童顔|見分ける3点と、活かすか大人に寄せるかを決める1つの基準

**童顔とは、目の下の余白が顔の縦の半分に届かない「縦」、目と輪郭の線が丸い「丸」、頬に影が出にくく肌と髪の表面が均一な「質感」の3つのうち、1つ以上が強く出ている顔です。**年齢より下に見られる理由は人によって違い、縦が強い人・丸が強い人・質感が強い人は、同じ「童顔」でも、服と髪とメイクで直す場所が1か所ずつ違います。
童顔かどうかは、鏡の前で3点を見れば自分で分かります。①下まぶたからあご先までが、生え際からあご先までの半分に届くか。②目の縦が横の半分以上あるか、あご先の底が丸い弧を描くか。③昼の窓を真横にして、頬骨の下に三角の影が出るか。①が届かない・②が2か所以上丸い・③影が出ない、のどれか1つでも当たれば童顔で、当たった項目があなたの「強い1つ」です。
童顔を活かすか、大人に寄せるかは、性格や好みで決めません。**「その場で自分が何を任されたいか」で決めます。**親しみやすさを任されたい場面(初対面・接客・子どもの行事)では活かし、判断や責任を任されたい場面(提案・交渉・弔事・面談)では寄せます。寄せるときに動かすのは、強い1つの直し幅だけです。服全体の甘さを変える必要はありません。
結論の地図|童顔の3つの理由と、直す場所
| 理由 | 鏡で見る所 | 当たる人 | 服で直す場所 | 髪・メイクで直す場所 |
|---|---|---|---|---|
| 縦 | 下まぶたからあご先までの長さ | 顔の縦の半分に届かない | 首元の距離(あご先から最初の横線まで) | 前髪と眉の距離・リップの縦幅 |
| 丸 | 目の縦横比、あご先の底、頬の外側の線 | 3か所のうち2か所以上が丸い | 顔の近くの直線の数と柄の大きさ | 眉の角・毛先の位置 |
| 質感 | 窓光で頬骨の下に出る影 | 影が出ない、出ても境がない | 布の張りと、つやの置き場所 | チークの境目・髪の表面の光 |
この表は、記事全体の目次でもあります。縦・丸・質感のどれが当たったかを先に決めてから、下の見出しを読むと、自分に関係のない行を飛ばせます。3つとも当たる人も、1つも当たらないのに童顔と言われる人もいますが、その決め方は後半に書いています。
童顔は欠点ではなく、特徴の名前
童顔という言葉は、本人には「若く見られて困る」として届くことが多いですが、顔の特徴の分類としては、顔の縦横比が1に近く、線が曲線寄りで、表面が均一だという3つの傾向をまとめて呼んでいるだけです。大人顔と呼ばれる顔は、その反対の3つの傾向を持っています。どちらが良いということはなく、場面によって得をする側が入れ替わります。
童顔が得をする場面は、はっきりしています。初対面で警戒されにくい、子どもや年配の相手に話しかけやすいと思われる、同じ服を着ても柔らかく見える。損をする場面も、はっきりしています。判断を任される場に出たとき、年齢より経験が浅く見積もられる。この記事で「直す」と書くときは、損をする場面で特徴を一時的に弱める、という意味で使っています。顔そのものを変える話ではありません。
見分け方①|縦:目の下の余白が、顔の縦の半分に届くか
手鏡を正面に持ち、額の生え際からあご先までを顔の縦とします。次に、下まぶたのいちばん下の線からあご先までを測ります。指で測る人は、生え際からあご先までに指が何本入るかを数え、その半分の本数が、下まぶたからあご先までに入るかを見ます。半分に届かない人は、縦が当たりです。
縦が当たる人は、目が顔の中で下寄りにあって、目の下の面積が小さく見えます。顔の中で「子どもの比率」と呼ばれるのはこの配置で、目の下の余白が短いほど年齢より下に見られやすくなります。境目の帯の細かい読み方は、童顔は目の下の余白で決まる|下まぶたからあご先までが顔の縦の半分に届かないに書いてあります。この記事では、届くか届かないかだけを持って次に進んでください。
