アクセサリーの合わせ方|つけすぎ・寂しい・ちぐはぐは光る点の数で直す

**いま鏡の前で、顔まわりに光っているものを数えてみてください。**ピアス、ネックレス、髪留め、眼鏡のフレーム、ニットのボタン。数が4つを超えているなら、つけすぎに見えている原因はたぶんそこです。0なら、寂しく見えている原因もそこです。
アクセサリーの合わせ方の失敗は、1つずつのアクセサリーが悪いのではなく、組み合わせたときの数・色・大きさから起きます。どれも好きで選んだものなのに、並べるとうるさい。外すと物足りない。この行き来は、場所ごとに光る点を数えると止まります。
ネックレスの長さやピアスの垂れ方など、1点ずつの選び方はネックレスの長さの目安やピアスは耳たぶの下端から何cm垂れるかで分かれるにまとめています。この記事は、それらを合わせたときの話です。
結論|失敗は、場所ごとの数・色・大きさで起きる
最初に、いま感じている失敗を下の表で探してください。原因がどこにあるかで、直す場所が決まります。
| 感じている失敗 | 原因 | 最初に数えること | 直し方の方向 |
|---|---|---|---|
| つけすぎに見える | 数 | 顔まわりの光る点が4つ以上か | 1つずつ外して3つまでに |
| 寂しく見える | 数 | 顔まわりの光る点が0か | 小さいものを1つ足す |
| ちぐはぐに見える | 色 | 金と銀が同じくらいの数か | 偏らせるか、2色を含む1点でつなぐ |
| 片方だけ浮いて見える | 大きさ | 隣り合う2点の差が3倍を超えるか | 差をそろえるか、間をあける |
| 服とけんかする | 数 | 服の装飾を数え忘れていないか | 服の装飾を1つと数え直す |
| 手元がにぎやか | 数 | 手元の光る点が3つ以上か | 時計か指輪のどちらかを主にする |
| 金具どうしが合わない | 色 | バッグ・靴・ベルトの金具の色 | 体から離れた金具は1色にそろえる |
| ニットの上で埋もれる | 大きさ | チェーンの太さと編み目の大きさ | 編み目より太いチェーンへ |
| 一日の途中で崩れる | 重なり | ネックレスどうしが絡むか | 長さの差を5cm以上あける |
**原因は、数・色・大きさの3つのどれかです。**表の上から順に確かめてください。数が合っていないうちは、色や大きさを直しても落ち着いて見えません。
光る点の数え方|場所を2つに分ける
数えるときは、体を2つの場所に分けます。顔まわりと手元です。どちらにも入らない場所、たとえばバッグや靴の金具は、別に数えます。
| 場所 | 範囲 | 数えるもの |
|---|---|---|
| 顔まわり | 耳から、鎖骨の下10cmまで | ピアス・イヤリング・ネックレス・髪留め・金属の眼鏡・襟元のボタンやブローチ |
| 手元 | 手首から指先まで | 時計・ブレスレット・指輪・袖口の金ボタン |
| 体から離れた場所 | 腰から下・持ちもの | ベルトのバックル・バッグの金具・靴の飾り |
数え方には、いくつか決まりがあります。
| 数え方の決まり | 理由 |
|---|---|
| ピアスは左右で1つと数える | 正面から見ると対になって1組に見える |
| ネックレスは1本で1つ、重ねたら本数ぶん | 長さが違えば別々の線に見える |
| 指輪は1本の指で1つ | 同じ指の重ね付けは1つにまとまって見える |
| ラメ・スパンコールの服は1つ | 面で光るので、点が1つ増えるのと同じ |
| 金ボタンが3つ以上並ぶ服は1つ | 列で1本の線に見える |
| マットな素材の飾りは数えない | 光を返さないので、点として目に入りにくい |
顔まわりは2〜3つ、手元は1〜2つが、つけすぎにも寂しくも見えにくい範囲です。体から離れた場所の金具は、数より色をそろえるほうが効きます。
失敗①|つけすぎに見える
顔まわりの光る点が4つ以上あると、どれか1つに目が止まらず、全体がにぎやかに見えやすくなります。1つずつは小さくても、数が増えると目が行き場を失います。
| 顔まわりの光る点 | 見え方 | すること |
|---|---|---|
