たぬき顔の特徴と童顔との違い|頬の高さと目の下の余白は、別々の場所を測っている

たぬき顔だねと言われた日と、童顔だねと言われた日が、どちらもある。どちらも悪い意味ではないと分かっていても、服や髪を選ぶ段になると困ります。参考にする説明が、それぞれ別のことを勧めてくるからです。
二つが同時に言われるのは、矛盾ではありません。測っている場所が違うからです。
たぬき顔が見ているのは、顔の横幅の上のほう。具体的には、頬のいちばん高い位置がどこにあるか。童顔が見ているのは、顔の縦の下のほう。目の下からあご先までにどれだけ余白があるか。
離れた二か所なので、両方に当てはまる方も、片方だけの方もいます。
結論:別々に測って、余白のほうから先に動かす
服や髪を決めるときの順番は決まっています。
- 頬のいちばん高い位置を確かめる
- 目の下からあご先までの余白を確かめる
- 余白のほうから先に動かす
- そのあとで頬の見え方を整える
三と四を逆にすると打ち手がぶつかります。頬の位置に合わせて髪を顔まわりに落とすと、その毛が余白を覆ってしまうことがあるためです。
たぬき顔の特徴|三つを、この順番で見る
たぬき顔と呼ばれるかどうかを決めているのは、実は目の丸さではありません。順番があります。
一番目は、頬のいちばん高い位置です。 正面を向いて鏡に映り、頬に光が当たって明るく見える場所を探します。そこが頬の最高点です。小鼻の上端に指を横に当てて、最高点がその線より上にあれば、たぬき顔と呼ばれる側に入ります。
二番目は、その張り出しがどちらに出ているかです。横を向いて頬に指を当て、前に出ているか、横に広がっているか。前に出ているほうが、丸みとして読まれます。
三番目が、ようやく目の丸さです。目の横幅を縦幅で割って、三倍より小さければ丸い側。
一番目だけが当てはまっていれば、たぬき顔側と言われる理由は説明がつきます。逆に、三番目だけが当てはまっていて一番目が外れている方は、そう呼ばれにくい傾向があります。
童顔の特徴|見ているのは一か所だけ
童顔のほうは、測る場所が一つです。
下まぶたのふちからあご先までの長さを測り、それを生え際からあご先までの長さで割ります。指の幅で数えて構いません。
割った数が半分に届かなければ、童顔と呼ばれる側。半分を超えていれば、そう呼ばれにくい側です。顔の縦のうち、目より下がどれだけ短いかを見ているということになります。
ここに頬は関係していません。頬がどれだけ高くても、目の下からあご先までが長ければ、童顔とは呼ばれにくくなります。
4つの組み合わせ
二つを測ると、組み合わせは四つに分かれます。
| 頬の最高点 | 目の下の余白 | 言われ方の傾向 |
|---|---|---|
| 小鼻より上 | 半分に届かない | 両方言われる。年齢を問わず若く見られやすい |
| 小鼻より上 | 半分を超える | たぬき顔とは言われるが、童顔とは言われにくい |
| 小鼻より下 | 半分に届かない | 童顔とは言われるが、たぬき顔とは言われにくい |
| 小鼻より下 | 半分を超える | どちらもあまり言われない |
一つめの組み合わせは珍しくありません。両方言われる方はここに入っています。
両方に出たとき、どこから動かすか
両方に当てはまる場合、打ち手は余白から入ります。
理由は、動かせる幅の違いです。頬の最高点の位置そのものは、骨の形で決まっていて動きません。動くのは見え方だけで、光の当たり方や髪の落ち方で多少変わる程度です。
一方、目の下からあご先までの余白は、見える長さが服と髪でかなり動きます。前髪の幅を広く取れば顔の縦全体が短く見え、余白の比率は変わらないのに童顔側へ強く寄ります。襟ぐりを深くすれば、あご先から下に距離ができて、顔の縦が相対的に長く見えます。
つまり、寄せたい方向がある日は、余白のほうを先に動かすほうが効きます。
寄せたい方向ごとの手順
もう少し落ち着いて見せたい日。 前髪の幅を狭くするか、横に流します。額が見える面積が増えると、顔の縦が長く読まれます。襟ぐりは、あご先から十センチ以上下で開くものを選びます。ここまでやってから、頬のほうは光が当たる面積を減らす向きに整えます。
丸みを生かしたい日。 逆です。前髪の幅を広く取り、顔まわりに毛を落とします。襟ぐりは、あご先に近い高さで丸く受ける形にすると、頬の張り出しと同じ向きの線が増えます。
どちらでもない日。 余白も頬もそのままにして、線の数だけ揃えます。顔まわりに曲線が三本以上あると丸みの側へ、直線が三本以上あると落ち着いた側へ寄ります。
測った結果と、言われ方が食い違うとき
これが最も多い相談です。三つに分けて考えます。
測ると当てはまるのに、言われない。 顔まわりに置いている線が、測定と逆向きになっている可能性があります。直線の多い髪型、角ばった襟ぐり、直線的な小物。これらが三つ以上重なると、顔の測定値より置いた線のほうが先に読まれます。
言われるのに、測ると当てはまらない。 同じ理由の逆向きです。曲線の多い髪型と丸い襟ぐりが重なっていれば、顔の測定値がどちらであっても丸みの側に読まれます。この場合、効いているのは顔ではなく服と髪のほうなので、変えたければそちらを動かせば変わります。