見分け方②|丸:目・あご先・頬の3か所のうち、2か所以上が丸いか
目を普通に開いた状態で、目頭から目尻までの横の長さと、上まぶたから下まぶたまでの縦の長さを比べます。縦が横の半分以上ある人は、目が丸い側です。次にあご先です。正面から見て、あご先の底が1つの点で尖っているか、小さく平らになっているか、丸く弧を描いているか。弧を描いている人は、輪郭が丸い側です。最後に頬の外側の線です。耳の下からあご先までの線が、途中でふくらんで内側に戻るなら丸い側、ほぼ直線で落ちるなら丸くありません。
3か所のうち2か所以上が丸い人は、丸が当たりです。1か所だけの人は当たりの手前で、次の質感の結果と合わせて判断します。丸が当たる人は、顔タイプ診断でキュートかアクティブキュートと出ることが多く、たぬき顔と呼ばれる特徴とも重なります。たぬき顔との線引きは、たぬき顔の特徴と見分け方|頬・張り出し・目の3点と童顔との違いで、頬の高い位置が小鼻より上にあるかどうかで分けています。
見分け方③|質感:窓の光で、頬骨の下に影が出るか
昼の時間に、窓を真横に置いて立ち、手鏡を正面に持ちます。窓と反対側の頬を見て、頬骨の下に、影が三角に出るかを見ます。影がはっきり出る人は、質感は当たっていません。影が出ない、または出てもぼんやりして境がない人は、質感が当たりです。補助で2か所見ます。肌の表面に光が当たったとき、一か所が強く光るのではなく全体が均一に明るいか。髪を一束つまんだとき、細くて束にしても張りが出ないか。
質感は、肌と髪が持っている柔らかさなので、体調やむくみで日によって動きます。3日続けて同じ時間に見て、2日以上影が出なかった人だけを当たりにしてください。鏡では大人に見えるのに写真では年齢より下に見られる人は、質感が当たっていることが多いです。写真の光は頬の影を飛ばしやすく、表面の均一さだけが残るからです。
3点の結果の読み方|何個当たったか
| 当たった数 | あなたの童顔 | 最初に直す場所 |
|---|---|---|
| 1個 | その1つが強い1つ | その1つの直し方へ |
| 2個 | 周りの言葉で決める(「若い」なら縦、「可愛い」なら丸、「ふわっとしている」なら質感) | 決めた1つだけ |
| 3個 | 縦を先に、丸を次に、質感は最後 | 首元の距離 |
| 0個 | 顔ではなく声・話す速さ・動きの側 | 服で直さなくてよい |
2個当たった人が迷いやすいところです。周りから言われる言葉を思い出してください。「若い」「学生みたい」なら縦、「可愛い」「丸い」なら丸、「肌がきれい」「柔らかい」なら質感が強い側です。思い出せない人は縦を先に採ります。首元は顔のすぐ下にあって効きが早く、戻しやすい場所だからです。この読み方の全体は、童顔 診断|若く見える理由を縦・丸・質感に分け、直すのは強い1つが1本の記事として扱っています。
顔タイプ診断との関係|キュート・アクティブキュート・フレッシュと重なるところ
顔タイプ診断は、顔の縦横比が子ども寄りか大人寄りか、顔の線が曲線か直線かの2軸で8タイプに分けます。童顔と重なるのは、子ども寄りの4タイプのうち、キュート・アクティブキュート・フレッシュの3つです(残りの1つはクールカジュアルで、直線が強く童顔とは呼ばれにくい)。まだ診断を受けていない人は、顔タイプ診断で自分のタイプを先に決めておくと、下の表がそのまま使えます。
| 顔タイプ | 線 | 童顔の3つのうち重なるもの | 直すとき優先する所 |
|---|---|---|---|
| キュート | 曲線・小さめ | 丸と縦 | 顔の近くの直線の数 |
| アクティブキュート | 曲線・はっきり | 丸(強い)と縦 | 柄の大きさと色数 |
| フレッシュ | 直線・さっぱり | 縦と質感 | 首元の距離と布の張り |