| 0 | 寂しく見えやすい | 小さいものを1つ足す |
| 1 | 控えめに見える | 仕事や式ならこのままでよい |
| 2〜3 | 落ち着いて見える | そのままでよい |
| 4 | にぎやかに見え始める | 1つ外す |
| 5以上 | どれも目に入らない | 主にする1つを決め、ほかを外す |
外すときは、いちばん小さいものから外してください。小さいものは1つ減っても見た目の量がほとんど変わらないように思えますが、点の数は1つ減ります。逆に、いちばん目を引く1点を外すと、主役がいなくなって、残ったものが散らばって見えます。
外すかどうか迷う1点があるときは、スマートフォンで正面から写真を撮り、画面を半分の大きさに縮めて見てください。縮めても形がわかるものが主役で、点にしか見えないものが外す候補です。
失敗②|寂しく見える
首の詰まった無地のニット、襟のないシンプルなブラウスに、何も着けずに出かけると、寂しく見えると感じることがあります。顔まわりの光る点が0のときです。
| 服の首まわり | 光る点0のときの見え方 | 足すもの |
|---|---|---|
| 首の詰まった無地のニット | 寂しく見えやすい | 小さいピアス1組か、鎖骨より下に届くネックレス |
| タートルネック | 首から上が詰まって見えやすい | 揺れるピアスか、長めのネックレス |
| 襟付きシャツ | 襟が線を作るので寂しくはない | なくてもよい |
| 凹凸のある編み地 | 編み地が動きを作る | なくてもよい |
| 首元が開いた服 | 肌が見えて寂しく見えやすい | 短めのネックレス1本 |
**寂しさを埋めるのは、1つで足ります。**いきなり2つも3つも足すと、今度はつけすぎの側へ振れます。1つ足して、それでも足りないと感じたときだけ、もう1つを考えてください。
襟付きのシャツや、ケーブル編みのような凹凸のあるニットは、服そのものが顔まわりに線や影を作ります。光る点が0でも寂しく見えにくいのはそのためです。
足す1つを選ぶときは、服の首まわりの形と反対の向きの線を作るものを選ぶと、少ない数でも効きます。首の詰まった服は横の線が強いので、縦に落ちるピアスや長めのネックレスが合います。首元が大きく開いた服は肌の面が広いので、その面の中に1点を置く短めのネックレスが合います。
髪型で、顔まわりの数え方が変わる
同じアクセサリーでも、髪をおろした日と結んだ日では、見える光る点の数が変わります。髪をおろすとピアスが隠れ、結ぶと耳まわりが全部見えるからです。
| 髪型 | ピアスの見え方 | 顔まわりの数え方 |
|---|---|---|
| 肩より長くおろす | ほとんど隠れる | ピアスを数えないか、揺れるものだけ数える |
| 耳にかける | 片側だけ見える | 片側でも1つと数える |
| 後ろで1つに結ぶ | 両側とも見える | 1つと数え、髪留めも数える |
| まとめ髪で首を出す | 耳と首の後ろまで見える | ピアスと髪留めと首の後ろの留め具まで数える |
| 短い髪 | いつも見える | いつも1つと数える |
髪を結ぶ日は、光る点が1つ増えると考えておくと外しません。おろしている日にちょうどよかった組み合わせでも、結ぶと髪留めの金具が加わって4つになることがあります。結ぶ日は、髪留めを布やマットな素材のものにすると、数を増やさずに済みます。
服の装飾も、光る点に数える
アクセサリーの数はちょうどなのに、なぜかうるさく見える。そういうときは、服の側に光る点がないか確かめてください。
| 服の装飾 | 数え方 | 合わせるときの調整 |
|---|---|---|
| 首元の金ボタン | 1つ | ネックレスを1本減らす |
| ラメ糸の入ったニット | 1つ | 顔まわりのアクセサリーを1つ減らす |
| ビジューの付いた襟 | 1つ(大きければ2つ) | ネックレスは外す |
| パールの飾りボタン | 1つ | パールのネックレスと重ねない |
| 光沢の強いサテン | 面で1つ | 小さいものだけにする |
| 金属のファスナー(首元) | 1つ | 同じ色の金属でそろえる |
