして読まれます。ネックレスを長めにして胸元の下へ落とすか、ピアスを短いものに替えるかのどちらかで距離が取れます。それでも両方が強く読めるときは、手首と指を空けてください。大きなものが2つある日は、ほかの場所を休ませると、まとまりが戻ります。
— メグラシ編集部