同じ童顔でも、キュートの人が「大人に寄せる」ために直線を足すと効きますが、フレッシュの人がそれをすると、もともと直線の顔にさらに直線が重なって硬く見えるだけで、年齢の見え方は変わりません。フレッシュの童顔は丸みから来ていないからです。各タイプの全体像は、顔タイプキュートの特徴とあるある|似合う服の選び方と大人っぽい引き算、アクティブキュートの服装と似合う服|色・素材・丈の3つで決める、フレッシュ顔タイプとは|目の横縦比2.6倍が境目に、8タイプの並びは顔タイプ診断の全体にあります。
顔タイプ診断で大人顔と出たのに童顔と言われる人
顔タイプ診断は縦と丸を物差しに入れていますが、質感は測りません。大人顔(フェミニン・ソフトエレガント・エレガント・クール)と出たのに童顔と言われる人は、残っているのが質感です。頬に影が出にくい、肌の光の返りが均一、髪が細くて柔らかい。この人が直線を足しても首元を広げても変わりません。直す場所は布の張りと、つやを置く1点だけです。
逆に、顔タイプ診断でキュートと出たのに童顔と言われない人もいます。縦が当たっていない(目の下の余白が半分を超えている)人で、丸はあっても顔の比率が大人側にあるからです。この人は「可愛い顔」と呼ばれても「童顔」とは呼ばれにくく、直す必要がある場面も少ない。大人顔と子ども顔の間にいる人の決め方は、大人顔と子ども顔の中間で扱っています。
活かすか、大人に寄せるかの決め方|「何を任されたいか」で決める
童顔の相談でいちばん多い迷いは、「活かした方がいいと言われるが、仕事では直したい」という両立です。これは矛盾ではなく、場面が違うだけです。決める基準は1つで、その場で自分が何を任されたいかです。
| 任されたいこと | 選ぶ方向 | 動かす量 |
|---|---|---|
| 親しみやすさ・話しかけやすさ(初対面の雑談・接客・子どもの行事・デート) | 活かす | 直さない、または強い1つを半分だけ |
| 判断・責任・落ち着き(提案・交渉・弔事・面談・初めての取引先) | 大人に寄せる | 強い1つを全部直す |
| どちらも(職場の普段・友人の結婚式) | 中間 | 強い1つを半分、他は触らない |
性格や好みで「私は活かす派」「私は直す派」と固定すると、場面によって服と役割が合わなくなります。活かす派の人が交渉の場で柔らかいまま出ると、提案の重さが軽く見積もられます。直す派の人が子どもの行事で硬いまま出ると、話しかけにくく見えます。切り替えるときに動かすのは、強い1つの直し幅だけで、服全体の甘さや色は変えません。そうすると、どちらの日もあなたの服に見えます。
年代別|20代・30代・40代・50代で困りごとが変わる
童顔の特徴そのものは年代であまり変わりませんが、困りごとは年代ではっきり変わります。直す場所は同じで、直す量と優先順位が変わる、と覚えてください。
| 年代 | よくある困りごと | 強く出る理由 | 直す量の目安 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 学生・新人に見られる。任されない | 縦 | 首元の距離だけで足りることが多い |
| 30代 | 経験に見合った役を任されない。年下に見られる | 縦と丸 | 首元に色の濃さを足す。柄を大きくする |
| 40代 | 若く見られるのが長所に変わりはじめる。頬の影が出て質感が動く | 丸が残り、質感が変わる | 張りで直していた人は張りを1段落とす |
| 50代 | 丸と縦はそのまま。質感が先に変わり、直す対象が移る | 縦 | 質感の直し方をやめ、縦の直し方だけ残す |
20代の童顔|学生に見られる
20代は縦の影響がいちばん大きく、首元の距離を広げるだけで見え方が変わります。あご先から服の最初の横線(襟・ネックライン・ストールの上端)までの距離を、指3本分より遠くします。ここだけで「新人に見える」はかなり減ります。他の場所を同時に直すと、顔と服の年齢が離れて不自然になるので、20代は1か所で止めてください。顔タイプがキュートならキュート顔 20代コーデ|可愛さを若さで活かす着方が、活かす側の具体です。