**特に気づきにくいのが、ラメ糸とサテンの光沢です。**どちらも面で光を返すので、顔の下に光る面が1つ増えたのと同じになります。秋冬はラメの入ったニットが増える季節なので、着る日だけアクセサリーを1つ減らしておくと、ちょうどの範囲に収まります。
失敗③|金と銀が混ざって、ちぐはぐに見える
ピアスは金、ネックレスは銀、時計は金、指輪は銀。1つずつは気に入っていても、並ぶと落ち着かない。金と銀が同じくらいの数で混ざると、どちらが主なのかわからなくなるためです。
| 顔まわりの金と銀の数 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 金だけ・銀だけ | まとまって見える | そのままでよい |
| 3対1 | 多いほうの色が主になる | そのままでよい |
| 2対1 | 少しちぐはぐに見えることがある | 少ないほうを小さくする |
| 1対1 | ちぐはぐに見えやすい | どちらかにそろえるか、2色を含む1点を足す |
| 2対2 | ちぐはぐに見えやすい | どちらかを1つにする |
**混ぜるなら、3対1より偏らせてください。**3つが金で1つが銀なら、銀の1つはアクセントとして見えます。2対2のように同じ数だと、目が両方の色の間を行き来します。
数だけでなく、大きさも割合に入ります。金が3つでも全部が小さな粒で、銀の1つが大きな飾りなら、見た目の量では銀のほうが主になります。そういうときは、大きい1点の色を主の色として数え、残りをそれに合わせると、ちぐはぐさが消えます。迷ったら、写真を撮って画面を縮め、いちばん先に目に入る色を主と決めてください。
2色をつなぐ1点を入れる
どうしても金と銀を同じくらい着けたい日は、両方の色を含む1点を入れる方法があります。2色が編み込まれたチェーン、金と銀の2本を組んだ指輪、2色の金属でできた時計のベルト。こうした1点があると、目がそこで2色を結びつけるので、ちぐはぐに見えにくくなります。
| つなぐ1点 | 置く場所 | 効き方 |
|---|---|---|
| 2色が混ざったチェーン | 顔まわりの真ん中 | 顔まわりの金と銀をつなぐ |
| 2色を組んだ指輪 | 手元 | 手元の時計とブレスレットの色をつなぐ |
| 2色の金属の時計 | 手元 | 手元のほかの金具をまとめる |
| 2色の金具のバッグ | 体から離れた場所 | 靴とベルトの金具をつなぐ |
つなぐ1点は、混ぜたい場所の中に置くことが大事です。顔まわりの金と銀をつなぎたいのに、手元に2色の指輪を着けても、顔まわりのちぐはぐさは変わりません。
場所で色を分ける
もう1つのやり方は、顔まわりと手元で色を分けることです。顔まわりは金、手元は銀、のように場所ごとに1色にすると、混ぜているのにちぐはぐに見えにくくなります。
| 分け方 | 見え方 | 向いている日 |
|---|---|---|
| 顔まわり金・手元銀 | 場所ごとにまとまる | 手元の時計が銀のとき |
| 顔まわり銀・手元金 | 場所ごとにまとまる | 手元の時計が金のとき |
| 顔まわりも手元も1色 | 全体がまとまる | 仕事の日・式の日 |
| どちらの場所でも混ぜる | ちぐはぐに見えやすい | つなぐ1点がある日だけ |
顔まわりと手元は、正面から見たとき30cm以上離れています。それだけ離れていれば、目は別々の場所として見るので、色が違っていても混ざって見えません。
失敗④|大ぶりと華奢が隣り合って、片方が浮く
大きなフープのピアスに、細いチェーンのネックレス。存在感のある時計に、糸のように細い指輪。隣り合う2つの大きさがかけ離れていると、小さいほうが目に入らなくなるか、大きいほうだけが浮いて見えます。
大きさの差は、それぞれのいちばん目立つ部分の幅で測ります。ピアスなら飾りの直径、ネックレスならチェーンの太さか飾りの幅、指輪なら正面から見た幅です。
| 隣り合う2点の幅の差 | 見え方 | すること |
|---|---|---|
| 2倍以内 | そろって見える | そのままでよい |
| 2〜3倍 | 大きいほうが主、小さいほうが添えに見える | そのままでよい |
| 3倍を超える | 小さいほうが消えるか、大きいほうが浮く | 差を縮めるか、間をあける |