日によって言われ方が変わる。 これはむしろ健全です。顔は一日で変わりませんが、置く線は毎日変わります。言われ方が動くということは、服と髪が効いているということで、選べる幅があるということでもあります。
よくある行き違い
「たぬき顔は目が丸い顔」という説明が広く出回っていますが、順番としては三番目です。 目だけを見て判定すると、頬の位置が低い方を取り違えます。最初に見るのは頬のほうです。
「童顔は若く見えるから得」という言い方もよく届きますが、測っているのは余白の長さであって、年齢とは別の話です。同じ余白の長さの方が、髪や服によってまったく違う印象で読まれます。
「たぬき顔もきつね顔も、生まれつきだから変えられない」という声もあります。骨の形は変わりませんが、そう呼ばれるかどうかは置いている線で動きます。どちらに見せたいかを選ぶ余地は、思っているより広く残っています。
季節で、余白の見え方が動く
顔の測定値は季節で変わりませんが、見え方のほうは動きます。動かしているのは、首から上に何を置いているかです。
薄い一枚で過ごす季節は、襟ぐりとあご先のあいだに何もありません。余白はそのままの長さで読まれます。
重ねる季節になると、ここに布が入ります。首に近い高さで受ける形のものを重ねると、あご先から下の距離が短くなり、顔の縦が相対的に短く読まれます。つまり、同じ顔でも童顔側へ一段寄ります。
寄せたくない日は、首元で受ける位置を下げるか、縦に長く垂らせるものを一本足してください。あご先から下に縦の距離が戻ります。逆に丸みを生かしたい日は、首に近い高さで受けるほうが、その日の印象はまとまります。
どちらが正しいということはありません。同じ一枚が、寄せたい方向によって使い分けられるということです。
どちらとも取れるとき
頬の最高点が、小鼻の上端とほぼ同じ高さだった場合。 境目です。このときは、横を向いて張り出しが前に出ているかどうかで決めてください。前に出ていれば丸みの側として扱って構いません。
余白の比率が、半分のすぐ手前か、すぐ上だった場合。ここも境目です。写真を二枚、別の日に撮って測り直してください。撮る角度でこの数値は動きます。あごを少し引いた写真では、余白は短く出ます。
測るたびに結果が変わる場合。見る条件を揃えてください。正面から、目の高さで、あごを引かず、髪を顔まわりから外す。この四つを守れば、ほとんどの場合そろいます。
装いに活かすなら
二つを別々に測っておくと、朝の判断がひとつ減ります。落ち着いて見せたい日は前髪と襟ぐり、丸みを生かしたい日も前髪と襟ぐり。動かす場所は同じで、向きだけが変わります。
大切なのは、どちらかを直すべきものとして扱わないことです。頬が高いことも、目の下の余白が短いことも、それ自体が持ち味です。この記事は、その日どちらに寄せたいかを選ぶための材料として使ってください。
顧客プロフィールと在庫情報を踏まえて選定する形のサービスでも、伝えるのは「頬が高い」「童顔と言われる」ではなく、どちらに寄せたい日が多いかのほうです。そのほうが、届いた一枚と手持ちの組み合わせが決まりやすくなります。
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よくある問い
- Q. たぬき顔と童顔は同じ意味ですか
- 別の場所を見ています。たぬき顔は、正面から見たときに頬のいちばん高い位置が小鼻の上端より上にあるかどうかで呼ばれます。童顔は、下まぶたのふちからあご先までの長さが、顔全体の縦の長さの半分に届いているかどうかで呼ばれます。前者は顔の横幅の上のほう、後者は顔の縦の下のほうです。測る場所が離れているので、片方だけ出る方も、両方出る方もいます。
- Q. たぬき顔の特徴として、目が丸いことはどのくらい効いていますか
- 効いていますが、順番としては三番目です。まず頬のいちばん高い位置、次にその張り出しが前に出ているか横に出ているか、そのあとで目の丸さが来ます。目だけが丸くて頬の位置が低い方は、たぬき顔とは呼ばれにくい傾向があります。逆に、目がそれほど丸くなくても頬の位置が高い方は、そう呼ばれることが多くなります。順番を入れ替えると判定が合いにくくなります。
- Q. 両方に当てはまる場合、服や髪はどちらに合わせればいいですか
- 先に動かすのは余白のほうです。頬の高さは光の当たり方で見え方が変わりますが、動かせる幅はそれほど広くありません。目の下からあご先までの余白は、前髪の幅や襟ぐりの深さで見え方が大きく動きます。余白のほうを先に決めて、そのあとで頬の見え方を整えると、二つの打ち手がぶつかりません。逆の順番だと、頬に合わせた髪型が余白を埋めてしまうことがあります。
- Q. そう言われるのに、測ると当てはまりません
- 顔そのものではなく、その日の姿に置いている線の数が効いている場合があります。曲線が多い髪型、丸い襟ぐり、丸みのある小物が重なると、顔の測定値とは別に印象がそちらへ寄ります。確かめ方は、直線の多い一日と曲線の多い一日を作って、言われ方が変わるかを見ることです。変わるなら、効いているのは顔ではなく置いた線のほうです。
— メグラシ編集部