30代の童顔|任されない
30代になると「若く見える」が「経験が浅く見える」に意味を変えはじめます。首元の距離に加えて、顔の近くの色を1段濃くします。顔から40cm以内に、黒ではなく濃い紺・濃いグレー・深い茶のどれか1色を置くと、顔の輪郭が引き締まって見えます。柄は小さいものから中くらいへ。キュートの人はキュート顔 30代のNG服|避けたい3パターンと正解、フレッシュの人は顔タイプフレッシュ30代のNG服|フリル幅3cmが分かれ目が、30代で外す要素の数を決めています。
40代の童顔|長所に変わりはじめる
40代は、同年代の中で童顔が長所になりはじめる年代です。同時に、頬骨の下に影が出やすくなり、質感の側が変わります。それまで「質感が強い」と判定していた人は、3点の測り直しをしてください。影が出るようになっていたら、質感の直し方(布の張り)をやめて、張りを1段落とします。残っている縦と丸だけを、必要な場面で直します。キュート顔 40代の大人コーデ|可愛さに品格を重ねる、アクティブキュート顔 40代の大人スタイル|華やかさに品を重ねる、フレッシュ顔 40代の大人コーデ|知性と親しみやすさの両立が、顔タイプ別の40代の答えです。
50代の童顔|直す対象が移る
50代は、丸と縦の特徴は残ったまま、質感だけが先に変わっていきます。質感が変わると、同じ丸い目でも「若い」より「柔らかい」に見え方が寄ります。この年代は、直す対象を「質感」から「縦」へ戻します。首元の距離を保ち、布の張りは中くらいにして、つやを1点だけ置く。張りの強い布を全身に使うと、顔の柔らかさと服の硬さが離れます。キュート顔 50代の上品な装い|オフィス・お出かけ・会食が、50代の童顔が「品」に寄せる具体です。
場面別①|仕事:襟の高さと色の濃さで足す
仕事で童顔が困りごとになるのは、「任されたいこと」が判断や責任に寄る場面です。日常の職場では活かしたままで構いません。提案・交渉・初めての取引先・面談の日だけ、強い1つを全部直します。縦が強い人は襟の高さ(あご先から襟の上端までの距離)、丸が強い人は顔の近くの直線(襟の角・ジャケットのラペル)、質感が強い人は布の張りで直します。
| 場面 | 任されたいこと | 直す数 |
|---|---|---|
| 普段の職場 | どちらも | 強い1つを半分 |
| 社内の提案・会議で前に立つ | 判断 | 強い1つを全部 |
| 初めての取引先・交渉 | 責任 | 強い1つを全部+顔の近くの色を1段濃く |
| 接客・受付・来客対応 | 親しみやすさ | 直さない |
童顔の仕事服|頼りなく見られる場面は襟の高さと色の濃さで足すが、仕事の場面を1本で掘っています。
場面別②|冠婚葬祭:慶事は活かし、弔事は寄せる
結婚式は、親しみやすさを任される場なので、童顔を活かす側で構いません。ただし、丸が強い人は、顔の近くに丸い部品(丸いイヤリング・丸襟・丸い花飾り)を重ねると甘さが積み上がるので、丸い部品は1つにして、残りを直線(ストレートのネックライン・直線のバッグ)にします。
弔事は、落ち着きを任される場です。強い1つを全部直します。縦が強い人は、首元が詰まった黒の服を選ぶときに、あご先から襟までの距離が近いので、襟の形を横に長いものにして横の線を作ります。質感が強い人は、黒の布が柔らかくて光を返さないものだと表面の均一さが強く出るので、織りの出る布を選びます。黒という色は変えずに、布と線だけで寄せるのが弔事の直し方です。
場面別③|保護者会・学校行事:首元の距離で選ぶ
子どもの行事は、童顔がいちばん迷う場面です。相手の保護者には親しみやすく見えたいが、先生との面談では保護者として判断を任されたい。この2つが同じ日の同じ服で起きます。答えは、面談の有無で分けます。面談がある日は強い1つを全部直し、参観や運動会だけの日は活かすか半分で止めます。