| 5倍を超える | 別々のものに見える | どちらかを外す |
**3倍が分かれ目です。**たとえば幅3cmのピアスに、幅2mmのチェーンを合わせると、差は15倍あります。チェーンは首の上で見えなくなり、ピアスだけが浮いて見えます。チェーンを5mmほどの太さにするか、ネックレスを外して顔まわりをピアスだけにすると落ち着きます。
間をあけると、大きさの差が気にならない
大きさの差を縮められないときは、2つの間をあけてください。隣り合っていなければ、目は1つずつ別に見るので、差が目立たなくなります。
| 組み合わせ | 間のあけ方 |
|---|---|
| 大ぶりのピアスと細いネックレス | ネックレスを長くして、鎖骨より10cm以上下に落とす |
| 大きな時計と細い指輪 | 指輪を時計と反対の手にする |
| 太いブレスレットと細いブレスレット | 左右の手首に分ける |
| 大きなブローチと小さなピアス | ブローチを胸の片側に寄せ、顔から離す |
ピアスとネックレスは、どちらも顔のすぐそばに来ます。ネックレスを鎖骨より下まで落とすだけで、ピアスとの距離が10cm以上あき、別々に見えるようになります。
距離を測るときは、鏡の前で、ピアスのいちばん下とネックレスのいちばん上の間に指を当ててみてください。指が3本以上入れば、およそ5cm以上あいています。指が1本しか入らない近さなら、大きさの差がそのまま目に入ります。
失敗⑤|秋冬のニットの上で、ネックレスが埋もれる
夏にブラウスの上で映えていた細いネックレスが、ローゲージのニットの上では見えなくなります。編み目の凹凸がチェーンより大きいと、チェーンが編み目の溝に落ちて、影に隠れてしまうためです。
| ニットの編み目 | 埋もれないチェーンの太さ | 飾りの大きさ |
|---|---|---|
| ハイゲージ(目が細かく平ら) | 1mm前後でも見える | 小さくてもよい |
| ミドルゲージ | 2〜3mm | 1cm以上 |
| ローゲージ(目が粗い) | 4mm以上か、太めの鎖 | 2cm以上 |
| ケーブル・畝のある編み | 4mm以上か、ネックレスなし | ニットの凹凸が飾りの代わりになる |
目安は、ニットの編み目1つより太いチェーンです。編み目の大きさは、指先でニットの表面を押して、1つの目の幅を見ればわかります。細いチェーンしか持っていないなら、ニットの上ではなく、ニットの襟元から少し見えるインナーの上に乗せると、埋もれずに見えます。どの面に乗せるかは秋冬のネックレスは、何枚目の面に乗せるかで決まるにあります。
ニットに引っかかる・毛羽立つ
秋冬にもう1つ起きるのが、アクセサリーがニットの編み目に引っかかる失敗です。爪のある石留め、角のある飾り、細かな鎖の継ぎ目が、編み目の糸を拾って引き出します。
| 引っかかりやすいもの | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 爪で石を留めた指輪 | 袖口や裾の糸を引き出す | 着脱のときだけ外す、反対の手にする |
| 角のあるブレスレット | 袖口の内側が毛羽立つ | 袖の外に出すか、外す |
| 細かい鎖のネックレス | 首元の編み目を拾う | ニットの外に出さず、インナーの上に |
| 裏に金具の出たブローチ | 刺した場所の目が開く | 編み目の間に通し、厚手のニットだけに |
ニットを着たり脱いだりするときだけ、指輪とブレスレットを外すのが手間のかからない対処です。着たあとで着け直せば、袖を通すときに引っかけることはなくなります。
失敗⑥|手元がにぎやかすぎる
手元は、顔まわりより光る点が少なくて済む場所です。時計、ブレスレット、指輪が全部そろうと、手を動かすたびに光が散って、にぎやかに見えやすくなります。
| 手元の光る点 | 見え方 | すること |
|---|---|---|
| 0 | 何もない | 仕事や家事の日はこれでよい |
| 1 | すっきり見える | そのままでよい |
| 2 | 主と添えに見える | 大きさに差をつける |
| 3 | にぎやかに見え始める | 時計か指輪のどちらかを主にし、ほかを減らす |