| 行事 | 任されたいこと | 首元の距離の目安 |
|---|---|---|
| 個人面談 | 判断 | 指3本より遠く。襟は横に長く |
| 保護者会(全体) | どちらも | 指2本。半分だけ |
| 参観・運動会 | 親しみやすさ | 直さない |
童顔ママの秋の学校行事|面談・保護者会・運動会は首元の距離で選ぶが、行事ごとの服の具体です。
場面別④|デート:直さない日の決め方
デートは、親しみやすさを任される場で、童顔を活かす日です。直さなくて構いません。ただし「活かす」と「甘くする」は別です。丸が強い人が丸い部品を増やすと、特徴が強まるのではなく、情報が増えて顔が埋もれます。活かす日は、強い1つを直さないだけで、他の要素は普段と同じにします。相手との関係が進んで、落ち着きも見せたい日は、強い1つを半分だけ直します。キュート顔のデートコーデ|可愛さに上品さを添えるが、活かす日の服です。
服①|首元の距離:縦が強い人の直し方
縦が強い人の服は、首元の距離で決まります。あご先から、服の最初の横線までの距離です。襟・ネックライン・ストールの上端・ネックレスのいちばん下、どれでも「最初に目に入る横線」が基準です。この距離が近いと、顔の縦の短さがそのまま見えます。遠いと、首の長さが顔の縦に足されて、顔の比率が大人側に寄ります。
| 首元の形 | 距離 | 縦が強い人への効き |
|---|---|---|
| タートル・丸首の詰まったもの | 近い | 顔の縦がそのまま出る |
| ボートネック・横に長い襟 | 近いが横に長い | 横の線が縦の短さを分散する |
| Vネック・開いた襟 | 遠い | 顔の縦に首が足される |
| 深いUネック | 遠すぎる | 顔が浮く。鎖骨の下で止める |
秋冬は首元が詰まりやすい季節で、縦が強い人が困りやすい。童顔に似合う服|秋冬は首元の距離・柄の大きさ・布の厚みで選ぶに、重ね着での距離の作り方があります。
服②|柄の大きさと直線の数:丸が強い人の直し方
丸が強い人の服は、顔の近くに置く直線の数と、柄の大きさで決まります。顔から40cm以内(胸の上あたりまで)に、角のある形を1つ置きます。襟の角・ジャケットのラペル・直線のストールの端、どれでも1つで足ります。2つ以上置くと硬くなり、顔の丸さと服の角が離れて見えます。
柄は、小さい柄ほど丸い顔と同調して若く見え、大きい柄ほど顔を引き締めます。目安は、柄の1単位が自分の目の横幅より大きいかどうかです。目より小さい柄(小花・小さなドット)は活かす日に、目より大きい柄(大きな幾何学・太いストライプ)は寄せる日に。中くらいの柄は、どちらにも使える安全な帯です。
服③|布の厚みと張り:質感が強い人の直し方
質感が強い人の服は、布の張りで決まります。柔らかく均一に落ちる布(薄いニット・とろみの布)は、肌と髪の柔らかさと同調して表面の均一さを強めます。張りのある布(織りの出るウール・パリッとしたコットン・厚みのあるツイル)は、顔の表面と対比を作って、輪郭を引き締めます。
ただし全身を張りのある布にすると、服だけが硬く見えます。張りは上半身の1か所(ジャケット・シャツ・コートのどれか)に置き、つやを1点だけ足します(ネックレスの金属・バッグの金具・靴のつや、どれか1つ)。コートは秋冬の質感を決めるいちばん大きな面です。童顔に似合うコート|襟の大きさと生地の張りに、襟の大きさと張りと丈の決め方があります。
髪型|前髪と眉の距離、長さ、毛先の位置
髪型で童顔に効くのは、前髪と眉の距離です。前髪の毛先と眉の間が1cm以内だと、顔の縦が前髪で区切られて短く見え、丸みが出ます。3cm以上あけると、額が縦の線として見えて、顔の比率が大人側に寄ります。縦が強い人は、この距離を広げるだけで変わります。
| 直したい理由 | 前髪 | 長さ | 毛先 |
|---|---|---|---|
| 縦 | 眉から3cm以上あける。流す・分ける | あごより下 | 顔の輪郭より外に出さない |
| 丸 | 斜めに流して角を作る | ボブなら前下がり | 毛先は内に入れず、まっすぐ落とす |
| 質感 | 表面に光の筋を1本 | 問わない | 束感を出して均一さを崩す |
童顔と言われる人の髪型は、前髪の毛先と眉の距離で見え方が変わるが、1cmと3cmの境目を扱う1本です。顔タイプ別の髪型は、顔タイプキュートに似合う髪型|基準は丸みのあるボブ、アクティブキュートの髪型|ロング・ボブ・ショート別の似合わせ、顔タイプフレッシュの髪型にあります。活かす日はこれらの「似合う」をそのまま使い、寄せる日だけ上の表で距離と毛先を動かしてください。
メイク|眉・リップ・チークのどれを動かすか
メイクも、3つの理由のうち1つにだけ効きます。眉は丸に、リップは縦に、チークは質感に効きます。全部を同時に大人側へ動かすと、顔の特徴と化粧の方向が合わずに、化粧だけが浮きます。
| 直したい理由 | 動かす所 | 活かす日 | 寄せる日 |
|---|---|---|---|
| 丸 | 眉 | 眉山をなだらかに | 眉山に角を1つ。眉尻を眉頭より下げない |
| 縦 | リップ | 上下の縦幅を活かしてふっくら | 輪郭を取って横幅を強調。縦は足さない |
| 質感 | チーク | 頬の高い所に丸く | 頬骨の下に斜めに。境目をぼかしすぎない |
顔タイプ別のメイクの土台は、顔タイプ キュート メイク|キュート顔に似合う色・質感とNG、アクティブキュートのメイク|血色と光を集める3か所、顔タイプフレッシュのメイク|似合う色・質感とNGメイクに書いてあります。これらは「活かす日」の答えなので、寄せる日は上の表で1か所だけ動かしてください。
アクセサリー|顔の近くに置く形と光
アクセサリーは、顔から近い順に、イヤリング・ネックレス・眼鏡の3つが童顔の見え方を動かします。丸が強い人は、丸い部品を1つまでにして、残りを直線か角のある形にします。縦が強い人は、ネックレスの長さで首元の距離を作ります。鎖骨の下で止まる長さが、顔の縦に首を足す帯です。質感が強い人は、金属の光を1点だけ置きます。つやが2点以上あると、肌の均一さとの対比が散ります。
眼鏡は、顔の中にもう1つ線を足す道具です。丸が強い人が丸い眼鏡を選ぶと丸が重なり、角のある眼鏡を選ぶと直線が1つ足されます。フレッシュの人の眼鏡の決め方は、顔タイプフレッシュの眼鏡|似合う形ではなく、5つの比で成立するかを決めるが5つの比で扱っています。
骨格との掛け合わせ|骨格ストレート・ウェーブ・ナチュラル
童顔は顔の話で、骨格は体の話です。2つが別々の方向を向くことがあります。たとえば童顔で骨格ストレートの人は、顔は柔らかいのに体は厚みと張りがあります。この人が顔に合わせて柔らかい布を選ぶと体が膨らみ、体に合わせて張りのある布を選ぶと顔と離れます。答えは、張りは体側(骨格)で決め、首元の距離と柄は顔側(童顔)で決めることです。まだ骨格を知らない人は、骨格診断で先に確かめてください。
| 骨格 | 体が求めるもの | 童顔と合わせるときの決め方 |
|---|---|---|
| ストレート | 張りのある布・Iライン・首元を開ける | 布の張りは体で決め、首元を開けるのは縦の直し方と一致する |
| ウェーブ | 柔らかい布・上半身に重心・首元を詰める | 首元を詰めると縦が強く出る。横に長い襟で距離を作る |
| ナチュラル | 厚みと落ち感・ゆとり・大きめ | ゆとりが丸と同調しやすい。直線を1つ、袖か襟に |
顔タイプ別の骨格との掛け合わせは、キュートタイプ服装の選び方|骨格3タイプ別の実践比較とアクティブキュートファッションの選び方|骨格3タイプ別の実践比較にあります。
パーソナルカラーとの掛け合わせ|色の濃さは年齢に、色の明るさは質感に効く