| 4以上 | 手を動かすたびに光が散る | 2つまで減らす |
時計は、手元でいちばん大きな面です。時計を着ける日は、それを主にして、指輪かブレスレットのどちらか1つだけを添えてください。
指輪を主にしたい日は、反対に時計を外すか、文字盤の小さい時計に替えます。手元は顔まわりより面積が小さいので、主が2つあると、どちらに目を向ければいいかがすぐにわからなくなります。両手を前に出して、先に目が行くほうが主です。主が2つあると感じたら、片方を反対の手に移すだけでも、それぞれの手で主が1つになります。手元で数えられる色の数はセンスよく見える時計は、手元で数えられる色が2色以内にまとめています。
時計とブレスレットがぶつかる
同じ手首に時計とブレスレットを着けると、腕を下ろしたときにブレスレットが手首から落ちて、時計にぶつかります。金属どうしがぶつかる音や、時計の表面の擦れになります。
| ブレスレットの落ち方 | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 腕を下ろしても、ほとんど落ちない | ぶつからない | 同じ手首でよい |
| 1〜3cm落ちる | ときどき触れる | 柔らかい素材のブレスレットにする |
| 3cm以上落ちる | 時計に当たる | 反対の手首に移す |
腕を下ろして、ブレスレットが手首のどこまで落ちるかを見てください。詳しくは時計とブレスレットは、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかで決まるにあります。
失敗⑦|バッグや靴の金具と、アクセサリーが合わない
顔まわりと手元はそろっているのに、全身を見るとどこか落ち着かない。そういうときは、バッグの留め具、靴の飾り、ベルトのバックルの色を見てください。
| 体から離れた金具 | 見え方への効き方 | 合わせ方 |
|---|---|---|
| バッグの留め具・持ち手の金具 | 手に持つと手元の近くに来る | 手元のアクセサリーと同じ色に |
| ベルトのバックル | 体の真ん中に来る | 顔まわりと同じ色に |
| 靴の飾り | 全身を見たときだけ目に入る | バッグと同じ色に |
| コートのボタン | 上着を着ている間は顔まわりに近い | 顔まわりと同じ色に |
**体から離れた金具は、数よりも色をそろえるほうが効きます。**バッグと靴の金具が同じ色なら、アクセサリーと色が違っていても、全身では2色に収まります。体から離れた金具が全部ばらばらだと、アクセサリーの数をいくら整えても、全身では色が散って見えます。
秋冬は上着を着ている時間が長いので、コートのボタンやファスナーの金具が、外にいる間ずっと顔まわりの近くにあります。屋内でコートを脱ぐと消える点なので、外と中で光る点の数が変わることも覚えておいてください。外でちょうどよく見えるように合わせたなら、中ではコートの金具がなくなるぶん、1つ少なく見えます。
失敗⑧|重ねたネックレスが、一日の途中で絡む
2本のネックレスを重ねると、朝はきれいに分かれていても、昼には絡んで1本の束になっていることがあります。長さの差が小さいと、体を動かすうちに2本が近づいて絡みます。
| 2本の長さの差 | 一日の間に起きること | すること |
|---|---|---|
| 3cm未満 | 絡みやすい | 片方を外すか、長さを替える |
| 3〜5cm | ときどき絡む | 太さの違う2本にする |
| 5cm以上 | 絡みにくい | そのままでよい |
| 片方が飾りつき | 飾りが重しになって絡みにくい | 飾りのあるほうを長くする |
**長さの差は5cm以上あけてください。**差があれば、2本は胸の上で別々の線になり、絡みにくくなります。留め具の位置が首の後ろで重なると、そこからも絡むので、留め具どうしを左右にずらしておくと、より絡みにくくなります。
秋冬は、マフラーやストールを巻いて外す動作が一日に何度もあります。そのたびに首の後ろでネックレスが引っ張られ、2本が寄っていきます。巻き物を使う日は、重ね付けを1本にしておくか、短いほうをニットの内側に入れてしまうと、外したときに絡んでいることがなくなります。