パーソナルカラーは「似合う色の系統」を決めますが、童顔に効くのは系統ではなく、色の濃さと明るさです。同じブルベ夏でも、淡い色と深い色では年齢の見え方が変わります。顔から40cm以内の色を、自分の系統の中で1段濃くすると大人に寄り、1段淡くすると活かす側に寄ります。系統から外れる必要はありません。パーソナルカラーをまだ知らない人は、パーソナルカラー診断で系統を決めてから、この表を使ってください。
| 直したい理由 | 動かす色の性質 | 具体 |
|---|---|---|
| 縦 | 顔の近くの色の濃さ | 系統の中で1段濃い色を、首元の最初の横線に |
| 丸 | 色数 | 顔から40cm以内を2色までに |
| 質感 | 色の明るさと光 | 淡い色で均一にせず、濃淡の差を1つ作る |
ブルベ夏×骨格×顔タイプの三つ掛けの例は、ブルベ夏×骨格ストレート×顔タイプアクティブキュート|元気さを出すと子ども側へ振れる、その境目を数で置くにあります。三つ掛けで迷ったときの優先順位は、張りは骨格、首元と柄は童顔、濃さはパーソナルカラーの範囲内で、と分けると答えが1つに決まります。
3つとも当たる人の順番|縦→丸→質感
3つとも当たった人が、全部を同時に直すと、若さを消しすぎて顔と服が別の年齢に見えます。順番を決めてください。まず縦だけを直します。首元の距離は顔のすぐ下にあって、いちばん効きが早く、戻しやすい場所です。1週間ほど縦だけで過ごして、まだ任されたいことが任されない場面が残っていたら、丸を足します。質感は最後です。質感は肌と髪が持っている柔らかさなので、服で全部打ち消すと服だけが硬く見えます。
1つも当たらないのに童顔と言われる人
3点のどれも当たらないのに童顔と言われる人は、顔ではなく、声の高さ・話す速さ・動きの大きさが理由であることが多いです。この場合、服で直しても見え方は変わりません。直すなら、話し始めの1文をゆっくりにする、相づちの回数を減らす、動きを小さくする、のどれか1つです。服は、あなたの顔に合うものをそのまま着てください。
鏡と写真で結果が割れる人
鏡では大人に見えるのに写真で年齢より下に見られる人は、質感が強い人です。写真の光は頬の影を飛ばし、表面の均一さだけが残ります。写る日だけ質感の直し方(布の張りとつやの1点)を使い、日常では直さなくて構いません。逆に、写真では大人に見えて鏡で童顔に見える人は、縦が強い人です。鏡では視線が下から入って目の下の余白が短く見えています。この人は、鏡で見た自分より、写真の自分を信じて構いません。
たぬき顔・かわいい顔と童顔の線引き
童顔と近い言葉に、たぬき顔とかわいい顔があります。たぬき顔は、頬のいちばん高い位置が小鼻より上にあって、目が丸い顔の呼び方で、丸の中でも「頬の位置」に重心があります。童顔は縦・丸・質感の3つのどれかで、頬の位置は条件に入っていません。たぬき顔で童顔の人も、たぬき顔で童顔ではない人もいます。かわいい顔は、丸の数で決まる呼び方で、縦と質感は条件に入っていません。3つの言葉は重なりますが、同じではなく、直す場所も違います。
季節で変わるのは「首元」と「布の厚み」の2つだけ
季節で童顔の直し方が変わる、と感じる人が多いですが、変わるのは首元の距離と布の厚みの2つだけです。春夏は首元が自然に開き、布が薄いので、縦と質感は困りにくく、丸だけが残ります。秋冬は首元が詰まり、布が厚くて柔らかいものが増えるので、縦と質感が強く出ます。秋冬に「急に若く見られるようになった」と感じる人は、顔が変わったのではなく、首元と布が変わっただけです。秋冬の服は童顔に似合う服|秋冬と童顔に似合うコートの2本で、首元と厚みを別々に扱っています。
迷ったときの決め方|今日の服を1分で決める手順
- 今日、自分が何を任されたいかを1語で決める(親しみやすさ/判断/どちらも)
- 「親しみやすさ」なら、何も直さない。普段の服でよい
- 「判断」なら、強い1つを全部直す。縦なら首元の距離、丸なら顔の近くの直線1つ、質感なら上半身の張り1か所とつや1点