どちらとも取れるとき①|光る点がちょうど3つと4つの間
ピアスが小さくて点に見えるかどうか微妙、眼鏡の金具を数えるか迷う。そういうときは、光る点が3つなのか4つなのか決められません。
| 迷う1点 | 数える | 数えない |
|---|---|---|
| 小さな一粒のピアス | 正面から見て光が見える | 髪に隠れて見えない |
| 眼鏡 | フレーム全体が金属 | 金具が蝶番だけ |
| 髪留め | 金属で正面から見える | 布やべっ甲調で光らない |
| ボタン | 金属で光る | 共布やマットな樹脂 |
**迷う1点は、数えるほうに入れてください。**4つと数えて1つ外した結果が寂しく見えたら、戻せばよいだけです。3つと数えてそのまま出かけて、つけすぎに見えていたら、出先で外すことになります。外すより足すほうが、出先では手間がかかりません。
どちらとも取れるとき②|金にも銀にも見える色
淡い金、ピンクがかった金、燻した銀、黒っぽい金属。金と銀のどちらに数えるか迷う色もあります。迷うときは、白い紙の上に、はっきり金の1点と、はっきり銀の1点を置き、その間に迷う1点を並べてください。
| 並べたときの見え方 | 数え方 |
|---|---|
| 金の隣に置くとなじむ | 金に数える |
| 銀の隣に置くとなじむ | 銀に数える |
| どちらの隣でも浮く | 色のない1点として、どちらとも混ぜてよい |
| 両方の隣でなじむ | つなぐ1点として使える |
ピンクがかった金や、燻したような黒っぽい金属は、どちらの隣でもなじむことがあります。そういう1点は、金と銀をつなぐ役に回すと、手持ちの金と銀を同じ日に着けやすくなります。
どちらとも取れるとき③|仕事のあとに予定がある日
昼は仕事、夜は食事の予定がある。昼は控えめに、夜は少し足したい。この場合、朝のうちに「外す順番」と「足す1点」を決めておくと、着け替えで迷いません。
| 時間 | 顔まわり | 手元 |
|---|---|---|
| 昼(仕事) | 1〜2つ | 時計のみ |
| 夜(食事) | 2〜3つ | 時計と指輪1つ |
| 夜に足すもの | 揺れるピアスか、長めのネックレスを1つ | 指輪を1つ |
| 夜に外すもの | なし | 仕事用の時計を外してもよい |
夜に足すのは1つだけにしてください。昼の1〜2つに1つ足せば、2〜3つの範囲に入ります。足す1点はバッグのポケットに入れておき、店に着く前に着ければ、昼の装いのまま夜の予定に合わせられます。
場面で、光る点の上限が変わる
光る点2〜3つという目安は、普段の日のものです。場面によっては、上限を下げたほうが落ち着いて見えることがあります。
| 場面 | 顔まわりの上限 | 手元の上限 | 色 |
|---|---|---|---|
| 普段の日・休日 | 3つ | 2つ | 混ぜてもよい |
| 仕事の日 | 2つ | 1〜2つ | 1色にそろえる |
| 面接・大事な打ち合わせ | 1つ | 1つ(時計) | 1色にそろえる |
| 結婚式・お祝いの席 | 3つ | 2つ | 1色か、つなぐ1点を入れる |
| 弔事 | 0〜1つ(一連のパール程度) | 0〜1つ | 光る金属は控える |
| 食事の席 | 3つ | 2つ | 混ぜてもよい |
**改まった場面ほど、数を減らして色をそろえます。**数が少ないと、1つずつがよく見えるので、色が混ざっているとそれも目に入りやすくなるからです。場面ごとの細かな決まりごとは、その場の案内や、一緒に出る人に合わせてください。
手元の上限が場面で変わるのは、手が人の目に入る回数が違うからです。書類を渡す、名刺を出す、乾杯をする。手を前に出す回数が多い場面ほど、手元の光る点は少ないほうが、動作の邪魔になりません。
朝、鏡の前で決める順番
毎朝迷わないために、決める順番を固定しておきます。
- 今日の服の装飾を数える(金ボタン・ラメ・ビジュー)
- 顔まわりで、主にする1点を決める
- 顔まわりの残りを、合計2〜3つになるまで足す
- 金と銀の割合を見る。同じ数なら、どちらかにそろえる