- 「どちらも」なら、強い1つを半分だけ。首元なら指2本、直線なら襟の角だけ、張りなら上着だけ
- 他の要素(色の系統・服の甘さ・髪型の基本)は、どの日も変えない
この手順で決めると、活かす日も寄せる日も、同じ人の服に見えます。切り替えているのは強い1つの幅だけだからです。
どの記事から読むか|この記事からの道案内
| 知りたいこと | 読む記事 |
|---|---|
| 縦の境目を細かく測りたい | 童顔は目の下の余白で決まる |
| 3つの理由を1本で診断したい | 童顔 診断|縦・丸・質感 |
| 秋冬の服の選び方 | 童顔に似合う服|秋冬 |
| コートの襟と張り | 童顔に似合うコート |
| 仕事の場面 | 童顔の仕事服 |
| 子どもの行事 | 童顔ママの秋の学校行事 |
| たぬき顔との違い | たぬき顔の特徴と見分け方 |
| 髪型の前髪と眉の距離 | 童顔と言われる人の髪型 |
| 顔タイプがキュート | 顔タイプキュートの特徴 |
| 顔タイプがアクティブキュート | アクティブキュートの服装 |
| 顔タイプがフレッシュ | フレッシュ顔タイプ |
童顔は、直すべきものではなく、場面で使い分けられる特徴です。この記事で自分の強い1つを決めたら、上の表から1本だけ選んで、今日の服を決めてください。
よくある問い
- Q. 童顔かどうか、自分では分かりません。何を見ればいいですか
- 鏡を正面に持って3か所を見ます。1つ目は、下まぶたからあご先までの長さが、生え際からあご先までの半分に届くかどうか。届かなければ「縦」が当たりです。2つ目は、目の縦が横の半分以上あるか、あご先の底が丸い弧を描いているか。2か所以上が丸ければ「丸」が当たりです。3つ目は、昼の窓を真横にして、頬骨の下に三角の影が出るかどうか。影が出なければ「質感」が当たりです。1つでも当たれば、年齢より下に見られる理由をあなたの顔が持っているということで、それが童顔です。3つのうちどれが当たったかが、服や髪で直す場所を決めます。
- Q. 童顔を活かすべきか、大人に見せるべきか、どちらが正解ですか
- どちらも正解で、場面で切り替えるものです。決め方は1つで、「その場で自分が何を任されたいか」です。親しみやすさや話しかけやすさを任されたい場面(初対面の雑談・接客・子どもの行事)では活かし、判断や責任を任されたい場面(提案・交渉・弔事・面談)では大人に寄せます。性格や好みで固定すると、場面によって服と役割が合わなくなります。切り替えるときに動かすのは、強い1つの直し幅だけで、服全体の甘さを変えないのがコツです。
- Q. 顔タイプ診断ではキュートではなくフレッシュと出ました。それでも童顔ですか
- 童顔です。顔タイプ診断は、顔の線が直線か曲線か、顔の縦横比が子ども寄りか大人寄りかを見ます。キュートは曲線で子ども寄り、アクティブキュートは曲線が強くて子ども寄り、フレッシュは直線で子ども寄りです。童顔の3つの理由でいえば、キュートとアクティブキュートは「丸」と「縦」が重なりやすく、フレッシュは「縦」と「質感」が重なりやすい。つまりフレッシュの人の童顔は、丸みではなく、目の下の余白と肌の均一さから来ています。直す場所は直線を足すことではなく、首元の距離と布の張りです。
- Q. 40代になっても童顔と言われます。20代と同じ直し方でいいですか
- 直す場所は同じで、直す量が変わります。20代の童顔は「学生に見える」が困りごとで、首元の距離を広げるだけで足りることが多い。30代は「任されない」が困りごとに変わり、首元に加えて色の濃さを足します。40代は「若く見られる」が長所に変わりはじめる一方で、質感の側が動いて影が出やすくなるので、布の張りで直していた人は張りを1段落とします。50代は丸と縦がそのまま残り、質感だけが先に変わるので、直す対象が「質感」から「縦」へ移ります。年代ごとの詳しい切り替えは、本文の年代別の表に書いています。
— メグラシ編集部