- 隣り合う2点の大きさの差を見る。3倍を超えたら、間をあける
- 手元を1〜2つにする
- バッグと靴の金具の色を見て、どちらかにそろえる
- 1m離れて鏡を見るか、写真を撮って確かめる
| 順番 | 時間の目安 |
|---|---|
| 1〜3(数) | 30秒 |
| 4〜5(色と大きさ) | 30秒 |
| 6〜7(手元と金具) | 30秒 |
| 8(確かめる) | 30秒 |
**全部で2分ほどです。**慣れてくると、服を選んだ時点で数・色・大きさの見当がつくようになり、鏡の前での着け外しはほとんどなくなります。
よくある行き違い
アクセサリーの合わせ方には、よく言われることと、実際に起きることがずれている点もあります。
| よく聞くこと | 実際のところ |
|---|---|
| 金と銀は混ぜてはいけない | 3対1より偏らせるか、つなぐ1点があれば混ぜられる |
| たくさん着けるほど華やか | 4つを超えると、どれも目に入らなくなる |
| 何も着けないのは手抜き | 襟や編み地が線を作る服なら、0でも寂しくない |
| 大ぶりは1つしか着けられない | 間をあければ、小さいものと一緒に着けられる |
| ネックレスは細いほど上品 | ローゲージのニットの上では、細いと埋もれる |
| 時計はアクセサリーに入らない | 手元でいちばん大きな光る点として数える |
まとめ
- 合わせ方の失敗は、顔まわりと手元のそれぞれの光る点の数・色・大きさで起きる
- 顔まわりは2〜3つ、手元は1〜2つ。服のボタンやラメも1つと数える
- 金と銀を混ぜるなら3対1より偏らせるか、2色を含む1点でつなぐ。場所で色を分けてもよい
- 隣り合う2点の幅の差が3倍を超えたら、差を縮めるか、10cm以上間をあける
- 秋冬のニットの上では、編み目1つより太いチェーンにする。着脱のときだけ指輪とブレスレットを外す
明日の朝、服を着たら、顔まわりの光る点を指を折って数えてみてください。3つなら、そのまま出かけて大丈夫です。
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よくある問い
- Q. アクセサリーはいくつまで着けていいですか
- 数そのものより、場所ごとに数えると決めやすくなります。顎から鎖骨の少し下までの顔まわりで2〜3つ、手首から指先の手元で1〜2つが、つけすぎにも寂しくも見えにくい範囲です。ピアスは左右で1つと数えます。顔まわりで4つを超えると、どれも目に入らずに全体がにぎやかに見えやすくなります。服の襟に付いたボタンや、ラメの入ったニットも光る点に数えてください。
- Q. ゴールドとシルバーを一緒に着けるのは変ですか
- 変ではありません。ちぐはぐに見えるのは、同じ場所で2色が同じくらいの量で並んだときです。顔まわりなら、どちらか一方を3つ、もう一方を1つ、のように偏らせると、多いほうの色が主になってまとまります。両方の色が入ったチェーンや、2色の金属を組んだ指輪のように、1点で2色をつなぐものを1つ入れる方法もあります。顔まわりと手元で色を分けるのも、混ざって見えにくい合わせ方です。
- Q. シンプルなニットにアクセサリーなしだと寂しいでしょうか
- 首の詰まった無地のニットで、顔まわりに光る点が1つもないと、寂しく見えると感じる人は多いようです。ただ、寂しさを埋めるのはネックレスに限りません。小さなピアスを1組、または髪留めの金具を1つ足すだけで、顔まわりの光る点は1つになります。ニット自体に畝やケーブル編みのような凹凸があるときは、それだけで顔まわりに動きが出るので、光る点が0でも寂しく見えないことがあります。
- Q. 眼鏡をかける日は、アクセサリーを減らしたほうがいいですか
- 眼鏡のフレームに金属が使われているなら、それも顔まわりの光る点に数えてください。金属のフレームは1つ、蝶番やテンプルにだけ金具が光るものは数えなくて構いません。眼鏡で1つ使った日は、ピアスを小さくするか、ネックレスを外すかのどちらか1つを減らすと、顔まわりが2〜3つの範囲に収まります。フレームの金属の色に、ほかの金具の色を合わせるとまとまって見えます。
— メグラシ編集部





